「ヴァイオレットちゃんとデートかぁ」 (6)

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ヴァイオレットエヴァーガーデン

間違えて連投してしまった
小説版ヴァイオレットエヴァーガーデン外伝の続きです
読む時はご注意お願いします
あと主は文才がまったくないです



「ホッチンズ、ちゃんと話を聞いていたのか?」

「聞いていたとも、この前の襲撃事件で潰されたデートの穴埋めだろ?」

「だからデートでは.......まあいい、ヴァイオレットに休暇をあたえてやってほしい」

「お安い御用さ、ヴァイオレットちゃんにはよく働いてもらっているからね」

「すまないな」

「それにしても、あの真面目でお堅いギルベルト大佐がねぇ、最愛の人の為にねぇ......?」
ホッチンズは意味ありげにニヤニヤしながら言った

「癪に触る言い方だが、最愛というのは間違いではないな」

「これはビックリだ、お前からそんな言葉が出てくるとは、彼女と一緒に過ごすうちに丸くなったか?」

「どうだろうな、お前のくだらない冗談で笑うくらいには丸くなったか」

「昔のギルベルトとはえらい違いだな......」

「昔の私はそんなに酷かったか?」

「自分ではなかなか気付けないものさ」
少し悲しげな顔で続けた
「いつも余裕の無いような険しい顔をしていたよ、ヴァイオレットちゃんの事で必死だったんだなって。それが今じゃ嘘のようだ」

「そうか、心配かけていたんだな」

「そうだ、心配していたんだぞ.......でも今はその心配も必要なさそうでよかったよ、本当によかった.......」
ギルベルトの肩をポンポンと叩いた

「なんだ改まって、気持ちが悪いぞ」

「それが今じゃヴァイオレットちゃんとのデートを相談しにくるとは、人は変わるもんだな、ギルベルト」

「そうだな、私もヴァイオレットも大きく変わったかもな」

「すまないな辛気臭い話をして、忘れてくれ。話を戻すが、休みを与える事自体は可能だ、だが........」

「だが、なんだ」

「ヴァイオレットちゃんをどこに誘うつもりだ?」

「まだ決めていない、湖畔か花畑にでも、と思っていたが」

「ギルベルト、よく考えてくれ、俺たちはもう30近い、それに対してヴァイオレットちゃんは見た目は大人びているが年齢は16か17くらいだ」

「そうだな、詳しい年齢はわからないがだいたいそのくらいだろう」

「ヴァイオレットちゃんの趣味も興味もわからない」

「だから何が言いたいんだ」

「俺たちの基準で場所を選んでもヴァイオレットちゃんは楽しんでくれるか?」

「それは.....私にもわからない、彼女は自分からは何も言わない」

「そうだな、俺もヴァイオレットちゃんが何を好きなのかはわからない」

「それならどうすればいい?」

「簡単な話だ、本人に直接聞けばいい」

「あまり得策ではないな......」

「そうだろうな、『少佐が行くところならどこでもいい』て言いそうだな彼女は。だから聞き方を変えてみるんだ」

「聞き方を変える?」

「ヴァイオレットちゃん以外に女っ気のないギルベルトには難しいと思うが、それとなく聞いてみるんだよ」

「少しバカにされたような気がするが今は黙っていよう」

「例えば最近興味があるものや食べたいもの、見たいもの、知りたいもの、何でもいい、とりあえず聞ける物は全部聞くんだ」

「そうか、そこから探りを入れればいいんだな」

「そういう事だ、だけど絶対『私が連れて行ってやる』なんて言うなよ、ヴァイオレットちゃんのことだからお前に迷惑かけると思っちまうからな」

「..........そうだな、経験豊富なホッチンズ中佐のアドバイスを助けに探りを入れてみよう」

「おう、何かわかったらまた相談しにこいよ、あと俺はもう退役してるから中佐はやめろ!!」
二人でクスクスと笑った後、ギルベルトはその場を後にした




見てくれてる人がいるかわかりませんがとりあえず今日は寝ます

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