晶葉「超能力開発装置だ!」 (14)

晶葉「出来たぞ助手! 新発明だ!」

P「超能力が使えるようになる装置かぁ…」

晶葉「効果範囲はまだ1人だが… 研究が進めば徐々に増やしていけるだろう」

晶葉「今回は裕子に研究を手伝ってもらった」

P「その裕子はどこにいるんだ?」

裕子「はいはーい! さいきっく登場! ユッコです!」

P「どうしてボストンバッグの中に」

裕子「エスパーですから」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1518447122

P「それで、俺は何をすれば良い?」

晶葉「簡単な透視の実験をしよう。早速助手にはゼナー・カードを試してもらう」

P「ただのESPカードだろ? そのくらい楽勝だ!」

晶葉「そうだな… まずは丸と四角の2種類だけでやってみるか。目標は50回中40回だ」スイッチオン

ーーー

P「嘘だろ…」

晶葉「まさか50回全て外すとは…」

P「充電はちゃんとしてあるよな?」

晶葉「………」

裕子「晶葉ちゃん?」

晶葉「…忘れていた」

P「道理でダメだったわけだ」

晶葉「充電完了。今度こそ上手く行くはずだ」

P「頼むぞ晶葉」

晶葉「対象を助手にして… よし」スイッチオン

P「ッ! これは…まるで……!!」

晶葉「始めるぞ。このカードに描かれている模様は何だ?」

P「丸だ!」

晶葉「正解だ。これはどうだ?」

P「四角だな」

晶葉「正解。 次は…」

晶葉「全問正解だ!よくやった!」

P「これで俺も超能力者の仲間入りだ!」

裕子「むむっ!エスパーユッコにライバル誕生の予感です!」

P「そういえばESPって結局何なんだ? 裕子」

裕子「よくぞ聞いてくれました! ESPとは
『五感や論理的な類推などの通常でありきたりの手段を用いずに、外界に関する情報を得る能力』※
の事です!」

P「お前wikiコピペしただろ」

裕子「コピペじゃありません! さいきっく引用です!」


※出典: 「超感覚的知覚」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』。2016年8月22日17:39 UTC、URL: http://ja.wikipedia.org

裕子「プロデューサーにさいきっくアドバイスをしてあげましょう!」

裕子「イメージをすることが超能力の基本なんです!」

裕子「イメージできなければサイパワーは自由には使いこなせませんよ!」

裕子「視覚的なイメージだけでなく五感全てでイメージすることが大事です」

裕子「最終的には五感を越えたイメージが必要になります!」

P「そんなこと言われたってなあ」

晶葉「ふむ… そもそも超能力と言っても色々種類があって、それらは大きく二つに分けられるんだ」

P「というと?」

晶葉「念力や念写、瞬間移動といった現象系と透視や未来予知、精神感応などの感覚系だな」

晶葉「精神感応というのは考えていることが直接他人に伝わる能力だ」

晶葉(いわゆるテレパシーの事だな)

P(こいつ直接脳内に)

P「何はともあれ、この装置を使うと超能力者になれるんだな」

晶葉「それだけじゃない。この装置は更に能力を高める事も出来るんだ」スイッチオン

裕子「ムムム…キテます!キテます!」

裕子「サイキック・ブレイク!」

P「レベルの上がったユッコの超能力を見せてもらおうか」

裕子「どんとこいです!エスパーユッコの本領発揮ですね!」

ーーーーーー

裕子「うーん、見えます。プロデューサーの記憶が… 箱マスが好きなようですね」

ーーーーーー

裕子「テレポーテーション! 今です! 掴まってください!」シュイーン

*いしのなかにいる*

P「このままでは動けない!?」

ーーーーーー

裕子「絶対加蓮! だから負けない! スリルが…」

小梅「プロデューサーさん…」

P「お、どうした小梅」

小梅「この前の… 約束…」

P「ああ、ホラー映画を観る約束をしてたな」

晶葉(待て助手、行かない方が良い)ヒソヒソ

P(どうして)ヒソヒソ

晶葉(裕子を見てみろ)

裕子「」チーン

P「どうした裕子! 大丈夫か!」

裕子「」

小梅「さっきあの子が入って来て… 急に寝ちゃったよ…?」

P「そういえば寒気がするな」

晶葉(エスパーはゴーストに弱い …そういうことか)

P「ゴメンな小梅。その約束は延期に出来ないか?」

小梅「でも… 初めて一緒に観てくれるって…」

P「今度野菜スープの怪人の話をしてやるから」

小梅「…分かった…?絶対ね…」

P「超能力者も良いことばかりじゃないんだな」

晶葉「メリットのある所には必ずデメリットもあるものだ」

晶葉「装置の電源は切ってしまおう」

P「良いのか?」

晶葉「ああ。 重大な欠陥も見つかったからな」



数日後、小梅と一緒に映画を観たプロデューサーは見事に気絶してしまいましたとさ

能力者は能力者にひかれ合う…という訳で4人の能力者のお話はこれでおしまいです

駄文失礼しました。

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom