二か月目まで書いてたら割とガバガバな点を見つけたため、作り直します
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1526633561
カメラ「5秒前、4、3、2……」
天ヶ瀬「特別番組!」
伊集院「シンデレラとミリオン!」
御手洗「315な経験を!!」
ワァァァァァァァ
天ヶ瀬「さー始まりました、初の三事務所合同の特別番組【シンデレラとミリオン!315な経験を!】。司会のJupiter、天ヶ瀬 冬馬です。よろしく」
伊集院「チャオ☆同じく伊集院 北斗です」
御手洗「御手洗 翔太!よろしくー」
天ヶ瀬「北斗、翔太。これはどんな番組だ?」
伊集院「この番組はシンデレラプロジェクトの皆さんと、765シアター組の皆さんが我らが315プロダクションのアイドルの前職を体験してもらい、今後の活動に生かしてもらおう、という番組さ」
御手洗「ちなみに僕たちは前職もアイドルだから今回はパスだよ。さあ!今日から7か月間、毎月二組のユニットの職業体験の様子をお届けしまーす」
天ヶ瀬「今月のユニットは・・・こいつらだ!!」バッ
カツカツカツ
天道「DRAMATIC STARSの天道 輝だ!よろしく!」
桜庭「桜庭 薫だ」
柏木「柏木 翼です。よろしくおねがいします」
カツカツカツ
鷹城「Beit、鷹城 恭二だ。よろしく」
渡辺「渡辺 みのりです。よろしくお願いします」
ピエール「ヤフー!ピエールだよ!よろしくね!」
天ヶ瀬「という事で今月はDRAMATIC STARSとBeitの二組だ」
伊集院「確か職業体験は5日間でしたね?どうでした?」
天道「そうだな・・・今まで関わったことのないアイドルと交流ができて楽しかったな!」
桜庭「ああ、僕たちの職業は覚えることがかなりあったはずだ。だが頑張っていたと思う」
柏木「そうですね。どんな子が来るのかなって思ってましたけど、いい子でした」
御手洗「Beitはどうだった?」
鷹城「ああ、最初は何だコイツはって思ったが……凄い奴だった」
ピエール「みーんな可愛かった!また一緒に仕事したいな!」
渡辺「僕もそうだな。また一緒の仕事をしたいと思ったよ」
天ヶ瀬「何かおもしろそうだな!じゃあ早速そのVTRを・・・」
「「「「どうぞ!!!」」」」
スタジオ
天道「はい、ってワケで。俺たちDRAMATIC STARSとBeitが記念すべき最初のVTRだぜ!」
ピエール「ヤフー!僕、うれしい!」
柏木「そうですねえ。どんな子が来るんでしょう・・・怖い子だったらどうしよう」
桜庭「しっかりしろ。お前はいい大人なんだぞ」
カンペ「早速シンデレラと765のアイドルを呼びたいと思います」
渡辺「ん、皆。そろそろ呼ぼうか」
鷹城「そうだな。じゃあ入ってきてくれ!」
ガチャッ
「「「「失礼しまーす!」」」」
トテテテテテ
天道「じゃあ早速自己紹介を頼むぜ!」
島村「はい!美城プロダクション所属、島村 卯月です!よろしくお願いします!」ペコッ
本田「本田 未央!同じく美城プロダクションです!よろしくお願いします!」ペコッ
双葉「双葉 杏・・・美城プロ。よろしく・・・フワァ」ペコッ
北沢「765プロダクション所属、北沢 志保です。よろしくお願いします」ペコッ
伊吹「765プロの伊吹 翼です!よろしくお願いしまーす!」ペコッ
大神「大神 環!よろしくお願いします!あっ、765プロ所属です!」ペコッ
百瀬「百瀬 莉緒。よろしくね」
馬場「馬場 このみよ。このみお姉さんって呼んでくれてもいいわよ?」
宮尾「宮尾 美也ですー。よろしくお願いしますー」ペコッ
ピエール「自己紹介ありがとう!」
鷹城「今日から5日間、この9人が俺たちの職業を体験してもらうことになるんだが・・・割り振りは・・・」
桜庭「ああ、今からくじを引いてもらう。引いたくじに書いてある者のところへ行ってくれ」スッ
くじ終了
