ミヅキ「そろそろアニポケ出演のオファーが来るだろうし準備しておかなきゃ」 (36)

ミヅキ「あのぶりっ子女(アセロラ)にも来たし、私もそろそろだよねー?」

ミヅキ「やっぱヒロイン枠かな~?」ワクワク

ミヅキ「……えーと…服はこれとこれで…帽子はいつものこれっきゃないよね♪」ルンルン

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ポケモンスクール


ワイワイ ガヤガヤ

ククイ「えー、席につけー」

ククイ「今日は転校生がくるぞー」

サトシ「転校生ー?」

マーマネ「楽しみー!」

スイレン「男の子かな?女の子かな?」

マオ「どっちだろうね?」ワクワク

カキ「おいおいお前ら、あんまり騒いだら転校生が入りにくいだろ?」

リーリエ「そうですよ」クスッ

ククイ「ふふふ」

ククイ「さぁ、入ってこい!」

ガラッ

全員「」ワクワク

ミヅキ「え、えと……アローラ」モジモジ

ミヅキ「カントーから引っ越してきたミヅキです、よろしくお願いします///」ペコリ

サトシ「カントー?俺と一緒じゃん!」

ミヅキ「うわっ」

ロトム図鑑「サトシー!ミヅキが驚いてるロト!」

ピカチュウ「ピカピカ」

サトシ「へへへ、悪い悪い」

カキ「まったく、サトシは…」ヤレヤレ

マーマネ「ミヅキちゃん!よろしくね!」

ミヅキ「ぁ、あの……」モジモジ

スイレン「大人しい子なのかな?」

リーリエ「ふふっ、可愛いですね?」

マオ「ねー?」

キャッ キャッ

ククイ「えー、それじゃあミヅキの席はマーマネの……」

ミヅキ「…………………」

ミヅキ「……………」スタスタ

ククイ「お、おいミヅキ?」

ミヅキ「……………」スタスタ

ミヅキ「」ピタ

リーリエ「え…と………?」

サトシ「どうしたんだミヅキのやつ?」

カキ「リーリエの前で立ち止まったな?」

ミヅキ「………………」

リーリエ「あ、あの……どうかし……」

ミヅキ「あーっ!すべったー!」ステン

リーリエ「え?」

ドンッ

リーリエ「きゃっ!」ドサッ

サトシ「お、おい!」

マオ「ちょっとリーリエ!」

スイレン「だ、大丈夫リーリエ?」

リーリエ「うぅ……」

ミヅキ「ご、ごめんねリーリエちゃん!転んだ拍子にリーリエちゃんを突き飛ばしちゃって!」

リーリエ「い、いえ…平気です…ミヅキさんこそ大丈……」

ミヅキ「そっか、良かった」ストン

リーリエ「………え?」

ミヅキ「どうしたのリーリエちゃん?」

リーリエ「い、いえ……その席は私の…」

ミヅキ「あー、気にしないで気にしないで」ニコッ

リーリエ「あ、えと……」

マオ「ちょっと!そこリーリエの席だよ!」

スイレン「どいて」

ミヅキ「あーお構い無く」

カキ「お、おい…ケンカは…」

マーマネ「そ、そうだよ!」アセアセ

サトシ「大丈夫か?リーリエ?」スッ

リーリエ「は、はい……」

ミヅキ「……………」チッ

ククイ「ミヅキ、お前の席は……」

リーリエ「い、いいんです!大丈夫です!」

リーリエ「ミヅキさん、ミヅキさんがそちらの席を気に入ったのならどうぞ」ニコッ

ミヅキ「本当?ありがとうリーリエちゃん!」

マオ「リーリエ……」

ククイ「えーと……じゃあリーリエは…」

リーリエ「私はそちらの席で構いませんよ?」ニコッ

ククイ「ま、まぁリーリエがいいなら…」

ミヅキ「ねえ、サトシくん!サトシって呼んでいい?」

サトシ「え!?い、いいけど……」

ミヅキ「サトシ!サトシって彼女とかいる?」

