【コンマ】崩壊する世界を旅する18【安価】 (1000)

コンマによる判定と安価による選択で、崩壊する世界を旅するSSです。
結末はあなたの選択、そしてコンマによる運で決められます。

最終目標はストーリーの展開で変わります。デッドエンドも当然あり得ます。
前作「崩壊する世界を旅する」に準拠した世界観になりますが、初めての方でも入れるようなストーリーにします。

なお、スレ主はスマホから打つため、進行が遅くなりがち&まとまった投下がしにくい点ご容赦ください。

今作wikiと前作wikiは下になります。
ルールや人物説明はこちらを参考にしてください。

今作wiki
http://ss.vip2ch.com/ss/%E3%80%90%E3%82%B3%E3%83%B3%E3%83%9E%E3%80%91%E5%B4%A9%E5%A3%8A%E3%81%99%E3%82%8B%E4%B8%96%E7%95%8C%E3%82%92%E6%97%85%E3%81%99%E3%82%8B%E3%80%90%E5%AE%89%E4%BE%A1%E3%80%91

前作wiki
http://ss.vip2ch.com/jmp/1485168424

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1522593738

更新は明日になります。能力の上乗せは00偶数により大幅なものになる予定です。
(ご指摘があったノワールの火力不足も解消されるでしょう)

覚醒カウンタが5行くことは多分ないと思いますが……場合によってはvsクリス戦が厄介になるかもしれません。
「一族化」によるメリットは極めて大きいですが、ルートとEDの幅が狭くなります。(バッドエンドになるわけでは必ずしもありません)

少しだけ進めます。

鳥が抜けてました。

「……もう朝か……」

10数回目の精を吐き出し、一服付いたところで俺は朝日に気付いた。疲労感はまるでない。普通なら来るはずの眠気もだ。
カミュの時もそうだったが、この房中術というものは大概に強力な代物だ。今回は媚薬なども使ってしまったから、尚更と言えた。
処女だったヘカテルに気を使ったつもりだったが、ハッキリやり過ぎた。俺は溜め息とともに頭に手をやった。

「……ん……朝だねぇ……でも、気持ちいいねぇ。もっと、する?」

ノワールがベトベトの身体でしなだれかかってきた。精液や愛液の臭いが、軽く鼻に突く。しかし、それはまた俺の股間を硬くした。
このまま何もかも忘れて、二人の身体に溺れられたら……。

いかん、まだ薬とお香の効き目が残っているようだ。これから、また軍議がある。行かねば……

「んふ、サイファーさんの、また硬くなってますよ。まだこんなに元気……男の人って、皆こうなんですか?」

ヘカテルがつんと俺のをつついて微笑む。昨晩まで処女だったとは、到底思えない。

いかん、また理性が……

45-賢さ(19)=26以上で成功

※絆効果でファンブル無効、再判定

※23…失敗

……まだ朝だ、軍議には時間がある。

「仕方ないな、もう少ししようか」

俺は色々なものでドロドロになっているヘカテルのそこに指を這わせる。「きゅう」と小動物みたいな声を、ヘカテルが発した。

「ヘカテルちゃんだけずるい。私も、ちゃんと、ね」

ノワールが片目をつぶり、俺の竿を下から上へと舐め上げた。……これで我慢できる男はいない。


結局、その後3回致してしまった。
軍議に遅れたのは、言うまでもない。


※カミュらに気付かれる確率が大幅に上がります。好感度ダウン確率も同様です。

##########

「……随分と遅れてしまった……マズいな。身体は大丈夫か?」

既に軍議の時間を15分以上過ぎている。どんなに急いでも、大遅刻は避けられまい。

「うん、まあなんとか。というか……逆に凄く元気なんだけど」

「私もです。……エッチって、身体にいいものなんですね!知らなかったです」

ヘカテルが凄まじい勘違いをしている。しかし、確かに身体の調子は良くなっていた。……むしろ、新たな力を得たような??

※特殊能力取得判定
※3人共通で全ステータス+1、覚醒カウンタ+1以上

※ノワールが秘奥義「量子分解」を覚えました。効果は下記です。
・戦闘中1回のみ(連続魔ではどちらか片方しか使えません)
・命中時欠損・即死判定が発生(クリティカルで即死チャンス、ダメージコンマが50以上でどこかの部位の欠損確定)
・ダメージは割合ダメージ
最低25%、コンマ÷2%(00偶数ならボス格も即死できます)

※覚醒カウンタ
01~70 +1
71~95 +2
96~99 +3

サイファー コンマ下
ノワール コンマ下2
ヘカテル コンマ下3

(覚醒カウンタに応じて追加能力)

※特殊能力判定

サイファー(コンマ下)
奇数 超回復(瀕死ダメージを食らっても即全回復、2回まで)
偶数 プレーンウォーク

ノワール(コンマ下2)
※精神感応は確定(ブレイズに準ずるレベル、思考をほぼ確実に読める上、記憶上書きもできます)

奇数 プレーンウォーク
偶数 時間遡行

ヘカテル(コンマ下3)
奇数 超隠密(即死効果付き不意討ち)
偶数 時間停止

特殊能力
サイファー 超回復
ノワール 精神感応、プレーンウォーク
ヘカテル 超隠密

※全員覚醒カウンタ3(5から判定入ります)

※好感度
ノワール 25+コンマ下一桁×5上昇
ヘカテル 100+コンマ下一桁×10上昇

下2も?

>>28
失礼しました。ヘカテルはこの下のコンマでお願いします。

ノワール好感度 407
ヘカテル好感度 338

※絆効果が以下のように変わります。

※サイファーとノワールが一緒の場合、以下のボーナスがあります。
・戦闘一回だけ互いにダメージを肩代わりできます。判定に成功すればダメージが半減します。
・戦闘中一回だけ、互いのファンブルを無効にできます。(再判定)
・戦闘中2回、90以上がクリティカルになります。
・一日1回、25以下の選択が出た場合無効にできます(複数分岐に限らない)。
・一日1回、通常時の判定でファンブルが出た時に無効にできます。(再判定、00奇数も回避可能)低コンマが続いた場合も確率で再判定になります。

※サイファーとヘカテルが一緒の場合、以下のボーナスがあります。
・戦闘一回だけ互いにダメージを肩代わりできます。判定に成功すればダメージが半減します。
・戦闘中一回だけ、互いのファンブルを無効にできます。(再判定)
・戦闘中一回だけ、90以上がクリティカルになります。
・一日1回、複数分岐がある20以下の選択が出た場合無効にできます。
・一日1回、通常時の判定でファンブルが出た時に無効にできます。(再判定、00奇数は回避不能)

力の正体は明確には分からない。ただ、瞬間転移の時同様、その時になれば使い道も分かるのだろう。
これもオルディニウムの力、なのだろうか?

##########

「遅いっ」

部屋に入るや否や、エリスの鋭い声が飛んできた。

「あんた、どんだけ遅れてるの?しかもヘカテルまで。まさか……」

エリスは明確に苛立っている。

※65-ノワール賢さ(27)×2=11以上で成功

※20…成功

そこにノワールが助け船を出した。

「あ、ごめん!二人は私の様子を見に行ってたの。退院の手続きとかあったから遅れちゃって……もう大丈夫だから。心配かけて、ごめんなさい」

ノワールが深々と頭を下げた。……そういうことにしておくか。

「すまん、そういうわけだ。今日から、ノワールも合流できるそうだ。皆、よろしく頼む」

俺も詫びを入れた。……しかし、バレていないだろうか??

01~15 全員にばれている
16~25 カミュ、エリス、トニーにバレている
26~50 カミュ、トニーにバレている
51~75 トニーにバレている
76~99 誰も気付かない

>>36
ヘカテルとの絆効果で回避、再判定
(ファンブル回避は本日ネンヤ分の残り1回)

すまん

>>38
ノワールとの絆効果で再判定
(選択回避はヘカテル分の20以下回避のみ)

はい

>>41
※ヘカテルとの絆効果で無効、再判定
(選択回避分は全部なくなりました)

※カミュ、トニーにバレている

「……それなら、しょうがないわね」

エリスが溜め息を付いた。俺は安堵する。気付かれていなかったか……。
しかし、顔を上げるとカミュの表情が凍っている。……嫌な予感がする。トニーは「へえ」とニヤニヤ笑っている。彼にも気付かれたか?

※20以下でカミュ追加イベント(コンマ下、どちらにしろ後でイベントは起きます)
※10以下でトニー追加イベント(コンマ下2、後で口封じイベントがあります)

※共にイベントなし、この場は平穏(なお、ジェニーと一条はモリブスに行ったため不在です)

二人は何も発言しない。……後で話さないといけなさそうだ。

「ジェニーとイチジョウは、ベーレン候に同行してモリブスに行ったわ。だから、今日動けるのはあたしたちだけってわけ。
まだ、イーリス近郊に大きな変化はないわ。いざとなればブランドさんの力は仰げるけど、彼はクラークに戻ってる。どうするの?」

まだやるべきことは山積している。……さて。

1 ズマに行く
2 アングヴィラに行く
3 トリスに行く
4 ファルーダに行く(首都に直接は行けません)
5 テルモンに行く
6 クラークに行く
7 ローマンに電話する

※安価下7多数決、考察必要

上げます。

「まず、ローマンに連絡しよう。向こうの動向が気になる。……状況によっては、取る行動が変わってくるかもしれない」

俺は電話を手に取った。

……

01~10 やあ
11~30 電話に出ない
31~50 まずいことになった
51~90 どうした
91~95 こちらから電話しようと思っていた
96~99 ??????????

票埋まってなくね

いやここは7で
理由はみんな言ってるけどローマンサイドが不安

>>60
あ……やらかしました。上は無効でお願いします。

>>62
了解です。では改めて>>59の判定です。

※再判定
奇数 1段階昇格
偶数 2段階昇格

※2段階昇格、展開が大幅有利に

『サイファーか!!こちらから連絡しようと思っていた所だった』

いつも冷静なローマンの声が興奮で震えている。何かあったのか?

「どうした、一体!?」

3の倍数 ??????
それ以外 アヴァロンに来てくれ、お前の助けも要る

※重大イベント発生

『私の独断で動いたのは詫びる。だが、コーウィンも誰もいない、昨日の好機を見逃せなかった。
……電話を替わる。それで察してくれるだろう』

電話を替わる?誰に……

次の瞬間俺が聞いた声は、完全に想定外のものだった。



『やあ、サイファー君。……初めましてではないね。僕がジェラードだ』

今日はここまで。

もう少し続けられそうなので続けます。

……ジェラード!??そんなはずは!?
ローマンとはクリス確保を最優先にすると話していたはずだ。まさかローマンがここで動くとは思わなかった。

「えっ……正気、なのですか」

『ああ。ローマンの、そして君のお蔭だよ。随分と長い間、悪い夢を見ていたらしい。
オルド王の力が強まったことでケインの意識も復活し、それが僕らから正気を失わせていたといった辺りか。
……地上は大変なことになっているようだね。僕の責任でもある』

ジェラードは声を落とした。以前とは全く違う、理知的な印象を受ける。

「ええ。モリブスは奪還しましたが、まだ世界各地が危機的な状態にあります。力をお貸しいただけないでしょうか」

『勿論だ。だが、ここ――『穴』第四十九階層の僕の間は危ない。僕とローマンだけでも、逃げる必要がある。
イーリスには行ったことがない。会うなら、モリブスしかないな』

「ではモリブス、ユングヴィ教団の大聖堂前で。俺も、至急向かいます」


俺は電話を切った。事態が大きく動こうとしている。


「……聞いての通りだ。『一族』の首魁の一人で、今回の動乱の黒幕であるジェラードが、正気に戻ったそうだ」

会議場が一斉にざわついた。

「それって……凄く大きなことじゃないですか?ここに来て彼を味方に付けられるなら……」

興奮気味のマルコを、カレンが抑える。

「でも、クリスは彼すら洗脳できるのよ?ブレイズさんは今いないらしいし……安心はまだできないわ」

「その通りだ。とにかく、一度会って話をしてみる」

俺はノワールに目をやった。彼女が軽く頷く。

「多分なんだけど、ナージャがやってたプレーンウォーク。私も使える気がするの。ここは私にも行かせてくれないかしら?」

「分かった。だが病み上がりだ、無理はするなよ」

「……勿論よ。ヘカテルちゃんも、一緒に来る?」

ヘカテルの顔が明るくなった。

「いいんですか!?喜んで」

カミュの顔がまた曇った気がしたが、俺はそれに気付かないふりをした。

「じゃあ、多分そうかからないうちに戻ってくる。留守を頼む」

※カミュと話しますか?

1 話す
2 話さない

安価下5多数決、考察必要

※話すともめる可能性があります。話さないともめない代わりに低確率で出奔します。

サイファーですら気付いたのに精神感応使えるノワールがカミュの反応に気づかないのはなんか違和感あるな。気付いた上でヘカテルに声かけたのなら中々根に持ってそうだが

俺たちはそのまま部屋を出た。カミュの悲しそうな目が気になったが……彼、いや彼女と今は話さない方がいい。

「良かったんですか?……多分気付いてますよ」

「そうね。……彼女の事情は分かるの。一昨日のことが、全てカミュさんの意思でないのも。
でも……下手に未練は残さない方がいいんじゃないかな。……嫌な女ね、私も」

ヘカテルの言葉に、ノワールの表情が少し暗くなった。思うところは、色々あるらいい。



ノワールが空間に歪みを作った。「本当にできたわ」と、本人も驚いている。

「じゃあ、行くぞ」

2人は頷く。俺たちは、歪みの中に足を踏み入れた。

##########

01~75 ジェラードとローマンがいる
76~90 二人と????がいる
91~95 二人と?????がいる
96~99 ??????????

今度こそ今日はここまで。

>>79
書いてからこちらも気付きました。少し失敗だったかもしれません。
誰を連れていくか安価で選ばせようかとも思いましたが、テンポの問題でこうなりました。

ただ、ヘカテルは当然まだ根に持っているでしょうし(「理性では理解したけど感情は飲み込めてない」というのはまだ変わっていません)、
ノワールもまたそれは同様なのかもしれません。さすがに男をNTRれて怒らずにいるほど、彼女も聖人君主ではないのです。多分。
実際、「許せるかちょっと微妙」と言ってますしね。

また、ここで「もう望みはないよ」と暗に示すことで、吹っ切れて欲しい……という思いも多分あります。
本当にそうなるかは、コンマ次第ですが。

あれ、一族の間って47階層じゃなかったっけ。勘違いならすまん

>>83
四十八でしたね。久々なので忘れていました。
四十九が大断層で、五十以下不明です。訂正します。

少し進めます。

「……来たか」

防護服に身を包んだローマンの隣に、小柄な子供がいる。あれがジェラードだ。
以前会った時の禍々しさは全く感じない。静かだが、普通の子供とは全く違う超然としたものは感じる。

「サイファー君だね。改めて、ジェラードだ。よろしく」

ジェラードは右手を差し出してきた。俺は戸惑いながらも、それを握る。

「え、ええ。こちらこそ。……敵の首魁とさっきまで思っていた人と、こういう形で握手するなんて、思いもしませんでした」

「ハハハ、君は正直だなあ。だが、誰だってそうだろう。僕だって、つい2時間前までは正気ではなかったわけだからね。僕自身も、少々驚いてる……」

※50以下でイベント発生、90以上だと?
ファンブルなし

※特に何もなし

「さて、教団に入るとしよう。僕は初めてだし、ローマンは警戒する人間もいるだろう。君がブレイズに話を……」

「ちょっと待ってください。実は……」

俺は昨日のことを少し話した。ジェラードの表情が固まっていく。

「……マリーンが、死んだ?それでブレイズが、仇を討とうと?」

「ええ、俺にはよく分かりませんが……。ただブランドさん曰く、恐らくはそうであろうと」

ジェラードが手で目を押さえた。

「厄介だな……あいつはああ見えて、割と熱しやすい。先走ったことをしなければいいが。それに、マリーン。本当に死んだなら、まだいいかもしれない。
その死骸を使われていたら、手に負えない。500年前、ケインはブランドを使って似たようなことをしている前科がある。
マリーンはあの時のブランドに遠く及ばない。それでも、何らかの改良が――君らにとっては改悪だが――が加えられていたら、それに匹敵する脅威ともなりかねない。
とにかく、教団に入ろう。フローラがいればいいが」

俺は体温が下がるのを感じた。……話している内容はよく分からなかったが、とてつもなく危険なことになっている可能性はあるらしい。


「すまない、失礼する。イーリス近衛騎士団副団長、サイファー・コットだ。フローラ夫人にお目通りを願いたい」

※70以上でいる

※フローラ不在

出てきたのは、中年の翼人だった。確か、何回か見かけたことがある。教団の上位幹部だったか。

「申し訳ありません、夫人は不在です。昨晩から、大司教の姿もお見えにならないのですが、ご存じでしょうか」

まずいことになっている、と俺は感じた。それは今のモリブスの守りが手薄になっていることでもあるからだ。

「いえ……昨日お会いしてから、いなくなられたのですか」

※10以下か80以上でイベント続行

※イベントなし

俺の言葉に、男は頷いた。

「貴殿方も御存知ないとは……今、教団は混乱しております。今日の所は、お引き取りを」

嘘はバレなかったようだ。だが、ブレイズの動向は気になる。

「彼は自分の間に行っているのだろうけど、今僕が行ったところで一切の聞く耳は持たないだろうね。他に落ち着いて話せる場所は、ないかな」

落ち着いて話せる場所……ジェニーたちがいるであろう、領事府か。ただ、どこまで残っているのかは怪しいが。
イーリスならある程度話せるだろう。ただ、カミュと顔を会わせるのは、さすがに気まずい。

……

1 領事府に行く(低確率で使えません、ジェニーが3人の関係を察します。モリブスとの協力体制が強まります)
2 王宮に行く(作戦の幅は広がりますが、修羅場の可能性もあります)
3 イーリスの自宅に行く(ジェラードが3人の関係に気付き、これに伴いあるフラグが立ちます。デメリットはその程度ですがメリットもありません)
4 その他自由安価

安価下5多数決、考察不要

なお、3は>>88のイベントが強制発動するものになります。

プレーンウォーク使えるならクラークにも行けない?
確か平定は済んでたしバレてすごい困る相手もいないしブランドと接触できるしいいことずくめ

>>97
行けますね。

98の質問については「この日限定で」反動なしと言っておきます。つまり、通常は連発は利きません。(今回が例外である物語上の理由は存在します)

スマホの故障により交換をしたら、chmateが使えなくなりました……。
更新できなくはないのですが、かなり困っています。

no peer certificateとか出るのですが、対処法をご存じの方がいらっしゃればお願いします。

とりあえず、chmateを諦めることで暫定的に解決しました。お騒がせしました。

再開します。

イーリスに戻るのが筋だが、カミュとは顔を会わせづらい。この街でもいいが……。

一応、平定されている街がもう一つあった。

「ノワール、クラークに行けないか?ブランドさんも一緒なら、話はまとめやすいんじゃないか」

「あ……確かに。ちょっと待ってて」

ノワールがゲートを開く。それを見たジェラードが、目を丸くした。

「自分でゲートを開けるのか……!驚いたね。確か君は、ジャックの子孫だったか」

「う……いえ、はい。曽祖母は、『一族』に連なる存在、デアドラと聞いていますわ。お会いしたのは、一度きりだけですけど」

……

70以下で追加イベント、35以下で?
(大したイベントではないですが、行動制限がかかる可能性があります)

※追加イベントあり

「そうか、道理で。だが……君は、人間をやめかけているな」

「……どういうことですか」

ノワールの顔が青ざめた。

「怖がらせるつもりはなかった、だが文字通りの意味だよ。君は、僕たち『一族』に近い存在になり始めてる。
それは、決して悪いことばかりじゃない。人の限界を超えた力と寿命を得られるのだからね。
だけど、それは人としての生を捨てるということでもある。……そこのサイファー君か、君には辛いことになるかもしれないね」

ノワールが、「一族」になる?頭を鈍器でガンとやられた気がした。

「そんなっ!!何とかならないんですか?」

ヘカテルが叫ぶ。ジェラードは微笑んだままだ。

「何も『なる』とは言ってないよ。まだ『なるかもしれない』、の段階だ。オルディニウムに触れ過ぎない、魔素に当てられない。それさえ気を付ければいい。普通に生きていれば、まずならないだろう。
それと、君らもなってしまえばそれはそれでいいんじゃないかな?まあ、これから考えればいいだけのことさ」

ノワールの表情は曇ったままだ。人を辞める、それは果たして彼女に――そして俺たちにとって、いいことなのだろうか?

###########

「おうっ、サイファーか!!久し振りだなあ。元気そうで実に何よりだ……」

クラークに着いた俺たちを出迎えたのはクヴァだった。その彼の表情が、ローマンを見て固まる。

「きっ……貴様ぁぁぁ!!!」

降り下ろされるクヴァの拳を、ジェラードが人差し指と中指で受け止めた。

「血の気が多いよ、竜人よ。話は聞いてやるものだ」

ローマンが一歩下がり、深く頭を下げる。

「……すまない。私のせいで、君らには随分と迷惑をかけた。今回の件は、私は関わっていないが……さりとて、私の愚かさが招いたことだ。赦せとは言わん。だが、謝らせてくれ」

01~15 ???????
16~50 一発殴らせろ
51~90 どういうことだ?
91~99 ……事情があるらしいな

ジェラードの性格的に「一族になっちゃえば」なんて言わなそうな気もする。長く生きすぎてどうのこうの言ってたし

クヴァの顔が訝しげに歪む。

「……どういうことだ?それに、こいつは……ジェラードじゃねえか!!一体、何だってんだ」

「話は後だ。とりあえず、ブランドさんと会いたい。極めて重要な話だ、お前にも聞いてほしい」

##########

俺たちはクラーク市庁舎に向かった。街のそこかしこに、激闘の傷痕が見える。ここも、モリブス新市街ほどではないにしろ、激しい襲撃に遭っていたらしい。


「俺だウェンディ、帰ったぞ。よく分からねえが、客人も一緒だ」

金髪の小柄な女性が現れた。確か、クヴァの妻だったか。

「……サイファーさん、でしたか?どうぞこちらに」

客間に通されると、そこには……

50以上でセレスティアがいる、ファンブルなし

※セレスティアがいる

そこには、青年のブランドとユミールの他に長い金髪の少女がいた。……この子が、セレスティア?

