サトシ「ポケモンハンターXXか」 (73)
ゲームショップ
サトシ「へへへ、ついに買ったぜ!」
ピカチュウ「ピッカー」
ロトム図鑑「サトシー!お年玉で何を買ったロトー?」
サトシ「ポケモンハンターXXってゲームだよ」
ロトム図鑑「おー!今子供達の間で大人気のポケモンを狩猟するゲームロトね」
サトシ「そうそう!カキやマーマネがやっててすっげー面白そうだったんだよ!」
サトシ「ようやくゲットだぜ!早速家に帰ってプレイしようぜ!」ダッ
ピカチュウ「ピッカー!」
ロトム図鑑「待つロトサトシー!」ヒュー
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1515054678
サトシの家
サトシ「よし、準備はできたな!」
ピカチュウ「ピッカー!」
サトシ「早速プレイ開始だー!」ピッ
ブォォォン
サトシ「あっ!ムービー始まった…」ドキドキ
サトシ「なんだこのポケモン…すっげーカッコいい…」
ロトム図鑑「それはパッケージのポケモン"ネクロズマ"ロトね」
サトシ「ネクロズマ…カッコいいなー!こいつを狩る事になるのか…」ワクワク
ピカチュウ「ピー!」
ロトム図鑑「それはまだまだ先の話しロト」
サトシ「まずはキャラクター作りかぁ」
サトシ「当然性別は♂で…名前はサトシっと……」ピッピッ
ロトム図鑑「なんの捻りも無いロトね」
サトシ「いいだろ別にー」ブー
ピカチュウ「ピッカー」
サトシ「よーし!早速ポケモン狩りの大冒険に出発だぜ!」ピッ
ピカチュウ「ピー!」
ロトム図鑑「ロトー!」
サトシ「………………」ピッピッ
サトシ「………えーと、あったあったきのみ………」ピッピッ
サトシ「………なぁロトムー!あときのみ何個だっけ?」
ロトム図鑑「あと3つロト」
サトシ「うわぁそんなにあんのかよー」
サトシ「早く強そうなポケモン狩りたいぜー」
ロトム図鑑「まずは依頼をこなしてゲームを進めるロト」
ロトム図鑑「何事も積み重ねが肝心ロト」
サトシ「ちぇー」ピッピッ
それからサトシは依頼をこなしていった
サトシ「おっ!釣れた釣れた!コイキング!」ピッ
ロトム図鑑「これで後残り4匹ロトね」
サトシ「ようやく片手剣にも慣れてきたぞー」
ロトム図鑑「サトシー!次の依頼はピカチュウ6匹の討伐ロト!」
ロトム図鑑「ついでに防具ピカチュウ一式と武器も作るといいロトー!」
サトシ「よっしゃー!ピカチュウを狩りまくるぜ!」
ピカチュウ「ピー……」ゾクッ
……………………
…………
……
…
翌日
サトシの家
カキ「ようやくサトシもポケハンをゲットしたか」
マーマネ「みんなで狩るの楽しみだね!」ワクワク
バクガメス、トゲデマル「………………」
カキ「サトシー!」コンコン
マーマネ「ポケハンやりにきたよー」
ガチャッ
カキ、マーマネ「!」
サトシ「アローラ……」ゲッソリ
カキ、マーマネ「!?」
マーマネ「ど、どうしたのサトシ!?」
カキ「随分ゲッソリしてるな……」
サトシ「…………………」
ロトム図鑑「サトシは昨日徹夜で狩りをしてたロト……」
カキ「徹夜……」
マーマネ「ま、まぁ……気持ちはわからなくもないけど……」
サトシ「へへへ……でも、お陰でTR(トレーナーランク)3になったぜ…」
マーマネ「そ、そう……」
カキ「が、頑張ったな……」
サトシ「……まぁ、入れよ……」キィー
カキ、マーマネ「お邪魔しまーす…」
サトシ「よし!早速狩りを始めようぜ!」ワクワク
ピカチュウ「ピッカー」
カキ「やる気まんまんだな」フッ
マーマネ「サトシ!その前にフレンドになろうよ!」
サトシ「………フレンド?」
ロトム図鑑「サトシー!それは昨日説明したロトー!」
ロトム図鑑「フレンドになる事によって、オンラインでプレイした時に、フレンドがプレイしているか確認できたり」
ロトム図鑑「また、フレンドを伝ってフレンドの居る集会所まで行く事ができるロト!」
サトシ「………そうだっけ?」
カキ「やれやれ、やっぱりサトシだな」クスッ
ピカチュウ「ピー」
マーマネ「サトシ!とりあえずDS出してよ!」
サトシ「お、おう……」スッ
マーマネ「えーと、まずはこうして…」ピッピッ
マーマネ「登録完了!」
サトシ「サンキュー!マーマネ!」
カキ「ていっても、今回はローカルだから使う事は無いけどな」
サトシ「ローカル?」
ロトム図鑑「わかりやすく言うと、ローカルはすぐ側にいる人とプレイ、オンラインは遠くの人とプレイできるロト」
サトシ「なるほどな」
マーマネ「サトシ、早速集会所作ってよ!」
サトシ「集会所???」
マーマネ「………だよね」ハァ
ピカチュウ「ピッカー」
カキ「わかった!集会所は俺が作るからみんな入ってきてくれ」ピッ
サトシ「わ、悪いカキ……」
カキ「よし、できだぞ!入ってきてくれ!」
サトシ「えーと…どうすればいいんだっけ?」
マーマネ「ここをこうして……」ピッピッ
フレンドのサトシが入室しました
サトシ:アローラ!
サトシ「おっ!サンキュー!マーマネ!」
サトシ「えーと、カキは……」ピッ
ホシ:アローラ!
