池袋晶葉「逆柱の女」 (25)


モバマスSSです。
 


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~事務所~


高垣楓「ふふ~♪」ナデナデ

池袋晶葉「・・・」

楓「えへへ~♪」ムギュー

晶葉「・・・///」



神谷奈緒「なんかこう、されるがままの晶葉ってのは新鮮だな」

渋谷凛「そうだね」

本田未央「うんうん!」

晶葉「いや・・・ど、どうすればいいんだ私は///」


奈緒(可愛い)

凛(可愛い)

未央(可愛い)

 



~数分前~


未央「みくにゃんは猫」

奈緒「ん?・・・ああ」

未央「菜々さんはウサギ」

凛「う、うん」

未央「で、しぶりんは犬なのは確定として・・・」

凛「え?・・・うん、まあ異論はないけど」

未央「かみやんは動物に例えると何になるんだろうね?」

奈緒「アタシかっ!?」

未央「ツンデレなところは猫っぽいけど」

奈緒「なっ!ツ、ツンデレじゃねーし!!」

凛「プロデューサーに褒めてもらってるときは絶対犬だよ」

未央「あぁ~わかる~。澄ました顔してるけど千切れんばかりに尻尾振ってるパターンだね」

凛「あ、でも加蓮なら『構ってあげないと寂しくて死んじゃうからウサギかな?』って言うかも」

奈緒「いやいや、ないから。そもそもウサギが寂しさで死ぬとか迷信だし」

未央「う~ん、どれも甲乙つけがたいね」

凛「そうだね。みくみたいな子や動物を飼ってる人はイメージしやすいけど」

未央「いざそれ以外の人を動物に例えるとわりと難しいよね~」

 



未央「じゃあ例えやすいところから攻略開始だ~!」

奈緒「今日のテーマはそれか」

未央「まずはそこでグースカ寝てる杏ちゃんは・・・」

凛・奈緒『ナマケモノ』

未央「ですよね~満場一致で可決されました」

奈緒「本人もまず否定しないだろうしな」

奈緒「他にわかりやすいのといえば・・・」

未央「たくみんはライオン、志乃さんは女豹」

奈緒「志希とフレデリカは間違いなく猫だな」

未央「それと茜ちんは猪かな?」

奈緒「文字通りの猪突猛進か」

凛「さすがにそれはちょっと失礼じゃない?・・・まあわかるけど」

奈緒「小さいから猪よりはうり坊って感じじゃないか?いや結局猪だけどさ」

凛「それならセーフかな」

未央「うり坊?」

奈緒「猪の子供をそう呼ぶんだよ」

未央「へぇ~・・・うわなにこれ!?画像検索してみたらすっごい可愛い!」

 



凛「美優さんは仕事で虎の衣裳着てたことあったよね?」

奈緒「う~ん、あれはやらされてる感があるから動物に例えるってのとは違うだろ」

未央「早苗さんは何か動物モチーフの仕事したことあったっけ?」

凛「え~っと、どうだったかな?どっちにしろ襲う側の動物ってイメージなのは間違いないと思う」

奈緒「凛・・・お前も中々失礼だぞ」

奈緒「それにしても例えやすい組の肉食獣率高いな」

未央「とりあえずパッと思いつくのはこれくらいかな?」

奈緒「それじゃあ判断が難しいところも攻めてみるか」

未央「まずは・・・幸子ちゃんはどうだろう?」

奈緒「アタシは幸子は猫だと思うな」

奈緒「高級猫缶のCMに出てきそうなフッサフサの種類で、自分が可愛いってのを自覚してそうなヤツ」

奈緒「あとたまにフギャー!って鳴くし」

凛「そう?私はやっぱり犬だと思うよ?」

凛「ドヤ顔で胸張ってる時は、芸を上手に出来たときの小型犬に通じるものがあるし」

未央「もっと褒めてもいいんだよー・・・褒めろーって感じの?」

奈緒「なぜにこずえ?」

凛「そして最終的に自分から撫でられに行くスタイル・・・嫌いじゃないよ」

未央「う~ん、どっちの主張もなかなかの説得力だね」

奈緒「平行線になりそうだからとりあえず結論は保留で次いくか」

 