天道「じゃあ今日から5日間、よろしくな!卯月!」
島村「はい!輝さん!」
桜庭「桜庭 薫だ。今日からよろしく。北沢」
北沢「はい、よろしくお願いします。桜庭さん」
柏木「同じ名前だねー翼ちゃん」
伊吹「そうですねー!翼くん!」
鷹城「じゃあよろしくな。未央、杏、美也」
本田「よろしく!恭二さん」
双葉「よろしく・・・」
宮尾「よろしくお願いしますー」
渡辺「莉緒さん、このみちゃん。今日からがんばろうね」
百瀬「ええ!がんばるわ!」
馬場「何で私は『ちゃん』付けなのよー!!」
ピエール「よろしく!環!」
大神「うん!こっちこそよろしく!ピエール!」
カンペ「じゃあ移動しましょうか」
天道「じゃあ今日から5日間お世話になる合宿所に行くぞ!」
島村「どんなところなんでしょうか・・・」
桜庭「765プロと美城プロダクションと315プロとこのTV局は3年ほど前からこの企画を計画していたらしくてな。共同で金を出し合って合宿所を建設したらしい。僕たちはその最初の利用客だそうだ」
北沢「へえ・・・」
柏木「薫さん。あんまりお金の話は・・・」
桜庭「ん、そうだったな」
鷹城「じゃあ早速行こう。皆、向こうのバスへ乗ってくれ」
「「「はーい」」」
バス車内
カンペ「お互いの第一印象は何かありますか?」
天道「ってよ。俺は・・・ああ!!ドームだ!見たぜ、ドームで歌ってる姿!確か・・・卯月と志保、杏に未央。それに翼だ!」
島村「えっ!本当ですか?」
天道「ああ!なあ翼!桜庭!」
柏木「そうですね。翼ちゃん、かっこよかったよ!」
伊吹「いやーうれしいなあ」テレテレ
桜庭「確かに、僕たちが行った2015年のドーム二日目のライアー・ルージュ。あれは良かったと思う」
北沢「あ、ありがとうございます・・・」
天道「あれは俺たちが315プロに所属してすぐに開催されたライブだったな。プロデューサーがチケットをくれたんだ。・・・凄かったぜ」
渡辺「僕も行きたかったんだけどね・・・残念だなあ」
百瀬「私たちも出たかったんだけど・・・別の仕事がね」
ピエール「卯月たちは何を歌ったの?僕聞きたいなあ」
大神「環も!」
カンペ「カラオケありますよ」
ピエール「だって!!みんなで歌おうよ!」
馬場「いいわね!スタッフさん!目的地までどれくらいなの!?」
カンペ「2時間半です」
鷹城「ちょっとしたライブ並っすね・・・」
宮尾「歌いましょー」
本田「じゃあ最初はこの曲じゃない?」ピピッ
桜庭「何故バスにマイクが十本も・・・」
『曲名 READY!! 作詞 yura 作曲・編曲 神前暁(MONACA)』
天道「おお!ライブの一曲目だ!!」
本田「じゃあカラオケスタート!!」
346「Are you ready!!I'm lady!!始めよう!」
765「やれば出来るきっとー絶対ー」
315「僕らNo.1!!」
テロップ『アイドル達が盛り上がっていますが、長すぎるためダイジェストでお送りします』
天ヶ瀬「どんだけ歌ってんすか!」
柏木「あはは・・・」
渡辺「盛り上がっちゃてね?」
『深層マーメイド 作詞 唐沢美帆 作曲・編曲 睦月周平』
伊吹・柏木「Deep Blue!!」
<Mermaid!
伊吹・柏木「ねえ、好きで好きで仕方がないの」
『THE FIRST STAR 作詞 結城アイラ 作曲 EFFY』
天道・本田「一番星までー!駆けあがって行こう!」
本田「胸の中で、生まれたヒカリ!」
『Blue Symphony 作詞 こだまさおり 作曲・編曲 山口朗彦』
北沢・百瀬「高く高く!祈る鼓動!」
鷹城・桜庭「羽ばたいて!私たちの歌ー!」
『はにかみdays 作詞 森由里子 作曲・編曲 滝澤俊輔(TRYTONELANO)』
島村「胸キュンで、はにかんで」
大神「右手を振ったけーれどー」
ピエール「チャンスを追い越した、青春の道ー」
『dear... 作詞・作曲・編曲 KOH』
