【GANTZ】のび太の黒い玉の部屋【ドラえもん】 (59)

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坂田「おっ、またなんか出てきたぜ」

桜井「子供4人と…タヌキ1匹?」

坂田「パンダもいるんだ、タヌキがいてもおかしくないだろ」

のび太「…??」

ドラえもん「…!!ここは…?」

スネ夫「僕…今撃たれて…死んじゃったはずなのに…」

ジャイアン「うおっ!なんだここ!!」

しずか「さっきまで私…新宿に…」


ドラえもん達は、スネ夫のパパのパーティに呼ばれ5人で新宿に向かう途中、謎の男による銃撃にあい死亡した…はずだった



ドラえもん「うわっ、誰か倒れてるよ!」

のび太達はいつのまにか大きな黒い球が部屋の中央に置かれている、殺風景の謎の部屋に移動しており、その場に倒れていた男に驚くが

和泉「そいつは寝てるだけだ。放っておけ」

ドラえもん「え…あ…はい…」

ドラえもん「…駄目だ…通り抜けフープやどこでもドアも通じない…」

和泉(あのタヌキ…何だ?言葉を話せるし…腹のポケットみたいなのから明らかにポケットには収まらないサイズのドアが…まさかアイツが今回のターゲット…)

ギャル1「何ここ?何なのここ?」

ギャル2「わけわかんね」

ヤンキー1「さっきからさァ…どーなってんの、人 出てくんの」

ヤンキー2「CGじゃねぇ?」

桜井「なんすかね…これ」

茶髪の少年が興味深そうに黒い球をペタペタ触っていると後ろのサングラスをかけた男が

坂田「透視出来ねぇだろ…何で出来てんだこいつ…」

部屋にはギャルや、ヤンキー、子連れの親子、髪が長い美形の男、パンダなどざっと30人ほどはこの部屋に集められていて



男1「あっ…ほらっ!レイカ!!」

男2「レイカ…?ホントだ!!レイカ!!」

ヤンキー2「うっそ、レイカ?」

ジャイアン「ええ!レイカ!?」

スネ夫「あの伊藤翼ちゃんや星野スミレを超える大人気のスーパーアイドルの!!?」

「「あーたーらしーいあーさがきた きーぼーうのあーさーだ よーろこーびにむねをひーらけ おーおぞーらあーおーげー」」

のび太「何…?」

しずか「ラジオ体操?」

ドラえもん「どうやらあの黒い球から流れているみたいだ」

「「それ、1、2、3」」

黒い球が歌を歌い終わると、黒い球の中央から文字が浮かび上がり

「「てめぇ達の命はなくなりました
新しい命をどう使おうと私の勝手です
という理屈なわけだす。」」

のび太「てめぇ…の…は…なくなりました…どういう意味…?」

ドラえもん「…どうやら僕達は本当に死んだみたいだ…」

ジャイアン「何言ってんだ?俺達はこうして今生きてるじゃねぇか」

ドラえもん「どういう原理か分からないけど…助かった…と見ていいのかな」


ギャル1「また何か文字出てきた」

しずか「かっぺ星人…?」

「てめぇ達は今からこの方をヤッつけに行って下ちい」

かっぺ星人

特徴
なまる
汗かき

好きな物
トカゲ 鳥

口ぐせ
おーらの
どーこが
なまっでんだ
いっでみろっづの

と書かれた文字が"かっぺ星人"らしき画像と共に黒い球に浮かび上がり

スネ夫「この方をヤッつけに行ってくだちい?このかっぺ星人…っていうのを倒すって意味なのかな」

ジャイアン「クソッ、球のくせに生意気だ!早くこっからだしやがれ!」

和泉(勘のいいやつもいるみたいだが…この情報は役に立たない…今のうちに笑ってろ…)

のび太「…ねぇ、あの人…」

のび太が指を指した先にはパンダと共に長髪の男の頭部から青白い光が放たれそこからどんどん姿が消えていった。それに続いて周りのギャル達も消えていき、部屋にいるのは先程のアイドル、レイカとキョロキョロと怯えた様子を見せるおっちゃん、先程まで床で気絶していて今は慌てふためく様子を見せる男、そしてのび太達のみであった

おっちゃん「あれ…みんな消えちゃった…」

玄野「やっべえぇっ…スーツ…!!」

玄野「あぁ!!あそこに置いてきた…」

玄野「落ち着け…今回はどこかでやり過ごせば…」

目が覚めたばかりの玄野は何かを探している様子で、ふと黒い球を見ると黒い球には制限時間のようなタイマーとその下に

「玄野は15点以上とらないと死にでち」

と書かれており、それを見た玄野は

玄野「は…はァ!!?15点だァ…ッ?」

レイカ「ここってなんなの…?私達って…死んでるの?」

ドラえもん「15点って…何のことなんですか?」

のび太「0点は得意だけど…15点は自信ないなぁ」

玄野(何だこのタヌキ…星人か?)

玄野「いや…まだだ、まだ死んでない。ここに自分の名前が書いてあるケースの中にあるスーツを着れば…生き残れる確率が上がる」

スネ夫「生き残れる?」

玄野「さっき…多分なんたら星人って出たはずだ…俺たちは今からそいつを倒しに行く…」

ドラえもん「たしか…かっぺ星人?」

ジャイアン「かっぺだかかっぱだか知らんがぶっ飛ばしてやるぜ!!」

ドラえもん「じゃあ、早速スーツを着よう!!」

おっちゃん(以後鈴木)「ハゲって…もしかして私の事かなぁ」

のび太「0点って…僕の事??」

ドラえもん「あおだぬき…って…僕はたぬきじゃない!」

ジャイアン「俺様がオンチゴリラだと!!!」

スネ夫「ふふっ…その通りじゃん」

ジャイアン「なんか言ったか!?」

しずか「や…焼き芋って…もしかして私…?」

のび太「なんで焼き芋なの?」

しずか「さ…さぁ、ケース間違えのかしら…ふふふ…」

玄野「転送来たぞ!帰るなよ…!」

のび太「わあああっ!!消えてる!!」

ドラえもん「どうやらどこかにワープするみたいだね…」

玄野(…!!)

玄野「こんな部屋…あったのか」

玄野は黒い玉の部屋の隣にある扉を開けてみるとそこには刀や妙な形をしたバイクを発見しそれに跨りバイクごと転送され

………

和泉「ここの建物の中か…」

和泉は星人の居場所がわかるレーダーを頼りに、転送先にあった大きな博物館の中に入っていき

「あッ、駅!」

「なんだー帰れんじゃん!」

「まだ死んでない…やッた!帰れる!」

「どこ行くー?」 「渋谷ッしょー!」

のび太達より先に転送された平凡な男や、ガングロギャル、ヤンキー達が転送された途端家に帰ろうと駅に向かっていると

坂田「さっきから変な音しねー?」

桜井「ケータイ…?みたいな音ですね」

ピンポロパンポロ…

ボンッ!!

その場にいた人間全員が変な音を気にしながら帰るために足を進めていくと




一人の男の頭が爆発した





「ぎゃああああッ!!」 「死ぬ!!死」ボンッ!!
「うあああ」ボンッ

男の頭が爆発し、それに続いて周りにいたギャルやヤンキー、他の男の頭も爆発しその場は阿鼻叫喚となる

桜井「なッ…何が…!」

坂田「頭だ!頭を透視しろ!」

桜井と坂田は、ひょんなことから超能力を使うことが可能で
逃げる男の脳内を透視してみるとその中には爆弾が埋め込まれており

坂田「頭に爆弾が埋め込まれてる!!どうやら帰ろうとすると爆発するらしい!!」

坂田が透視していた男が脳内の爆弾により死亡したのを見て疑惑が確信に変わり、混乱する生存者達にそう告げ

坂田「お前ら!!戻れ戻れ!」

「きゃああぁ!」 「戻るぞぉぉッ!」

桜井「携帯の音が止まった…」

坂田「どうやらこの音は帰ろうとする奴に、死ぬぞッて伝えるための警告音らしいな」

西「ちッ…おいおい…もう終わりかよ…折角あいつらがバンバン爆発する所見れると思ッたのによ…」

坂田「アンタ…何言ってんだ…?」

西「お前ら、どうやって見破ったか知らねぇけどスーツも着てねぇし…もうすぐ死ぬぜ…」

白いパーカーを着た男がニヤニヤ笑いながら突然坂田達にそう言ってどこかに行ってしまい




玄野「この近くだな…あの建物の中か?おッちゃん、着いてきてくれ」

鈴木「分かったよ」

ジャイアン「よぉし!俺とドラえもんとのび太と兄ちゃんとおっちゃんで行ってみようぜ!」

のび太「えぇ…僕も?」

玄野「お前らはそこで待っててくれ…危ないぞ」

ドラえもん「任せなさい!僕には22世紀の道具があるのです!!」

ドラえもん「試しに…このタケコプターをつけてみてよ」

ドラえもんはそう言いポケットから出したタケコプターを玄野の頭につけ

玄野「わッ、わァァ!!飛んでる…!!」

玄野(何なんだこいつら…やべぇ!こんなことしてるばあいじゃねぇよ! )

ドラえもん「まだまだあるよ!次は~」

玄野「わ…分かッた!連れてく!だから下ろしてくれ」

ジャイアン「スネ夫はしずかちゃんとレイカさんを守ってくれ!」

西くん生きてたっけ?

