みく「Pチャンって、なんでロリコンなの?」 (37)

ちょい長めです


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P「今週のソーマ、ロリな様やべぇな……娘にしたい……」

みく「……Pチャンって、なんでロリコンなの?」

P「なんでって、そりゃお前、そこにロリがあるから……ってちげぇよ!大人の女性もちゃんと好きだし!」

みく「なんかキモいにゃ。そしてマヌケは見つかったにゃ」

P「誤解だ。俺は桃華が好きなだけであって、決してロリコンではないんだぞ?」

みく「桃華ちゃんを好きっていい切るあたり、かなりロリコン度高いと思うんだけどにゃあ……じゃあ例えば、年少組を除いて、うちの事務所で言えば誰が好みなの?」

P「え、うーんなんか危ない話題だな……」

P「そうだなぁ、好みのタイプで言えばだけど、例えば楓さんとか、美優さんとか、美波とか、そういう系統かなぁ。ちょっと若いとこでいけば響子とか」

みく「ふーん……結構しっかりした優しいお姉さんタイプが好きなんだね。……あ、約1名しっかりしてない人もいるけど……」

P「そういう意味ではみくもわりと好きだけど」

みく「ばっ、なっ、何言ってるにゃ!もう!ラノベ主人公みたいなこと言って!」バンバン!

P「痛い痛い!」

みく「まったくもう……あ、ちひろさんは?結構そういう系統じゃない?」

P「え?何だって?」

みく「ラノベ主人公はもういいにゃ!」

みく「でも、大人の女性『も』ってことは、結局ロリ系も好きなんでしょ?」

P「ストライクゾーンが広いと言ってくれ」

みく「はいはい。ストライクゾーン広い広い」

P「冤罪ってこうやって生まれるんだろうな……」

みく「それではそんなPチャンに、ポチッとにゃ」

P「え?」ガシャンガシャン

P「な、なんだこれ!椅子から手枷と足枷が出てきてガッチリホールドされて身動きが取れなくなったぞ!?」

みく「説明ご苦労にゃ。ちなみにその椅子はお察しの通り天才池袋博士の最新作です」

P「HA☆NA☆SE!」

みく「それではこれより、第一回『Pチャンロリコン検証会」を始めるにゃあ!」

みく「ルールは簡単!これから出てくる様々なロリ系アイドル達の恐ろしい攻撃から耐え切れれば勝ちにゃ!」

P「なん……だと……」

みく「なお、この椅子の手枷足枷部分にはPチャンの心拍数を測るセンサーが埋め込まれており、一定の心拍数を越えるとアウトとカウントされるにゃ!10回以上アウトになると失格!Pチャンは晴れてロリコンの烙印が押されるというわけにゃあ!」