「サイファーさん!どうしたんですか急に……ってその男はっ」

ブランドが一瞬のうちに「一族」の方へと変わり、クロスボウをジェラードに向けた。

「……ジェラード。何のつもりだ」

「他意は何もないよ。ただ、僕のせいで随分と多くの血が流れたようだね……すまなかった」

ジェラードは頭を下げた。ブランドはなおもクロスボウをジェラードに向けながら、俺に聞いた。

「どういうことか、説明してもらおうか」

45-魅力(18)=27以上で魅惑の眼差し発動せず

※魅惑の眼差し発動

俺は、今日の経緯をかいつまんで話した。ブランドは険しい表情のままだったが、聞き終わるとクロスボウを下ろした。

「……なるほどな。正気に戻ったと、そういうことか。にわかには信じがたいがな」

ブランドがジェラードを睨む。それを受けて、彼は首を横に振った。

「そう言われるのも仕方がないことだ。クリス、いやケインに洗脳されていたとはいえ、返す言葉もない。僕もローマンも、償いはするつもりだ。
しかし、ケインが生きていたとはね。……精神感応で死を偽装するとは。5日前、突如として僕の前に現れた時には、正気でなかった僕ですら仰天したよ。『全ての手筈は整っている』と。
僕はただ、自分の間で待っていただけだ。そこをローマンに救われた」

「それがあの総攻撃だったわけだな。ここにいるセレスティアが、クラーク攻略の総大将だったわけだが」

セレスティアと呼ばれた少女は、下を向いて話さない。

※50以上でウェンディが助け船を出す、ファンブルなし

※ウェンディはセレスティアと近い血縁ではない(面識がない程度の血縁)

ユミールが溜め息をついた。

「この子、正気に戻ったはいいけどずっとこうなのよ。罪の意識があるみたいだけど、洗脳の結果なんだからもう少し話してくれてもいいのにね」

心を閉ざしている、というわけか。

65-ノワール賢さ(27)×2=11以上で成功

※73…成功

ノワールがセレスティアの前でしゃがみこみ、微笑んだ。

「大丈夫よ。ここにいるのは、皆あなたの味方だから。辛かったら、無理して話さなくていいわ」

セレスティアは、怯えた表情でノワールを見る。ノワールが目を閉じた。

……

01~03、11、22 ????????????(強制ネンヤ発動)
04~20 ダメね……
21~50 ノワールの表情が凍った
51~75 ごめん、なさい
76~99 ありが、とう

※クリティカル、昇格

「……ありが、とう……」

セレスティアが涙を流しながら言った。そして、ノワールの胸の中で泣きじゃくる。

「大丈夫、泣きたいだけ泣きなさい」

そういってそっと頭を撫でている。……多分、精神感応術も併用しているのだろう。サイカワの時と、よく似ている。


やがて、セレスティアは泣き止むと、ぽつぽつと話し始めた。

「ありがとう……そして、ごめんなさい。私、大変なことを……」

「いいの、あなたが悪いんじゃない。あなたを操ってた、クリスが全て悪いの。
自分で喋れる?嫌なら、無理強いはしないわ]

ぶんぶんと、セレスティアは首を横に振った。

「ジェラード、彼女に会ったことは?」

※70以上である、ファンブルなし

※面識はない

「いや……初めてだ。竜人、なのだよね」

ブランドの言葉にジェラードはクヴァを見た。

「君らも知らなかったのか」

「俺は知らねえ。……ウェンディは心当たりがあったようだが」

小柄な女性が頷いた。線の細さといい、少しセレスティアとは似ている。

「私の祖母は子を2人なしたそうです。片方が私の母ですが、兄がいたとか。
母は人間と結婚し、イラブの町に長年住んでいたそうです。そこでクヴァ様と出会ったわけですが。
もう一人の兄は、いずこへと消えたといいます。恐らくは地上ではないかと。もしそうだとすれば、彼女は恐らくは私の従姉妹でしょう。
どうして、こんなことになったかは知る由もありませんが……」

ノワールがセレスティアを見る。同時に、俺の頭の中に声が響いた。ノワールの声だ。

『私はそこまで深くこの子のことを読んだわけじゃないわ。でも、クリスとの件は……トラウマになってるみたい。
そのことだけは、注意してあげて』

俺は頷く。

……何について訊くか。

1 彼女の父親のこと
2 クリスの計画について
3 クリスの仲間について
4 マリーンについて
5 今後どうするつもりかについて
6 その他自由安価

※0000より多数決、3票先取。ひとまず考察なしで開始

4で決定します。今日はここまで。

>>112
失礼しました。久しく彼を書いていないので、キャラがぶれました。

ただ、後講釈になりますが、案外この発言は結果的に妥当だったのかなとも思います。

ジェラードが生に飽きていたのは、あくまで一人で生き続けることに対してだったわけです。
一応つかの間の伴侶を見つけたわけですが、子供ができて、彼女が死んで、また彼は一人になってしまった。
だからこそ、彼女の愛した世界を救い、自分の生を「終わらせる」ことで区切りとしたかった……という流れだったと記憶しています。
(結果はまあ、ケインに叩き起こされ操られとなかなか悲惨なわけですが)

である以上、もし「一族」になってしまったとしたら、悠久の時を共に過ごす伴侶がいないと辛いよな、という思いは多分にあったのではないかと。
ここから先はネタバレになるので伏せますが、ある意味何度も死に続け生き返っている(しかも自我を保って)エリックの現状を知った場合、
ジェラード的には複雑な思いがあるでしょう。エリックはマトモになっても割と脳筋なのですがね。

少し進めます。

クリス関連の質問はしたいが、どうやら深い傷を抱えているらしい。とすれば、この辺りが無難か。

「君の祖母……マリーンという女性について聞きたいが。サイラスにいたというのは知っているが、その後は」

ブランドはマリーンは「恐らく死んだ」と言っていた。だが同じ陣営にいた彼女なら、あるいは。

01~10 ガタガタ震え出した
11~70 いえ……分からない
71~90 静かに涙を流し始めた
91~97 顔色が青くなった
98~99 ……えっ

セレスティアは俺の言葉を聞くと、静かに涙を流し始めた。

「おばあちゃんは……私のせいでっ……」

俺は何となくだが悟った。彼女は、サイラスにいたのだ。

「逃がしてくれたのね、襲撃から」

ノワールの言葉に、コクンとセレスティアが頷く。ジェラードとローマンの顔が曇った。

「……あの襲撃は確か……クリスが計画したものだったか」

「私も無関係ではありません。平行してクラークに攻め入ろうとしたわけですから。オルディニウムの精神支配、並びにクリスの存在があったにせよ……犯した罪が、消えるわけではない」


部屋にはすすり泣くセレスティアの声だけが響いた。


沈黙をブランドが破った。

「恐らくは、マリーンは死の間際に彼女だけを逃がしたのだろう。……プレーンウォークを使って。
だが、彼女も相応の手練れだ。殺したのは誰だ?」

01~20 セレスティアは混乱状態
21~35 見知らぬ男
36~95 クリス
96~99 ?????(魔物、超強敵ですが倒す手段があります)

どうでもいいけど精神感応に対抗できる一族たるブランドがその場に居合わせたのにクリスは死を偽装できてたのか?

>>142
確認しましたが、あの場にいたのはブランド「君」の方なので普通に騙されてますね。

この辺りこちらの設定の詰めの甘さが出ていますが、矛盾しないように話は進める方針です。
とりあえず、確定しているのは……

・クリスがドワーキンに斬られたのはガチです。本当に死にかけてます。
・治療に当たる前(つまり「一族」のブランドが表に出ている時)はまだ精神操作してません。ブランド「君」の治療のタイミングで仕掛けてます。
・ブランド「君」は経験不足から騙されてます。宝石の中からでは、状況を完全には把握できません。ヘルラも同様です。
・クリスの精神操作は「一族」でも不意を突けば効いてしまいます。ブレイズですらそうでした。
・現状、クリスとドワーキンが結んでいる可能性についてはノーコメントです。

少し進めます。

セレスティアの顔が蒼白になった。思い出したくないのだろう。

「……黒い……翼の男……。私を人質に取って、それで……」

ノワールが首を振った。

「ごめん、嫌なこと思い出させちゃったね。……もうやめる?」

※50以上で追加質問可能

※クリティカル、追加質問確定の上追加情報

フルフルとセレスティアが頭を横に振った。

「……いいの。多分、彼の狙いは私だった。『お前の母の血をもらいに来た』と言ってたし……。
私はハーテル……『穴』にある別の街に逃がされたけど、あの男はそこまで追ってきて……それでっ……」

ブルブルと、セレスティアが震える。ノワールが彼女の頭を撫でた。

「……それ以上は言わなくていいわ。辛かったでしょう」

セレスティアは「えぐっ……」と泣いている。……何となく、何が起きたかは推測ができた。


「もういいんだよ、少し休む?」

「ううん……あの男を、捕まえるんでしょ?そうなら、私にできることがあるなら……」

ノワールの言葉に、少女は涙を拭う。気持ちの整理が付いたようだ。

……何を訊こうか。

1 彼女の父親のこと
2 クリスの計画について
3 クリスの仲間について
4 彼女の母親のこと
5 今後どうするつもりかについて
6 その他自由安価

※安価下5多数決、考察不要
※セレスティアは対クリスの覚悟を固めました。クリス関連の質問に答えられます。
※質問回数は残り最大2回、その後でイベントが起きます。

再開します。

「クリスは、何を考えている?……単に世界各地を襲撃し、壊滅状態に追い込むだけとは思えない。この後、どうするつもりか知ってるか?」

セレスティアは黙った。

……

01~20 実は、よく覚えてないの
21~60 詳しいことは聞いてない。けど……
61~90 ある程度は分かってる。
91~99 これから……

「……ある程度は分かってる。……まず、クリスに……犯された後、頭の中に変なコエガ聞こえるようになったの。『全て殺せ、全て壊せ』、って」

俺はノワールと顔を見合わせた。オルディニウムの「汚染」か。やはり、クリスはそうやって「増やしている」らしい。

「それが、あなたの正気を失わせた。そういうことね」

「……うん。嫌なのに、私は魔法を人に向けた。……それが、愉しかったの。クリスは『それでいい』と言ってたわ。そして、私はクラークを襲った」

クヴァが腕組みし、大きく息をついた。

「……そういうことか。あんた、実戦経験は皆無だろ。潜在能力はともかく、どうにも動きが素人くせえと思ったぜ。
しかしまあ……こんなちっちゃいガキも犯すってクリスってのはどんだけ鬼畜なんだ?」

「……『汚染』だけじゃなく、恐怖での支配も少し入ってたかもね。だからこそ、あっさりと解けた、って気もするけど。……続けて」

ノワールがセレスティアを促した。

「……私は、正気を失ってた時のことはハッキリとは覚えてないの。でも、襲撃の前日、『全てが終わったらウィルコニアを起動する』と言ってたのは覚えてる。それが何を意味するかは知らないけど……」

ジェラードとブランドの顔色が変わった。

「ウィルコニアを『起動』?何をするつもりだ?」

「……あれがあれば、大体の演算はできる。知れないこともない。だが……他に何かあっただろうか……」

※95以上でジェラード思い出す
※75以上でヒントあり
※ファンブルなし

※特に何もなし

「ウィルコニア、と言えばクリスたちの会合場所?何なんですか、それは」

ジェラードが俺を見た。

「太古の昔の、超弩級のコンピューター……演算装置さ。確か、元は船だって聞いているけどね。だが、守りも固い」

「起動、ということは使い方は分かっているわけか。……元はケインだ、あそこに入り浸り、処々の研究をしていたのは聞いている。
昔はサロメの協力が必要だったが、今は自力で演算装置を使える、ということか?」

2人が額に皺を寄せて唸っている。

……

50以上で追加情報、ファンブルなし

※追加情報

「……一つ、気になることがある。オルド王のことだ」

ジェラードがポツリと言った。

「……その名が出たか。貴様の背後には、父王がいると確信していたが」

「ああ、それは半分正しい。僕の意識は、半分はクリス……ケインに、もう半分はオルド王に支配されていた。ローマンの説明が正しければ、それはオルディニウムの意思とやらで繋がっているらしいけどね。
オルド王は、まだ顕現していない。少しずつ、確実に力は増してるけど、時折意識の塊みたいなものが状況を聞くくらいだ。
だけど、ケインはひょっとしたら……オルド王の真の復活を狙っているのかもしれない。その鍵が、ウィルコニアにあるとしても驚かない」

「じゃあ今すぐ行かないと!!」

ヘカテルの叫びに、ジェラードは首を振った。

「多分だけど、僕やブランドでは無理だ。あそこの扉は、『一族』では開けられない。
人が開けるしかないけど、ケインのことだ。間違いなく、そこには罠がある。何も知らずに行くのは、きっと自殺行為だ」

ノワールがうーんと唸り、口を開く。

「……でもちょっと待って。だったら何で、先に都市を潰そうとしてるのかしら。オルド王って、『一族』の親玉なわけでしょ?もちろん、私たちの知ってるオルドさんとは違う存在なんだけど……そんなまだるっこしいことをしてるのは、何でかしら?」

※90以上でセレスティア発言、ファンブルなし

※情報なし

沈黙が流れる。これ以上は、どうやっても分かりようがないらしい。

※3の倍数で質問終了

※質問終了、イベント発生

01~25 襲撃イベント(再判定)
26~35 エリスからの電話
36~70 セレスティア限界、休憩へ
71~90 マルコからの電話
91~99 重要イベント(再判定)

んや

>>171
ネンヤ発動、再判定

※偶奇判定です。

奇数 降格
偶数 そのまま

その時、俺の電話が鳴った。エリスからだ。

「どうした、急に」

……

01~50 カミュ様がおかしい
51~90 ファルーダから、援軍要請よ
91~99 ???????

『カミュ様の様子がおかしいわ。至急、戻ってきて。……何かあったの?』

俺とノワール、ヘカテルは顔を見合わせた。……これはまずいことになっているかもしれない。

「分かった、至急戻る。……すみません、少し、外します」

ノワールが空間に歪みを作る。ひょっとしたら、暴走を始めているかもしれない。だとしたら……考えたくはないが、色々まずい!

※40以上でブランドが同行
※80以上ならジェラードも同行

こういう時に限ってファンブルとかでネンヤが切れてるんだよな…

※二人が同行

「俺も行こう。……オルディニウムの汚染の影響があるなら、何らかの形で封じねばならん」

ブランドが立ち上がった。彼は、事情をある程度把握している。

「僕も行かせてくれ。嫌な予感がする」

ジェラードの発言に、俺は驚いた。この件について、彼は何も知らないはずだ。

「ジェラード様?イーリスに行かれるのですか??サイファーには義理があるとはいえ、貴方が行かれる理由は……」

「……直感だよ。君から、異世界の話は聞いた。オルディニウムによる暴走の話もね。
ブランドの言葉からして、それに関連する話と考えた。なら、大事かもしれない。
この程度で罪滅ぼしにはならないだろうが、協力させてくれ」

ローマンにジェラードが微笑んだ。これは助かる。

「じゃあ、行きますよ」

踏み込んだ先は……

01~15 ???????
16~35 大混乱の王宮
36~70 慌ただしい様子の王宮
71~99 王宮

>>187
失礼しました。183は両方ともコンマ下です。

踏み込んだ先は、いつも通りの王宮だ。表面上は平静だが……。

そこに、エリスが落ち着かない様子でやって来た。いつも冷静沈着な彼女にしては、珍しく表情に出ている。

「あんた、カミュ様に何かしたの??さっきから、カミュ様の様子が変なのよ。あんたの名前をうわ言みたいに度々呼んでは、『いけない、いけないんだ』って憔悴しきった感じで……。
しかも、段々激しくなってる。もう、職務ができる状況じゃないわ」

エリスが俺の目を見た。

1 真実を話す
2 誤魔化す

※安価下3多数決、考察一応不要

カミュとの件はともかくヘカテル関連は誤魔化さないとやばくないかこれ

>>194
選択肢を変えます。

1 カミュと一晩過ごしたことだけ話す
2 全部話す
3 誤魔化す

安価下5多数決、考察ありに変更

今日はここまで。

おれ>>198だけどキャリア関連のことは話してヘカテルのことは黙ってる選択肢だと思ってた

少し進めます。

>>203-204
その理解で結構です。

俺は覚悟を決めた。

「……実は……一昨日、俺はあいつに迫られて、抱いた。多分、それが原因だ」

エリスの顔が驚愕で歪む。

「は、はぁ!!?何言ってんのあんた」

※65以下で両性具有のことは知らない

※知らない

「そもそも、カミュ様は男性でしょ??あんたそっちの気もあった……」

「待て、ちゃんと話は聞け!あいつは、両性具有者だ。あいつは『女』として俺に迫ってきた。それも魔法を使ってだ」

45-魅力(18)=27以上で成功

パンッ、と俺の頬に鋭い痛みが走った。エリスが平手打ちを食らわせたのだ。

「つまらない言い訳なんて聞きたくないわ。……最低ね」

「……ちょっと待ってよ」

ノワールが一歩前に出た。

「あなた、サイファーにも理由があったとか考えないわけ?付き合い長いんでしょ、そのぐらい分からないの?」

「あなたはそれで納得してるの?……」

※20以上でサイファーとノワールの交際の事実は知っている(コンマ下)
※65-ノワール魅力(28)=37以上で魅惑の眼差し消費せず(コンマ下2、ただし上の内容次第で追加判定)

※交際事実は知っている
※ノワールの魅惑の眼差しは消費

「……確かあなた、サイファーと付き合ってるそうね。実年齢は私とさほど変わらないらしいけど……あんたも趣味、変わったわね」

さすがに今の言葉にはイラっときた。言い返しそうになるのを、ノワールが止める。

「……私は何でそうなったかを知ってる。サイファーが拒めなかった理由も、カミュさんの今の状況の理由も。
いいから早く通して。早く行かないと、大変なことになるかもしれない」

ノワールはまっすぐエリスを見た。

65-ノワール魅力(28)×2=09で一応の成功、本成功は37以上

※一応の成功

「……いいわ、ただし条件がある。私も同行する。事の次第によっては、あんただろうがただじゃおかない」

エリスは確か、シュトロムの後を継いで諜報部長となっていたはずだ。相応の権限はある。

※コンマ下一桁×4 エリス好感度下落

※エリス好感度 76

「分かった。……だが、こちらからも条件だ」

※二人まで同席できます。選んでください。
安価下5多数決、考察必要です。

※メリットとデメリットがそれぞれ存在します。ただし、ほぼメリットのみの人物がいます。

訂正、同席は1人とします。(エリスで枠が埋まっています)
選ぶ人物次第では酷いことになる可能性もありますが、逆に表面上丸く収められる可能性が高い人物もいます。

なお、エリスの好感度はここからさらに高確率で下がります。

上げます。まだゼロ票です。再開は夜。

エリスとサイファー(ともう1人)が行った場合、カミュがどういうことになっているかはまだ不明です。コンマからして若干の正気はあるかと思われますが……
誰なら言うことを聞くのか、あるいは言うことを聞かない場合どう止めるのかですね。

当て馬のユリリエとか家族のセシルフレールがいればよかったんだけどなー
もうノワールで記憶消すくらいしか思いつかねえ
今ブレイズくらいできるんでしょ?

そもそも誰が候補なの?

>>231
行けるかどうかは運ですね。記憶操作はできるようになりましたが、ブレイズほどの確実性はありません。

>>232
ジェラード、ブランド、ノワール、ヘカテルの4人です。
計3人なのは部屋のスペースの問題と思って下さい。

そうなったらまずジェラードとブランドがエリスに反論する場面が挟まってもいいと思うんだけどなぁ。せっかく来たのに拒否されましたとか二人としてはどうなのか。オルディニウム案件だしそう簡単には引き下がらないと思うけど

そもそも色恋沙汰でハブられるとかブチ切れ案件な気が

>>236
これについてはこちらの描写不足ですね。
二人はとりあえず様子見という感じでした。どうしようもなくなったら割って入るという。
色恋沙汰はどうでもよく、あくまで彼らの関心はカミュの処理にあります。

そういえば浄化処置受けたジェラードって戦力どうなってるの

>>240
多少劣化している程度で、十分な強さはあります。
ブランドが現状最強でしょうが。(本気のドワーキン除く)

237はできます。ただ、確かサイファーたちはジェラードの能力は知らないはずですので、現状ジェラードが動くかは気分(コンマ)次第でしょう。
ただし……

上げます。

エリスに使うならともかくコンマ次第でしか動かないジェラードを使うのは下策じゃないかな
常に抜け道を用意してくれる>>1のことだから高確率でついてきてくれたブランドはこの状況を打破できるキャラだと思うのだ
一回成功してるしね

とりあえず、下の2つに絞って改めて多数決です。

1 ブランド
2 ジェラード

安価下5、考察不要

>>248
249さんの理解でOKです。

何するにしても>>237がうまくいくか見てから決める感じでいいんじゃないか?エリス黙れば2枠空くからまた事情も変わるし

>>255
では賛同者も多かったので237を試します。一時多数決は打ち切ります。申し訳ありません。

エリスは性格のキツい女だ。ただでさえこの状況だ、もしノワールだけでなくヘカテルのことまで知ったなら……。
カミュを更に刺激するような事態は、簡単に想像できた。

俺は背後にいるジェラードとブランドに視線を送った。彼らが、俺たちの色恋沙汰に興味などないのは知っている。だからこそ、静観を決め込んでいるのだ。
だが、カミュの暴走に繋がるという認識があれば……エリスに対して、何かしてくれるはずだ。

※50以上で再判定
75以上なら……

※ジェラード動く

ジェラードが溜め息をついた。

「シデと違って、女性には苦労しているようだね。……少し彼女には、『忘れて』もらおうかな」

そう言うと、凄まじい速さでジェラードはエリスの懐に潜り込み、当て身をかました。
そして倒れる彼女の身体に、ジェラードは右手を当てる。

「この分なら、5分はかからないな。今起きたことは、さっぱりと忘れる」

「……忘れるって……精神感応術??」

驚くノワールに、ジェラードは首を振った。

「僕にはブレイズのような力はないよ。あるのは『肉体を遡らせる力』――時間遡行のみさ。シデの子孫で、今母さんが宿り木にしてるリナ・スナイダが使えるんだったかな?あのオリジナルが、僕だ」

「じゃあ、それを使ってカミュさんも……!?」

ヘカテルの言葉に、ジェラードが苦笑する。

「できなくはない。でも、時間がかかるよ?大体、巻き戻すのにかかる時間は元の3分の1。いつからそんなことになったかは、僕は詳しく聞いてないけどね」

やがて、エリスが寝息をたて始めた。「ついでに睡眠魔法もかけておいたよ」という。

……さて。

※2人を連れていけます。選んでください。
安価下5多数決、考察一応不要

まぁ、女二人は刺激になりかねないからジェラードとブランドかね。幸い(?)絆も使い果たしてるしそこら辺抜きで考えられる

エリスは好感度も戻るんだよな?状態自体を巻き戻す訳ですし

少し中断

>>262
その理解でOKです。エリスの好感度はそこそこの水準である96まで戻ります。

そこそこ長生きしたであろうダナに合わせてシデ自身の寿命も時間遡行で延ばしてたりしたのかな

再開します。

>>265
そもそもシデもジェラードの血が流れているので、それ込みで長生きしたと思われます。ただ、享年100歳ぐらいだったでしょうが。
150~200歳ぐらいまで生きたジュリアは大変だったかと思います。

ジュリアは300歳って言ってなかった?

