理亞「いよいよ今日はエンカの日ね!」 (18)
理亞(いよいよTwitterのフォロワーさんと会えるのね。集合場所は秋葉原駅って言われてるけど、ここでいいのかな?エンカって初めてだからよくわからないな...。どんな話しようかな。DMしてみよう)
かづのこ:今秋葉原駅に着きました~
Ayase:わかりました(∩´∀`)∩
理亞「あ、それらしい人がいた...!すいません、Ayaseさんですか?」
絵里「あ...!Ayaseです!かづのこさんですか?」
理亞「はい、かづのこです!初めまして!」
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絵里「こちらこそ!」
理亞(綺麗な人だなぁ...大学生ぐらいかな?)
絵里「じゃあ早速東京観光に行きましょうか!」
理亞「はい!......え?」
絵里「ん?」
理亞「あ、いやぁ...エンカって初めてで、会って話すだけだと思ってたものでして...」
絵里「あ~、なるほどね!でもせっかく来てくれたんだし、どこか行きましょうよ!」
理亞「はい!まずはどこに行くんですか?」
絵里「じゃあ...私の学校の近くの神社から」
理亞「神田明神ですね!」
絵里「あら、知ってるのね!」
~神田明神~
絵里「着いたわ!ここが私が通ってる音ノ木坂学院の近くの神田明神よ」
理亞「わぁ...ずっとテレビで見てました...すごいです!」
絵里「お参りに行きましょ!」
理亞(ご縁がありますようにってことで、5円玉を...)
理亞「Ayaseさん何をお願いしたんですか?」
絵里「私?いろんな人と出会えますようにってお願いしといたわ!かづのこさんは?」
理亞「私、学校でスクールアイドルやってるので、優勝できますように!ってお願いしました」
絵里「あら、奇遇ね!私も高校生のときはスクールアイドルやってたのよ?」
理亞「そうなんですか!?」
絵里「ほら、ここにみんなで描いた絵馬があるでしょう?」
理亞「本当だ、みなさん絵が上手ですね...!」
絵里「それで、結果は優勝したのよ?」
理亞「さ、流石です...!」
絵里「ほら、この階段。私たち高校生の頃ここを思いっきりダッシュで往復してたのよ」
理亞「ハードですね...」
絵里「走ってみる?」
理亞「じゃあ、1回やってみます...」
絵里「無理はしないでね~」
理亞「大丈夫です、特訓になるので...」スタスタ
理亞「はぁ、はぁ...すごいですね...!」
絵里「結構疲れるでしょ。じゃあ、次はメイド喫茶で少し休みましょうか」
理亞(メ、メイド喫茶!?『萌え萌えキュンッ♡』とかやるの!?)
理亞「メイド喫茶って、あの...」
絵里「そういうのじゃないわ。店員さんがメイド服着て接客するだけ」
理亞「なるほど、そういう感じなんですね.........あ、やば...」
絵里「ここの喫茶店でいいかしら...あら?かづのこさん?」
理亞(............やってしまったぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!会って終わりかと思ってたから、財布の中に350円しか入ってない!!!!!!)
絵里「かづのこさん?財布漁って...どうかしたの?顔真っ青よ?」
理亞(やばいやばいやばい!!!)
絵里「何か大事な物落としちゃったの?」
理亞「......すいません、財布の中身...350円しかありませんでした...」
絵里「あ~...なるほどねぇ...」
理亞「本当申し訳ないです...」
絵里「せっかくのエンカだもの、そんな暗い顔しないで...?」
理亞「でも...」
絵里「大丈夫、私がおごってあげるから!」
理亞「...え?いいんですか?」
絵里「好きなもの頼んでいいからね!」
理亞「あ、ありがとうございます...」
~メイド喫茶~
理亞「えっと...じゃあ、とりあえず、オレンジジュースをください」
絵里「私も同じのください!」
店員「お待たせしました~」
理亞「Ayaseさんって、ずっと秋葉原に住んでるんですか?」
絵里「ずっとではないわ。幼稚園の頃はロシアに住んでたわ」
理亞「どうなんですか...」
理亞(道理で見た目がこんなに美しいわけだ...)
絵里「私はロシア人のクォーターなのよ」
理亞「すごく、お綺麗ですね...」
絵里「えっ!?あ、ありがとう...///」
絵里「そろそろ12時だし、そろそろお昼食べに行きましょうか!」
理亞「いいですね」
絵里「サイゼリヤでどうかしら?」
理亞「わ、わかりました...」
~サイゼリヤ~
理亞「混んでますね...」
絵里「そうねぇ...本当食べたいもの頼んでいいわよ」
理亞(でも、できるだけ安いの選ばないとね...よし、これにしよう)
絵里「ミラノ風ドリアくださ~い、」
理亞「あ、カルボナーラください...」
絵里「あとドリンクバー2つ!」
店員「ご注文ありがとうございます!」
絵里「かづのこさん、高校生活どんな感じ?」
理亞「すごく...楽しいです。沼津にライバルのスクールアイドルがいるんです」
絵里「そうなのね!」ベラベラ
絵里「あ、いろいろ話してたら1時間も経っちゃってたわ!お会計しましょう!」
理亞「本当ありがとうございます...!」
理亞(Ayaseさんってすごく優しい。全部おごってくれたし、お金をこれしか持って来なくても何も怒らないで慰めてくれた...。なんだろう、とてもいい人だなぁ。すごくドキドキするなぁ...!)
絵里「そろそろ時間的に東京観光は終わりかしら。暗くなっちゃうものね。ところで...帰りの電車賃はある?」
理亞「はい、交通費は大丈夫です!」
絵里「じゃあ、またいつか会えるときね!今日はありがとう。楽しかったわ!」
理亞「こちらこそ楽しかったです!」
理亞(あ...次会ったときお金返さないと!)
~その日の夜~
理亞(Ayaseさん、すごく綺麗な人だったなぁ...大学生ぐらいだよね?気になるからPeingで聞いてみようかな?普通に聞いたら怪しいけど匿名だから大丈夫だよね...?)
【年齢はどれくらいですか?】
Ayase:具体的には言えないけど、30代です!
理亞「......................................え?」
理亞(嘘でしょ!?!?!?!?!?!?あんなに若く見えたのに!?Ayaseさん、めちゃくちゃ大先輩だった!!失礼なことしてないよね!?大丈夫だよね!?)
理亞(っていうか私、何でこんなにAyaseさんのこと気にしてるんだろう...?この気持ち、まさか...)
理亞(Ayaseさん、すごくいい人だった...!また近いうちに会いたいな。もう今から楽しみ...////)
理亞「さて、今日はもう寝よう...」
理亞「Ayaseさんのことで頭がいっぱいで寝れない...///」
終わり。
私が初めてエンカしたときの失敗談(お財布の中身を確認せずバッグに投げ入れたら350円程しか入ってなかったこと)をおごってもらった申し訳なさと感謝の気持ちからSSにしてみました。
結論から言うと作者はドアホ。
エンカするときは行く前にきちんと財布の中身を確認しましょう! 以上!!!
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