>>10
もしも生きてたら…って設定にしてます

スネ夫「わ…分かったよ…」

レイカ「私も行く…」

玄野「えと…女の子は…ここで…待ってて…危ないし…」

ドラえもん「それじゃあ行ってみよう! 」

……

玄野「ここだ…」

玄野が指さした先には偽物の草や木がありいかにも恐竜が住んでいそうな部屋で

のび太「うわぁ…お化けが出そうな部屋だなぁ」

ドラえもん「もう…あんまりくっつかないでよ歩きにくい」

のび太「だって怖いんだもん!」

玄野(あークソ…スーツがなくたッて…怖くねェ…怖くねェ!!これまで…何とかなッたんだ…)

鈴木「彼女とか…もういるの?」

玄野「…?あ…うん」

鈴木「いいねぇ、大切にしなよ 私なんかカミさん死んじゃってさみしくてさァ」

ドラえもん「しずかに…何か聞こえない?」

ジャイアン「何か…唸り声みたいな…」

玄野「近づいてくる…!」ドキドキ

玄野(落ち着け…スーツが無くても…俺は強い…行ける…行ける…)

「グルォォォォ!!!」

鈴木「うわぁぁっ!」

突然背後から飛びかかってきたラプトルのような恐竜は、鈴木に飛びつき、鈴木の肉を食おうと何度も噛みついて

ジャイアン「あっ…おっちゃん!」

のび太「ドラえもん!!早く道具!!」

ドラえもん「えっと…桃太郎印のきびだんご!!それぇっ!!」

ジャイアン「ダメだ!団子に興味を示さねぇ!」

玄野「どけッ…」ギョーンギョーン

玄野は慌てるジャイアン達を押しのけて
おもちゃのようにも見えるハンドガン型の銃のトリガーを引くと、銃はX型に展開し光を放った。
その数秒後にその光を放った場所で爆発が起きるがラプトルはなにか危険を察したのかその場で大きく跳躍してその爆発を避け

ドラえもん「わぁっ!」

のび太「この爆発…もしかして…あの人が持ってる銃から…!?」

玄野「避けた…っ…くッそォッ!!」ギョーンギョーンギョーン

銃を避け続けるラプトルが突然猛スピードでこちらに突進してきて、尻尾をムチのようにしならせて玄野に攻撃する

玄野「うァッ!!ハァ…ハァ…ッぶねェ…」

のび太「お兄さん!銃貸して!!」

玄野「はァッ!?」

のび太「いいから早く!!」

玄野「くッそ…オラァッ…」

玄野はラプトルから距離を取りのび太に銃を渡し

玄野「上トリガーがロックオン!下も引くと撃てるぞォッ!」

のび太「よし…ッ…」

ジャイアン「のび太早くしろ!」

ギョーン

のび太はラプトルが玄野に気を取られているスキに銃から光を放つ

のび太「あれ…?何も起きない…っ」

バァン!!!

のび太は銃を放っても何も起きない事に驚き、撃ち方が間違っているのかと銃を見渡していると突然ラプトルの頭が弾けて

玄野「ハァ…ハァ…その銃には…タイムラグがあるんだ…撃って2~3秒後くらいに爆発する」

のび太「この銃って…何なんですか…?この恐竜も…」

玄野「こいつらはさっき言った今回倒す星人…だ。んでその銃はXガン…こいつらを殺すための銃だ…。他にも捕獲用の銃もあったんだけど…持ってくるの忘れた」

のび太「Xガン…あっ、あのおじいさんは!?」

ジャイアン「そうだ!おっちゃん!」

のび太はXガンを玄野に返すとすぐさまラプトルに襲われた鈴木の元に駆け寄り

のび太「死んじゃったの…?」

玄野「…」

鈴木「ん…んん」

鈴木「あれ…?どーしたの?」

玄野「どっから覚えてる?」

鈴木「えッ…もしかしてこれ…僕がやったの?」

玄野「あ…そうそう…そのスーツはスーパーマンになれるッて言ったろ」

のび太「あのお兄さん…なんで嘘ついたんだろ…」

ドラえもん「多分あのおじいさんにこのスーツの事信じさせたかったんじゃないのかな」

………

和泉「…ふっ!!」

一方和泉は二足歩行のトリケラトプスと戦闘中であり、和泉は先程黒い玉の部屋の隣の部屋にあった柄と鍔の部分しか無い刀を持ちスイッチを押すと刃の部分が出現して
、その刀は伸縮自在でありトリケラトプス並みの長さになるとその刀を振り下ろしトリケラトプスを真っ二つにして絶命させる

和泉「ふーッ…ふーッ」

西「カンを取り戻したみたいだな和泉」

息を整えている和泉の背後には、先程坂田に話しかけた中学生くらいの身長の男がいて

和泉「誰だお前…」

西「あー…やっぱ覚えてねぇのか…どうやらほんとに記憶消されるらしいな」

西「俺は西丈一郎…前に何回かお前と戦った事あるんだぜ…」

和泉「やっぱり昔俺は100点取って解放されたらしいな…」

西「あん時は驚いたぜ…まさかお前がな…」

和泉は以前今回のような星人と何度も戦ってきてある条件を満たし記憶を消され解放されるがまた命を落としてしまいまた黒い玉の部屋に招集された

西「そのパンダ…さっきの部屋にいた奴だな…殺すか?」

西は今回のゲームが始まった時から和泉のあとをずっとついてきたパンダを指さし

和泉「いや…別にいい…それより次の星人探しに行く…じゃあな」

西「お…おい!待てよ!」

ボンッ

鈴木「これ、発泡スチロールだよ」

のび太「ほんとだ、僕でも持てる」

ジャイアン「軽く殴っただけで割れちまうぞ」

玄野「だからそれがスーツの性能だ。まだ信じないのなら思いっきりジャンプでもして見ればいい」

のび太「えいっ」ビュゥン!!!

のび太「うああああっっ!!軽くジャンプしただけですごく飛んだ!!これならタケコプター無しでも…」

玄野「でも気をつけろよ。そのスーツには限界がある。敵の攻撃を喰らいすぎたり無茶しすぎたりするとそのスーツは使えなくなる。スーツから高い音が出たらそろそろ限界の合図、ドロっとした液体が出たらもうスーツは使えない」

玄野「でももし生きて帰って来たらスーツは回復する。もし敵の攻撃で腕とかちぎれても敵さえ倒せば五体満足で帰れる」

ドラえもん「なんで僕達はこんなことを…?」

玄野「それは俺にも分からない…」

ジャイアン「そう言えば名前を言ってなかったな!俺は剛田武!ジャイアンと呼んでくれ!!」

のび太「僕は野比のび太、こっちは未来の国から来た」

ドラえもん「ネコ型ロボットのドラえもんです!」

鈴木「ちなみに私は鈴木良一。」

玄野「俺は玄野…玄野計だ」

のび太「生き残ろうね!玄野さん!」

玄野「あぁ、のび太」ガシッ

のび太と玄野は名前を呼び合い握手を交わす

玄野「…うおッ」

ドラえもん「岩かと思ったら…恐竜?」

玄野「ふゥ…俺にやらせてくれ」

のび太「寝てる…この子達は悪いヤツじゃないんじゃ…」

玄野「いやッ…関係ねェ…殺す…!!」

鈴木「でも子供もいるよ?可愛そうじゃない…?」

玄野「……ッ」


……


スネ夫「ジャイアン達遅いなぁ…何かあったのかな…」

しずか「大丈夫よ、ドラちゃんがついてるもの」

稲葉「よう」

レイカ「… 」

稲葉「お前ら変な格好だな」

レイカ「…どッかいってよ!」

稲葉「ハハッ…まっさかレイカがここにいるなんてな」

レイカ「」

あああミスった

レイカ「…貴方も…やっぱり死んだの…?」

稲葉「おッ…興味あんのか…?」

レイカ「別に…」

稲葉「俺は彼女と新宿でデートしてたら…」

スネ夫「ね…ねぇ!しずかちゃん!!あれ見てよ!」

スネ夫が指を指した先には先程玄野達が戦った4体のラプトルが間一髪頭の爆弾から逃れた女を食べていて

しずか「きゃぁ……!」

レイカ「恐竜…?」

しずか「あの人…恐竜に食べられてる…助けなくちゃっ!」

稲葉「いや…あれはもう…死んでるな」

レイカ「あそこにいるのって…」

そこには黒い玉の部屋で表示された今回倒すべき星人「かっぺ星人」がラプトルが死体を食べている様子を体育座りをして眺めており

するとかっぺ星人は視線を感じたのかレイカ達の方を向き指を指しながらラプトル達になにか命令をしたのか甲高い声を放つ
と、ラプトル達はその命令の内容を理解してレイカ達に襲いかかる


