【安価】で設定、変身ヒーロー! (263)

登場するオリキャラを募集します。
下記テンプレを参考にお書きください。

【ヒーロー名】

【名前】 ふりがなを書いて下さい。

【年齢】 戦闘可能な年齢でお願いします。

【性別】

【変身アイテム】 ベルト単体、プラス小物、または変身機構内蔵型武器などでも可です。

【性格】 簡単なもので大丈夫です。

【容姿】 身長や髪型、その他特徴など。

【モチーフ】変身するヒーローのモチーフをお書きください。

【能力・必殺技】 あれば書いて下さい。あまりにも強力すぎる場合は、調整が入る場合があります。

【スタンス】 積極的に人助けをおこなう、仕事と割り切ってやっている、復讐目的など、ヒーローとしてのスタンスや活動理由をお願いします。他のヒーローとの関係もあれば記述をお願いします。(他のヒーローと無関係にしたい場合、『ソロ』とお書きください)

安価募集したヒーローたちでSSを作成します。
なお、整合性やすりあわせのため一部設定を調整する場合があります。ご了承ください。
 

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1508590756

【ヒーロー名】 サンライオリジン

【名前】赤崎橙子 (あかざき とうこ)

【年齢】16歳

【性別】女

【変身アイテム】腕時計(サポートAi付き)

【性格】天真爛漫。明るくって、細かいことは気にしないお節介な所も。

【容姿】オレンジ髪のショートヘア。ボーイッシュ

【モチーフ】太陽amdライオン

【能力・必殺技】炎or熱を操る(色は橙色) 。光もメインではないが使えるようでビームも打てる。
接近戦が得意で必殺技は、炎(or熱) を纏ったパンチの「サンシャイン・バースト」(威力は調整できる)
キック版もありそちらは「サンシャイン・シュート」

【スタンス】純粋に人を助ける。悪とは戦うが、改心できるならしたい(押し付けはしない)
他のヒーローたちとは性格のためか基本的に仲がいい。彼女を苦手なヒーローもいる。

【ヒーロー名】 ブレイドハート

【名前】 刀羽 大和(とうば やまと)

【年齢】 21

【性別】 男

【変身アイテム】 刀の鍔

【性格】 常に飄々とした爽やかな青年

【容姿】 身長175cm 、黒髪黒目。髪は腰辺りまで伸ばしておりうなじで束ねている。見た目はイケメンの優男。
変身時は白い着物に蒼い袴で、打ち刀を帯刀している。

【モチーフ】侍

【能力・必殺技】 視界内にあるものなら距離を無視して両断できる能力(ただし居合い限定)を持つが、純粋に剣技だけでも強い。

【スタンス】 強敵と戦いたい。

【ヒーロー名】対人特化型艤装 「月夜野」

【名前】 戦場 翔 (いくさば かける)

【年齢】 20

【性別】男

【変身アイテム】 階級章(大佐クラス)

【性格】 正義感にはあついが熱血タイプではない

【容姿】 約180cm 黒髪 かっちりした服装

【モチーフ】第二次大戦頃の戦艦

【能力・必殺技】 九一式徹甲弾対人改良型(近距離戦)
機銃掃射(多人数戦)

【スタンス】 人助けは好きだが若いので2割くらいはモテたくてやっている
正義を通す時は多少強引になることもある

戦艦らしくパワーと防御にモノを言わせた戦闘スタイルだが機動力は並程度

>>9
他ヒーローとの関係

話しかけられれば話すし仲良くなるが自分からは行かない
去る者は寂しいので追う

24:00でいったん締め切ります。

基本的に変身後のヒーローは、仮面ライダー的なアーマー姿になる予定です。

【ヒーロー名】
ガンズロビン

【名前】
珠川 駿(たまかわ しゅん)

【年齢】
18

【性別】


【変身アイテム】
銀の弾丸

【性格】
クールでニヒルな男…になろうとしているがしまらない2枚目半なハーフボイルド。

【容姿】
身長170cm程度で茶髪、細身だが筋肉質。ココアシガレットをくわえている。

【モチーフ】
西武のガンマン

【能力・必殺技】
好きな銃を生成し、無限に弾を撃つことができる。複雑な構造をする銃ほど生成に時間がかかるが、一度つくってしまえば変身を解除するまで使える。
普段は構造が比較的簡単なリボルバーを愛用している。