未央「お次は、だ・れ・に・し・よ・う・か・な・・・文香さんは?」

奈緒「これまた難題だ」

奈緒「犬か猫かで言えば・・・犬寄りだとは思うけど・・・」

凛「・・・・・・フクロウは・・・どうかな・・・?」

未央「うん?う~~ん・・・フクロウ?」

未央「鷺なのにフクロウとはこれいかに?」

凛「ほら、静かにじっとしてるのが様になるっていうか」

奈緒「まあ言わんとしてることはわかるよ」

奈緒「そういえば何かの神話でフクロウは知恵の女神の遣いだから知恵の象徴として扱われてるってのを聞いたことがあるな」

未央「知恵の象徴か~そう言われると案外ハマッてるかも?」

凛「博識そうだもんね」

奈緒「そういう逸話も加味するとフクロウもアリっちゃアリか」

未央「あ、でもでも、フクロウは夜行性で意外と獰猛だってテレビで見たことあるよ」

未央「夜になるとバッサー!って翼広げてネズミとか捕まえるんだってさ」

未央「分類名もなんか強そうな感じだったよね」

奈緒「ああ、なんだっけな・・・もう、もう・・・もうきん類だ」

未央「あ~それそれ!」

凛「もうきん・・・漢字で書ける?」

奈緒「無理」

奈緒「う~ん生態まで考えるとやっぱフクロウはナシの方向だな」

凛「そうだね・・・さすがにそこまで深く考えてなかったよ」

 



未央「でも・・・夜は獰猛な文香さんって・・・ちょっと見たくない?」

凛「・・・」

奈緒「・・・」

未央「・・・」


(各自妄想中)


凛「す、凄いかも///」

奈緒「は、破壊力ヤバいな///」

未央「ギャップ萌えコンテストでトップを狙える逸材だね!」

凛「え?この感情も萌えに分類されるの?」

奈緒「こ、これ以上は私たちにはまだ早い!次行くぞ次!」

凛「えっと、もうきん類と言えばタカやワシもそうだよね?」

奈緒「あぁ、含まれてる含まれてる」

未央「眼光鋭い空のハンターだね!」

奈緒「誰かそういう感じなのに該当する人は・・・」

未央「真奈美さん?」

奈緒「異議なし」

凛「うん、イメージ通りかな」

奈緒「留美さんもキリッとした雰囲気だからもうきん類が合いそうじゃないか?」

未央「でも猫が絡むと・・・?」

奈緒「あぁ~・・・あのデレッデレの顔はもうきん類とは言えないな」

凛「じゃあ白鳥はどうかな?」

凛「優雅さも兼ね備えてて、水面下の努力も惜しまない」

奈緒「お、悪くないんじゃないか?」

未央「ふむふむ、じゃあそれで!お次は・・・」

 



未央「もうきん類・・・うきん類・・・きん類、菌類!キノコ!!」

未央「輝子ちゃんはどうだろう?」

奈緒「なぜそっちに行ったし」

奈緒「ってか輝子はもう自他共に認めるキノコだろ」

凛「そこを敢えて他の物に例えるならってことだね」

未央「食虫植物なんてどうでしょう?」

未央「可愛い花だな~と思って近付いたら、いきなり豹変してバクッ!って感じで」

奈緒「あの唐突なメタルモードチェンジか。アリだな」

凛「いずれにせよ脊椎動物ではないんだね」

未央「つ・ぎ・は~・・・ある意味、輝子ちゃんと近しいものがある蘭子ちゃん!」

奈緒「蘭子か~本人の意向を汲むなら吸血コウモリみたいなダークな雰囲気の動物だな」

未央「そうそう、闇の眷属?的な?」

凛「うん、それはわかるな・・・わかるんだけど・・・」

凛「蘭子の中身を知っちゃった今だと、いくら本人が荘厳な言葉遣いでそういう雰囲気を醸し出しても」

凛「最終的には可愛いって思っちゃうんだよね」

未央「なんだかんだで魔王の皮を被った天使だもんね」

未央「うん?魔王で天使で可愛い・・・黒くて白くて可愛い・・・」

未央「・・・・・・パンダ?」

凛「えぇ~、さすがにそれは違う気がするな」

奈緒「・・・」プルプル

 