サトシ「え?い、いないけど…」

ミヅキ「じゃあさー?」


キャッ キャッ

スイレン「………なにあの子…」

マオ「リーリエ、気にしないでね?」

リーリエ「はい、私はもう大丈夫ですから」

放課後

ミヅキ「ごめんねリーリエちゃん?私のワガママで校舎の案内頼んじゃって」

シロン「コーン」

リーリエ「いいんですよ?それに私…嬉しいですし」ニコッ

ミヅキ「…………嬉しい?」

リーリエ「はい!ミヅキさんが私を頼ってくれてとても嬉しいんです!」

ミヅキ「…………………」

リーリエ「実は私も転校生でして……転校初日はとても心細かったんです…でも…」

リーリエ「そんな私に声をかけてくれたお友達がいて……その時はとっても嬉しかったんです!」

ミヅキ「…………………」

リーリエ「ですから、ミヅキさんとも早く仲良くなりた……」

ミヅキ「……………ハンッ」

リーリエ「…………え?」

シロン「コン!?」

ミヅキ「あー、ごめんね?ちょっとおかしくって…」

リーリエ「あ、あの……え?おかしい…?」

ミヅキ「あのさぁリーリエちゃん?朝私がリーリエちゃんを突き飛ばしちゃった時の事覚えてる?」

リーリエ「えと……確かミヅキさんが転んでしまって……」

ミヅキ「……やっぱ世間知らずのお嬢様か…」ハァ

リーリエ「み、ミヅキさん……?」

ミヅキ「………あれさぁ……」

ミヅキ「わざとだよ」

リーリエ「ぇ…………」

シロン「コ………」

リーリエ「あ、あのミヅキさん…その冗談はちょっと笑え……」

ミヅキ「………お前が……」

リーリエ「えと……」

ミヅキ「お前さえいなきゃさぁ…今頃私がアニメポケモンサン&ムーンのヒロインだったわけよ…」ハァ

リーリエ「あ、あの……何を……」

ミヅキ「………いっつもお前ばっかチヤホヤされやがって……私はお前のパシリじゃねーっつーの」ボソッ

リーリエ「………話の内容が見えませんが……」

ミヅキ「………私もみんなとあーいやいやしたかったなぁ……」

リーリエ「………?」

ミヅキ「………ねぇリーリエちゃん?ポケモンバトルしようよ?」

ミヅキ「ヒロインの座を賭けて」

リーリエ「!」

リーリエ「………論理的結論から言いますと……ヒロインの座?という意味はわかりませんが……」

リーリエ「……わかりました、うけます」キッ

シロン「コン!」

ミヅキ「そうこなくっちゃ」ニヤッ



リーリエ「ミヅキさんも早くポケモンを」

シロン「コン!」

ミヅキ「………私…考えたんだよね?」

リーリエ「?」

ミヅキ「"ヒロインに相応しいポケモンは何か"」

リーリエ「…………………」

ミヅキ「やっぱ御三家がいいとは思ったんだけどさ?モクローとニャビーはサトシの手持ちだし……」

ミヅキ「残りのアシマリもソバカスに取られちゃうし……」ハァ

リーリエ「………スイレンの悪口を言わないでください!」

シロン「コン!」

ミヅキ「……で、考えた末に…このコにしました!」ニコッ

ミヅキ「出てきて私のトモダチ!」ポンッ


ボンッ

ミヅキピカチュウ「ピカチュウ♪」

リーリエ「! ピカチュウ!?」

シロン「コン!?」

教室

ミヅキ「ふぅ♪スッキリしたー!」

マオ「あ、もう校舎案内終わったの?」

ミヅキ「うん!」

マオ「あれ?リーリエは?」

ミヅキ「えと……体調悪いって先に帰った!」

マオ「リーリエ……心配だな……」

マオ(それに……今日はミヅキの歓迎会でみんなでアローラサプライズの準備してたのに………)