「ノワールとヘカテルはここに残ってくれ。話がややこしくなる。エリスが目覚めたら、適当に誤魔化してくれ。全部が終わったら、必要があれば俺から話す」

「分かった。……気を付けてね」

ノワールが返した。

「……この様子から見るに、暴走まではしていなさそうだがな。万一のために、同行する。ジェラードは」

「まあ、当然行くしかないね。時間遡行なしに、収めるのは難しそうだ」

ジェラードがブランドの言葉に肩をすくめた。カミュの「汚染」は、感情の高ぶりと共に進んでしまったようだ。……何とかしなければ。

###########

01~10 ???????(再判定)
11~35 あ、サイファーさんだ?
36~75 サイファー、さん……??
76~99 カミュは震えている

>>267
300でしたっけ。失礼しました。
まあシデの享年は大体その辺りです。マルコやライラは80過ぎですので、この世界の人間としては長生きとはいえます。

(ハートが表示できないので、♪に変えます)

「あ、サイファーさんだ♪」

部屋に入ろうとすると、むっと淫臭が鼻を突いた。それと共に、半裸のカミュが嬉しくてたまらないといった様子でドアを開ける。

「待っていたんですよぉ?サイファーさんがあの女を捨てて、僕の所に来るの。やっぱり来てくれた♪」

俺の胸にカミュが飛び込む。目はとろんとしていて、明らかに正気を失っている。……話が通じる状況じゃない。

俺は力任せに彼女を引き剥がした。このまま行くと、また前みたいなことになりかねない。
逃げたならば、今度こそ俺を求めて暴走するだろう。

「……えっ」

カミュが絶望したように俺を見た。それと同時に、ブランドが一瞬のうちにカミュの背後に回る。

※30以下で???

ユリリエ死んでたら割とシャレにならない希ガス

※カミュ気絶

トンっ、と音が執務室に響いた。ブランドが手刀をカミュの首筋に落としたのだ。
そして、そのまま彼女は床に倒れ込む。ベチャっと粘着質な音がした。……俺への恋慕のあまり正気を失ったカミュは、自らを慰め続けていたのだろう。

恐らくは、限界に近かった。俺は胸を撫で下ろす。
と同時に、言葉でカミュを正気に戻せなかったことを、俺は悔いた。……自分の幸福に酔いすぎたのだ。

「危なかったな。暴走する手前だった。……さて、どうする?殺してしまえばいいが、そうも行くまい」

「僕の出番だね。問題は、どこまで戻すかだ。それは当事者たる、君が決めてくれ」

…………

1 カミュが襲う前に戻す
2 今朝、ノワールとヘカテルとの関係に気付かれるまで戻す
3 暴走が始まる手前ぐらい(2時間ぐらい前)に戻す
4 その他自由安価

※安価下5多数決、考察必要

※1は丸一日かかります。ジェラードは行動不可、かつ反動が高確率であります。
半面、カミュ周りは今後一切気にせずに済みます。

※2は2時間かかります。ジェラードはその間行動不可ですが、あまり影響はないでしょう。反動も低確率です。
半面、同じことが繰り返される懸念があります(次にバレると大変です)。

※3は40分かかります。反動なしですが、コンマ次第で一発で元の木阿弥です。

>>277
低確率ですが、可能性は否定しません。さらに時間が過ぎるごとに危険は増します。ユリリエははっきり現状弱キャラです。
現在時刻は1400ぐらい(昼食はクラークで話しながら取った感じです)、今日の余力はあまりない状況です(絆効果的にも)。

「今朝ぐらいまで戻してくれませんか?暴走の引き金になったことが、その時に……」

フン、とブランドが鼻を鳴らした。

「女がらみか。話にもならんな。貴様の先祖ですらそこまでではなかった」

「まあ、そう言ってやるな。ここで暴走されたら、大変なことになっていたからね。
だが、これは本来なら君が蒔いた種を君が刈り取るというだけの話だ。僕は、君への借りを返すだけに過ぎない。
……次はない、そう心得てくれ」

ジェラードが厳しい表情で俺を見た。鋭い刀を目の前に突き付けられた気分だ。

俺は唇を噛んで俯く。

「……分かっています」

ふうとジェラードが息を吐く。

「まあ、苛めるのもこのぐらいにしておこうか。始めよう、ただ時間は2時間ほどはかかる。その間は、好きにしていてくれ」

エリスの時のように、ジェラードがカミュの身体に手を当てた。
俺は深く一礼し、ブランドと共に部屋を出た。

###########

※50以下でエリスが起きている

廊下に戻ると、エリスはまだ寝たままだ。ヘカテルが困ったように俺を見た。

「……どうしましょう、エリスさん」

「過労で倒れたってことにでもしておこう、カミュについても同様だ。俺が医者を連れてきたと言っておけば、多分通る」

俺はエリスを抱えた。長身だが、相変わらず細い。これで胸が相応にあるのは、前からの疑問だったが。


医務室は1階にある。俺たちはそこに足を向ける。

「……俺はクラークに戻る、また会おう」

それを見たブランドは宙へと消えていった。今日の所で協力を仰ぐのは難しそうだ。

……

01~15 ????????
16~65 何もなし
66~95 トニー登場
96~99 電話が鳴る

※再判定

01~35 襲撃イベント
36~80 王宮入り口からボロボロの兵士が登場
81~95 ????????(再判定)
96~99 やあ

※コンマ範囲を間違えました。

01~30 襲撃イベント
36~70 王宮入り口からボロボロの兵士が登場
71~90 ????????(再判定)
91~99 やあ

※再判定、怪我の程度は改めて

01~60 ボロボロのダリウスが登場
61~80 ボロボロのエイリーク(パーシャ)が登場
81~95 ボロボロのランダムが登場
96~99 ??????????

医務室に入ろうとしたその時。


目の前の空間に歪みが生じた。そこから現れたのは……ダリウス??


「ガハッ……」

口から鮮血が噴き出している。見るからに深手を負っているのは明らかだった。

「ダリウスっ!!」

ノワールが彼に駆け寄る。

…………

01~30 マズいよ、これ
31~60 ……何とかなるかもしれないけど……
61~90 何とかなると思う
91~99 いい、自分で歩ける

※ダリウス、当面戦闘などに参加不可、後遺症の可能性

ダリウスの姿を見たノワールが、はっと息を飲んだ。

「……何とかなると思うけど……これって……」

バタリ、とダリウスが倒れる。ノワールが治癒魔法を必死でかけているが……その左腕は、半ば千切れかけていた。

「酷い……これって……」

ヘカテルも絶句する。俺はエリスを下ろし、「医者ぁ!!早く来てくれ!!」と叫んだ。


ダリウスは、力に目覚めたと聞いていた。だが、その彼をここまで痛め付けるとは……!?


###########

「ダリウス!!しっかりしなよ!!」

駆け付けたナージャがベッドの側で泣き叫ぶ。ダリウスはノワールの治癒魔法で何とか一命はとりとめたが……もう一度万全の身体で戦える身体になるかは、素人目から見ても怪しかった。

ダリウスは……

85以上で目を覚ます

ダリウスはまだ寝たままだ。

「どうして……どうしてこんなことに……!!」

トリスは比較的襲撃が激しくなかったと聞いている。壊滅したのは、平和慣れしたエルフの気性によるところが大きいとばかり思っていた。
しかし、これは……

俺は駆け付けたマルコに訊く。

「トリスには、マルケという奴が行っていたそうだな。まさかと思うが、聞き覚えは」

※80以上で聞いている、ファンブルなし

※聞いてない
※1ヶ所馬鹿な見落としをしているため、ダリウスの怪我のペナルティは暫定的になしとします。ただ、その代わり……

「いえ、さすがに。男なのか女なのか、それすら」

多少トリスに土地勘があるマルコでもこれか。迎賓館のマルガリート女王なら、知っているだろうか?

俺は改めてダリウスを見た。

……

01~25 宝石がない???
26~60 姉さん、どうした!?
61~99 あの野郎……

「姉さん、どうした!?」

ナージャの中のジュリアンが呼び掛ける。しかし、ダリウスがぶら下げている黄色の宝石からは、返事がない。

「何が起こってるんです?」

「姉さんの力が、感じられないんだ。多分……相当弱ってる。あるいは僕みたいに顕現してるのかもしれないけど……」

フィオナが深手か行方不明??それほどの相手なのか??

ジェラードはまだカミュの時間遡行の最中だ。少なくとも、後1時間以上かかる。

さあ、どうするか。

1 イーリスに残ってダリウスの回復を待つ
2 トリスに行く
3 アングヴィラに行く
4 テルモンに行く
5 ズマに行く
6 その他自由安価

※安価下5多数決、考察必要

ヒントというか、現状の各行き先のまとめが欲しい。

あと誰が動けるのか(プレイアブル・NPC・味方の一族)も改めてリストアップ欲しいね、都市平定後の戦後処理とかイベントで一時的に離脱・行動不能になるキャラが多くて全員の状況をいまいち把握しづらい

3
ユリリエ死んだら本格的にカミュの始末がつけられなくなる
ケインも居る可能性高いんでしょ?

寝落ちしてました。

>>320
行き先の情報となると……

ズマ……
崩壊状態、難民がただでさえ大量発生しており、混乱が酷い。魔素が濃くなり続けており、死者が相当出ている。
アルヴィスがいるが、正気かは不明。エイリーク(パーシャ)も行方不明。クリスの手下はロプト家のユリウス。

アングヴィラ……
崩壊状態、エルダードラゴンによる襲撃があり、恐らくは彼らに支配されつつある。
クリスに近い存在がいるらしい。恐らくはリーン。ユリリエとランダムの消息は不明。

トリス……
崩壊状態、覚醒したダリウスですら一蹴する実力者がいるらしい?
クリスの部下と思われるマルケがいるが情報不明

イーリス……
見た目上は平穏。ただしカミュに暴走の恐れあり。内乱者は死亡(シュトロムのはずでした)

ファルーダ……
やや荒れている。クーデターは成功したが、反政府軍が抵抗を続けている。新大陸からナガトという男が来訪中

テルモン……
激戦中、アミールの現状は不明。クリスの部下はテルモン騎士団のサンダース

モリブス……
平定に成功、守護者のブレイズはクリスへの復讐のため引きこもり中、ジェニーと一条は現在こちら

オルランドゥ……
高濃度魔素の危険地帯のまま

>>321
現在すぐ動ける
サイファー、ノワール、ヘカテル、マルコ、火蓮、トニー、ルイジ、ナージャ

いいおlすれば動ける
エリス

多分今日は行動不可
カミュ

治療を受けなければ当面行動不可
ダリウス

しばらくすれば動けるかもしれない
いlード

クラークにいる
ブランド、ローマン、クヴァ、ユミール、セレスティア

モリブスにいる
ジェニー、一条

行方不明
アリス、ランダム、エイリーク(パーシャ)、アルヴィス、アルバート

抜けあったらすみません。

現状>>322のみです。よろしくお願いします。

鳥落ちてました。

>>324が変なので

現在すぐ動ける
サイファー、ノワール、ヘカテル、マルコ、火蓮、トニー、ルイジ、ナージャ

しばらくすれば動ける
エリス

多分今日は行動不可
カミュ

治療を受けなければ当面行動不可
ダリウス

しばらくすれば動けるかもしれない
ジェラード

クラークにいる
ブランド、ローマン、クヴァ、ユミール、セレスティア

モリブスにいる
ジェニー、一条

行方不明
アリス、ランダム、エイリーク(パーシャ)、アルヴィス、アルバート

自分の間で復讐準備中
ブレイズ、フローラ?

死亡確定
マリーン

抜けあったらすみません。

また抜けてました……

顕現ってフィオナがまだトリスにいるかもしれないって事?

>>331
そういうことですね。確率やや高めです。
単にボコられて出てこれない可能性もありますが、現状分かりません。
ジェラードが「治療」すれば判明しますが、情報ごと消えてしまう恐れがあります。

宝石の顕現って依り代の近くじゃないと実現しないみたいな設定は?

>>333
魔素が相当濃くなっているため、できている可能性があります。
とはいえフィオナの戦闘能力はたかが知れてますので、状況が良くなっている可能性は小さいでしょう(一番可能性が高いのは、ダメージを食った状態でイーリスに来ることです)。

上げます。

もう一度上げます。

絆効果切れなので、その点注意のほどを。早めに動くメリットはありますが、リスクもあります。

絆切れてるから助けに行かないってのはサイファーの動機としてはおかしいと思うんだが

>>339
それはそれで一つの見方ですね。飛び込む方が「らしい」でしょう。
動かす側の視点とは違いますからね。

3で決定します。

同行者を選択してください。パーティーは今回サイファー含め4人までとします。
(アングヴィラの状況次第では総力戦もあり得ますが、とりあえず。5人としなかったのは、ユリリエないしはランダム加入を考慮したためです)

誰が候補なん

>>344
327を参考にしてください。

ヒントと言うほどではないですが。

アングヴィラに土地勘があるのはマルコとナージャです。ただ、トニーやエリス(復帰すれば)のように諜報スキルも必要になるかもしれません。
戦闘能力重視なら火蓮というのもありますし、応じるかは別ですがクラークに協力要請もありと言えばありです。

そういえばカレンってまだ薬飲んでないっけ

>>349
判定はまだしてないですね。飲んでいないという理解でいいですが、今飲ませる空気ではありません。
(同行者に選べば別です)

上げます。

もう一度上げます。

再開は1830メドです。

ヘカテルノワールと同時に行動すること自体のデメリットみたいなのはないのか?カミュが落ち着くまでの間

>>355
明確に言えるのは、どっちかの死はデッドエンドに直結するということでしょう。暴走した場合収拾つかないですし。
カミュが3人が一緒に行動していると知った場合、多少は疑うかもしれません。ただ、今回のように「やってたから遅くなった」というのが見え見えでなければ致命的ではありません。

もう一度上げておきます。

再開は2000ぐらいになるかもです。

2000で受け付け終了とします。

再開します。メンバーはサイファー、ノワール、ヘカテル、トニーで。

「……今からアングヴィラに行こう。クリスの手掛かりがあるんだったな。
もし奴がいるなら……全力で叩く。結果的に、そっちの方が近道な気がする」

「トリスの件は、どうするんですか?」

「ダリウスが起きないことには、な。……情報が集まらないことには、飛んで火に入る夏の虫、だ」

俺はマルコに答えた。

「で、誰が行くんだ?」

そう訊くトニーの顔を見る。彼が驚いた様子で言った。

「……俺か?」

「ああ。情報収集に長けた人間が要る。エリスはあんなだし、ジェニーと一条はモリブスだ。なら、お前しかいない」

「……そうか。他のメンバーは」

「ノワールとヘカテルにする。純粋に、戦闘能力で選んだ」

トニーは俺をしばらく見据えた。


70-トニー賢さ(20)×2=30以上で成功

※08…失敗

トニーが溜め息をついた。

「口封じ、というわけか」

……やはりそう来たか。カレンが不審そうに訊く。

「何ですか、それって」

1 正直に話す
2 誤魔化す

※安価下3多数決、考察不要

※2は高確率で成功します。

※なお、試験導入した1000のコンマは失敗になります。次もやるかは様子を見ながら考えます。

「……いや、大した話じゃない」

俺はこの場はやり過ごすことにした。真実を話してもいいが、間違いなくややこしいことになる。

45-魅力(18)×2=09以上で成功

※16…成功

「……ならいいんですけど」

カレンが首を捻っている。俺は目で、「これ以上は言うな」とトニーに告げた。彼は軽く息をつく。

「そういうこった、気にするな」

トニーの目が鋭く俺に向かった。「ちゃんと説明はしてもらう」とでも言いたげだ。

「じゃあ、ノワール。準備を」

「……分かった」

目の前に、空間の歪みができた。

「皆、留守は頼む」

############

歪みの先は……

01~20 エルダードラゴンの真ん前??
21~45 咆哮があちこちから木霊する
46~65 ほぼ形をとどめていないマニー会長のビルがあった
66~80 傷付いた冒険者が走っている
81~95 半壊したマニー会長のビルの前で、炊き出しが行われていた
96~99 再判定

たどり着いた先は、マニー会長のビルの前だった。半壊してはいるが、人が入れないほどではない。
その前で、人々が行列を作っていた。傷付いた老人、薄汚れた少女、泣きじゃくる子供。その行列の先には、碗に何かを注ぐ何人かの人間がいる。

……どうやら、まだ街は完全には死んでいなかったらしい。

俺たちは行列の先頭に向かった。それはビルの中へと続いている。

「おいてめえっ!!配給の列に割り込むんじゃねえっ!!」

「そうよ!!順番なの、ふざけんじゃないわよ!!」

怒号が俺たちに浴びせられる。俺は立ち止まった。

「すまない、イーリスから派遣された援軍だ。この配給を行っている人間に会いたい」

……

01~15 再判定
16~40 どうかなされましたか
41~75 どうかしたか
76~90 何かあったの??
91~99 あー落ち着け

※再判定

奇数 昇格
偶数 ?????????

※クリティカル、ランダム&ユリリエ登場

「あーごめん、何かあったの?」

ビルの中から女の声が聞こえる。姿を現したのは、赤毛の長い髪を後ろで縛った、長身の女性だった。薄手のごく袖の短いシャツを着ている。
そして、彼女には……見覚えがある。ごく一時期しか一緒に行動しなかったが、そして髪が随分と伸びていたが……間違いない!

「ユリリエか!?」

「サイファー?それに、ノワールやヘカテルも??どうして、いやどうやってここに???」

その時、奥から声が響いた。

「あー、何だってんだ。ちったあ落ち着け」

驚愕するユリリエの後ろから、ドクロのシャツを着た無精髭の男が現れた。

「ラ、ランダムさん!!」

ランダムの顔が最初驚きに、そして次いで喜びに染まる。

「おおっ、サイファーかっ!!まさか来るとは……戻ってたんだな」

「ええ、2日前に。……ご無事でしたか」

「無事とは言えねえな、街はご覧の有り様だ……」

01~70 まあ何とか突貫でレジスタンス組織して、ようやっとメドが立ったとこだ
71~95 だが、やっと拮抗状態に持っていったぜ
96~99 再判定

ファンブルなしです。失礼しました。

「まあ何とか突貫でレジスタンス組織して、ようやっとメドが立ったってとこだ。まだ戦況はこっちに不利ってのには変わりがねえがな。……そいつは?見ない顔だな」

ランダムがトニーを見た。

「アメリカ……ああ、ここじゃ異世界、ていうのか。そっちから来た、トニーってもんだ。縁あって、サイファーに協力してる」

※6の倍数で?ファンブルなし

※特に何もなし

「そうか、よろしく頼むぜ。……あんた、かなり『使う』な」

トニーと握手したランダムがにやっと笑った。

「……あんたほどじゃない。サイファー、彼は?」

俺はトニーにランダムを紹介した。トニーが目を丸くする。

「こいつが『一族』か!?ジュリアンとは随分と違うな」

「……!?ジュリアンには会ったのか」

「ああ、『あっち』でな。彼は見るからにファンタジー世界の人間だったが、あんたは大分違うな。言われなきゃ分からない」

ランダムは苦笑した。

「よく言われるぜ。……と、簡単に戦況を説明するか。上に上がってくれ、レジスタンスの連中もいる」


所々崩れた階段を登り、小さめの会議室に入った。そこには……

01~30 見覚えのある顔はいない
31~80 どこかで見た顔の青年がいる
81~95 どこかで見た魔族がいる
96~99 再判定

こちらもファンブルなしです。

中断します。

そこには見覚えのある顔はいない。皆冒険者のようだが、大なり小なり傷を負っている。

アングヴィラは、軍を持たない国だ。代わりに、「穴」目当ての冒険者たちが自衛組織を作っている。冒険者ギルドだ。そのスポンサーに、マニーらの企業群があるという構図だ。

「と、すまねえな。急の来客だ。サイファー、自己紹介を」

俺がイーリス近衛騎士団の人間だと聞くと、部屋がざわざわとなった。

「イーリスから支援か?しかし、随分と早い」

禿げ頭の男が訝しげに発言した。

「ちとこいつらは特殊だ。だが、俺とは旧知の仲でもある。詳しく話すと長くなるが、凄腕なのは疑いねえ。戦況を一変させる可能性すら秘めてる」

「そこまでか?しかし、後ろの男と軽剣士風の女はともかく、そのちっちゃいガキも戦うのか?大丈夫なんだろうな」

ノワールが少しむっとした。子供扱いは、彼女が嫌うことの一つだ。

そこにユリリエが割って入る。

「大丈夫、あたしが力は保証する。古の大魔導師、ジャック・オルランドゥの末裔だよ?あたしなんかより、ずっと頼りになる」

彼女は片目をつぶり、ノワールに笑いかけた。部屋がさらにざわつく。
それを止めたのは、ランダムだった。

「とにかく、だ。こいつらを軸に、奪還作戦を立てることになりそうだ。さっきまで話してた上空からの奇襲よりは、余程勝算がある」

「上空からの奇襲?」

ランダムが頷いた。

「夜間、敵陣のど真ん中に上空から爆弾を投げ込むってやつだ。俺は空を飛べるんでな、試しに今日やったらいい戦果が出てここを奪還できた。だが、二匹目のドジョウはまずいない」

「そもそも、相手は何者で、どこにいるんですか?」

(コンマ下、相手)
01~15 ????????
16~50 クリスとリーン
51~80 リーンのみ
81~95 クリスとリーン(ただしボーナスあり)
96~99 クリスのみ(ボーナスあり)

※途中送信しましたが続行
※場所

01~35 「穴」の低層部分のどこか
36~75 郊外のリーン宅
76~99 アングヴィラ国会議事堂

「クリス、そしてリーンという女だ。リーンはスナイダ家の遠戚らしく、こっちで商売していたらしい。結構阿漕な商売をしていたらしいが、いきなりアングヴィラ政府を攻撃し始めた。
てか、クリスが生きていたのが最大の驚きだぜ。聞いているか?」

「……ええ。やはりこっちに」

ランダムが頷いた。

「『穴』からのエルダードラゴン召喚、そしてクリスの洗脳による冒険者や民間人のテロリスト化。ぶっちゃけ、初日は最悪だったぜ……俺とユリリエ中心に何とか押し返して、やっと何とかなったって程度だ。
だが、危機は去ってねえ。俺が与えた打撃なんて、たかが知れてる。明日、いやたった今狙われても、俺は驚かない」

「本拠はリーンの館。郊外にある。でも、洗脳した民間人を盾にしてるから、迂闊に攻められない。厄介極まりないね」

ユリリエがランダムの後に続けた。

「クリスとリーンについて、何か別の情報は?手合わせしたとか」

01~50 不明
51~80 リーンのみ判明
81~99 二人とも判明

ユリリエが首を振った。

「どちらともやりあってはいないね。ただ……」

言葉を詰まらせたユリリエの後に、ランダムが言葉を繋いだ。

「あの黒い翼人……クリスはかなりやべえな。こっちが攻撃したのに、一瞬で寝返らせやがった。ブレイズ並みだぜ、ありゃあ。
リーンってのは分からねえが、竜あるところには栗色の髪の女がいたって言うな。それがリーンなら、間違いなく厄介だ」

「そうですか……やはり。『一族』ケインの転生体というのは、どうやら間違いなさそうです」


「……はあぁぁ???」



ランダムが大口を開けて固まった。俺は、ここに来た経緯をかいつまんで話す。
冒険者たちは、何がなんだかさっぱり分からないと、取り残されたようになっている。

「これ以上はちょっと別室で。ユリリエは、一応来てくれ」

……………

……

「じゃあ何か?ジェラード兄は正気に戻って、ブランド兄も健在。ただブレイズ兄がブチキレてて、エリック兄……今は姉か、は行方不明。フィオナ姉もよくわかんねえってことか??
しかもアミールは動けるのか分からず、ドワーキンはお前さんが深手を負わせたと。全体からした戦況は……いいのか悪いのか、微妙だな」

腕組みをして、ランダムは唸った。目の前のウィスキーは手付かずのままだ。

「モリブスは奪還できて、イーリスも今のところは無事です。ここでアングヴィラを取り戻せれば、かなり有利になる」

「だが、相手はケインだ。今までの訳が違う。リーンってのも、そのオルディニウムの感染者とすりゃ、総力戦で当たるしかねえんじゃねえか?」

「……ただ、間違いなくプレーンウォークは使えるでしょう。そうなると、時間を与えれば奴は逃げる。どこに逃げるかは不明ですが……第四十五階層、ウィルコニアかもしれない。何をしようか知りませんが、多分危険です。
もしここでクリスを殺すなら、今奇襲をかけるしかない」

トニーが手を挙げた。

「今じゃなくていいんじゃねえか?お前ら、見るからに疲れてるぜ」

確かに、疲労感は相当ある。とすれば……?