サトシ「…………カキ…いないけど?」
カキ「何言ってるんだサトシ?居るだろ?」
サトシ「いや、でも……ホシって……」
カキ「それは俺だが?」
サトシ「………でも女………」
カキ「そうだが?」
サトシ「………この装備………」
カキ「テテフ一式だ。可愛いだろ?」
サトシ「う、うん………」
ピカチュウ「ピッカー……」
マーマネ「どうしたの?」
サトシ「いや、何でもないよ」
カランカラン
トゲデマル(♀):アローラ!
サトシ「………………」
マーマネ「なに?」
サトシ「………マーマネも女なの?」
マーマネ「うん!可愛いでしょ!トゲデマル一式作るの苦労したんだよー!」
サトシ(俺が間違ってんのかな?)
カキ「まずはトレカ(トレーナーカード)交換から始めるか!」
マーマネ「トレカ交換する事で他のトレーナーのデータが見れるんだよ」
サトシ「へー、なるほどな」
サトシ「えーと、カキはっと」ピッ
名:ホシ
性別:♀
武器:ハンマー
TR:300
サトシ「うおっ!すっげー!カキ、TR300かよ!」
カキ「そ、そんなに凄くないって///」テレッ
サトシ「えーと、マーマネは…」ピッ
名:トゲデマル
性別:♀
武器:弓
TR:500
サトシ「うおぉぉぉ!カキよりたけー!」
マーマネ「えへへ////」
サトシ「な、なぁ!カキとマーマネの名前んとこについてるこの王冠はなんだ?」
マーマネ「まぁ、それの説明は後々するとして……」
カキ「まずはサトシを上位に上げるか」
サトシ「上位?」
その後サトシ達は……
リザードン『グォォォ!!!!』ドドド
サトシ「う、うわっ!くる!」カチカチ
カキ「サトシ!閃光玉だ!」
サトシ「よ、よーし!」カチカチ
サトシ『』モゾモゾ
ポイッ
キーン
サトシ「あ、あれ?」
ロトム図鑑「サトシ、それは音爆ロト」
……サトシを上位に上げる為に
カキ「サトシ!罠だ!捕獲するぞ!」
サトシ「任せとけ!」
サトシ『』ゴクリ
ピカーン
サトシ「あれ?回復したぞ?」
マーマネ「サトシ……それ、粉塵だよ……」
カメックス『ガメー』ブンッ
プチッ
サトシ『』バタリ
▼もう復活できません。クエストに失敗しました……
サトシ「………ごめん……」
マーマネ「い、いや………」
カキ「…………気にするな……」
ロトム図鑑「サトシー!一人で3乙は無いロトー」
ピカチュウ「ピッカー!」
ポケモンを狩りまくった……
そしてついに……
ジャッジャーン
ロトム図鑑「サトシー!TRが上がったロトー!」
サトシ「……え?って事はついに……」ゴクリ
カキ「………サトシ」ポンッ
サトシ「!」
カキ「上位トレーナーおめでとう!」グッ
サトシ「カキ……」ウルッ
マーマネ「やったね!サトシ!」ニコッ
サトシ「マーマネ………」
サトシ「うぅ……ありがとう……」グスッ
マーマネ「わぁぁぁ!な、泣かないでよサトシ!」
サトシ「でも……二人のお陰で……」グスッ
カキ「何言ってるんだ!サトシが頑張ったからだろ?」
マーマネ「そうだよ!僕たちはほんの少し手助けしただけだよ?」
サトシ「カキ……マーマネ………」グスッ
カキ「ふっ」ニッ
マーマネ「えへへ」ニコッ
サトシ「………ロトム、ピカチュウ……」
ピカチュウ「ピ?」
ロトム図鑑「ロ?」
サトシ「……ポケハンって最高のゲームだな?だって…………」
………最高の仲間達と出会えたから……
数日後
ポケモンスクール
マオ「でさー」
スイレン「へー」
リーリエ「すごいです!」
ガラッ
サトシ「アローラ!」
ピカチュウ「ピッカー!」
ロトム図鑑「ロトー!」
マオ「あっサトシとピカチュウ」
スイレン「アローラ!」
リーリエ「アローラです!」
サトシ「カキー!マーマネー!」
カキ「ようサトシ!」
マーマネ「アローラ!」
サトシ「あのさぁ!ポケハンの事なんだけどー!」
リーリエ「」ピクッ
カキ「今日もやるか?」
マーマネ「じゃあさー!今日は僕のクエストをー……」
ワイワイ
マオ「ポケハン?」
スイレン「えっと……確か男子たちの間で流行ってるゲーム」
スイレン「ポケモンを狩るやつ!私は知らないけど全然知らないけど」
マオ「なんか物騒そう……なんでそんなの流行ってんの?」
スイレン「さ、さぁ……」
リーリエ「……………」
マオ「男子ってよくわからないよねー?ねーリー………」
リーリエ「…………………」スクッ
マオ「………リーリエ?」
サトシ「じゃあさ!今日も俺ん家集合で!」
カキ「おう!」
マーマネ「楽しみだね!」
「あの」
サトシ、カキ、マーマネ「?」
リーリエ「…………………」
サトシ「どうかしたのか?リーリエ」
リーリエ「今……ポケハンと言いましたか?」
シロン「コーン」
カキ「言ったが……」
マーマネ「そ、それがどうかした?」
リーリエ「…………これを…」ゴソゴソ
サトシ、カキ、マーマネ「?」
リーリエ「………見せればわかりますよね?」キラン
サトシ、カキ、マーマネ「!」
カキ「そ、それは………!!」
マーマネ「3DS(ラブリーロコン限定モデル)!?」
サトシ「ま、まさかリーリエ……」ゴクリ
リーリエ「そうです……論理的結論から言いますと私も……」フッ
リーリエ「ポケモンハンターです」ドヤッ
