ガヴリール「いちゃいちゃしたいラフィエルはムラムラしてる」 (35)

ガヴリール「いちゃいちゃしたいラフィエル」のつづき

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【ガヴリール宅】


ラフィエル「あー……」

ガヴリール「うー……」

ラフィエル「ガヴちゃん」

ガヴリール「なにー?」

ラフィエル「コタツって、あったかいですねー……」

ガヴリール「んー……」グデ-

ラフィエル「冬と言えばコタツ、コタツと言えばみかん。だそうですよ」

ガヴリール「まだギリギリ秋じゃね」

ラフィエル「コタツを出すほどの寒さならもう冬という事でいいんじゃないですか?」

ガヴリール「なるほど、一理あるな」グデグデ

ラフィエル「というわけで、みかんを用意してあります。食べます?」

ガヴリール「たべる」ムクッ

ラフィエル「むいてあげますね」ニコニコ

ガヴリール「ん」

ラフィエル「みかんって、結構むくの楽しいんですよね」ムキムキ

ラフィエル「はい、あーん」

ガヴリール「あむ」

ガヴリール「んむんむ」

ガヴリール「おいしい」

ガヴリール「んあ」ア-ン

ラフィエル「もう一つですか?」

ガヴリール「ん」コクコク

ラフィエル「うふふ、わかりました」ムキムキ

ラフィエル「あーん」

ガヴリール「んむ」

ガヴリール「もぐもぐ、おいし」

ラフィエル「ガヴちゃんの餌やり、とっても癒されますねー」

ガヴリール「餌やりとかいうな」

ガヴリール「んあ」ア-ン

ラフィエル「あら、さらにもう一ついっちゃいますか」

ガヴリール「んあんあ」コクコク

ラフィエル「はい、あー…………」

ガヴリール「あー」ア-ン

ラフィエル「…………」

ガヴリール「あー?」ア-ン

ラフィエル「…………」

ラフィエル「ガヴちゃんっ」バッ

ガヴリール「!?」

ラフィエル「ちゅっ、あむ、んむふぅ……!」

ちゅっちゅっちゅ~

ガヴリール「んむ、んあっ……ちょ、ちょっと……」

ガヴリール「い、いきなりなにすんのラフィ!」///

ラフィエル「すみません、ガヴちゃんの小さくて可愛いベロを見てたら、ついキスをしたくなりまして……」

ラフィエル「みかんを待つお口の奥でぴこぴこ動いてるのがたまりませんでした」

ラフィエル「時にガヴちゃん」

ガヴリール「ん?」

ラフィエル「実は私の家にもコタツとみかんを導入したんですよ」

ガヴリール「そうなんだ」

ラフィエル「お家に、来ません?」

ガヴリール「…………………………なんで?」

ラフィエル「よそと自宅のコタツとみかんを比べることができるじゃないですかっ」

ガヴリール「いや変わらないでしょ!? みかんはともかくコタツは差とか比べなくてもいいでしょ!」

ラフィエル「そんな事ないです!最新コタツですよ!」

ガヴリール「うちで充分だよ……」

ラフィエル「もぉー、どうして来てくれないんですか!」

ガヴリール「いや、前も言ったけどさ……ラフィの家って、手錠とかコスプレ?衣装とか変なのあって怖いんだって」

ガヴリール「私、なんか身の危険を感じちゃうよ……」

ラフィエル「別に使うとは言ってませんよ。眺めて楽しんでいるんです」

ガヴリール「どんな趣味だよ!?」

ラフィエル「鑑賞は健全な趣味じゃないですか」

ガヴリール「………………変なことしない?」

ラフィエル「します」

ガヴリール「絶対行かないよ!!」

ガヴリール「なんで正直に言うんだよ!逆に怖いわ!」

ラフィエル「ガヴちゃんのそういう反応が可愛くてついつい本音が……」

