蒼星石「ジュンくんを嫉妬させたいんだ」 (40)

途中までになるかもですが。


蒼星石「……」ペラペラ

翠星石「あれ、蒼星石。読書中ですか」

蒼星石「ん?やあ翠星石。おじゃましてるよ」

翠星石「なに読んでるですか?」

蒼星石「『ローゼンメイデン0―ゼロ―』だよ」

翠星石「ローゼンファン待望の新シリーズで、ウルトラジャンプで絶賛連載中のあれですか?」

蒼星石「うん、9月19日に単行本2巻がでたからジュンくん名義でポチッたんだ」

翠星石「翠星石たちの大正時代の活躍を描いた作品ですねぇ。懐かしいですねぇ。まさかあんな事件が起きて、あんな形で解決するとは」

蒼星石「懐かしいねぇ。まさかあのドールがあんなことをして、あんなことになるなんて」

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翠星石「で、なんでいまさら読んでるですか?」

蒼星石「……翠星石。ジュンくんのこと、どう思ってる?」

翠星石「え!?あ、あの……ジュ、ジュンのことなんてなんとも思ってねーですよ!」

蒼星石「フフフ」

翠星石「ま、まあ!アリスゲームを終わらせたり、真紅を治してくれたこととか、ちょっとは感謝してるです!ちょっとは!!」

蒼星石「そうだね。ジュンくんのおかげで僕たちも救われた。こんな日が来るとは思ってなかったからね」

翠星石「そ、それがなんか関係あるですか」

蒼星石「確かにボク達の生活は平和になって、姉妹の仲も良くなってきた。でも、その弊害が出始めていると思わないかい?」

翠星石「弊害?」

蒼星石「ああ。争いがなくなり、ジュンくんがお父様の力を得た今、他の姉妹達もこの家に来ることが多くなった」

翠星石「そうですねぇ」

蒼星石「真紅、雛苺がよみがえり、金糸雀もマスターとよく来る」

翠星石「迷わk……デカ人間はちょっと控えてほしいですねぇ」

蒼星石「さらに、巻かなかったジュンくんのことを入れれば雪華綺晶や水銀燈まである」

翠星石「はぁ」

蒼星石「つまりね、何が言いたいというと、『ジュンタイム』が不足してきてるってことさ」

翠星石「はぁ?」

蒼星石「だからさ、今までジュンくんは真紅、雛苺、翠星石、ボクの4等分だったわけだ」

翠星石「ケーキ分けるみたいに言うなですぅ……」

蒼星石「それが今は7等分。ボクはもうその程度のご褒美じゃ満足できない体にさせられてしまってるんだ」

翠星石「す、翠星石は別に……そんなジュンのことなんて……」

蒼星石「ハァーーー(クソデカため息)」

翠星石「な、なんですかー!」

蒼星石「そんな悠長にツンしてる場合じゃないんだよ翠星石!」

翠星石「別にツンとかじゃ……」


蒼星石「いいかい?ジュンくんを下僕と扱う真紅。いつもべったりな雛苺。この時点でボクらに与えられた分け前はイーブンじゃないんだ!」

蒼星石「ましてや翠星石はツンデレ。その性質上ツンの時は距離をおかなきゃならない。実働時間はさらに短くなるんだよ!」

蒼星石「そしてジュンくんは最近リア充化してきている!他の姉妹のマスターも絡んでくることになるだろう!薄い本的には実姉まである!」



翠星石「……ど、どうすればいいですか!?」

蒼星石「そこでこれだよ」本ポンポン

翠星石「全然話がみえねぇです……」

蒼星石「フフフ。これでジュンくんを嫉妬させるのさ!」

翠星石「はぁ?」

蒼星石「この本はボクらの大正時代のことを描いている。つまりマスターはジュンくんとは別の人だ」

翠星石「翠星石のマスターが菊。蒼星石のマスターが花でしたね」

蒼星石「ああ。そしてジュンくんが、このボク達の冒険活劇を読んだらどう感じると思う?」

翠星石「…………どうなるですか?」

蒼星石「まず間違いなくこうなる!」

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ジュン「な、なんだこの本は!」