シロン「コーン!!」
サトシ「ま、マジかよリーリエー!」
ロトム図鑑「これは意外ロト」
マーマネ「で、でも……すれ違いのトレカとか……」
リーリエ「スクールでは念のため電源を切ってますので」
カキ「なるほどな」フム
リーリエ「あ、あの……良かったら私も一緒に…」モジモジ
サトシ「あったりまえだろリーリエ!」
マーマネ「リーリエも一緒にやろうよ!」
カキ「歓迎するぜ」
リーリエ「皆さん………」
サトシ「じゃあさ!早速放課後な!」
リーリエ「でしたら私の家で………」
ワイワイ
マオ「…………リーリエもやってるんだポケハン……」
スイレン「意外……」
マオ「………少し、興味出てきたかも…」
放課後
リーリエの部屋
リーリエ「それでは少し待っていて下さい、今お菓子とジュースを持ってきますので」ニコッ
シロン「コーン!」
ガチャッ
サトシ「よし、んじゃ集会所をっと…」ピッ
ピカチュウ「ピカー」
カキ「なぁ、リーリエの装備どんなだと思う?」
マーマネ「うーん……TR100前後でアロキュウ一式ってとこかな?」
カキ「俺はイベクエのほしぐも一式と見た!」
マーマネ「あー、ありそう!リーリエ好きそうだもんね!」
ワイワイ
ガチャッ
リーリエ「お待たせしました。お菓子とジュースです」コト
サトシ「サンキュー!リーリエ!」
マーマネ「ありがとう!」
カキ「リーリエはいいお嫁さんになりそうだな」
リーリエ「ふふっ」ニコッ
サトシ「リーリエ!集合所もうつくったからさ!入ってきてよ!」
リーリエ「はい!」ピッ
カランカラン
邪王魔神『アローラ!』
サトシ、カキ、マーマネ「………………」
マーマネ「な、なんかすごい人入ってきたねー………」
カキ「TR999でガッチガチのリザードン一式大剣使いかぁ……プロハンかなー?」ハハハ
リーリエ「」ニコニコ
サトシ「そ、それよりリーリエはまだかな?」
マーマネ「リーリエが遅いから満室になっちゃったよー……」アハハ
ロトム図鑑「これ、ローカル通信ロトよ?」
サトシ、カキ、マーマネ「………………」
サトシ「あ、あのさぁリーリエ……」
リーリエ「なんですか?」ニコニコ
サトシ「…………隣の部屋にグラジオいたりする?」
リーリエ「いませんが?」
リーリエ「そんな事よりも早くポケモン狩りにいきましょうよ!」ピッ
邪王魔神『我についてこい』クイッ
サトシ、カキ、マーマネ「う、うん……」
ネクロズマ『ギャース』
サトシ「いよいよネクロズマかぁ…ワクワクすんなピカチュウ!」
ピカチュウ「ピッカー!」
リーリエ「……………」スッ
邪王魔神『』チャキッ
ネクロズマ『ギャース』
マーマネ「り、リーリエ!一人で突っ込んだら……」
リーリエ「………………」ピッ
ネクロズマ『ギャース』ブンッ
邪王魔神『』ボコボコ
カキ「言わんこっちゃない!」
サトシ「今すぐ邪王魔神に粉塵を!」
リーリエ「余計な事はしないでください!」キッ
サトシ「え!?」ビクッ
リーリエ「これはそういうスキルなんです!」
サトシ「スキル……?」
マーマネ「そうか……スキル"もうか"……」
サトシ「え?」
ロトム図鑑「スキル"もうか"とは、一定以上体力が減ると火力がアップするスキルロト!」
サトシ「す、すっげー!でも一発でもくらったら……」
リーリエ「安心してください、当たりませんから」
サトシー「…………え?」
ネクロズマ『ギャース』ブンッ
邪王魔神『』スッスッ
カキ「す、すごい……ネクロズマの攻撃をするする避けて………」
リーリエ「今です!Z狩り技!!」ピッ
邪王魔神『アローラの太陽よ…月よ!我に力を与えたまえ!!』
スバババー
ネクロズマ『ギャー』
マーマネ「わーお」
リーリエ「ふふっ」ニッ
サトシ「へへっ」
サトシ「リーリエのすごいプレイを見てたらワクワクしてきたぜ!」
マーマネ「あっ!サトシ!突っ込んだら…」
サトシ「いっけー!!」ピッ
サトシ『』チャキッ
ネクロズマ『ギャース』ブンッ
プチッ
サトシ『』バタリ
サトシ「………あ…」
ロトム図鑑「1乙ロト」
サトシ「ご、ごめん……」
カキ「き、気にするなサトシー!」
マーマネ「そ、そうだよ!まだ1乙だし大丈夫だよ!」
サトシ「……リーリエ、ごめ……」チラッ
リーリエ「……………チッ」
サトシ、カキ、マーマネ「」 ビクッ
その後も……
ネクロズマ『ギャース』ブンッ
サトシ『』バタリ
ロトム図鑑「2乙目ロト」
サトシ「あ、あの……」チラッ
リーリエ「……サトシ……さっきも同じパターンでしたよね?」
サトシ「ご、ごめ……」
リーリエ「謝るだけならば誰でもできます。もっと学習能力を………」
マーマネ「ま、まぁまぁ……」アセアセ
カキ「ゲームなんだしもっと楽しく…な?」
リーリエ「………………」
サトシ「………………」
そして……
ネクロズマ『ギャース』ブンッ
リーリエ(ネクロズマが手を振り上げた!チャンスです!)スッ
サトシ(リーリエがネクロズマの振り上げた手の下に……!よしっ!ここは助けてさっきのを挽回しなきゃ!)スッ
サトシ「いっけー!」ピッ
リーリエ「!」
サトシ『』ブンッ
邪王魔神『』ドンッ
リーリエ「!?」
カキ、マーマネ(サトシが邪王魔神をぶっ飛ばした!?)