しずか「きゃぁぁぁっ!」

スネ夫「ママーーー!!」

レイカ「あれ…さっきの人は…」

四体のうちの一体がしずかに飛びかかりそのまましずかの腕に噛みつき

スネ夫「しずかちゃん!!」

しずか「痛……くない?」

ラプトルは噛み砕けないしずかの腕を不思議そうに見つめた後今度はラプトルは4体でしずかに襲いかかり
しずかは咄嗟に抵抗しようとラプトルの顔を殴りつける

打撃を食らったラプトルの首は一瞬でちぎれ3~4m飛んだ後ピクピク痙攣した後絶命する


スネ夫「しずかちゃん…強…」

しずか「え…ええっ!!?」

しずかは自分のパワーに唖然とし、自分のスーツを眺める

しずか「もしかして…あの人が言ってたみたいに…このスーツを着ると…生き残る確率が…上がるのかしら…」

スネ夫「よーし…ぼ…僕も…おりゃっ!」

そう言うとラプトルの腹部を蹴り飛ばす
するとラプトルは天高く舞いその後地面に叩きつけられる
スネ夫が腹部を蹴ったせいかラプトルの口からは内臓が飛び出てピクリとも動かなくなる

スネ夫「ほんとだ…凄い!!」

残り2体のラプトルは戦力の差に怯えたのかスーツを着ていない坂田や頭の爆弾を免れた人達の所へ逃げるように走り、それに気づいてない一人の男を殺害する

しずか「お…追いかけましょう!」

スネ夫「うんっ!」

坂田「何だこいつらッ…桜井!透視で心臓を探せ!」

坂田の言葉を聞いた桜井はラプトルの体内を透視するがもう一体のラプトルの体当たりにより壁に叩きつけられる
ラプトルはトドメを指しに行こうと桜井の方向に走るが、桜井の前にガタイのいい一件30代くらいに見える背の高い男がラプトルの顔面を3回殴り

桜井「あ…ありがとう…」

風「……」

……

坂田「これか…!!?」

坂田はラプトルの胸を透視すると心臓らしきものを見つけ、物を握りつぶすような動作をするとラプトルの心臓は超能力によりつぶされ息絶える

風「うおおおッ!!」

坂田「右胸だ!!右胸を狙え!」

ラプトルの死を確認した坂田はラスト1匹のラプトルと戦闘中のガタイのいい男、風に助言するとそれを聞いた風は何かの技なのか片足を前に出し、体を半回転させ肩で敵の右胸にタックルをするとラプトルの右胸は大きく凹み先程の桜井のように壁に叩きつけられる

「おおおっ!!」 「Amazing!!」
「凄ぇぇぇ!!! 」

ラプトルから逃げるため遠くに離れていた男達が坂田と風に賞賛の言葉を言いながら近づいてくる

……


稲葉「やべェ…なんだアレ…無理だろ…」

??「アンタも見たのか!」

稲葉「……?」

レイカやスネ夫を置いて真っ先に逃げた稲葉が突然背後から聞こえた声に少し驚きながらも後ろを向くと3人家族なのか、子供と妻の手を握った父親が話しかけてきて

稲葉「あの恐竜の事か?」

父「そうだ…!」

子「ねぇ、パパ、おっきいワンちゃん」

母「ワンちゃん…?そう言えばさっきから犬みたいな足音が…」

「グルルルル……」

子供が指さす先にはまた、先程玄野達を襲撃したラプトルが稲葉達の後を追ってきており

稲葉「…ッ!!」

一方、玄野達の前にいた恐竜は2匹のブラキオサウルスで親と子供だろうか小さい方のブラキオサウルスが目覚め、のび太はつぶらな瞳をしたブラキオサウルスを見て、昔飼っていた首長竜同士のフタバスズキリュウのピー助を思い出し

のび太(今頃ピー助…何してるのかな…)
と考えていると

のび太「あっ!」

のび太や鈴木の説得により襲いかかってこないからブラキオサウルスを殺すのをやめた玄野が、誤射してしまいブラキオサウルスの顔を吹き飛ばしてしまって

鈴木「玄野くん!!」

玄野「わ…わざとじゃないんだ…!」

ズンッ

頭が吹き飛んだはずのブラキオサウルスがこちらにノロノロ歩いてきて

鈴木「わ…わ…なんで生きてるの…」

ジャイアン「何かヤベぇんじゃ…」

玄野「やっぱり異常だった…!もっかい殺す!!」

「も…もっかい…殺…す」

のび太「ええっ!!?」

玄野「喋った…」

突然喋り出したブラキオサウルスに一同は驚きを隠せず

「え…え…しゃべ…た」

玄野「んだよ…オウム返しか…」

「無礼な…よくも…頭を…吹き飛ばしてくれたな…愚か者…バラバラに…してやる… 」

ドラえもん「のび太くん危ない!!」

ブラキオサウルスは頭のなくなった首を仰け反らせそのままのび太に振り下ろし
ドラえもんが咄嗟にのび太を押しのけたおかげで何とか攻撃を避け

玄野「やべ…やべェ…」

玄野(タエちゃん…俺…やべェかも)

玄野は狂ったように自分の首を振り回すブラキオサウルスを見て 走馬灯のように玄野の彼女、小島多恵の顔を思い出し

自分の首を振り回すブラキオサウルスは今度は何度も地面に首を叩きつける。のび太と鈴木にその攻撃が直撃し二人は高く宙を舞う

ドラえもん「こうなったら…相手ストッパー!」

間一髪攻撃を避けたドラえもんは相手の動きを止める相手ストッパーを使いブラキオサウルスの動きをとめる

玄野「おらぁぁぁッ!!」ギョーンギョーン

玄野はブラキオサウルスの動きが止まっている隙にXガンを放つがブラキオサウルスはまだ生存しており

玄野「くッそ…どうやったら死ぬんだこいつ…」

玄野はXガンの後部に付いている、対象の生物の骨格が表示される画面を覗くと、そこに映ったブラキオサウルスの心臓のような部分を狙い、Xガンを放つとその部分が爆発しブラキオサウルスが今度こそ死亡する

……

稲葉(やべ…ェ…死ぬ…死ぬんだ…俺…)

父「おい、将貴頼む…ここは俺に任せろ」

母「はぁ!?何カッコつけてんの…」

父「いいから行け!!」

二人が逃げたことを確認すると父はラプトルの首に飛びつき

父「うおおおっっ!!! 」

体勢を崩したラプトルは道路に出てしまい父親ごと車に轢かれてしまう。
ラプトルはその衝撃で死亡するが、父親はラプトルがクッションがわりになり一命を取り留める

稲葉(すげェ…この人…1人で…かっけぇ…)

稲葉は逃げることもせずその場にただ呆然と直立しており

ドラえもん「のび太くん!!鈴木さん!!」

ドラえもんは吹き飛ばされたのび太と鈴木の安否を確認するためそばに駆け寄ると

のび太「全然痛くない…ほんとにこのスーツ凄いんだね」

ドラえもん「怪我がなくて良かったよ」

ジャイアン「ったく、どんくさいやつだなぁ」

玄野(今のは…ドラえもん…の助けがあったからだ…1人だったら確実に…死んでた…)

ジャイアン「っしゃ!この調子でもう一体も…」

「グオオオオオオオオオ!!!!」

大きな咆哮にその場にいた全員が後ろを向いた先には先程のブラキオサウルスを超える大きさのTレックスが2体出現し

……
和泉「ちッ…くしょう…!!」

西「すッげぇ…!!しっかり受け止めてろよ…ッ!」ギョーン

和泉達もTレックスとの戦闘を繰り広げており

西「くッそ!ちょっとしか効いてねェ!」

和泉「お…らァ!!」

和泉はトリケラトプスを倒した時のように刀の刃を長く伸ばしTレックスを真っ二つにする

西「ッ…点数取られた…」

和泉「……フン」

和泉(昔の感覚を取り戻してきた…生き残ってるのは俺とコイツくらいだろう…ボスを倒してさっさとやってしまうか)

……

玄野「あんな狭い所で…あれは無理だッ…」

玄野達はTレックスから逃げるために博物館から出ると、Tレックス達も後を追うため外に出てきてしまう

桜井「何だあれ…」

スネ夫「あっ!ジャイアン達だっ!!」

鈴木「あれ何!?」

玄野「おっちゃん!あのバイク運転してくれ!!」

鈴木は玄野が転送される時に持ってきたバイクに跨り、後ろに玄野が乗ったことを確認するとバイクを走らせ

しかしTレックスは玄野達ではなくスネ夫達の方に向かい

「help!!help!!」

坂田「うるせェ!何でも俺たちに頼んな!」

スネ夫「よぅし…僕達でやろう!!」

Tレックスはスネ夫達の目の前まで来ると
レイカの上半身に噛みつき、もう一体はしずかとスネ夫に尻尾を振り回して攻撃する
その攻撃にあたり、何人かの男が死亡してしまい、Tレックスは吹き飛ぶしずかのスネ夫に突進し追撃を加える

しずか「スネ夫さんッ…大丈夫!?」キュゥゥゥンドロッ

スネ夫「しずかちゃんこそ…」ドロッ

しずかとスネ夫のスーツには限界が来てしまい、ドロっとした真っ黒の液体を流す
もう一体のTレックスはなかなかレイカを食べることが出来ず何度も強靭な顎で噛み付き、とうとうレイカのスーツからも真っ黒の液体が流れる

