~ファウスト実験所
スターク「急にどうしたぁ?幻徳?」
氷室「俺たちはパンドラボックスの力を手に入れる為にまずはボトルの回収が必要だ。」
スターク「だから?」
氷室「これを見ろ」
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スターク「………普通に可愛いお嬢ちゃん達が歌い踊る動画か、これがとうかしたか?」
氷室「その小娘達はこのちまたで有名なアイドルユニットだ。あまり詳しくないが……。」
氷室「その担当する事務所にパンドラボックスがあるという情報を掴んだ。」
スターク「」
氷室「…どうしたスターク……?」
スターク「おいちょっと待て!確かパンドラボックスはお前の親父さんとこに管理してるはずじゃなかったのか?」
氷室「そうだ、だが何故か俺の知らないうちにそんなところに隠しやがって……一体親父はどういうつもりなんだ?」
スターク「ったく、うさんくせぇなぁその情報。どっから持ってきたんだ?」
氷室「持ってきたというより、俺がそう聞いたんだ。こっそりパンドラボックスについて話してる連中からな。」
スターク「ほぉ……なら疑う必要はないってことか……それで、お前がアイドルになるとかなんとかは?」
氷室「………スターク、お前確か人間の顔を変えられるとか言っていたよな?」
スターク「女の顔にしろと?」
氷室「分かってるじゃぁないか、その通り。俺がその事務所に忍び込んで、パンドラボックスはかっさらう………ということだ。」
スターク「OK OK……。んじゃ待ってろ、あと同時にお前のその野太い声を一時的に高くしてやるよ……。」フシュ~……
氷室「あと………くれぐれも俺の正体をバラすなよ?」
スターク「なんの事かなぁ…?」
いや、北条さ。
んじゃ続きいくよ~……。
そんなこんなで…。
【346プロ】
氷室「ここか………今話題のアイドル事務所はッ…!」
氷室「(首相補佐官はとりあえず臨時として内海が今出席している……。大丈夫……なはず。)」
氷室「とりあえず行こう……予定だと今日オーディションとやらの日…。」テクテク…。
※女性版ホテルおじさんの姿はイメージでお願いします。
________________________
体形でバレるだろ……(困惑)
そもそもPじゃなくてアイドルなのか……(困惑)
>>10
何故そうしなかったのは誰のせいだと思う?
審査中……。
氷室「どうも。」
審査員「はい、それではオーディションの方なんですが……。」カクカクシカジカシカミッド…
氷室「(…………くっ、どういう口調をすればいいのか全く分からん…!まあでも趣味や好物が女子っぽくて助かったが…。)」
審査員「とりあえず氷室さんの特技を聞かせてもらってもいいですか?」
氷室「あ、はい。お…私の特技は……カラオケです!歌には自信があります!」
審査員「あ、なるほど……ではどれか一曲聞かせてもらってもいいですか?」
氷室「(来た…!ここで審査員の評価をあげるチャンス…!みてろ俺の天才的歌力を…ッ!)」
氷室「それでは聞いてください、15の夜」
審査員「(選曲……。)」
_____________________
審査員「………も、もういいですよ?」
氷室「あ、そうですか…では(よし………これは合格決定…ッ!もはや負けるきがしない…!)」
審査員「(お世辞にも上手いとはいえない……。)え、えーと…では最後に自己アピールというものをお願いします。」
氷室「自己アピール………わかりました。(ここで最高の一打を決める…ッ!)」ガタッ
氷室「えーと……ここの事務所に踏み込んだからには……。」
氷室「私はこの業界のリーダーになるッ!」カッ!
