僕「エイプリルフール?」(7)

友「・・・どうしたんだその顔?」

僕「いや・・・女さんに告白したんだけど・・・」

友「何故か叩かれたと?」

僕「うん」

友「・・・なんでだ・・・?」

僕「エイプリルフールに告白するなんて最低って言われた」

友「あ~・・・エイプリルフールだから冗談だと思われたのか」

僕「エイプリルフール・・・」

友「エイプリルフール」

僕「エイプリルフール?」

友「・・・あ?エイプリルフールだって」

僕「エイプリルフールって・・・なに?」

友「・・・おいおい・・・世間知らずだとは思っていたけどここまでとは・・・」

僕「?」

友「エイプリルフールっていうのは4月1日の1日だけウソをついていい日なんだよ」

友「ウソっていても誰も傷つけないかわいいウソだけだけどな」

僕「へ~・・・知らなかった・・・」

友「マジかよ・・・」

僕「それで・・・今日告白したから嘘だと思われて・・・」

友「叩かれたんだろうな・・・」

僕「うぅ・・・」

友「取り敢えず謝りに行くしかないんじゃないか?」

僕「それも嘘だと思われない?」

友「そうだな~・・・その可能性はあるけど・・・行くしかないだろ」

僕「友~・・・ついてきて~・・・」

友「まあしょうがないか・・・お前ひとりよりふたりのほうがいいか」

女「・・・」

僕「ごめんなさい」ドゲザ

友「まあさすがに嘘だと思うよな・・・この年になってエイプリルフール知らないなんて・・・」

女「・・・」

友「機嫌直しなよ」

女「・・・それじゃあ・・・私に告白してきたのはエイプリルフールのウソじゃなくて本心からなんですか?」

僕「その通りです」

女「だけどエイプリルフール知らないなんて信じられません」

友「まあな~」

僕「無知でごめんなさい」ドゲザ

女「本当に私の事が好きなら・・・明日また告白してください。そうすれば信じます」

僕「よろこんで!」

友「よかったな。一応信じてくれるみたいで」

僕「本当よかったよ」

友「それじゃあ・・・俺は帰るな」

僕「ありがとう、今度何かおごるよ」

友「ウソじゃないことを祈るよ」

女「・・・」

僕「・・・」

女「ねえ・・・」

僕「はい」

女「最後にウソでした~って言わないと意味ないんじゃない?」

僕「・・・忘れてた・・・」

女「いいの?このままだとエイプリルフールすら知らないって思われるよ」

僕「・・・まあ・・・それはいいや。世間知らずなのはその通りだし」

女「ふふ、そういうところも結構好きだよ」

僕「ウソじゃなくて?」

女「もちろん」

僕「えへへ」

女「ふふふ」

友「は~・・・面倒だった・・・」

友「あいつ等、俺が本当に騙されたと思ってるのかな」

友「いくら何でもエイプリルフール知らないっていうのはないだろ~」

友「それに・・・今日は4月2日なんだよな~」

友「まあ・・・あいつらが楽しんだならいいか・・・」

友「・・・なんか損な役回り・・・彼女ほしいな~・・・」

おわり

何を書きたかったのかよくわからない

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