Tレックスがもう一度レイカに噛み付こうとしたその時

玄野「ひょオオオ!!生きてるかァ!!」

バイクに乗った玄野と鈴木がTレックスの足元を走り回り

玄野「喰らえっ…!」ギョーン

玄野はTレックスの顔にXガンを放ち、顔の半分が爆発して

玄野「こッちこいよ!!ぶっ殺してやる!!」

のび太「しずかちゃん、スネ夫、大丈夫!?」

しずか「のび太さん!!」

ドラえもん「のび太くん!ジャイアン!タケコプターつけて!玄野さんの後を追おう!!」

玄野「ひょオオアオ!!!やべェやべェやべェ!!」ギョーンギョーン

鈴木「一見…君は弱い人に見える…でも」

鈴木「君に生きる力を感じるよ!とても強い!!どんな環境でも生き抜くような力!!だから君について行けば生きのびることが出来ると思ッた!」

玄野「……そーかよ…」

玄野はそう言うと照れ隠しにこめかみを人差し指で2~3回掻いた後、気を取り直してXガンを手に持つ

玄野「くッそ…バイクの振動で当たんねェ!!」

鈴木「わァッ!わッわッ」フラフラッ

玄野「危ねェ!!おっちゃん免許持ってんの!?」

鈴木「バイクなんか運転したことないもんッ!」

「グオオオオオオオ!!!」ピカッ

玄野「なんか来るぞ…嘘だろ!」

2体のTレックスは雄叫びをあげると離れていても熱気を感じるほどの大きな火の玉を放つ

ドラえもん「ひらりマント!!えぇい!!」

上空からドラえもんがひらりマントを出し、2つの火の玉を跳ね返すがひらりマントは火の玉の衝撃により破れてしまう

ドラえもん「わわわ…ッ!」

鈴木「あの子達…飛んでる!!あれもスーツを着ると出来るの!?」

玄野「ックソ…!もッかい来るぞ!!」

のび太「何かないの!?」

ジャイアン「早く!!次の玉が来ちまうぞ!」

ドラえもん「しあわせトラ…うわぁあっ!!」

のび太「わァッ!!」

ドラえもんが次のひみつ道具を出そうとした瞬間のび太とドラえもんが火の玉に直撃してしまい

鈴木「わわわ…あの子達死んじゃうよ!!」

玄野(アイツらが戦ッてるあいだに…隙を見て攻撃したいけど…)

のび太「ドラえもん!どうしよ!僕のスーツ壊れちゃった!!」

ドラえもん「ええッ!?じゃあ…復元光線!!」

壊れた物を元通りに治す復元光線を壊れたのび太のスーツに当てるとスーツから出てくる液体は止まり、先程の状態に戻る

のび太「よし…行こう!!」

玄野「うォォッ!!まだ来るぞ!!!おっちゃん!ジグザグに走ってくれ!」

鈴木「分かッた!!」

坂田「なんだアイツら…バイク?」

桜井「あの子達…飛んでる」

スネ夫「行けー!!ジャイアン!!」

しずか「頑張って!のび太さん!」

稲葉「アイツら…どうすんだろうな」

スネ夫「さっきの…どこ行ってたんですか?」

稲葉「…え?あァ…親子があッちで襲われてたから…助けてた」

レイカ「あの人…くろの…だっけな…」



玄野「うらァァァ!!!!」ギョーン

「ッグオアアアアアッ!!」バンッ

玄野「ッしゃぁぁッ!一体殺った!」

のび太「凄い!玄野さん1人で倒しちゃったよ!」

ドラえもん「でもまだもう一体いる…援護しなきゃ」

玄野「また来るぞオオッ!!」

鈴木「避けたら!避けたら人が死んじゃうよ!!」

玄野と鈴木が走る先には、部活帰りなのか一般の学生達が屯っており

玄野「関係ねェ!避けろッッ!!」

放たれた火の玉をバイクを直角に曲がらせ回避するが、鈴木の言った通り先程の学生達に当たってしまい

玄野(15点取らねーと俺が死ぬんだ!!)

Tレックスは止まることをやめず、まだ玄野を殺すためまた火の玉を放ち

玄野「あッ…!!」

また回避に成功するが、火の玉が地面に当たった時に発生した衝撃で玄野はバイクから転げ落ちる。鈴木は玄野が落ちた事に気づいていないのかどこかに走り去ってしまい


レイカ「あッ!!」

しずか「あの人…!!」

桜井「早く!!」

坂田「おーい!起きろ!」

「Stand Up boy!!」 「早く起きないと!!」

のび太「ドラえもん早く早く早く!!玄野さん死んじゃうッて!!」

ドラえもん「あああもう待ってよ!!今探してるから!!」

玄野「う……!?」

幸い玄野に怪我は無く、フラフラと立つとが玄野の目の前にはTレックスが立ち塞がる

玄野「ふーッ…ふーッ」

玄野「俺はッ!!不死身だッ!!負けない! 不死身だ!!!」

玄野「来やがれ!!てめェは俺に勝てねェ!!」

玄野「勝つのは…俺だ!!」ギョーンギョーン

玄野はそう言ってXガンを放つとTレックスもそれに反応し、相手を食い殺そうと頭を前に出し玄野に噛み付く。だが玄野はそれを回避し、Xガンを連射すると数秒後にTレックスの尻尾、口、足が爆発する。するとTレックスは大きな音を立て地に倒れるが最後の力を振り絞り玄野に火の玉を放つ

ドラえもん「熱線銃!のび太くん!これであの火の玉を撃って!!」

のび太「任せ…てッ!」バンッ

のび太が銃を放つと火の玉と相殺し大きな爆発を起こす

ドラえもん「あとは…取り寄せバック!」

遠くのものを手元に取り寄せることができるバックでドラえもんは取り寄せたい物の名前、この場合だと玄野の名前を呼び、取り寄せバックの中に手を入れ玄野をワープさせる

玄野「うおッ…!助かッた…のか?」

最後の抵抗をよけられたTレックスは力尽き、死亡する

坂田「うおおおおッ!!」

「Amazing!」 「Excellent!!」

レイカ「玄野くんッ!!」

坂田達は玄野の所へ行き、玄野に賞賛の言葉を発する。中には玄野にハグをする外国人や、助かったことに涙する者もいて

坂田「アンタ何者?何でその銃の使い方知ってんの?」

玄野「俺は…前からこんなことを繰り返してる…俺の知ってる範囲でよければ…話すよ」

……

坂田「なるほど、あと10分生き延びれば一旦帰れるんだな。んでまた近いうちに呼ばれる…か。ミッション中は帰ろうとするとやっぱり死ぬ…」

のび太「ほかの人たちからは僕達の姿…見えないんだね…」

桜井「そうだ…君たちも何者なの?」

のび太「僕達は普通の小学生だけど…こっちは…」

ドラえもん「信じてもらえないと思うけど……実は…僕は未来の国から来た猫型ロボットなんです。」

ジャイアン「ここにあるポケットからは便利な道具がいっぱい出てくるんだぜ!」

桜井「じゃあさっきの空を飛んでたのも?」

のび太「このタケコプターっていうやつをつければ誰でも飛べるんだ。」

坂田「へー…すげェ奴らだな」

稲葉「あッ」

稲葉が向いた方向には、先程ラプトルと戦っていた家族がこちらに向かってきて

鈴木「玄野くんがリーダーでいいよね?」

のび太「そうだよ!玄野さんがリーダーになって皆を家に返してあげようよ!」


……
和泉「…死んでる…」

西「誰がやったんだ…?どうせ玄野かそこら辺だろ」

和泉「今頃は玄野も死んでるだろ…まぁいい…ラスボスは残ってるみたいだしな」

玄野達が殺したブラキオサウルスの死体を見て、疑問に思う和泉と西を恨めしそうに見つめているのは玄野達がTレックスの襲撃により殺し損ねたもう一体のブラキオサウルスであった。サイズは子供のブラキオサウルスの数倍の大きさであり、頭と顎には刃のように鋭い皮膚が付いている

西「さァて…コイツを殺れば多分俺は100点だな」

和泉「フン…俺が殺る…邪魔するなよ」

……

玄野「とりあえずあと10分…どこかに隠れてるんだ。後は俺とおっちゃん、のび太達でやるから」

レイカ「私も…」

玄野「ダメだ…このスーツはもう使い物にならない」

玄野「このスーツからこんな液体が出たらもう使えない…」

スネ夫「じゃあ僕達のも…」

のび太「ドラえもん!」

ドラえもん「そんな時は…復元光線!」

ドラえもんは先程出した復元光線をしずか、スネ夫、レイカのスーツに浴びせる

玄野「治った…」

坂田「すげえ…チートキャラかよ」

かっぺ星人「キーーーッ!!!キーーーッ!!!」

鈴木「あッ!あれ!」

玄野「よし…アイツを殺せば…」

どこから出てきたのかかっぺ星人が突然現れ、また甲高い音を出すと建物からラプトルが何匹も出現する

玄野「どんだけいんだよコイツ…ッ!」

「どうすんだよッ!」「これッ…助かるわけない…ッ!」

「うわああああっっ!」

ラプトルが三人家族の内の子供に襲いかかり、父親がタックルをするがラプトルは子供を放さず

坂田「おッらッ!!」

桜井「はッ…!」

坂田と桜井はさっき倒した時と同じように右胸を透視し心臓を潰し、子供と父親を助ける

玄野(なんだアイツら…何してるんだ…?)