未央「さすがにパンダはナシか~・・・ん?」

奈緒「・・・・・・」プルプル

未央「どうしたかみやん!何かツボったかな!?」

奈緒「あのさ、パンダと一緒に無邪気に遊んでる蘭子を想像したらさ」

奈緒「・・・すんごい萌えた」

凛「奈緒が萌えるって表現を使うの、何気にすごい高評価だよ?」

未央「さすが天使だね!あ、もう結論これでいいよね?」

奈緒「異議なし、蘭子は天使」

凛「同じく」

未央「はい続きまして~年少組の子は?」

凛「雪美は猫だよね」

奈緒「そこは確定だな」

未央「他の子は・・・自由奔放、天真爛漫なところは猫っぽいと言えるし」

凛「プロデューサーの言うことを素直に聞いてすくすく育ってるところは犬っぽいとも言えるね」

未央「うん、まだ何色にも染まってないってところかな?」

未央「小さい子を型に嵌めてあーだこーだ言うのは不粋かもしれないね」

凛「うん、そうかもね・・・何色にも染まってない・・・か」

奈緒「凛・・・お前、蒼色に染めてやろうとか考えてないよな?」

凛「・・・・・・ないよ?」

奈緒「間」

奈緒「・・・あぁ、その点、仁奈ってすげーよな」

奈緒「あの歳で何にでもなれるし、何になっても違和感ないし」

凛「そういえば晶葉に聞いたけど・・・奈緒、こないだ仁奈のモノマネしたらしいね?」

奈緒「・・・・・・してないぞ?」

凛「間」

 



未央「え~なにそれ見たい!」

奈緒「だから、してないぞ?」

奈緒「・・・あ、あれだ!何にでもなれると言えば光もそうだよな!?」

凛「ふ~ん、まあいいけど・・・次は光か」

奈緒「ほら、特撮とかであるだろ!?いろんな動物の力を使って戦うヤツ!」

凛「う~ん・・・特撮は見ないからよくわかんないんだけど」

未央「フォームチェンジ!なんとかパワー発動!って感じのヒーローかな?」

奈緒「そうそう、そういう系」

未央「うん、CMで見たことある気がするね」

凛「そういえば光が担当プロデューサーとそんな話してるのを聞いた気もする」

未央「クマさんフォームで攻撃力マシマシ!」ガオー!

奈緒「ラビットフォームでジャンプ力抜群!」ピョン!

凛「オオカミフォームでスピードアップ・・・とか?」

未央「カメさんフォームで防御もバッチリ!」ガチッ!

奈緒「イーグルフォームで空も飛べるぞ!」バサッ!

凛「えっと・・・警察犬フォームで逃げた悪者を捕まえる?」

奈緒「凛、犬推しすぎだろ」

凛「だって、そんなのパッと思い付かないよ」

 



未央「まあ仁奈ちゃんと光ちゃんはなんでもオッケーってことで」

未央「ところでさ・・・」

凛「う、うん・・・」

奈緒「あ、あぁ・・・」


未央「・・・」チラッ

奈緒「・・・」チラッ

凛「・・・」チラッ



楓「・・・」キラキラ



奈緒(楓さん、めっちゃこっち見てるよな)

未央(あれは『私は何に例えられるんでしょうか?楽しみです♪』って顔だね)

凛(だよね、ここは話題に挙げてあげるべきなのかな?)

奈緒(いやでも本人を前にしてこういう話するのってハードル高いだろ!?)

