【モバマス】未央「あかねちんの」藍子「乙女会議」茜「チョコ編!」 (12)


茜「というわけで一緒にチョコを作りましょう!」

未央「どういうわけ?」

藍子「チョコですか?」

茜「もうすぐバレンタインとのことなので! せっかくだからチョコを作ろうかと!」

未央「………………」

藍子「………………」

茜「どうしましたか?」

未央「あーちゃん……」

藍子「未央ちゃん……」

茜「?」

藍子「わかりました。一緒にチョコを作りましょうっ」

未央「もちろん! あかねちんの恋が上手くいくように!」

茜「……恋っ!?」

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藍子「茜ちゃんが恋する女の子で、私も嬉しいですっ」

未央「誰に渡すの? 学校の子?」

茜「だ、誰にって! お二人にです!」

藍子「私と未央ちゃんに?」

未央「あれ、私たちあかねちんに告白されてる?」

茜「へっ? ちっ、違いますよ! そういうのではなく、他にもプロデューサーに渡しますよ!!!」

藍子「わぁーっ」

未央「ふむふむ。本命はプロデューサーと」

茜「っ!? あの、これはその、疲れたときには甘いものがいいと話していて!」

藍子「うんっ。茜ちゃんの手作りチョコを食べたら疲れなんて吹き飛んじゃいますよねっ」

未央「そしてチョコに込められた愛に気づいたとき、……二人の物語が始まる。ちゃんちゃん」

藍子「終わってませんか?」

茜「ぅぅぅ~~~///」


未央「さて、あかねちんが悶えちゃったから話を戻そうか」

藍子「チョコ作りですよね? どんなチョコが作りたいとかありますか?」

茜「美味しい食べ物を組み合わせればより美味しいものになると思うんです!」

未央「確かにうどんと天ぷらとか、ハンバーガーもそうだね」

藍子「だったらチョコと組み合わせるならフルーツとかでしょうか!」

茜「そうです! チョコレートは甘くて美味しいですよね! だったら美味しいご飯にも合うはずです!」

未央「えぇー……」

藍子「チョコレートご飯ですか……」

茜「さらにそこにカレーをかけましょう!」

未央「か、カレーならチョコは合うよね。コクが出るってよく言うし」

藍子「でもチョコじゃなくてカレーがメインのような……」

茜「何事も実践あるのみです!」

未央「えっ、これカレー作る感じ?」

藍子「寮のキッチンに呼ばれたのはそのためだったんですね」

茜「張り切って作りますよー!」




未央「わかってたことだけどカレーが完成したね」

茜「隠し味のチョコもバッチリです!」

藍子「バレンタインのチョコが隠し味ってどうなんでしょう?」

茜「さっそく食べてみましょう!」

未央「……普通に美味しい」

藍子「ちょうど良い辛さですね」

茜「これなら作るのも簡単です!」

未央「確かにそうだけどさ」

藍子「チョコの要素が負けちゃってますよ?」

茜「はっ!? もうちょっとチョコを入れた方がいいでしょうか!」

未央「……そうじゃないんだあかねちん」

藍子「バレンタインにカレーを食べたいかって聞かれるとちょっと……」

茜「カレーはいつ食べても美味しいんです!」

未央「そうだけどね? でも、あかねちんさっき言ってたよね、疲れを取るには甘いものだって」

藍子「確かに言ってましたね」

未央「だけどあかねちん、このカレーは甘くて疲れが取れそうかな?」

茜「はっ!?」

藍子「ようやく気づいてくれましたねっ」

未央「うん。バレンタインにカレーを作る方がおかしいんだよ」

茜「甘口のルーにしないといけませんね!!!」

藍子「茜ちゃん……」

未央「意地でもカレーから離れないつもりだ」




茜「というわけで一緒にチョコを作りましょう!」

未央「おかしいな、数時間前にも聞いたぞ」

藍子「そしてなぜか一緒にカレーを作りましたね」

茜「いやー、慌てていたようで恥ずかしいです!」

未央「次は暴れないようにね?」

藍子「もうカレーはお腹いっぱいです」

茜「大丈夫です! さて、どんなチョコにしましょうか!」

藍子「さっき調べたんですけど、ライスチョコなんてどうでしょう?」

未央「世界はチョコにご飯を推奨していた……?」

茜「ライスのチョコ! 良い響きですね!!」