のび太「凄い!超能力って奴だよね!!」

玄野「そっちの家族は任せたぞ!!」

坂田「!? ああ!分かった!」

玄野「戦えないやつは俺の後ろに来いっ!」

しずか「えいっ!!」ドゴォッ

ジャイアン「おりゃァ!!」バギッ

ドラえもん「空気砲!ドカンッ!」

玄野「っしゃアッ!全員ロックオンした!!一気に殺すぜ!!」ギョーン

玄野はラプトル一体一体をロックオンし、まとめて爆発して殺害する

玄野(やった…1匹1点だと見ても…あと10分生き残れば…)

桜井「あっ!まだアイツが残ってる!」

のび太「アイツさっきまであんなムキムキだったっけ!?」

かっぺ星人はいつの間にか姿を変え手足に筋肉がつきサイズが大きくなっていた

かっぺ星人「おーれのどこがなまっでるがいッでみろッづの!!」

風「スマン…俺にやらせてくれ…」

そう言うと風はかっぺ星人の前に立ち、かっぺ星人の顔面を思いっきり殴る。かっぺ星人がそれに怯んだ隙に何度も技をかけ、とどめにラプトルに食らわせたタックルを浴びせる

桜井「おおッ…倒した…」

かっぺ星人は死んだと思いきや更にでかくなって風に襲いかかる

その瞬間、かっぺ星人の首が吹き飛んだ

西「くッそだッせェ…まさか逃げることになるなんてな…」

突然姿を現した西がかっぺ星人にXガンを食らわしていたのだ

和泉「なんで…玄野達が生きてんだ…?」

和泉「スーツも着ていないのに…」

建物からパンダを連れて逃げるように出てきた和泉は、生き残っているメンバーに驚愕する

のび太「あの人…透明マントでも使ってたのかな…」

玄野「いや…このスーツは姿を消すことも出来る…それよりも…まだ転送されないッてことはまだ敵がいるってことか…」

坂田「警察とかこっち来てんな…まぁこんなに建物がグチャグチャになってたら来るわな」

和泉「おい西…ッ…来るぞ」

和泉が後ろを振り向くとそこからはブラキオサウルスが扉から出てきて

玄野「アイツッ!!」

のび太「もう一体の方だ!!」

ジャイアン「やべぇんじゃねぇのか…?」

ブラキオサウルスは首を仰け反らせそのまま振り下ろすとそこいた警官が、見えない襲撃に遭遇してしまい全滅する

玄野「アイツを殺せば終わる!!行くぞォ!!」

のび太「スネ夫としずかちゃんも行こう!!」

しずか「分かったわ!」

スネ夫「えぇ…」

ジャイアン「ここで逃げたら男じゃないぜ!行くぞスネ夫!」

スネ夫「分かったよ…」

面白いぞ

>>34
ありがとうございます~


「我が子を殺めた者共…この身亡きるまで滅してくれよう 覚悟しよ小さき者共」

稲葉「喋ッた…」

玄野「俺だ!!俺がお前の子を!!殺した!!」

玄野「頭を吹き飛ばしてやった!」

ジャイアン「やべぇっ!」

しずか「来る!!」

ドラえもん「スモールライ…わぁぁっ!!」

玄野の言葉にさらに腹を立てたのかブラキオサウルスは唸りをあげて大きく首を振りかぶったあとドラえもんを首で吹き飛ばす

のび太「ドラえもん!!」

玄野(アイツがあのブラキオサウルスの親なら…心臓は同じ場所にあるはずだ…何とか足元に行って…やってやる…ッ)

玄野「のび太!」

のび太「何!?」

玄野「俺がアイツを殺る…!!お前らでなんとか隙を…作ってくれ!!」

のび太「…分かった!!みんな…行こう!」





鈴木「…ねぇ、君も…一緒に…行ってあげてくれないかな…」

和泉「なんで俺が…?」

鈴木「一緒に助けてあげようよ!」

坂田「なんか知らねぇけど…その刀あれば行けるんじゃねぇの?」

和泉「…ちッ…さっさと行くぞ」

西「まじかよ…俺はパスだぜ」

和泉「玄野のためじゃない…俺があの恐竜を殺したいから行くだけだ」



玄野「なッ…俺に気づいてる…!?」

物陰に隠れて隙を伺っていた玄野が、ブラキオサウルスが首を振り回し始めたことに居場所がバレたのかとドキドキしていると、和泉がブラキオサウルスの攻撃を全部受け止めていた

玄野(…!和泉!!クソッ…今行ってもバレそうだ…)

のび太「あの人…凄い!!」

ドラえもん「よし…スーツも直った!」

ドラえもんはブラキオサウルスの攻撃によりスーツが壊れてしまったが、復元光線を浴びることでスーツをまた直して

ドラえもん「あの恐竜のスキをつくには…ジャイアン!!」

ドラえもん「ホログラ機!!」

ドラえもん「この光を5分間浴びることでマボロシになれるんだ…マボロシになった後、大っきい声で歌って!マボロシになったら相手からは絶対触れないから大丈夫!」

ジャイアン「それは別にいいが…5分間か」

のび太「僕とスネ夫とあの人で5分間稼ぐよ!」

ドラえもん「なら…あいこグローブ!」

ドラえもん「これは相手と同じ強さで戦えるグローブなんだ!のび太くんとスネ夫はそれを付けて!」

スネ夫「よぅし…」

スネ夫とのび太はタケコプターを付けると和泉の元へ向かう

のび太「大丈夫ですか!!」

和泉「ど…いてろ…ッ…邪魔だ…!!」

スネ夫「おりゃッ!」

和泉がブラキオサウルスの攻撃を刀で必死に受け止めている中、スネ夫はあいこグローブをはめて首を思いっきり殴りる

「愚かな者共が…我に拳を…」

のび太「僕達も一緒に戦います!」

和泉「…邪魔になるなよ」

玄野(時間を稼いでくれてるのか…今の内に足元のとこに早く行かねェとな…)

のび太とスネ夫がブラキオサウルスの攻撃を避け、ブラキオサウルスの頭が壁に突き刺さった隙に和泉が刀を使い首を切り落とす

スネ夫「やった!!」

のび太「まだ…こいつの子供は頭を飛ばしても死ななかったから…多分生きてる…」

のび太の予想は当たり、ブラキオサウルスは首を振り回し今度は和泉を狙おうとした瞬間

ジャイアン「お゛お゛お゛れ゛は゛ジ゛ャ゛イ゛ア゛ン゛!!!!」ボエー

いつの間にか5分間経っていて、ジャイアンがブラキオサウルスの頭上で歌い始める
ブラキオサウルスは激しい騒音に腹を立てジャイアンに向かって首を振り下ろすがホログラ機のおかげで攻撃が当たらず

玄野「着いた…!!」

のび太達が戦っているあいだになんとかブラキオサウルスの腹部に到着し、Xガンの後部の画面を覗き心臓の部分を狙うと

玄野「!!! 」

突然腹部に大量の目玉が出現し、ブラキオサウルスに位置がバレてしまい踏み潰そうとブラキオサウルスは足をバタバタ足踏みさせる

玄野(くっそ…詰んだ…タエちゃん…)

足踏みの衝撃により転んでしまった玄野が踏み潰されそうになった瞬間、しずかとドラえもんと鈴木の3人がブラキオサウルスの尻尾を綱引きでもするかのように引くと
3人の引きの強さにブラキオサウルスの前足が上がり、腹部が隙だらけになる

玄野(アイツら…)

玄野「ハァ…ハァ…」

玄野は改めてブラキオサウルスの心臓に狙いを定め

のび太「行けえええええ!!!」

玄野「あああああああ!!! 」ギョーンギョーンギョーンギョーン

玄野は叫びながら何度もXガンを連射し、何度もブラキオサウルスの腹部が爆発した後ブラキオサウルスが大きな物音を立てて倒れる

和泉「玄野…」

のび太「やったーー!!!」

玄野はブラキオサウルスが倒れた瞬間、鈴木の元に駆け寄り

鈴木「やったの?」

玄野「うん…」

のび太「玄野さーん!!」

玄野「のび太……おれが生き残れたのは…お前達のおかげだ」

ドラえもん「いえいえそんな~ 」

玄野は鈴木やのび太達とハイタッチを交わし、坂田達の所へ向かう

レイカ「玄野くんっ!」

レイカ「凄い…ホントに…凄いと思う…!!」

玄野「ありがと…う」

坂田「すげぇなアンタら…ありがとよ」

玄野「おう…」

桜井「最後の凄かったッすよ!」

ジャイアン「サンキュー!!」

鈴木「あッ!あの人、助けてくれたんだよ!!」

玄野「和泉…」

和泉「…フン」

西「ハハッ…お疲れ~」

坂田「おッ」

桜井「あッ!あの部屋だ!」

玄野 (帰れる…タエちゃん…)