サトシ「大丈夫かリー……」
ネクロズマ『ギャース』ブンッ
プチッ
邪王魔神『』バタリ
…邪王魔神は力尽きた。もう復活はできない
クエストに失敗した…
サトシ「…………ぁ……」
リーリエ「…………………」パタン
カキ「……………………」
マーマネ「…………………」
ロトム図鑑「もう一歩だったのに~惜しいロト~」
ピカチュウ「ピッカー」
サトシ「ぁ……その……」
カキ「も、もう一回!もう一回いこうぜ!」
マーマネ「だ、だね!次はきっと勝てるよ!」
リーリエ「…………サトシは……」ボソッ
サトシ、カキ、マーマネ「」ビクッ
リーリエ「サトシは……私の事が憎いのですか?」ギロッ
サトシ「いや、俺はリーリエを助けようと………」
リーリエ「…………………」
ドンッ
カキ、マーマネ(ヒィィィィ……!!)ビクビク
サトシ「…………ゴメンナサイ…」
マーマネ「ぁ……その……今日は遅いし…」
カキ「そ、そうだな!続きはまた次回って事で………」
ロトム図鑑「? まだ1クエストしか…」
マーマネ「ロトム!」
ロトム図鑑「ロー?」
ピカチュウ「ピー……」
リーリエ「………………」
サトシ「…………………」
シロン「コーン」
サトシ「…………………」トボトボ
カキ「…………………」トボトボ
マーマネ「…………………」トボトボ
サトシ「………ごめん…」ボソッ
カキ「……気にするな」
マーマネ「サトシはまだ始めたばっかりだししょうがないよ」
翌日
ポケモンスクール
リーリエ「アローラです!」ニコニコ
シロン「コーン!」
サトシ、カキ、マーマネ「」ビクッ
マーマネ「あ、アローラー」
カキ「アローラリーリエ……」
サトシ「そのリーリエ……昨日はごめ…」
リーリエ「昨日はもう少しで…惜しかったですね!」ニコニコ
サトシ「…………へ?」
リーリエ「でも、今日は行けそうな気がします!かんばリーリエ!!」フンス
シロン「コーン!」
サトシ「あ、ああ…(怒ってないのかな?)」
ピカチュウ「ピッカー」
カキ「ひょっとしてゲームやると人格が変わるタイプなのか?」ヒソヒソ
マーマネ「うーん………」
ワイワイ
マオ「なんか楽しそうだね」
スイレン「う、うん……」
放課後
マーマネの家
サトシ「なぁ、リーリエは良かったのか?」
マーマネ「大丈夫!サトシの修行って言ってあるから!」
カキ「今日はオンでやろうぜ!」
サトシ「オンかぁ…楽しみだな!」ワクワク
ピカチュウ「ピッカー」
マーマネ「さてと、まずは集会所つくって……」ピッ
マーマネ「僕達は3人だからあと1人待つだけだね!」
サトシ「どんな人が入ってくんのかなー?」ワクワク
カランカラン
カキ「おっ!早速来たみたいだな!」
まいこちゃん☆『アローラ!』
マーマネ「女の子だ!」
カキ「TR2…始めたばかりだな」
サトシ「へへへ!アローラっと…」ピッピッ
まいこちゃん☆『きのみちょうだい』
サトシ「? なんかきのみくれって言ってるけど……」
カキ「マーマネ」
マーマネ「うん、ゆうただね……」
サトシ「ゆうた?」
ロトム図鑑「"ゆうた"とは簡単に言えば他者に寄生するハンターの事ロト」
サトシ「寄生?」
マーマネ「さて、この子は追放……」ピッ
サトシ「! 待てよマーマネ!」
マーマネ「え?」
サトシ「この子見た所初心者だろ?追放は可哀想だよ!」
マーマネ「うーん……でも……」
サトシ「俺だって変わんないしさ、どうせなら一緒に楽しくクエにいこうぜ?」
ピカチュウ「ピカピ……」
カキ「少し様子を見て見るか?」
マーマネ「うん、わかったよ!」
サトシ「へへっ」
まいこちゃん☆『まだ?はやくして』
まいこちゃん☆『クエ貼るからね』ピッ
ギャラドス一匹の狩猟
マーマネ「…………僕の部屋なのに……」
カキ「そもそも貼っていいって言ってないのに……」
サトシ「まぁまぁ……」
まいこちゃん☆『わたししっぽ欲しいから』
まいこちゃん☆『指示するからよろしく』
まいこちゃん☆『早く準備してね。ずっと待ってるんだよ』
サトシ、カキ、マーマネ「………………」
ピカチュウ「ピカー……」
ギャラドス『グオー』
マーマネ「サトシ!」
サトシ「おう!尻尾だな!」
カキ「まいこちゃん☆の指示を待つか?」
まいこちゃん☆『ギャラドスきたよしっぽ切って』
まいこちゃん☆『やくめでしょ!』
サトシ「えぇ……」
マーマネ「指示っていうか命令じゃん…」
カキ「クエは成功したが……」
サトシ「尻尾切れなかったな…ごめん」
カキ「い、いや!気にするな!」
マーマネ「てゆーかまいこちゃん☆一人で2乙したよね」
まいこちゃん☆『なんでしっぽ切らないの?』
まいこちゃん☆『やくめで………
マーマネ「はい追放」ピッ
カキ「しょうがないな」
サトシ「ああ、そうだな」
ピカチュウ「ピッカー」
カランカラン
マーマネ「!」
カキ「まいこちゃん☆の替わりに新しいのが入ってきたな」
海王牙『アローラ!』
マーマネ「うわっ!ガッチガチのカイオーガ一式だ!」
サトシ「つよそー」
名:海王牙
性別:♂
TR:600
武器:太刀
サトシ「マーマネよりランク高いぜ!」
カキ「こいつは……歴戦のハンターかもな」ゴクリ
マーマネ「これなら少し難しいクエでも大丈夫かもね!」ピッ
……クエ後
サトシ「なんとかクリアはできたけど…」
