多少のキャラ崩壊は目を瞑ってください、ごめんなさい。
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メイドオルタ「召喚に応じて参上した、お前がわたしのご主人様か?」
ぐだ「……」
メイドオルタ「ん?」
マシュ「せ、先輩!メイドオルタさんですよ、召喚成功おめでとうございます!メイドオルタさん、これからよろしくお願いしますね」
メイドオルタ「よろしくお願いしよう、おいご主人様。あまり嬉しくなさそうだが、私が来たからには……」
メイドオルタ「理想の生活……を……」
メイドオルタ(なっ何!?行ってしまった)
マシュ「せ、先輩!失礼ですよまってください先輩ー!あっメイドオルタさんこれからもよろしくお願いしますね!?ほんとにすみません……」
マシュ「あとでお部屋に案内しますのでーー!」
メイドオルタ「あ、ぁぁ」
メイドオルタ「2人とも行ってしまった」
メイドオルタ「……」
メイドオルタ「ふ、お世話のしがいがあると言うものだ……!」ゴクリ
♦︎場違い感、ハンパないーーーー!?
マシュ「ここがメイドオルタさんのお部屋ですね」
メイドオルタ「アルトリアでいい。ずいぶんと殺風景だな、好きにしていいのか」
マシュ「あ、はい。構いませんよ。マスターからも特に指示はないので、良かったら施設内を案内しましょうか」
メイドオルタ「よろしく頼もう。ご主人様が案内してくれるものと思っていたが」
マシュ「すみません、後で言っておきます……」
メイドオルタ「気にするな。しかし私はメイド。まず手始めに……」
メイドオルタ「この安そうな花瓶から破壊させてもらおう」ばりーん
マシュ「なにやってるんですかーー!?」
メイドオルタ「なっ何?新人メイドはまず花瓶か壺をたたき割るのが通過儀礼ではないのか?」
マシュ「ではないです!」
♦︎その知識、化石につき----!?
メイドオルタ「お手洗いがあそこで、ランドリーがここ、清掃具入れが……こっちか。私の部屋からあれを持ってきて……こう回れば」
マシュ「家事はカルデアのスタッフの方々がやってくれますよ?」
メイドオルタ「私のアイデンティティを奪うな。私がメイドさんでなくなってしまうだろう」
マシュ(そ、そうなんでしょうか……??)
マシュ「あ。あと食堂は……」
メイドオルタ「知っている」
マシュ「あ、なるほど……」
メイドオルタ「む、何だそのでしょうねと言ったような素振りは!確かに私は少し燃費が悪いが、その反応はいやしいと言われたようで気にくわない。そこになおれ、教育の時間だ」
マシュ「何も言ってないですって!?」
♦︎その女、暴食につき----!?
マシュ「えと、アルトリアさんが召喚された経緯ですか?」
メイドオルタ「そうだ。ライダーとして現界したが自分の事は自分が一番知っている。英霊としての格を1から5までで数値化するのであれば私は5、ほぼ最高位と言っても過言ではあるまい」
マシュ「そうですね、心強いです」
メイドオルタ「加えてメイドだからな、家事も卒なくこなしてしまう。英霊としての器に留まる事を知らぬ勢いだ。グランドの位くらいには収まってやっても構わない」
メイドオルタ「……狙ったのだろう?私を」
マシュ「はい?あ、そうかと思います!」
メイドオルタ「ふふ、いい。これ以上は野暮だ、ご主人様のあの顔を見れば……」
メイドオルタ(ん?いや)
メイドオルタ「奴の顔、というか嬉しいという態度がだな、滲み出ていたのだ。狙いの私が召喚に応じてやったため先程は安心して去ったのだろう、これで聖杯探索が楽に出来るとな」
メイドオルタ「こういうのは……ご主人様とメイドという、信頼関係が成せるものなのだ……」
マシュ(消え入りそうな声色で言われても)
♦︎意外とナイーブ----!?
直感B笑いました、今日は終わります
またあした書きます。。
マシュ「私達が使う召喚システムは、アルトリアさんのような英霊のほかに概念礼装と呼ばれる装飾品と言いますか、はたまたその概念の力を借りる強力な触媒のような……そんなのも抽出されます」
メイドオルタ「パワーアップというわけか!?」ガタッ
マシュ「そうですね。でもあくまで補助なので、アルトリアさんのような英霊あってこその装備品です」
メイドオルタ「補助?……であれば最強のメイドであるわたしには必要ない。補助というものは足りないものを補うという事だ」スッ
マシュ(え?でもさっき……)
マシュ「えっと、足りないを補うでなく、プラスにしかならないので装備して損はないですよ?」
メイドオルタ「くどい!補助という単語がやけに印象に残った!完璧メイドが装備していいのはフリルエプロンとヘッドドレスと相場は決まっているのだ!欠点などない、補助など不要……」
メイドオルタ「欠点など……ないはずなのに……!」
マシュ「もうこのパターンやめましょう」
♦︎しつこい----!?