ラフィエル「話はまた変わるんですけど」

ガヴリール「うん」

ラフィエル「最近お風呂にジャグジーを取り付けたんです」

ガヴリール「ジャグジー!! なんで!?」

ラフィエル「キャラに合っているかなと」

ガヴリール「金持ちお嬢様め!」

ラフィエル「違います!ちゃんと天使のお仕事を頑張って購入したんです!」

ラフィエル「お風呂の底に泡が出る板を敷く簡易的なものです。そこまで高価ではありませんよ」

ラフィエル「と言うわけでですね」

ラフィエル「入りに、来ませんか? ジャグジー」

ガヴリール「なんの目的で誘ってるの?」

ラフィエル「普段面倒くさくてお風呂に入りたがらないガヴちゃんも、これなら楽しんでくれるかな?と」

ガヴリール「……本当のところは?」

ラフィエル「ジャグジーの泡が大事な所に当たって ひゃんっ!ってなるガヴちゃんを見たいんです」

ガヴリール「えっち!すけべ!エロ天使!」

ラフィエル「はっ!しまった、またしても本当の事を」

ラフィエル「…………」

ラフィエル「ガヴちゃん、実は私ヨガマットを……」

ガヴリール「そうやって自宅に招こうとしても流されないからな!」

ガヴリール「将来が時々不安になるよ……自分の付き合ってる相手がもしかしたらやばいやつなんじゃないかって」

ラフィエル「そんなぁ、ただガヴちゃんへの愛が止まらないだけですって。普通です、普通」

ガヴリール「ふつう~~? なんか変な性癖とか持ってんじゃないの」ジロジロ

ラフィエル「……まあ、あると言えばあるんですけど」

ラフィエル「ガヴちゃんには今まで秘密にしていましたが……」

ガヴリール「な、なに……」

ラフィエル「私、実はちょっぴりSっけがあるみたいなんです……!」

ガヴリール「知っとるわ」

ラフィエル「まあこのままガヴちゃんと一緒にコタツで楽しむのも、それはそれで良いんですけどねー」

ガヴリール「ラフィの退屈病が発症しかけてる」

ラフィエル「…………」

ラフィエル「あ、唐突に閃きました」

ガヴリール「閃きは唐突に訪れるものだからな」

ラフィエル「ガヴちゃん、天界にもコタツの良さを伝えてみませんか?」

ガヴリール「……えぇ?本当に唐突だな」

ガヴリール「そもそも持ち込みできないよコタツなんて」

ラフィエル「そこは私がなんとか考えますので」

ガヴリール「行き当たりばったりだなおい」

ガヴリール「まさか今から天界に行くの?」

ラフィエル「はい。ガヴちゃんもハニエルちゃんにしばらく会っていないでしょう? 顔を見せてあげたら喜びますよ」

ガヴリール「ん……まあ、ね。私も近々実家に帰ろうと思ってはいたし……」

ラフィエル「それに、そろそろゼルエルさんにも私たちの関係を報告した方が良いのでは」

ガヴリール「げっ!また面倒なことになるからいいよ。絶対まだ言うなよ」

ラフィエル「うふふふふ、どんな表情をするのか見ものですね」ニコニコ

ガヴリール「お前ただ姉さんをからかいに行きたいだけだろ」

【天界・天真家】


ラフィエル「というわけで、ガヴちゃんの実家にやっって来ました」

ガヴリール「本当に来ちゃった」


ピーンポーン


ゼルエル「はい、どちらさまで……おお、ラフィエル。ガヴリール!」

ラフィエル「お久しぶりです。ゼルエルさん」

ラフィエル「ふつつかものですが、よろしくお願いします」ペコリ

ゼルエル「え?なになに?どうしてそんな挨拶するんだ?」

ガヴリール「おいこら、ラフィやめなさい」

ゼルエル「なるほど、日帰りで訪れたのか」

ラフィエル「すみません。急に押しかけてしまいまして」