カキ「……海王牙が2乙か……」
マーマネ「……完全に見かけ倒しだったね……」
サトシ「ちょ、調子でも悪かったのかな?」
トゲデマル『次なにいきますか?』
海王牙『なんで粉塵使ってくれなかったんだ?』
海王牙『お前のせいで乙った』
マーマネ「えぇ!?」
サトシ「な、なんでマーマネのせいになってんの?」
カキ「なんだコイツ………」
海王牙『普通あそこは粉塵使う場面だろ』
海王牙『プロハン舐めんな!』
カキ「……完全に八つ当たりだな…」
サトシ「マーマネ……」チラッ
マーマネ「……………」ピッピッ
トゲデマル『お言葉ですが』
トゲデマル『プロハンなら粉塵が無くても乙らないのでは?』
海王牙『言い訳かカス』
サトシ「こいつ……!」
カキ「マーマネ!加勢するぞ!」ピッ
ホシ『トゲデマルの言うとおりよ』
ホシ『真のプロハンならあの場面で』
ホシ『乙らない』
カキ「どうだ!」
マーマネ「カキ!」
海王牙『テメェは黙ってろカス』
海王牙『つーかお前ネカマだろきもっ』
カキ「」イラッ
サトシ「ネカマ?」
ロトム図鑑「えー、ネカマとは……」
マーマネ「説明しなくていいよ!」
カキ「マーマネ!追放だ追放!」
マーマネ「うん!」
海王牙『お前ら二人邪魔だから消え…
▼海王牙さんが退出しました
マーマネ「ふう」
カキ「良くやったぞマーマネ!」
サトシ「気を取り直して次いこうぜ!」
カランカラン
サトシ「あっ、早速誰か入ってきたな!」
海王牙『なんで退出させてんの?』
サトシ、マーマネ、カキ「!?」
カキ「えぇ!?」
マーマネ「な、なんで!?」
サトシ「あっ!」
カキ「どうしたサトシ!?」
サトシ「いや、そういえばさっきこいつとフレンドになったんだった……」
マーマネ「なんで!?」
サトシ「……申請来たから……」
マーマネ「いや、申請来たからって誰でもフレンドになったらダメでしょ!」
サトシ「ご、ごめん……」
ピカチュウ「ピカピ……」
カキ「サトシ!ブロックだブロック!」
サトシ「えーと………ブロックは……」アタフタ
海王牙『あーダメだコイツら』
海王牙『話になんねーわ』
海王牙『俺、他で部屋作って待ってるから』
海王牙『サトシだけ来て』
海王牙『待ってる』
▼海王牙さんが退出しました
マーマネ「………自分から出てった……」ホッ
カキ「………行くのかサトシ?」
サトシ「……行く訳ないだろ」
ピカチュウ「ピカー」
夜
サトシの家
サトシ「ふぅ、いい湯だったー」
ピカチュウ「ピカー」
サトシ「さてと…」ピッ
ロトム図鑑「サトシー!ポケハンやるロトかー?」
サトシ「ああ、あったりまえだろ?」
ロトム図鑑「カキとマーマネとやるロトか?」
サトシ「いや、今回はオンで一人でやってみるよ」
サトシ「集会所つくってっと」ピッピッ
ロトム図鑑「サトシも成長したロトねー」ウンウン
ピカチュウ「ピカピカ」ウンウン
カランカラン
サトシ「やった!早速来た!」ワクワク
プリンセス『アローラ♪』
サトシ「女の子だ……」
ロトム図鑑「しかもギラティナ一式ロト!これはかなりやり込んでるロトね」
サトシ「マジ!?やったぜ!」
サトシ『アローラ!』
サトシ『そのギラティナ一式すごいですね!』
プリンセス『えへへ♪ありがとー☆』
プリンセス『あなたのピカチュウ一式もすっごくカワイー♪』
サトシ「うわっ!めっちゃ褒められてる!すっげーいい人!」
ピカチュウ「ピカー!」
サトシ『あの、クエ手伝ってもらっていいですか?』
プリンセス『ここはあなたの部屋でしょ?』
プリンセス『とーぜんだよ~笑』
プリンセス『どんなクエでもプリンセスちゃんにまっかせなさい♪』
サトシ「………プリンセスちゃん…」ポッ
ロトム図鑑「サトシ……」
ピカチュウ「ピカピ……」
クエ後………
サトシ「……………」
ロトム図鑑「サトシ一人で2乙ロト…」
ピカチュウ「ピカピ………」
サトシ『ごめんなさい』
プリンセス『キミ、初心者?』
サトシ「うわぁぁぁ!どうしようロトム!プリンセスちゃん怒ってるよ!」
ロトム図鑑「お、落ち着くロトサトシ!ここは正直に言った方がいいロト!」
サトシ「わ、わかった!」ピッ
サトシ『初心者です』
サトシ『本当にごめんなさい』
プリンセス『そっか、やっぱり』
サトシ「………絶対にプリンセスちゃんに嫌われた……」ガクッ
プリンセス『ならしょうがないね?』
プリンセス『よーし!次いこっ!次!』
プリンセス『次は絶対にいけるよ!』
サトシ「…………え?」
ロトム図鑑「これは意外な展開ロト」
ピカチュウ「ピカー」
サトシ『あ、あの…でも俺、足引っ張ってばっかりで』
プリンセス『気にしないでよ?』
プリンセス『ほらっ、早くクエ貼って!』
プリンセス『今夜はとことんキミに付き合うよ♪』
サトシ『いいんですか?』
プリンセス『後輩ハンターを導くのも先輩ハンターの務めですから!』
プリンセス『プリンセスちゃんにまっかせなさい♪』
サトシ「プリンセスちゃん……」キュン
サトシ「な、なぁロトム……なんだろうこの気持ち………プリンセスちゃんの事を考えたらどんどん胸が…」ドキドキ
ロトム図鑑「それは恐らく病気ロト」
ピカチュウ「ピカピ……」
サトシ「な、なぁロトム!プリンセスちゃんにフレンド申請しても大丈夫かな?」ドキドキ