ミヅキ「あれ?サトシは?」キョロキョロ

マオ「スイレンと一緒に帰ったよ?」

ミヅキ「はぁ?なんでソバカスと?」

マオ「そ、ソバカ……」

ミヅキ「あ!じゃなくてスイレンちゃんと?」アセアセ

マオ「………帰り道が一緒だから?」

海岸

スイレン「えーと…こう、こう!」スイー

サトシ「あっ!今のいいカンジだな!」

ピカチュウ「ピカ!」

アシマリ「アウ!」

スイレン「あのサトシ…Z技の特訓に付き合ってくれてありがとう!」

サトシ「俺の特訓にもなるしさ!気にすんなって!」ニッ

ピカチュウ「ピカー!」

スイレン「………………」

スイレン「あの、サトシ……」

サトシ「ん?」

スイレン「覚えてる?私達が初めて会った時のこと」

サトシ「覚えてるぜ?俺がサメハダーライドで…………それでスイレンが……」

スイレン「……………」

スイレン「ふふっ」クスッ

サトシ「?」

スイレン「サトシが覚えるなんて意外」プッ

サトシ「…………どういう意味だよ……」

スイレン「ごめん」クスッ

スイレン「…………でも、私はきっと忘れない……」

スイレン「…………ずっと……」

サトシ「………スイレン?」

ピカチュウ「ピカー」

アシマリ「アウ」



ミヅキ「……………」コソッ

ミヅキ(気になって様子を見にきてみれば………ソバカスの分際でサトシといい雰囲気つくりやがって……)ギリッ

ミヅキ「そこ(主人公)の隣は私(ヒロイン)の席だろうが!」ボソッ

ミヅキ「………………」

ミヅキ「ギルティ」スクッ

ミヅキ「アローラー!」フリフリ

スイレン「!」

サトシ「ミヅキ?」

ピカチュウ「ピカー?」

ミヅキ「なにしてたのー?」

スイレン「ミヅキには関係ない」ボソッ

サトシ「スイレンと一緒にZ技の練習してたんだ!」

ピカチュウ「ピッカ」

ミヅキ「Z技かぁ?実は私もできるんだよねー?」

スイレン「!」

サトシ「マジ?見せてくれよ!」キラキラ

ミヅキ「いーよ!でもその前に…」ゴソゴソ

サトシ、スイレン「?」

ミヅキ「はい、お金!サトシ!悪いんだけどこれで3人分のジュース買ってきてもらっていい?」

サトシ「ん?いいぜ?」

ピカチュウ「ピッカ」

ミヅキ「ありがと」ニコッ

スイレン「あ、あの!私もサトシと一緒に…」

ミヅキ「ほらほらスイレン!こういうのは男の子の仕事だから!」

スイレン「でも…」

サトシ「スイレン!すぐに戻ってくるから待ってろよ?」

スイレン「……わかった…」

ミヅキ「」ニヤッ



ミヅキ「さてと」スクッ

スイレン「………………」

ミヅキ「あれれ?スイレン?ご機嫌斜めだね?」

スイレン「別に……」

ミヅキ「あんたみたいな女にさぁ?サトシは似合わないよ」ボソッ

スイレン「………………」

ミヅキ「やっぱサトシ(主人公)には私(ヒロイン)じゃなきゃ……」

スイレン「………ミヅキ、何が言いたいの?」イラッ

ミヅキ「…………さて、サトシが帰ってくる前にZ技の練習でもするかな?」

ミヅキピカチュウ「ピカ」

スイレン、アシマリ「!」

サトシ「おーい!ジュース買ってきたぞー!」タッタッタ

ピカチュウ「ピッカー!」タッタッタ

ミヅキ「あ、サトシ!ご苦労様!」ニコッ

サトシ「あれ?スイレンとアシマリは?」キョロキョロ

ピカチュウ「ピッカー」キョロキョロ

ミヅキ「サトシが帰ってくるの遅いとか言って怒って帰っちゃったよ?」

サトシ「えー?」

ピカチュウ「ピッカー?」

ミヅキ「ね、それよりさ?今から私と買い物行かない?」ギュッ

サトシ「えーと…………」

ミヅキ「あーあ、なぁにがスイレンに謝ってくるからゴメン!だよ!つまんないやつー」ブー

ミヅキ「ま、いーや。これからアニポケのヒロインは私だし時間かけてオトすか」

ミヅキ「さて、あの半裸(カキ)とぽっちゃり(マーマネ)は私の取り巻きとして残すからいいとして………」

ミヅキ「問題は緑(マオ)かぁ……」ウーム

アーイソガシ

ミヅキ「!」

アセロラ「あ~!忙しいなぁ!」ダダダ

ミヅキ(げっ……ぶりっ子女……)

