アイドルマスターシンデレラガールズの二次創作SSです。
タイトル通りです。
お話の中の会話文は全て武内Pの発言です。
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「ライラさん、白坂さん、突然呼び出してすみません。話というとこの間の健康診断の結果について…… なんですけど、お二人の、その…… 体重が平均よりかなり軽い、と結果が出まして…… トレーナーさんからも、このままだとレッスンに参加させられない…… とお叱りを受けまして」
「それで提案なのですが…… これからしばらく、私と食事を共にする…… というのはいかがでしょうか?」
「あ、勿論強制ではなくお二人の都合が会うときで構いません。」
「私、食には少し関心がありまして…… 味も栄養も満足させられるものを用意します。」
「あ、お金の心配はありません、ある程度は経費で落ちますから…… 」
「それでは早速本日の昼食などいかがでしょうか? はい…… 二人とも特に用事はないと。ではハンバーグなどはいかがでしょうか?」
「それではお店まではすこし距離があるので…… 車で行きましょうか、 さあ乗ってください 」
「おや? どうされましたか お二人とも…… ふむふむ、どちらが助手席に座るか…… ですか?」
「では…… こういうのは如何でしょうか、行きは白坂さんが助手席で、帰りはライラさんが助手席…… はい、納得していただけたようですね」
「シートベルトの装着はよろしいですか? それでは出発しますね」
「では走りながらになりますが、お二人の普段の食生活について…… 教えていただけませんか? もちろん答えられる範囲で構いませんので
「ふむ、白坂さんはあまり食に興味がない…… アイドルになってからは少しは栄養も考えて食べるようになったが、まだたまに食事を面倒臭いと思う時がある…… と言った感じなのですね」
「それでライラさんは…… どうしても食費に回すお金が少なくなってしまう…… ライラさんも最近成長中のアイドルですし、お給料をあげることもできるのですが…… 自分だけ特別扱いはズルいですか……」
「お二人とも、着きましたよ。さあ降りて下さい」
「はい、禁煙席に三人で、ありがとうございます」
「お昼どきなので混んでいるかと思いましたが、本日は空いているようですね……」
「はい、そうですね。 ここのお店の雰囲気私も好きです…… オシャレですが私のような男性一人でも入れるような控えめな店構えなので、落ち着いて食事ができます」
「では早速メニューを決めましょうか…… このお店はランチのセットがおすすめです」
「ハンバーグに二種類のサラダ、日替わりのフライとスープ。それにお代わり自由な主食のセットです。主食は白米、雑穀米、パンから選べるのですが…… 好きなように選んでお代わりができます」
「それにハンバーグはサイズとソースを自由に選ぶとことができますのでお二人ともお好きなものをお選びください」
「お二人とも決まりましたか? では呼び出しボタンを押しますね…… では日替わりランチを三人前いただけますか? 一つはハンバーグダブルでお願いします。 ソースがそれぞれこれと、これで……」
「先にスープとサラダが来ましたね…… さっそくいただきましょう。 今日のスープはコンソメですね、美味しいです」
「おや白坂さん、サラダがお口にあったようでなによりです。 そうです、その通りです…… このドレッシング人参でできているのです。 野菜に野菜がかかっているのも少し不思議なのですが美味しいです」
「ちなみにこのドレッシングもパック詰されて売られているので帰りにどうでしょうか」
「さて…… お待ちかねのハンバーグがやってきました。 いい香りです」
「私のソースがイタリアントマトとガーリックペッパー、ライラさんがデミグラス、白坂さんがタルタルソースですね」
「それに三人前の雑穀米、おやライラさんは雑穀米を食べたことがないのですか? そうですね一言で言うとお米と一緒にその他の穀物…… 粟やキビなんかを一緒に炊いたご飯ですね」
「白米と比べ、タンパク質、食物繊維などが多く含まれています。 そうですね、簡単に言うと健康にいい食材です」