【スタンス】
あくまで民衆を護る正義の味方であることを貫こうとする。
能力の性質上単体で戦うことは割りと少なく、スタンスとしても気のあう柴山(稲穂丸)と共に行動する事が多い。

視点となるキャラクターを選択してください。

1 サンライオリジン/赤崎橙子  >>3

2 ブレイドハート/刀羽大和 >>5

3 ガンズロビン/珠川駿  >>20


↓1~3 最もコンマが高いものを選択


――この街の暗闇には、怪物が潜む。

怪物は時としてその姿を現し、人を襲う。

無力な人間はただ、狩られるしかない。

女「た、助けて…………!」

怪物「gururururu――!」

街灯も人通りも少ない路上で、蝙蝠を思わせる漆黒の異形が女に襲いかかろうとしていた。
怯えて後ずさる女性に、怪物が今まさに覆い被さろうとしたその瞬間――!

橙子「うりゃあああーーーーッ!」

突如として現れた少女の跳び蹴りが異形を吹き飛ばした!
蹴り飛ばされた怪物と位置を入れ替わるようにして、少女が着地する。

橙子「お姉さん無事!?」

女「あ……」コクコク

橙子「良かったぁ、間に合って」

AI『良くありません。生身で突っこむなど無謀もいいとこですよ、橙子』

安堵の息を吐く少女の腕から、注告めいた電子音声が響く。

AI『もう少し、思慮深く行動して欲しいものですね』

橙子「お説教はあいつ何とかしてからね」

少女の視線の先で、怪物が立ち上がっていた。その目は新たな獲物を見つけた喜びに、爛々と輝いている。

橙子「いくよ、アイ」

AI『私はアイではなく単なるAIですが、いつでもどうぞ』

\awaken!/カチッ

橙子「変身!」

\sunri-origin!/

少女の身体が一瞬にして橙色の炎に包まれ、発生する光と熱が夜の闇を切り裂いていく。
真昼の太陽のような強烈な光が収まると、そこにすでに少女の姿はいなかった。
立っていたのは、太陽を飲み込もうとする獅子の意匠が施された鎧を纏う戦士の姿――

サンライオリジン「さあ、心に太陽当ててくよ!」
 

今回はここまで。

だいたいこんな感じで、キャラクターたちがわちゃわちゃ動きます。
 

AI『データベースへアクセス――終了。該当情報一件、通称【バット・クリーチャー】。蝙蝠の能力を持つ怪人です』

サンライオリジン「蝙蝠? それなら!」

サンライオリジンの腕に光が収束していく。次の瞬間、眩い輝きを放つ指向性を持った光の矢として射出された。
打ち出された光は狙いたがわず異形に命中し、その身体と翼を灼き貫く。

怪物「gyau!?」

サンライオリジン「よし、蝙蝠は強い光に弱い!」

AI『強い光(ビーム)……』

サンライオリジン「何か言った?」

AI『いえ、何も。ともかく、機先は制しました。一気に畳み掛けましょう』

サンライオリジン「うん!」

拳を握りしめたサンライオリジンが、襲いかかるバット・クリーチャーを迎撃する。

バット「gyaooo!」

サンライオリジン「はあああああッ!」

インファイト。
接近戦を得意とするサンライオリジンは、的確に相手の攻撃をいなすと同時に、体勢の崩れたバットの身体に重い一撃を叩き込んでいく。

バット「gyaooo!」

たまらずバット・クリーチャーは空中へと浮き上がった。サンライオリジンの拳が宙を切る。

サンライオリジン「あっ、こら! 下りてこい!」

バット「gugyagyagya――gyau!?」

笑っていたバット・クリーチャーが、突然バランスを崩して墜落する。
飛行に耐えられなかったのか、よく見ればその翼に空く焼け焦げた穴が大きく裂け広がっていた。

サンライオリジン「よ、よし! 計算通り!」

AI『結果オーライというんですよ。ともあれ、チャンスです』

サンライオリジン「分かってる!」

\overboost!/カチッ

サンライオリジンの腕が、橙色に燃え盛る炎に包まれる。

サンライオリジン「必殺! サンシャイン・バースト!!」

踏み込みと共に放たれた、炎を宿す一撃がバット・クリーチャーの腹部に突き刺さる。
瞬間、凝縮され腕に込められていたエネルギーが怪物の体内で解放された。莫大な炎と熱が発生させた轟音と爆炎が地を揺らす。