氷室「以上。」
審査員「………え、あ、ありがとうございました……。」
氷室「(決まった)」
そして五時間後、オーディションが終わり…。
審査員「(どうしよう……あれ以降氷室さんの事が離れられない……あんなインパクトがある娘は初めてだったからなぁ…。)」
審査員「でもそれも案外いいかもしれ…。)」
スターク「失礼」
審査員「え…?うっ…!?」ドサッ
惣一「ちょっと失礼…。」←変装中…。
審査員(惣一)「よし、これで大丈夫だろう…!なぁ幻徳?」
幻徳「グッジョブ、あとは任せた」ヌッ
審査員(惣一)「任せロリ~……っと。」スタスタ…
そうして合否のお知らせ(というか合格は確定だが)が来るまで幻徳はカラオケやらなんたりして暇を潰している間、ついにその知らせの当日が迫ってきた。
その他いろいろとスタークの火星パワーにより、彼は無事に346プロでの新人アイドルとしてデビューを果たした
一方その頃…
???「お?これは……新人アイドルか?可愛いな……だが俺はみーたん一筋だかな。」
???「カシラー、早くぅー。」
???「おう分かった分かった!すぐ行くから待ってろ!」タッタッタッ…。
それじゃあ、つづき行きます
【346プロ】
氷室「……まぁ、再び来たがここもそこそこ規模の大きい事務所だな。」←変装中
氷室「まぁとにかく行くか…。」ツカツカ…
氷室「……(でかすぎてよく分からん。)」
氷室「何階かエレベーターで登ってみるか……ん?」
???「あ……。」ウィーン
________________________
氷室「……なんかすみません、わざわざ案内してくれて。」
???「ううん、いいのいいの。それにしても貴方新人社員?見慣れない顔だけれども……。」カシゲル
氷室「実は……この前のオーディションに受けて合格したので…。」
???「えっ!?まさか貴方!?」
氷室「はい(ずいぶんと驚かれるな…そんな意外だったか?)」
???「ご、ごめんなさい……あまりにも大人の雰囲気が出ていたものだから…ついスタッフ関係の人かと……。」アセアセ
氷室「(中身がおじさんだからか)」
氷室「私は氷室といいます。お名前は……。」
ちひろ「私は……今から会う人のアシスタントをやっている千川ちひろって言うのよろしくお願いしますね!」
氷室「(………ちひろ、どこかで聞いたことのあるような……あ、いや…気のせいか。)」
チヒルルォ!
氷室「それとこれから会う人って誰のことですか?」ツカツカ
ちひろ「私にとって重要な仕事とか提供してくれる人よ。」ツカツカ
氷室「(ほほぉ………そいつはどんな奴なのか……見てみたい。)」
ちひろ「あのぉ…プロデューサー?新しいアイドルの子が来たのですけれどもー……。」
氷室「いないみたいですが…。」
ちひろ「ごめんなさい、とりあえず連絡してくれからちょっとここで待っててくれる?」
氷室「は、はぁ……(なんだか調子狂うな…まぁいいか。)」
それから十分後……。
氷室「………ヒマだ。」
氷室「(とりあえず何か暇を潰さなければ……まぁちょっとだけならここら周辺を歩き回っていいか…。)」スッ
氷室「とりあえずどこにいくか…。」
氷室「(しかしほんとに広いな……流石今話題で持ちきりのアイドル事務所ってとこだけあるな……。)」
氷室「……?」
???「あ、あのー……少しいいですか?」
氷室「………何か御用ですか?」
???「え、えーっと……私ここで忘れ物しちゃって…。」
氷室「どんな物なんですか?」
???「バックなんですけど…。」
氷室「(チラッと見ただけだがあそこの部屋か…)そしたらあちらの部屋に…。」
???「本当ですか!?あ、ありがとうございます!!」タッタッタッ
__________________
???「はぁー……よ、よかった……。」
氷室「よっぽど大事な物なんですね、そのバック。」