未央(大丈夫!楓さんなら多少失礼なこと言っても笑って許してくれるよ!)

凛(うん、じゃあ奈緒、よろしく)

奈緒(ここでアタシに丸投げかよ!?)

奈緒(うーん、まあ行ってみるか)

※ここまでアイコンタクト


奈緒「じゃあ次は楓さ・・・」

楓「~~♪」パアァ

晶葉「談笑中にすまない」

奈緒「お、晶葉か。どうしたんだ?」

楓「・・・」シュン

晶葉「助手を見なかったか?」

奈緒「いや、見てないな」

奈緒「あ、そういやうちのPさんがプロデューサー同士で情報交換会やるって言ってたな」

奈緒「たぶんそれに参加してるんじゃないか?」

晶葉「そうか」

 



未央「何かあったの?」

晶葉「いや、大した用事ではないので構わないさ。あとで電話しておくとしよう」

奈緒「あ、そうだ!晶葉ぁ!あのコト人に喋っただろ!?」

晶葉「あのコト?一体なんのことだ?」

奈緒「ほら、あれだよアレ・・・」

晶葉「あぁ、仁奈のモノマネの件か?」

奈緒「ばっ、それだけどもっ!?」

凛「なんだ、やっぱりしたんじゃない」ニヤニヤ

奈緒「あ~もう!あれは忘れるって約束だっただろ!」

晶葉「いやすまない。つい口が滑ってしまってな」

未央「あ~見たかったな~」

凛「じゃあカメラに向かって3、2、1、キュー」

奈緒「・・・いや、やらないからな!?」

奈緒(ぬぅ~・・・なにか仕返ししてやらないと気が済まないぞ!)

奈緒「そうだ!今いろんな人を動物に例えたらって話をしてたんだけどさ・・・」


奈緒「晶葉は楓さんを動物に例えるとなんだと思う?」

未央(そっちに投げたかー!)

晶葉「ふむ・・・高垣女史か・・・」

楓「~~♪」パアァ

 



晶葉「う~む・・・可愛らしさと美しさを兼ね備えた容姿」

晶葉「ボブカットによるふんわりした輪郭」

晶葉「そして・・・神秘性と茶目っ気を併せ持つ独特な雰囲気」

晶葉「これらを統合して考えると・・・」



晶葉「タヌキだな」



奈緒「・・・そう来たか~」

未央「アリかナシか・・・迷うねコレ」

凛「タヌキに茶目っ気があるのはわかるけど、ミステリアスさはないんじゃないかな?」

晶葉「そんなことはないぞ?童話の中ではよく不思議な力で人を化かしたりするだろう?」

奈緒「あれ?人を化かすのってキツネじゃなかったっけ?」

未央「そ、それより楓さん本人の評価は如何に!?」


楓「・・・」ウンウン

楓「~~♪」ニコー


未央「納得してらっしゃる!」

奈緒「い、いいのかコレで!?」

晶葉「あ、本人いたのか」

凛「ま、まあ笑ってるしいいんじゃない?」

奈緒「よし、ついでだ。晶葉も考えてみるか」

晶葉「ふむ、思い返してみれば初の試みだな」

 



凛「お月見イベントの時にウサ耳の衣裳着てたよね?」

奈緒「でも、それで片付けるのはあまりに安直じゃないか?」

未央「晶葉ちゃん頭良いし、インテリな感じの動物がいいかも!」

奈緒「インテリ?・・・う~ん、思い浮かばないな・・・」

凛「頭が良い動物の筆頭といえば犬だよね」

奈緒「隙あらば犬推してくるなぁ」

未央「人間の言うことを聞く賢さっていうより、道具を使ったり作戦を考える系の賢さ、かな」

奈緒「それすごい種類が限られてくるな」

凛「そういう意味のインテリなら・・・カラスは賢いらしいけど、晶葉のイメージには合わないね」

奈緒「猿系の動物にも賢いのはいそうだけど、これも合わないよなぁ」

未央「あー!!」

奈緒「お?なにか良いのを思い付いたのか?」



未央「ドラえもん」

凛・奈緒『そ れ だ !』

晶葉「おいっ!?」


 