馬場「Love song感じていたいの」
宮尾「ずっとー見つめていたいよー」
渡辺「想えば想うほど恋しいよー」
「「「想えば、想うほど愛しいよー」」」
ワァァァァァァァァ
カンペ「到着しました」
天道「さあ!着いたぜ!」
鷹城「じゃあバスから降りてくれ」
島村「杏ちゃん、着いたよー」ユサユサ
桜庭「車内はあんなにうるさかったのによくずっと眠れたな・・・」
桜庭「ここが合宿所か・・・」
北沢「思ったよりも立派ですね・・・」
柏木「えっと・・・あ、これだ。この合宿所は中にいろんな施設を完備していて、食堂や教室、スタジオなんかもあるそうです」
伊吹「翼君、何か読んでるの?」
柏木「ばれちゃった」
鷹城「えーと。じゃあ今から分かれて職業体験を始めるぞ。まずはDRAMATIC STARSは教室へ行ってくれ。それから俺たちは中の特設セットで仕事開始だ」
天道「よし!じゃあ行こうぜ!卯月!」ダッ
島村「は、はい!」ダッ
伊吹「翼君!私たちも!」グイッ
柏木「あんまり走ると危ないよ?」ダッ
桜庭「危ないから走るな・・・はあ。僕たちも行こうか」
北沢「はい・・・大変ですね」
桜庭「・・・もう慣れてしまっている自分がいることがひどく嫌だがな」
鷹城「じゃあ俺たちも行くぞ」
本田「了解です!行こ!杏ちゃん、みゃーお!」
双葉「オッケー!!行こう!」
宮尾「杏ちゃん、お口に何か入ってますー」
みのり「では僕たちも」
馬場「みのり君、お酒はいける口かしら?」
渡辺「ええ、そこそこですけどね」
百瀬「飲み相手ゲットー」
ピエール「環!行こう!」
大神「うん!楽しみだ!」
A教室
天道「えーっと、じゃあ早速授業を始めるぜ」
島村「はい!お願いします!」
天道「じゃあまずは俺の前職・・・は何か分かるか?」
島村「弁護士・・・ですよね?」
天道「そうだ。それで弁護士は何をする仕事か分かるか?」
島村「ええと・・・無罪!とか有罪!とか・・・ですよね」
天道「うーん・・・ちょっと違うかな。有罪か無罪かを決めるのは裁判長だ。俺たちの仕事は原告・被告の訴訟代理人として主張、立証をする。もしくは被告人の無罪を証明する・・・つってもあんま分かんねえよな?」
島村「はい・・・ちょっと難しいです」
天道「でも、それをもっと簡単に言うと」スッ
カッカッカッ
天道「ヒーロー、だ!」
島村「ヒーロー・・・ですか?」
天道「ああ。がんばって俺たちが依頼してくれた人の無罪、勝ちを証明したら、その人は笑顔になるんだ。それってヒーローみたいじゃねえか?」
島村「ヒーロー・・・はい!すごいです!」
天道「だろ!?じゃあ弁護士が何かが分かったところで、これからのスケジュールを渡しておくぜ」スッ
島村「ありがとうございます!ええと・・・」
天道「目標はある事件の弁護!・・・ていう体で5日間で学んだ事を存分に発揮してもらう。実際に相手側の弁護士も付けるぞ?じゃあ今日から五日間、改めてよろしくな!卯月!」
島村「はい!輝さん!」
教室B
桜庭「では改めて。今日から五日間、医者の職業体験を担当する桜庭薫だ。よろしく」
北沢「北沢志保です。よろしくお願いします」
桜庭「まずはいきなりだが・・・」スッ
カッカッカッ
桜庭「吃逆、これが何か分かるか?」
北沢「すみません・・・何と読むかも」
桜庭「きつぎゃく、という。これはしゃっくりの別名だ」
北沢「しゃっくり・・・」
桜庭「ああ。しゃっくりはミオクローヌスの一種で、一般的には飲食物や会話中の刺激がきっかけとなることが多いが、まれに横隔膜の炎症、腎臓病、脳腫瘍といった疾患によって引き起こされるんだ。北沢、これを聞いて分かったか?」
北沢「いえ・・・」
桜庭「まあしゃっくりは医療ドラマでもあまり取り上げないからな。だが脳腫瘍や腎臓病は良く聞く病名だ。君はあと何年かしたら医者役としてドラマに出ることも少なからずあるだろう。その時、単語の意味をちゃんと分かっているか、この病気がこのステージにまで到達してしまったらどれほど危険かが分かっているか、医療現場の緊張感を知っているか。それだけでも役に対する心構えが変わる。この五日間で学ぶことを将来の役に立ててもらいたい」