P「前川ァ!!貴様ァ!!」ジタバタ

みく「まぁまぁ、Pチャン。これはPチャンがロリコンじゃないって証明できるチャンスでもあるんだよ?どうせ逃げられないんだし、大人しく従うにゃ」

P「……お前、次のロケは『七海と行く、海鮮尽くしの二人旅』にしてやるからな。博士は幸子と一緒に『無人島サバイバル生活72時』だ」

みく「……!!」

P「そのカウンターは想定してなかった!みたいな顔してんじゃねぇよ」

P「はぁ……どうせ逃げられないんだろ。ほら、さっさとしろ。お前も逃げられんけどな」

みく「そそそそそそれではまず最初の一組目、お願いしまーす!」

みりあ(スク水)「みりあでーす!」

莉嘉(スク水)「莉嘉だよー!」

P「おいぃぃぃ!!」アウトニャ



P「……ん?今なんか鳴ったぞ」

みく「あぁ、アウトの場合、椅子からみくの『アウトニャ』って音声が出る仕組みになってるにゃ」

P「さすが博士……仕事が細かい……」

みく「ていうかPチャン、初っ端からアウトってどうなの」

P「ロリコンじゃなくてもアウトになるわぁ!」

P「……なぁみりあ、莉嘉。お前らなんて格好してんだ?風邪ひくぞ?」

みりあ「えー?だってみくちゃんがこれ着てっていったんだもーん」

莉嘉「もーん」

P「前川ァ!!」



莉嘉「ねーPくーん、なんで最近アタシ達の現場について来てくれないのー?」

みりあ「そうだよー!さみしいよー!」

P「うんごめんね年度変わったばっかだから忙しくて報告関係はあらかた片付いたから今後はなるべくついていく近い近い近い!」アウトニャ


みりあ「ほんとー?やった!嬉しいなっ」ニコッ

P「(天使かよ……)」アウトニャ

莉嘉「あれー?Pくんロリコンじゃないんだよねー?だったら別に近づいても大丈夫じゃなーい?」ニヤニヤ

P「(悪魔かよ……悪魔っていうよりは小悪魔か……悪魔は千川だからな)」アウトニャ

みりあ「ねぇ莉嘉ちゃん。ろりこん?ってなぁに?」

莉嘉「え、知らないの?うーん、簡単に言うとビョーキだよ、ビョーキ!」

みりあ「えっ、プロデューサー病気なの!?」

みく「病気だよ」

P「前川は黙ってろ」



みりあ「プロデューサー、病気なんだ……かわいそう……」

P「(真剣に言われるとつらい……)」

みりあ「ねぇ莉嘉ちゃん、どうやったら治るの?」

莉嘉「え?うーん……あ、そうだ!みりあちゃんがギュッってしてあげれば治るかも!」

P「ちょっ」

みりあ「ほんと?じゃあ……ギューっ!えへへ、治った?」

P「」アウトニャアウトニャアウトニャアウトニャ

美嘉「コラ莉嘉ーー!みりあちゃんも!レッスンサボってこんなとこに……ってなんて格好してんの!?」アウトニャ





莉嘉とみりあは鼻血ダラダラのカリスマJKアイドルに連行されました。

みく「美嘉チャン、めっちゃ写真撮ってたけど、いったい何に使うつもりかにゃ……さて1組目が終了したわけだけど、既にもう7回アウトになってるよ」


P「次この企画やるときはあのカリスマでやれよな……俺はもうロリコンでいいよ……」

みく「心折れるの早過ぎにゃあ。まだまだ始まったばっかなんだからしっかりしてよね。それでは2組目どうぞ!」




千枝(体操着)「佐々木千枝、いきますっ」

P「手加減ってもんを知らねぇのか前川ァ!!」アウトニャ

みく「いや、みくはあれ着てって言ってないんだけどにゃあ……」

P「……あれ、千枝、なんか息上がってない?顔赤いしちょっと汗かいてるし」

千枝「準備運動してきました!」

P「何の!?」アウトニャ


千枝「ふうっ、それにしてもこの部屋暑いですね……」パタパタ

P「それ初代シンデレラの持ちネタだからやめなさい。ほら、胸元パタパタしないで。はしたないでしょ」

P「(……めっちゃ見えそう)」アウトニャ