1 総力戦を仕掛ける
→明日実施、他地域のキャラや「一族」に応援要請して一気に決めます。不意はまず突けません。

戦闘は楽ですが、手薄な所に手を出されると大変です。また、高確率でクリス(ケイン)が、中確率でリーンが逃げます。

2 今から奇襲
→すぐに奇襲準備へ。今ある戦力で速攻をかけます。クリスやリーンに対して不意を突ける可能性は中~高確率ですが、絆効果(=体力)がないため安定性に欠けます。

3 明日奇襲
→寝室イベントを挟みます(非Rの内容)。奇襲確率はやや低く逃げられやすいですが、体力(絆効果)が戻るのは大きいといえます。

4 その他自由安価
※0000からの多数決、考察必要

では、投票を開始します。

サイファー達が来たのは知らないだろうから日を1日またぐくらいなら逃げられやすくはならないと思うんだが…
安価は3
絆効果は復活させときたいし、1はメリット<デメリットで2は成功率が低いから

>>399
ネタバレになるので言えませんが、確率で何かをやってます。
なお、奇襲の方法はまた選択肢ですね。トニーを生かす方法もあります。

上げます。

とりあえずは3
目標2人の情報がないのに体力不安(絆なし)で奇襲を仕掛けるのは返り討ちに合う可能性高そうで、総力戦は他の都市が攻撃されそう。
そうなると間を取ったような明日奇襲でトニーに諜報出来そうな時間もあるしベターかなと。

可能ならば都市防衛に関係してない引きこもりのブレイズを焚き付けて奇襲戦に呼び出したいと言う意味では4になるけど、それが難しいなら3ということで。

>>403
ブレイズを呼び出すことはできなくはないですが……「クリスさえ殺せればあとはどうでもいい」と我を失っている状況なのは留意すべきでしょう。
最善はマナキャンセラーを付けた上でブレイズに差し出すことですが……
なおブレイズに冷静さを取り戻させる方法は他にもあります。

ただしブレイズであればクリスは一蹴できる、かもしれません。隙を突かれると悲惨極まりなくなりますが。

>>404-405
冷静さを取り戻して呼び出せたとしても微妙なところあるのか
冷静にさせるには
・フローラが冷静でブレイズが頭を冷やすことができている
・マルコが説得に成功
・マリーンの孫のセレスティアをブレイズのもとに連れて行って何とか心変わりさせる
ぐらいは思いつくんだけど、正しいか自信ないから自分は403の理由から3にしとこうかな

疲労らしい疲労といえば色恋沙汰による精神的なものだけだから言い訳めんどくさそうな・・・

>>406
隙を突かれるとやられるわけで、完全に冷静さを取り戻してしまえばそのリスクはかなり減ります。
なお、もし先にクリスを殺すとちょっと面倒なことにはなるかもしれません(逆に貸しを作れるかもしれませんが)。

ブレイズを冷静にさせる方法はまだあります。正しいかは別として、ですが。

>>411
まあトニーの言う疲労はそこですね。トニーも分かって言っているでしょう。

現在2に2票、3に2票です。

遅くとも1540には一度更新します。

失礼しました。3に3票入ってますね。
更新再開までの時間制限式としますので、まだ決定はしてません。

本当ですね。失礼しました。
どちらにせよ投票はまだ受け付け中です。

上げます。

締め切りを1500に繰り上げます。

2で決定します。再開です。

大谷が怪物過ぎて怖いですねえ。

……しかし、俺たちの存在はまず気付かれていないはずだ。多少無理しても、叩くなら今だ。

「いや、今からやろう。後は、どうするかだ」

「了解だ。ちと、これを見てくれ」

ランダムがノートとペンを持ってきた。そして、そこに簡単な地図を描く。

「今いるMRJタワーからリーンの邸宅までは距離がある。俺らレジスタンスが何とか押さえられているのは、せいぜいがこの近辺。
そこから先は、ドラゴンと魔物がウジャウジャしている。エルダードラゴンも3体はいる。俺が2体ほど殺したが、正面突破はこの戦力じゃハッキリ不可能だ」

「ですが、あなたは一度襲撃に成功している、そうですね」

ランダムは頷いた。

「さっきも話したが、上から爆弾を投下した。このタワーの損壊は、それによるとこもある。だが、多分警戒されるだろうな。特にエルダードラゴンを複数けしかけられたら、俺でも危ない」

「私が隠密魔法でサポートすれば?行けるかもしれませんわ」

「……行けるかもだが、手数が足りねえ。そもそも、爆弾だけじゃ……」

そこにヘカテルが恐る恐る手を挙げた。

「空なら、何か飛べる気がします。……ほら」

ヘカテルは席を立つと、少し背伸びをした。……背伸び??

「……嬢ちゃん、浮いてるな……!?」

トニーが驚きの声を上げる。俺も含め、皆が唖然とした。

「ヘカテルちゃん、いつの間に??」

「今朝からです。……こんな力があるなんて」

ランダムが「マジか……」と漏らし、ウィスキーを一気に飲んだ。

「……なるほど、二人空から行けるわけか。だが、二人で爆弾を投下してもしょうがない。ヘカテルって言ったな。……その剣は、まさか」

「『ヴォーパルブレード』というらしいです。サイファーさんが、向こうの世界でドワーキンを斬った時に奪ったとか……」

ハハっとランダムは呆れたように笑い、懐から酒瓶を取り出した。それをらっぱ飲みすると、ニヤリと笑う。

「そいつぁ勇者ダナの愛剣だよ。なるほど、単騎で斬り込むには十分な力がありそうだな。だが、俺がノワールと爆弾投下による陽動を、ヘカテルが上からの強襲をやったとして、サイファーはどうする?」

「……そこが問題ですね。地上からのルートは、絶たれてるんですか」

01~20 うーん
21~50 迂回ルートか……
51~80 実は……
81~99 ????????(再判定)

※再判定

※共通:前線に協力者あり、内部潜入ルート開放

3の倍数 ユリリエ覚醒済み、プレーンウォークで前線まで一気に飛べる
3の倍数+1 ユリリエ大幅強化(戦闘寄り)
3の倍数+2 ユリリエ大幅強化(サポート寄り)

9の倍数かクリティカルだと???
ファンブルなし

※00のため諸々あります

・ユリリエは覚醒済み、プレーンウォーク及び時間遡行可能(能力値は後程、極めて高いです)
・前線に誰かが加わってます(再判定、強力な誰かです)
・クリス陣営に内通者あり、潜入要員さえあれば……

前線に着いてから安価で方針決定に切り替えます。誰がいるのか次第では、戦闘自体がなくなります。

「さっき俺が言ったのをちゃんと聞いてねえな。『正攻法』なら、だ。実はレジスタンスは前線基地がある。少数精鋭の連中だ。
ジョセフ・ジャーヴィス……マルコの兄の一人らしいが、そいつが組織してる」

「マルコに兄がいるって話は聞いてましたが……冒険者だったのですか」

「経営者兼冒険者、だそうだ。企業経営の傍ら、趣味で冒険者を組織していたらしい。結構な使い手ではあるな。
で、そこまでどうやって行くかだが……ユリリエ」

ユリリエが自信たっぷりという様子で前に出てきた。……場数を踏んだからか、身に纏う空気が違う。

「さっきノワールがプレーンウォークでこっちに来たって聞いたけど……実はあたしも使えるんだ。一度死にかけて、そこで『何か』が目覚めたみたい。
で、ランダムさんほどじゃないけど大分強くなった。あんたらの足は引っ張らないと思う。
で、そこまではあたしが道を開くよ。問題は、そこから先。何か、リーンのとこから
脱走者がいるらしいけど……とにかく行くよ」

ユリリエが「ゲート」を開いた。その先には……

###########

01~30 フィオナがいる
31~80 エイリークがいる
81~90 ????がいる(ストーリーがかなり変わります)
91~99 ????がいる(クリス戦が極めて有利になります)

ファンブルなし

中断します。

上のコンマ表を変えようかと思いましたが、結果変わらないですね。
(一人目の????は71~90にしようと思ってました。ただ戦後処理が大変なので日和っています)

ちなみにユリリエのステータスはサポート寄りにする予定です。火力要員は足りていますし。

再開します。

############

着いた先は薄暗い地下室だった。血の臭いが軽く鼻につく。

「みんな、無事?」

ユリリエの声に、筋肉質の大柄の男が顔を出した。

「ユリリエか!ランダムさんも……『また』援軍か、これは心強い!!
ジョセフさん、ランダムさんとユリリエが来ましたよ!!何人か連れてきてるようです」

金髪で眼鏡をかけた男が、階段を上がってきた。まだもう一つ、下に階があるらしい。
マルコはたまに眼鏡をかけるが、それによく似ている。背がやや高いのと、目つきが鋭いのが違う点か。

男は俺たちを見て一瞬驚いた様子を見せたものの、すぐに平静に戻る。俺は一歩前に出た。

「あなたが、ジョセフ・ジャーヴィスですね。初めまして、イーリス王国のサイファー・コットです。弟さんのマルコには、いつも助けられてます」

「ああ、噂は聞いている。あなたがサイファーか。僕がジョセフだ。ああ、敬語はやめてくれ。多分年齢はそう変わらんだろう」

俺たちは握手を交わす。

「俺たちは今、襲撃された各地の平定に動いている。その張本人が、ここにいると聞いてな。
これから急襲を仕掛けたい。協力、お願いできるか」

「無論。こちらもちょうど考えていた所だ。ついさっき、一人急に僕たちのアジトに現れてね。
急襲を強固に主張するもので、どうしたものかランダムさんに相談に乗ってもらおうかと考えていたところだ」

トントントン、と誰かが階段を上ってきている。長身の黒髪の女だ。……この人は??

俺が言葉を発するより前に、ランダムが叫んだ。

「エリック兄!!?無事だったか!!」

エイリークがランダムの姿を捉えると「ほう」と笑った。

「愚弟でもさすがに生きてはいたか。こいつらは、貴様が組織したのか」

「俺だけじゃねえがな。……あんたこそ、ズマにいたんじゃなかったか。そもそも何故ここに急に」

01~10 ズマはもう諦めた
11~95 ズマはひとまずアルヴィスに任せた
96~99 ズマの平定は終わった

「ズマはひとまずアルヴィスに任せた、まだ碌に状況は改善していないがな。
だが、クリス――いや、ケインがこっちに来ていると聞いてな。余も飛んだ次第だ。
……とはいえ、アングヴィラに来たのは数えるほどだ。数少ない覚えている場所が旧冒険者ギルドだったので飛んだら、こいつらに会ったという次第だ」

「ああ、ここは元々ゴラフの店だったな。しかし、心底驚いたぜ。……ケインの話は聞いてたのか」

エイリークが頷く。

「元々余の『転生』は奴の技術を拝借したものだ。可能性には、薄々気付いていた。
ズマでユリウスとやりあっている最中、処々の情報が入ってきてな。総合して、そうであろうという確信に至った。
ケインが何を考えているかは不明だ。だが、ジェラードやコーウィンに加えて奴もいるなら、状況は深刻だ。余が自ら動かねばなるまい。
……とはいえ、余では奴は殺せぬ。どうするかをこれから考えようとしていたわけだが……」

「なら話は早ええ。これからクリスとリーンを急襲する。協力してくれ」

ふう、とエイリークが溜め息をついた。

「まあ、乗り掛かった船だ。乗ってやろう。問題はどうするかだな。……夜襲は確定だが、どうするかだ」

「下で話しましょう。丁度内通者も来ている」


階段を降りると……


※内通者の性別

奇数 男性
偶数 女性

階段を降りると、重厚な鎧に身を固めた厳めしい中年の男がいた。俺たちの姿を見つけると、軽く一礼する。

「……リーンの従者だった男らしい。サコミズ、というそうだ」

「従者?」

ジョセフが頷いた。

「まあ、色々複雑な事情があるらしい。とりあえず、レジスタンス掃討の名目で今は館の外に出ている。そうだな」

「……ああ」

男は言葉少なだ。

「洗脳はされてないのか??よく信じる気になったな」

男は籠手を外す。そのうち2本の指がない。……怪我……にしては鋭利な刃物で斬られた感がある。

「こいつが『真実の証に』と自分から指を詰めた。……信じざるを得なかったよ」

ジョセフの言葉に、ノワールがサコミズという男を見る。

「……嘘はないみたいだよ。何で洗脳されてないのか、分からないけど」

「……私は、長年リーンお嬢様に仕えてきた。それこそ赤子の頃からだ。
あの方は色々無茶も非道もされてきたが、私の天命と思い黙って仕えてきた。
……だが、あの黒い翼人だけはダメだ。リーンお嬢様を救うには、こうするしかない」

「クリスはあなたを洗脳しなかったの?そこは不思議なんだけど」

サコミズは哀しそうに首を振った。

「リーンお嬢様は、私だけは守ってくれた。『サコミズは忠義の者だから』とな。
それと……恥ずかしい話だが、あの翼人に逆らえば命はないと直感していた。
2日前から、無辜の民を随分と手にかけた。リーンお嬢様の言うまま、強い男を捕まえては差し出した。
……あの方は、もはや人ではない。伝説上の怪物『サキュバス』になり果てている。
私はこれも天命と思い命に従ったが……もう耐えきれん」

2本、指が亡くなった手をぎゅっとサコミズは握った。手のひらから、血がにじみ流れている。

「……なるほど、ね。あなたが裏切った理由、分かったわ。しかし、『サキュバス』、ねえ。
竜を使役したりしてる辺り、リーンが『感染者』なのはもう疑いなさそうね」

「だが、こいつの手引きで中に入ることはできそうだ。上手くすれば、リーンという女の寝首をかくことも。
そういう手段に出るってんなら、俺の出番だな。職業柄『寝技』にも通じてるんでね」

トニーがサコミズを見た。

「だが、ケインがこいつの裏切りを――あるいはその可能性をヘッジしてないとは思えねえな。
絶対に何か、保険をかけてる。その保険が何か分からねえ限りは、こいつの話には素直に乗れないが……」

「敢えて泳がせている、か。なるほど、その可能性は高い、か……」

ジョセフが腕を組む。

……

65-ノワール知力(33)=32以上で成功
(失敗でも何かしらには気付きます、成功で再判定)

※21…失敗

「……確かに何か仕込まれてる気がするわね。でも、これ以上はちょっと……」

ノワールが溜め息をついた。ランダムが彼女を見る。

「となると、手引きに乗るのは危ういか。たとえサコミズが善意だとしても」

「その仕込まれている何かがわかりゃいいんだがな。そうなると……」

エイリークの目が鋭くなった。

「強行突破、だな。余の力をもってすれば、突破は容易い。態勢が整う前に叩き斬る。兵は神速を貴ぶという、単純な真理だ」

「相変わらず脳味噌が筋肉で出来てる思考だなぁ、エリック兄。俺は上空からの陽動、ヘカテルの急襲、そして地上からの3面作戦を推すぜ。
まず俺が爆弾を投下する。ノワールの嬢ちゃんは、ヘカテルと一緒に最初は俺のサポートを頼むわ。
まあ、ノワールは軽いから、ヘカテルでも持てるだろ。そしてサイファーとトニー、んでエリック兄、ユリリエは爆弾投下を受けて強襲。
頃合いを見て上空からも急襲。対応は、かなり難しいはずだぜ」

トニーが唸る。

「ただ、戦力を3分割するとその分戦力は手薄になるな。いっそ、爆弾は抜きにして上空からと地上からの挟撃でいいんじゃないか?
上空からは女性陣とランダム……さん、地上は男性陣という感じだ」


……さて、どうしたものか。


1 エイリーク案
(全員で地上から強襲、戦力が強大なので(良心の呵責を別にすれば)ねじ伏せられます。
ただ、クリスかリーンどちらかが逃げる可能性は相応です)

2 ランダム案
(ランダムの爆弾投下後、ヘカテルとノワールの2人が上空から、地上からサイファー、トニー、エイリーク、ユリリエが突入します。
ただ、戦力的に上空組が手薄なので、想定外の事態があると危険です)

3 トニー案
(先に地上からサイファー、トニー、エイリークが、その後ランダム、ノワール、ヘカテル、ユリリエが上空から来る案です。
2よりバランスは取れていますが、不意討ち確率はやや下がります)

4 サコミズ案
(「上手くすれば」内部から切り崩せます。ただ、何かクリスは仕掛けています。
ハイリスクハイリターンと言っておきましょう)

5 延期
(サコミズに仕掛けられた何かを解いておくなどの対処を取ります。
ただ、翌日に延びることによるデメリットも存在しますが)

6 その他自由安価
(筆者が気付いていない可能性があれば)


ひとまず0000までの多数決、3票先取。考察あり。
決まらなかった場合は一度リセットして再投票開始とします。

一応言っておきますと、コンマが悪くない限りはアングヴィラ奪還に限れば余裕です。
エリック、ユリリエ覚醒に伴いクリスとリーンを撤退させるだけに十分な戦力ができています。

ただ、クリス確保、ないしは殺害はそれなりにまだ難しいです(内部切り崩しが困難になったため)。
また、クリスを確保できたとしても……まだ山はあります。

なんとかしてクリリン確保したいけどなあ
サコミズって電話持ってたりしない?ランダムがハッキングして上手いことリーンの電話から居場所とか引っ張り出してさ
あとエリックって前作で瞬間移動してなかったっけ?一条くらいの距離飛べればモリブスみたいなことできない?

エリックは視界に映る場所にしか飛べなかったような気がする。一度見る必要あったから不意打ちとかも前作はできなかったと記憶してる

>>450
サコミズの電話についてはノーコメントにします。色々な可能性があり得ます。
ただ、クリスとリーンがどこにいるかの把握はノワールやエイリークができます。

>>451
その理解で問題ありません。サイファーの瞬間転移と同能力です。

モリブスの時は鍵掛かってたらサイファーの転移消費しますって流れだったしサイファーの物は若干性質違うんじゃね?と思ったけどアメリカで鍵閉められた時は転移でゴリ押せなかったし設定ブレただけ?

>>456
多分ブレてますね。「視認可能(あるいはそこに何もないのが分かる程度の視認)な場所へ短距離転移」がサイファーやエリックの能力です。

初登場時に僕だけができる一発芸っつってたのにみんなできるよな

0000過ぎましたので一度リセットです。

>>461
メタな理由を別にすれば、オルディニウム関連の情報を完全に理解していたのはオルドとヘルラだけでしたし、専売特許でないとはほぼ全ての「一族」が知らなかったでしょうね。

ところでコーウィンの未来視でこちらの手の内が読まれてる可能性は結局ないのか?

>>465
ハッキリとは言えませんが、低確率です。

上げます。

上げます。

っと、また鳥抜けてました。

まだ2に1票のみです。
昼には一度更新したいところですが。

今回考察ありのため、478-479さんは保留です。反論あればカウントはまだします。

ゆーて本当にどこでコンマが荒ぶるかくらいの違いしかないからなぁ。4を選ぶまでの理由がないからってだけじゃダメかな

>>481
2と3で若干割れぎみだったので、その違いだけあればいいです。

2で決定とします。少し進めます。

2方面より3方面作戦の方が、背後を突きやすいのは間違いない。俺は少し考え、決断した。

「……ランダムさんの案で行きましょう。爆弾は、どんなものですか?」

01~50 一般的な手榴弾程度、それ自体で打撃は与えられない(高火力爆弾は使いきった、クリスやリーンは基本無傷)
51~85 高火力爆弾、建物の破壊程度は可能(タワーに使った物と同一、リーン重傷可能性小)
86~97 フィオナ作重爆弾(切り札的なもの、リーン重傷可能性中、クリスにも打撃?使用時はノワールとヘカテル退避)
98~99 ???????(戦闘が極めて有利になります)

ファンブルはありません。

ランダムがニヤリと笑った。

「こいつを使う」

取り出したのは、白い立方体だった。

「これが爆弾、ですか?」

「おう、冒険者ギルドにあった『切り札』らしい。フィオナ姉の作と聞いて驚いたがな。
間違いなく威力はある。ただ、使いどころに悩んでてな。お前らが来て、目処がたった。
ただ、使う時は嬢ちゃんたちは少し離れてくれ。強力すぎて、爆風もひでえからな。
幸い、リーンの館はえらく馬鹿でかい。富を顕示するためだろうが、これを落としても全部は壊れねえだろう。
これを館の中枢に落とすから、それを合図に突っ込んでくれ。スピードが何より重要だ、混乱してるうちに叩いちまおう」

###########

※ランダムパートからやります。視点はノワールとヘカテルどちらにしますか?
安価下3多数決、考察不要

ノワールで決定します。一時中断。

再開します。

###########

「準備はできたか?行くぜ」

ランダムさんが呼び掛けた。私とヘカテルちゃんは頷く。

地上はかなり酷いことになっていた。たまにドラゴンの鳴き声が聞こえる。長居すれば、襲われても文句は言えないだろう。

サイファーが私を見た。

「俺たちは地上からの進軍だ。まあこの面子だから、まず辿り着けるだろうが……そっちも、気を付けてくれ」

「分かってる」

ヘカテルちゃんが、私の腰に手を回し持ち上げた。ちょうど、私が前を向く格好で抱っこされている感じだ。

「うん、大丈夫そうです。じゃあ、行きますよ」

ふわっと、身体が重みから解き放たれた気がした。すーっと視界が上に上がっていく。

「よしよし、問題はねえようだな。ノワール、隠密魔法を頼む。ヘカテルは俺からしばらく離れるなよ」

暗い闇の中を、私たちは進んでいく。眼下には、僅かな火の灯りが見える。「オークか何かが起こした火だろう」とのことだ。
そしてすぐに、異質な館――いや城といっても差し支えないものが見えてきた。暗闇の中、煌々と灯りが点っている。あれが、リーンの舘??