卯月「はい!仕事で使う大事な物が入ってるので……あ!自己紹介が遅れました!私、島村卯月って言います!」
「氷室です、よろしくお願いします。(卯月……名前だけは少し知っているが……。)」
卯月「あっ!」
氷室「どうしたの?」
卯月「大変!わ、私……早く仕事場に戻らないと……。」アタフタ
氷室「急いで行った方がいいですよ!」
卯月「はい!でもその前に……氷室さんも行きましょう!」
氷室「え?」
氷室「戻る?」
???「そうなんですよ!今から戻らないと間に合わなくて………!」
氷室「
脱字してました…続きから。
氷室「それって戻らないと駄目なんじゃ……。」
卯月「はい…あ、氷室さんも行きます?」
氷室「え?お……私も?」
卯月「はい!その仕事が今ライブイベントなので是非来てくれれば…!」
氷室「……まぁ、暇なので行ってみたいです。」
卯月「じゃあ決まりですね!下でスタッフさんが車で待ってるので早く行きましょう!」
氷室「はい!(ライブイベントか………どんなものか、少し見物だな…。)」ニヤ
卯月「」ゾクッ
そして車に乗っているスタッフに事情を説明し、のせてもらえることに。
そこからは卯月の二人で自分が新人アイドルであり、向こうでは他にどんなアイドルがいるのか。とお互いの事情こを交換しあっていると……。
スタッフ「あ、ライブ会場に着きました。卯月さん。」
卯月「ありがとうございます!あ、氷室さん!またあとで会いましょうね!私はとりあえず楽屋に行かないとダメなので!」
氷室「ええ、分かったわ。(とりあえず彼女から聞いた話だと……渋谷凛と本田未央か……まずはこの三人からにしよう。)」
氷室「(そこから交流を深めて事務所との間にとけこむなければならない………それとパンドラの情報はどうする?まさかあの小娘が知ってるとは思えん)」スタスタ
※ちなみに氷室は今スタッフの了承により裏からの舞台でライブイベントを見ることになっている
氷室「(まぁ、とりあえず今は大丈夫か………いずれにせよパンドラボックスは俺が奪う。)」
氷室「(もうすぐライブとやらが始まるみたいだが………)」
ワァァーーーーーーーーーーッ!!!!
氷室「(!?なんだこの歓声は、やはり人気アイドル……ファンの数も伊達ではないか……!)」
そうして盛り上がること一時間……。
氷室「(やはり彼女達がすごいのでもあるが……。)」
氷室「(観客の迫力もまた凄みを引き出している……!)」
ウォォー! リンチャァアーンッ!!!!オイ!ダレカステージニノボロウトシテイルゾ!!トリオサエロ!
カシラァァァァーーーッ!
氷室「(まぁ迷惑でもあるが……しかし凄い!)」
そしてまた二時間後……ライブが終わり…
氷室「(なるほど……これがアイドル……正直アイドルとはなんなのかよく分かっていなかったが……想像以上だ!)」
氷室「(俺もそうなると………いやいや待て!我々の目的はパンドラボックス!見つけ次第早急にずらかればいい…!)」
久しぶりに投下。またせてすまぬ…
氷室「……む…あれは…。」
卯月「あっ!氷室さん!どうでしたか!?私達のライブ!」ニコニコ
氷室「はい、とても凄かったです………。所で、これから帰宅するのですか?」
卯月「そうですね、もう暗いので…。そういえば氷室さんってどうして事務所の方にいらしたんですか?」
氷室「えーと、それは………ってあ!」
氷室「(しまった!忘れてた!すっかりあの千川という娘をほったらかしてしまった……急いで戻らなければ……!)」
氷室「ごめん、急用を思い出して……じゃあまた今度ね!」タッタッタッ…
卯月「あっ、はい……さようなら!」
このあと急いで戻った後、チヒルルォ!にしこたま怒られたという…。
「貴方が新人アイドルの娘かな?」
氷室「あっ…そうですけども…貴方は?」
P「私は現在のアイドルプロデュースをするプロデューサーと申します。」
氷室「宜しくお願いします。」
P「所で氷室さん、卯月ちゃんともう既に話合いましたか?」