転送が始まり、桜井に続いて坂田や稲葉、風、レイカ、パンダ、西も転送される

玄野「あ…俺も転送来た」

のび太「じゃあ、あの部屋で!」

……

黒服A「相撲が一番強いな…」

黒服B「ふざけるな、裸のデブに何が出来るんだ」

黒服A「おいおい、力士をただのデブだと思ってるのか?全身筋肉の鎧なんだぜ」

黒服B「ボクシングだな。あいつには誰も勝てねぇよ」

黒服A「あんなストリートファイトに横綱が負けるわけねぇだろ」

そんな会話をしてエレベーターから降りてきたのは黒服の4人組だった

黒服C(以後氷川)「ジークンドーだろ」

黒服A「…確かに…ブルース・リーはつええな」

黒服A「おッ、いたいたァ」

黒服達が向かう先には転送中の玄野たちの姿があり

氷川「よし…」

黒服B「待て、コンタクト忘れたぜ…」

氷川「早くしろよ」

……

玄野「なんだあいつら…」

玄野はそう言い残し、転送されてしまう

のび太「…え?」

黒服A「おいおい消えてくぜ」

氷川「さっさと片付けるぞ」

黒服達は腕から銃を具現化させそのままのび太たちに向かって発砲する

「Ouch!!」 「キャあああっ!!」
「うッ!!」「ぎゃああ!」

のび太や鈴木はスーツを着ているおかげで銃弾をガードできるがスーツを着ていない外国人や親子、他の男達が銃撃にあい死亡してしまう

のび太「何あれ…ッ!」

しずか「みんなが…!」

ドラえもん「何かないか何かないか…!」

ドラえもん「あっ!!」

ドラえもんやしずか、スネ夫も続けて転送が始まり

ドラえもん「のび太くん!名刀電光丸を渡すから…!生き延びて…」

ドラえもんはそう言ってのび太に刀を渡し転送される

ジャイアン「おいおい!俺たちだけになっちまったぜ!」

和泉「…」

のび太「よくも…皆を…」

のび太がドラえもんから渡された刀を手にした瞬間、黒服の1人が鈴木の背後に回りスーツの首部分にあるレンズ型の部品を破壊すると鈴木のスーツの機能が失ってしまう

黒服A「まずは1人目~」

無防備になった鈴木に銃口を向け発砲しようとトリガーに指をかけたその時

黒服A「危ねっ!!」

和泉が刀を伸ばし振り下ろすと黒服はそれを容易く回避する

氷川「お前の顔…見たことあんな…まぁいいか…どうでも」

氷川は銃を具現化させた時のように日本刀を手のひらから出現させて和泉に飛びかかる

のび太「危ない!!」

のび太は名刀電光丸を使い氷川の刀を受け止め、氷川の腹部を狙って電光丸を振りかざすが、氷川はそれを察して高く跳躍し攻撃を避けてのび太が氷川を視界に捉える前にスーツのレンズ部分を切り裂く

のび太「わぁぁっ…!!」

ジャイアン「のび太ああああっ!」

和泉はいつの間にか転送されており姿は無く、のび太の危機を察してジャイアンが加勢に入るがジャイアンの前には、先程の黒服達の格闘技の強さ議論には不参加だった無口の男がアサルトライフルをジャイアンに放つ

鈴木「私も玄野くんのように…諦めない!」

のび太「…僕だって!!」

のび太と鈴木で氷川に立ち向かうが鈴木ら右肩から左脇を一直線に切り裂かれる。
それに怯まずのび太は氷川と互角の戦いをするがふとジャイアンの方に目をやった途端、ふいをつかれ名刀電光丸を破壊される

のび太「名刀電光丸が…っ! 」

今日はここまでですー

>>41
GANTZ好きだから頑張って欲しい

>>40
鈴木「ら」じゃなくて鈴木「は」です…
>>42
ありがとうございます!


のび太「あ…あぁ」

氷川はのび太の首元目掛けて刀を横に振ると、タイミング良く転送が来る

黒服A「あッ、コイツに捕まればゴキブリ共の巣行けんじゃね?」

黒服はそう言って転送されるのび太に掴まろうと肩に手を置くが、ジャイアンが背後からタックルし黒服を飛ばす

黒服B「何やってんだよ…お前のせいで全員消えちまったじゃねぇか」

氷川「写真は?」

黒服A「あ、撮んの忘れた」

氷川「……」


………
西「もういいだろ!ガンツ!採点始めろ!」

玄野「まだだ!まだのび太達が…!」

しずか「のび太さん…タケシさん…」

のび太「わあああっっ!!」

ドラえもん「のび太くん!!」

のび太「あれ… 僕助かった?」

鈴木「玄野くん…私は生きてんの?」

ジャイアン「何とか生きてたぜ…」

玄野「おっちゃん…のび太…ジャイアン……」

ドラえもん「皆生きててよかったよ…」

鈴木「あれ、玄野くん…僕達のために泣いてくれてるの?」

のび太「ありがとう…玄野さん」

ジャイアン「感謝するぜ心の友!」

のび太「他の人は…外国の人とか…」

玄野「…なんなんだよあの黒服達…」

ちーーーん

坂田「なんか始まったぜ」

突然ガンツと呼ばれる黒い玉からタイマーがなったような音が鳴り

「それぢわ ちいてんをはじめる」

のび太「ちいてん?」

玄野「あ…採点」

「アホの、、、 9てん」

坂田「アホの…あッ俺か!?」

ガンツには坂田のような似顔絵が浮かび上がり、8てんと表示される

坂田「9てんって言われてもな…」

玄野「100点とったら…何かあるらしい」

西「…」ニヤニヤ

「くろののファン1号 0てん くろのにみとれすぎ」

桜井「この絵って…」

レイカ「えーッ!!嘘!!嘘だから!! 」

玄野「え…まじ?」

レイカ「これッ!うそだからッ!!」

「いなかっぺ大将 3てん チェリー3てん
ハゲ 5てん ホイホイ 0てん やる気は感じるのだが和泉になつきすぎ」

風、桜井、鈴木に続いて和泉に付きまとっていたパンダも採点され

「稲葉 0てん 逃げすぎ」

稲葉「逃げすぎ…」

「和泉くん 16てん」

のび太「16てん!?凄い!!」

和泉(当たり前だ…お前らと一緒にするな…)

「西くん 10てん TOTAL 98てん」

西「ちッ」

玄野「西はあと2点か…」

「くろの 58てん」

鈴木「おーーー!!」

のび太「さすが玄野さん!!」

和泉(馬鹿な…スーツを着ていない玄野が何故…)

「0てん 1てん」

のび太「0てんか1てんか紛らわしいよ!」

「オンチゴリラ 2てん」

ジャイアン「また言いやがったなコイツ!!」

スネ夫「まぁまぁ」

「マザコン 3てん」

スネ夫「僕ちゃんがマザコン!!?」

スネ夫(合ってるけど…)

「焼き芋 5てん」

しずか「な…なんで私が焼き芋なのかしら…」

のび太「そういえばしずかちゃん焼き芋好きだもんね」

しずか「べ…別に好きじゃないわよ…」

「あおだぬき 1てん チートすぎ」

ドラえもん「僕はたぬきじゃなああい!」

玄野「採点が終わった。もうドアが開くから帰れるはずだ…でも暫くしたらまた呼ばれる。あと…ここの事は他の人には話さない方がいいらしい」

玄野「できるだけミッションのない間もみんなで集まって次のミッションも生き残るんだ 」

のび太「やっぱり次もあるんだ…」

ジャイアン「俺がいれば問題ねぇぜ!」

和泉(フン…玄野…次こそお前を超えるぞ…)

……

ドラえもん「どこでもドア!!」

ドラえもん「これでみんなの家まで送ります。行き先をいってドアを開ければそこに着くから」

玄野「た…タエちゃんのいる所!」ガチャ

玄野「タエちゃん…」

タエ「計ちゃん…!」

レイカ「……」

ドラえもん「さ、次は?」

~数分後~

ドラえもん「よし!あとは僕達だけだ。あ、和泉さんは?」

和泉「…俺はいい」

ドラえもん「じゃ…僕達も帰ろっか」

のび太「またね和泉さん!」

和泉「………」

のび太「僕の家!」ガチャ

のび太「わぁぁ…数時間ぶりなのに懐かしく感じるよ…」

ドラえもん「僕も…」

次の日

のび太「わあああ!寝坊した!!」

ドラえもん「何回も起こしたのに…」

のび太は慌てて私服に着替え学校に向かうと案の定遅刻になり

先生「野比!!また遅刻か!!廊下に立ってなさい!!」

のび太「はぁい…」

……

先生「玄野!!ボーッとしてんな!」

玄野「痛て…」

先生「俺はこーゆーやつを昼行灯と呼んでいる。昼に光を灯しても全く役に立たないって意味だ」

「アハハ、玄野にぴったりだ」

「おい昼行灯!!動けよー!」

「昼行灯~」 「あれが昼行灯…?」「クスクス」

玄野の担任が余計なあだ名をつけたせいで、玄野はその日から毎日昼行灯と呼ばれ

玄野「俺だッてなぁ…スーツさえあれば…」

玄野は小声でブツブツそう呟く

……
【放課後】

のび太「やっぱり昨日のあれ…夢じゃないんだね」

しずか「ええ…昨日の光景が頭から離れなくてあまり寝れなかったわ」

スネ夫「この先もこんなのあるのかな…」

ドラえもん「そうだ…のび太くんにスペアポケットを渡しておくよ」

のび太「ありがとう!これさえあれば百人力だね!」

しずか 「ねえ…今から玄野さんの所へ行ってみない…?」

のび太「いいけど…どうやって?」

ドラえもん「いいね!こんな時のためのどこでもドアだよ!」

……

ピンポーン

玄野「…はぁい」

レイカ「あ、玄野くん」

坂田「リーダー!」

玄野「お前ら…どーやってここに…」

鈴木「ドラえもんくんの道具を使ってみんなで集まったんだよ」

のび太「和泉さんと…あの98点の人とイナバって人はこなかったけどね」

のび太「みんなであのスーツ持ってきたんだ」

桜井「使い方を教えてもらおうと思って」

玄野「わかッた…じゃあ人目の少ない場所に移動しよう」

ドラえもん「こんな時は…入り込み鏡!!」

ドラえもん「この鏡の中に入ると、左右あべこべだけど生物は誰もいない世界に行けるんだ!」

坂田「…ちゃんと帰れんのか?」

……
黒服A「なぁ、ゴキブリ共の顔覚えてるか?」

黒服C「メガネのガキとハゲのジジイとロン毛の男…」

氷川「メガネのガキとつるんでたでっかいガキもいたな」

女黒服(以後きるびる)「写真を撮り忘れたのは惜しかったわね」

黒服A「フン…新入りが偉そうに」

……
【数日後】

玄野「違うんだタエちゃん…!!」

タエ「やっぱり…レイカと……」ダッ

玄野「待ッ……」

先日玄野は、夜中にレイカとデートをしてしまい、その様子を週刊誌に撮影され玄野とレイカは付き合っているという報道が全国に広まってしまい

玄野「タエちゃん……」

……
【その夜】

玄野(くっそ…こんなので終わりなのか…?タエちゃん…タエちゃん…!)