北沢「はい、分かりました」
桜庭「よし、では授業を始める」
教室C
柏木「えっと、じゃあ渡したプリントを見てくれる?」
伊吹「はーい」ペラッ
柏木「この五日間の目標はフライトシュミレーターで離陸から着陸までちゃんとやれるか、だね」
伊吹「そんなに簡単に出来るんですかー?」
柏木「大丈夫だよ、ちゃんと五日間しっかりと勉強したらできるようになるよ。今回は僕が操縦士、翼ちゃんが副操縦士としてシュミレーションをしてもらいます」
伊吹「それじゃあ安心です!」
柏木「じゃあ早速授業・・・と行きたいけど。少しお腹すいたなあ。翼ちゃん、カフェに行かない?ここの合宿所にあるんだって」
伊吹「本当ですか!?行きましょ行きましょ!」グイッ
柏木「そんなに走らなくても大丈夫だよー」
御手洗「マイペースだね」
柏木「美味しいパフェでした」
コンビニ
本田「へえ・・・合宿所の中にコンビニがあるんだ」
宮尾「一応この合宿所はアイドルが使わない間は普通の合宿所として色んな所が使ってるそうですー」
鷹城「ああ。今日から五日間、ここの体育館をバレー部が借りるそうだ。早速だが接客をしてもらうぞ。三人とも経験はあるか?」
本田「無いです!」
宮尾「私もですー」
双葉「無いよ」
鷹城「まあすぐになれるさ。まずはレジの使い方からだ」
鷹城「・・・ってな感じだ。分かったか?」
本田「はい!」
宮尾「たぶん大丈夫ですー」
双葉「分かったよ」
鷹城「そうか・・・」
ウィィィン
鷹城「お、早速来た。いらっしゃいませ」
「「「いらっしゃいませ!!」」」
バレー部A「すみません、からあげを・・・ってアイドルの!!?」
鷹城「あー、今番組の企画中でな」
バレー部A「あ、ああ・・・なるほど」
鷹城「未央、レジを頼む。じゃあ杏と美也は付いてきてくれ。品出しを教える」スッ
宮尾「はーい」
双葉「はーい」
本田「えーと。からあげ、でしたね!」ガチャッ
バレー部A「あ、はい!」
本田「ポイントカードは持ってますか?」
バレー部A「あ、はい」スッ
ピッ
カチャカチャッ
本田「えーお会計は二万四千円です!」
バレー部A「ええ!!?」
本田「あ、違う。押し間違えちゃった。すみません、140円でした・・・」
バレー部A「・・・ハハ。じゃあこれで」スッ
本田「140円ちょうどお預かりします・・・アハハ・・・」
バレー部A「・・・あの。いつもテレビで見てます」
本田「えっ、ありがと!」
バレー部A「これからも頑張ってください!」
本田「ありがとう!そっちこそバレー、頑張ってね!じゃあはい!からあげ」スッ
バレー部A「ありがとうございます!」
ウィィィン
本田「ふう・・・何とか出来たかな?」
花屋
渡辺「今日から五日間、よろしくお願いします」
店主「ああ、よろしく頼むな!」
渡辺「今回はお店を貸していただきありがとうございます」
店主「いやいや、アイドルが接客してくれんなら店の売り上げも上がるってもんよ!じゃあよろしくな!あっ、終わったら俺に声かけてくれ」
渡辺「はい」
百瀬「はーい」
馬場「・・・はーい」
渡辺「じゃあ、早速始めようか。今回協力していただいたこの花屋さんで、五日間の職業体験をします。いつもは朝の10時から夜9時までの営業時間だけど、番組側の要望で僕たちは昼の三時までには終わるようにしたそうだよ」
百瀬「何でそんなことを?」
渡辺「さあ・・・僕には分からないけど・・・って百瀬さん。胸元はだけ過ぎです。直して直して」
百瀬「えーセクシーでいいじゃないのー。ねえこのみお姉さん」スッ
馬場「ええ・・・そうね」
百瀬「どうしたんです?このみ姉さん」
馬場「うう・・・何で私のだけ子供用のなのよー!!」