ゼルエル「いや、本来なら修行期間中であるからあまり天界に戻ってくるなと言うところだが、ハニエルも寂しがっていてな。ちょうど良かった」

ゼルエル「私も今さっきまでガヴリールのベッドで寝転がりながら駄天前の写真を眺めていたところだ」

ガヴリール「ちょっと!?私の留守中は勝手に部屋に入らないでって言ったでしょ!?」

ゼルエル「やっぱり本物は可愛い」ギュ

ガヴリール「姉さん、お願い。早めにシスコン直して」ゲンナリ

ラフィエル「ゼルエルさんは面白いですねー」

ハニエル「あっ、ガヴお姉ちゃん!!ラフィエルお姉ちゃんも!」テテテ

ハニエル「わーい!どうしたのっ? 今日はお祝いごとっ? どうしておうちにいるのっ?」

ガヴリール「ハニエルに会いにきたんだよ」ナデナデ

ハニエル「ほんとっ!?やったぁ!」ギュ

ラフィエル「良かったですね。ハニエルちゃんっ」

ハニエル「うん!ラフィエルお姉ちゃんもお久しぶりだね!」

ラフィエル「もう、ハニエルちゃん。ラフィエルお姉ちゃんじゃなくて、ラフィエルお義姉ちゃんですよ!」

ハニエル「え? なにがちがうのー?」

ガヴリール「こら、ラフィエル!徐々に浸透させていくな!」

ラフィエル「今日はハニエルちゃんにプレゼントがあるんです!」

ハニエル「えー、なになに?」

ガヴリール「ラフィ、持ってきたよ」

ラフィエル「あ、ちょうど良い感じです。お借りしますね」

ラフィエル「この座卓にお布団をかけていって……」ファサ ファサ

ハニエル「テーブルにお布団を被せるの?変なのー」

ラフィエル「ゼルエルさん、天使の輪を貸して頂けますか?」

ゼルエル「ん、何故だ? これは清らかな天使の証。そう簡単に人に貸すものではないぞ」

ラフィエル「崇高で高貴な天使のゼルエル様にしかつとまらないことなんです」

ゼルエル「仕方ない貸そう」

ガヴリール「ちょろっ」

ラフィエル「輪っかをコタツの中に入れて……」

ラフィエル「さ、どうぞ皆さん。足を入れてみてください」

ハニエル「?」ソ-

ハニエル「あ!」パァァ

ゼルエル「ほう、これはこれは」

ラフィエル「どうでしょうかっ」

ガヴリール「すごい。姉さんの輪っかが見事にヒーターになってる……」

ハニエル「あったかーい!」

ゼルエル「これはコタツだな。ふふ、下界での修行時代を思い出すな……なんか輪が使われている事に引っかかるが」

ラフィエル「下界ではこのコタツに入ってみかんを食べる文化があるんです」

ゼルエル「みかんならちょうどあるな。持ってこよう」トテトテ

ガヴリール「……ぷーくすくす、輪がない姉さんってなんか間抜けで笑える」

ラフィエル「どうですか?ハニエルちゃん」

ハニエル「えへへへ、ポカポカしてとっても幸せになるね!」

ラフィエル「それは良かったです!」

ゼルエル「うむ、心が和やかになるな………………ところでラフィエル」

ラフィエル「はい?」

ゼルエル「なぜ私の妹は君の膝に座ってみかんを食べさせて貰っているのかな?」

ガヴリール「ぱく、あむあむ」モグモグ

ラフィエル「あ、4人じゃ狭いかなと思いまして、膝に乗ってもらっているんです」

ゼルエル「もう一辺が空いてるだろう!そっちに座りなさいガヴリール!」

ガヴリール「やだよ姉さんと近くなるじゃん。コタツの中で変な事してきそう」

ゼルエル「なるほどその手が……ガヴリール、早くお姉ちゃんのお隣に来なさい」

ガヴリール「うわ、絶対変なことされる」

ラフィエル「ゼルエルさん気づいてなかったのにガヴちゃんが言うからー」

