奴隷落ち貴族を安価で遊ぶ (50)

様々な理由で貴族と言うのは奴隷になる。

よくあるのは政争で負けて売られたとか、人攫いだとか、国が無くなり貴族ではなくなった、とか。

俺からすればどうでも良い、遊べる奴隷が市場や依頼で補充できるからな。

貴族を奴隷としてみると病気は持ってなく、良いものを食ってるから免疫もある。

教養があるから物覚えがマナーも良く、荒んでないから純真で弄びやすい。

「良いのはあるか?」

競りに出されてるのは少し危険だ、人攫いの雑な仕事で追っ手が来て殺される、と言うのはよく聞く。

日銭目的のチンケな奴でなく、人攫いの専門家が一番良い。

「ええ、ありますよ」

「顔だけ見させてくれ、その後買うか決める」



↓買う元貴族の特徴

「……良いじゃないか」

整った顔に、出るところは出た身体つき。

身体に比べれば顔は少し幼いが、まあ遊ぶ時に楽しませてくれるならそれで良い。

「買う、二割上乗せで買ってやるから屋敷まで連れて来い」

「へへへっ、まいど」

金払いは惜しむとこいつらはより良い方に流れる。

上客であり続ける、と言うのはこの市場では重要なことだ。

(さて……あの金髪、どう接するかね)

始めの接触は重要だ、自分が引き取ったと甘言で油断させるか、それとも最初から過激に行くか。

……奴隷は弄びがいがある、だからやめられないな。

……馬車に揺られ、どこかに連れられていく。

また、私は自分の意思ではないままにあっちこっちへ動いている。

(……これじゃあ、婚約者の怒りを買わないよう生きていた方が良かったかも……)

後悔と無気力感で体が重い。

……私を買った人物はどんな人だろう、なにをされるのだろう。

(皿洗いも、掃除も、料理も自信ないわ……よ、夜伽も……その、初めてだし……)

「降りろ」

行者の乱暴な言葉に逆らわず、大人しく屋敷の扉の前に出て行く。

……大きな屋敷だ、お城のようにも見える……。

「入りな」

「……はい」

……気を、強く持たなきゃ……いくらでも耐えて、逃げる算段をつけなきゃ。



↓金髪巨乳にどう接した

今回は少し突き放す様に扱うことにした。

使用人の部屋、愛妾の部屋、奴隷の部屋。

弄ぶように部屋はある、だが金髪は服を奪い犬の様に首輪と鎖をつけ廊下を歩いていた。

「……こ、こんな……っ、せ、せめて……服を……」

「黙れ」

鎖を引き、絨毯に転ばせる。

「っきゃぁ!?」

「メイド達に庭に小屋を作らせた、寝床兼便所だ好きに使えよ」

そのまま吊るす様に体勢が崩れた金髪を鎖で持ち上げる。

……さて、腕力の違いくらいは分かったかな?

それじゃあ、次……ああ、そう言えば名前を聞き忘れたな。

「いつまでも金髪でもあれか……」



↓金髪の名前と次どう遊ぶか

「フレンダ、いい名前だな、賢い犬っぽい名前だ」

ま、今は全然だけどな。

「ひ、くぅ……は、はへぇ……」

……今のだらしない顔はまさに雌犬だけどな。

「おい、こいつの寝床は?」

「はい、こちらに」

ケツに尻尾をねじ込んでああも感じる、才能はあるのかもな。

「へえ、中々頑丈そうだな……お前が?」

「はい、ご主人様」

うずくまって寝れる程度には広いな。

「フレンダ、さっきのメイドな、俺が調教したんだ……お前もさっさと諦めて犬らしくしろよ」

雨でも降れば心折れるだろうな。

「ほら来い、犬どうし挨拶しないと噛まれるぞ」

「あ、ま、まって……ふひゃぅっ!?」

「や、ぁぁっ!? た、助けっ、ひぁぁ!?」

「あー……オスしかいないんだよ、買った奴で遊ぶためにな……ハメてもらうか?」

「やっ、やだっ、助けてっ、ひぃっ!?」

仕方ないか、まあいずれはやるはめにはなると思うけどな。

生憎駄犬フレンダと違って躾は出来てる、指を鳴らせばあっちへ行く。

「さてと……庭は一週したか……街までは……面倒だ、メイドにでも行かせるか」

ふむ、じゃあ次はどうするかな。

薬も鞭もある、一度徹底的に折るのも……逆に依存させるのも面白そうだな。



↓駄犬フレンダにどう接するか

「…………え…………?」

思わず、自分の耳を疑いました。

「一週間犬だ、犬として遊ぶんじゃなく、マジで犬として扱う……その間上手く媚びれたなら少し生活の質を上げてやる」

そうして、この男は本気なのだと思い知る。

つまり、人としての尊厳を捨てさせようと……している。

それはそうだ……身の回りはメイドが奉仕している……“犬”が一匹死んでも、資産としての損失は少ない。

「わかり、ました……」

涙が出そうになる。

いや、いっそ流して媚をうった方が楽なのだろう……。

「がんばれよ、駄犬フレンダ」



↓フレンダは一週間どう過ごしたか

1日目、床に置かれた皿を口だけで食べた。

少し汚く食べたらあの男は満足げに笑っていた。

2日目、メイド達に連れられて街を裸で歩いた。

顔から火が出るほど恥ずかしかったけれど、どうせこの人達にどう思われようと関係はないと割り切ろうとした。

3日目、戯れに芸を教えられることになった。

どれも簡単だけれど、屈辱的だった……表に出さないよう我慢した。

4日目、ついに我慢できなくなり……排泄をした。

メイドに土の中に埋められる様子をあの男共に見て、礼を言うように言われ頭を下げた。

5日目、諦め始めた。

どうせ反抗しようにもない、家は滅んだので後ろ盾もない……何をせずともご飯が出るのはきっと想定よりも良いはずだ。

6日目、媚びを売るようになった。

あの男に気に入られる為、以前渡されたお尻の穴に入れるオモチャや耳をつけ、撫でられれば嬉しそうにした。

ご褒美にご飯もくれた、いつもよりも多く食べられて嬉しかった。

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