渡辺「ああ、すみません。丁度いいサイズが無かったんで店主さんの娘さんのをお借りしたんです」
馬場「なっ・・・その娘さんっていくつ?」
渡辺「言っても大丈夫・・・何ですか?あっ、一応隠して・・・じゃあ指で」スッ
馬場「はうぅ!!」
テロップ『一応伏せておきました』
伊集院「結局幾つだったんです?」
渡辺「志狼くんよりちょっとお姉さん、くらいかな?」
26 :いろはP :2017/05/18(木) 20:23:09.48 ID:TidgOwkK0
渡辺「じゃあ早速だけど始めようか。まずはお花に水をあげよう」
百瀬「了解」
馬場「分かったわ」
渡辺「花に水をあげる時は葉や花びらに水が当たらないように注意してね」ジョロロ
百瀬「はーい」ジョロロ
馬場「ん・・・」ジョロロ
渡辺「そうそう、そんな感じで」
ガラッ
渡辺「あ、お客さんだ。いらっしゃいませ。本日はどのような花を?」
少女「そうですね・・・お父さんへの贈り物なんですけど・・・」
渡辺「お父さんへのですか・・・そうだなあ。黄色いバラが一般的だけど」
少女「去年それを送ったので別の花を贈りたいんですが・・・」
渡辺「うーん・・・あ、お父さんへの誕生日は?」
少女「九月二十五日ですけど・・・?」
渡辺「では・・・これはどうかな?」スッ
少女「わあ・・・綺麗」
渡辺「これはフジバカマ。九月二十五日の誕生花です。花言葉は優しい思い出、です」
少女「優しい思い出・・・じゃあこれにします」
渡辺「ありがとうございます。ではレジの方へ」
百瀬「わあ・・・すごい」
馬場「ええ・・・」
ガラッ
渡辺「ありがとうございました」
百瀬「すごいわね、みのり君」
馬場「本当。かっこよかったわ」
渡辺「そうですか?まあ一応前職ですからね」
デパート屋上
ピエール「やふー!じゃあ環!今日から一緒にがんばろうね!」
大神「うん!でも何するの?」
ピエール「あ、そうか。僕まだ前のお仕事言ってなかったね。僕の前のお仕事は着ぐるみバイト!カエルの着ぐるみを被っていたんだよ!」
大神「すごーい!」
ピエール「じゃあ早速お仕事しよう!環の着ぐるみはこれだよー。おおかみさん!」
大神「うん!分かった!」カポッ
ピエール「じゃあ部隊袖に行こう!そろそろ始まるよ!」カポッ
ワァァァァ
司会「はーい!今日はお越しくださいましてありがとうございます!では早速今日のメインゲストをお呼びしましょう!どうぞ!」バッ
ワァァァァァァァァ
所「所恵美だよー!よろしく!」
島原「ハーイ!ワタシは島原エレナだヨー。よろしくね!」
田中「田中琴葉です!よろしくお願いします!」
おおかみ「めぐみ!えれな!ことは!」
所「ん?」
島原「ん?どしたのメグミ」
所「いやー何か聞き覚えのある声が・・・」
田中「二人とも!何よそ見してるの」
所「んー・・・気のせいか。ゴメン琴葉」
カエール「環!声出しちゃだめだよ!」ヒソヒソ
おおかみ「ごめーん・・・」ヒソヒソ
所「今日は私たちのイベントに来てくれてありがとうね!」
島原「じゃあ来てくれた子供たちにお菓子をプレゼントするヨ♪」
田中「じゃあカエルさん、オオカミさん。お願いしまーす」バッ
カエール「じゃあ行くよ?」
おおかみ「うん!」
テクテクテク
子供「かえるさんだー!」
子供「おおかみさんもいるー!」
所「じゃあ一緒にお菓子を配りに行くよー!」
島原「カエルさんは私に着いてきて!」
カエール「・・・」テクテク
所「オオカミさんは私にー!」
おおかみ「・・・」テクテク
田中「じゃあ行きまーす!」
島原「はい、どうぞ!おかしだヨ」スッ
子供「ありがとーお姉ちゃん!後カエルさんも!」
カエール「・・・」フリフリ
所「はーいどうぞ!」スッ
子供「あ、ありがとう。おおかみさんも・・・ありがとう」
おおかみ「・・・」ブンブン
田中「はい、どうぞ」スッ
子供「ありがとう!おねーちゃん!」
カエール(環!そろそろ舞台裏に戻るよ!)
おおかみ(うん!戻ろう!)