アセロラ「ふぁ~?あれ?ミヅキ?」

ミヅキ「………あ、アローラ…アセロラ…」

アセロラ「こんなとこで何してるの?」

ミヅキ「…………別に……」

アセロラ「アセロラちゃんはねー?今とっても忙しくって……」

ミヅキ(聞いてないっての…早く消えろよぶり子)チッ

アセロラ「ふふふ」ニヤッ

ミヅキ「………なに?」

アセロラ「アローラ!古代のプリンセスアセロラちゃんだよ!」ニコッ

ミヅキ「?」

アセロラ「今日のポケもんだいは私が出しま~す♪」

ミヅキ「!?」

アセロラ「今アセロラちゃんは大忙しです!さて、どうしてでしょう?」ビシッ

アセロラ「次の中から選んでね?」ニコッ

赤:アニメ出演が控えてるから
青:アニメ出演が控えてるから
緑:アニメ出演が控えてるから
黄:アニメ出演が控えてるから

アセロラ「ど~れだ?」

アセロラ「あ、答えは番組の最後じゃなくてもいいよ~?」ニヤニヤ

ミヅキ「」ブチッ

アセロラ「では、ゲストのミヅキさん!答えをどうぞ~」ポンポン

ミヅキ「」プルプルプル

ミヅキ(ギルティ………!!!)

ミヅキ(このアンポンタンぶり子がぁ…!!良くて準レギュ程度の癖に、次期、ヒロインの私にナメたクチきいてんじゃねぇよ?)イライライラ

アセロラ「ふぁ~?どうしたのミヅキ~?」

アセロラ「ヒントいる?」ニヤニヤ

ミヅキ「…………………黄…」ボソッ

アセロラ「ファイナルアンサー?」

ミヅキ「ファイナルアンサー(シネ)」ボソッ

アセロラ「ん~~~~………」ウーム

ミヅキ「」イライライラ

アセロラ「正解だよ!おめでと~!答えは"アニメ出演が控えてるから忙しい"でしたぁ~!」パチパチパチ

ミヅキ(ギル……いや、待て………)

