ミリP「未来を抱き枕木にして寝たい」 (16)

P「未来を抱き枕木にして寝たい」ドン!

未来「でへへ、照れちゃいます……って枕木?」

P「そう、あの線路とかに使うやつ」フンセイソリャ!ヤヤヤ!

未来「えっと……なんで枕木なんですか?」

P「社長が買ってこいっていうから」ムラビトー!

未来「えー、何に使うんだろ」

P「この事務所でそんなことを言っても仕方ないだろ。ほら、ホームセンターにでも行って買ってくるぞ」シャアアアア!ウワアア!

未来「えっ私も行っていいんです?」

P「うーん……というより、俺のお目付け役、と言った方が正しいか。経費でいろんなもの買ってしまうから律子に同伴者つけろって怒られた」PKサンダー!ウワアアア!

未来「分かりました。じゃあ連れてってください」

P「オッケー」オソスギダゼ!

未来「プロデューサーさん! スマブラが楽しみだからって変な擬音つけるのやめてください!」

P「クソッ!バレたか!」ドコドコドコドコ

未来「だからドンキーの下Bみたいな行動もやめてくださいって!」

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移動中 車内

未来「わーあそこに飛んでる鳥おっきいー」

P「だな」

未来「鳥さんかっこいいなあ」

P「俺もそう思う」

P「……」

未来「どうしたんですか? ぼーっとして?」

P「いや、なんか未来ちゃ見てたら初恋の子を思い出しちゃって」

未来「えー! プロデューサーさんの初恋の子ですか?」

P「ごめん、変な発言だったな」

未来「大丈夫ですっ少しびっくりして。でも初恋かー。なんか憧れちゃうなぁ。甘くて……酸っぱくて……」

P「初恋は甘い思い出じゃねえ定期」

未来「もうっそんな定期ありませんよ」

P「これから定期にしていけばいいだろ? 未来さんは当日買った定期を使わず、切符を買うのか?」

ホームセンター 駐車場

未来「ここがホームセンターですね。わぁおっきい!」

P「だな。田舎特有のおっきい駐車場だ」

未来「枕木はどこにあるんだろう」

P「うーん。俺もあんまり来たことないからな。とりあえず、向こうの見える木材館でも行ってみるか?」

未来「はいっ」

ホームセンター 木材館

未来「わぁたくさんの木の板がありますね。プロデューサーさん! あれ見てください! おっきなベニヤ板」

P「ああ、サブロクのコンパネか」

未来「コンパネ?」

P「うん。建設業界ではそう呼んでる。よく使ってた。サブロクってのは910×1820の大きさのことだな」

未来「910……センチ?」

P「いや職人らは大きさをミリで表すことが多いんだ。センチでいうと91センチ」

未来「なるほどぉ」

P「俺もミリPだしな」

未来「はい」

未来「それにしても詳しいんですね」

P「ああ、俺プロデューサーやる前、大工だったから」

未来「そうだったんですか!?」

P「うん、安全靴はいてインパクト持ってリフト乗り回してた、リフトであちこちぶっ壊したけど」

未来「大変そうですね」

P「うーん。体動かすこと自体は好きなんだが、同僚がめんどくさい奴が多かった」

未来「そうなんです?」

P「やっぱ職人気質だからなあ。言葉足らずで、言い方がキツい人が多くて……もちろん皆そうとまでは言わないが」

未来「うんうん」

P「しかもギョーカイ用語が最初は分かんないからさ。ノブチ持ってこい! って言われたから同期の野口持っていったら頭こずかれた」

未来「ありそうですねぇ」

P「うん。サンダー持ってこい! って言われたときは図太いPスクラップめざ氷サンダー持っていったら褒められたけどな」

未来「それは嘘ですよね」

P「アイコンの後ろで?」

未来「うそつき♪」

P「かわいい」

P「それにしてもしても枕木見当らないなぁ。店員さんに聞いてみるか。すみませーん」

俺「いらっしゃいませ」

P「枕木ってどこにあります?」

俺「あーっ枕木は石材コーナーの奥なんですよ。ちょっとここから距離あって」

P「出た、ホームセンターによくある管轄が謎のやつ」

俺「おっしゃる通りで」

P「いえいえ、ありがとうございます。行ってみます」

俺「また、何か分からないことあれば、いつでも聞いてください」

P(さわやかで気持ちのよい店員さんだなぁ)