「そして本日のフライはコロッケですか。私好みです」
「このお店のいいところは何を食べても美味しいところです。ハンバーグも勿論美味しいのですが…… サラダやスープ、フライの一つでも十分に通用すると思います」
「ハンバーグのどっしりとした旨さに、イタリアントマトのさっぱりとした酸味がよく合います…… お二人の口にもあったようで安心しました」
「あっという間に雑穀米がなくなってしまいました、お代わりをもらいましょうか。お二人は如何ですか?」
「無理して食べることはありませんが、この食事の目的はお二人の体調改善なのでできれば食べていただきたいところですね…… はいわかりました」
「店員さん、雑穀米とスープ、それぞれ三人分お代わりお願いいたします」
「おや白坂さん、どうされましたか…… 私のハンバーグですか? はい、いいですよ。では取り分けてそちらのお皿に載せますね。 ライラさんも如何ですか? はい、いっぱい食べて下さいね」
「ちょうどお代わりも来ましたね」
「店員さん、おかわりを今度はパンでお願いしてもよろしいですか? はいありがとうございます」
「どうされましたか? もうハンバーグが残ってないのに…… ですか?」
「その…… すこし下品な食べ方かもしれないのですが、残ったハンバーグのソースをパンにのせて食べると…… とても美味しいんですよ」
「お二人もパンのお代わりですか……? 先ほどからかなり食べていますが大丈夫ですか? ではお二人で半分こ、では如何でしょうか」
「ここのパンは、特に変わったことのない普通の食パンなのですが…… ちゃんとトーストしたものがでてきて、毎回バターも付いているのです…… こういう細かいサービスが好きです」
「ふう、ごちそうさまでした。 お二人は満足いただけましたか? ……それはよかったです」
「私は食後のコーヒーを頼もうと思っていますが、お二人は如何ですか? デザートも美味しいですよ」
「……どれも美味しそうで決まらないのですか? それでは…… 私のおすすめはこのフォンダンショコラですね」
「あったかいのに冷たい、苦いのに甘い。不思議な味です。 おや……? お二人とも顔がにやけていますよ……?」
「店員さんすみません。フォンダンショコラとコーヒーを3つずつお願いいたします」
「白坂さん、ライラさん、このお店はどうでしたか? ……そうですか、それはよかったです」
「誘ってくだされば、またいつでもお供いたしますよ。 私もこのお店好きですから。 昔からよく通ってるんですよ」
「さあ、フォンダンショコラが来ましたよ。 甘いものは別腹、とはよく言ったものです」
「それでは食休みもこれぐらいにして、帰りましょうか」
「では店員さん、お会計お願いいたします。 あ…… 領収書お願いします、はい美城プロダクションで……」
「ごちそうさまでした。美味しかったです。 さあお二人とも帰りましょうか」
「おや、ライラさん。どうかしましたか……? ああ、値段のことですか。 確かにこのお店は少し高いかもしれません。毎日だとお財布に悪いですね」
「でもいいんですよ。この値段に対して、この味はむしろ安いぐらいです。それにライラさんは毎日頑張っているのですから、たまの贅沢ぐらいしてもバチは当たりません」
「それでは帰りましょう、事務所でみんなが待っています。 帰りはライラさんが助手席でしたね」
「おや、白坂さんどうされましたか? 今日の昼休みの予定ですか? ……特にありませんが。 はい、そうですね、では今日もご飯を食べに行きましょうか」
「昨日の今日で白坂さんから誘われるだなんて思ってませんでした。 ……いえ、勿論迷惑ではありませんよ」
「お二人と食事を共にするのは楽しいです。 それではライラさんにも連絡しましょうか。 ……もう白坂さんがしてくださったのですね。……これほど乗り気だと提案した方も嬉しいです」
「それでは白坂さん、何か食べたいものはないですか? ……私に任せるですか、そうですね、昨日はしっかりとした昼食でしたし、本日は少し簡単なものにしましょうか」
「おや、ちょうどライラさんもいらっしゃいましたね。 ライラさん、本日はラーメンにしようかと思っているのですが如何でしょうか」