ややあって煙が晴れると、

橙子「ケホッケホッ、変身解除早すぎた……」

AI『お説教の続きです。もう少し、思慮深く。分かりましたか?』

一人の少女と一個のサポートAIが立っていた。
 

黒服「いいですか、これをよく見てください」

女性「はい……?」

ピカッ

黒服「はい、あなたは交通事故に遭遇しましたが、無事でした。今から家に帰るところです、はい復唱を」

女性「私は交通事故にあったけど無事で、今から家に帰るところ……」ボーッ

黒服「示談や警察の通報などは、全て終わらせたのでご安心を」

女性「全部終わったので安心……」ボーッ

黒服「はい、ではお気を付けてお帰りを」

女性「はい……さようなら……」フラフラ

橙子「うーん、相変わらず犯罪の気配がする光景だあ……」

黒服「仕方ありません、これも機密保持のためです」
 

黒服「しかし、サンライオリジンに呼び出されたのはちょうどよかった。こちらも連絡事項があったので」

橙子「連絡事項?」

黒服「はい。実は――」
 

イベント発生コンマ判定

ゾロ目で発生
それ以外でスルー

↓1

橙子「ヒーロー殺し?」

黒服「我々は便宜的にそう呼んでいます。すでに何人かのヒーローが遭遇し、そして――倒されました」

橙子「そんな……」

AI『強力な怪人の出現、ということですか』

黒服「それすらも不明、といったところでしょうか。とにかく注意してください。もし、手に負えないと思ったなら撤退も視野に入れて行動を」

橙子「は、はい」

黒服「お願いします。では私はこれで」


最後に何か聞きたいことは?
↓1

↓1

黒服「連絡先? 本部への連絡手段はもう知っているはずでは?」

橙子「あの、そうじゃなくて……えっと……」

黒服「? 私個人の連絡先ということですか?」

橙子「は、はいっ!」

黒服「構いませんが……では、これを」スッ

橙子「あ、ありがとうございます!」

黒服「では、私はこれで」ザッ

橙子「えへへ……」

AI『……駄目ですよ、橙子。あんな量産型黒服は』

橙子「な、何の話!? それにその表現はちょっと失礼なんじゃないかな!?」

AI『そうですか。ではMr.ジョン・スミスとでも呼びましょう。とにかく、駄目ですよ。私は認めませんから』

橙子「だ、だから何の話? 違うからね!」
 

行動安価

1 家に帰ろう
2 見回りしよう
3 本部に行こう

最も高いコンマ
↓1~3

橙子とAIの掛け合いが好き。相棒が出てる

今回はここまで。

毎日更新が目標ですが、無理な時はごめんなさい。
 

>>51
ありがとうございます。

Wとかオーズみたいな相棒モノ大好き。

橙子「よし、最後にもう少しだけ見回りして帰ろう」

AI『十分に気をつけてくださいね。先程のヒーロー殺しの件ももちろんですが、最近は特に怪人の出現件数が増加していますから』

橙子「なら、なおさらだよ。私たちは皆を守るヒーローなんだからさ」
 

見回り先安価

1 公園
2 商店街
3 学校
4 自由記述

最も高いコンマ なおこのスレよりも高コンマだと……?
↓1~3
 

橙子「特に、異常はないみたいだね」キョロキョロ

AI『……いくら見回りとはいえ、年頃の乙女が夜更けにこんな廃墟をうろつくのはあまり感心しませんよ』

橙子「それはそうだけどさ……でも、クリーチャーは人気のない場所によく現れるし」

AI『では、要注意スポットとしてあとで連絡を入れておきましょう』

橙子「お願いね。それにしても、酷い有り様。物とか瓦礫とかで歩きにくいなあ」

AI『足元に気をつけてくださいね』

橙子「分かってる――あれ?」ヌチャ

AI『どうしました?』

橙子「何か踏んだみた……い……?」

床に視線を落とした橙子の目に、粘性の赤黒い液体が映る。
窓から差し込む月明かりに照らされる、不気味な水溜まりは何かを引きずったように奥へと続いていた。
橙子が赤い軌跡を目で追っていくとそこには、