ガヴリール「姉さん、私たちそろそろ……」

ゼルエル「ん、もう行くのか」

ハニエル「え!お姉ちゃんたち帰っちゃうの?」

ラフィエル「明日も学校がありますからね……本当はもう少し居たいのですが」

ハニエル「……お姉ちゃん、帰る前にぎゅーして」

ガヴリール「わかった。おいで」

ハニエル「んー!」ギュウウウ

ガヴリール「また年明けには会いに来るよ。ハニエル」ナデナデ

ハニエル「うん!約束だよ!」

ラフィエル「…………」ムム

ラフィエル「ガヴちゃん、あとで私にもぎゅーしてください」

ガヴリール「なんでちょっと嫉妬してんだ。相手はハニエルだぞ……」

ゼルエル「ガヴリール、お姉ちゃんにぎゅーは?」

ガヴリール「バイバイ姉さん」

ラフィエル「ガヴちゃん、少し私の家にも寄っていいですか?」

ラフィエル「いくつか下界に持って帰りたいものがあるので」

ガヴリール「うん、別にいいよ。ラフィの実家でかいからちょっと緊張するんだよなぁ」

ラフィエル「将来的には頻繁に出入りする事になるかもしれないので、今のうちに慣れちゃってください」

ガヴリール「うっ……ちょくちょくプレッシャーかけて来るのやめてよ……」

ラフィエル「うふふふ、今度テーブルマナーなど、一緒にお勉強しましょうねっ」

【天界・白羽家】


ラフィエル「えーっと、カギ、カギっと。ありました」

ガヴリール「呼び鈴押せば誰かしら開けてくれるんじゃないの?」

ラフィエル「どうせ家族はいつも出払っていますし、かしこまって出迎えられるのも嫌なので、こっそりと入ります」

ガヴリール「お嬢様も大変だな」

ドア「」ガチャ



マルティエル「」ジッ



ガヴリール「ひっ」
ラフィエル「ひっ」

マルティエル「お待ちしておりました。お嬢様」

ラフィエル「驚かせないでくださいマルティエル」イラ

ラフィエル「それになんで私が帰るタイミングを知っているんですかー?」イライラ

マルティエル「失礼いたしました。お嬢様の気配を感じたので出迎えなくてはと」ペコ

マルティエル「ガヴリール様、お久しぶりです」ペコ

ガヴリール「あ、は、はい」ビクビク

マルティエル「お嬢様、お疲れでしょう。入浴されてはいかがですか?」

ラフィエル「今日は少し寄っただけなので、結構ですよ」

マルティエル「かしこまりました。それでは、リラックスしていただくためルームウェアをご用意していますので」

ラフィエル「それも結構でーす」

マルティエル「…………ということは」

マルティエル「お着替えシーンは無いということですか?」

ラフィエル「うっとうしいので、どこかに行ってくださーい」

マルティエル「承知いたしました」スッ



ガヴリール「お前んとこの執事ってさ……」

ラフィエル「見なかったことにしてください。あれは白羽家の恥部なんです」

ガヴリール「ラフィエルの家にはコタツ広めなくて良いの?」

ラフィエル「あ、私の家は全部屋、暖房完備なので必要ないんです」

ガヴリール「いちいちムカつくなお前」

ラフィエル「床暖房とか付いてますよ」

ガヴリール「え、床暖あるの? 気になる!」

ラフィエル「マルティエルが “なぜか” 事前に付けてくれていたので温まっているはずですよ。私の部屋に行きましょうか」

【ラフィエルの部屋】


ガヴリール「お、おお、あったかいな」ヌクヌク

ガヴリール「床に寝そべりたくなっちゃう」ノビ-

ラフィエル「ガヴちゃん、ネコみたいですね。可愛いですっ」

ガヴリール「んー、んー」ノビ-

ガヴリール「ん」ゴロン



マルティエル「…………」(机の下)