田中「カエルさんとおおかみさん!ありがとう!」
所「ありがとー」
島原「サンキュー!」
天ヶ瀬「さて!一日目の職業体験のVTRを見てもらっら訳ですが、ここで職業体験をしたアイドルにもご登場いただきましょう!どうぞ!!」バッ
パチパチパチ
天ヶ瀬「島村卯月さん、北沢志保さん、伊吹翼さん、本田未央さん、宮尾美也さん、双葉杏さん、百瀬莉緒さん、馬場このみさん、大神環さんです!」
伊集院「どうでしたか?一日目は?」
島村「そうですね・・・私は弁護士っていう少し難しい職業を体験させてもらったので、覚えることが難しかったです」
北沢「私もです。医学用語を覚えるのが少し大変でした・・・」
伊吹「私もー。チョット難しかったなー」
御手洗「そっか。でも何で夕方までに全員職業体験を終わらせたの?」
天道「ああ、それか。多分この後のVTRに理由があるぜ」
百瀬「ああ、あれね・・・」
馬場「確かにあれは・・・」
本田「莉緒姉とこのみ姉さん、どうしたんです?」
双葉「未央ちゃん、あれだよ」
宮尾「あー、あれですか」
御手洗「え、何何!?」
天ヶ瀬「気になるな・・・じゃあ早速VTRを」
「「「「どうぞ!!!」」」」
合宿所
大部屋
天道「えー、今日は慣れない事もあったかと思うが、お疲れさん」
島村「お疲れ様です!」
百瀬「ホント。もう疲れたわ」
馬場「早くお酒が飲みたいわねえ」
渡辺「我慢してください」
桜庭「実は体験が三時までなのは理由がある」
柏木「・・・おやつですか?」
桜庭「違う。お前は知っているだろう」
柏木「あはは。そうですね。その理由は二つです。一つは、皆さんに今日の確認テストをしてもらいます」
伊吹「テストですか!?」
双葉「ええ・・・」
鷹城「大丈夫だ。ちゃんと今日の事を覚えて入れば出来る・・・はずだ」
渡辺「僕たちBeitが担当した子は実技テスト、DRAMATIC STARSが担当した子はペーパーテストだよ」
ピエール「じゃあ早速始めよっか!Beit組はこっちに来てー!」
ゾロゾロ
天道「そんじゃ、俺たちも始めるか」ペラッ
桜庭「ああ」ペラッ
柏木「ちなみに欠点をとっちゃたら晩御飯が質素になっちゃうよ?担当した僕たちのも」ペラッ
伊吹「え・・・」
島村「ホントですか・・・」
天道「じゃあ制限時間は10分。始め」ピッ
鷹城「俺のテストは簡単だ。レジ打ちと品出し、今日やったこの二つができるかだ。特別に番組にレジと業務用の冷蔵庫を貸してもらった。じゃあ最初は未央から」
本田「本田未央、行きまーす!」
渡辺「僕のテストは・・・そうだなあ。水やりのやり方・・・」
百瀬「余裕ね」
馬場「ええ、大人のレディには楽勝よ」
渡辺「と、九月二十五日の誕生花。これを答えてもらおうかな」
百瀬「え」
馬場「え」
ピエール「テスト・・・僕,、テスト考えるのは苦手・・・」
大神「テストなかったら合格も不合格もないぞー」
ピエール「うーん・・・どうしよう・・・じゃあ、今日来てた三人のアイドルは誰でしょう!」
大神「余裕だぞ!ことは、えれな、めぐみだ!」
ピエール「正解!」
大神「やったー!」
テスト終了
天道「・・・っと。60点。まずまずだな」
島村「はい・・・」
天道「大丈夫だ。間違えたところは凡ミスが多かっただけだ。ちゃんと見直しをして、分からなかったところをちゃんと復習しとこうな!」
島村「はい!」
桜庭「良し、満点だ」
北沢「ありがとうございます」
桜庭「難しい単語も多かっただろうが良く覚えていたな」
北沢「当然です。医者役が来た時に出来なくては困りますから」
桜庭「・・・いい心がけだ」
柏木「・・・39点。後・・・一点・・・」ガクッ
伊吹「ああ翼君!ごめん!元気出してー!!」
柏木「ううん・・・大丈夫・・・あれ?ここ合ってる」キュッ
伊吹「ってことは・・・?」
柏木「41点!!合格だよ!!」
伊吹「やったー!!!」
柏木「やったー!!!」
鷹城「・・・まあ全員良しだ。だが未央。お前はお喋りが多い。あまり客と話し過ぎるなよ」
本田「自分のファンだと嬉しくて、つい・・・」
鷹城「美也。お前は少し動きが遅い」
宮尾「ごめんなさい」ペコッ
鷹城「いや別に謝ってほしいわけじゃ・・・双葉、お前は言う事なしだ。ちゃんとできている」
双葉「ありがとうございまーす」
渡辺「二人とも・・・九月二十五日の誕生花はフジバカマだよ。たんぽぽでもマリーゴールドでもない」
百瀬「うう・・・間違えた」
馬場「レディなのに・・・花で間違えた・・・」