氷室「まぁ、ここの事務所で…。」
P「そうですか……いやぁ、可愛いですよね。卯月ちゃん」
氷室「…私もそう思います。」
P「………本当に可愛いなぁ…。」
氷室「(なんだこの髭おやじ…。)」
そして後日……。
765プロ
氷室「とりあえず彼女達との交流を深めることを最優先しよう……っていうかまず最初私は何をすればいいんだ……?そこのところまだ聞いてはいないのだが……。」
P「あ、おはよう氷室さん。」
氷室「おはようございます、プロデューサー。」
P「そうそう、今日から氷室さんがやることについてなんたけども……。」
P「とりあえず今の実力を見るためということもあってレッスンルームで基礎的なレッスンをしてもらいたんだ。」
氷室「レッスンですか?」
P「うん、レッスンについてはトレーナーさんが詳しいことを教えてくれるから……じゃあ、後はよろしくね!」タッタッタッ…
氷室「(いやレッスンルームの場所教えろよ!)」
氷室「(糞……あの髭おやじ……ルームがどこにあるのか分からないせいで行くのに時間がかかってしまった……。)」
???「おい。」
氷室「ひぇっ、は、はい!?(びっくりした……って)」クルッ…
氷室「(ッ!?こ、こいつは…!?)」
龍我「お前が新しい新人か?今日からお前との個人レッスンを行っていくことにした!万丈龍我って言うんだ、よろしくな!」
氷室「(お前かよッ…!?)」
龍我「んー?どした?」
氷室「あっいえ……何も……。(予定外だ!?なんでクローズがこんな所に……ましてや俺のトレーナーとして!)」ギリギリ…
龍我「そんじゃいきなりだけどます最初は一番基礎的な所からいくか!」
氷室「わ、分かりました…(ほんといきなりだな。)」
龍我「まずひとつは筋力!つまりトレーニングだ!」
氷室「(いやそこはダンスだろ!なぜトレーニング!?)」
龍我「あっ、プロテインもちょくちょく飲むといいぞ!」
氷室「え、えっと…それは…。(アイドルにプロテインは必要ないだろ!)」
龍我「ん?ああ……すまねぇな。お前の場合、パフェにかけてみたらどうだ?」
氷室「(そういう問題じゃないだろぉッ…!?ってかこいつ何故俺の好物を……。)」
龍我「なんで自分の好物をって顔してんな!実はお前のプロデューサーさんからお前のプロフィールをさくっと見せてもらったんだよ。」
氷室「(あのヒゲおやじィィィィッ!!プロフィールとはいえこんなやつに!)」
龍我「まぁ嘘はさておき…。」
氷室「(嘘かよッ!?)」
龍我「まずは真面目な話、お前の声量がとれくらいなのかが知りたい。アイドルに歌は必要不可欠だからな。」
氷室「(総合格闘家がアイドルについて真面目な話をしている……。)」
万丈「うし!じゃあ発声練習から行くぞ!声を伸ばしてみろ!」
氷室「あ、あー……。」
万丈「もっと!そんなんじゃたりねーぞ!」
氷室「あーー万丈「まだまだ!もっと腹から声出せ!」
氷室「あ万丈「オラオラァ!そんなんで読モにも勝てねーぞォ!」
氷室「(さっきから邪魔してくるからだ!というか読モってなんだよ!)」イラッ
万丈「ん、まぁいい!次は基礎的なダンスの練習だ!」
氷室「は、はぁ…(結局あれでいいのか…。)」
万丈「まずは右フックからなんだが………。」
氷室「それボクシングですよね?絶対そうですよね?」
万丈「いいんだよ!俺の言うことだけ聞いてれば!はい!ワンツー!」
氷室「シュッシュッ!」←ノリノリ
万丈「いいパンチだ!その調子だ!行くぞ!」
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卯月「プロデューサーさんから話があるって聞いて来てみたんだけど…。」
卯月「プロデューサーさん?」ガチャ
氷室「うおおおおぉぉ!!」シュッシュッシュツシュッ!
万丈「その調子だぁ!いいぞぉ!氷室ォ!!」バシバシッ!