ガヴリール「」ビク

マルティエル(ラフィエルお嬢様には秘密でお願いします)シ-

ガヴリール「ラフィ! 執事が!」ビクビク

ラフィエル「あっ!こんな所に潜んでいたんですね!えいっ!えいっ!出て行きなさい!」バシバシ

ガヴリール「ラフィ! スプレーどこ!?」

マルティエル「秘密でって言ったのに」カサカサカサ

ラフィエル「これ遠足に行った時の写真!ガヴちゃん美味しそうにお弁当食べてますっ。可愛いですね~」ペラ

ラフィエル「あっ、体育祭で一生懸命なガヴちゃん!運動がへたっぴな所がまた可愛い!」ペラ

ガヴリール「なんで卒アル鑑賞会が始まってんだよ!」

ラフィエル「昔のガヴちゃんを思い出したくて」ニコニコ

ラフィエル「これ!ガヴちゃんが首席卒業の時の代表挨拶ですよ!凛々しい顔なのに可愛さが詰まってますっ!」

ガヴリール「も、もう良いだろそれはさぁ」

ラフィエル「あ、恥ずかしいんですか?」ニコニコ

ガヴリール「…………」

ラフィエル「それとも、私が褒めてる過去の自分に嫉妬してるんですか?」ニコニコ

ガヴリール「……ふん」プイ

ラフィエル「もー!ガヴちゃんどうしてそんなに可愛いんですか!可愛すぎて可愛いです!」ギュウウウウウ

ガヴリール「や、やめろ抱きつくな!」///

ガヴリール「そんなのどうでもいいから!下界に持って帰りたいものを取りに来たんでしょ!」

ラフィエル「ああ、そうでした。ガヴちゃんとの婚姻届を取りに来たんでした」

ガヴリール「なにそれ!?」

ラフィエル「天使学校の時に書いていたんです」

ラフィエル「今日天界に来てから、ふと思い出したので、まだあるかなーと思って」

ガヴリール「なんだよ婚姻届って……お前ってほんとよくわからない遊びするよな」

ラフィエル「もー、遊びじゃないですよ」

ラフィエル「私、結構前からガヴちゃんのこと好きだったんですよ?」

ガヴリール「え?」

ラフィエル「この人とだったら結婚しても良いかなーって」

ガヴリール「へっ、え! あぁ? う、嘘でしょ?」

ラフィエル「実は嘘じゃないんです。天使学校の時から気にはなっていたんですよ」ニコニコ

ガヴリール「でも今の私ってその時とはだいぶ……」

ラフィエル「確かに下界に来てガヴちゃんは見事に駄天しちゃいました」

ラフィエル「でも、やさぐれちゃってもガヴちゃんはガヴちゃんでしたから」

ラフィエル「本質はやっぱり優しくて、なんだかんだ付き合ってくれて、とっても可愛くて」

ラフィエル「私の大好きなガヴちゃんのままだったから、ずーっと恋してましたっ」ニコニコ

ガヴリール「や、やめてよもう……///」プシュ-

ラフィエル「うふふ、びっくりしました?」

ガヴリール「衝撃の新事実だよ」

ラフィエル「というわけで、ありました!婚姻届です!」

ガヴリール「うわ、本当に書いてる……」

ガヴリール「……………」

ガヴリール「ん!? 何で私の字が記入済みなの!?」

ラフィエル「純真だった頃のガヴちゃんをちょっくら騙して書いてもらったんです」

ガヴリール「いやいやいや!こんなの書いた覚えないよ!」

ラフィエル「例えば婚姻届のフォーマットに合わせてそれっぽい言葉の文書を作成してですね」

ラフィエル「名前などの記入部分をカッターで切り抜いてから婚姻届に被せると……」

ラフィエル「ほら、あたかも自然に名前を記入してもらえるでしょう?」

ガヴリール「怖っ!怖っ!あの頃の私もっと注意しろよ!!」