ジュン「なんで蒼星石と翠星石が出てるんだ!しかも僕以外のマスターと!!」

ジュン「二人は僕のものなのに!僕だけがマスターなのに!!」

ジュン「許さない!許さないぞ!!」

ジュン「おい!蒼星石!翠星石!こっちに来い!!二人のことを今すぐ抱きたい!!」

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蒼星石「…………」

蒼星石「十中八九こうなるね」

翠星石「…………はぁ、蒼星石」

蒼星石「なに?」



翠星石「天才じゃねーですか」

蒼星石「まあね。ローゼン一の頭脳派と呼んでくれていいよ!」


金糸雀「ヘプシッ!」

みつ「あらカナ風邪?」

金糸雀「出番を奪われた気がするかしら……」

翠星石「ないすあいでぃあですぅ!蒼星石!早速この本をジュンの部屋に置きにいくです!」

蒼星石「翠星石、実はその本以外にも試してみたい事があるんだ」

翠星石「ほう!話を聞こうじゃねーですか!」

蒼星石「しばらくあえてジュンくんに執着するのをやめるんだ。つまりジュンくん以外の人と仲良くしている所を見せ付けるんだ」

翠星石「さらに嫉妬心を煽るわけですね!」

蒼星石「そう。そしてついに耐え切れなくなったジュンくんは野獣とかして……」

翠星石「フフフ。ジュンのやつ泣いてしまうかもしれねぇですねぇ」

蒼星石「ここは心を鬼にするんだ。ボク達の薔薇色の未来のために!薔薇乙女だけに!」

翠星石「も~!浮かれすぎですよ蒼星石~」

蒼星石「ハッハッハッハ」

ピンポーン


巴「こんにちわー」

ジュン「おー柏葉。雛苺に会いにきたのか」

巴「ええ。お邪魔してもいいかしら」

ジュン「ああ、今ちょうどお茶の時間なんだ」

巴「実はそう思ってお菓子を持ってきたの」

雛苺「あ~~!トゥモエ~~~!来てくれたのーーーー!」

巴「こんにちは雛苺。苺大福もってきたよ」

雛苺「あ~~~!うにゅーなの~~~~!!」

巴「ふふ。そうね。うにゅーね。」

雛苺「トゥモエだいすきなの~~~~~!!」

巴「はい、雛苺。あーん」

雛苺「あ~~~~~n


蒼星石「あむっ!」

雛苺「!!」

翠星石「クッチャクッチャクッチャ」

ジュン「 」

巴「 」

翠星石「クッチャクッチャクッチャ……ゴクン!」ケプゥ

雛苺「 」

翠星石「あぁ!しまったですぅ!ジュンというマスターがいながら、ジュンの目の前で他の人の手から食べ物をもらってしまったのですぅ!」チラッチラッ

翠星石「でもしかたねぇですね。トゥモエの手にあるものがおいしそうに見えたのですから」チラッチラッ

雛苺「Fuck」

ジュン「こ、こらー!この性悪人形!お前一体何を!!」

巴「さ、桜田くん、まだあるから……」

ジュン「そういう問題じゃないだろ!」

翠星石「(こんなに怒るってことは…………ジュンは今激しく嫉妬しているです!!)」

ジュン「お前、普段雛苺のものをとったりするやつじゃ……してるけども!今回のはダメだろ!」

翠星石「(ウンウン。わかってるですよ。ジュン。きっといま心の中では……)」

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ジュン「僕以外のやつの手から物を食べるな!お前の唇に触れてその温もりを知っていいのは僕だけだ!」

翠星石「ジュン……」

ジュン「翠星石が望めば口移しでだって……」

翠星石「な!?く、くち!?……だ、大福を食べたからお茶が飲みたいです……。とびっきり甘い甘いお茶を……」

ジュン「す、翠星石!!」ガバァ

翠星石「んっ!ジュン!!」
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ジュン「聞いてるのか!?なに笑ってんだ!」