ピエール「このお菓子美味しいね」パクパク
大神「あのイベント会場で貰ったんだ!」パクパク
天道「おし!皆テストは受かったな?」
北沢「はい。出来ました」
島村「はい!」
伊吹「よゆーだった!」
柏木「ええ・・・」
大神「つばささん!あと一つの理由って?」
柏木「あー、それは後で説明するね。まずは・・・」
馬場「酒よー!!」
百瀬「このみ姉さん、先にご飯ですよ。飲むのはその後です」
馬場「むー。それなら20歳以上は全員参加よー!!」
天道「俺も混ぜさせてもらいます!」
柏木「じゃあオレも!」
鷹城「ええ・・・」
渡辺「えっと・・・」
桜庭「お前たちは話を聞いてなかったのか。酒を飲むのはまだ先だ」
天道「ああ・・・そうだった」
柏木「そうでしたね」
馬場「何よー薫君!何があるってのよー!!」
渡辺「すぐに分かりますよ」
桜庭「・・・では皆各自夕食を取るように。そして今から二時間後にレッスン着に着替えてレッスン室に来てくれ」
百瀬「レッスン室・・・ああ」
馬場「そうだったわね」
天ヶ瀬「はい!これで一日目のVTRが終了しましたー」
御手洗「最後のあのレッスン室に集合って何なの!?」
伊集院「知ってるでしょ?じゃあここでその理由を発表してもらいましょう!じゃあ天道さん」
天道「おう!これが最初の発表だな。この三事務所としては初の合同ライブが11月12日、13日、14日、15日に開催されます!!」
ワァァァァァァァァッ
柏木「ライブの名前、それはコミックスフェスティバルです!」
ピエール「コミックスは、ラテン語で「混ぜる」!だから、いっぱいアイドルを、混ぜたライブにするよ!」
桜庭「そして今日を含めた6回のスペシャル番組にて出演アイドルと会場、そして物販情報を発表します」
天ヶ瀬「やっとだ・・・遂にだ!」
島村「私・・・すごく楽しみです!」
天道「ああ・・・合同ライブ、絶対に楽しむぜ!」
伊集院「VTR中のレッスン室に集合っていうのはこれに向けてのレッスンだったんですね?」
桜庭「ああ。他のアイドルもレッスンを進めていると聞いたからな。僕たちだけ特番の撮影でレッスンが遅れるなんてことあってはいけないと思ってな」
鷹城「Jupiterの三人ももうレッスンを始めてますよね?」
御手洗「うん!先週から始めてるよ!」
島村「この合同ライブは2014年と2015年にも開催されましたけど、初参加のアイドルもたくさんいますね」
渡辺「そうだね。俺たち315プロのみんなは全員初参加だね」
伊吹「315プロの人たちとの初ライブ、楽しみ!」
柏木「そうだね。引き続き特番で出場アイドルを発表していきます」
天ヶ瀬「それじゃあ引き続き、職業体験のVTRを見ましょう!」
「「「どうぞ!!」」」
二日目
天道「じゃあ最終日にやる事件を伝えるぞ。配ったプリントを見てくれ」ペラッ
島村「えっと・・・長吉瑛士殺人事件?」
天道「大阪府の資産家、長吉瑛士氏が自宅で倒れているのを発見された。司法解剖の結果、体内から青酸カリが検出された。台所に置いてあるカレーからも同様の成分が発見された。容疑者は愛人の木吉和香。犯行時刻は午後11時頃とされていて、近くの住人数名が木吉が長吉氏の勝手口から出ていくのを目撃している」
島村「はあ・・・」
天道「木吉は長吉氏の保険金受取人になっていて、その金額は一億。動機は十分との判断だった。第一審は死刑。だが最高裁で毒物及び劇物取締法違反となり、懲役三年となったんだ」
島村「えッ!何でですか!?」
天道「何故そうなったのか、そこを俺たちで再現するんだ。卯月は木吉の弁護士役だ。じゃあ証拠写真を載せたページを見てくれ」ペラッ
島村「えー・・・これは瓶と供述調書ですか?これだけ?」
天道「ああ。これだけで死刑を回避したんだ。検察側の証言を逆手に取ったりしてな」
島村「すごい・・・」
天道「じゃあ最終日に向けての授業を始めるぞ!」
桜庭「まず・・・バイパス手術には方式がいくつかある。北沢、何だ?」
北沢「はい。人工心肺装置を使用せず、心臓を動かしたまま行う「Off-pump CABG」、人工心肺装置を使用し、心臓を止めて手術を行う「On-pump手術」、そして完全内視鏡下心拍動下冠動脈バイパス術です」