千枝「あっ……ごめんなさい……千枝、悪い子でしたか……?(上目遣い)」

P「俺の心臓に悪いの!!」アウトニャ

千枝「あっ、千枝、喉乾いちゃいました!お茶もらいますね?」キュルキュル、カポッ

P「話を聞けェ!あっ、おいそのペットボトル俺の飲みかけ……」

千枝「ゴクッゴクッゴクッゴクッ ふぅ、ごちそうさまでしたっ」ニコッ

P「」アウトニャ

千枝「千枝、走ってきたからちょっと疲れちゃいました……お膝の上、座らせてもらいますね?」ストン

P「なんでだよ千川の席空いてんじゃんそっち座んなよ!」アウトニャ

千枝「ふぁ……なんだか眠くなってきちゃいました……お休みなさい、プロデューサーさん」スヤァ

P「助けて前川ーーーー!!!!」アウトニャ






さすがにマズいと判断した審判(みく)により千枝は強制退出させられました。

みく「……Pチャン、なんかゴメンね」

P「心という器は……ひとたびヒビが入れば2度とは……2度とは……」

みく「でもみくはもう止まれないのにゃ!3組目どうぞ!」





麗奈「アーッハッハッハ!3組目はこの私、麗奈様よ!」

P「なんだ麗奈か」

麗奈「何だとはなによ!失礼ね!」

P「はいはい、それで?今日は俺にどんなイタズラをするつもりですかレイナサマ」

麗奈「……くっくっく、アーッハッハッハ!私は!敢えて!!なにもしないわ!!」

P「……えっ?」

みく「な、何ィ!?何のために麗奈チャンをスカウトしてきたと思ってるのにゃあ!」

麗奈「フン、今回の私のイタズラの相手はアンタよ、みく!」

麗奈「ククク、私が何もしない事によって、アンタは貴重な1枠を無駄にしたのよ!いい気味だわ!」

みく「にゃ、にゃんだってーーー!?くぅ、やられたにゃ!!」

P「麗奈……お前……」

P「……麗奈、ちょっとこっち来て」

麗奈「な、なによ。変なことするつもりじゃないでしょうね……」

P「いいから、こっち来て。んでちょっとしゃがんで」

麗奈「こ、こう……?」

P「麗奈、ありがとな」ナデナデ

麗奈「!?」

P「このフマジメネコチャンが悪巧みして俺を嵌めようとしてたから、助けに来てくれたんだろ?」

麗奈「ち、ちがっ!」

P「いいって。素直じゃないけど、お前が本当は優しくていい奴だってこと、俺はちゃんと知ってるからな」

麗奈「うっ……うぅぅ…………うわーーーーん!!」

P「よしよし」






しばらく泣いた後、麗奈は退出しました。

みく「……なんか思いがけずいい話になっちゃったにゃ……ええい気を取り直して次にゃ!4組目、どうぞ!」

P「お前のメンタルすげぇな」


梨沙「なによこれ、まーた変なことしてるわねアンタ」

晴「ははっ、プロデューサー、捕まっちゃってんじゃん」



みく「4組目はさっきその辺を歩いてた梨沙チャンと晴チャンにゃ!急ごしらえのため、企画の説明はしておりません!」

P「雑!」

梨沙「で、なんでアンタ捕まってんの?ロリコンだから?」

P「Exactly(そのとおりでございます)」

晴「合ってんのかよ……」

P「いや、ロリコンではないんだけどな?」

梨沙「うるさいわよロリコン。さっき麗奈を泣かしてたの見たんだからね」

P「まぁそれはそうなんだけどさ……」

晴「で、何で泣かしたんだよ」

P「いや、別に泣かそうと思って泣かしたんじゃないぞ?ただ麗奈はいい奴だなって言っただけで」

梨沙「あっ……うーん、それは仕方ないわね……ゴメン、私が悪かったわ……」

晴「何?なんだよ?麗奈は実際いい奴だろ。俺はあいつ好きだぞ」

梨沙「……あんた、それ絶対麗奈に言うんじゃないわよ」

梨沙「……あれっ、ここ、シャツに口紅みたいなのついてるじゃない」

P「え?あ、本当だ。千枝だなこれ……あんにゃろ色付きリップでも付けてやがったか」

梨沙「やっぱりロリコンじゃないの!」ゲシゲシ!