真紅「ジュン。くんくん人形を見かけなかったかしら」

ジュン「さあ?見てないぞ」

真紅「そう……」

ジュン「なくなったのか?」

真紅「ええ……さっきまでリビングで一緒だったのだけど、少し目を離したら……。見かけたら教えて頂戴……」

ジュン「ああ、わかった。僕も探してみるよ」

真紅「ええ……お願いするわ……」


ジュン「僕の部屋にでも忘れてるのかな」ガチャ

ジュン「ん?鞄が閉じてる?こんな時間から誰か寝てるのか」

ジュン「これはたしか蒼星石の鞄か……」

ジュン「おーい。大丈夫か?体調でも悪いのか?開けるぞー」ガチャ

蒼星石「はっ!しまった!間男……間オスのくんくんと一つの鞄で寝ているところを見られてしまった!!」

ジュン「は?」

蒼星石「こ、これは違うんだ!いつもくんくんとこんな真昼間の情事を繰り広げているわけじゃなくて!!す、すぐ追い出すから!!」

蒼星石「そ。そう!くんくんが勝手に鞄に忍び込んできたんだ!そして旦那(ジュンくん)の代わりに俺がその欲求不満を慰めてやるって……!」

ジュン「よくわからんが具合が悪いわけじゃないんだな?」

蒼星石「う、うん。むしろくんくんは『ご無沙汰のわりに中々具合が良かったぜ』って……」

ジュン「?そうか。それならいいんだ。とりあえず、くんくん借りてくぞ?」

蒼星石「え?う、うん」

ジュン「(真紅に届けてやるか)」ガチャ



蒼星石「……はっ!ジュンくんはくんくんに嫉妬している!!」

蒼星石「くんくんを借りていくということはきっと今頃……」


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ジュン「おいくんくん!ちょっとツラ貸せよ!」

ジュン「僕の蒼星石に手……前足だしてんじゃねー!」

ジュン「いいか!蒼星石の体をクンクンして謎解きしていいのは僕だけだ!!」

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蒼星石「ってことが繰り広げられるに違いない……」テレテレ