卯月「( ° Д ° ;)」ギィ~…バタンッ タッタッタッ…
それから数時間後
氷室「つ、つかれた……。(発声よりこっちのほうが時間かかったんだが……。)」
万丈「いやー、案外お前も格闘の部門もいけるんじゃないか?」
氷室「いや、私アイドルですから。」
万丈「あ、そっか。」
氷室「(わ、忘れてたのか!?)」
氷室「(結局ろくなレッスンも出来なかった……しかしなぜ万丈が……。)」
氷室「(はっ、もしや葛城の奴…もうパンドラボックスかここにあると感ずいたのか……?)いや、それはないか…。」
氷室「(ともかく早急にパンドラボックスを見つけなければ…。)」
P「その様子だともうレッスンは終わったみたいだね。」ヌッ
氷室「あ、はい……(急に出てきた…。)」
P「どう?結構楽しくなってきた?」
氷室「はい……それなりには。」
P「うんうん……じゃあ僕卯月ちゃんとこに行ってくるから、これよろしくね!」ドスッ
氷室「(は?)」
______________________
氷室「くそ……なぜ俺が他人の書類を持っていかなければならないのだ……。」
氷室「しかも重いし…。」
時々名前変わってるけど気にしないでね
ちひろ「あら?氷室さんどうしてプロデューサーさんの書類を?」
氷室「あ、ちひろさん。実は……。」
ちひろ「………あー、貴方もなのね。」
氷室「も?」
ちひろ「あの人しょっちゅう仕事を他人に押し付けたりするから……現に私も貴方と同じ風に書類とか色々押し付けたりされたの…。」
氷室「(あいつそんな給料ドロボーだったのか…。)」
ちひろ「あっ、でも毎回って訳じゃないのよ?なんていうか、突然そういう事があったりして……何故なのかはわからないけども……。」
氷室「(ほお……。)」
ちひろ「でもそんな悪い人じゃないのよ……基本的には。」
氷室「そうなんですか…(これは探る必要があるな……。)」
そしてあれから5日後……。
P「今日もレッスンたからよろしくね。」
氷室「……わかりました(おい!あれから一週間も経ってきたが一向にアイドルの仕事をやらせてもらえんぞ!?しかもコイツ、俺の受け答えが段々適当になってきてるし…!)」イライラ
氷室「(まぁ時期にやってくるかもしれん……気長に待つか……。)」
そしてまた一週間……
P「じゃあ今日はレッスンね。」
氷室「あの……プロデューサー、私いつ仕事貰えるんですか?」
P「まぁまぁ!明日は必ず君に合う仕事見つけるから!」
氷室「(いやもうこれでみつけるからカウンター254だぞ?もはや明日ってなんだよ。)」
P「あとこの種類も僕の席のとこにおいといてね!じゃあ!」ドサッ
氷室「(………あとで絶対にちかえししてやろう…。)」ゴゴゴゴゴゴゴ
氷室「はぁ………。(しかし俺も相変わらず万丈龍我とのレッスンばかりで少し退屈してきたな……)ん?」プルル プルル
氷室「……もしもし。」
スターク『よぉ、幻徳。お前にいい情報が入っていたぞ?』
氷室「なんだと?」
放置しちゃったけど、まだ諦めきれなかったからまた再開します
スターク「お前さんとこの島村とかいう小娘が近日ライブに出演するという情報でだな……どうやら専属のプロデューサーらしき人物がその子のことをマークしているらしい」
氷室「マーク?ストーカーってことか?」
スターク「ん~………まぁそれに近い感じか。まぁてなわけで、その人間を抹消しろっていう命令だ」
氷室「俺に指図するな!……それに何も抹消するのは分が悪いだろ……真実の闇へと永久に追放するだけでも充分なんじゃあないのか?」
スターク「おいおい、ただの抹消じゃあない、残りのボトルを生成するのが本来の目的だ……ほんの成敗として思えばいいんだよ」
氷室「そ、そんなことを……」
スターク「浄化についてはこっちがなんとかするから安心しろ、ほんじゃあな」ピッ
氷室「ちっ……スタークのやつめ……俺に横暴なことを…!」
氷室「それに、あいつもあいつでアイドルにはまってるじゃあねぇか!」
氷室「まぁいい、プロデューサーも何か気にくわない奴だ。一発食らわせなければ気がすまん……!」
__________________
ライブ会場にて…
P「………さーて、卯月ちゃんはどこにいるのかなぁ……」
P「(プロデューサーとして就任されるのに早い二年……どうしてもこの時を待っていた……)」
P「(ついにようやく目と鼻の先まで近づけるようになったんだ……!このチャンスを無駄にするわけには…)」ドッ
「あっ……すいません、ぶつかってしまって…。」
P「ん……ああ、いいよ。」
「ん?あれ?プロデューサーですか?