「大きいですね……一体どれほどの富が注ぎ込まれたんでしょう。王宮より、大きいかも」

「まあ、オーディナル家のMRJタワーも大概だがな。だが、あっちは相応の人も歴史もある。こっちは成金趣味全開で、ずっと悪趣味だな」

ヘカテルちゃんの言葉に、ランダムさんが苦々しげに答えた。


灯りが徐々に近付く。

…………

……

20以下で襲撃

※襲撃なし

やがて、館の上空に着いた。中庭を取り囲むように、建物ができている。どこが中枢なのか、これでは判断できない。

「……まあとりあえず奥だな。俺はかなり上空に上がる。爆風が酷いことになるからな。
お前らも離れた方がいい。まあ、俺と一緒でもいいが」

1 上に上がる(少しだけ突入タイミングは遅れますが安全です)
2 舘から少し離れる(僅かですが爆風を食らう可能性が残ります。即座に侵入できます)

安価下3多数決、考察不要

「分かりました。じゃあ、少し離れます」

「了解だ。俺は魔力波と共に爆弾を『落とす』。爆風が合図だ。健闘を祈るぜ」

私とヘカテルちゃんは頷いた。慎重に、舘から離れていく。100メドほど離れたその時。


猛烈な閃光。そして、少し遅れて……


ドゴォォォォォォォォンンンン!!!!!


耳が壊れるのではと思うほどの爆音、そして一瞬遅れて凄まじい熱風――いや、衝撃波か――が私たちに吹き付けた!!

※15以下でダメージ

※ダメージなし

「「きゃあああああっっっ!!!」」

私たちは叫んだ。このまま地面に叩き付けられたら……そんな嫌な想像が頭によぎった。

でも、ヘカテルちゃんはその場に留まった。歯を食い縛り、じっと耐えている。


やがて、爆風は止んだ。館は煙の中だ。埃の臭いがとても強い。相当損壊してるのは、明らかだった。


「……ランダムさんも、無茶するわね……でもこれで行ける。ヘカテルちゃん、行こ」

「ええ、分かりましたっ!!」

ヘカテルちゃんが凄い勢いで館へと向かう。ランダムさんもヘカテルちゃんも、慎重を期して抑えてたんだ。
そう思っているうちに、中庭の上空にいた。館の4分の3は、完全に瓦礫になっている。ギリギリ無事なのは、正門近辺だけだ。

私は精神を集中した。……この混乱の中でも、魔力の在処は分かるはず……

01、11、22 えっ……(再判定)
02~10 ないっ??(再判定)
11~25 強大な魔力が2つ、正門近くに……
26~70 弱った魔力が西の瓦礫から、正門近くに強大な魔力が
71~90 弱った魔力が西の瓦礫から、それよりはやや強い程度の瓦礫が奥の方から
91~95 西の瓦礫から消えかけの魔力が、弱い魔力が奥の方から
96~99 再判定

弱った魔力が西の瓦礫から、強大な魔力が正門の方から感じられた。
多分……正門の方がクリスだ。無傷かは分からないけど、多分戦える程度だ。
とすると、西のはリーン?私たちは、どちらに行くべきだろう?

※50以上でサイファーの気配

※サイファー、トラブルなく順調に突っ込んでいる

その時、サイファーたちの――というよりはエイリークさんの魔力が感じられた。予定通り、突入しているみたいだ。だが、このままだとクリスと正面衝突するだろう。


私たちは……


1 クリスの裏を取る
2 リーンの確保に動く
3 その他自由安価

安価下5多数決、考察不要

2
そういえばヘカテルノワール姦には絆ある?

>>505
その誤字は……おっと。

絆効果は200レベルのがあります。

少し中断します。一度サイファー視点に移行。

その前にユリリエのステータスを決めます。
サポート型は確定ですが、装備だけコンマとします。全てファンブルなしです。

コンマ下
01~80 魔弾銃
81~99 魔銃「アグネアストラ」

コンマ下2
01~80 インドラのカチューシャ
81~99 神器「アンバーのヘアバンド」

コンマ下3
01~90 ジュリアの指輪
91~99 力の指輪「ナルヤ」

ユリリエ・スナイダ(持ち越し0p)

HP 315+120(435)
筋力 8+1(9)
知力 15+8(23)
器用さ 19+9(28)
賢さ 20+8(28)
耐久力 12+1(13)
魅力 17+5(22)
好感度 71(デッドエンド分+これまでの蓄積考慮)

コンマ修正 35
ダメージ修正 85
ダメージ軽減 80


【技能】
・集中 
1ターン消費し次の命中が80%以上に。クリティカル範囲がゾロ目+90以上に

・一撃必殺 
ボス戦以外で命中判定クリティカル発生時、77、88、99、00偶数で即死。ボス戦なら5倍ダメージ

・朦朧打撃
白兵戦時、ダメージ判定80以上で朦朧発生。継続は60以上

・回復弾
遠隔地にいる相手を回復、100+(コンマ下一桁×5+賢さ×x)、気絶や麻痺も回復

・増強弾
遠隔地にいる相手を増強、一時的にHP+50、全パラメータ+2、ダメージ修正と軽減+20

・衰弱弾
敵の能力を減衰、自動回復など特殊能力を防止するなど。1戦闘に1回、機械には別途の効果

・閃光弾
確率で一回不意討ち確定

・猛毒弾
確率で割合ダメージ(最低最大HPの10%)、ダメージ後低確率で追加効果、1戦闘に1回

・波動砲(奥義)
相手が不意討ち確定でないと使用不可、1戦闘に1回
ダメージ(コンマ下一桁×x+知力×y+賢さ×x+ダメージ修正)×10(不意討ち込み、貫通)

・時間遡行

・魅惑の眼差し

【装備】
・魔弾銃
HP+30 知力、賢さ+3、コンマ修正10
ダメージ修正45

・インカヌスの服
HP +30、知力、器用さ、魅力+4、コンマ修正15、ダメージ軽減40
1度だけ致命的ダメージを無視(全編で1回のみ)

・インドラのカチューシャ
HP+20、器用さ、賢さ+4 ダメージ軽減30
精神攻撃に耐性

・ジュリアの指輪
HP+20 全パラメータ+1、コンマ修正10、ダメージ修正10、ダメージ軽減10

・獅子の指輪
HP+20、ダメージ修正30

サイファーサイドは明日とします。

波動砲は上方修正するかもです。ちょっと弱めですので。

てすと

書き込めました。少し進めます。

「来たっ!!」

閃光が迸り、その後強烈な爆風が館から吹き付けてきた。ランダムの爆弾だ。
瓦礫の小さな欠片が俺に当たる。この分だと、館は良くて半壊状態だろう。

俺たちはそれを合図に走り出す。道中はオークやコボルトといった弱いモンスターばかりで、力は十分温存されている。
目の前には、洗脳された人々の壁。だが、爆風でその多くは吹き飛ばされていた。

前庭の向こうに、辛うじて姿を留めている館の一角が見えた。

「……あそこにクリスらしき人物がいるな」

そう言うと、エイリークは黒い剣の束に手をかけた。一気に踏み込んで、ケリを付けるつもりだ。

「せいっ!!」

俺は固く閉ざされた正門を斬る。その先には……

01~35 よく来たな。そしてやってくれたね
36~70 不在
71~90 向こう側が騒がしい
91~99 誰かが逃げている

館のホールに入ると、誰かが慌てた様子で駆けて行くのが見えた。恐らくは館の奥へ向かっている。

その後ろ姿は……黒い翼だ。俺たちに気付いていない?
精神感応で分からないのか、それとも急襲で混乱しているのか。それとも別の理由があるのか。

しかし理由はどうであれ、絶好機の到来だ。問題は、誰が動くかだが。

1 サイファーが転移で強襲(一刀両断など、コンマさえ良ければダメージ最大)
2 エイリークが転移で強襲(暗黒剣、追加効果の可能性)
3 ユリリエが魔弾銃で強襲(衰弱弾か猛毒弾)

※安価下5多数決、考察不要

駆けてくってことはプレーンウォークが使えないのか

>>529
これは一応理由があります。彼が向かう先は……
あと、発動のためその場に残る危険性も考えたのでしょう。

「ここはあたしがっ」

ユリリエが腰のホルダーから短銃を抜いた。あれで大丈夫なのか?
その時、銃が薄紫色に発光した。……これは??

奇数 猛毒弾
偶数 衰弱弾

※クリティカル、追加効果発動確定


パウッ


銃口から魔力が迸るのを感じた。そしてそれは、前方のクリスと思われる男に突き刺さった!


「……がっ……!!?」


※ダメージ(99クリティカルのためボーナスあり、コンマ下)
01~40 クリス最大HP-30%
41~70 クリス最大HP-50%
71~99 クリス最大HP-70%

※追加効果
01~50 スリップダメージ(行動毎にHP-10%、確率で回復)
51~80 スリップ+麻痺
81~95 スリップ+混乱
96~99 致死毒

追加効果はコンマ下2です。

※クリス残りHP 15000
※スリップ+混乱(スキル全封印、回復は確率)

命中と共に、禍々しい気配がクリスからした。……これは??

「心配しないで、あれが『猛毒弾』の効果よ。禁術の果て――古の『死病』を誘発する弾を撃ったわ。
これで、クリスはもう何もできないはず」


「あ、あああああぁぁぁぁぁ!!!!」


ユリリエの視線の先には、気が狂ったかのように悶え苦しむクリスがいた。遠くからでも、目からは正気が失われているのが分かった。

このままだと、暴走されるかもしれない。俺は一撃を食らわせ、殺す間際に懐に忍ばせた首輪――「マナキャンセラー」を付けることに決めた。

精神を集中する。狙いは、奴の背後!!

※10以下で???

どうでもいいけどユリリエって割とだぜっ娘じゃなかった?

※反撃なし

夜まで中断します。ケインは今回もこうですか……。
不意討ち確定の1割からの99では、まあしょうがないですが。

ただ、前にも言ったようにここからまだ山があります(クリス=ケイン戦が終わっても、即問題解決とは行きません)。

徐倫みたいな感じでしょ

>>543
そうですね。多少意図して変えてます。
その辺りはおいおい。

毒SUGEEEE

>>548
追加効果は25%で発動のはずでしたし、基本ダメージは-10%~-50%です。
(-10%が45%、-30%が45%、-50%が10%)
全て上を引いた結果なので、本来は割と博打要素の強い攻撃です。

衰弱弾は避けなくなったり攻撃が劇的に弱くなったりします。特殊能力封じも高確率で決まるので、こちらの方が安定感は高いですね。

>>546
現在は大体そのイメージでいいと思います。

混乱ってどういう状態なん

皮肉にも自分が開発した術でやられたのか

というか致死毒は引いちゃあかんかった奴だよね・・・

「転生」って事前の情報が無きゃ知り得ない能力な気がするけど、どうやって知ったんだろう?ネタバレに触れるのかな

再開します。

>>551
半狂乱状態ですね。基本スタンに近いですが、同士討ちや自傷行為から暴走まで色々あります。

>>552-553
この辺り後でユリリエから解説ありますが、厳密には同じものではありません。
感染力をなくした劣化版です。ただうまくハマると今回のようにワンパンできます。

>>555
あまりいい結果ではないですね。

>>556
語られる機会があるかは不明ですが、ある理由で「一族」は手の内をある程度知っています。

俺はクリスの背後に回った。……確か、殺してはいけなかったのだったな。
とすれば狙いは……やはり腕か。右腕を目掛け、俺は「村正」を降り下ろした。


ザシュッ


軽い手応えと共に、クリスの腕が床に落ちた。鮮血が噴き出す。


01~20 再判定
21~30 あ、あああああぁぁぁぁ
31~97 そのままクリスは膝をついた
98、99 ?????????

「あ、ああ…………!!」

正気に戻らないまま、クリスが膝をついた。もう、戦闘には戻るまい。

俺は首に「マナキャンセラー」を付けた。これで「血の呪い」は発動しない。

「良くやった。……しかし、呆気ないものだな。シデたちがやった時も、随分とあっさりしたものだったと聞いていたが。学習能力がないのか」

嘲ったようにエイリークが言った。

「出血が激しいな、おい……ほっとくと死ぬんじゃねえか」

「確かに。どうする、サイファー」

トニーとユリリエが俺を見た。

1 殺す
2 ユリリエに治療をさせる

安価下5多数決、考察必要

※描写不足なので再投稿

「あ、ああ…………!!」

正気に戻らないまま、クリスが膝をついた。もう、戦闘には戻るまい。

俺は首に「マナキャンセラー」を付けた。これで「血の呪い」は発動しない。


それを見た3人が、ゆっくりと俺の方に歩いてきた。エイリークは苦笑し、トニーとユリリエは胸を撫で下ろしている。


「良くやった。……しかし、呆気ないものだな。シデたちがやった時も、随分とあっさりしたものだったと聞いていたが。学習能力がないのか」

嘲ったようにエイリークが言った。

「出血が激しいな、おい……ほっとくと死ぬんじゃねえか」

「確かに。どうする、サイファー」

トニーとユリリエが俺を見た。

1 殺す
2 ユリリエに治療をさせる

安価下5多数決、考察必要

「……聞くことは腐るほどありそうだな。生け捕ろう。しかし、どうすりゃ血が止まるんだか……」

「あたしがやるよ。ご先祖様の血が目覚めたお蔭で、色々できるようになったんだ。
……ただ毒がどうなるかは分かんないけど。まあノワールが来たら、改めて診てもらおっか」

「あ……スヒュッ、ああ……」

虫の息のクリスに、ユリリエが手を当てた。

「殺すのは後だ、しばらくは生きててもらわないとね」

ユリリエの手が黄色く光る。やがて右腕の切断面から流れる血が、急速に減っていった。
2分ほどすると傷口は乾き、そしてばたりとクリスは倒れた。

「毒抜きさえできれば、意識は戻ると思う。まああれ、禁術なんだけどね」

「禁術?」

エイリークが眉を潜めた。

「……物騒なものを……」

「オーディナル家の旧家で見付けた本に書いてあったんだ。ノワールみたいな才能は、あたしにはないけど……アリスさんの力も借りて、こいつに乗せられるようになった」

ユリリエは短銃を誇らしげに見つめた。

「『危ないから、本当に大事な時しか使うな』って言われたけどね。まあ使うなら今かなと思ったけど、期待以上だったね。さて、後は二人を待つだけだね」

※15以上で二人が現れる、リーンの有無は別途

※クリティカル、リーンの生け捕りに強制成功(回想でのコンマにはやや優遇が入ります)

しばらくすると、向こうから瓦礫が吹き飛ぶ音がした。そしてそこから、見慣れた小柄の少女が現れる。

「サイファー!!だいじょ……ってもう終わってる??」

その後ろから、ヘカテルが縄でがんじがらめにした女を無理矢理引っ張ってきた。長い薄手のドレスを着ているようだが、あちこちが破けている。傷も負っているようで、目は虚ろだ。

「あ、サイファーさん!!クリスは??」

「ああ、随分簡単に片が付いた。正直拍子抜けいいとこだな。そっちも終わったか」

「はいっ。ここだと何ですし、一度安全な場所に行きましょうか」

1 イーリス王宮
2 アングヴィラ前線基地地下
3 アングヴィラMRJタワー会議室

安価下3多数決、考察不要

「じゃあ一度ジョセフの所に。サコミズのことも気になるしな」

ユリリエがゲートを開いた。

……

15以下で異変あり

※????は回避

「何っ……!?もう来たのか!!?それも……生かしたままで??」

俺たちの姿を見るなり、ジョセフが驚愕した。サコミズらも開いた口が塞がらない様子だ。

「俺はほぼ何もしてない。最後にクリスの腕を斬っただけさ。大体は後から来るランダムさんとユリリエがやってくれた」

ランダムには一報を既に入れていた。「空から行くが、少し後片付けしなきゃな」と話していた。洗脳が解けた人々の誘導などをしてから来るらしい。
ユリリエは照れ笑いをした。

「まあ、運が良かっただけだよ。あたし自身、ちょっと驚いてる。……ノワールたちも、順調だったみたいね」

「ん、まあね。……ちょっと、気になることがあったの。多分、重要なことだと思う」

ノワールの表情が引き締まった。ヘカテルも同様だ。

「リーンについてのことなんですが……少し話していいですか?
多分、彼女しばらく正気に戻らないでしょうし」

「……だね。精神感応に抵抗されたから、一先ずほぼ『眠らせた』状態にするしかなかったけど。それでも分かったことがいくつかあるわ」

そして、二人は話し始めた。

##########

※以下、回想シーンです。ノワールかヘカテル、どちらを主語にするか決めて下さい。
(基本大きくは変わりません。表現が多少変わる程度です)

安価下3多数決、考察不要

中断します。

少し進めます。

###########

「リーンの確保に行こう!クリスの所に行って、その後に逆に背後を取られるのはマズいし」

ノワールさんが叫んだ。

「了解ですっ!しかし、あの瓦礫の中、無事なんですかね?」

「魔力はあるから、生きてはいるわ。問題はその状態だね」

小走りでノワールさんが瓦礫に向かう。この中のどこにリーンが……?


その時、ガラッと瓦礫の一角が動いた。そこから出てきたのは、触手……いや、薔薇の蔓??
それは瓦礫の一角を覆い、そして瓦礫は粉々に弾けた。中から出てきたのは長く薄いドレスを着た、妙齢の女性だ。


「……貴女たちね、やってくれたのは……!!」

ギリっと歯を食い縛り、怒りの表情で私たちを見つめる。ドレスは所々破け、浅黒い素肌が見える。……魔族の血が流れているのだろうか?

私は「ヴォーパルブレード」を抜いた。ノワールさんは静かに女を見上げている。

「やめなよ。あなたじゃ、私たちには勝てない。さっきのあれで、体力と魔力を使ったんでしょ?
腕に覚えがあるなら、この状況がどんなものか、判断できるんじゃない?」

01~40 ふざけるなぁ!!!
41~70 リーンはノワールさんを睨み付けている
71~99 リーンは「クソっ」と短く吐き捨てた

※ファンブルなし(回想シーン中は全てファンブルなしです)

「ふっ……ふざけるなぁ!!」

怒りに任せてリーンが蔦をノワールさんに向けた。鞭……いや槍のようにそれはノワールさんに向かっていく!

サイファーさんは今、いない。ノワールさんを守れるのは、私だけだ。
幸い、勢いはさほど強くない。この分なら……

※50以上でヘカテルが蔦切断、未満だとノワールが地獄嵐で迎撃(リーンとの会話イベントがなくなる可能性があります)

再開します。

私は機を見計らって踏み込み、蔦の槍を両断する!
ザスッという軽い手応えと共に、それは地に落ちた。落ちた後も微かに動いている。

「ありがと。迎撃もできそうだったけど、多分それだと話ができそうもなかったからね。助かったわ」

ノワールさんが私に笑いかけると、すぐに視線が険しくなった。それは歯噛みするリーンに向かう。

「分かったでしょ?万全なら分からないけど、今のあなたじゃ殺されるだけよ。
大人しく投降しなさい。あなたがクリスに洗脳されてるのは分かってる、酷いことはしないわ」

リーンはしばらく黙った。そして。

「洗脳??……くっ……くくっ……あはははははは!!!!」

いきなり狂ったように笑い始めた。ノワールさんは、おかしなことを言っただろうか?

「笑わせるわ!!ここにいるのは、紛れもなく私の意志!!クリスに協力したのも、この街を壊したのも、嘘偽りなく私の意志よ!!
……小娘が、知ったことを!!!」

風が私たちに吹き付ける。これはっ……命と引き換えに私たちを消そうとしている??

65-ノワール知力(34)=31以上で成功

49…成功

ノワールさんは動じない。そして、静かに言った。

「……あなた、子供がいるのね。お腹の中に」

リーンの表情が固まった。

「……なっ……!?」

「魔力反応、あなたには2つあるもの。クリスとの子なのね。あなたはクリスを、愛して……」

※75以上で追加イベント、未満なら終了

※イベント終了

「だからどうしたってのよ!!?」

再び魔力が膨れ上がる。ノワールさんは、悲しそうに黒い巨大な矢を彼女に向けて放った。
それはリーンを直撃し、意識を失った彼女が瓦礫からゆっくりと崩れ落ちる。
私は思わず彼女を受け止めるため駆け出した。ズシン、と衝撃が腕にかかる。

「正気なら、なおさら話は聞いてほしかったな。……お腹の中の子を、殺したくはないし」

「……死んじゃったんですか?」

ノワールさんは首を振った。

「リーンは多分、ギリギリ生きてる。手加減もしたし。ただ、お腹の子は……分からないかな」

彼女は沈痛な面持ちで、リーンの頭に触れた。

※85以上で重大事実発覚

※クリティカル、相当深い部分まで分かる

「……えっ」

ノワールさんが青ざめた。何が分かったというのだろう?

「どうしたんですか?」

「試しに、少し頭を探ってみたの。意志が酷く強固みたいで抵抗されたけど……ちょっとこれ、ただ事じゃないかも。サイファーたちに、すぐに知らせなきゃ。
ヘカテルちゃん、捕縛用のロープ持ってるでしょ?それで彼女を縛って。クリス戦に加勢して、伝えないと!」

私は戸惑った。ノワールさんがここまで焦るなんて。

「ちょっと、どういうことだか教えてくれませんか??言ってることが……」

ノワールさんが、私の目を見た。

「リーンのお腹の子。……ただの子じゃないわ。『復活の器』、だって。詳しくは後で話すわ」

そう言うと、ノワールさんは正門方向の建物に向けて走り出した。

###########

※回想終了、サイファー視点に戻ります
※この後いくつか大きな進展があります

一時休憩。

###########

「『復活の器』??」

ノワールが頷いた。

「間違いないわ。『復活の器だから守らなきゃ』という思念に触れた瞬間、彼女の心が閉じたの。重大な何かであるのは、間違いないわ。
最初、クリスを愛してるから私たちを殺そうとしたと思ったけど、違ったみたいね。そんな単純な話じゃない」

エイリークが渋い顔をしている。

「……余の『転生法』に酷似しているな。余の場合、魂の親和性があるルルイエ家を中心に『器』を探してきた。余の『器』になるため子をなし、育てるという……。
だが、ケインはそうではないはずだ。『一族』は父王により、それぞれの力を知らされている。あれは、わざわざ『器』を用意せずともいい。あればあったで越したことはなかろうが……」

45-賢さ(20)=25以上で成功

※12…失敗

俺は唸った。何の「器」なのだろうか?

エイリークが話を続ける。

「父王の器、というのが一番しっくりは来る。ただ、手当たり次第女を孕ませてそれでいいか、というとそうではないはずだ。魂の相性が要る。
それに、父王との相性なぞ分かるはずもない。よしんば相性のいい赤子が生まれていたとして、そこに『移しかえた』所でしばらくは無力だ。
さらに言えば、地上を襲う必然性も分からん。魔素を濃くするだけなら、ズマとオルランドゥさえ壊せばいいだけだからな」

ユリリエが、意識のない二人を見た。

「じゃあ、ここから先は……」

エイリークが頷いた。

「二人に訊かねば分かるまいよ。だが、目覚めた所でどこまで吐くかな?特にケインは問題だ。余としては、とっとと斬るのが最善と思うがな」

※70以上でサコミズ発言

※サコミズ発言なし

二人が目覚める気配は、今のところない。

さて、どうするか?