奈緒「ってことは楓さんと同じタヌキか」

晶葉「猫だよ!歌にもあるだろう!?」

晶葉「そもそもドラえもんは様々な道具を持っているが、あれは未来デパートで買ったものであり自分で作ったものではない」

晶葉「どちらかと言えば発明家であるキテレツと例えるべきだろう」

奈緒「えぇ~突っ込むのそこかよ・・・」

楓「うふふ~お揃いですね~♪」ギュー

晶葉「うわっ!?いつの間に?」

楓「タヌキ同士仲良くしましょうね」

晶葉「私はタヌキだと認めてないからな?」


~そして冒頭に到る~

 



凛「そういえばさ・・・」

凛「中学生以下の子って、だいたい可愛がってくれるお姉さんアイドルが着いてるよね」

奈緒「言われてみればそうだな」

奈緒「仁奈と美優さんとか、ありすと文香とかな」

凛「晶葉にそういう人って居たっけ?」

奈緒「ん?いない・・・かな」

奈緒「まあ他にも姉貴分がいない子はいるけど、その場合担当プロデューサーが甘えさせてるよな」

未央「でも助手Pさんはあんまり晶葉ちゃんにベタベタするタイプじゃないよね」

凛「晶葉もあんまり人に甘えるタイプじゃないし」

奈緒「うん、晶葉が誰かに相談されてるとこはよく見るけど、晶葉が誰かに相談してるとこは滅多に見ないな」

未央「頭良いし行動力もあるから、問題が起きても自力で解決しちゃうよね」

凛「そういう意味じゃ、これすっごいレアな光景だよね」


楓「~~♪」ギュー

晶葉「・・・///」


奈緒「まあ、楓さんが晶葉に甘えてるように見えなくもないがな」

晶葉「ところで、そろそろ助けてくれないか?」

奈緒「ま、たまにはこういうのもいいんじゃないか?」

奈緒「大人になったらそんな風に甘えさせてもらえることなんてないんだぞ?」

奈緒「今のうちに堪能しとけって」

凛(ここぞとばかりに大人ぶる奈緒・・・)

 



奈緒「それにさ、別に嫌じゃないんだろ?」

晶葉「ま、まあ・・・悪くはない・・・かな」

奈緒「ははっ!『悪くない』、だってさ?昔の凛みたいなこと言ってるぞ?」

凛「ちょっ!アレは・・・アレは・・・・・・」

未央「おやおや、珍しくかみやんが攻勢に出ておりますね~」

未央(あとでしっぺ返し食らうパターンかな~)

未央「いや~それにしても楓さんに抱っこしてもらえるとか晶葉ちゃん羨ましいな~」

楓「あら、じゃあみんなも一緒にくっつきませんか?」

未央「えっ!いいんですか!?やったー!」

未央「みおちゃん一番乗り!」ガバッ

晶葉「むぐ」

凛「まあ、たまにはこういうのも悪くないかな」ピョン

晶葉「ふぐ・・・ちょ、くるし・・・」

未央「ほらほら、かみやんもカモーン!」

凛「奈緒、おいでよ」

奈緒「ア、アタシは遠慮しとくよ・・・」

楓「え・・・奈緒ちゃん、私のこと嫌いですか・・・?」シュン

奈緒「い、いや、そういうワケじゃ・・・」

未央「・・・」ジーッ

凛「・・・」ジーッ

奈緒「あ~もう!わかったよ!」

奈緒「神谷奈緒!いっきまーす!」ピョン

凛「・・・」スィッ

奈緒「え?あ、凛、なんで離れるんだ?」

凛「・・・」カシャッ

凛「加蓮に送信・・・っと」

奈緒「あっ!?コラァ!!」

凛「はいはい、怒らないの」ダイブ!