ジュン「はい真紅。見つかったぞ」

真紅「あぁ!!くんくん!良かった!心配したのよ!」ギュッ

ジュン「もう無くすなよ」

真紅「ジュン!くんくんをどこで見つけたの!?」

ジュン「蒼星石の鞄で一緒に寝てたぞ」

真紅「え!?なぜ蒼星石のところに!?」

ジュン「う~ん。なんか無理矢理入ってきたとか、欲求不満がなんとか」

真紅「なっ!?嘘でしょくんくん!!私でもまだなのに!!」

真紅「…………」

真紅「そう……あの女がたぶらかしたのね……」



のり「今リビングでくんくんが怒られてたけど(真紅に)」

蒼星石「やっぱり!!」


真紅「……」

蒼星石「あ、真紅。さっきちょっとくんくん借りたよ!」

真紅「…………この泥棒猫」ボソッ

雪華綺晶「どうですか?似合いますか?マスター」

大人ジュン「ああ。よく似合ってるよ」

雪華綺晶「嬉しいですマスター!」

大人ジュン「でも細部が少し雑だったかな……あっちの僕ほど器用じゃなくてごめんな」

雪華綺晶「そんなことないです!マスターが一生懸命作ってくださったお洋服ですもの。世界で一番素敵なお洋服ですわ……」

大人ジュン「ハハッ。大袈裟だな。これくらい当たり前だよ。だって僕は雪華綺晶のマスターなんだから」


雪華綺晶「マスター……」

大人ジュン「雪華綺晶……」



翠星石「はいちょっと失礼するですよ」ガラッ

大人ジュン「す、翠星石!?」

翠星石「デカジュン登りです~~!」

大人ジュン「おわっ!」

翠星石「デカイとちがうですね~。なんかこう……やっぱ、デカジュンの登りを……最高ですね!」チラッチラッ


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ジュン「そんなにデカイのがいいのか!?」

ジュン「身長じゃ勝てないけど、こっちのアリスゲームなら負ける気はないぞ!!」

翠星石「はぇ~すっごいおっきいですぅ~」

ジュン「ほら!夜のアリスゲームの始まりだ!」

翠星石「あぁ!薔薇乙女からただの女に狂い咲きですぅ!アリスじゃなくなっちゃうですぅ!」

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大人ジュン「何なんだ一体……」

ジュン「わからん。僕もいきなり連れてこられた」


雪華綺晶「お姉様とっとと帰りやがれですわ」

みつ「いいよー!カナ!こっち!こっちに目線ちょうだい!」パシャッパシャッ

金糸雀「は、はいかしらー」

ジュン「あのー、みっちゃんさん。なにも家で撮影会しなくても……」

みつ「だって!こんなにジュンジュンの新作の服があるんだもの!撮らなきゃもったいないわ!ジュンジュン!レフ板もっと上よ!」パシャッパシャッ

ジュン「はい……」

みつ「さあ!蒼星石ちゃんも撮影しましょ!」

蒼星石「マスターの……ジュンくんの許しがないと、服を脱ぐのは…」

ジュン「だからそんな誤解されるようなことを!」

みつ「そ、そうだったわね!ごめんなさい!」



蒼星石「でも、みっちゃんさんが見たいならボク裸になっても……」

みつ「( ゚д゚)」

金糸雀「( ゚д゚)」


みつ「((((  ゚д゚)))」

金糸雀「( ゚д゚)ハッ!みっちゃん!ダメかしら!!」

みつ「うぁぁぁああわぁあああん!可愛い!可愛いわ蒼星石ちゃん!!夢なら覚めないでーーー!」スリスリスリスリスリスリスリスリスリ

蒼星石「ア゙ア゙ア゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙!!!!」スリスリスリスリススリスリスリスリ

金糸雀「あ、あれは!記念日とか誕生日とかのイベント時にしか発生しないレベルの可愛がりかしら!素人さんには耐えきれないかしら!」

ジュン「なんだそれ……」

金糸雀「最悪の場合もげかねないかしら!」

ジュン「も、もげ!?あ、あの!みっちゃんさん!その辺で勘弁してやってくれませんか!」

蒼星石「ア゙ア゙ア゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙!!!!(嫉妬してる!!!!)」スリスリスリスリススリスリスリスリバキッ

ジュン「だ、大丈夫か?蒼星石……」

蒼星石「うん……。ギリギリどこぞのジャンクみたくならずにすんだよ」

ジュン「そ、そうか……」

蒼星石「(ふふ、ジュンくん。平静を装っているけど内心……)」


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―――――――――
――――――
蒼星石「ダメだよジュンくん!そんなこと!」