1 イーリスに移動する(戦後処理はランダム、ジョセフ、サコミズに一旦は一任、襲撃危険性は多分なし(向こうが襲われている確率は低確率))
2 この場で目覚めるのを待つ(自然回復任せ、襲撃危険性が低確率である)
3 二人を殺す(追加情報がなくなるが、今後のリスクも消えます)
4 クリスだけ殺す(リーン発狂リスクあり、追加情報なくなるがリスクは減る)
5 リーンだけ殺す(クリスが何かするかもしれません)
6 ブレイズに連絡(最初のコンマ次第では極めて面倒なことに)
7 その他自由安価

0900ぐらいまで多数決、考察必要

上げます。

少し進めます。

「やはり……ブレイズ大司教に会わせるべきでしょう。こういうことなら、彼が一番適任かと」

「確かにな。……奴に連絡を取るとするか」

エイリークは電話を取り出した。

※30以下で出ない

※電話には出る

『……エリック?貴方が、何故……??』

訝しげな声が、受話器から聞こえた。声が淀んでいるのが、俺にも分かる。

ブレイズに電話するのは、一種の賭けだ。彼は復讐のため、クリス打倒で周りが見えなくなっているかもしれない。
ただ、クリスの手の内を全て知るには、彼の協力を得るしかないのも確かだった。
ブレイズの変調を知るのは、俺しかいない。ノワールもヘカテルも、あの場にはいなかったからだ。もし何かあれば、それは全て俺の責任だろう。

だが、まずは第一関門は突破した。後は、彼が落ち着いて話を聞いてくれるかだ。

「今、サイファーたちといる。ケインは捕縛したぞ」

『本当ですか!!?今どこに、ズマですか』

興奮した様子のブレイズに、エイリークが眉を潜める。

「……貴様らしくないな。アングヴィラだ。ランダムもここにいる。
随分あっさりと片がついた。こちらに来るか?貴様の力を借りたい」

※50以上でこちらに来る、未満なら自分の間に来ることを要求

※クリティカル、フローラ同行確定

昼に更新。

『……いいでしょう。場所は』

「アングヴィラの旧ギルドだ。覚えておるな」

『無論。妻と一緒に向かいます故、少々お待ちを』

電話が切れた。フローラも来るならば、暴走の懸念は大分小さそうだ。俺は胸を撫で下ろした。

「よう、今戻ったぜ。……どうした、空気が重いな」

ランダムが上から降りてきた。エイリークが彼を見上げる。

「父王の復活をどうも企んでいたらしい。今、そこまでしか分からぬ。ブレイズを呼んで、思考を読ませるつもりだ」

「……オルドをか??そりゃ確かに一大事だが、計画段階なら騒ぐほどじゃ……」

「そこの女が宿している子が『器』らしい。まあ、それだけならいいんだがな。どうにも引っ掛かる」


やがて、上から気配がした。トントンと階段を降りる音が聞こえ、ブレイズとフローラが顔を出す。


※50以下ならロビントンのフルートを持参

※ロビントンのフルートは持ってない

「……夜分遅く、すみませんね。……確かにいましたか」

ニィ……とブレイズが笑う。眼鏡の下の眼からは、狂気と狂喜が入り交じっていた。

「……ブレイズ兄、どうしたんだよ!?あんた、一体……」

「子供がいない君には分からないでしょうね。まあいいです、良くぞ殺さず生け捕りにしてくれました。しかもご丁寧に、マナキャンセラーまで付けていてくれる。
私が死より恐ろしい『死』をくれてやりましょうか……」

後ろのフローラが溜め息をついた。

「すみませんわ、もう主人は復讐で頭が一杯で……。それでも、ギリギリで正気は保ってますわ。『ロビントンのフルート』、持ってこさせないよう言い含めるのは大変でしたけど」

「あれをか??それをここでぶっぱなしたら、こいつらはもちろんうちらすら危ういぜ??」

ランダムの言葉に、ブレイズがギッと彼を睨んだ。

「貴殿方なぞ、どうでもいいのです。ただ、マリーンの仇を討てれば……ただ、フローラの願いを聞いて、ここには持ってこなかった。ただそれだけのこと。
ケインの処理は、私に任せてくださいますね?それだけは譲れません」

「フローラが??……そうなのか……」

ランダムは呟くと、ブレイズに道を譲った。

「……貴様がケインをどうしようと、余は止めぬ。ただ、この二人の脳内を覗いてくれ。そこから先は、好きにするがいい」

「脳内を覗く?何のために?」

「父王の復活を考えていた可能性が高い。まだ気を失っている今が好機だ、やってくれ」

※30以下でリーン目覚める(コンマ下)
※50以下でクリス目覚める(コンマ下2)

※二人気絶のまま

ブレイズの顔から表情が抜け落ちた。

「父王の……?聞き捨てなりませんね。やってみるとしましょうか」

彼は膝まづき、二人の頭に交互に手を触れた。

……………

……

※10以上でリーンの情報は全て判明(コンマ下)
※クリスについては下(コンマ下2)

01~20 ロックがかかっている??
21~40 ロックがかかっていますが……
41~75 そういうことですか……
76~99 ……なるほど、合点が行きましたよ

上はともにファンブルなしです。

※リーンの情報は判明
※クリスの情報は再判定

「……女については大体。ただ、ケインの思考は……何者かが『鍵』をかけていますね。私の精神感応すら効かない、強固なものです」

冷や汗を流してブレイズが言う。

「何者?そんな芸当ができそうなのは……」

「コーウィン、なんでしょうか。『ロビントンのフルート』を使って増幅させれば、あるいは深く読めるでしょうが……。
多分、貴殿方は逃げられても、周辺の生き残りは全滅でしょう。それでもやりますか?

1 もう一度試してもらう
2 やめる

※安価下5多数決、考察必要

※1はそれでもなお失敗する確率がごく僅か残ります。
※1だとノワール、ヘカテル、ユリリエ、トニーの好感度が相応に下がります。またランダムが非協力的になるかもしれません。

起きるリスクは冒すけどブレイズの間に連れてくってのは

※訂正

※リーンの情報は判明
※クリスの情報は再判定

「……女については大体。ただ、ケインの思考は……何者かが『鍵』をかけていますね。私の精神感応すら効かない、強固なものです」

冷や汗を流してブレイズが言う。

「何者?そんな芸当ができそうなのは……」

「コーウィン、なんでしょうか。『ロビントンのフルート』を使って増幅させれば、あるいは深く読めるでしょうが……。
多分、貴殿方は逃げられても、周辺の生き残りは全滅でしょう。それでもやりますか?」

1 もう一度試してもらう
2 やめる
3 ケインを起こした上での尋問に切り替える
4 その他自由安価

※安価下5多数決、考察必要

>>634
ありですね。ただ高確率で起きます。
マナキャンセラー付きなのでろくに何もできませんが、起きた場合あることを仕掛けられる可能性があります。

あることの内容は伏せますが、深層に行くということは……
仕掛けられた場合のリスクは割と重めです。

それなら地上の何もない場所でやればいいか?だだっ広い場所に候補とない?砂漠でもなんでも

とりあえず浄化薬だか浄化弾だか打って弱らせようぜ

>>638
あることはありますね。ただサイファーと「一族」しか行けない場所ですが。

>>639
マルコか火蓮を呼ぶことになりますね。

弾とは別に浄化薬1本あったような。それもマルコに渡したっけ?

リーンの話はクリスのロックには全く関係ないからここでは聞かなくても良いってことなのかな?
今後コンマ次第で聞けなくなる可能性があるのであれば先に聞いておきたい。そうでないなら単に639.642に同意で一票

>>643
それは勘違いしてました。ローマン消費分のほか、まだ一方手持ちでありますね。
ただ飲ませる以上は起こさないといけないので、浄化弾の方が確実です。

>>645
先に聞いておくと結構な確率でクリスは起きます。後でまとめて聞く方が安全ではあります。

>>646
一方→一本ですね。

地上で起こすぶんにはリスクはだいぶ減るということでよろしい?

>>649
基本それでいいです。

再開します。642案です。

「……力を弱めれば、あるいは?」

ブレイズが怪訝そうに俺を見た。

「というと?」

「オルディニウムの汚染を除く薬を、俺たちは持っています。異世界で作られたもので、飲み薬と銃弾状のものがあります。
銃弾なら、クリスを起こさずさらに弱体化できるでしょう。その『鍵』とやらも、弱まるかもしれない」

俺は電話をマルコに繋げた。

※15以上で電話に出る

※電話に出る

『サイファーさん?どうしたんですか、何か……』

マルコが心配そうに訊いてきた。

「いや、むしろ極めて順調だ。クリスを捕らえた」

『えっ!!?本当ですか??』

「ああ。だが、一つお前の力を借りたい。来てくれるか?」

※20以下でトラブル発生中

※特になし

『了解です!ナージャさんに言って、ゲートを開けてもらいます。場所は?』

「『ゴラフの旧冒険者ギルド』だ。観光名所だし、知っているだろう」

※30以上で火蓮が、60以上でナージャが同行、ファンブルなし

※同行なし

『分かりました。ただ、カレンは今、夜間警備で……ナージャさんもダリウスさんの看病があるそうなので、行くのは僕だけですね。今行きます』

「分かった。あ、クリムゾンを忘れるなよ。必要になる」

『……?いいですけど……誰かと戦うんですか?』

「いや、浄化弾を撃つのに必要になる。ひとまず来てくれ」


電話を切ってしばらく待つと、マルコがやってきた。

「お待たせしました。……本当にクリス、ですね……。そこの女性は、一度社交パーティで会ってますが、リーンですね。
……ってランダムさんにエイリークさん!?ブレイズさんとフローラさんまで?」

「まあ、驚くのも無理はないか。とにかく、一発かましてくれ」

「いいですけど……でも胴体に当てたら、致命傷になりません?」

「そこはうまくやってくれ。頼む」

浄化弾を受け取ったマルコは、クリムゾンに弾を込めた。

「……じゃあ、行きますよ」

01~20 急所に当たってしまった
21~50 クリスが目覚める
51~95 そのまま
96~99 ??????????

パシュッ

軽い射出音と共に、クリスの身体が揺れた。弾は肩口の辺りに当たったようだ。
撃たれた衝撃で目が覚めるかと思ったが、まだクリスは意識を取り戻さない。

「最小の力に抑えましたけど……どうですか?」

「完璧だ。……じゃあ、ブレイズ大司教」

ブレイズは険しい表情で、再び手を当てる。

…………

……

01~25 これでも駄目ですか
26~50 少しだけですが見えました
51~75 それなりに見えました
76~99 なるほど……

「……!!本当に『鍵』が消えている……驚きました」

ブレイズが目を見開いた。

「『鍵』はオルディニウムの精神支配によるものと考えましたが、正解だったみたいですね。それで、どうです」

しばらくブレイズはおし黙った。そして一筋の汗とともに「なるほど……」と呟く。

「分かったのか、ブレイズ兄」

「全てではないですが、大まかな所までは。
今から説明したいですが、どうしますか?この二人は」

エイリークが目を閉じ、そして開いた。

「もう用済みだが、急いで殺すこともあるまい。もはや絞りかすだ、違うか」

クリスの髪は、老人のように真っ白になっていた。心なしか、肌には皺も浮いている。

※90以上で???????、ファンブルなし

※特に何もなし

「そうですか。さて……何から話しますかね……」

1 リーンの立場
2 ケインの目的
3 「復活の器」
4 コーウィンについて
5 その他自由安価

※既に深夜です。2つ聞いたら後は翌日になります。
※クリスとリーンの覚醒判定が所々挟まります。ただ、話の流れが基本若干変わる程度です。
※翌日に移行する前にブレイズはクリスを実質抹殺しようとします。クリスが意識を取り戻さないと入手不能な情報はここで消えます。
※翌日も情報入手可能ですが……別のことをせざるを得ないかもしれません。

※最初の話題
安価下5多数決、考察不要

クリスが浄化食らった影響ってどうなっとるの?あとリーンも浄化しといた方が良くない?

>>671
クリスについては667が実質その判定です。浄化されマトモになったクリス(ケイン)のルートはここで消えています。ただ凄く弱体化しただけです。
リーンはそもそも浄化弾打ってどうするのか、ここで使うべきかという問題があります。賛同者がいれば考えますが。

休憩します。

生まれる前から汚染されたケインにまともな状態もクソもあったのかなぁ?まあ可能性が消えた以上気にする必要もなさそうだけど

>>679
その通りで、マトモになってもほぼ寿命です。ケインとしてでなく、極々微かに残ったクリスとしての自我が出たかもしれません。

「やはり、まずケインの目的からでは?」

「……でしょうね。まず、オルド王の完全なる復活。そして地上の生命体抹消。ここまでは容易に推測できるでしょう。
オルド王は、生命を『汚物』とすら考えているようですが……まあそれは脇に置きましょうか」

エイリークが腕を組んで唸った。

「……やはりか。ただ、どうやってそれを実現するかだ」

「その通りです。いくつか、手順を踏まねばならないらしい。第一に必要なのは、『器』。リーンという女が孕んでいた子は、その候補であったらしいですね。
次に必要なのは、『地脈の断絶』」

ランダムが「はぁ?」と声をあげた。

「何だそれ、初めて聞いたぞ?」

「私にも、詳しいところまでは。ただ、人が住む所地脈が流れ、土地を守護するのだそうです。必然的に、人が減れば地脈は弱り、遂には断たれます。そうなった土地を、貴殿方はご存じのはず」

ノワールがはっとしたようにブレイズを見た。

「……オルランドゥだ……」

「そういうことです。そこは魔の温床となり、もはや清浄に戻すには永い永い時間が必要になった。
そして、地上でも魔の者が生きられるようになる。オルディニウムの鉱脈があったから、あそこは尚更ですが」

「……ということは、今一番危ういのは……」

エイリークにブレイズが頷いた。

「恐らくはズマでしょうね。首謀者のケインが消えても、まだ動こうとするはず。
そもそも、オルド王にとってケインは捨て駒でしたから」

60以上でクリス目覚める

※内容を間違えました。

「60以下でクリス目覚める」が正しいものです。

再判定とします。コンマ下

ケインの転生を防ぐためになんかやろうとはしないのだろうか……

※クリス目覚める

その時、クリスの目がゆっくり開いた。

「……ぐっ……こ、これは……」

「ああ、起きましたか。あなたにはこれから『生き続けたまま死んでもらう』つもりですので。身動きも取れないでしょうし、ゆっくりと話を聞くといいですよ。もう、『生きている』貴方に用はありませんしね」

ブレイズが冷酷に笑う。

「用済み、か。……まあいい、頃合いだ。殺すなら殺せ、『俺』を殺してももう止まらん」

クリスもにたぁ……と笑った。死を前にして、どうしてこの余裕?

「……でしょうねえ。ですが、私は貴方の思考をほぼ覗いた。大体分かるのですよ、考えていたことなど」

「まさか貴様が来るとはな。マリーンをやって貴様に火を付けさせ、いつかは再び取り込むつもりだったんが」

「それはご丁寧に。さて、話を続けましょう」

ブレイズがクリスを一睨みした。

「『器』もあり、地脈も断った。でも、まだオルド王は復活できません。何故でしょう?」

45-賢さ(20)=25以上で成功、ファンブルなし
(失敗しても話は続きます)

※23…失敗(今後のコンマが少し悪くなります)

何がこの上に必要なのか?……いまいち、思いつかない。

「魂を移す手段か?」

エイリークの発言に、ブレイズは笑った。

「さすがエリック兄様。同じ手法をとられているだけある」

「皮肉か?余を愚弄するとは、いい身分だな愚弟」

「そのつもりはありませんでしたがね。まあとにかく、魂を『器』に入れるのは難儀です。ですが、それができる場所がある。ですねえ、ケイン『兄様』」

血走った目で、ブレイズはケインに笑った。

※95以上で完落ち、ファンブルなし

※無言のまま

「……貴様は知っているだろう?白々しい」

「ふふ、お約束というものです。
……ウィルコニアですよ。あそこの演算装置を使い、強引に定着させるつもりだった。多少魂の『型』が違っても、あそこなら問題はありませんからね。
そして、オルド王が再臨した後は、ジェラード兄様とコーウィン兄様と一緒に地上を荒らし、殺し……その後までは分かりませんが」

※95以上で?????(コンマ下)
※70以上でリーン目覚める(コンマ下2)

※どちらもなし

ハハ、と乾いた笑いをクリスが浮かべた。

「殺したいから殺す、それ以上の理由が必要か?」

ブレイズは俺の方を見た。頭に何か入っている気がする。そして、彼は頷いた。

「……なるほど。サイファー、オルディニウムの精神汚染は、こういった類いのものですね?」

「……話しましたか?」

「いえ、読んだだけですよ。オルディニウムの汚染の権化、ですか。……哀れと言えば哀れですが、私が『殺さない』理由にはならない」

ブレイズが時計を見た。もう日付は変わろうとしている。

「私たちはまだ尋問してもいいのですがね。人間には、少々辛いようだ」

トニーは話が理解できていなかったからか、ウトウトと船をこいでいる。俺も、さすがに限界だ。

「今日は次で最後にしましょう。そしてケイン。
…………貴様の最期だ」

最後の言葉は、普段のブレイズから考えられないほど低いものだった。ケインを殺すつもりか?

1 リーンの立場
2 ケインの殺害方法
3 「復活の器」
4 コーウィンについて
5 アミール、ドワーキンについて
6 その他自由安価

※安価下5多数決、考察必要

>>689
よく読むと分かりますが、ブレイズはクリスを「殺そう」とはしていません。

5で決定です。今日はここまで。

再開します。

「前から疑問に思っていた点が。……アミール、そしてドワーキンの真の狙いは何なのでしょう?
『世界を統べることで真の脅威に備える』とアミールは言っていましたが……それは、クリスは知っているのですか?」

クリスは……

※65以上で話し始める(どこまで言うかは判定あり)
※65未満だと再判定

※クリティカル(再判定入りますが、相当話します)

クリスは「ハッ」と嘲りの笑みを漏らした。

「そんなことも知らずに戦っていたとはな、お笑いだ。アミールはドワーキンの傀儡に過ぎん。全てはドワーキンだ。あの男こそ、真の脅威だ」

「……そのぐらいは分かっている。あいつがオルドのコピーであり従兄弟という所も。問題は、その狙いだ。脅威がオルドのことかと思ったが、ならその先に何がある?」

「クッ……クックク……ハハハハハハハハ!!!!」

クリスが高笑いした。ブレイズが鋭く彼を睨む。

「……何がおかしい!?私もそこまでは読めなかった、何を隠している??」

「『同じ』だよ。狙いそのものはな。この薄汚れた地球からの『知的生命体』の一掃。それによる生命体としての『地球』の延命。
ただ、やり方が違うだけだ。オルド王と俺は――あるいはかつてのベネディクトやサロメは、一気に滅する方法を選んだ。ドワーキンは、ごく一部の選民と共に地球を浄化しながら滅する。最後の着地に、違いはないのさ」

「地球の延命???まさか、俺が聞いた『星の意志』とは……」

クリスが邪悪な笑みを俺に向けた。

「貴様もオルディニウム――星の意志に触れたようだな??そうだ、分かってるじゃあないか。
俺たちもドワーキン、あるいはアミールも、行こうとしているゴールは同じだ。ただ、道は違う。ついでに言えば、オルド王はドワーキンが大層気に食わないらしくてなあ??
この滅ぶ世界に、王は二人も要らない。だからこそ、奴は俺を真っ先に狙ってきた。
誤魔化すのは苦労したが……まあさすがにもうバレているかな」

※50以上で重要情報入手、80以上で???

※急襲情報入手

クリスは愉しそうに笑う。……死を前にした男とは到底思えない。

「だが、貴様はここまでだ。こちらは、全力でドワーキンに当たれる」

「……そうかな??……まあいい、せいぜい受かれておけ。それと、明日か明後日、もう少し先かもしれないが……ドワーキンが再び現れるぞ?」

「……何っ!?」

どうして敵に塩を送るようなことを?驚く俺たちをクリスは嘲った。

「せいぜい地上を侵されんようにしろ、というだけのことだ。どちらの勢力が拡がりすぎても、こちらには良くないのでね。よろしく潰しあってくれ」

45-賢さ(20)=25以上で成功

※72…成功

何故その情報を、と言いかけて俺はやめた。コーウィンだ。奴は未来が読める。
むしろ気になるのは、クリスの余裕だ。……どうにもおかしい。

「……まだ何か隠しているな。ブレイズさん、そこは」

01~30 いえ、そこまでは……
31~65 情報A
66~99 情報A+B

※重要情報2つ

ブレイズが苦々しげな表情を浮かべた。

「……後で言おうと思っていたのですがね。まず、ケインはあちこちに種をばら蒔いてます。妊娠しているのは、リーンだけではない。マルケ――トリスにいる女もそのようです。
さらに悪いことに……それは『2人目』。既に幼体は、ウィルコニアに送られている」

チッとクリスが舌打ちした。

「読んでいたかブレイズ……。だが、分かった所で止められはしないぞ?そもそも、俺を殺しても……」

「転生するんでしょう?だから貴様は殺さない。永遠に生かしてあげます、地獄の責め苦の中で」

クリスは歪んだ笑いを見せた。

「流石、良い趣味をしているな。まあいい、オルド王の悲願がなされるその時まで、暫しの眠りにつくか」

※90以上で??ファンブルなし

※特殊イベントなし

「何か、気味悪いね。……まだ何か隠してるんじゃないの??」

ユリリエがおぞましいものを見る目でクリスを見た。

「……確かに。ただ、私が探れたのはここまでですが……だが、『黒棺』に入れておけば、復活も転生もない。精神は念入りに壊しますし……」

さて……

1 監視を付けて生かす(要ブレイズ説得)
2 ブレイズに任せる
3 ブレイズにフルートを使わせて読む(危険あり)
4 その他自由安価

※安価下5多数決、考察必要

4 殺したマリーンをどうしたのか聞けないかな、前作のブランドみたいな改造?を施されてたら脅威の1つになるかも(+正気に戻せる可能性もあるかも)しれないし
そうでなくてもブレイズとしては気になる所だと思う

>>722
これは追加質問になるため難しいですね。ただ、セレスティアの発言からそのまま死んだ可能性は極めて高いとは言えます。
(さらに言うと、もし操ってるとかならばブレイズはその場でクリスを周囲構わず殺っていたでしょう)

というわけで、カウントはしないでおきます。よろしくお願いいたします。

なるほど、回答感謝です
あと一手情報が欲しいけど…3の危険というのがフルート使用で周囲に精神破壊のリスクの事ならレジスタンスの皆さんは一時的にイーリスにでも待避して貰う事はできない?プレーンウォーク使える人何人かいるし移動はそんなに時間食わないと見てるんだけど

>>724
これについては場所次第です。ただ、どこでやっても結構なリスクがあります。
(大量虐殺不可避であったり、ブレイズ襲撃リスクだったり……)

浄化弾もう一発撃った上でノワールも加勢すればもっと深いとこまで読めない?あとあと弾は量産できるようだし勿体ぶる必要もないかと

>>727
どうでしょう。一発で老化が進んでますからね……多分死にます。
マナキャンセラーがあるため害はなさそうですが、ブレイズは多分激怒しますね。

鳥落ちてました。

じゃあ浄化薬は?

あ、浄化の影響で死ぬってことか

じゃあ単純にノワールが加勢した時はどうなる?