「どうなさいましたか…… お二人とも? ラーメンは苦手でしたか?」
「ああ、お二人はラーメン屋さんに入ったことがないと、確かに女性だけでは少し行きづらいお店かもしれませんね。 ですが今日は私がいるので安心して下さい」
「それでは早速、車で向かいましょうか。 ……今日はどちらが助手席に座られますか?」
「着きましたよ、今日は、昨日みたいにお洒落な店構えではないですが…… 味は保証します」
「この店は食券制なので先に注文を決めるのですが…… はい、では私のオススメで」
「ラーメン、白二つに黒一つで、お願いします。」
「お二人ともキョロキョロしてどうしましたか……? ああ、こういうお店が珍しいのですね。確かにこの狭さや無骨さは、お二人にとっては珍しいかもしれませんね」
「それでは提供まで、少しラーメンについてお話しましょうか…… 」
「ラーメンにはたくさんの種類があります、醤油、豚骨、味噌、塩などスープの種類で分けられますね」
「そしてこのお店のラーメンは、少し珍しいパイタンスープのラーメンですね。漢字で書くと白いお湯、と書いて白湯です」
「パイタンというと…… はいそうですライラさん、鳥ガラから取れるスープです。 よくご存知でしたね、ああ、フェイフェイさんのお料理に……」
「話を戻しまして…… 文字通り白いスープです。半透明に白濁したものが多いですが、ここのスープはかなり濃く出汁が取られていて乳白色です」
「おや、ちょうど出来上がったようですね、ラーメンは出来立てが一番美味しいので…… さっそく食べましょうか」
「いただきます」
「まずはスープから一口…… うん、この味です。 口に入れたときはスープの見た目ほどに強烈な味は感じず…… むしろ薄いとすら錯覚するのですが、一度飲み込めば…… 後からやってくる強烈な鳥の旨味……」
「そして麺は自家製の平打ち麺、ツルツルとした食感がたまりません」
「お二人とも、どうでしょう、初めてのお店のラーメンは……?」
「そうですか、満足いただけたなら幸いです。……私のラーメンですか? ええ、お二人のスープは真っ白なのに、私のは真っ黒ですね…… でもこのスープ自体は同じものなんですよ」
「この黒いものの正体は粉状の炭です…… もちろん食べられる炭なので安心ですよ。 これがあるとまた違った風味になるのです。 例えるなら…… そう、燻製…… ですかね……」
「口で説明するよりも、食べていただいた方が早いですね。 どうぞ」
「お口に合いましたか……? それはよかったです。また違った印象を受けます。」
「それにこのお店はチャーシューも独自で面白いです。 実はこれ二つの違う部位をつかった鳥肉なんです」
「あ、店員さん替え玉一つお願いします。お二人はいかかですか? ああ……替え玉というのは麺のお代わりです。半玉の替え玉もできますが…… はい、では替え玉半玉で二つ追加で」
「ごちそうさまでした。 このスープ飲み干さずにはいられないです」
「そうですね、ラーメンのスープは塩分濃度が高いので…… あまり飲みすぎない方がいいと一般的に言われています」
「ですが、なぜか体の調子が悪くなると、このラーメンが食べたくなるのです」
「おそらくこの濃いパイタンスープに鳥の栄養がぎっしり詰まっているからではないのか…… と私は思います」
「お二人はお若いですし、レッスンなどで汗も良くかかれると思いますので多少は大丈夫だとは思います。それでも塩分の取りすぎは危険です。バランスのとれた食事を心がけましょう」
「それでは次のお客さんも入ってきたことですし、席を空けましょうか。ごちそうさまでした」
「初めてのラーメン屋、いかかがでしたか……? ……それはよかったです」
こんな感じでやっていこうと思ってます。
今後の予定は馬肉と手作り野菜スープ。
「白坂さん、ライラさん、お待たせしてすみませんでした…… 昨日は私のスケジュールが合わせられず…… 」
「そうですか…… そう言っていただけるとありがたいです」
「それでは本日は何を食べたいですか……? このメンバーだと初めての夕食になりますが……」