ロトム図鑑「サトシの人生ロト。好きにするロト」
サトシ「よ、よーし…んじゃ早速…」ドキドキ
カランカラン
サトシ「ん?」
ロトム図鑑「誰か入ってきたみたいロトね」
サトシ「たくっ、誰だよ~!人が折角勇気を振り絞って……」
▼海王牙さんが入室しました
サトシ「…………げ……」
ロトム図鑑「ロ………」
ピカチュウ「ピ………」
プリンセス『アローラ♪』
海王牙『おいサトシ』
海王牙『部屋つくって待ってたのに』
海王牙『何でこなかった』
ロトム図鑑「サトシ!何でブロックしなかったロト!?」
サトシ「い、いや…ブロックのやり方わかんなかったし……」
サトシ『ごめんなさい』
サトシ『あの後すぐやめたんで』
海王牙『嘘つくな』
海王牙『フレンドで見た』
海王牙『やってたの知ってるぞ』
サトシ「な、なんだよコイツ!」
ロトム図鑑「サトシ!追放ロト!」
サトシ「そ、そうだな……よし!」
海王牙『ちなみにブロックや退出させたら』
海王牙『お前の家まで行くからな』
サトシ「な、なんで家知ってんだよ…」ガタガタ
プリンセス『あのさ』
プリンセス『なにがあったか知らないけど』
プリンセス『そういうのやめなよ』
サトシ「………プリンセスちゃん」
海王牙『テメェは黙ってろカス』
プリンセス『は?』
海王牙『これは俺とそいつの問題』
海王牙『部外者は退出しろ』
プリンセス『は?お前が退出しろ』
サトシ「な、なぁロトム……」チラッ
ロトム図鑑「………ボクにはどうする事もできないロト」
海王牙『だいたい何その防具』
海王牙『可愛いつもりか?』
海王牙『ぶりっこ女』
プリンセス『サトシ、この礼儀知らず』
プリンセス『退出させてよ』
サトシ『えっと…仲良くいきましょ?』
プリンセス『わかったよ』
プリンセス『ごめんね』
▼プリンセスさんが退出しました
海王牙『逃げやがったw』
海王牙『ザマァw』
サトシ「………そんな…」ガクッ
海王牙『さ、なにいく?』
サトシ「うぅ……嫌だ……」
カランカラン
ロトム図鑑「!」
ロトム図鑑「サトシ!」
サトシ「……なんだよ…」
ロトム図鑑「誰か入って来たロト!」
サトシ「…………え?」
▼フレンドの邪王魔神さんが入室しました
邪王魔神「アローラ!」
サトシ「リーリエ!!」
邪王魔神『サトシ。宴を開いているならば』
邪王魔神『何故我も誘ってくれなかった』
サトシ「リーリエ……」
ロトム図鑑「サトシー…リーリエとは昨日あんな事があったのにいいロトか?」
サトシ「ああ!むしろ頼もしいぜ!」
ピカチュウ「ピッカー!」
海王牙『なにコイツ?』
邪王魔神『我はサトシとの前世からの戦友であり』
海王牙『なんだただのバカか』
邪王魔神『サトシ、この無礼者は何者だ?』
サトシ『知らない人です』
海王牙『照れてるのかサトシ』
邪王魔神『そうか部外者か』
邪王魔神『部外者は即刻消えよ』
海王牙『だからさお前その話し方』
海王牙『中二病ってやつか?』
海王牙『きもっw』
海王牙『ポケモン狩りは遊びじゃねーんだ』
海王牙『なりきりのお遊びカスは消えろ』
邪王魔神『TR600ごときが笑わせてくれる』
海王牙『TRとか飾りだよ寄生野郎』
サトシ「………もうどうしたらいいんだよコレ」
ロトム図鑑「ぼ、ボクはもう寝るロトー!」
ピカチュウ「ピー」
サトシ「おいロトム!」
カランカラン
サトシ「………ん?誰か入ってきた…」
まいこちゃん☆『きのみちょうだい』
サトシ「……………………」
邪王魔神『む?』
海王牙『ゆうたw』
まいこちゃん☆『クエ貼っていい?』
▼ギャラドス一匹の狩猟
海王牙『まだ返答してないのに』
海王牙『貼んなよw』
邪王魔神『貴様!無礼であろう!』
まいこちゃん☆『わたししっぽ欲しいから』
まいこちゃん☆『しっぽ切ってね』
まいこちゃん☆『指示出すから』
邪王魔神『言葉が通じておらぬのか?』
海王牙『ゆうたは追放だ追放w』
海王牙『この寄生野郎w』ゲシッ
まいこちゃん☆『やめて!けらないで!』
邪王魔神『サトシ!この無礼者共を即刻排除せよ!』
まいこちゃん☆『やめて!やめて!』
サトシ「……………………」
サトシ「……………ふぅ」パタッ
サトシ「寝よ」
翌日
サトシ「アローラ……」ゲッソリ
カキ「アローラサトシ!」
マーマネ「……どうしたのサトシ?また徹夜したの?」
サトシ「ちょっと……」
ロトム図鑑「色々あったロト」
ピカチュウ「ピッカー」
カキ、マーマネ「?」
カキ「……まぁ、それにしても……」
マーマネ「昨日の海王牙?だっけ?腹立つよね~」
カキ「ああ!思い出しただけでイライラしてくる!」
サトシ「………もうその話はやめてくれ…」ゲッソリ
マオ「ねぇ!これ見てよ!」
スイレン「うわっ!可愛い!」
リーリエ「マオ!それどこで買ったんですか!?」
マオ「これはね~?」
スイレン「今度みんなで行こうよ!」
キャッキャ
マーマネ「………女子は楽しそうでいいね……」
カキ「………だな……」
サトシ「………………」
ロトム図鑑「ロトー」
ピカチュウ「ピッカー……」
リーリエの家
サトシ「オフ会~~?」
ピカチュウ「ピッカー!」
リーリエ「そうです!来週あたり、ポケハンのオフ会を開きたいと思ってるんです!」
カキ「来週…また急だな……」
サトシ「へぇー…楽しそうだなぁ…」
