雪乃「あなた大丈夫?」八幡「何が?」 (3)

読んでいた本から顔を上げると、雪ノ下雪乃が不審そうな顔でこちらを見ていた。

八幡「急にどうした?」

2人きりの部室はいつも以上に静かだった。
普段なら運動部の声なんかがグラウンドから聞こえるはずなんだが…ああなんだ窓が閉まっているのか。
大方雪ノ下が閉めたのだろう、数日前から急に冷え込んできてめっきり秋の様相だった。

雪乃「普段よりあなたの顔が…いえ顔色が悪い気がしたから」

八幡「おい聞こえてるから、訂正前が聞こえちゃってるからね」

このうっかり雪兵衛さんめ、黄門様に怒られるぞ。
だいたい思春期の男子のビジュアル面をdisるとか鬼だろ、鬼!悪魔!陽乃!
とまあどこぞのお姉ちゃんに悪態をつく俺を尻目に妹様は続ける。

雪乃「ごめんなさい、やっぱり本音は隠せないものね…」

八幡「やめろ悲しそうに目を伏せるな、本気にしちゃうだろうが」


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