ガヴリール「このパソコン、もう古いなぁ…。あ~あ、新しいのが欲しいなぁ」
ガヴリール「という訳で買ってよ、ヴィーネ?」
ヴィーネ「って、何が…という訳よっ!? そんな高いモン、気軽にねだるなぁっ!!!」
ガヴリール「ちぇっ! あ~あ、どうせだったら童話の「き○りの何とか」みたく泉に落としたらいいもんが貰えるとか、そういう展開が起きないかなぁ…」
ヴィーネ「なによそれ…あっ、そうだ! そうそう…ない事はないわね…」
ガヴリール「そうだよなぁ…そんな都合よk……えっ?」
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ヴィーネ「ラフィエルの泉~♪」バァーン
ガヴリール(某漫画の青いタヌキが言いそうな台詞だな……)
ヴィーネ「ちょうど、あって良かったわ」
ガヴリール「なんだ…マットみたいなもんに水が張られてるだけだろ?」
ヴィーネ「実はね、ここのスイッチを回して…」カチカチ
ヴィーネ「次にこの泉に物を投げ入れれば……えぇと試しに投げ入れる物は…いいや、この食べかけのメロンパンで…」ポイッ
ガヴリール「いつ食べたんだ、それ?」
ピカァーーーーーッッッ!
ラフィエル「………」
ガヴリール「っ!?」
ラフィエル「ふふふっ、貴方が落としたのはこの大きなメロンパン、ですか?…それともこの食べかけのメロンパン、ですか~?」
ガヴリール(でかっ!! あの大き目のメロンパン…私の体が隠れる程大きくねえかっ!?)←ラフィエルだと気付いてはいるが、面倒だから敢えてツッコまない。
ラフィエル「ツッコミをしないガヴちゃん、もしかしてわざと困らせる…いわば私と同じSっ!///」
ヴィーネ「ラフィ、今は黙ってて。ガヴー、ここで嘘をつくと何も貰えなくなるからね」
ガヴリール「そうか…」
ヴィーネ「いいえ、食べかけのメロンパンです」
ラフィエル「まぁ、貴方は正直者…なんですねぇ~♪ ご褒美にこの大きなメロンパンを差し上げましょう」
ヴィーネ「ありがとう…」
ガヴリール「成る程…。確かにあの童話と同じだな!」
ラフィエル「ではでは~。 んっ~、美味しい~♪♪」モグモグ
ガヴリール「おい、今メロンパンの食べかけを食べてたぞ、あいつ…」
ヴィーネ「それは別に構わないわよ。投げ入れた物は返せないようになっているから、投げ入れた物の処理は基本的ラフィに任せているのよ!」
ガヴリール「ふぅ~ん、そっかぁ。(もうめんどいし、無駄な詮索はいいか…)」
ガヴリール「それより、これだったらパソコンを入れれば…きっと新品がっ♪」
ヴィーネ「もちろん、出てくるでしょうけど、いい? 嘘はつかないでね、ガヴ? 嘘はついた場合は何も貰えなくなるから……大分、損はするからね?」
ガヴリール「分かってるって! さてっと、お願いしますよ!!」ポイッ
ラフィエル「貴方が落としたのはこの最新型のノートパソコンですか、それともこの古いノートパソコンですか?」
ガヴリール「おぉ、もちろん最新型n…うぐっ!!??ヴィーネ「ストーーーーーップ!!」
ガヴリール「な、なにするんだよ、ヴィーネ?!」
ヴィーネ「約束したばかりじゃないの、嘘はつかないでねって!!」
ガヴリール「あっ、そっかぁ!! 悪い悪い、今嘘つくとこだったな。」
ヴィーネ「まったくもう…」
ガヴリール「んじゃあ、改めて…いいえ、古いノートパソコンで!」
ラフィエル「……」
ガヴリール「おい、聞いてるのか? 古いノートパソコンだよ!」
ラフィエル「………」
ガヴリール「おいっ!?」
ラフィエル「あっ、なにかしら?」
ガヴリール「あっ、なにかしら…じゃないだろ! 私が落としたのは古いノートパソコンだっ、て言ってるんだよ!!!」
ラフィエル「でも、ガヴちゃんが本当に欲しいのは…?」
ガヴリール「もちろん、最新型のノートパソコンだ!!」
ヴィーネ「あぁーーっ!?」
ガヴリール「んっ……。あっ…」
ラフィエル「残念~♪ ガヴちゃんは嘘をつきましたね」