ヒーロー「――――――――」

強化鎧を無惨に打ち砕かれた、物言わぬヒーローの躯がそこにあった。
 

教師「――じゃ、HRはこれで終了なー」

センセイオツカーレ
   サヨナラ!
 ブカツイコー

橙子「…………」ハァ

友「どったの、トーコ。なんか、今日一日元気なかったけど」

橙子「ううん、何でもないよ。昨日の夜にちょっとヤなもの見ちゃっただけで」

友「? ま、いいけど。なら、気晴らしにどっか遊びにいく?」

橙子「あー、今日はちょっと……」

友「ああ、バイト? それかデートか」

橙子「デッ!? どこからそんな単語を!?」

友「アンタ、三年の先輩と仲いいじゃん。アタシゃてっきりそういう仲かかと」

橙子「違うよ! あの人はただのバイト仲間だから!」

友「なんだツマらん。じゃ、ヒマな時にでもまた誘うわ~」ヒラヒラ

AI『……このあと、本部から召集がかかっていますからね』

橙子「……アイ! 学校では話さないっでってば!」コソコソ

AI『収束させ指向性を持たせた音声ですから、橙子以外には聞こえませんよ』

橙子「……いつの間にそんな機能を!」コソコソ

AI『私は仕事のできるAIなのです』
 

行動安価

1 早く本部に行こう
2 まだ時間あるし、先輩に会いに行こう
3 召集、欠席しちゃおうかな……?
4 自由安価

最も高いコンマ
↓1~3

司狼「んで? 俺に何か用かよ」

橙子「用ってほどでもないんですけど、本部召集まで時間があったから」

司狼「召集……? ああ、そういや、んな連絡があったな」

AI『まさか、忘れていたのですか?』

司狼「興味なかったからな。どのみち行くつもりもねぇし」

橙子「……ねえ、アイ。欠席って許されるの?」

AI『やむを得ない場合をのぞけば、基本的に参加は絶対ですが……データベースを確認したところ、シルバーファングは何度か無断欠席した前例があります』

司狼「内容なんて、あとで黒服に確認すりゃいいことだしな」

橙子「じゃあ今回も?」

司狼「当然サボる。ああ、あの変人が出ないってんなら、考えてもいいけどな」
 

本部へ移動する前に何か聞きたいことがあれば。

↓1

司狼「ヒーロー殺しね……」

司狼「俺としちゃ大歓迎だ。弱ぇ雑魚共の相手は飽き飽きしてたからな。とっとと俺の前に現れて欲しいぐらいだぜ」

司狼「黒服からの情報を聞く限りじゃ、実力派のヒーローも狩られてる。かなり期待できそうだ」

司狼「やられたヒーローは、何者かに変身後に倒されていた。ってことは、ヒーローを相手取れる新種の怪人か――」

司狼「ひょっとしたら、同じヒーローって線もあるかもなあ」

司狼「おい、何意外そうな顔してやがる。お前、俺をただの戦闘バカだと思ってねえか?」

司狼「戦いを思う存分楽しむには、観察力や想像力も必要なんだよ。相手をよく知りゃ、取れる選択肢は増えっからな」

司狼「案外、犯人はお前ってオチかもな?」

司狼「そんときゃ遠慮なくかかってこいよ? 返り討ちにしてやっから」
 

サンライオリジン「結局、銀じ――シルバーファングは来なかったね」

AI『他にも、何人か欠席しているものはいるようです』

サンライオリジン「うん……ねえ、さっきの話、どう思う?」

AI『データが少なくて断定できませんが、あくまで可能性の一つとして頭に置いておくべきかと。――気にしても疲れるだけですよ』

サンライオリジン「……うん、そうだよね。あっ、そだ。ねえ、アイ」

AI『何でしょう』

サンライオリジン「何で、会議とか召集のときは皆変身する決まりなんだろうね? 戦うわけでもないのに」

AI『匿名性を維持するためですよ。ヒーローの中には、たとえ同じヒーローであっても正体を隠したい者もいるのです』

サンライオリジン「あ、そっか。セオ君とか、まさにそんな感じ――」

AI『橙子!』

サンライオリジン「! し、しまった!?」アワアワ

AI『幸い誰にも聞かれなかったようですが……気をつけてください。それとも、橙子の声にも指向性になる機能を拡張しましょうか?』

サンライオリジン「ごめんなさい……」
 

教授『さて、ヒーロー諸君。今日君たちに集まってもらったのは他でもない』

教授『耳聡い君たちはすでに聞き及んでいると思うが、最近ヒーローたちが何者かに倒されるという事件が相次いでいる』

教授『そこで我々は諸君らの強化改造を実施することにした! どんな敵がこようとも粉砕するドリル! 目から発射されるビーム光線!! そして敵を道連れに半径10キロを焦土と化す自爆装置――』