「……失礼ですが白坂さん、前髪を掻き揚げていただいてもよりしいですか……? あ、やっぱり……」
「ニキビができてしまっていますね…… 前髪で隠せる位置なので少しマシですが……」
「おそらく私との食事のせいですね…… 始めなのでわかりやすく美味しい料理を…… と油の多い食事が続きましたから」
「お二人の健康を第一に考えなければならないのにこの失態…… もうしわけございません」
「……いえ、白坂さんが謝る必要はありません。私の落ち度なのですから」
「それで今日は野菜を多くとれる食事にいたしましょうか」
「しかし、外食で野菜を多く取るとなると…… どのお店にしましょうか……」
「……どうしましたか、ライラさん。 はい、そうですね、それでは今日は手作りにしましょうか」
「料理をして、食材について知ることも食育の一つですから」
「調理場所は…… ここの撮影ルームに調理ができる場所もあるので…… そこにしましょうか」
「失礼ですが、お二人の料理の経験は…… ……ライラさんは家でよくお手伝いをしている…… 白坂さんはほとんどなし…… では今日は簡単なものにしましょう」
「それでは早速食材を買いに行きましょうか」
「さあ、つきましたよ」
「今日は三人分の買い物なので、カートを使いましょうか…… ライラさん押してくださるのですか? ではよろしくお願いします」
「まずは今日のメインの野菜から選んでいきましょうか……」
「まずは玉ねぎです。今ごとの時期だと店頭に新玉ねぎが並んでると思うので…… そちらにしましょうか、一袋もあれば十分です」
「玉ねぎは万能です…… 和洋中どんな料理にでも合います、それに日持ちもするので…… とりあえず家にあると助かる食材ですね ……そうですかライラさんのお宅にもたくさんあるのですね」
「続いてキャベツです、……これはいいキャベツですね。大きくてみずみずしい……」
「春キャベツは、甘くて柔らかく美味しいです。旬の食べ物は栄養価も高いので……」
「あとはそうですね、トマトとレタスとキュウリ、そしてもやしと人参を買いましょうか」
「では野菜はこれくらいにして、次はお肉を見繕いましょう」
「……はい、そうですね。お肉を入れると食べやすくなるので、結果的により多くの野菜を摂取することができます。味と栄養、両方合わせて料理ですから」
「その前にここでお豆腐を買っておきましょうか。 ……ライラさんはお豆腐をご存知ではないのですか?」
「最近は海外でも名前が知られてと聞いていますが…… 簡単に言うと大豆をペーストにして固めたものですね」
「高タンパク、低カロリー、お値段もお手ごろと優秀な食材です」
「そしてお肉は…… まずウインナーを一袋、………白坂さんありがとうございます」
「あとはこれですね、……これは鳥の皮です。」
「調味料は調理室にありますので、買い物はこのくらいですかね……」
「……どうしましたか? ……それはいいですね。ではこのリンゴも買っていきましょか」
「ではこれくらいにして、レジでお会計をしましょうか」
「ライラさん、白坂さん、重たくはなかったですか? ……お手伝いありがとうございました」
「それでは早速調理していきましょう。お二人とも手はよく洗ってくださいね。エプロンも着けてください」
「……本日のメニューですか? そういえば言っていませんでしたね。野菜炒めと野菜スープ、そしてサラダ、あとデザートにリンゴですね」
「まずは和食の基本お米を炊いておきましょう」
「では次に時間のかかるスープから手を着けていきましょう。まずは玉ねぎをみじん切りにしていきましょう。お二人とも包丁で怪我をしないように気をつけてさい」
「玉ねぎ四つとも切れましたね…… ではこれをバターをひとかけ入れた鍋で炒めていきます」
「炒めるのは私がやりますので…… お二人には人参を切っていただいてもよろしいですか? ……では1cm角のダイスカットでお願いします」
「できましたか? ではウインナーもお願いします。1cm程度の輪切りで大丈夫ですよ」
「切れたら鍋に放り込んでください。……では次はキャベツです」
「大きいので半分だけスープに使いましょう。これも人参と同じぐらいの大きさに切ってください」