ラフィエル「冗談でやってみたんですが、正直上手くいくとは思っていなかったので…………当時のガヴちゃんの純真さは斜め上をいってましたね」

ラフィエル「……あのときは流石に騙したまま提出するのは良くないと思っていたんですけど」

ラフィエル「今なら、良いですよね?」

ガヴリール「…………」

ガヴリール「はぁ、全くもう」

ガヴリール「良いよ」

ラフィエル「やった!」

ラフィエル「卒業まで額縁に入れてお家に飾っておきましょう!」

ガヴリール「それは恥ずかしいからやめて!!」

ラフィエル「うふふ、今日はとても楽しかったです。天界もたまには帰ると良いものですね」

ガヴリール「ラフィエルの退屈病が治ってよかったよ。私はちょっと疲れたけどな」

ガヴリール「姉さんと白羽家の執事は私には胃がもたれる」

ラフィエル「私も、しばらくはマルティエルに会わなくていいです」


ラフィエル「あ、この卒業アルバムと婚姻届、うちに持っていきたいので帰りに寄ってもいいですか?」

ガヴリール「うん、わかった」

【下界・ラフィエル宅】


ガヴリール「あー、やっぱ下界が一番だわー。ラフィ、お茶ー」ダラ-

ラフィエル「うふふ、ガヴちゃん。ついに私の家に来てしまいましたね」

ガヴリール「…………」

ガヴリール「はっ!?」

ラフィエル「ついにこれらを使う時が来ました……」スッ

(手錠)(犬耳)(首輪)(リード)(付け尻尾)

ガヴリール「おいこらその尻尾どうやって付けんだ!! 挿れるのか!? あそこにっ!?」

ガヴリール「まさかお前、このためにわざわざ天界に……!」

ラフィエル「はい。ガヴちゃんの警戒を解くために一日付き合っていただきましたっ」

ガヴリール「まわりくどいわ!!!」

ガヴリール「まっ、まってラフィエル!」

ラフィエル「待ちませーん」ニコニコ

ガヴリール「ね、姉さんとか執事が千里眼で見てるかもしれないでしょ!?」

ラフィエル「あ、結界は張りますよ。ガヴちゃんの可愛い姿は私以外に見せたくないので」

ガヴリール「あ、だっ、でも!」

ラフィエル「駄天しちゃったガヴちゃんならまだしも、私なら大丈夫です。これでも次席ですよ?」

ラフィエル「ん……首席を次席が襲うってなんか良いですね。ちょっと興奮します」

ラフィエル「うふふふ、ワクワクして来ちゃいました♪」

ガヴリール「お前のその性格って絶対あの執事が原因だろ!」

ラフィエル「む……一緒にしないでください」

ラフィエル「そんな事を言うガヴちゃんにはお仕置きをしないといけませんね……じゅるり」

ガヴリール「だっ、誰か助けてえええええ!」

ラフィエル「うふふふ、結界を張ったので、もう誰にも声は聞こえませんよ」

ガヴリール「結界を出れば……!」

ラフィエル「ガヴちゃん、私これでも運動神経はいい方なんです」ジリ

ガヴリール「ひぃぃ……!」

ラフィエル「私がガヴちゃんを逃すと思いますか?」

ガヴリール「うわーん!」ダッ

ラフィエル「仕方ないですねー」サッ

ラフィエル「はい、つかまえましたっ」ギュ

ガヴリール「はなせー!」




ラフィエル「安心してください。たっぷり優しくしてあげますから」

ラフィエル「コスプレもジャグジーもいっぱい堪能していちゃいちゃしましょうねー♪」

ガヴリール「せめてお尻は許してぇぇーー!!!」



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