」
P「っ…君は確か……氷室さんか?君もどうしてこんなところに……。」
氷室「事務所でやることも無かったんで、卯月ちゃんがライブに出ると言うことで見に行こうと思ってここに来たんですけど………この白熱とした感じ、すごいですね!」
P「う、うん……そうだね!(いつの間にいたのか……ていうか、氷室さんつていつのまにか卯月ちゃんって呼ぶようになったのか?)」
P「(しかし余計な邪魔者が入っちまった……とりあえずここから離れないと……!)ご、ごめんね?ちょっとトイレに行っていい」ドスッ バタッ
スターク「悪いな、お前には少しの時間だけ化けてもらうぞ?なぁに、死にはしない……ちょいと忘れっぽくなるだけだ」
【デビルスチーム!】
スターク「………表活動の時の氷室に擬態したのはいいものの……もうちょっと卯月ちゃんのライブでも見ていくとするかぁ……!」ウキウキ
____________________
氷室「ここかぁ…!島村がいるライブ会場ってのはぁ…!」
氷室「やけに歌いすぎちまった……俺としたことが…!しかし悔やんでる場合じゃあない、さっさとスマッシュにして……」
キャアアァァァアーーーーーーーーッ!!!?
氷室「なんだ?今の悲鳴は……って、あれはスマッシュか?しかしなぜ急に……」
スマッシュ「」
氷室「だが俺にとってはどうでもいい……ガスを注入できん俺にとって手間が省けたこと…!」
【バッド!】
「蒸血」
【バッド!バ・バッド!ファイヤー!】
badじゃなくてbat(バット)だぞ
まあ音声がバッドとも聞こえるのはそうだけど
>>38
そうなのね
【アイススチーム!】
ナイトローグ「こいつ……妙に奇怪な動きをしている……そもそも何故ここにわき出たんだ?」
スマッシュ「■■□ッ!」ガシッ!
ナイトローグ「ムッ!なんだこいつ……(突撃したかと思えば腰をつかんで俺の動きを封じようとしている…?)
」
ナイトローグ「俺から離れろ…ッ!」スチームブレイク!バット!
スマッシュ「■■□ーーッ!?」ゴロゴロ
ナイトローグ「フン……戦いにおいては鼻でも笑えん程度のレベルか……。つまり一般人……ならあまり手を出さないほうがいいな」
スマッシュ「■□……!■□……!」
ナイトローグ「てことはあいつの仕業ということか……スタークの奴め…!いまいち行動が読めないと思っていたら…!」
ナイトローグ「お前には悪いが少し歯を食いしばってもらおう…」ライフルモード!
スマッシュ「!?■□ーッ!?」
ナイトローグ「日本語でないと俺にはよく分からんなぁ…!」
【スチームショット!バット!】
スマッシュ「□□■■□ーーッ!!」
ナイトローグ「………しかし、一体こいつは何者なんだ?」ボトルの成分を吸収するナイトローグ
P「うっ……ぐっ……」
ナイトローグ「ムッ!こいつは……!」
氷室「大丈夫か……大丈夫ですか!?」Pに近寄る
P「うぅ……い、痛い……えと…あれ?ぼく、何してたんだっけ…。」
氷室「…(ネビュラガスの影響か………時が経てばいずれか元に戻るのだろうが……)」
氷室「と、とりあえず救急車を呼んできます!少しお待ちを!」ピッピッ……
P「なんか……僕……とてつもなく大事なことを忘れてるような気が……。」
氷室「スタアァク!!」
スターク「……オイオイオィィ……ッあともうちっとでフルコンボだったってのにィ……一体なんの用だ?」
氷室「フルコンボなぞどうでもいい……!俺がお前に聞きたいのはプロデューサーの事だ!」ダンッ!