P「違う違う!俺は何もしてねぇって!前川の刺客として送り込まれた千枝が俺の膝に乗ってきて寝ようとしたんだよ!」


梨沙「フン!」

P「あーあ、落ちるかなこれ。今日下ろしたばっかなのに……響子に取ってもらうか……」

晴「梨沙、こういうの得意だろ?取ってやれよ」

梨沙「えぇ?……もう、しょうがないわね。クレンジングオイル……は今無いし、じゃあ晴、このティッシュに台所洗剤をちょっとだけつけてきてちょうだい」

晴「はいよー」

梨沙「ほら、じっとしてて」ポンポン

P「悪いな、梨沙」

梨沙「まったく、世話がやけるんだから」

晴「梨沙って、なんかオカンっぽいよな」

梨沙「はぁ!?」

P「あー、俺も今思ってた」

梨沙「なによあんたまで!シミ抜きしてやらないわよ!」

晴「いやいや、悪い意味じゃ無いって。なんかこう……なぁ?」

P「わかるわ」

梨沙「もう!」

梨沙「ほら、だいたい取れたわよ!」

P「おー、バッチリバッチリ。ありがとオカン」

梨沙「うっさいバカ」ゲシッ

晴「オカンすげーな」

梨沙「あんたまで!こら!待ちなさい!」

晴「へへーん、捕まるかよっ!」

P「おいお前ら、こんなとこで走り回ったら危ないからやめろって」

晴「大丈夫大丈夫。………あっ」ガタッ

P「!」

ドサッ

晴「いった……くない?……あ」

P「だから危ないっていっただろうが……」

梨沙「あんた、手足ほとんど拘束されたその状況でよく晴をうまくキャッチできたわね……そのガッツだけは認めてあげるわ」

P「ほら、早くどいてくれ……ん、晴。お前またちょっと大きくなってないか?」

晴「~~!!!ロリコン!ロリコン!」ゲシッゲシッ

梨沙「変態!ロリコン!」ゲシッゲシッ

P「背の話だよ!!!」アウトニャ




しこたまPを蹴った二人は満足して帰って行きました。

P「うぅ……ひどい」

みく「うーん、ポイントが伸び悩んでるにゃあ。まぁもう10回以上アウトにはなってるんだけど」

P「なぁ、これいつまで続くの?10回超えてんならもうよくね?」

みく「だめにゃ!5組目と最後の一人はとっておきなのにゃ!」

P「なんでそんな張り切ってんのさ……」

みく「それでは5組目、どうぞ!」




こずえ「ふあぁ……こずえだよぉ……」

雪美「雪美……だよ……」



P「これ大丈夫か」

みく「正直みくも何が起こるか分からんから怖いにゃ」

こずえ「いっぱつぎゃぐ……やるよぉ……」

雪美「やる、よ……」

P「何か始まったんですけど……」



雪美「……」スッ

P「……おい、なんか柔らかい棒状のような何かを取り出したぞ」

みく「……あ」




こずえ「………ち○びどりるすなぁ……」


P「おいカメラ止めろぉ!!!」アウトニャ

こずえ「すんのかい……すんのかい……すんのかい……すんのかい……」

雪美「……」

こずえ「つまさきぃ……」

雪美「……」ポコッ

こずえ「あごぉ……」

雪美「……」ポコッ

こずえ「わきやめろぉ……」

雪美「……」ポコッ

こずえ「どりるせんの……すんのかーい……」


Pみく「(俺(みく)達はいったい何を見せられているんだろう……)」



こずえ「おもしろかった……?」

雪美「ふふ……」




この後めちゃくちゃ説教した。

みく「今のはノーカンにゃ」

P「おいお前さっきとっておきっつったろ」

みく「さぁお待たせしたにゃ!最後はもちろんこの人!どうぞ!」



???「だ、ダメですわ、こずえさん、千枝さん!こ、こんなはしたない服……服と呼べるんですのこれ!?を着て、Pちゃまの前になんて出られませんわ!」


こずえ「うるせぇ……そろそろまきにはいってんだぁ……さっさとでろぉ……」

桃華「きゃっ!」

P「いやまぁ来るとは思ったけどさぁ!」アウトニャ



桃華(デンジャラスビースト)「ぷ、Pちゃま……?」

P「オォォォォォォォォ!!!!!!」ブチィ

みく「ぴ、Pチャンがエヴァみたいになっちゃったにゃあ!あぁっ、枷も全部千切っちゃった!桃華ちゃん逃げて!!!」


P「モモカ……モモカ………」

桃華「Pちゃま……?」

桃華「……大丈夫、桃華はPちゃまの全てを受け入れますわ」ギュッ

P「モモ……カ……」

桃華「辛かったですわね……よく頑張りましたわ」ナデナデ

P「………うぅ……桃華ぁ~!!!前川がいじめる~~~!!!!」


みく「が、ガチ泣き!?」

桃華(着替えた)「まったくもう!みくさん、やり過ぎですわよ!」プンスコ

みく「ご、ゴメンにゃ……確かにちょっとやりすぎたにゃ……(アラサーのおっさんのガチ泣きなんて見たくなかったにゃ……)」


桃華「ほら、Pちゃま。みくさんもこう言ってることですし、許してあげましょう?ね?」

P「……」

みく「(お母さんに諭される小学生かにゃ……)」

桃華「Pちゃま?あんまり聞き分けがない子は嫌いになってしまいますわよ?」

P「……分かったよ。桃華に嫌われちゃこの世の終わりだ」

みく「Pちゃん、ゴメンね?もうしないから、許してくれる?」

P「……いーいーよー」

みく「(小学生かっ)」

P「ったく、お前、今度やったら本当に海鮮尽くしの旅に出すからな」

みく「ご、ゴメンってば~。もー、意外と根に持つタイプだよね~Pチャンは」

P「……いやーしかしみくも変わったよなぁ」

みく「え、なんにゃいきなり」

P「最初に事務所に来た頃はさぁ、警戒心バリバリで、触るもの皆傷つける野良猫みたいな感じだったのにぃ」

みく「な〝っ……」

P「キュートじゃなくてクールに入れようか迷ったくらいだもんなぁ。今じゃこんなにも懐いてくれて、俺も嬉しいよぉ」

みく「や、やめるにゃああ!!」

桃華「まぁ、そんな頃があったんですの?」

P「そうだぞー、みくもクール前川の時代があってなぁ」

みく「ぴ、Pチャンのいじわる~~!!!!」




おわり





幸子「晶葉さん、火をつける時はこうやるといいんですよ」カッカッカッ

池袋「おうち帰りたい……」

こずえPには悪い事をした、正直すまんかった。などと供述しており……
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