>>730
同様です。相手がクリス(ケイン)でなければ通常に戻るだけですが、生まれついての汚染者ですからね……。

>>731
できなくはないと思います。ただ、ブレイズでもできなかったので協力があっても低確率です。(10~15%)

未来視ってもしかして元ネタある?心当たりがあるんだけど

とりあえず725のみカウントしてます。

>>736
何だったでしょうか。何か元ネタがあった気もしましたが、忘れてしまいました。

上げます。

1830ぐらいメドに一度更新します。(早まるかもしれません)

大したデメリットは無さそうだし、ノワール加勢でもう一回読んでみる。
終わったらブレイズに任せよう。

現状2に2票、ノワール加勢に2票です。

>>742
デメリットは735さんが指摘してますね。

再開します。

「とりあえず、ブレイズ大司教に任せよう。これ以上の情報は得られそうもない」

皆が頷いた。満足そうにブレイズが微笑む。

「感謝いたします。……では、逝きましょうか、地獄へ」

「……楽しみにしているよ」

クリスがニヤリと笑った。言い様のない、嫌な気配を俺は感じる。

「大丈夫なんですか?」

不安そうにヘカテルが去ろうとするフローラに訊いた。

「『黒棺』は、かつてユングヴィ教団がコーウィンの下にあった時の遺物ですわ。彼の再生能力を再現したもので、入れられた者を常に不老不死の状態に保つのです。
一方で延々と精神の責め苦が続くのですわ。死の幻影、過去の精神的外傷、怪音、幻痛……。
一般人なら、10秒で。訓練された者でも1分で廃人になりますわ。『一族』をもってしても……ましてブレイズ様は廃人にした上で放り込もうというのです。復活は、まずないかと」

フローラは、引きつった笑いを浮かべている。彼女も恐れるほどのものであるらしい。

「ケイン、貴様は『黒棺』がどういうものか知らないだろう?その笑いは、もう浮かぶことはない」

ブレイズの低い言葉と共に、ブレイズとフローラ、そしてクリスが空間の歪みの中へと去っていった。


彼らが去ると、どっと疲労感が押し寄せてきた。さすがに限界が来たらしい。

「タワーに行くか?雑魚寝だが、寝る場所はある」

ランダムの言葉に、俺は甘えることにした。

############

※イベント判定です。
50以下でイベントA発生(コンマ下)
25以下でイベントB発生(コンマ下2)
10以下でイベントC発生(コンマ下3)

※全バッドイベント回避
※Aは翌日から確率が上がります(内容まだ不明)
※Bはイーリス強襲でした。Cはまだ内容を伏せます

###########

翌朝。少しの肌寒さで目を覚ました。硬い床のせいか、ろくに寝れていない。
トニーとユリリエは深く寝入っているようだが、ノワールとヘカテルはあまり寝られなかったのか、あるいは眠りが浅いのか、ぞもぞと動いていた。

「……おはようございます。寝れました?」

ヘカテルが俺に気付いたのか、目をこすって起き上がった。

「さすがにな。イーリスに戻って熟睡したいが、そうもいかないか」

「ですね。どうします、これから」

…………

……

1 ブレイズに話の続きを聞く(高確率でモリブスへ)
2 捕縛されているリーンに話を聞く(まだ処刑されてません、ただすぐに処刑されます)
3 イーリスに行く
4 ランダム、エイリークと話す
5 その他自由安価

安価下5多数決、考察不要
(しばらく行動の自由はあります。ここで選ばれなかった行動は後で選べるかもしれません)

「エイリークさんとランダムさんに、今までの経緯を話すか。昨日はこっちに来て、ろくにゆっくり話す時間もなかったしな」

「そうですね。二人は?」

ノワールがゆっくり身体を起こした。

「……ん、何?もう朝……か。全然寝れてないや。どっか行くの?」

「ああ。エイリークさんとブレイズさんに、これまでのことを話しておこうと思ってな。ただ二人がどこにいるか」

※70以下でエイリークの気配はない(この場合後で追加判定、ファンブルでない以外は大したことはありません)

※エイリークがいる(パーシャではない)

「二人とも下だよ。行ってみる?」

「そうだな、行くか」

トニーとユリリエは寝ているが……

1 起こす
2 そのままにしておく

※1だと好感度が若干減るかもしれません

安価下3多数決、考察不要

俺は二人をそのままにすることにした。熟睡してるのを起こすのも悪い。


下に降りると、ランダムが食事を人々によそっていた。エイリークもエプロンを付け、渋い顔で手伝っている。

「お、起きたみてえだな。すまねえな、酷い所で」

「いえ、寝れただけでも良かったです。昨晩より増えましたね」

「まあな。洗脳されていた連中も戻ってきたからな。ただ、食料が決定的に足りねえ。イーリスから調達を頼むことになりそうだ」

ざわざわっと人々から声が漏れた。

「ジョセフの私軍?」

「いや、あの娘はイーリスの紋章を付けてるぞ」

「彼らが開放したの?」

ポンと背中を押された。ランダムがにやっと笑った。

「宣言しな。英雄様は英雄様らしくしときゃいい」

1 名乗りを上げる
2 黙っておく

※安価下3多数決、考察不要

ノワールとヘカテルを見ると、二人とも笑っている。これは行かなければならないな。

俺は一歩前に出た。配給待ちの一番後ろにも聞こえるように、大きく息を吸う。


「私はイーリス近衛騎士団副団長、サイファー・コットだ。イーリスからアングヴィラ支援のため派遣され、昨日乱の首謀者、リーン・ハーグリーヴスの館を奇襲した。作戦は成功し、彼女は我らが手の内にある」

ざわめきは徐々にどよめきへと変わった。

「気付いているだろう?街の魔物は、一気に減りつつある。ジョセフ・ジャーヴィス氏の冒険者たちによる掃討が進んでいるからだ。
リーンの処刑も、じきに行われる。もはや怯えて夜を過ごす必要はない!この街、アングヴィラは人間の手に戻ったのだ!!」

俺は右手を突き上げた。それと共に、どよめきは一斉に歓声へと変わった。
ある者は抱き合い、ある者は崩れ落ち、ある者は興奮で絶叫する。……手柄を横取りしたようで、どこか後ろめたいが……いいのか、これで。

少し興奮が収まった後、俺は改めて群衆を見た。

「さりとて、本当の戦いはこれからと言える。それは長い、復興と言う名の戦いだ。現在イーリスに緊急避難中のオーディナル家当主、マニー・オーディナル氏。そして反乱軍を組織したジョセフ・ジャーヴィス氏。
何より、我らがイーリス王国がそれを全面的に支援する!!しばらくは、我慢を強いるだろうが、耐えてほしい。真の勝利は、その先にあるのだ!!」

45-魅力(17)×2=11以上で魅惑の眼差し消費せず

※魅惑の眼差し消費せず

「うおおおおおおおおっっっっっ!!!!!」

群衆の歓声が最高潮に達した。ランダムはニヤニヤと笑い、エイリークは渋い顔を少しだけ緩ませている。


俺は興奮が収まるのを待った。

「……今、世界各地で同じようなことが起きている。モリブスは平定されたが、まだズマ、トリスは崩壊状態という。イーリスは無事だが、テルモンも争乱の中にあるという。
私たちは、暫し平定に回るが……必ず世界を人の手に取り戻す。いや、取り戻そう!!」

※アングヴィラで英雄扱いとなりました。様々な支援が受けられます
※イーリスからの支援が必要になりました。誰かを常駐させる必要があるかもしれません

>>772
なお、アングヴィラでの支援は人的支援が目下の所になります。情報収集もやってくれるかもしれません。

なお、支援担当の人物を置くのはまだ必須ではありません。そのうちの話ですのでご留意を。

###########

「嫌がってた割に、随分ノリノリで演説してたなあ、おい」

ランダムが酒瓶を片手に笑った。


あの後は落ち着くのが大変だった。結局ランダムが「サイファーも疲れてるんだからここら辺にしとけ」と言って、何とか収まったのだ。
俺たちはタワーの小会議室にいた。騒ぎで目覚めたトニーとユリリエも一緒だ。

「すみません……つい。それにしても、皆ランダムのこと知ってましたね」

「ああ。マニーの友人『ランダム・トライバル』ってことで通した。まあ嘘ではないし、この肩書きで反乱軍を組織したからな。
それに下の名字は適当だが、上の名は伝説の『酒神ランダム』と同じにしといたからな。まあ俺本人なんだが、少し力を見せればこんなもんよ。スナイダ家のユリリエもいたしな」

ランダムが胸を張った。ユリリエはというと、微妙な顔をしている。

「まさか捨てたはずの家名に助けられるとはねえ。分からないものだわ……って何か話すことたくさんあるらしいね。説明してくんない?」

1 要約して話す(地上での話、モリブス奪還、ブランド登場、ジェラード復活ぐらいまで。消費時間1.5h)
2 詳しく話す(1に加えクラークとセレスティア周り、カミュ問題も合わせて。消費時間2.5h)
3 イーリスで説明(すぐにイーリスへ、ブレイズと会うのは少し困難に?)
4 その他自由安価

※現在時刻0900、2だとリーンは処刑されます
※安価下5多数決、考察不要

今日はここまで。

あの魔王エリックがエプロンつけて炊き出ししてるのか

再開します。

>>780
彼も大分丸くなりましたからねえ……。

###########

「……マジか……。ジェラード兄が、正気になあ」

ウイスキーを瓶から一口飲んで、ランダムが呆れたように言った。


俺はこれまでのことをかいつまんで話した。異世界での出来事。ネーロとの邂逅。アミールの襲来、そしてタケシタやクエルボとの戦い。
こちらに戻ってから、モリブスを奪還したこと。クラークが無事であり、ブランドがそこにいること。そして、昨日ジェラードが正気の姿で現れたこと。それらを極力簡潔に伝えた。
それでも、全て伝えるにはかなり時間がかかった。優に一時間は超えている。

俺の話に、ランダムは身を乗り出し、エイリークは険しい顔をし、ユリリエは終始口をあんぐりとさせていた。
全ての話が終わると、エイリークが軽く息をつく。

「それなら、オルド王周りの話は終わりではないか?コーウィンを見つけ、幼体とやらがいるウィルコニアを叩く。これで仕舞いだ。
ウィルコニアは我ら『一族』でも容易に立ち入れぬ地だが、ここを制圧しさえすれば全ては終わる」

ランダムが首を振った。

「そうかぁ?ケインが何の罠も張らずに素直にブレイズに捕まるなんて思えねえんだがなあ。
あいつはまだ何か隠してる。それが何かは分からねえが。
それなら、オルド王の完全復活を阻止するためズマととトリスの平定に動くべきだぜ。こっちの方が確実だ」

「あたしはアミールの動きが気になるわ。……あいつが黙ってるはずがない。『調整』って言葉も引っ掛かるし」

ユリリエは唸った。

……さて、今後俺たちはどう動くべきか。

1 ウィルコニア急襲
2 このままズマやトリスの平定
3 アミール関連を探る(テルモンに飛びます)
4 その他自由安価

※安価下5多数決、考察必要

※基本方針の決定です。確定ではありませんが、基本の流れが決まります。

1はハイリスクハイリターンルートです。全てコンマが上手く回れば、最善の結果になります。ただ、情報不足ですのでかなり際どいです。
なお、中確率で未来予知が発生します。予知発生を受け、先回りするか回避するかは選択次第ですが、かなり厳しい道です。

2は通常ルートです。クリスの残党を狩り、平定に向かいます。ただ、高確率で発生するあるイベントとどっちを優先するか後々迫られます。
早めに終わらせれば、イーリス襲撃のリスクはかなり減ります。

3はアミール・ドワーキンルートです。アミールの痕跡を辿ります。かなり未知数ですが、オルドより先にドワーキンと戦う感じになります。
なお、戦闘はこのルートが一番多めです。こっちにかまけている間に、イーリスが襲撃されるリスクは残ります。

あと、3人に聞きたいことがあれば受け付けます。現在時刻1030です。中身によりますが、1200にリーンが処刑されます。
リーンとの接触狙いなら、そこまで色々は聞けません。
(この後の選択とコンマ次第ですが)

とりあえず1問のみとします。リーン処刑を無視してブレイズの所やイーリスに飛んでもいいですし、リーン処刑を見届けまだアングヴィラに残るのもありです(質問回数が数問増えます)。

ユリリエ覚醒の経緯が気になる

神らしきものと何かしらの接触があった場所がサイファー世界だとどこに当たるのか聞きたい

昼に再開できればと思います。

>>785
これは了解です。

>>786
エリックが覚えてるかどうか……かなり低確率です。
(知っているキャラがいないわけではありません。ネーロなり正気オルドなりが向こうから来れば話は別です)

ジュリアンも地殻変動前込みで地図情報覚えてたしいけるかと思ってた。ランダムも地理に関しては何故かインプットされてたっていってたし

アリスとの会話でこの世界にすでに存在しないと思われる地中海について知ってたようだし

ってここまで言ってて思ったけどアリス呼べばいいのか?

>>788
神の遺跡の場所が多分分からないかと思われます。

その情報は一族としての知識に含まれてないってことでおk?

>>789
アリスの所在は不明ですね。どこかに避難しているのか、それとも。

>>791
その理解で大丈夫です。

アステカの遺跡ってワードだけ出して何かしら反応する可能性はあるのだろうか

単純な地理情報としてユカタン半島がどこにあたるかってのは分からないかな

>>794
アリスはあるかもですね。ただ、アリス探しはまだ優先度が低いです。本人が自分から来るかもしれません。

>>795
そのぐらいならありです。

基本ルート決定はまだ1票のみです。よろしくお願いします。

2でいいかと。未知数ってのはよくわかんないし、ハイリスク選ぶだけの理由もないし。というか今後ハイリスクな選択肢を選ぶだけの理由は出来るんだろうか…?ハイリスクハイリターンな選択肢は提示こそされるけど正直選ばれる気がしない

>>798
判定強制成功アイテムが複数あれば、突破しやすいですね。
あと、厳しい展開になった場合の一発逆転狙いは当然あり得ます。今は順調ですが。

上げます。

「とりあえずこのまま街を開放していこう。残党はきっちりと刈っておきたい。追加の何かが分かるかもしれないしな」

ランダムが頷いた。

「そういや、リーンの処刑が正午からあるよ。彼女に会いに行ってみる?」

ユリリエが言う。

「そうだな……様子はどんな感じなんだ?」

01~35 半狂乱状態だよ
36~70 かなり反抗的だね
71~85 まだ意識不明瞭だね
86~99 悟った感じだよ

「そうだねえ……さっき見に行った感じだと、随分落ち着いてたよ。悟った感じかな。
洗脳は、されてないんだよね?」

「そう言ってたね。未来がないからか、子供のことなのか……まあ下手に暴れられて『暴走』されるよりはるかにマシだけど。
どうするサイファー、話しに言ってみる?時間にはまだ少し、余裕あるよ」

ノワールに俺は……

1 先に3人に質問(リーンへの質問が1つ減ります)
2 リーンの所へ行く
3 無視して別の場所へ
4 その他自由安価

安価下5多数決、考察は3と4のみ必要

中断します。今日はなかなか更新できないかもです。

少し進めます。

「じゃあ、行ってみるか。場所は確か……」

「タワー地下だね。誰か連れてく?大人数で行くようなもんでもないけど」

ユリリエが訊いてきた。

※2人まで同行できます。安価下3多数決、考察不要
※基本的に誰を選んでもそこまで大きな変化はありません。お好みで。
※一応選べるのは、ノワール、ヘカテル、トニー、ユリリエ、ランダム、エイリークです。
※クリスからはある程度十分な情報を得ている状況です(他のメンバーについてなどは確定)。リーンからしか聞けない情報もあります(質問の選択肢が若干メンバーにより変わります)

「ノワールとヘカテルだな。彼女を捕縛した当人でもある、何か分かるかもしれないしな」

ユリリエが頷いた。

「ま、それもそうだね。あたしたちは、上で待ってるから」

##########

俺たちは下に向かう。地下はドニも捕まっていた場所だ。元から牢獄であったわけではないが、政治犯など用にオーディナル家が提供していたという。

……

30以上でサコミズと遭遇

マニーの娘はノニじゃないっけ
こんなに登場人物多いわりにミス少ないけどたまには起こる

※サコミズと遭遇

「貴殿たちは」

下に降りようとすると、鋭い目付きの長髪――長い髪は後ろでまとめられている――の男と出会った。サコミズだ。

「リーンと最後の話をしたくてな。まあ、情報収集だ。お前は?」

「私は純粋に、最後の挨拶だ。……長年の主君だからな」

サコミズは本来は罪に問われるはずだったが、人を殺さなかったことと、今回の奇襲に一定の成果をもたらしたとして一応執行猶予付きになっていた。
そう言えば、二人はどういう関係なのだろうか。

石造りの階段を、少しずつず降りていく。


「あんたは……」

「イーリス近衛騎士団副団長、サイファー・コットだ。彼女たちと今回の掃討作戦を行った者だ」

25以下で??????

>>821
ノニですね。失礼しました。

※ノワールとの絆効果で再判定

※心象悪化(-15の下方修正)

「……女連れとはいい身分だね。あんたの女か」

リーンが俺を睨む。どうやら、俺たちの関係を悟ったようだった。

「それとこれとは関係ないわ。貴女に、話があって来たの。
……クリスのことは、知ってるわね」

※20以下で知らない(-15のペナルティー付き)

これはヘカテルの絆使えるのか?

※知らない

「……そうよ、クリスは??クリスはどこに??」

俺たちは顔を見合わせた。……知らなかったのか??

1 嘘で誤魔化す
2 本当のことを言う

※安価下3多数決、考察不要

>>830
使えません。複数選択肢ではないためです。

「クリスは……もう、戻らない。実質、死んだようなものだ」

リーンは絶句し、そして……

01~25 うわああああああ
26~60 あ、ああ………
61~99 そう……

※30以上でノワールの絆効果を発動します

※ノワールの絆効果発動せず

「う、うう……うわあああああ!!」

ショックからか、リーンが叫び始めた。……これはっ……!?

20以下で暴走イベント開始
80以上ならノワールが何かしら対処

※ノワールが鎮静化

魔力が膨れ上がる!!「暴走」か??


そこに、ノワールが固く目をつぶった。何か念を送っているようだ。
しばらくすると、リーンは気を失った。ノワールも、脂汗と共にその場にへたりこむ。


「……何とか抑えられた……まさか知らされてなかったなんてね。確かに、知ったところでどうなるってもんでもないんだけど……。
自分の死は達観できても、クリスの死は受け入れられなかったみたい。こりゃ、どうもこのまま処刑って感じになりそうね」

「そうか、何も得るものなし、ってとこか」

肩を落とす俺にノワールは首を振った。

「そうでもないよ。少し、頭の中は探れたから。クリスの影響がなくなって、少しだけだけど読めるようにはなったみたい」

……何を聞くか。

1 子供のこと
2 クリスとの馴れ初め
3 サコミズのこと
4 その他自由安価

※安価下5多数決、考察不要
※情報量は基本少な目です(質問にもよりますが、70%で最低限の情報量)
※質問は2問まで

「サコミズについて、何かあったか?例えば、どう思っていたか、とか」

「……サコミズさんのこと?意外なとこ訊くね」

サコミズは少しの沈黙の後、言った。

「お嬢様にとって、私は忠実な僕でしかなかったと思います。それ以上でも、それ以下でもない。
ただ、僕なりに、忠義は尽くしたつもりです。そこは、恐らく分かっていただけたと。
……別れの言葉を告げられぬのは、残念ですが」

ノワールは彼を見た。

01~60 ……そうね
61~80 そうでもなかったみたいよ
81~95 ……あなた……
96~99 ?????????

ファンブルなし

「……そうね。あなた、そしてクリスだけは裏切らない、そう思ってたみたい。男女の情ではなかったみたいだけど。
でも、リーンに止まってほしいというあなたの思いは、届かなかったわね……ごめんなさい、酷なことを告げて」

サコミズは微かに微笑んだ。

「分かっていたことです」

「これからどうするつもりだ?」

「私も咎人だ。アングヴィラの復興を助け、それが終われば消えるつもりだ。
お嬢様を止められなかったことは、永遠に消せぬ傷。償いの仕方は、心得ている」

「……死ぬつもりなのね」

ノワールの言葉に、サコミズは微笑した。

「止めて下さいますな。これも我が『道』です故」

サコミズは去ろうとする。

……

※80以上で何かに気付く、ファンブルなし(コンマ下がサイファー、下2がノワール)
※90以上で何かに気付く、ファンブルなし(コンマ下3、ヘカテル)

※あるフラグ発動条件です。別途チャンスがあるかもしれません。

※ノワールだけ気付く

「ちょっと待って。……あなた、出身は?」

ノワールがサコミズを呼び止めた。……出身?
サコミズが怪訝そうな顔をした。

「なぜそれを?」

「ごめんなさい、少し気になったの。それだけなんだけど。
あなたの思考を読めばいいだけなんだけど、それじゃ悪いし、私が好奇心で訊いてるだけだから。別に大した話じゃないわ」

01~40 とうに捨てた故郷です
41~80 子供の頃……
81~99 なるほど……

※サコミズの故郷判明

今日はここまで。地味ですが後々利いてくるフラグが立つかもしれません。

少しだけ進めます。

「……貴方がたが『新大陸』と呼ぶ所から、我々一家は流れて来ました。私がまだ幼い頃のことです。
リーン様の父、アマルガン様に拾われ、そして親子で従者として仕えるに至った次第。それにしても、何故それを」

不思議そうなサコミズに、ノワールが答えた。

「名前が珍しいというのが1つ。私が以前会った、新大陸出身の人間の名がそんな感じだったから。後、言葉遣いね。その子も少し変わった言い回しをしてたわ。
『道』とか言っていたけど、それも何か関係が?」

「父から教えられていたことです。『武士道』とはかくあるべしと。……しかし、そのようなことを訊いてどうするのです」

65-ノワール賢さ(27)=38以上で会話続行

※ノワール気付かない

「……ん、何か引っ掛かるけど……ゴメン、忘れて。ただ、命は無駄にしないでね。その『ブシドー』というのが何か、私には分からないけど」

サコミズはそれに答えず、静かに笑った。

「……では」

彼は上へと去っていく。再会の機会はあるのだろうか?

「もうちょっとで刑吏が来るね。他に何かある?」

1 子供のこと
2 クリスとの馴れ初め
3 新世界のこと(低確率)
4 その他自由安価

※安価下5多数決、考察不要
※情報量は基本少な目です(70%で最低限の情報量、3は分からなかった可能性が80%です)

上げます。

もう一度上げます。

再開します。

「その新大陸についての知識は、リーンにあったのだろうか?ノワール、分かるか」

……

01~80 うーん、そこまで考えてなかった
81~95 それがね……
96~99 ???????????

