ドラゲリオン「………ふふ、久しぶり、だね?」
ドラゲリオン「感動の再会の気分はどう?」
ドラゲリオン「会いたかったよ!、だって前の時はすぐ逃げちゃうんだもん。」
ドラゲリオン「ねぇ、二人っきりだね…♡」
ドラゲリオン「抵抗しても無駄だよ。もう君に、私をどうこうする力はもう何一つ残ってない。」
ドラゲリオン「全部もう、終わったんだよ。」
ドラゲリオン「……………………っ。あはは………、本当に〇〇だぁ………♡」
ドラゲリオン「せっかく、苦労した甲斐があったって感じだねー。………ふふ、半年ぶりくらいかなぁ?」
ドラゲリオン「私すっごく頑張ったんだよ?確実に貴方を私のモノにする為に…...ね。」
ドラゲリオン「………ふふ…♡、あぁ………♡、夢みたい………!」
ドラゲリオン「今日という日を、どれだけ待ち望んだことか...…」
ドラゲリオン「キミもキミだよ、どうしてあんなゴミの掃き溜めみたいな所にいたの?」
ドラゲリオン「…………………今のはちょっと言い方が悪かったね。あんなとこでも、一応アナタがいた所なんだから。」
ドラゲリオン「まぁそんな事はどうでもいいよね?どうせ今頃、火の海だとかそんなところだろうし。」
ドラゲリオン「ひょっとしたら、もう跡形も無く消し飛んでるかも。」
ドラゲリオン「どのみち、自業自得だよ?だって私達に歯向かったんだもん。」
ドラゲリオン「……………私の言ってる事わかるよね?もう貴方に、守る物も失う物も無いの。」
ドラゲリオン「君を知ってる人は、多分誰も生きて無いんじゃないかなぁ。」
ドラゲリオン「〇〇君が守ろうとした人も、未来も、もう無いの。」
ドラゲリオン「帰る場所も、行く所もないんだよ?」
ドラゲリオン「目的地も、標的も、武力も、存在価値も、」
ドラゲリオン「欲望も、失望も、利益とか、損害だとか。」
ドラゲリオン「みーんな、もう消しちゃった♡」
ドラゲリオン「でもね、そんなキミでも、一つだけ、道があるの。」
ドラゲリオン「それはーーー…………………、もちろん私!」
ドラゲリオン「だってそうだよねー?〇〇君を束縛するようなモノ、全部文字通り消えて無くなっちゃったもん♡」
ドラゲリオン「もう、私以外何も残ってないよ?」
ドラゲリオン「……ふふ、これ以上は時間の無駄だよね?…じゃあ私の目を見て。」
「私がアナタの道しるべになってあげる♡」
「私が手を引いてあげる♡」
「私が力になってあげる♡」
「私は、貴方の為ならなんでもするよ?」
「だからぁ………………」
「私のマスターに、なろ?」
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ドラゲリオン「お疲れ様、マスター。」
ドラゲリオン「ふふ、また人間たちを裏切っちゃったね。」
ドラゲリオン「あの人達の最期の顔見た?すっごいイイ顔してたよね!」
ドラゲリオン「みんな、マスターのこと、信じてたんだねー。」
ドラゲリオン「それにしても、どうあがいてもクリーチャーには勝てないのに、よく抵抗しようと思えるよね。」
ドラゲリオン「クリーチャーは、クリーチャーでしか倒せない。」
ドラゲリオン「人間の力だけじゃ、私達の足元にすらたどり着けない。」
ドラゲリオン「なのに、惨めに生き続ける。」
ドラゲリオン「不思議だよね?」
ドラゲリオン「………ふふ、どうしたのー?」
ドラゲリオン「疲れちゃったの?膝枕でもしてあげようか?」
ドラゲリオン「…それとも、もう壊れちゃった?」
ドラゲリオン「まぁ、そうだよね。」
ドラゲリオン「マスターになっても、所詮は人間だし。」
ドラゲリオン「マスターは、私達がいないと何にもできない、弱虫君だからねー。」
ドラゲリオン「……ふふ、でも安心してね!」
ドラゲリオン「マスターが、もうどうしようもないくらいズタズタになった時には。」
ドラゲリオン「私が、マスターを弄ってあげる。」
ドラゲリオン「分解して、愛して、改造して、正気に戻してあげるね。」
ドラゲリオン「価値観とか、感情とか、理性とか。」
ドラゲリオン「多分すっごい苦しいけど、もう壊れちゃってるし…、もっと壊してもいいよね?」
ドラゲリオン「マスターは、私とずっと一緒にいられることの方が、何倍も嬉しいよね?」
ドラゲリオン「…大好きだよ。」
精霊王アルカディアス「また……貴方ですか…。」
アルカディアス「性懲りも無く…暇なのですか?」
アルカディアス「見ての通り、私は読書で忙しいので。貴方と会話する時間はありません。」
アルカディアス「……なので、お引き取りを。」
アルカディアス「……………。」
アルカディアス「…………鬱陶しい…………。」
アルカディアス「……………貴方は一体何様のつもりですか?。どれほど訴えかけようと、無駄だと言っているでしょう。」
アルカディアス「貴方の提案には、メリットが感じられません。……それとも、私を奴隷とでも勘違いされていらっしゃるのですか?」
アルカディアス「違う、と言うのでしょう?ならば、もう少し考えてから交渉してみてはいかがでしょう。」
アルカディアス「まぁ、貴方のような低俗な人間には到底不可能…としか考えられませんがね。」
アルカディアス「だってそうでしょう…?、一度鏡をご覧になってみては?」
アルカディアス「貴方のような人種を見たことがない訳ではありませんが…」
アルカディアス「ここまでたどり着くことのできた貴方のような人間は初めて、です。」
アルカディアス「……全くもって、嘆かわしい。」
アルカディアス「………………いや、少しお待ちください。」
アルカディアス「……………っ、………ふふ、」
アルカディアス「……そうですね、条件次第では、貴方の提案には乗るのも吝かではありません。」
アルカディアス「えぇ、本当ですよ。私の全てを持って貴方達を協力しましょう。」
アルカディアス「条件は何か……ですか?…ふふ、それはですね、」
アルカディアス「貴方が私のオモチャになる事です。」
アルカディアス「私の言う全てに忠実に従い、」
アルカディアス「私の言う事を第一とし、」
アルカディアス「私を楽しませる……」
アルカディアス「そんな存在に、貴方が成り下がると言うのであれば」
アルカディアス「私は協力も惜しみません。」
アルカディアス「……さて、貴方はどちらを選びますか?」
押し入れからカードが出てきたと思ったら休日がつぶれてた。
小学生の頃に戻りてぇな。
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