ミヅキ「あ、あのさぶり……アセロラ!」

アセロラ「ふぁ?なに?」

ミヅキ「そ、その……アニメ出演おめでとう…」バチパチパチ

アセロラ「ありがと!これから忙しくなるけどがんばリーリエ!なんちって」テヘッ

ミヅキ「アハハハ」

ミヅキ「そ、それで…あのさぁ?」

アセロラ「ふぁ?なぁに?」

ミヅキ「い、いや……私達親友でしょ?」

アセロラ「え?違うよ?」

ミヅキ「」ブチッ

ミヅキ(ま、まだ……まだ抑えて私……)プルプル

ミヅキ「そ、その……私達"アニポケ出演を目指す会"の仲間だったじゃん?」

アセロラ「………………」

ミヅキ「その………でさ?ね?わかるでしょ?」

アセロラ「………………」

ミヅキ「ほ、ほら……私達、かつては同じ志を持った仲間だったわけだし、ここはアセロラから一つアニメ監督さんに……」ニコニコ

アセロラ「…………………」

アセロラ「………………」グー

アセロラ「あっ////」

アセロラ「アセロラちゃん、お腹がハングリー////」テレッ

ミヅキ「ま、マラサダ食べる?」スッ

アセロラ「わーい!ありがとミヅキー」ニコニコ

ミヅキ「」ニコニコ

アセロラ「……最近忙しくて肩が……」コリコリ

ミヅキ「気持ちいい?アセロラ?」モミモミ

アセロラ「ふぁ~気持ちいいよミヅキ~」ホクホク

ミヅキ「ふふふ、良かった♪」

アセロラ「…………さてと」スクッ

ミヅキ(あ、アニメ監督さんのところに行ってくれるんだね?)ワクワク

アセロラ「帰ろ」

ミヅキ「……………」ニコニコ

ミヅキ「………………は?」

アセロラ「?」

ミヅキ「え、あ………か、帰るって?アニメ監督さんは?」

アセロラ「何の話?」

ミヅキ「だ、だって………私肩揉んだし…おやつのマラサダも……」

アセロラ「あ、そうだったね!ありがとミヅキ!」ニコッ

ミヅキ「………いや、そうじゃなくてさ…」

アセロラ「もぅ?何が言いたいのー?」

ミヅキ「わ、私…ここまでやったんだし少しくらい……」

アセロラ「それはミヅキがアセロラちゃんの為にやってくれたんでしょ?」

アセロラ「だいたい、アセロラちゃんアニメ監督さん?の約束なんてしてないし………」

ミヅキ「……………あ?」

アセロラ「あ!アセロラちゃん、もう帰るね!アニメ出演の準備もしなきゃだし!」

アセロラ「アニメ監督さんの件は自分で頑張りなよ!じゃーねー!」フリフリ

ミヅキ「」ブチッ

ミヅキ「ギィィィィルティィィィィ!!!!!」ブチブチブチ

ミヅキ「ざっけんなよ!このアンポンタンぶり子ー!!!」

アセロラ「!」

ミヅキ「出てきて!私のトモダチ!」

ボンッ

ミヅキピカチュウ「ピッカー!」

アセロラ「………………」

ミヅキ「ねぇぶり子ォ?これが何かわかる?」キラン

アセロラ「…………?見たことないZクリスタルだ……」

ミヅキ「これは私がアニメ出演の為に手に入れた秘密兵器"ミヅピカZ"」

アセロラ「ミヅピカZ?」

ミヅキ「………いくよピカチュウ!」ピカー

ミヅキピカチュウ「ピカ」ピカー

アセロラ「!」

ミヅキ「ていっ!」

タッチ

ミヅキピカチュウ「ピッカ!」

タッチ


コツン

ミヅキ「………………」

ポイッ

ミヅキピカチュウ「ビ!!!」ヒョイ

アセロラ(ミヅキの帽子をピカチュウが?)

ミヅキ「いくよ私達の超ゼンリョク…」バリバリバリ

ミヅキピカチュウ「ビー!!」バリバリバリ

ミヅキ「1000万ボルト!!!」

ミヅキピカチュウ「ビーカーヂュー!!!」


アセロラ「…………………」



ピカー!!!

