麦野「随分と馬鹿みたいな能力に目醒めちゃったのね、アンタ」
フレンダ「酷くない!?」
麦野「でもまぁ、面白そうじゃあるわね」
フレンダ「でしょ?それに、仮に二次元の世界で死んだり怪我してもコッチに戻れば生き返るのは実証済みだからね」
麦野「私が死ぬとか舐めてんの?……っていうか、どうやって試したのよ」
絹旗「浜面で試したんですよ。LEONの世界に連れっていったらスタンスフィールドに撃ち殺されまして」
麦野(何やってんだアイツ!?)
絹旗「まぁ、フレンダが能力を解除したら生き返ったんですけどね」
麦野「絹旗がそう言ってるなら本当なんでしょうけど……浜面は今どこにいんの?見当たらないけど」
フレンダ「かなり酷い具合に撃ち殺されたショックで落ち込んでたから、滝壷と慰安旅行って訳よ」
麦野「チッ……面白くねぇな」
フレンダ「じゃあ気晴らしに、二次元の誰かをフルボッコにしたらどう?」
麦野「悪くないわね。漫画とかアニメでも行けんの?」
フレンダ「もち!」
麦野「じゃあ……>>5あたりと戦ってみようかしら」
※安価は漫画やアニメのキャラクターから選出御願いします。
ヤムチャ
麦野「じゃあ……ヤムチャあたりと戦ってみようかしら」
フレンダ「あぁ~ドラゴンボールの。でもかなり雑魚キャラじゃない?」
麦野「まずは軽くやって気晴らしよ。長くもってくれりゃいいけどね」
絹旗「面白そうですね!行きましょう!」
フレンダ「それじゃードラゴンボールの世界へ~、レッツゴー!」キュィンッ!!
フレンダ「よっ」スタッ
麦野「うわっ!」スタッ
絹旗「おぉ~、ここがドラゴンボールの世界ですか!」
麦野「本当に二次元に飛べるのね……って、あれヤムチャかしら?」
ヤムチャ「フッ!フッ!フッ……!」
絹旗「うわぁ……指一本で逆立ち腕立てやってますよ。人間ってあんなの出来るんですかね……」
フレンダ「……麦野。やっぱ止めておいたほうがよくない?」
麦野「ハッ。筋肉馬鹿程度ならヨユーだっつーの。アンタらはここで見てな」
麦野「おい、そこのむさ苦しいの」
ヤムチャ「……あ?」
ヤムチャ(って!なんだこの美人!?)
ヤムチャ「え、えっと……何か御用で?」
麦野「ちょっと気晴らしにボコられてくんない?」
ヤムチャ「はっ?」
麦野「だからぁ、アンタは私のサンドバックになれつってんのよマヌケ」
ヤムチャ「口の悪い女だな……俺が一般人を相手するわけなんかないだろ」
麦野「ハッ、モブ如きが私を一般人扱いなんてね……テメェの祖チンぶった斬んぞコラ?」
ヤムチャ「消えろ……ぶっ飛ばされんうちにな」ファーック
麦野「ブッ殺すぞゴラァッ!!」
麦野「死ねやッ!!」
“ボボッ!ボシュゥン゛ッ!”
ヤムチャ「っ!?」
麦野の周囲より展開された陽子レーザーが凄まじい速度でヤムチャを襲った。
三本のレーザーは淡い緑光の尾を引いた先で爆風を伴うものの、的を得ることは叶わない。
ヤムチャ(なんだ今のは!?)
麦野(なんて速度で動きやがる!?だが……数で押し込めば問題じゃないッ!!)
右往左往に飛び回るヤムチャに向け、陽子レーザーのラインは次第に数を増加させる。
防戦状態にあるとはいえ、乱射される音速並みのレーザーを避け続けるヤムチャは只者ではない。
麦野「オラオラオラァ゛!?いっちょまえなのは逃げ足だけかァ!?」
ヤムチャ「調子に乗るなよ……!」
”
ヤムチャ「フッ!」
“ダンッ!!”
麦野「ッ!?」
ヤムチャが地を蹴りだす音はもはや轟音に近いものがある。
五十メートルは離れている位置からただの一蹴りで間合いを詰めたという驚愕の事態に、麦野の胸中には焦燥が走っていた。
麦野「ぅ……おぉ゛オオッ!!」
“ボパァ゛ンッ!!”