ぐだ『……』
マシュ「ほらアルトリアさん、マスターなんでか書庫にいましたよ。話をしに行きましょう」
メイドオルタ「……不機嫌そうだし、また今度でいい。メイドは空気を読む」
マシュ「だめです逃げないで下さい」
メイドオルタ「な、逃げるわけがないだろう!よ、よしいいだろう、こちらから行ってやる!」ずんずんずん
メイドオルタ「……おいご主人様!」
ぐだ「!」
また深夜に投下します
マシュ「先輩、アルトリアさんがお話があるそうですよ」
メイドオルタ「お、お話というよりだな……」
ぐだ「……」ガタッ
メイドオルタ「!」
マシュ「あっ先輩!待っなんでさっきから……!」
ぐだ「……」スタスタスタ
マシュ「先輩っ」
メイドオルタ「…………ご主人様」
マシュ「……!」
マシュ「アルトリアさん。マスターは感情の起伏が少なくてあまり理解し難い人ですが」
マシュ「あの人なりに努力はしてると思いますよ、ほらこの本」
メイドオルタ「………」
本『☆部下と正しいコミュニケーションをとるには?114514選☆』
マシュ「許してあげてくれませんか?いざとなったらすっごく頼りになるし強いんですけど、ああいう所はほんと駄目なので」
マシュ「そこは、完璧メイドさんの力で」にこっ
メイドオルタ「……ふん。本当に世話のかかるご主人様だ」
マシュ「はい!」
♦︎いい話なのか----!?
投下量少なくてすみません、また明日書きます
明日で一区切り付けます
メイドオルタ「おいご主人様、どこにいる!?正々堂々とご奉仕を受けろ!!」
ぐだ「……」
メイドオルタ「ご主人様、そこにいたか。少し聞け」
メイドオルタ「あいにく私はマシュが持つような理解する力に長けてはいない。私も周りからは理解されずに生きてきた。これまでも、そしてこれからもだ」
メイドオルタ「似た者同士のように見えるが真には正反対だ、そんなはぐれ者達がすぐに理解し合えるとは思えない」
メイドオルタ「だがもし、もし打ち解け合うことが出来る日が来たら……きっと貴様は、わたしの真のご主人様に」
メイドオルタ「ん?」チャリン
ぐだ「……」
メイドオルタ「……ルーンストーンか。くれるのか?私に」
ぐだ「ああ」
メイドオルタ「!!!!」
メイドオルタ「く、くれるんだな!今、ああと言ったな!私に言ったのだな!」
ぐだ「……」スタスタ
メイドオルタ「まっ待て!待つんだご主人様、こっちを見ろ、おい貴様…………」
メイドオルタ「行ってしまった……」
メイドオルタ(相変わらず何を考えているのか理解できない。が、ほんの少しだが歩み寄れた気がする。それに)チャリン
メイドオルタ「……フ、メイドが施しを受けるとはな。いいだろう」
メイドオルタ「深く考えん。貴様はそういう人間なのだろう」
メイドオルタ「だから私の全身全霊をかけて、貴様を理解してみせよう!ご主人様!!」
♦︎がんばれ、アルトリア----!?
メイドオルタ「……」キラキラ
マシュ「アルトリアさん。あ、マスターから貰ったんですか?その概念礼装(ルーンストーン)」
メイドオルタ「!、あぁ。プレゼント(強調)だ。概念礼装などと言うふざけた目的では決してなくだな、これはあのご主」
マシュ「私も色違いをいただきました、綺麗ですよね」チャリン
メイドオルタ「」
マシュ「召喚時に出た余り物だからって……欲を言えば、もう少し言い方に気をつけて欲しかったですよね」
マシュ「……アルトリアさん?」
メイドオルタ「」
マシュ「ア、アルトリアさん?」
メイドオルタ「…………ご」
メイドオルタ「ご主人様ぁぁぁあああああああああああああああ!!!!!」
♦︎序幕、おわり
という事で(?)おわり
オルレアン編は書き溜めたら新スレ立て直しますかね?もしくはこのまま行こうか、あした考えてまた投下します
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