ミヅキ「うぅ……」ボロッ

ミヅキ「………クソッ!アセロラ……!!」ヨロッ

ミヅキ「………許さない……!絶対にユルサナイ……!!」グスッ

「ミヅキ!」

ミヅキ「!」

マオ「ど、どうしたの!?そんなボロボロで!」

アママイコ「アマ!」

ミヅキ「………………」

マオ「早く手当てしなきゃ!アママイコ!」

アママイコ「アマ!」

マオ「ミヅキ!私達に掴まって!」グイッ

アママイコ「アマ!」グイッ

ミヅキ「…………………」

シェードジャングル

マオ「ごめんね?こんな所で……」

ミヅキ「………………」

マオ「でもさ?ここってキズに効くクスリの材料とかいっぱいあるんだよー?」

アママイコ「アマー」

ミヅキ「……………」

マオ「……ねぇミヅキ?そのケガどうしたの?」

マオ「あ…その………言いたくなきゃ言わなくていいけどさ………」

ミヅキ「…………リーリエとスイレン」ボソッ

マオ「……………え?」

ミヅキ「…………リーリエとスイレンにやられたんだよ」

マオ「…………………」

アママイコ「アマー…………」

ミヅキ「ほらっ、リーリエってずっとチヤホヤされてきたお嬢でしょ?だからきっと転校生で人気者だった私が気にくわなかったんだよ」

マオ「…………………」

ミヅキ「それにスイレン!なんかサトシに気があるのか知らないけどさ?私がサトシと仲がいいからって嫉妬して……」

マオ「………………」

ミヅキ「あーあ、嫌だ嫌だ……女の妬みってさ?」

ミヅキ「そんな八つ当たり?みたいなので私をボコボコにするなんて………」

マオ「…………………」

バンッ

ミヅキ「」ビクッ

マオ「…………ごめん、友達の悪口言われたからつい………」

ミヅキ「…………………」

マオ「あのさ、ミヅキ…本当の事言ってくれないかな?」

ミヅキ「…………は?」

マオ「リーリエとスイレンはそんな事しない!私、命を賭けてもいい!」

マオ「二人は友達だから……」

マオ「………私は……二人を信じてるから!」

アママイコ「アマ!」

ミヅキ「…………………」

ミヅキ「……何がトモダチだよ」チッ

マオ「え?」

ミヅキ「ギルティだよオマエ」

ミヅキ「出てきて私のトモダチ!!」

ボンッ

ミヅキピカチュウ「ピッカ!」

マオ「!」

ミヅキ「…………どいつもこいつも…少しアニメに出たからって調子こいてんじゃねーよ…」ブツブツ

マオ「な、何を言ってるの?」

ミヅキ「……そうやって……私を見下してんでしょ?」ブツブツ

マオ「ミヅキ………」

ミヅキ「……………やっちゃって」ボソッ

ミヅキ「ピカチュウ」

ミヅキピカチュウ「ビィ……」バリバリバリ

マオ「………アママイコ!」

アママイコ「アマ!」グッ

シェードジャングル 外


ミヅキ「ハァ…ハァ……」ヨロッ

ミヅキ「アハ……アッハッハッハッハ!!」

ミヅキ「バーカバーカ!お前みたいなヒロインその3がメインヒロインの私に勝てる訳ないじゃん!」

ミヅキ「……ハァ……ハァ……」ヨロッ

ミヅキ「うぅ……身体中がイタイよ…誰かタスケテよ………」グスッ

オーイ

ミヅキ「!」


サトシ「スイレーン!何処にいるんだよー?」タッタッタ

ピカチュウ「ピカー!」タッタッタ


ミヅキ「………サトシ…」パアア

サトシ「スイレ……」

ミヅキ「サトシィ……」ヨロッ

サトシ「み、ミヅキ!?ど、どうしたんだよ!」

ピカチュウ「ピカ………」




サトシ「大丈夫か?とりあえず応急処置はしたけど………」

ミヅキ「………えへへ♪」ピタ

サトシ「ミヅキ?」

ミヅキ「やっぱりサトシは私のヒーローだ♪私がピンチの時は助けてくれる」

サトシ「いや、ヒーローって……」

ミヅキ「ねぇ…サトシ…」ギュッ

サトシ「?」

ミヅキ「もう少し……このままでいていいかな……?」

サトシ「…………えっと……」

サトシ「ん~弱ったなぁ…スイレンも探しに行かなきゃいけないし……」

ミヅキ「………………は?」ピクッ

サトシ「?」

ミヅキ「スイレン?」

サトシ「そ、そうだよ…ほらっ、海岸でさ?スイレンが俺の事怒って帰っちゃったって言うから家まで謝りに行ったんだけど………」

サトシ「スイレン家に帰ってないっみたいで……」

ミヅキ「………………」

ミヅキ「別にどうでもいいじゃんあんなソバカス女」ボソッ

サトシ「………え?」

ピカチュウ「ピ?」

ミヅキ「それよりもさぁ?サトシに頼みたい事があるんだけど……」ゴソゴソ

サトシ「俺に頼みたい事?」

ミヅキ「…………こいつ」ピラッ

サトシ「…………?この女の子がどうかしたのか?」

ピカチュウ「ピ?」

ミヅキ「この女さ?アセロラっていう女なんだけど……愛想ばっか振り撒くブリブリ女でムカつくんだよねぇ」

ミヅキ「だからさ、こいつやっつけてよサトシ!」

サトシ「………は?」

ミヅキ「お願いサトシ!」

ミヅキ「私(ヒロイン)だけの……ヒーロー?」ニコッ

サトシ「……この子とケンカでもしたのか?」

ミヅキ「は?」

サトシ「いや、だってなんかムカつくとか言ってたしさ?だったら俺が出てくよりも自分達で仲直りした方がいいんじゃないか?」

サトシ「なんならポケモンバトルとかで………」

ミヅキ「サトシは……」

サトシ「?」

ミヅキ「サトシは私が困ってるのに助けてくれないの!?」ガッ