ヤムチャ「ッ゛あ!?」
僅か数メートルにまで迫られた麦野は咄嗟にシリコンバーンを拡散させていた。
思考を回すよりも早く撃ち放つことが叶ったのは、第四位としての闘争本能によるものである。
麦野「ふゥーーーッ……ふッ……!」
麦野(やばっ、かった……今のはヤバかったぞクソがッ……!)
麦野(だが、今ので殺ったか……?)
砂煙の中、麦野は目の前で転げるヤムチャを覗く。
通常なら即死レベルの威力を伴うショットガンレーザーが直撃したのだ。生きているはずがない。
ヤムチャ「痛ってぇ……」ムクッ
麦野「はぁ!?」
ヤムチャ「なんだ今の……目くらましか?」
麦野「なっ、なんで……なんで生きてんだテメェ!?」
ヤムチャ「今の技を見たところ、一般人よりは鍛えてるようだな……気絶させる程度で終わらせてやるか」
麦野「待て!まっ……」
ヤムチャ「喰らえッ!!」
“ボキャァ゛ッ!”
麦野「ぎょぺェッ!!?」
速度と重みを伴った狼牙風風拳(ろうがふうふうけん)が、麦野の腹部に直撃。
それは人体を叩く音とは到底思えなかった。
一瞬にて肉と骨、果ては内臓までを破壊し尽くす殺戮の絶技が生んだ鳴動は、地獄にまで響き渡る……!
麦野「っ、が……ァ!……カッ……は…」
麦野「ぁ・・・・・・」
嗚咽を漏らすことさえ叶わなくなる。それは当然だった。
極撃を受けた腹部は木っ端微塵に吹き飛ばされ、血肉の嵐が舞い起こったのだから。
胴体を粉々に二分割にされた麦野沈利は、顔を歪ませたまま・・・・・・逝った…。
絹旗「きっ、汚ねぇ花火だぜ……っ!」
ヤムチャ「あ……あれっ?」
麦野「」ビクッ・・・ビクンッ
フレンダ「ちょっ!!麦野!!?」
麦野「」
ヤムチャ「えっ、死んっ……はぁああ!?手加減したはずだぞ!!?」
フレンダ「うぇぇええぇん!!むぎっ、麦野が!麦野が……っ!」
絹旗「フレンダ!早く能力解除を!」
フレンダ「あっ…そうだった!解除ッ!!」キュィンッ!!
麦野「……」
フレンダ「麦野!起きてよ麦野っ!!」
麦野「……」
絹旗「麦野起きてください!麦野ってば!!」
麦野「……っ…あれ?」
麦野「ここは……私の部屋」
フレンダ「麦野っ!」
麦野「一体、私は……」
絹旗「ヤムチャの狼牙風風拳を喰らって胴体が木っ端微塵になったんですよ。覚えてませんか?」
麦野「…ぁ……あァッ!?ひぃいッ!!」ガクガク
フレンダ「麦野!落ち着いて……!」
絹旗「あーこれトラウマパターンですね」
麦野「ぅう……!」
フレンダ「どうしよう……!?」
絹旗「もっと弱いヤツ相手にして、自信を取り戻させるのはどうでしょう?」
絹旗「この状態じゃアイテムのリーダーとして問題ですし……」
フレンダ「うん……麦野、いける?」
麦野「……む、無理っ!無理よ!!」
絹旗「麦野!しっかりしてください!!貴女は私たちのリーダーなんです!!」
麦野「私が……リー、ダー…………そうね、私が間違ってた」
麦野「次はしっかり勝って……自信を取り戻すわ!」
絹旗「ええ、その意気ですよ!」
麦野「フレンダ!次は>>43と戦うわ!」
キリト
すまん。SAOって観てないから、書けそうにないっす。
再安価>>57
※>>1が観たものは↓なので、出来れば考慮してくれると助かる
DB、ボケモン、デジモン、まどか、ワンピ、ゆううゆうはくしょ、からくりさーかす、FateZero、鬼哭街、ヘルシング、今日からヒットマン、ドロヘドロ、禁書
三部 承太郎
ジョジョは大丈夫です。ジャンプ系列は多分いける
麦野「フレンダ!次は承太郎と戦うわ!」
フレンダ「……ダメだ。やっぱまだ精神不安定みたい」
麦野「大丈夫。第三部の承太郎なら……!」
フレンダ「いやいや!?どう考えても……」
絹旗「フレンダ!麦野を信じましょう!」
フレンダ「っ!……わかった。麦野は私たちのリーダーだもんね」
麦野「当たり前でしょ……絶対に勝って、私は私を取り戻す!」
フレンダ「オーケィ!それじゃあジョジョの世界に~レッツゴー!!」キュィンッ!!
