【ポプテピピック】ポプ子「金をください」 (28)

実況「さあ冬期オリンピック、スキージャンプ、続いては若干14歳、期待のエースのポプ子選手です。
   今オリンピックでも金を狙いにいくと自信を持っていましたが、一体いかなるジャンプを見せてくれるのか」

解説「2年前の事故で出場すら危ぶまれていましたが、見事に乗り越えて、今回がオリンピック初参加です。
   全然緊張した様子がなく、強い精神力がうかがえます」

ポプ子「行ってくるよ!コーチ!」

ピピ美「気をつけてな!」

実況「さあ今滑り出して……飛んだあ!」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1521875446

BGM:翼をください

ジャンジャンジャンジャンジャンジヤンジャン

ララー、ララララー、ララーララララー、ララララーララー

ポプ子「」ヒュウウウ

ララーラーラーララー、トンッ

実況「あっと今着地!」

解説「記録全然伸びませんでしたね」


ピピ美「どしたん」

ポプ子「緊張して曲流すタイミング間違えた……」


実況「緊張してタイミングが狂ったとのことです」

解説「2回目に期待ですね」

ポプテピクッキング

ポプ子「ポプテピ~」

ピピ美「クッキング~」


ポプ子「今日は、お寿司の定番、カッパ巻きを作っていきまーす!」

ピピ美「イェーイ」

ポプ子「材料は、ご飯、寿司酢、海苔、それから一番重要な河童の干物です!」

ピピ美「なるべく新鮮な物を用意してくださいね」

ポプ子「河童の干物は甲羅と頭の皿を外して、水につけて戻していきます」ベリベリ

ピピ美「戻すには時間がかかるので最初にしておきましょう」

ポプ子「その間に酢飯を作ります」

ピピ美「」パタパタパタ

ポプ子「続いて戻した河童を細く切っていきます」

河童「グェエ」

ポプ子「巻いて~完成です」

ピピ美「河童の頭のお皿を器にするのもおしゃれでいいかもしれません」

ポプ子&ピピ美「また来週~」

ボブネミミッミ

童話「ももたろう」

ポプ子「私、おじいさん。山へ芝刈りに行くの」

ピピ美「私、おばあさん。川へ洗濯に行くの」


-川-

ピピ美「ザブザブ、ザブザブ」

桃「どんぶらこ~、どんぶらこ~」

ピピ美「あっ、大きな桃が川を流れてきている! エイコラショッ!」

ピピ美「なんて大きな桃だー!」

桃「た、食べないでください~!」ウルウル

ピピ美「うーん、これはどうしようか」

桃「食べないでください~!」ウルウル

ピピ美「そうか……なら川に戻してあげよう。達者でな~」

桃「ありがとう」



桃「どんぶらこ~どんぶらこ~」
ピピ美「ザブザブ、ザブザブ」

つづく

星色ガールドロップ!

そそぐ「えいえい!」プニプニ

そそぐ「怒った?」

大地「怒ってないよ」


そそぐ「えいえい!」ペチペチ

そそぐ「怒った?」

大地「怒ってないよ」


そそぐ「」カチッ ブイイイイイン

そそぐ「」スチャッ

大地「怒るからやめろ」

星色ガールドロップ!

そそぐ「何でも知ってる神様の役やって!」

大地「まあいいけど」

大地「私は神だー。知りたいこと何でも教えよう(棒)」

そそぐ「私のことどれくらい好きか教えて!」

大地「…………うーん、シチューのにんじんくらいかな」

そそぐ「そっかー」



大地「その晩はそそぐの手作りシチューで、にんじんはハート型にくりぬかれていました」

ポルナレフ「手間暇こさえてありますなあ」

星色ガールドロップ!