司令「冗談はその辺にしておけ。見ろ、皆引いているぞ」

教授『冗談? 心外だね! 嘘偽りなく本気だとも! ちょうど新たな実験の産物が――』

教官「……黙って」ピッ

教授『――――――』プツッ

教官「……モニターの電源、切りました」

司令「ご苦労。諸君、話を戻そう。ヒーロー殺しについてはすでに情報は渡ったはずだ。わざわざ諸君らに集まってもらった理由は主に三つ」

司令「一つは安否確認。まあ、中には欠席する者もいたようだが」

司令「二つ目は整備・調整の徹底だ。ヒーロー殺しと戦うにせよ逃げるにせよ、装備は万全の状態でなければならないからな」

司令「三つ目は情報の共有と伝達。ヒーロー殺しについて、どんな些細なことでも構わん、分かったことがあれば報告してくれ」

司令「以上だ。では解散! 各自行動に移れ!」
 

サンライオリジン「ねえアイ、私たちどうしよ? 整備はついこないだやってもらったし」 

AI『そうですね。廃墟の件は報告済みですし』

サンライオリジン「帰っちゃってもいいのかな?」

AI『大丈夫だと思いますが……なんなら、教授の改造でも受けに行きますか?』

サンライオリジン「それはちょっと……」
 

行動安価

1 帰ろっか
2 誰か他のヒーローと話してみよう
3 本部をちょっと歩いてみよう
4 自由安価

最も高いコンマ
↓1~3

誰と話そう?