ゾクッッ

玄野「…来た」

玄野は転送される際に起こる寒気を感じスーツを着て準備をするとあの部屋に転送される

のび太「…あ…玄野さん」

和泉(玄野…)

ドラえもん「やっぱりまだあるんだね…」

ジャイアン「安心しろ…俺がついてる」

あの部屋にはすでに風や稲葉、西、和泉、坂田などのメンバーがスーツを着て準備をしており

玄野(新しく来た奴らは…あいつらか…)

次に転送されてきたのはガラの悪い5人の男と転送された途端別の部屋に移動した裸の女である

玄野「スーツを着ていないヤツら…生き残りたかったらスーツを着て俺らの真似をしてくれ」

西「あッ…!言いやがった…」

男1「なんだこいつら…」

男2「天国じゃねーの?」

「あーたーらしーいーあーさがーきたーきーぼーうのーあーさーだーよーろーこーびにむねをひーーらけ」

ラジオ体操の歌が流れ終わると前回と同じように文字と画像が浮かび上がり

「てめぇ達は今からこの方をヤっつけに行ってくだちい ゆびわ星人 特徴つよい でかい 好きな物うま」

……

男3「ふーん…このスーツでスーパーマンばりのパワーをねぇ…」

のび太「あ…!転送!」

黒い球からゆびわ星人の情報が消えるとタイマーが表示され転送が始まる

玄野「外に出ても帰るな…!初心者は俺らについて来い!」

西「チッ…もうリーダー気取りかよ…」

稲葉「……」

……

のび太「うわぁぁッ!デカい!!」

玄野「撃て撃て撃て撃て!!」ギョーンギョーン

坂田「やべぇな…」

スネ夫「あいつら…僕達と関係ない一般人を殺してる…」

ゆびわ星人は合計で9体おり、仕事終わりのサラリーマンや酔っ払い達を大きな斧で殺し回っている

ドラえもん「こうなったら…スモールライト!!」

ドラえもんはスモールライトで近くにいたゆびわ星人2体を小さくしそのまま踏み潰す

男2「あのタヌキすげぇぞ!!」

男1「あの男もやべェぞ!」

男が指を指した先には風が素手で斧を受け止め奪い取り、ゆびわ星人を殺す

男3「おぁッ!!」

稲葉「ぁあっ!!」

スネ夫「うわっっ!!」

背後に突然現れたゆびわ星人の攻撃に直撃しスネ夫達は吹き飛ばされる

スネ夫「わわ…っ!1発でスーツがぁ…!」

ジャイアン「スネ夫!!」

稲葉(やばいやばいやばい…死にたくない…)

西「くッそ…俺のキルだぞ」

和泉「殺したモン勝ちだ」

玄野「あと2体で終わりだ!!」

のび太「よし…!!」ギョーン

のび太の狙いは見事命中し一撃でゆびわ星人を仕留める

しずか「のび太さん素敵だわ!!」

坂田「あと1体だ!!」

玄野「……タエちゃん」

玄野は突然動きを止め、玄野の目の前を通る彼女の名前を呟く

玄野「何でこんなところに…」

タエは絵を書く際に必要な資料を撮るため出かけており運悪くその場に居合わせてしまった

坂田「玄野!!後ろだ!!」

玄野「あッ…タエちゃん!!」

ラスト1匹のゆびわ星人はタエを狙って斧を振り下ろす

玄野はタエを庇い直撃を受ける

玄野「スーツが……それよりも…タエちゃん…」

タエ「…??誰かいる…」

タエは何が起こったのかわからずキョトンとしながら、目の前にいる何かをぴとぴと触っている

玄野「良かった…無事だった……」

レイカ「く…玄野くん!2発目!!」

玄野「……俺は…帰るぞ……うおおおおおお!!!!」

玄野はゆびわ星人の攻撃を避けゆびわ星人の頭にXショットガンを何度も打ち込むと、ゆびわ星人は何度か痙攣したあと地に倒れる

ドラえもん「倒した…!」

のび太「誰も死んでない…!」

男1「おい!上田が死んだぞ!」

玄野「上田…?エリアから出たのか?」

男1「いや…機械いじって消えたり出たりしたら頭がパーンって」

玄野「誰かに見つかったのか…?」

のび太「あ…転送…」

玄野「周りに黒服いないか確認しろ!」

タエ(気配が消えた……なんだったんだろ…今のって…もしかして…ケイちゃん…?)

タエは疑問を持ちつつカメラを片手に家に帰るため歩き始める

レイカ「……」

玄野「みんな生き残った…!初めてだ…」

玄野「今回もお前らのおかげだ…」

坂田「いやいや…リーダーのおかげだろ」

男1「ざけんな!上田が死んだんだぞ!」

チーン

「それでは ちいてんをはじめる」

「アホの、、、10てん total19てん」

「ハゲ 0てん いたの? total5てん」

「くろののファン 0てん 失恋しすぎ total0てん」

「風 10てん 和泉くん 10てん チェリー 0てん」

「くろの 20てん 」

ドラえもん「おおおーー!」

坂田「さすがリーダーだぜ」

和泉(また…また負けた…!)

………

スネ夫「0てんかぁ…」

ドラえもん「僕は20点」

のび太「10点!!やったー!」

ジャイアン「のび太のくせに…」

男1「俺ら全員0点じゃねぇか」

男2「だっせーー」

「西くん 10てん total108てん」

西「いよいよ来たぜ…」

玄野「100点…」

のび太「100点…」

すると黒い球は点数画面が消え、別の画面が表示される

「100てんめにゅ~」

「1、記憶を消して解放される」

「2、新しい武器をもらう」

「3、メモリーの中から1人を再生する」

玄野「再生…!?」

のび太「再生…って…生き返らせれるってこと?」

玄野(再生…俺の彼女…岸本…加藤…北条…全員…100点を取れば…生き返る…!)

