黒木「わたしの好きな所を10000文字以内で答えて下さい」 (10)

のらととのSSを、こう、なんかお送りする感じで

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1509964540

ノブチナ「これはただの独り言なんだが……」

ノブチナ「例えば、休み時間のたびに彼氏の教室に遊びに来る女がいるとすれば」

ノブチナ「そいつは恋愛光線を全方位に放っていると思わないか?」

井田「風紀委員長ー、風紀を乱している生徒がいまーす」

黒木「ちょっと! 外野の人達うるさいですよ!」

黒木「わたしは今、この10分のために、命を削ってですね!」

ノブチナ「わたしたちを外野扱いするとは、彼氏が出来て友情を忘れるテンプレだな……」

明日原「認めると、悲しいやつですよ、それ」

ノブチナ「受け入れろ……目に映るもの、全てが現実だ」

井田「当たり前だろ」

ノラ「俺は全てを受け入れてるよ」

黒木「じゃあ答えて下さい!」

黒木「わたしの好きな所を10000文字以内で!」

ナレーション「時計の針がチクタク、チクタクと回転して」

ナレーション「チクタク、チクタクと大きな古時計が仕事をして」

ノラ「黒木、黒木、一万文字は多くない?」

黒木「設問に対する疑問は一切受け付けません」

ノラ「でも多いしさ」

黒木「多いってなんですか」

黒木「これぐらい、彼氏なら答えるのが普通だと思いますけどね」

ノラ「……普通ってなんだ?」

ノブチナ「ノラ……目に映るもの、全てが現実だ」

ノブチナ「受け入れろ、全てはそこから始まる」

井田「受け入れて考えろよー」

ノラ(ボディーを見ればエロい……)

ノラ(表情を見ればエロい……)

ノラ(まるでテレビの中に移るアイドルみたいだ……)

黒木「さぁ、早く! 時間切れになる前にズバッと的中させる感じで!」

ノブチナ「これはただの独り言なんだが」

明日原「今日独り言多いっすね……」

ノブチナ「ノラが黒木と付き合い始めた理由って」

ノブチナ「体目当てじゃなかったか?」

明日原「おぉ、アダルトな理由」

ノラ「でもそこから始まる恋って素敵でさ」

井田「まず否定しろよっ」

ノラ「でも黒木が俺を好きだって言ってくれたのも」

ノラ「体(猫)目当てかもしれないし」

黒木「そんなわけなじゃないですか……」

黒木「どこの世界に……猫に発情して恋愛したいなぁだなんて!」

黒木「変人でしょう! いるわけないでしょう!」

ノラ「でも、10000文字で自分の好きな所答えろとか言ってくるし」

黒木「えぇ! 変なこと言ったつもり全然ないんですけどね!」

黒木「これぐらい簡単に答えられる感じでは!?」

明日原「この自信、あなたはどこから……」

ノブチナ「作為抽出されたC組から奪い取った自信だ」

ノブチナ「廊下の掲示板とか見て、黒木の名前を見つけてはな……」

明日原「そこに、わたしたちの名前はないんですね……」

黒木「勉強が出来ないのは単に努力不足だと思います」

黒木「ていうか、外野がうるさいせいでどんどん時間が減っていくじゃないですか!」

黒木「勉強ができないのはあなたたちのせいですが、半田君との時間が減っていくのは!」

黒木「おもに、あなたちによるあなたたちからあなたたちのせいだと思います!」

明日原「胸がふくらまないのは?」

黒木「……」

明日原「おっぱ○い」

ノブチナ「うぉい見たな! 今ぶしつけな視線でロックオンしたな!」

ノブチナ「お茶の間にわたしの小さな胸をよくも晒してくれたな!」

黒木「それは……事故みたいなものということで」

ノブチナ「うるさい! 持つ者のお前に発言権などない!」

黒木「いやわたし、半田君と話に来ただけなんですけど」

黒木「さぁ答えて下さい、半田君!」

ノラ「そう迫られても……」

ノブチナ「二人はなんでこんな話をしてるんだ?」

明日原「あれじゃないですか、ミカ吉さんの疑問に答えられるようにって言いながら」

明日原「どうやったら彼氏を振り向かせられるか、ミチパイが分かってないからじゃないですかね」

黒木「逃がしませんよ、半田君!」

ノブチナ「今日も平和な一日だ」

明日原「平和が一番と思います!」

 完。

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