1 西洋甲冑のような強化鎧の関節部から包帯が垂れ下がったヒーロー
2 海神を思わせる三叉の槍を携えたヒーロー
3 テンガロンハットのような頭部が特徴的なヒーロー

最も高いコンマ
↓1~3

今回はここまで。

明日も更新できればいいんですけど、時間とかモチベーションとか、筆がのる時とのらない時があるんですよね……。
 

タイニーネプチューン「昨日は助かったよ。ありがとな」

セイブザホープ「別に。私はやることをやっただけだから、礼を言われる筋合いはないよ。大体、あとから助けにきたのはあんたの方だろ?」

タイニーネプチューン「いや、まあ、その……あれだよ。あんたが逃がした子供からのお礼っていうかさ」

セイブザホープ「それこそ、礼を言われる筋合いないだろ。その子供本人が言うならともかく」

タイニーネプチューン「うん、まあ、そりゃそうなんだけど……」

AI『見なさい、橙子。あれが正体を隠すヒーローの苦労というものです。こちらの迂闊なミスで正体をばらすことなど、あってはなりません』

サンライオリジン「うん、そうだね……セオ君も大変だあ……」コソコソ
 

会話内容安価

1 ヒーロー殺しについて
2 怪人の出現数増加について
3 教授の改造について
4 自由安価

最も高いコンマ
↓1~3

タイニーネプチューン「ヒーロー殺しか……いったいどんな怪人なんだろうな?」

セイブザホープ「……お気楽だね、あんたも」

タイニーネプチューン「どういう意味だよ?」

サンライオリジン「……ここに来る前に会ったけど、シルバーファングはヒーローが犯人の可能性もあるって言ってたよ」

タイニーネプチューン「ヒーローが? 嘘だろ!?」

セイブザホープ「本部の連中だって疑ってんじゃないの? 整備ってのも口実で、本音は戦闘の痕跡を調べるためだったりしてね」

タイニーネプチューン「お、俺は違うぞ! やってない!」

セイブザホープ「……何でわざわざ怪しいリアクションを取るのさ。少なくとも、あんたとあたしは無実だよ。昨日は二人で怪人退治をしてたんだから」

タイニーネプチューン「そ、そうか。死体が見つかったのは昨日だもんな!」

サンライオリジン「わ、私もアイといっしょでした! 無実です!」

AI『……橙子、単なるAIの証言など当てにはなりませんよ』
 

何か聞きたいことや言いたいことがあれば。
↓1

サンライオリジン「そういえば、シルバーファングの他に誰が来てないんだろ?」

タイニーネプチューン「えーっと、今いるヒーローって全部で何人だっけ?」

AI『現在所属しているヒーローの総数は15、いえ14ですね』

サンライオリジン「ん? アイ、何で今言い直したの?」

AI『引退したヒーローや鬼籍に入ったヒーローを除いた総数は15なのですが、最年長のヒーローであるグランマッハは半引退状態でしたので。彼女を含めない場合は14になるのです』

タイニーネプチューン「そういや、あのばーちゃんはまだ現役だっけか」

セイブザホープ「あと来てないのは、ブレイドハートにセストレル、ザ・ドラゴンか。ものの見事にソロ連中ばっかりだ」

タイニーネプチューン「でも、そいつらが犯人なんじゃなくて、本当にヤバい怪人がいる可能性もあるんだよな?」

セイブザホープ「だろうね。どっちにしろ注意すべきだよ」

サンライオリジン「お互いに気をつけましょう」

セイブ「あんたもね。……シルバーファングにも伝えて欲しいけど、あんたらまだ未成年なんだからさ、あんまり危ないことはするんじゃないよ」
 

サンライオリジン「なんか話する度に憂鬱になってくよ。危険な怪人が出るのもやだけど、力を悪用するヒーローもやだよ」

AI『そんなに不思議でしょうか。精密機械であってもエラーを起こす可能性は否定できません。人間ならなおさらです』

サンライオリジン「何とかできないのかな、この事件」

AI『危険なのであまりオススメはできませんが……犯人を見つけることですね。それがヒーローであれ怪人であれ、正体が分かれば数の暴力で叩き潰すことも可能です』

サンライオリジン「私、時々アイの発想が怖いよ」

AI『そうですか?』
 

イベント発生コンマ判定

このレスより高いコンマで発生

↓1

モニター『――――――』ピッ

教授『あー、テステス。全く、話の途中に切るとはなんて無礼な』

教授『ん? そこの君。あー、名前は何だったかな』

サンライオリジン「あ、えっと」

教授『そう、思い出した。サンライオリジンだ』

教授『うん、まあ君でいいや。ちょっと僕のラボに来てくれたまえ』

サンライオリジン「え? あの」

教授『ラボの場所は分かってるね。分からなかったら調べたまえ、確か君はサポートAI搭載型のヒーローのはずだ。データベースにアクセスさせればすぐ分かる。これで断る理由はなくなった。うん、実に論理的。結構。では待っているよ』プツッ

サンライオリジン「…………」

AI『……ラボの位置、調べましょうか?』
 

行動安価

1 聞こえなかったことにして帰ろっか?
2 仕方ない、行こう
3 だ、誰か助けて!
4 自由安価

最も高いコンマ
↓1~3

誰か助けて! コンマ判定

1~3  現実は非常である
4~6 「俺、いっしょに行こうか?」
7~9 「心配だ、ついてくよ」
0   『怪人出現! 至急現場に移動してください!』
ゾロ目 司令「全くあの阿呆は……」

↓1

今回はここまで。ご参加ありがとうございました。

なお、シルバーファングが言った変人とは教授のことです。
 

司令「さて、説明してもらおうか? お前、今度は何をしでかすつもりだった?」

教授『サンライオリジン、なぜ彼女を連れてきたんだ。ラボに呼んだのは君だけだぞ。全く面倒なことをしてくれた』

司令「こちらの台詞だ。強化改造案は却下しただろう、命令に従えないなら強制措置を取ることになるぞ」

教授『分かった分かった、そう目くじらを立てないでくれ。彼女を呼びつけた訳は改造だけじゃない。それは理由の半分でしかないんだ』

AI『半分ということは約50%の確率ですね』

サンライオリジン「私そんな高確率でドリル着けられそうになってたの!?」

教授『お使いをしてくれるヒーローが欲しかったんだよ。ちょっと調べたい場所があってね。ただ、そこは危険が予想される場所でもある。十中八九、怪人との遭遇が予想されるだろう』

教授『どうせ危険な目にあうのなら、あらかじめパワーアップしてから行った方がいいだろう! 今なら君の要望をある程度聞いてやろうじゃないか! さあどんな装備を望むかね!?』

司令「なぜ、引き受けることを前提で話しているんだ。選択権は彼女にある。――どうするサンライオリジン? もちろん断っても構わんぞ。私が許可する」
 

行動安価 サンライオリジンの答えは?