そそぐ「エイサーイ、ハラマスコイ、エイサーイ、ハラマスコイ」

大地「何してんの?」

そそぐ「エイサイハラマスコイ踊り! 流行るかな?」

大地「タイミング次第じゃないか?(適当」

数ヶ月後

司会「続いてはオリコンチャート第一位!ドロップスターズの新曲『エイサイハラマスコイ』!」

ファン「エイサーイ、ハラマスコイ! エイサーイ、ハラマスコイ!」

大地「流行りやがった……!」

星色ガールドロップ!

そそぐ「進路相談でアイドルって書いたら怒られたの。今もしてるのに」

大地(ヘルシェイク矢野)

そそぐ「ねえ聞いてる?」

大地「ごめん、ヘルシェイク矢野のこと考えてた」

そそぐ「えっ!? ヘルシェイク矢野!?」

大地「そうだけど」

そそぐ「東京ビッグ武道館のコンサートで他のメンバーが事故で遅れる中、
自らの高速ギターテクのみでメンバーが来るまでの97分間もの間場をつなぎ続けたヘルシェイク矢野のことを!?」

大地「そうだったの!?」


ポプ子「……ってな感じで、最終回は丸々『星色ガールドロップ!』っていう展開もあるかも」

ピピ美「さすがにそうはならんやろ」

再放送

実況「さあ1回目は記録が伸びませんでした。ポプ子選手、二回目のジャンプです」

解説「1回目のミスがプレッシャーになってないといいんですがね」

ポプ子「次は滑り出しと同時に曲をかけて、サビで飛ぶよ!」

ピピ美「気をつけてな!」

実況「さあ今滑り出してたあ!」

BGM:翼をください

ジャンジャンジャンジャンジャンジヤンジャン

ララー、ララララー、ララーララララー、ララララーララー

実況「回想が流れます!」

-回想
ポプ子「飛んでみたい」

ララーラーラーララーラー

ポプ子「よろしくお願いします、コーチ」

ピピ美「よろしくね」


ララーララララーララーララララー

-2年前

ドゴン バキバキバキ

ピピ美「ポ、ポプ子」

ポプ子「痛いっ…………」


ラララーラーララー、ラララーラーラーラー、ラー

医者「複雑骨折ですが、命に別状はありませんし、完治もするでしょう。しかし心までは……」

ポプ子「飛ぶのが怖いんです……」

ピピ美「そうか……」

サビ)ラララーラララー! ラララララララー! ラララーラララーララー!