サトシ「いっ?」ビクッ

ミヅキ「だってサトシは……!私のヒーローじゃない!」ユサユサ

サトシ「お、落ち着けよミヅキ!」

ピカチュウ「ピーカー!」

ミヅキ「………ハァ…ハァ………」

サトシ「…………俺がヒーローだなんて買いかぶりすぎだよ……」

ミヅキ「……え?」

サトシ「……だってさ、俺はまだポケモンスクールに通ってるだけの一、トレーナーだし…まだポケモンマスターにもなってないし……」

ミヅキ「………………」

>>27
訂正

サトシ「スイレン家に帰ってないっみたいで……」→家に帰ってないみたいで……

ミヅキ「……このキズ…」

サトシ「!」

ミヅキ「そのアセロラって女にやられたんだよ」

サトシ「え?」

ミヅキ「し、しかも…アセロラに私をやれって命令したのはリーリエとスイレンとマオなんだよ!」

サトシ「!?」

ミヅキ「酷いよね?私が人気者でサトシと仲良くしてるからってみんなで私をボコボコにするんだもん!」

ミヅキ「だからさぁ…私の仇をとってよサトシ?アセロラをボコボコに……」

サトシ「…………本当のこと教えてくれよミヅキ?」

ミヅキ「……………ぇ?」

サトシ「俺、アローラに来てまだちょっとだけどさ、リーリエ達はそんな事しないってわかるんだよ」

ミヅキ「………………」

サトシ「リーリエ達となんかあったのか?スイレンの居場所知ってんのか?」

ミヅキ「………………」

サトシ「本当はそのケガどうしたんだ?教えてくれよミヅキ!俺、力になりた…」

ミヅキ「……私の知ってるサトシじゃない」ボソッ

サトシ「え?」

ミヅキ「……私の知ってるサトシは…私の為だけに何でもしてくれるヒーローなんだ…」ブツブツ

ミヅキ「あんな世間知らずのお嬢様や…ソバカスや緑色のカスなんかの為に…」ブツブツ

サトシ「み、ミヅキ?」

ミヅキ「………あー、そうか…なるほど」ポンッ

サトシ「?」

ミヅキ「オマエ、サトシじゃないんだね?」ニコッ

サトシ「は?」

ミヅキ「ニセモノは……」

ミヅキ「ギルティ」

ミヅキ「ピカチュウ!」

ミヅキピカチュウ「ピカ!」

サトシ「! くそっ」

サトシ「ピカチュウ!」

ピカチュウ「ピー!」

ミヅキ「……………」ピカー

サトシ「…………」ピカー

サトシ、ミヅキ「1000万ボルト!!!」



ピカー!!!

ミヅキピカチュウ「」ドサッ

ミヅキ「ま、負け……」

ピカチュウ「……………」

サトシ「……ミヅキ…」スッ

ミヅキ「」ビクッ

ミヅキ「く、くるなニセモノ!」グスッ

サトシ「ニセモノって………」

ミヅキ「うぅぅ……タスケテサトシ…」ガクガク

サトシ「……なぁミヅキ何言って……」

ミヅキ「うぅぅぅ……」ガタガタガタ

ミヅキ「うわァァァァァ!!」

………………………

…………

……

ミヅキの家


チュンチュン

ミヅキ「うわァァァァァ!!」ガバッ

ミヅキ「…………て、ん?」

ミヅキ「………………」ポリポリ

ミヅキ「夢か……」ハァ

ミヅキピカチュウ「」スヤスヤ

ミヅキ「………つーか、なんて夢みてんだ……あれじゃヒロインどころかサイコな悪役じゃん……」

ミヅキ「うぅ……寝汗すごっ…気持ち悪…」ベター

ミヅキ「えーと、確か昨日は……アセロラから電話があってアニメ出演の自慢を延々と聞かされて……」

ミヅキ「それでムカついたからアニメ出演の妄想をしながらファッションショーして……」ポリポリ

ミヅキ「その後日課のサトシくん人形をペロペロしてたらなんだか眠くなってきちゃって……」ウーン

ミヅキ「……そっからサトシくんのポスターにおやすみのキスして寝たんだった!」ポンッ

ミヅキ「………どうせ見るなら私がメインヒロインでサトシくんと結婚する夢みせてよ…なんであんな悪夢を……」ギュッ

ミヅキ「ん?」

サトシくん抱き枕「」ビショッ

ミヅキ「……うわぁ……お気に入りのサトシくん抱き枕が寝汗でビショビショ…」

ミヅキ「……………」

ミヅキ「………シャワーでも浴びてこよ」ハァ

お風呂

シャアアアア

ミヅキ(そういえば今日はアニポケ出演を目指す会の集まりかぁ……)

ミヅキ(アセロラとクチナシさんのアニポケ出演を祝ってパーティーだっけ…)

ミヅキ(ま~たぶり子の自慢が始まるよ……行きたくないなぁ……)

ミヅキ(でもクチナシさんにはお世話になってるし……行かなきゃドリルがうるさいし……)キュッキュ

ミヅキ「…………」ポタポタ

ミヅキ「………そういえば…この間ぺろりん先輩がサトシくんのマル秘画像手に入れたとか言ってたっけ……」フキフキ

ミヅキ「………うん、やっぱり行こう!」グッ

ミヅキピカチュウ「ピーカチュ!」

ミヅキ「はいはい、今準備してますよ」イソイソ

ミヅキ(にしても羨ましいなアセロラ…アニメに出れるのかぁ……)イソイソ

ミヅキ(そろそろ私にもアニメ出演のオファーが来てもいい頃だと思うんだけど………)イソイソ

ミヅキ「…………………」イソイソ

ミヅキピカチュウ「ピー?」

ミヅキ「…………うーん……」

ミヅキ「………やっぱり…………」

ミヅキピカチュウ「?」

ミヅキ「当分アニメには出れなくてもいっか………」




おわり

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