桜庭「そうだ。完全内視鏡下心拍動冠動脈バイパス術は手術支援ロボットを使う。これは術後五日で退院ができる。そもそもバイパス手術は体の他の部位の静脈や動脈を使って、責任冠動脈の閉塞部分の先に接続する。これにより、血流は狭窄や閉塞のある部位を通らず迂回して流れるようになる。静脈は通常、脚の静脈を使用し、。動脈は胸骨の裏を走る内胸動脈あるいは前腕の橈骨動脈を使用する。内胸動脈グラフトが冠動脈疾患を起こすことはまれで、90%以上は移植後10年を経ても適切に機能するんだ」
伊吹「志保ちゃんよく分かるね?」
北沢「ちゃんと予習をしているからよ。桜庭さんは授業終わりに次の授業内容が載ったプリントと用語解説のプリントを配ってくれるもの」
天道「桜庭そんなこともしてたのか・・・」
桜庭「当然だ。むしろお前たちは何もしなかったのか?」
天道「俺は確認テストの解説プリント配ったけど・・・翼は?」
柏木「・・・一応プリントは配りました」
伊吹「え?もらったプリントっておすすめのカフェへの地図・・・」
柏木「しー!!翼ちゃん!」
桜庭「まったく・・・」
伊吹「あっでも確認テストの解説プリントはありましたね」
天道「・・・本当か?それ」
伊吹「うーん・・・これが・・・SEMだっけ」
柏木「MCPだよ。速度、高度、方位、昇降率の指定が行われて、後オートパイロットの操作もできるんだ」
伊吹「んあー!!難しい!!ややこしい!」
柏木「確かにね。僕も覚えるの苦労したよ。でも今回の職業体験では翼ちゃんは副操縦士だから完璧に覚えなくても大丈夫だよ?」
伊吹「・・・やる。完璧に覚える。皆頑張ってるし」
柏木「・・・そっか。頑張ってね」
宮尾「240円のお釣りですー」
バレー部B「あ、ありがとうございます」
宮尾「ありがとーございましたー」
鷹城「慣れてきたな、美也」
宮尾「はいー。何とかできるようになりました」
鷹城「これなら後三日も大丈夫そうだ」
宮尾「はいー。あ、いらっしゃいませー」
本田「杏ちゃん、これどこだっけ」
双葉「それはこっちの棚、あっそれ違う」
鷹城「・・・大丈夫だよな」
百瀬「うーんそうねえ・・・好きな女の子にあげる花ねえ・・・」
少年「はい・・・」
百瀬「なら・・・バラね。真っ赤なバラ」
少年「バラ・・・ですか」
百瀬「そうよ。女の子なんてそれでイチコロよ。私ならそうしてほしいわ」
少年「そう・・・ですか。じゃあこれを」
百瀬「ありがと。じゃあお会計するわね。プレゼント用にラッピングする?」
少年「はい。お願いします」
百瀬「了解。・・・はい出来た。お会計3000円です」
少年「これで」スッ
百瀬「ちょうどお預かりします。ありがと。頑張ってね」
少年「・・・はい・・・あの、百瀬莉緒さん」
百瀬「ん?どうしたの?」
少年「このバラ・・・どうぞ」スッ
百瀬「えッ?」
少年「ずっとファンで、えっと・・・理想の女性です!これからも頑張ってください!」
百瀬「えっ、ええっと・・・」
馬場「あ、莉緒ちゃん照れてるー」
百瀬「うううるさい!このみ姉さん!」
渡辺「ほら、受け取ってあげたらどう?」
百瀬「うう・・・あ、ありがとう。これからも応援してね?」
少年「はい!ありがとうございます!」ダッ
渡辺「ありがとうございましたー」
馬場「ありがとー」
大神「ねーピエール」
ピエール「何ー?環」
大神「お仕事が無いのって暇だねー」
ピエール「うん。毎日お仕事は入らないよ。次は四日目!」
大神「そうかー」
確認テスト前
島村「えっと・・・刑法199条が殺人罪で・・・」
伊吹「ND・・・ナビゲーションディスプレイ・・・」
北沢「・・・」
桜庭「お前はアイドルに何てことを教えてるんだ」
天道「この職業体験で必要な知識なんだよ!」
天ヶ瀬「はは、志保ちゃんはテスト前に確認しなくてもよかったのか?」
北沢「ええ、ちゃんと授業中に覚えましたから」
御手洗「授業だけで覚えれるの!?いいなあ」
柏木「凄いなあ、志保ちゃん」
伊吹「翼君、私も頑張ってたよ!」
島村「わ、私も頑張りました!」
テスト終了
天道「うっし。80点!前間違えたところもちゃんとできてるな!」
島村「はい!」
天道「この調子で頑張れよ!」
島村「はい!頑張ります!」
桜庭「100点だ。流石だな」
北沢「当然です」
桜庭「そうか・・・なら次は少し難しくしよう」
北沢「・・・ふわぁ」
桜庭「まさか・・・夜遅くまで勉強しているのか?」
北沢「・・・ええ、まあ」
桜庭「あまり無理はするなよ」
北沢「は、はい・・・ありがとうございます」
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