ガヴリール「おいっ!!」
ラフィエル「ではではー」
ヴィーネ「行っちゃったわね」
ガヴリール「おーーーい、パソコン返せーーー!! せめて古い方は返せよー!!」
ヴィーネ「ってか、今のラフィのせいよねっ!? ガヴに「本当に欲しいのは」って聞ければ素直につられて答えるものっ!?」
ガヴリール「おい、返せーー、私のパソコーーーーン!!!」
ヴィーネ「ガヴ……」
ラフィエル「なんちゃって~♪」
ヴィーネガヴリール「「っ!?」」
ラフィエル「嘘ですよ、ガヴちゃんは最初に正直に伝えていましたので、ちゃんと差し上げます♡」
ガヴリール「おっ、ほんとか! てか、ややこしい事するなっての!!」
ラフィエル「ふふふっ」
ヴィーネ「やれやれ、ラフィは相変わらずね」
ガヴリール「おぉー、このパソコン中々性能が良さそうだなっ!!!」
サターニャ「ふっふっふ♩」
ヴィーネ「あっ、サターニャ!」
サターニャ「見せてもらったわよ。」
ガヴリール「んじゃ、説明いらねぇな」
サターニャ「ちょっとぉ、適当過ぎないっ!?」
ヴィーネ「なに、サターニャもこれ、使いたいの?」
サターニャ「しょうがないから、使ってあげるだけよ。」
ガヴリール(なぜ上から目線だ…)
ヴィーネ「それで、サターニャが入れる物はなんなの?」
サターニャ「もちろん、このメロンパn…って、うわぁっ!?」
ボチャーン!!!
ヴィーネ「サターニャっ!?」
ガヴリール「ありゃりゃ、落っこちたか…。」
ヴィーネ「おーい、サターニャーー!!」
ピカァーーーーーッッッ!
ヴィーネ「っ!?」
ラフィエル「貴方が落としたのはこの……綺麗なサターニャさん、ですか? ぷっ、くく……」
綺麗なサターニャ「」
ヴィーネガヴリール「「……」」
ラフィエル「サターニャさんが綺麗になりましたよ~。」
綺麗なサターニャ「」
ヴィーネ「えっ!? サターニャが、あのサターニャの顔が美人にっ!!??」
ガヴリール「夢でも見てるのか、私らは…」
ラフィエル「夢っ!?/// ぷっ、くくくっ/////」
ガヴリール「ラフィエル、夢に反応して笑うな!」
~で…~
綺麗なサターニャ「やあ、ガヴリールさんにヴィーネさん、ごきげんよう…ふふっ♩」
ヴィーネ「顔だけじゃなくて、心も綺麗に!?」
ガヴリール「これ、絶対サターニャじゃねぇ!!」
サターニャ「おーい…」
ガヴリール「んっ、なんだ?」
サターニャ「おーーい…」
ヴィーネ「今の声、サターニャ?」
サターニャ「おーい、た、助けてーっ!?」ジタバタ、バシャバシャ
ガヴリール「わぁっ、本物が出てきたぞっ!?」
ヴィーネ「でも、そのサターニャをラフィが上から押さえつけてるっ!?」
ラフィエル「あらあらっ、綺麗じゃない方が出て来てどうするの♩」グイグイ
サターニャ「綺麗じゃないってあれは絶対に私じゃない! 本物はこっちよ!」ジタバタ、バシャバシャ
ラフィエル「でも、ガヴちゃんもヴィーネさんも綺麗なサターニャさんを望んでるわ♩」グイグイ
サターニャ「ガヴリール、ヴィネット…どっちでもいいから早く助けなさいよっ!?」ジタバタ、バシャバシャ
綺麗なサターニャ「ふふふっ♪」
ヴィーネ「どうするの、ガヴっ!?」
ガヴリール「正直どうでもいいが、こっちのサターニャの方があっちのうるさいサターニャよりマシに見えるんだよなぁ…」
ヴィーネ「そうね…。言われてみればそんな気がしてきたわね」
サターニャ「ちょ、ちょっと何を言ってるのっ!?」ジタバタ、バシャバシャ
ガヴリール「本当にどうしようか、ヴィーネ?」
ヴィーネ「う~ん、そうねぇ…」
サターニャ「そ、そんな事言わないで、助けなさいよーーーっ!!??」ジタバタ、バシャバシャ
ラフィエル(ふふふっ♩ やはりおもちゃ(サターニャさん)は元気があって、本当に面白いし、いじりやすいですねぇ♩♩)ニコニコ
おしまい
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