藍子「えっとね、ご飯とチョコじゃなくてポン菓子を使ったチョコみたい」

未央「ポン菓子?」

茜「聞いたことありませんね!」


藍子「たぶん見ればわかると思いますよ。ニンジンみたいな袋に入ったお菓子で」

未央「あっ、それポン菓子って言うんだ!」

茜「???」

藍子「もっとわかりやすいのだと麦チョコかな?」

茜「それならわかりますよ!」

未央「あれもポン菓子だったんだ」

藍子「麦が原料のポン菓子を使ってるから麦チョコみたいです」

茜「ということはライスチョコというのは……!」

未央「お米が原料のポン菓子……!」

藍子「そうらしいです」

茜「でしたら、それにします!」

未央「ようやく作るものが決まったね!」

藍子「良かったぁ」


茜「ライスチョコも麦チョコみたいにすればいいんでしょうか!」

藍子「それでもいいけど、チョコがメインのタイプもあるみたいだよ。市販されてるのだとスティックチョコみたいなのが多いかな?」

未央「チョコバーみたいなやつ?」

藍子「うん。チョコの中に入れて。断面だと白い粒が見える感じで」

茜「なるほど! スティックチョコにすればいいんですね!」

未央「あくまで市販されてるのがそういう形状なだけだから形は好きな風にしていいんじゃない?」

藍子「茜ちゃんの作りたい形でいいと思いますっ」

茜「好きな形でいいと!」

未央「思いきってハート型にしてみるとか!」

茜「はっ、は、は、ハート型!?!?!?」

藍子「バレンタインチョコの定番ですねっ」

未央「友チョコなら形は適当な型を使えばいいと思うんだけどね」

藍子「好きな人へのチョコになるとやっぱり」

茜「そ、そういうのではないとさっきから!」


未央「チョコに愛情を注入することも忘れちゃいけないぞー!」

茜「あい……じょう///」

藍子「プロデューサーさんもきっと喜んでくれますよっ」

茜「そんな、愛情だなんて///」

未央「あのしぶりんだってやったんだよ! あかねちんがやっても問題ない!」

藍子「わぁー、凛ちゃんがですか?」

茜「あわわわっ///」

未央「作り終わってあとは渡すだけってところでね、ぎゅっと愛情を注入したのだよ!」

藍子「結構大胆なんですねー」

茜「そ、それは凛ちゃんだからできることで! 私はそういうのは!」

未央「やる前から及び腰だなんてあかねちんらしくないぞ!」

藍子「まずはチャレンジだよ、茜ちゃんっ」

茜「そ、それは……。ま、まずは作るのが先ですよ! それにポン菓子も買いに行かなくてはいけません!!」

未央「……お、そうだったね。命拾いしたねあかねちん」

藍子「ひとまず材料を買いに行きましょうか」

茜「そうしなければ何も始まりませんからね!」

未央「恋するあかねちんのバレンタイン、成功させるぞー!」

藍子「おーっ」

茜「あぅ、その……お、おー」



とある日



茜「ぷーろーでゅーさーーー!!!」

茜「ふぅ! なんとか追い付きましたね! ついさっき営業に出たと聞いて走ってきちゃいました!」

茜「用件はこれです! 私からのバレンタインチョコです!」

茜「ライスチョコというものを藍子ちゃんに教えてもらい、頑張って作りました!」

茜「あっ! ちゃんとしたチョコレートですからね! チョコレートご飯ではありません!」

茜「えっ、知ってるんですか!? さすがプロデューサーですね!」

茜「今食べるんですか!? これから営業ですけど時間は?」

茜「気持ちは嬉しいですが、しっかりお仕事のあとに食べてください! チョコを食べれば疲れなんて吹き飛んじゃいますから!」

茜「あっ! でも、早めに食べた方がいいかもしれませんよ! なんといったって」

茜「私の熱い気持ちをたくさん注入しましたから!」


終わりです。

なんと何気なく回したらあかねちんゲットできたので衝動的に書きました。

デレステでも背景に藍子と未央が映り込むという絶賛ポジパ祭りが開催中です!

なぜか引ける自身があって貯めてた石を全部突っ込んだら死にました。

慢心にはご注意を。

いつもと比べるとかなり短いですが、読んでいただきありがとうございました。



前回のポジパ

【モバマス】藍子「私たちを」茜「1日密着!」未央「してもらう!」

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