ジュン「うるさい!僕以外に肌を見せるなんて!」

蒼星石「ごめんよジュンくん。でも衣装を着替えるだけだから!ね?」

ジュン「だ、だめだ!全部僕のものだ!」ガバッ

蒼星石「あぁ!ジュンくんの野生に火をつけてしまった!乱暴に押し倒されてしまう!」グイッ

ジュン「ケツ舐められたことあんのか誰かによ!」

蒼星石「(≧Д≦)」

――――――
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――――――――――――


みつ「いやー。蒼星石ちゃんが可愛すぎて暴走しちゃったわ」

ジュン「気をつけてくださいよ。治すの大変なんだから」

金糸雀「みっちゃんも蒼星石ももう知らないかしら!」プンスコ


雛苺「Fuck」

真紅「あのあばずれ……」

雪華綺晶「人のマスターに手を出す屑……」

金糸雀「みっちゃんの浮気者……蒼星石の変態……」プンスコ

ジュン「なんか最近みんな暗いな」




翠星石「いやー!作戦がうまく行き過ぎてて怖いぐらいですねぇ」

蒼星石「ボクも自分の才能が怖いよ。このままいけば耐え切れなくなったジュンくんは……」

???「ふぅん。なかなか面白そうな話してるじゃな~い」

蒼星石「そのSっ気たっぷりのわざとらしい猫なで声は!」

翠星石「水銀燈!!」

水銀燈「ちょっとその話、詳しく聞かせてくれるかしらぁ」

翠星石「何しに来たですか!今日はお前はおよびじゃねーです!」

蒼星石「これはボクらとマスターの問題だからね。ジュンくんと契約していない君には関係ないよ」

水銀燈「ふぅん。まぁ、契約はしてないけど、媒介はしてるのよねぇ。言ってみれば『体だけの関係』ってとこかしら」

翠星石「そ、そういう言い方やめるですぅ!」

水銀燈「でもチマチマ貰うよりもっと効率的に直接貰おうかと思ってるのよねぇ……方法はまぁ、言わなくてもわかるわよねぇ」

翠星石「な!?///」

水銀燈「私の言うこと聞くなら、一緒に参加させてあげなくもないけれど?」

翠星石「そんなのジュンが拒否するに決まってるです!それに今日の翠星石達はそう簡単にジュンにデレたりは

蒼星石「仲間に入れてくださいお姉様!!」ドゲザ

翠星石「蒼星石!?」

水銀燈「そこまでプライド捨てられるのはある意味尊敬するわ……」


水銀燈「とりあえず、今回のことあの子達に説明なさい」

水銀燈「今のあの子の入れる紅茶はゲロみたいな味がするわ」

真紅「で?なんでみんなにこんな嫌がらせをしたのかしら?」

翠星石「いえいえ、嫌がらせじゃなくて嫉妬をですねぇ……」

雛苺「あ?」

翠星石「蒼星石にやれって言われたです!!」

蒼星石「え!?」

雪華綺晶「お前とりあえす、犬の真似しろよ」

金糸雀「観念して全部吐くかしら!名探偵の目からは逃れられないかしら!」


蒼星石「……じ、実はこの前、外を歩いていたら……」

蒼星石「はぁ……、ジュンくんとイチャコラしたいなぁ……」トボトボ

???「きみ?どうかしたのかい?」

蒼星石「え……?」

???「ああ!怪しい者じゃないよ!ちょっとこの辺に用事があったんだけど、落ち込んでる君を見かけてね」

蒼星石「……実は、ある人の気を引きたくて……」

???「なるほど。……僕もねそういう思いを持っていて、講習会とかに参加して色々勉強したんだ。君にも教えてあげよう」

蒼星石「ほんとですか!?」

???「『押してダメなら引いてみろ作戦』はどうだろう?」

蒼星石「引く?」

???「そう!いったん距離をおいて、焦らしてから押すんだ!寄せ書きとか!」

蒼星石「なるほど!」

???「フフフ。力になれてよかったよ。それじゃ」

蒼星石「せめてお名前だけでも!」

梅岡「僕は梅岡。中学校の教師をしてるんだ!」



ジュン「 」

のり「さすが無能」

翠星石「うぅ……なんで翠星石がトイレ掃除なんてしなきゃいけねぇですか……」ゴシゴシ

蒼星石「みんなに迷惑かけたから仕方ないね……」ゴシゴシ

翠星石「蒼星石の甘言に惑わされた自分が情けねーです……」

ジュン「お~い。そっちが終わったら、次は部屋の片付け手伝ってくれ~」

翠星石「お断りですぅ!一人でやれですぅ!!」

ジュン「……ふーん、そうか。じゃあ水銀燈にでも頼んで二人だけでやるか」

翠星石「な、なんでそこで水銀燈が出てくるですか!わかったですぅ!翠星石が手伝ってやるですぅ!ちょっと待ってろですぅ!!」

蒼星石「(……水銀燈がそんなの手伝うわけないよ。翠星石……)」

ジュン「(意外とつかえるな『引いてみろ作戦』……)」

蒼星石「ところであれ効いたのかな。『ローゼンメイデン0―ゼロ―』作戦」ゴシゴシ

翠星石「効くわけねーです!あの時の翠星石はどうかしてたですぅ!」ゴシゴシ

蒼星石「いい作戦だと思ったんだけどなぁ……」ゴシゴシ



ジュン「この本、誰が持ってたか知らないけど面白いな~」

ジュン「ん?この男キャラクター真紅のマスターになりたがってるのか」

ジュン「ハハハ。あんなにわがままで暴力的なのも知らないで。フフフ。」



ジュン「くそ……真紅のマスターは僕なのに……」

おわりです。ありがとうございました。
『ローゼンメイデン0―ゼロ―』単行本2巻発売中です。連載中のウルトラジャンプ12月号は17日発売です。
いま発売中の11月号には、ローゼンメイデン✕サンリオキャラクターズのコラボステッカーがついてます。非常にかわいいです。

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