マーマネ「でも……人集まるかな?」
マーマネ「それに……例のアレみたいな人とか来たら……」
リーリエ「そこは私に任せてください!」
ロトム図鑑「リーリエー!場所はどうするロトか?」
リーリエ「アイナ食堂にしようと思います!」
マーマネ「上手くいくかな……」
サトシ「いーじゃん!たのしそー!」
ピカチュウ「ピッカー!」
カキ「まぁ、確かに興味はあるが……」
マーマネ「ま、まあね……」
リーリエ「では、決まりですね!」
サトシ「よっしゃー!んじゃ、一週間後にアイナ食堂でオフ会だー!!」
リーリエ、カキ、マーマネ「おーっ!!」
ピカチュウ「ピッカー!」
ロトム図鑑(嫌な予感がするロト)
リーリエ「………それでは一週間後のオフ会に向けて……」ゴソゴソ
リーリエ「ひと狩りいきますか?」ニコッ
サトシ「え」
カキ「え」
マーマネ「え」
リーリエ「…………嫌なんですか……?」
サトシ「…………いや……」
一週間後
アイナ食堂
ロトム図鑑「結局人が集まらなかったロトね」
リーリエ「おかしいですね……論理的結論からいいますと……」
マーマネ「まぁいいじゃん!逆にホッとしたよ!」
カキ「かもな?」
サトシ(あれからプリンセスちゃん見つからなかったな……)
ピカチュウ「ピカピ……」
リーリエ「こんな事ならスイレンも誘えば良かったですね?」
カキ「いつものメンバーでアイナ食堂でご飯食べるだけだけどな?」
マーマネ「今からでもスイレン呼ぶ?」
ワイワイ
サトシ「…………………」
サトシ「ん?」
リーリエ「どうしたんですかサトシ?」
サトシ「スイレンだ」
マーマネ「え?」
スイレン「……………」
カキ「? 一人で席に座ってなにやってんだ?」
リーリエ「ひょ、ひょっとして彼氏とか?」キャー
マーマネ「え!?」
カキ「やるなスイレン」ニヤニヤ
サトシ「おーい!スイレーン!」
ピカチュウ「ピッカー!」
スイレン「あ!サトシ!」ガタッ
サトシ「一人で何やってんだ?マオの仕事終わるの待ってんのか?」
スイレン「えへへ」
サトシ「?」
スイレン「その……今日、オフ会やるって聞いたから……」モジモジ
サトシ「……………え?」
スイレン「こ、これ!」
サトシ「………それ…3DS………」
スイレン「じ、実はその………」
スイレン「私、海王牙なの!」テレッ
サトシ「…………マジかよ……」
ピカチュウ「ピー………」
スイレン「うん!嘘じゃないよ♪」
スイレン「実は……前からポケハンやってたんだけど言い出せなくって……」
スイレン「でも、サトシがポケハン始めたって聞いたから」モジモジ
サトシ「…………………」
スイレン「名前見て、一発でサトシってわかった!」
サトシ「…………………」
スイレン「だから勇気を出してフレンド申請してみたの!」
ピカチュウ「ピッカー………」
スイレン「ねえ、サトシ!早速一緒に狩りを………」
「アローラ」
スイレン「………え?」
カキ「ネカマでキモいホシです」ヌッ
マーマネ「カスのトゲデマルです」ヌッ
スイレン「……………ぁ………」
リーリエ「………中二病の……」
リーリエ「邪王魔神です」ニコッ
スイレン「…………………」
サトシ「…………………」
ピカチュウ「……………ピー……」
ロトム図鑑(嫌な予感が当たったロト…)
スイレン「………………」
リーリエ「………………」
マーマネ「…………………」
カキ「…………………」
サトシ(空気が重い………)
ピカチュウ「ピッカー……」
ロトム図鑑「ロー………」
サトシ「あ、あのさぁ……」
サトシ「ほ、ほらっ!ゲームでは色々あったけどさ?」
サトシ「こうやってみんなで顔を合わせたんだしこれからは仲良く……」
スイレン「サトシ………」
リーリエ「……………」
カキ「…………そうだな」フッ
カキ「サトシの言うとおりだ」
マーマネ「………うん、今までの事は一旦水に流そうよ!」
スイレン「みんな……」ウルッ
サトシ「へへっ、んじゃーみんなで……」
リーリエ「…………いくらゲーム上とは言え……」コホン
リーリエ「限度というものがあると思いますが?」
スイレン「!」
サトシ「お、おい……」
カキ「リーリエ………」
マーマネ「あわわわわわ……」
リーリエ「誰とは言いませんが、自称プロハンさんにはもう少し大人になって頂きたいですね」
スイレン「自称ってなに?」カチン
リーリエ「別にスイレンの事を言った訳ではありませんが?」
サトシ「お、おい……」
カキ「も、もうその辺で……」
スイレン「………リーリエ」
リーリエ「なんですか?」
スイレン「邪王…なんだっけ?それとさ、あの喋り方」
リーリエ「それがなにか?」
スイレン「あれさ、カッコ悪い通り越して恥ずかしいよ?」プッ
リーリエ「」ブチッ
サトシ「も、もうやめてくれ……」
カキ「最悪だ……」
ロトム図鑑「泥沼ロト」
マーマネ(帰りたい)
ピカチュウ「ピー……」
リーリエ「…………サトシ?」ニコッ
サトシ「な、なに?(なんでこっちにふるんだよ………)」
リーリエ「サトシ……大変だったみたいですね……」
サトシ「へ?」
リーリエ「ストーカーに付きまとわれて」
スイレン「」ビクッ
リーリエ「確か……ポケハンでいくら拒否しても部屋に入ってきたり、逐一ログインを確認されたりしたんだとか…」
サトシ「い、いや……その………」