「……お待たせしました、キャベツも鍋にお願いします。」
「キャベツがしんなりしたら、塩胡椒で味を調えます、……ライラさん、そこの棚にあるので取っていただけますか? ありがとうございます」
「ここに鍋がいっぱいになるまで水を入れ、固形のブイヨンを二つほど入れて炊けば完成です」
「次はサラダを作りましょう。白坂さん、トマトとレタス、キュウリにお豆腐を取っていだけますか」
「……はいありがとうございます。まずはレタスですね。柔らかいので手でちぎってしまいましょう。……大きさは食べやすいサイズで大丈夫です」
「ではレタスはザルに入れて水にさらしておきましょう。続いてキュウリですね。」
「水でよく洗って、……キュウリを切るときは少し斜めになるように切ると見栄えがいいですよ」
「続いてトマトです。これもよく水で洗って…… ヘタを落として、くし切りにしましょう」
「トマトでまな板が少し汚れてしまったので一度水で流しましょうか。 ……ライラさん、つまみ食いはいいですけど食べ過ぎないでくださいね」
「では残りのお豆腐も食べやすい大きさにカットしてしまいましょう」
「ではこれから盛り付けです。三人で別々のお皿に盛り付けてその見た目で勝負しましょうか。お二人のセンスに期待ですね」
「ではサラダはラップして冷蔵庫で冷やしておきましょう。お二人が盛り付けている間にリンゴも切っておきましたので、一緒に冷やしておきますね」
「では最後の一品、野菜炒めです」
「まず鶏皮を食べやすいサイズに切って炒めます。鳥皮は切りづらいので私がやりますね」
「鶏皮を炒めると少しずつ油が出てきます。これを鶏の油と書いて"チーユ"と呼ぶのですが、炒め物などに入れるとそれだけで美味しくなる魔法の油です」
「ではこの間にキャベツをもやしを準備しましょう」
「白坂さん、もやしはザルにあけ、水でよく洗ってください。 ライラさんはキャベツを切ってもらえますか? ……いえ、さっきよりも大きめに切ってください」
「では油もよく出てきたので野菜を炒めていきましょう」
「……はい、炒め物はこの音がたまらないですね。 人間は調理している音を聞くとお腹が空く、ということを聞いたこともあります。文字通り五感で料理を楽しんでいるのですね」
「そうです。野菜は炒めるとかなり量が減ります。このおかげでたくさん食べられるようになりますね」
「もちろん加熱によって壊れてしまう栄養素などもあるので、加熱野菜も生野菜も…… 両方とるのが好ましいです」
「では完成までに、調理器具のお片づけとお皿の用意をしましょうか」
「ではお二人ともお疲れでした。冷めないうちに食べてしまいましょう」
「いただきます」
「まずはスープから…… うん、美味しいです。新玉ねぎと春キャベツのおかげでかなり甘みがでていますね。大成功です」
「ライラさん、野菜炒めはいかがでしたか? それはよかったです。……いえ、特には。使っているのは塩胡椒だけですよ。これが鶏油の魔法です」
「ではサラダの彩り勝負といきましょうか。せーので一番美味しそうなお皿を指差しましょう」
「……ライラさんが2票、私が1票。ライラさんの勝利ですね」
「白坂さんのサラダはいつの間にかトマトが潰れていて、すこしグロテスクな見た目に…… いや、食事どきですねやめておきましょう」
「ごちそうさまでした」
「お二人とも満足いただけましたか? ……それはよかったです」
「……ライラさんどうされました? ああ、スープがたくさん残っていることですね」
「いえ、大丈夫です。初めから多く作っておいたのです。私のスケジュールが合わない時も健康的な食事を、と思いこのスープをお二人に持って帰っていただければと思いまして……」
「温めなおすだけで食べられますし、ある程度日持ちもするので。それにアレンジ次第でカレーなどにもできるので使い勝手がいいですよ」
「では、このタッパーに入れておきますのでおかえりの際に忘れないでくださいね」
「それでは食器を洗って帰りましょうか。帰りは私が車で送りますので安心してくだい」
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