フレンダ「っとぉ」スタッ
絹旗「おぉ、エジプトですねここ!」
麦野「市街地ってことは……あっ、居た」
承太郎「もっとマシな飲みモンはないのか……この国」
ジョセフ「そうか?ワシはこのチャイを結構気に入とるがな」
ポルナレフ「でもよぉ~たまにはこう、冷ンめたぁ~いコーラとか飲みてぇよなぁ?」
承太郎「俺もそう思うぜ」
絹旗「カフェで寛いでるみたいですね……」
麦野「よっし、ちょっと戦ってくるわ」
フレンダ「大丈夫かな……」
絹旗「んー花京院達もいるってことは、まだ承太郎は時を止めれないはずですよ」
麦野「……ちょっといいかしら」
承太郎「ん……日本人か?」
“ ゴ・・ゴ・・・ゴ・・ゴ・・ゴ・・・! ”
麦野(すっ、凄みがハンパないッ……つーかデカ過ぎでしょ!?)
承太郎「おい」
麦野「はぃいッ!?」
承太郎「日本人が……俺になんの用だ?」
麦野「ぇ、えっと……その…私と、戦ってほしいなぁ……なんて」
承太郎「今、なンつった……?」
“ ド・・ドッ・ド・・ドドド・・ッ・・・! ”
麦野「ひぃぃっ!?」
絹旗(飲まれちゃってますね……)
ID:qe9nIiNF0うぜぇ・・・
ポルナレフ「おいおい承太郎ォ~、何女の子イジメてんだ?」
承太郎「いや、このアマが戦いたいだとかヌカしてきやがったもんでな」
アブドゥル「……スタンド使いか?」ズィッ
ジョセフ「スタンド使いは引かれ合うと言うが……まさか、ディオの手下では」
麦野「ちっ、違っ―――!」
麦野(いや……待て。何言ってんだ私は……無理矢理にでも戦う理由作らないと……)
麦野(そうだ。私は“アイテム”のリーダーだ!たかだかスタンドが使えるだけの人間相手なんぞに……負けるかッ!!)
承太郎「おい、何か言ったらどうだ?」
麦野「そうよ!私はスタンド使いの麦野沈利ッ!!」
麦野「承太郎……アンタを、倒させてもらゥッ!!」
承太郎「ほォ……サシで挑むたァ、上等だぜオラッ!!」
御坂「私って、ラディッツくらいになら勝てそうな気がするわ」
もしかしてコレ書いてた人と同じ人?
承太郎「“スタープラチナッ”!!」
“ドギュゥンッ!”
麦野「っ!?」
見えた……これが、スタンド。麦野の目にその姿がはっきりと写る。
だが、次の瞬間。
承太郎「オラァッ!!」
“ドゴッ……メギィ゛ッ!!”
麦野「がぱァッ!!?」
放たれた拳速があまりにも速過ぎる。
その強烈な拳を横っ面に受けた麦野は、十メートル後方の壁に叩きつけられていた。
承太郎「ッ!?あ゛……!!」
だが麦野は、ただ成されるがままに拳を受けたわけではない。
迫り来る拳を前にして、掌からジェットのように陽子レーザーを噴射し、拳の威力を殺していた。
だからこそ、麦野は大仰に後方へ吹き飛んだのだ。
承太郎(なッ!なんだ……今のが、ヤツのスタンドか!?)