未来「枕木の場所わかりました?」

P「ああ、石材コーナーらしい。あそこにみえるやつ」

未来「わぁ遠いですね」

P「せっかくだから寄り道してくか」

未来「あっあとで律子さんに怒られるやつ!」

P「ほっとけ」

工具・金物コーナー

未来「わぁいっぱいネジがありますね! こういうのみるとワクワクするかも!」

P「だろ?」

未来「プロデューサーさんがさっき言ってたインパクトもここにあるんです?」

P「そうそう、これだな。ビスを打つのに使う。基本はな。」

未来「お高いんですねえ」

P「まぁある程度の品になるとな。そろそろ俺のインパクトも新調したいな。店員さーん」

店員「はーい」

P「ちょっとインパクト探してて。カラログ見せてください。14ボルトは欲しくて、あと予備のバッテリーも」

店員「カタログはこちらになります」

未来「わぁっ高い!」

P「まぁ店員さんの前でそう言うなって。しかもこれメーカーが出してる定価だから7、8割ぐらいの値段になるし」

P「そうだ。未来も電動工具のイメージガールとかやってみるか」

未来「おもしろそう」

P「だろ。今度、仕事探してくるよ」

P「マキタがイメージキャラクターに卓造じゃねーよと違う方のはるかを起用してるんだが、キャッチコピーが秀逸でな」

P「相方よりマキタが好き、って」

未来「プロデューサーさん、何か忘れてないですか?、、、」

P「ああ、そうだ枕木買わなきゃ。石材コーナーはどこにあります?」

店員「ガーデンセンターの奥ですね」

ガーデンセンター

P「未来。植物もみてこ」

未来「ちょっとだけですよ」

P「今は夏野菜売り出しの時期も終わって、雰囲気も落ち着いてるな」

未来「プロデューサーさん、これみてください。きれいでかわいい!」

P「ああ、多肉のハオルチアだな。水やりも少なくて育てやすいし、おすすめだぞ。俺も何個か集めてる」

未来「この多肉植物もおもしろいですね」

P「リトープスもおもしろいよな。この前、子どもがお尻ー!って言ってて笑ったけど」

未来「でもでもやっぱり果樹も気になるかも!」

P「未来ちゃはまだまだ食い気か。そっちも行ってみよ」

果樹コーナー

未来「どの木も気になるなぁ。あっプロデューサーさん! 私これ買います!」

P「ブルーベリーか。ブルーベリー好きなの?」

未来「これを食べると目がよくなるんです!」

P「とは言ってもだなぁ。目がよくなる効果が出るためには……」

未来「目がよくなると後ろの方で応援してくれてる人ももっともーっとちゃんと見えるかも!」

P「……かもな」

未来「私、これ買います!」

P「ブルーベリーは自家受粉しないorしにくいから2本買っとこ」

未来「そうなんですか? むむ……どれにしようかな」

P「ラビットアイ系かサザンハイブッシュ系か、系統も合わそう」

未来「どう違うんです?」

P「ブルーベリーはどうやって食うんだ?」

未来「特性ドリンクに入れます!」

P「加工するならサザンハイブッシュにしとこ。収穫量も安定してるし、育てやすい」

未来「はーい。土とかも買わなきゃいけないかな」

P「ブルーベリーは酸性土壌を好むからな、ピートモス買って。そのうち土壌づくりでもすっか。今のところは根づまりもなさそうだから。たちまちこのままで」

未来「シアターの前に植えるんです?」

P「だな。そういや俺、シアターの前の土地、改良したくて」

未来「分かります!芝生はって、遊びたい!」

P「いいな。あとは来客用入口の近くに玉砂利でも敷いて」

未来「あと、この前雨の日、水たまり踏んじゃって」

P「なら水たまりができにくい透水平板でも敷こう!」

未来「お庭のこと考えるの楽しくなってきました!」

P「だろ? よしっ見積もりとってもらおう!」

765シアター

P・未来「ただいまー」

律子「おかえりなさい。ちゃんと買えました?」

P「ああ、インパクト新調して、ブルーベリー買って、あとは芝生と石材の見積もりとってもらった!」

未来「ですね♪」

P「楽しかったよな」

律子「プロデューサー殿?」

P「どうした律子。改まって」

律子「枕木はどこにいったんです?」

P・未来「あっ」

おわり

お買い物いくとついつい目的のものを忘れちゃうよね
しかも帰ってから思い出すという……w
次回は琴葉、恵美、エレナとホームセンターにいく
ミリP「TSVの抱き枕木事情」の予定です。お楽しみに!

まさかの発想、乙です

>>1
春日未来(14)Vo/Pr
http://i.imgur.com/thVH6hV.jpg
http://i.imgur.com/duX1DGj.jpg

>>9
秋月律子(19)Vi/Fa
http://i.imgur.com/eAoZW2d.jpg
http://i.imgur.com/t8Ivvbc.jpg

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