※ファンブルなし

「それがね……リーンは新大陸を独自に調べてたみたいなのよ。
サコミズさん以外に誰か新大陸出身者がいないか、探ってたみたい」

「何?何のために?」

※90以上で目的について情報あり(コンマ下1)
※40以上でリーンが探り当てた新大陸出身者についての情報あり(コンマ下2、再判定)

※コンマ下2に絆効果適用、再判定(ノワール分を消費)

そういやエリックとジェラードは新大陸(=日本?)にプレーンウォーク出来るのかね

※どちらも情報なし

「んー、そこまでは。ただ、探ってたという事実だけは分かった。
本当は彼女にちゃんと聞きたかったんだけど、これじゃあねえ……」

リーンはちょうど昨晩、捕縛した時のように虚ろな目で宙を見上げている。
このまま吊られるのだとしたら、それはそれで哀れではあった。

###########

「お、戻ってきたか。何か収穫はあったか?」

「あまり。リーンが新大陸の情報を探ってた、というくらいだな」

トニーが訝し気な表情をした。

「『新大陸』?俺はここの世界にはとんと疎いんでね。少し説明してくれねえか」

俺は簡潔に説明する。

「多分、この大陸の中心にある『穴』はモハーベの鉱山に由来するものだと思う。
つまり、俺たちがいるこの大陸は、未来の『アメリカ大陸』だ。それは説明は受けてるな」

「まあ、な。正直最初に聞いた時には驚きしか感じなかったが。
だが、言葉の件といい腑に落ちた部分があるのは確かだ。それが何か」

「新大陸がどこかは、見当がつかないか?」

トニーが少し考え、口を開いた。

「そりゃあ、日本だろ。武士道云々とか言ってたんだろ、サコミズって。
そもそもその名前自体が日本名だ。そことの交流はなかったのか」

「ここ50年ぐらいと聞いてる。こことは大分文明の程度が違っているそうだが。
ホビットやドワーフのような、こっちにはいない種族もいるらしい。
強大な魔物がうろついていて、安全に暮らせないということで避難民が相次いでいるそうだ。こちらの航海技術の進歩もあるが」

「なるほどねえ。その情報を、リーンが探ってたと。
この世界がどうやってできたかは知らねえが、日本に何かを探していた、ということだよな。
……どうにも引っかかるな」

トニーが唸った。そこにヘカテルが口を挟む。

「新大陸関連なら、ファルーダの港に『新大陸の代表者』と名乗る人物が来たとか。
政乱のために碌に対応はできてないはずですけど。確か名前が……『ナガト』」

「『ナガト』?……いよいよ怪しいな。そいつ、N国紛争で暴走して、N国ふっ飛ばしたって奴だろ?
こちらの歴史がどうだか知らんが……どうにもキナ臭いな」

ランダムとエイリーク、そしてユリリエは、処刑の見届け人として外に行っている。しばらく戻らないそうだ。


さて、どうしたものか。


1 このままブレイズに会いに行く(高確率でモリブス)
2 3人の帰りを待ってイーリスへ
3 ズマに行く
4 トリスに行く
5 ファルーダに行く(ファルーダ首都までは陸路で1日強かかります)
6 その他自由安価

※安価下5多数決、考察一応不要

>>880
サイファー介入後の世界線なら二人とも日本に行ったことがありますが、
本来の世界線だとモハーベ周辺にいたはずですから多分無理です。
可能性があるのならば、ベネディクトと共にどこかに預けられていた場合ですね。
(多少のネタバレになりますが、本来の歴史でも石上や竹下親子は存在しています)

上げます。

鳥が落ちてました。

基本1で888案も採用とします。今日はここまで。
なお、ユリリエはカミュをうざがっていたので素直に行くかは謎です。

再開します。

「とりあえず、ブレイズ大司教と昨日の話の続きだな。一報入れてみるか」

俺は電話を取り出した。

…………

……

01~10 出ない?
11~25 こちらから迎えに伺います
26~99 モリブスにいます

※クリティカル

『貴方ですか。昨晩はありがとうございました。話の続き、というわけですね』

ブレイズは穏やかに話す。

「ええ。今からどうすれば」

『モリブスまで来て下さい。あの様子だと、ノワールさんならプレーンウォークで来れるでしょう。
……そう、客人が来ていますよ』

「客人、ですか?」

『ええ。……』

01~70 フィオナ
71~95 サンダース
96~99 ????????

ファンブルなし

『サンダース、と名乗っていますね。クリスの部下であった男らしいですが』

「サンダース?確か、テルモン方面を攻めていたという……」

『ええ。昨晩、クリス――ケインの呪縛が解かれたことで、正気に戻ったのだとか。支援を求めたいと、こちらに』

……支援?アミールに対して?しかし、そんな義理は……

俺の思考を読んだかのように、ブレイズが付け足した。

『オルド王の復活に手を貸そうとする連中に、助力などとお思いでしょう?分かりますが、どうにも事情が異なるようです。話を聞くだけ聞いてもいいかと』

テルモンに何かあったのだろうか?ともあれ、すぐにでも向かおう。

そこにノワールが「ちょっといい?」と手をあげた。

「ユリリエちゃんに、一度イーリスに戻ってくれって書き置き残したら?カミュさんから話があるかもって」

「ん……ユリリエが乗るだろうか?」

「まあ、それはそれ。でもいつかは行かなきゃいけないんだし、やるだけやってみようよ」

ノワールは会議室に戻り、すぐに戻ってきた。

「これでよし。じゃあ、行くよ」

########

「来ましたね。こちらが、サンダースさんです」

大聖堂前に着くと、既にブレイズが微笑みを湛えて待っていた。その後ろには、黒い鎧の男がいる。
男は静かに一礼した。彼がサンダースのようだ。年齢は40ぐらい、顎髭が印象的だ。

「私がサンダースだ。サンダース・ヴェイス。テルモン国立軍、第一師団長を務めていた。あなたが、サイファー・コットか。名前は以前より聞いている」

「ああ。それにしてもあんた、クーデタを起こしたわけか。しかし何故支援を?
俺たちがあんたらと敵対していたのは、知ってるはずだ。正気に戻ったから、はいそうですかとはいかんぞ」

サンダースが苦渋の表情を浮かべた。

「そう言われると返す言葉はない。だが、重大な案件だ。それは、ブレイズ大司教も承知して下さった」

ブレイズが真顔になり頷く。

「その通りです。まずは部屋へ。フローラも同席させてもらいます。
本件は、こちらにとっても重大な話です。後程、イーリスかアングヴィラで皆さんを前にお話しせねばなりますまい。まずは、貴方にと」

そこまで言う話なのか?俺たちは訝しく思いながら、ブレイズの執務室へと行く。

###########

「で、何の話なのです?」

人払いが済んだのを確認して、俺は切り出す。ブレイズが目を閉じ、やがて開いた。

「……侵略ですよ。異世界からの」

「侵略??そんな、馬鹿な」

「本当の話です。サンダースさんが、捕虜から聞き出した話だとのこと。ケインも、その情報を得ていたようですがね。詳細ではなかった」

サンダースが頷いた。

「クリスには、十分伝えられず仕舞いだったからな。追加情報を得た、と思ったらクリスの呪縛が解けていた。多分、死んだか何かしたのだろうと直感したよ。もしクリスがこのことを知っていたら、全力でテルモンに回っただろうな。
だがクリスへは義理こそあるが、忠義はない。ならばと思い当たったのが、『一族』たるブレイズ大司教だったわけだ」

「貴方が来たのが今朝で良かったですよ。1日早ければ、精神を細切れに刻んでいたはずですから。
ただ、貴方からの情報は相応に深刻なものでした。心より感謝いたします。
さて、内容ですが……」

襲撃時期(コンマ下)
01~25 明日
25~50 明後日
51~75 3日後
76~99 1週間後

※51~でこちらも滝たちの助力が期待できます

襲撃者(コンマ下2)
01~35 不明(フルメンバー+α確率大)
36~50 石上、如月、アルバレス+1人
51~75 如月、アルバレス+1人
76~99 如月、アルバレス

※どのコンマでもモハーベにいた私兵が来ます。
ベロンごと来る可能性もあります。Ωは低確率です

襲撃場所(コンマ下3)
01~20 不明
21~80 テルモン
81~99 ヘイルポリス

※ヘイルポリスだとテルモン攻防戦に余裕ができます。

「一週間後、テルモンに異世界からの軍隊が来ます。司令官の名は、キサラギとアルバレス。そうですね?」

サンダースが頷いた。トニーを見ると、「来やがったか……!!」と顔を真っ赤にしている。

「連中が何者かは分からずじまいだった。ただ、スナイダ家私兵において妙に銃の配備がいいので不可思議に思ってはいたのだ。高速回転銃など、テルモンにはなかったはず。
アミール不在にも関わらず、抵抗は相当激しかった。拮抗状態の中で、異世界からの襲来があると聞いたが……あの軍備が揃えばと考えただけでもゾッとする。
クリス云々ではない、世界にとっての重大事と判断した次第だ」

トニーは腕を組んだ。

「……だろうな。こっちに来て数日だが、最新鋭の銃器が整ったら、こっちの文明レベルじゃ一たまりもねえのは理解した。
アルバレスがいるってことは、εは来るってことだろう。キサラギもクリムゾン持ちだ。控えめに言って、準備なしでは即制圧だろうな。下手すりゃ国ごと殲滅だ。
ここにアミールが乗っかってきたら、かなりヤバイのは間違いない。なあ、サイファー」

「ああ。……ただ、そろそろか。ニホンからの支援が期待できるのは。明後日か、その次か。
だとすれば、こちらはニホン――異世界のある国家だ――からの増援を受けて戦える。一週間後なら、かなり余裕があるし事前に連絡してみるのも手だな」

「そうだな。逆にこっちから行って奇襲をかけるのもいい。選択肢はかなり広いな」

ブレイズが「ほう」と声を漏らした。

「彼も異世界人でしたか。見ない顔とは思いましたが。確か、タキという男もいましたね」

「彼は向こうです。多分、3日以内には来るかと」

「そうでしたか。まあ、この話はもう少し先でも良さそうですね。援軍があるということですし」

さて、何を訊くか。

1 リーンの立場
2 コーウィンについて
3 新大陸について
4 ズマの現状について
5 トリスの現状について
6 その他自由安価

※安価下3多数決、考察不要

※質問3つまで。この後イーリスかアングヴィラに移動、作戦会議です

今日はここまで。

「……コーウィンについてですが……何か分かったことは。クリスが死んだなら、呪縛も解けているかも」

「それはないですね。コーウィンの支配は、恐らくはケインからオルド王へと移っています。少なくとも、解放されたなら何かしら動きがあるはずです。彼についてですが……」

01~30 どうしても読みきれなかった
31~70 居場所は分かる
71~99 行動まで分かる

「コーウィンの行動までは。ただ、居場所だけは分かりました」

01~20 大断層
21~90 ウィルコニア
91~99 アヴァロン

「居場所はウィルコニア。……恐らくはケインの部下か誰かの手引きで内部に入ったものと思われます。
何をやっているかは不明ですが、『幼体』の促進育成程度はやっていても不思議ではないかと」

「促進育成って……つまり、一気に大人にさせるってことですか?」

ブレイズは静かに頷いた。

「500年前にも同じようなことはしてますからね。あの時はケインが『アザトート』を作りましたが……ただ、どの段階かまでは。
相当深く『鍵』がかかっていたようです。読み切れませんでした」

ウィルコニア、か。かなり深いが、行かねば始まらないようだ。

……次は何を訊くか。

1 リーンの立場
2 新大陸について
3 ズマの現状について
4 トリスの現状について
5 その他自由安価

※安価下3多数決、考察不要

よくよく考えたらノワールのプレーンウォークでいけるよね反動も考えなきゃだが

>>913
向こうの地形やら何やら全部変わってますので、着いた先がどうなってるかは謎です。多分よほど運が良くない限り大変なことになります。(いきなり海の上、とか)

「新大陸についてですが……リーンが探っていたようです。何か御存知ですか?」

(ブレイズ、コンマ下)
01~25 いえ、何とも
26~60 新大陸にある「何か」が狙いのようですが
61~90 新大陸出身者と接触を
91~99 ????????

(サンダース、コンマ下2)
90以上で情報あり

※ファンブルなし

※サンダースは知らない
※ブレイズはクリティカル、ほぼ全貌を知っている

「……それを聞きますか。ケインが余裕だったのに、私も内心疑問を抱いていました。
そこで、精神を壊すついでにもう一度読んでみたのです。……驚きましたよ。彼が考えていたのは、新大陸との『同盟』」

ブレイズの眼鏡の奥の瞳が光った。口の端が、わずかに上がっている。

「……同盟??」

「そう、同盟です。そもそも、今ファルーダに『ナガト』という男が流れているようですね。
あれは、向こうの穏健派です。彼の狙いは、新大陸過激派に対抗するための支援。。そして、過激派には侵攻の兆しがあります」

「何ですって??」

皆が絶句した。しばらくの後、ヘカテルが沈黙を破る。

「……でも、新大陸ってそこまで脅威なんですか?」

「大概は普通の人間であり、ホビットであり、ドワーフです。ですが、『終末兵士』という古の存在が、魔獣――いや怪獣のように跋扈している。
全てを破壊し尽くすためだけに存在する、不老の人間です。理性はなく、ただ殺し、破壊するのみ。
ですが、今回は『理性ある襲撃者』が歴史上初めて現れたようです。
ケインはそれと手を組むために、新大陸とコネがありそうな人間を探していたようですね。そして、共同でこの地上を殲滅し尽くす、と」

「終末兵士」――クエルボが生産に動いていた、最後の切り札!?あれは生産が遅れに遅れていたが、こちらでは過去の遺物として残っていたというわけか!?

俺は動揺を抑えながら訊いた。

「接触はもう、取れているんですか?」

01~30 確信は持てませんが……
36~65 誰かには会ってますね
66~90 多分、この人ですね
91~99 先回りしましょうか

「確信は持てません。少なくとも、ケインには接触の跡はありませんでした。ケインではなく、別の人間なら、あるいは。ただ、同盟はまだ成立してないはずです。
『終末兵士』の力は絶大です。ケインの一派を潰しきるか、あるいはパイプを断ち切るかですね」

「となると、ナガトには……」

「会える時に会うべきでしょうね」

ブレイズが頷いた。

※最後の質問

1 リーンの立場
2 ズマの現状について
3 トリスの現状について
4 その他自由安価

※安価下5多数決、考察必要

※ここで一度イーリスに戻ります。

上げます。再開は夜です。

4 逆にどういう情報にロックがかかっていたのか。強く鍵がかかってるほどオルドにとって重要な案件って事になる筈。

>>932
これについては大体その通りです。
(例えば今回の同盟計画は本来出てこない話です。ナガトと会って解禁されるはずの情報でした)
高コンマと99クリティカル連打により、来るべき重要イベント両方に先手を打っておける状態になっています。

932についてはこちらの方で答えたため残り2票です。

鍵の方を先に見つけて、その鍵がかかってたのが何関連の情報だったか、みたいなのはダメなん?

>>935
要は「『鍵』がかかっていて分かっていない情報は何か?」でしょうか。できなくはないですが、あまり旨味はないかと思います。基本ほぼオルドとコーウィン関連ですので。

まだ決定はしてないです。

というか2と3って分けなくてもいいんじゃないかな?どっちもやばいのにどっちかしか聞かない(聞けない)ってのも何だか不自然な気が

2と3で票が割れましたので決戦投票です。
安価下3、考察不要です。

>>942
どちらも浅くさらっと聞くなら時間に余裕ありですが、深く聞くならそれなりに時間が要ります。
(ユリウスやマルケの情報、両都市の現状、解決策など)

ただ、展開次第で追加の質問をする余裕はなしとしません。また、イーリスかアングヴィラでの会議でも質問の場はあります。

上げておきます。

「そういえば、ズマについてですが……状況はどうなんですか?エイリークは、膠着状態といっていましたが」

(戦況、コンマ下)
01~20 ユリウスにやられかけている
21~50 やや劣勢
51~80 膠着
81~95 やや優勢
96~99 勝勢

(地脈の状況、コンマ下2)
01~60 破壊されている
61~80 破壊一歩手前
81~99 エリックが食い止めてる

(難民の状況、コンマ下3)
01~15 そもそもほぼ死亡
16~40 かなりが死亡、脱出困難
41~70 半数近く死亡、ヤシロのハスタ族はまだ組織としてもっている(ヤシロまだ不在)
71~85 3割ぐらい死亡、ヤシロのハスタ族中心に団結
86~99 1割死亡、アングヴィラへ難民移動開始

951のみヘカテルの絆効果で再判定
(コンマ関連の絆効果は切れました)

※戦況は膠着

※地脈はまだ無事(幼体は成長してても充分な強さでは多分ない)

※ズマの民衆は1割死亡、ただエリックの手引きで難民の移動手配完了
(クリティカルのため、前作でジェラードがモリブスに対して試みた方法が採られます。つまり、街ごとの移動です。行き先はズマのイベント完了後に決めることができます)
(難民移転完了で処々の恩恵が発生します)

少し間を置きます。

「膠着状態、といえばそうでしょうね。ユリウスは籠城し、ロプト族過激派を中心に頑強に抵抗してます。少数精鋭なのか、ケインも相応の信頼を置いていたようですね。
ただ、ズマの状況は思ったより悲観的でもないですね。確かに魔素の流出で土地は死に、再生には長い時間がかかるでしょう。
それでも、人々は辛うじて生きてます。エリックが――あとパーシャさんが、何とか人々をまとめあげたようです。ヤシロさんの人気も大きいですが」

「パーシャが?」

俺は思わず声を出した。世間知らずのお嬢様ではなかったのか?
俺の考えを読んだのか、ブレイズがくくっと笑った。

「エリックに色々『教育』を受けたようですよ。為政者としての振るまい、所作などですね。まだ未熟ではありますが、人々の信頼を勝ち得る程度には成長したようですね」

「何か、意外でした。彼女との接点は多くはなかったですが、その……そこまでやるとは」

「『男子三日見ざるは刮目して見よ』と言いますが、それは女性も同じですよ。貴方だって、初めて会った時から随分と成長している。
ともあれ、魔素の薄い場所に大規模な難民キャンプができています。これを、エリックはどこかに飛ばす準備をしている」

「飛ばす、ですか」

ノワールが驚いた表情で訊くと、ブレイズは頷く。

「ええ。かつて、ジェラードがモリブスでやろうとしていたことと同じですよ。蓄積した魔力で、土地ごと移動するのです。
エリックにはジェラードほど魔法に長けているわけでもないですが、濃い魔素の中ならなら可能と踏んだようです。ただ、移転先は確保してないようですけどね。
当初はアングヴィラ郊外を考えていたようですが、ケインがスパイを通して感付いた。ケインがアングヴィラにいたのは、早めにあの街を潰し、ズマに攻め入る準備をしたかったのも理由の一つです」

そこまで話すと、笑いが抑えられない様子でブレイズが「フフフ……」と漏らした。

「どうしたんですか?」

「いや、失敬。あまりにケインが間抜けなもので。
彼の挟撃計画は、エリックには読まれていました。だから、あの街にエリックがいたのです。彼は裏の裏をかいた、それは結果が示す通りですね。
エリックは地脈の破壊も何とか封じました。しかも、恐らくは切り札だった新大陸との同盟は、すぐにエリックに知られてるでしょう。
ケインは裏をかいたつもりが、悉くエリックの読みにやられて跳ね返せられた訳です。『兄より優れた弟はいない』と古には言われていたようですが、全くです」

「そこまで来てるなら、もう問題解決は近いのでは?ユリウスというのが、さほど強敵には感じませんが」

……

01~50 ……それがそうでもないのですよ
51~70 問題は、ユリウス個人の武、ですかね
71~99 そうですね

「……それがそうでもないのですよ」

忌々しそうにブレイズが吐き捨てた。サンダースもそれに続ける。

「奴はその気になればズマを全滅させることも不可能ではない。『死病』、聞いたことは?」

「……ユリリエがその名を言っていた、ような」

ブレイズが頷いた。

「ええ。かつてケインが500年前にばら蒔いていたものを改良――いや、改悪したものです。ユリウスは、この使用を狙っている。
とはいえ、使えば自分も死にます。ワクチンを開発した上でやろうとしているようです……」

01~40 ほぼ開発しています
41~80 サンプル品までできています
81~99 まだですが……

※クリティカル、再判定

奇数 サンプル品までできているが、効力不明
偶数 昇格

※昇格

今日はここまで。自爆テロをいかに防ぐかがポイントになります。

再開します。

「まあもっともまだのようですが。ケインは随分とユリウスに苛立っていたようですね」

「ちょっと話が読めねえが……その『死病』ってのは細菌兵器みたいなものなわけだな。で、ワクチンはまだないと。
となると、自爆覚悟で使われる危険性はあるが、余程追い込まれない限りは使わないってことか」

トニーの言葉に、ブレイズは「そうです」と同意した。

「ただ、ユリウスは死人を使役してきます。手足がバラバラになってもまだ襲ってくる上、疫病に冒されてますから厄介です。エイリークやアルヴィスでも対処しきれなかったのは、これが理由です。
ユリウスはケインの部下、というよりロプト族の末法思想にかぶれた狂人です。ケインが封じられても、行動はさほど変わらないでしょうね」

「しかし、ユリウスはどうやってそんな危ないものを作れたんでしょう?」

ヘカテルが訊いた。

01~60 ……ケインなら作れたはずですが……何か引っ掛かります
61~80 ?????
81~99 ??????????

>>966
絆効果でファンブル無効(ヘカテル分)

コンマ下で再判定です。

「ケインなら作れたはずです。彼は500年前にも邪法の研究をしてましたから。
ただ……何か引っ掛かります。ケインはこの件についてはユリウスに一任していたようですが……」

ブレイズが唸った。ふと窓の方を見ると、夕日が射し込んでいた。もうこんな時間か。ブレイズも時計を見る。

「……さて、そろそろ行きましょうか。皆さんとも、情報を共有しておきたいので」

「行くって、どこに?」

俺の言葉にブレイズは苦笑した。

「戦略会議、ですよ。フィオナさん以外の『一族』は健在なのでしょう?ならば話をしておかねばならない。
イーリスにはジェラードとジュリアン、アングヴィラにはエリックとランダムですか。行くならどちらかでしょうね。
まあ、呼べばいいだけのことですが」

1 イーリスに行く
2 アングヴィラに行く
3 その他自由安価

※安価下5多数決、考察不要
※状況が状況なので他都市にいる「一族」は高確率で来ます。
※イーリスの場合はカミュとエデル、エリスが参加。アングヴィラの場合はユリリエとジョセフが参加します。
ただ、ユリリエは低確率で既にイーリスにいるかもしれません。

失礼しました。結果も変わりますね……

10秒ルールにより970を採用します。書き直しますのでお待ちください。

ではこのスレはここまでとしておきます。少々お待ちください。

新スレになります。よろしくお願いします。

【コンマ】崩壊する世界を旅する19【安価】
【コンマ】崩壊する世界を旅する19【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1523924039/)

村田勝ったね

>>987
まあGGGに辿り着くまで負けてもらっては困りますね。今なら結構戦えるはずですし。

カネロがああなっちゃったしお鉢は多少回りやすくなったかもね

1000チャレはするんかな

>>989
カネロはもうダメでしょうから、割と実現しやすくはなりましたね。ジェイコブスやレミュー、サンダース、チャーロ兄など強豪は目白押しですが。

>>990
やります。ただ、低確率で恩恵ですが。

1000のコンマが80以上で巻き戻し権とします。

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