1 お断りします
2 引き受けます
3 自由安価

最も高いコンマ
↓1~3

サンライオリジン「えっと、ごめんなさい。お断りします」

教授『何だと? 何故だ!? 今ならオマケで改造してやるのに! いったい何が不満なんだ!?』

サンライオリジン「その改造が嫌なんです!」

教授『なん……だと……』

司令「話は決まったな。これ以上は許さんぞ?」

教授『――分かった分かった。仕方ないな、誰か他のヒーローに頼むとしよう』

司令「私が許可すると思うか?」

教授『バレないように、こっそり頼むから別にいいよ』

司令「……教授の戯言に付き合わないよう通達を出す必要がありそうだな」

サンライオリジン「ひょっとして司令がいなかったら断れなかったのかな……?」コソコソ

AI『その可能性は高いです』
 

退出前に教授や司令に聞きたいことや話したいことがあれば。
↓1

司令「以前に似たような事件? そんなものはないはずだぞ。そもそもヒーローが死亡すること自体が稀なケースだ」

教授『そうとも言えないだろう? 記録では……十年前だっけかな? 死亡してるじゃないか、ヒーローが一人。それも最強と言われたヒーローが』

司令「……あれは例外だ」

サンライオリジン「何ですか、その十年前に死んだヒーローって」

教授『ああ、君も聞いたことくらいはあるだろう。最強のヒーロー、グランパニッシュの名を――』

司令「やめろ!!」

サンライオリジン「」ビクッ

教授『』フム

司令「話は終わりだ。今回の事件については、おそらく新種の怪人の出現だろう」

教授『うん、まあたまに亜種や突然変異とでもいうべき特殊な個体が出現することはあるからね』

司令「本部の方針は、早急にその特殊個体を発見し、倒すこと。それ以上でも以下でもない」

司令「サンライオリジン、下がっていいぞ。私は少しこいつと話がある」

サンライオリジン「あっ……は、はい失礼します!」
 

サンライオリジン「あー、驚いた。司令のあんな怖い顔、はじめて見たよ」

AI『……妙です、橙子』

サンライオリジン「妙って何が?」

AI『グランパニッシュについて調べてみましたが……データが無いんです』

サンライオリジン「十年も前のヒーローだからデータが残って無い……とか?」

AI『というよりも……私にアクセス権限が無い、という方が正確かもしれません』

サンライオリジン「それって、どういうこと?」

AI『AIの私がこんなことを言うのははばかられますが……皆目、見当がつきません』
 

イベント発生コンマ判定

このレスよりコンマが高いと……?

↓1

今回はここまで。

だいたい二日に一回くらいの更新なら続けられそうな気がしてきた。
 

続けられそうなって苦痛になってるやん

>>128
大丈夫です、辛い時は報告します。
更新ペースが大体そのくらいになるっていう連絡です。分かりにくくてすいません。
 


司令「どういうつもりだ、グランパニッシュのことを話すなど」

教授『何か問題あったかな?』

司令「本気で言っているのか? お前はサンライオリジンをグランパニッシュの二の舞にするつもりか!」

教授『別に、そうなると決まったわけじゃないだろう。だいたい、遅かれ早かれ関わることは避けられない。なら、せめて真実を知るきっかけくらい教えてあげた方がいいかと思ってね』