西「2番…強い武器だ。今すぐに用意しろ」

西が2番を選択するとバイクや刀が置いてある部屋から物音がし、西はそこから大きなH型のXガンを持ってくる

和泉「それが武器か…」

西「…」ニヤニヤ

玄野「じゃ…じゃあ扉がもう開くから自由に帰れる…」

のび太「…あれ?ドアがあかない…」

ジャイアン「貸せっ!」ガチャガチャ

スネ夫「開かない…」

玄野「ドラえもん…あのピンクのドアは?」

ドラえもん「そうか!どこでもドア!!」

のび太「僕の部屋へ!……!?」

ドラえもん「どこでもドアも通じない…」

男1「おい!どうなってんだ!?」

西「………来るぜ」

「あーたーらしーいーあーさがーきたー」

和泉「何…?」

男2「は?どうなってんだ?」

「きーぼーうのーあーさーだーよーろーこーびにむねをひーーらけおーおーぞーらあーおーげーーー」

玄野「…!!?」

のび太「今終わったばかりなのに…」

「そーれ1.2.3」

黒い球が歌い終わるといつもの「てめぇたちの…」は表示されず、星人の画像が表示される

玄野「……!?」

「小島多恵 特徴 小さい よわい 好きなこと マンガ 口癖 ケイちゃん」

スネ夫「女の子…?」

和泉「小島……」

玄野「タエちゃん…?」

レイカ「玄野く…」

玄野「GANTZ!!!!!俺を先に!!!転送しろッ!!!早くしろGANTZ!!」

スネ夫「ガンツ…?」

しずか「多分…あの球の名前ね…」

男1「おいコラ!抜け駆けかよ!!」

ガンツ、と呼ばれる黒い球は玄野の要望通り玄野を先に転送させる

玄野「俺んち……タエちゃん…タエちゃん!!」

玄野はスーツが見えないようスーツの上から上着を着るとすぐさま多恵の家に向かう

玄野「タエちゃん!!タエちゃん!!」

タエ「…ケイちゃん?」

玄野はタエが扉を開いた途端家に入り、会えた嬉しさのあまり玄関でハグをする

……

のび太「あれ…玄野さん家…?」

和泉「今回のターゲットは…玄野の彼女だ」

西「…!」

坂田「人間…なのか?」

和泉「小島を殺そうとすると必ず玄野が邪魔をする……油断するとやられるぞ」

男1「いーじゃん…」

和泉「玄野は敵だ!!先に玄野を殺れ!!」

……

玄野「もうこんな近くに…」

和泉「ここだな…」

玄野「2階に上がろ……っ!!?」

玄野はタエを避難させようとした瞬間和泉が刀で扉を壊し、 玄野の首元めがけて振り下ろす

玄野「ッぶね…!!早く2階に!!」

玄野は2階に上がると窓から外に出る

稲葉「…あッ!」

鈴木「く…玄野くん!逃げて!」

和泉「アイツを逃がすな!!」

のび太「ね…ねぇ和泉さん…今回は逃がしてあげようよ…」

桜井「だって…人間だし…女の子を殺すのなんて…」

ドラえもん「……」

のび太「お…おかしいよ!人間同士が戦うなんて!」

男1「それが嫌ならあの女1人殺せばすむ話だろ?」

稲葉「俺はこっち側につく…」

鈴木「稲葉くん…」

稲葉「俺はアイツをリーダーだとは思ってない」

和泉「ともかくこれ以上邪魔するならお前らも殺す」

坂田「やめとけ…圧倒的にそっちが不利だ」

和泉「何だと…?お前らなんか楽勝だ…」

そう言うと和泉は坂田に突然襲いかかる

男2「コイツら敵だ!殺しちまえ!」

西「フフッ……」バチバチ

ドラえもん「あっ!あの人消えちゃった…!」

のび太「僕達はあの人を追いかけよう!!」

………

西「チッ…邪魔だな…お前ら」

のび太「ハァ…ハァ…」

ジャイアン「やっと追いついたぜ…」

西「最後の忠告だ。どけ」

西は先ほど手に入れたばかりの武器をドラえもん達に向ける


のび太「…」カチャ

のび太も同じように西にショットガンを向ける

ドラえもん「のび太くん……!!」

すると西はまた姿を消し、その場からいなくなる




ように思えたが


西「後ろだ…!」ギョーンギョーンギョーン

ジャイアン「なっ!!」

スネ夫「あ…ああ…マm」

西「…ロックオンした場所に円形に上から圧力で潰す…か……」

スネ夫は跡形もなく消え、周りにスネ夫の血が散らばる

ジャイアン「スネ夫おおおおお!!」

ジャイアンは迷わず西に殴り掛かるが今度は隠し持っていたXガンでジャイアンを撃ちスーツを破壊する

西「もうスーツは使えねーなぁ?どうする?」

西「もう動きもできねーか……じゃあ4人まとめて……」

西はまた姿を消す…いや、消える前にのび太が姿を消して西の背後に回っていた

のび太は西にショットガンを放ちスーツを壊したあと両足を爆発される

西「ァ…うおああああッッ!!」

西「や…りやがッた……ちくしょおおおおッ…いてぇぇぇぇッッッッ!!」

しずか「のび太さん…」

西「ま…待て…!今俺が殺したやつ…次俺が100点とった時に生き返らせてやる…絶対だ…」

西「もう100点を取れるのは俺しかいない…玄野は多分このミッションで和泉に殺されるだろうしな…」

ドラえもん「こいつ…嫌な奴だけど…殺すのは…」

ジャイアン「でもこいつはスネ夫を…」

ドラえもん「お医者さんカバン!」

ドラえもん「これで応急手当を…」

のび太「ドラえもん!!」

西はドラえもんが近づいてきたスキにH型の武器を手に持ち放つ。
が、のび太はドラえもんに前に渡されたスペアポケットからひらりマントを取り出し衝撃を西に跳ね返す

西「…なッ…効いてねー!?」

のび太「スネ夫の仇だ…!」

西はかっぺ星人の時にTレックスの炎の玉を跳ね返したのと同じマントだと気づく

西(あのマント…たしか攻撃を跳ね返してた…まさか…まさか…)

西「うッそだろ!!やめろ!!死にたくな……」

西は跳ね返った衝撃に潰されスネ夫と同じように死亡する

のび太「…わ…わぁぁっ!僕が…人を殺した…」

のび太はふと我に返り変わり果てた西の姿を見て慌てふためく

ジャイアン「俺が100点とってスネ夫を生き返らせる…」

ジャイアン「絶対にだ!」

のび太「ジャイアン……」

しずか「玄野さん達のところに行ってみましょう…!」

……
和泉「…ハァ…ハァ」

坂田「ふーッ…ふーッ…」

和泉「殺すのは嫌だ何て言っておいて…コイツら殺したじゃねぇか…」

坂田は男達を超能力で頭の爆弾を起動させ爆破させていた

和泉(ちッ…こっちは俺と稲葉とかいう奴だけ…)

和泉(あっちはジジイともう1人の超能力のやつは倒したが…)

桜井と鈴木は和泉に不意を突かれ腹を貫かれて瀕死の状態にある

坂田「...なぁあんた...もういいだろ...もうやめようぜ」

レイカ「こんな戦い...意味が無い...」

和泉「これ以上...犠牲を出したくないんなら...俺の邪魔をするな...」

坂田「...だそうだ。どうする?」

稲葉「おいッ、あそこに玄野達がいたぞ!」

稲葉が指を指した方向にはタエを抱えた玄野が屋根の上を走っていた。それを確認した和泉はすぐさま玄野の方に向かう

坂田「あいつら...!」

ドラえもん「...坂田さん!」

和泉がいなくなると今度はドラえもん達が降りてくる

のび太「桜井さん...鈴木さん...!」

のび太「しずかちゃんとレイカさんはその2人の止血を...!」

ジャイアン「あの兄ちゃんを止めに行くぞ!」


......

和泉「玄野...小島をこっちによこせ」

玄野「ぜってー嫌だ...殺させない」

ドラえもん「和泉さん...考え直してよ...」

玄野「お前ら...あのトンガリ頭...はどうした?」

ジャイアン「スネ夫は...」

和泉「フッ...ハハッ...西に殺されたのか...?」

のび太「......」

和泉「図星か...お前らもこいつを殺せば...点数が貰えて早めに仲間を生き返らせることが出来るが...どうするんだ?」

のび太「いやだ...絶対に...」

和泉「星人は殺すくせに人間は殺さない...か。じゃあ西はどうしたんだ?メガネのやつが持ってる武器...西のだろ?」

のび太「それは...」

和泉「多分西はお前らの仲間を殺してその仇討ちで青ダヌキの道具で西を殺した...違うか?」

和泉「西は殺せてコイツは殺せないんだな...」

のび太「ぁあああ...っ...ハァ...ハァ...」

ドラえもん「落ち着いてのび太くん...アイツの策に乗っちゃダメだよ...」

和泉(今だ...!)

玄野達がのび太に気を取られている隙に和泉は腰に装着していたXガンを玄野の足元に放つと玄野とタエは足場を無くし屋根から落ちる

和泉「ふッ!」

ドラえもん「ああ!!」

スーツを着ていないタエには屋根から落下した衝撃は凄まじく痛みに蹲っていると和泉が屋根から飛び降り、タエの胸に刀を突き刺してしまい

玄野「あああああ!!タエちゃん!!!嫌だあぁぁぁぁ!!」

タエの目は輝きをなくし部屋着は真っ赤に染まり誰の目から見てもタエは死亡していた

和泉「...転送か」

玄野「うああああああああ!!!」


......

「和泉くん 30てん total 56てん」
「玄野くん0てん あおだぬき0てん」

桜井「生きてる...けど何か複雑...だな」

鈴木「ごめん...玄野くん...力になれなくて...」

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2018年09月26日 (水) 07:05:46   ID: sEXr5LyW

ドラえもん のび太の こわたれたわわ

2 :  SS好きの774さん   2018年09月26日 (水) 07:08:44   ID: sEXr5LyW

【ドラえもんのび太の こわたれたわわ】 (59)

3 :  SS好きの774さん   2018年09月26日 (水) 07:27:53   ID: sEXr5LyW

【ドラえもんのび太の こわたれたわわ】

4 :  SS好きの774さん   2019年01月16日 (水) 07:18:27   ID: jeK7jg_P

ドラえもんのび太とこわい食べ物ヤキイちとモvsこわい食べ物ヤキイちとモ

5 :  SS好きの774さん   2019年06月30日 (日) 18:22:32   ID: mL9YNTvt

「 ドラえもんのび太の こわたれたわわ」

6 :  SS好きの774さん   2019年06月30日 (日) 18:25:00   ID: mL9YNTvt

「ドラえもんのび太の こわたれたわわ」

7 :  SS好きの774さん   2019年06月30日 (日) 18:27:19   ID: mL9YNTvt

「大長編ドラえもんのび太の こわたれたわわ」

8 :  SS好きの774さん   2019年07月12日 (金) 06:51:37   ID: qMT6-siF

ドラえもんりようたとえすいかこわわたべ

9 :  SS好きの774さん   2019年09月14日 (土) 19:43:13   ID: WyevMm-o

水城花音と怖い食べ物ヤキイちとモ【ジュエルペット サンシャイン 】 (59)

10 :  SS好きの774さん   2022年05月23日 (月) 15:22:59   ID: S:EC6YwI

【ドラえもんりようたと食べ物ヤキイちとモ】

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