ポプ子「あっ、鳥。そうだ……私飛びたかったんだ」

-1年前

実況「オリンピック代表はポプ子選手!」

ポプ子「ありがとうございます!」

ラララララララーラララララララー

ポプ子「お母さん、必ず金をとってくるよ!」

母「気をつけるのよ」
-回想終了

解説「あっ、尺……」

ラララーラララーラーラー

ララララ……

ピピ美「行けええええええええ!!!」

ポプ子「金をくださいいいいいいいいい!!!!」バッ


実況「飛んだああああああ!」

解説「コーチの見事なフォローで尺を使い切ったのを乗り切りましたね」

実況「さあどうだ! 伸びている! 伸びている伸びている!」

実況「まだ伸びる!K点を超え!更に伸びる! きたああああああ!!」

解説「すごいですね……」

実況「出ました! 新記録! 230m! ピピ美コーチの頭が230m! のびにのびて! 金メダル!」

解説「伸びましたね……」

-表彰式
パシャパシャ

ポプ子「このメダルはコーチに!」

ピピ美「かけづらくってこまちゃうわん」

ポプテピクッキング

ポプ子「ポプテピ~」

ピピ美「クッキング~」


ポプ子「今日は、お寿司の定番、カッパ巻きを作っていきまーす!」

ピピ美「イェーイ」

ポプ子「材料は、ご飯、寿司酢、海苔、それから一番重要なキュウリです!」

ピピ美「なるべく新鮮な物を用意してくださいね」

ポプ子「キュウリは食べやすい大きさに切っていきましょう」

ピピ美「皮が気になる場合はピーラーで剥きましょう」

ポプ子「そして酢飯を作りまーす」

ピピ美「」パタパタパタ

ポプ子「後はこうして巻いて……あっ」

カッパ巻き「」グシャア……

ポプ子「ちくしょう!またやっちまった!」

ポプ子「台無しにしちまった! 私はいつもそうだ」

ポプ子「この寿司はポプテピピックそのものだ。私はいつも失敗ばかりだ」

ポプ子「私はいろんなコーナーをやるが何一つ人気が出ない」

ポプ子「誰も私を愛さない……」


ピピ美「だがそれでも、私はおまえを愛そう」

ポプ子「ピピ美ちゃん……」


ポプ子&ピピ美「また来週~」

ボブネミミッミ

童話「ももたろう」

ポプ子「私、おじいさん。山へ芝刈りに行くの」

ピピ美「私、おばあさん。川へ洗濯に行くの」


-川-

ピピ美「ザブザブ、ザブザブ」

桃「どんぶらこ~、どんぶらこ~」

ピピ美「あっ、大きな桃が川を流れてきている! エイコラショッ!」

ピピ美「なんて大きな桃だー!」

桃「た、食べないでください~!」ウルウル

ピピ美「さっきは食べ損ねたし、今度は食べるとしよう」

桃「ウアア~!」


桃を食べたおじいさんとおばあさん。
おや、二人のようすが……?

なんと!
桃を食べた二人は若返ったのだった!

ポプ子「わ、若いぞー!」

ピピ美「うわー!すごく早く走れる!」

ポプ子「鬼ヶ島に乗り込むぞ!」

ピピ美「おうよ!」


-鬼ヶ島

ポプ子「おう鬼! 宝だせやあ」

ピピ美「なんじゃあ、これっぽっちかい」

鬼「えれえのに占拠された……」

星色ガールドロップ!

そそぐ「はあ、はあ……だ、大地君!」

大地「そそぐか……何で来たんだ」

そそぐ「大地君が好きだからに決まってるじゃない! みんなも心配でさがしてたんだから!」

大地「そうか……ごめんな。今までおまえのこと思い出せなくて」

そそぐ「大地君のせいじゃ……え? 大地君、まさか記憶が?」

大地「ああ、ガイアとの契約の裏をついたんだ……だけど」

そそぐ「そんな……大地君ひどい怪我を」

大地「こんなのたいしたことないって……うぐっ」

そそぐ「うごいちゃだめよ。ひどい、血がとまらない……」

大地「ああ……これは……まずいか」

そそぐ「大地君を死なせたくない! 私もガイアと契約して大地君を……!」

大地「やめてくれ……おまえが記憶をなくしたら残された他のメンバーはどうなる?
   俺も、おまえが生きていてもそれじゃ……」

そそぐ「そっか……うん、そうだよね。大好きな人が自分のことを覚えていないなんて、悲しすぎるよね」

大地「ごめんな。こんな気持ちを5年もさせちまって」

そそぐ「いいよ……でも他に方法がないの。5年前と同じように記憶を代償にするしか」

大地「いや、同じじゃない。あのときは二人だけだったが、今回はみんながいる」

そそぐ「でもこの谷底じゃ……」

大地「まだ一本だけ発煙筒がある……これを使う」

「ケムリガアガッテル!」
「アソコニダレカイルノカ」


そそぐ「よかった……気づいてもらえた」
大地「気づかないわけないだろ。そそぐはトップアイドルだからな……」

ポプ子「……ってな感じで、最終回は丸々『星色ガールドロップ!』っていう展開もあるかも」

ピピ美「いや、流石にそうはならんやろ。てか無駄にシリアスだな」

ポプ子「ところでタイトルの『金』を、みんななんて読んだかな?」

ポプ子「『きん』と読んだ人は大正解!よしよししてあげる!」

ポプ子「そして『かね』と読んだ人ー」

ポプ子「私がそんな人に見えるんかあああああ!!!! しばいたるわあああああああ!」

おしまい

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