スイレン「………………」
リーリエ「おまけに追い出したりブロックしたら家まで行くと脅されたとか」
サトシ「…………」
リーリエ「怖いですねストーカ……
スイレン「………………」ガタッ
リーリエ「………なんですかスイレン」
カキ、マーマネ(帰りたい本当に帰りたい)
スイレン「ちがうもん!」
リーリエ「なにが?」
スイレン「ストーカーじゃないもん!」グスッ
リーリエ「…………………」
サトシ「い、いや…お、俺はもう気にしてないよスイレン?」アタフタ
ピカチュウ「ピカピ……」
スイレン「だいたい……リーリエだって……!」
リーリエ「………なんですか?」
スイレン「まいこちゃん☆とかいうゆうたを追い出せ追い出せって蹴ってたもん!」
リーリエ「あれは論理的結論から言います、ゲームのルールも守らない愚か者に対する当然の処置です」
スイレン「そ、そんなの言い訳!」
スイレン「やってる事、私と変わらないよ!」
リーリエ「ストーカーはしてませんけどね」
スイレン「……………」
サトシ「…………なぁ、もうやめようぜ?」
マーマネ「………そ、そのまいこちゃん☆ってさ?」ボソッ
スイレン、リーリエ「!」
マーマネ「ぼ、僕たちもあったよ!ね?カキ?」
カキ「あ、ああ!そうだな!会った会った!」
リーリエ「…………え?」
マーマネ「開口一番に"きのみください"」
カキ「そして"しっぽ切ってよ"」
カキ「まさにテンプレゆうただよな?」
マーマネ「ひょっとしてネタだったのかもね?」
スイレン「…………そういえば……」
サトシ、マーマネ、カキ「!」
スイレン「そのまいこちゃん☆、クエ貼っていい?とか聞いて返答待たずにクエ貼ってた」
リーリエ「あれは怒りを通り越して笑っちゃいましたよね?」クスッ
スイレン「ね?」クスッ
サトシ(場が少し和んだ……?)
マーマネ(これは……)チラッ
カキ(ああ…)コクッ
スイレン「リーリエ、礼がどうの言って怒ってた!」
リーリエ「スイレンだって夢中で蹴ってましたよ?」クスッ
カキ「そ、そういえばまいこちゃん☆が尻尾ほしいから切って指示出すからとか言ってたんだけどな?」
スイレン「ああ、そういえば……」
リーリエ「言ってましたねそんな事…」
マーマネ「その指示ってのがさぁ…ねえサトシ?」チラッ
サトシ「え?ああ!」
スイレン「なになに?」ワクワク
リーリエ「なんですか?」ワクワク
サトシ「………ギャラドスの尻尾切って」
スイレン「………へ?」
リーリエ「……なんですかそれ?」
サトシ「なにって…まいこちゃん☆から来た指示だよ」
スイレン「い、いや指示って……」プルプル
リーリエ「何処が指示なんですかソレ?」プルプル
サトシ「だよな?ちょっと意味わかんないよな?」
リーリエ「ふふっ、全然意味わかんないですよ!」クスッ
スイレン「サトシも災難だったね?」ププッ
サトシ「ははっ、かもな?」
スイレン「ねぇ!もっとまいこちゃん☆の伝説ないの?」ワクワク
リーリエ「もっとください!もっと!」
サトシ「えーと……」
ワイワイ
マーマネ「カキ!」グッ
カキ「ああ!」グッ
スイレン「まいこちゃん☆サイコー!」
リーリエ「後一回くらいなら一緒にプレイしてみたいですね?」
スイレン「ねー?」
リーリエ、スイレン「あ………」
スイレン「………………」
リーリエ「………………」
スイレン「あの………ごめん…リーリエ…」
リーリエ「……私の方こそ………」
サトシ「………へへっ」ニッ
カキ「……良かった…」ホッ
マーマネ「………本当に良かった……」グスッ
ピカチュウ「ピカー!」
ロトム図鑑「これにて一件落ちゃ……」
「おまたせしましたー」ガチャン
全員「!」
マオ「…………………」グスッ
サトシ「………あれ?マオ……」
カキ「………な、なんで泣いてるんだ…?」
マーマネ(まさか……)タラッ
マオ「うぅ……アローラみなさん…ひっぐ……」
マオ「噂のっ!ひっぐ……」プルプル
マオ「………まいこちゃん☆です……」グスッ
全員「!?」
マーマネ(終わった…)ガクッ
ロトム図鑑「ボク、用事を思い出したから帰るロトー」ヒュー
サトシ「……あの…その……マオ?」
マオ「わ、わたじ……みんながポケハンやってるの楽しそうで……」グスッ
カキ「ぁ……いや………」
マオ「………でも……一緒にやろっで……言えなぐっで……」ヒッグ
リーリエ「あ、あのですね?さっきのは………」
マオ「つ、つよくなったらっで……」ズズッ
スイレン「ゴメンナサイ………」ボソボソ
マオ「………でも…迷惑だったんだね…」グスッ
マーマネ「えっと………」
マオ「………うぅ………ヒッグ………」
ピカチュウ「ピカー……」
マオ「うぅ………」グスッ
サトシ「…………………」
カキ「…………………」
マーマネ「………………」
リーリエ「…………………」
スイレン「……………………」
マオ「………………」グスッ
サトシ「…………あのさ…とりあえず……」パカッ
サトシ「ひと狩りいこうぜ?」
ピカチュウ「ピカー」
カキ「……………」
マーマネ「…………」
リーリエ「…………………」
スイレン「…………………」
マオ「…………………」グスッ
全員「うん……」パカッ
おわり
このSSまとめへのコメント
控えめに言って最高に面白かったです