楓「そうですよ、みんな仲良く・・・ね?」

奈緒「・・・わかったよ、楓さんに免じて今回は見逃してやる」

 



未央「へへ~暖かいね~」

楓「そうですね~」

晶葉「私は暑いくらいなんだが」

奈緒「一番美味しいポジションなんだから贅沢言うなって」

未央「じゃあここで、最大の難問行ってみようか!」

奈緒「動物に例えるのか?まだやる気なのか」

凛「最大の難問か・・・せっかくだしみんなで考えてみようか」

晶葉「うむ・・・で、誰が対象なんだ?」



未央「ヘレンさん」



奈緒「あぁ~・・・それは難問だ」

晶葉「世界レベルの動物か」

凛「大きさで言えばシロナガスクジラとか?」

奈緒「戦闘力ならグリズリーか?」

未央「派手さで言えば孔雀なんかどうだろ?」

晶葉「いっそ恐竜などはどうかな?」

奈緒「う~ん、どれもしっくりこないな」

楓「そうですね。ヘレンさんのような人は何かに例えるのは逆に失礼かもしれませんね」

晶葉「確かに彼女と比肩しうるものはそうそう存在しないだろうな」

奈緒「だな。それこそマイケル・ジャクソンとかビートルズくらいのレベルじゃないと太刀打ちできそうもないな」

凛「むしろヘレンさんが例えに使われる側だよね」

未央「『おお!あのダンスはヘレンのようだ!!』みたいな?」

晶葉「ふむ、結論としては『ヘレンはヘレン』、ということだな」

未央「異義なし!」

奈緒「同じく」

凛「私も異義なしかな」

楓「ふふっ、さすがヘレンさんですね」

 




楓「・・・!!」ピコーン


晶葉(あっ・・・)

未央(あっ・・・)

奈緒(あっ・・・)

凛(あっ・・・)


((((これダジャレ思い付いた時の顔だ・・・))))



楓「ヘレンさんとかけまして、ピラミッドと解きます」

未央「そ、その心は!?」



楓「すごいダンサー(段差)です!」



未央「お、おぉ!これ上手くない!?」

奈緒「あ、あぁ・・・世界遺産を引き合いに出すことでヘレンさんのすごさも伝わる・・・よな?」

凛「答えも分かりやすくて面白い・・・よね?」

晶葉「お手本のような謎かけ・・・だな?」

楓「ふふっ、ありがとうございます♪」

 




楓「・・・!!」ピコーン


晶葉(あっ・・・)

未央(あっ・・・)

奈緒(あっ・・・)

凛(あっ・・・)


((((これ調子に乗って失敗するパターンだ・・・))))


楓「ダンスの悩みはヘレンさんに相ダンスるのが一番!なんて♪」


晶葉「  」

奈緒「  」

凛「  」

未央「う~ん、5点・・・かな?」


楓「あ、あれえぇ~・・・」



奈緒(可愛らしくて、美人で・・・)

凛(お茶目で、でもミステリアスで・・・)

晶葉(少女のようで、それでいて大人で・・・)

未央(歌も上手いしファッションセンスも抜群!)



((((やっぱり楓さんは完璧な女性だな・・・))))



((((ダジャレさえなければ!!!))))



おわり

 



以上。
たまには晶葉が年上に可愛がられてるところが見たいです、はい。
ともあれ、池袋晶葉は甘え下手可愛い、高垣楓は残念美人可愛い、それだけ伝われば十分だ。

 



過去作宣伝

晶葉推しSSはえ~っすね。

池袋晶葉「逆襲の谷」

池袋晶葉「逆説の楽」

鷺沢文香「逆光の園」

池袋晶葉「逆調の星」

池袋晶葉「逆睹の衣」

池袋晶葉「逆賭の衣」

池袋晶葉「逆感の僕」

池袋晶葉「逆月の兎」

池袋晶葉「逆胴の道」

池袋晶葉「逆悪の華」

池袋晶葉「逆比の山」

池袋晶葉「逆導の幸」

池袋晶葉「逆転の蹴」

 

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