スターク「あぁ……あいつか、あいつかどうかしたのか?」
氷室「どうにもこうにも、お前が奴にネビュラガスを加えたのだろう!?」
スターク「はっ……そっちの方が効率がいいだろう?その代わりしばらくあちらの人間等は騒いでいるが……これでまた、ボトルが一本生成されたってことだ」
氷室「何事もなくデレマスをやるなスターク!……ともかく、お前はとりあえず勝手な行動をするな、あんなことをすればいずれにせよ俺たちファウストの素性がバレるだろ」
スターク「嫌だね、俺は誰の指図も受けない……」
氷室「いやだからデレマスを……っはあぁ…もういい、俺はもう行く」カツカツ
スターク「おいおい、どこへ行くんだー?」
氷室「あれだけの騒動が起きたんだ。こっちの事務所も大騒ぎで取り込みで手が離せないらしい。俺らも何かと話されることがあるからな……。」
スターク「おぉ……そりゃ大変だ……頑張れよぉ~……」フリフリ
氷室「他人事のように言いやがって………。」バタンッ
スターク「…………ありすちゃん可愛い~」
_____________________
卯月「おはようございます!」
氷室「あ………おはよう。昨日大丈夫だった?」
卯月「うん……私、その場にいなかったからよかったけどプロデューサーさんが……。」
氷室「あんまり気にしない方がいいよ…卯月さん、何も悪くないんだから」
卯月「は、はい……。」
氷室「(彼女は昨日もずっとこんなしょぼくれている。全く、お人好しもいいとこだ……。)」
氷室「(Pの真意すらも聞けなくなったが、恐らく俺たちとはあまり関係はないだろう……。)」
氷室「(しかし……Pもいなくなってしまった今、誰が代わりのプロデューサーを務めるんだ……?)」
ちひろ「みなさん、急に集まってもらって申し訳ないのだけれども、今日はプロデューサーさんの代理としてある人を呼ぶことにしました!それが…」
一海「どーも!猿渡一海、24歳独身、今日からこの事務所での短い期間だけプロデューサーの代理を務める者だ。困ったことがあれば俺に必ず頼ってほしい!心火を燃やして………」
一海「ぶっ潰ゥーーーーすッ!!」
一同「(絶対頼りたくない……)」
蘭子「(何あのセリフ……めちゃくちゃかっこいい!!)」
氷室「な、なにあの人……。」
卯月「あはは……な、なんか前の人より元気な人ですね…。」
氷室「(しかし猿渡……どこかで聞いた名前のような……。)」
ちひろ「ま、まぁ代理として変わっただけでも結構雰囲気も変わっちゃうけれども本当に頼りになる人だから心配する必要もないわ!」
一海「そう、何せ俺は生粋のアイドル好きだからな。だから今俺は生のアイドルを見れてすごい興奮している!」フンスフンス
氷室「(あいつ千川のフォローをことごとくブチ壊しやがった…!)」
ちひろ「猿渡さん?」
一海「す、すんません……えと、ともかくまぁ!前任のプロデューサーと同じ扱いをしても構わない!俺はなんでも応えるからな!」
凜「じゃあプロデューサー、パン買ってきてよ」
氷室「(前任のプロデューサーにそんな扱いしてんのか……!?)」
一海「OK………分かった!」
氷室「(分かるな)」
____________________
万丈「……んまぁ、それで…その猿渡って人がプロデューサーになったわけなんだな。」
氷室「はい………まぁ悪い人ではないと思うんですけどね。」
万丈「前任のあの人、結構事務所でも有名だからな。」
氷室「えっ……そうなんですか?」
万丈「なんでも女性職員にも滅法セクハラまがいなこともしてるらしいし、俺らの間では要注意人物として一目置かれてたよ。」
氷室「(まぁあいつのことなら納得か。)」
万丈「特に先月、お前がまだアイドルとしてここに来なかった日とかじゃ事務所の間では東都知事の一人と密接な関係があるとの噂があったしよ……」
氷室「(な……!?)」
氷室「(東都知事だと……?もしやパンドラボックスについてか?だとすれば聞かない手はない……!)」
氷室「東都知事って……それってやばくないですか?」
万丈「ああ、ただうちも普通のアイドル事務所なのによぉーっ、政府との関係があったなんてたまったもんじゃねぇけどよ……。」
氷室「くっ………!聞こうにも当の奴はネビュラガスの影響で記憶の喪失…!」
氷室「(じょうがない、遠回りだが東都知事のほうを探すとするか…)」
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