狙いを定めたわけではないが、噴射したレーザーは承太郎の片足を掠め、出血と激痛を伴わせていた。
麦野「ふ、フフッ!初手は五分ってとこかしら……?」
>>90
いや。俺じゃないよ。
それが面白かったからコレやってるだけっす
フレンダ「凄いよ麦野っ!やっちゃえー!」
ジョセフ「承太郎!!」
承太郎「黙ってろジジイ!!サシで戦らせろッ!!」
麦野「ハッ!漢を魅せてくれるじゃない……けど、この射程なら……」
麦野「私の領域だッ!!」
“ボゥン゛ッ!!”
承太郎「“スタープラチナッ”!!」
発射されたその一撃は承太郎の正中を目掛けたため、スタープラチナの鋼腕で弾くこうとするものの……。
承太郎「っ゛う!?」
まごうことなく確かに、レーザーの軌道は斜めに逸れた。
だが、鉛のような物体とは違う高エネルギーを伴ったソレは、スタープラチナの腕を少々ばかり削っている。
当の本体である承太郎の手首は、骨が少し削れるまでに至り、尋常でない血液が地面に滴り落ちていた。
麦野「行くぜオラァ゛ッ!!」
承太郎(不味いッ……!)
承太郎「スターフィンガァ゛アッ!!」
麦野「ッ!?」
凄まじい腕速で振られた血液は、まるで刃を成したかのように扇状に風を切る。
刹那として悪寒が走った麦野の胸中は、一瞬だけ思考が停止したかと思えば、演算もろともであった。
麦野「ぉ…うォオオッ!!!」
“ヒュパァ゛ンッ!!”
麦野「っ゛~~!!」
飛来した血液の刃が視認出来ていたわけじゃない。
死神の鎌のように意思を持った殺意の軌道を、彼女の第六感が察知……寸でのところで回避が間に合い、靡く髪が大きく切れ落ちるだけに終わる。
麦野(あ、危な………っ、なにッ!?)
承太郎「……俺の射程だぜ」
麦野(早い!詰められた!?)
回避行動が生んだ死角を生かし、承太郎は麦野の目の前にまで迫っていた。
互いの距離約二メートル……先手を撃たない者は、確実に死ぬ。
好機を得たはずの承太郎でさえ、そう感じざるを得ないほどの狭窄の間……。
ID:hEtyeRJ70が割とガチな知識だしお前がもう書けよ
麦野(どうする!?また背後に飛ぶべきか!?……だが……)
走馬灯のように景色がスローに変わる……否、世界が止まるかのようにさえ思えた。
その世界の中で、迸るほどの動悸を胸にしまい込み、思惑を張り巡らせるものの……。
麦野(撃たなければ……勝てないッ!!)
時間は必要ではなかった。己が勝つための方策など、答えは一つでしかない。
たとえ己が死のうとも、撃ち放てばヤツを殺れる。ならば撃ち放つのみ……例え、結果がどうあろうとも。
麦野「……ぉ」
麦野「ォオお゛ッ!!!」
迫り来る死の恐怖を打ち砕くための慟哭と共に……出力を全開に、展開位置六点、着弾予測ポイントを全点対象へ。
ヤツのスタンドの拳はもう目の前……もう、後に引く余地などない。
承太郎「“スタープラチナッ゛”!!!」
麦野「っ゛――――!!!」
グシャリと拳が叩き込まれる。が、演算を止めるわけにはいかない。
全てがスローに映る今、痛みさえもがじわりと蝕み続ける。
強がりなんてやめればよかった。思考が止まりそうだ。カッコつけなければよかった。だが……全ては、整った。
麦野「“原子崩し(メルトダウナー)”ッ!!! 」
“ボボボゥン゛ッ!!ボボンッ!!!ボパァ゛ンッ!!!”
フレンダ「麦野!麦野っ!!」
絹旗「麦野ーっ!起きてくださいよ!」
麦野「……ん、んあっ?」
フレンダ「……良かったぁ……麦野ぉ」
麦野「はっ!?……ぉ、おいっ!どうなった!?何がどうなった!?」
麦野「承太郎との戦いは……!」
絹旗「決まってるじゃないですか。スタンドなんてもの相手にしたんですから」
麦野「……わたし……」
フレンダ「勝ったって訳よっ!!」
麦野「えっ?」
麦野「勝った……の?」
フレンダ「とーぜん!流石はアタシらのリーダーってことよ!」
―おわり―
>>114
いや、無理だろ。
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