司令「……知らない方がいい真実もある」

教授『あー、それは見解の相違というものだね。君は真実を知らない方が彼らのためだと思っているのかもしれないが、僕は違う。彼ら自身の意思に委ねるべきだと思ってる』

司令「それで、最悪の事態に陥らない保証はどこにもないだろう……!」

教授『何せ研究者だからね、とりあえず試してみて、失敗だったら改めてその時考えるよ』

司令「……付き合ってられんな」ハァ

司令「とにかく、グランパニッシュの情報漏洩は厳禁だ。私の目の黒い内は断じて勝手な真似はさせんぞ!」クルッ スタスタ

教授『――分かった分かった。君の意見は尊重するよ』
 

サンライオリジン「他のヒーローの皆、いなくなっちゃったね。まあ、だいぶ時間たっちゃったし」

AI『あるいは、教授に目をつけられるのを恐れたのかもしれません』

サンライオリジン「一応あの人、ヒーローシステムの開発者だよね……?」

AI『橙子、知っていますか? 天才と天災は同じ読みなんですよ』
 

行動安価
AI『このあとどうします?』

1 時間も遅いし帰ろっか
2 ちょっと見回りしよう
3 本部の人に何か聞く?
4 自由安価

最も高いコンマ なお、ゾロ目でイベント発生確定↓1~3

見回り場所安価(イベント発生確定)

1 公園
2 学校
3 商店街
4 廃墟
5 自由安価

最も高いコンマ
↓1~3

スタスタ…… ザワザワ……
 チリンチリン♪

人々が行き交う姿が観察できる商店街を覆う雨よけの屋根の上。
そこに、それはいた。

怪人「husyurururururu……」

赤く光る六つの目は眼下の獲物を見定めるように動き、剛毛と甲殻に包まれた鎧のような六つの足はギチギチと不快な音を鳴らしている。
刃を研ぐように擦り合わせる、鋭い鉤爪が生えた腕と合わせて合計八本の手足。
蜘蛛を思わせるその異形は、じっと商店街を行き交う人々の流れを見つめていたが、とうとう一人の人物に狙いを定めたようだった。

怪人「husyuuuu……!」

身を乗り出し、飛び出そうとしたまさにその瞬間――!

「させませんよ」

怪人が振り返れば、いつの間にかそこには一人の女性が立っていた。
怪人の六つの目が細められ、口元が喜悦に歪む。身体の向きを変えると、怪人は女性に向かって突進を開始した。
しかし女性は臆することなく、むしろ自分から怪人に近づいていく。

「力を持たない人を助けるためにこそ、私の力はあるんです。あなたのような抗えない暴力から守るために」

女性は注射器のようなものを取りだし、構える。

\awaken!/カチッ

「変身!」

\greenright-illusion!/

注射器を自身に突き刺した女性の全身が、瞬く間に一部の隙なく植物の蔦に覆われる。

怪人「husyu!?」

怪人は突進の勢いそのままに植物の蔦の殻にぶつかる。と、同時に内側から弾け飛んだ殻の破片に跳ね飛ばされた。

割れた殻から現れたのは、植物の蔦や茨の棘を全身に巻き付かせ、花の意匠が施された強化鎧を身に付けた戦士である。

グリーンライトイリュージョン「まだ見ぬ誰かの平和のために――いきます!」
 

怪人「――husyuruu!」

変身を目の当たりにした怪人は、途端に踵を返して走り出す。
一拍遅れて、植物の戦士はその行動の意味に気づいた。

グリーンライトイリュージョン「まさか、逃げる気ですか!?」

怪人は足元商店街に向かって飛び出そうとしていた。
そこにはたくさんの人がいる。逃げ込まれれば、大惨事は免れない。

グリーンライトイリュージョン「させません!」

彼女の身体から無数の蔦が伸び、異形に巻き付き締め上げた。
蜘蛛の異形は苦悶の声をあげる。
だが、

グリーンライトイリュージョン(しまっ……踏ん張りがきかない……!)

ズルズルと、少しづつだが確実に異形は前進していた。それに引っ張られて、グリーンライトイリュージョンも少しづつ引きずられていく。
地形環境が災いした。もし、ここが地面の上ならば大地に根を張り力負けすることはなかっただろう。
だが、ここは屋根の上だ。グリップ力では蜘蛛の方に軍配が上がる。

怪人「husyuhusyuhusyu!」

怪人がいやらしい笑いをあげたとき、その声が響いた。

\awaken!/カチッ

橙子「変身!」

\sunri-origin!/

怪人の行く手を阻むように飛び出した燃え盛る炎の塊が、今しも下に逃れようとしていた蜘蛛の身体を押し戻した。
もんどりうって倒れる怪人の前に、炎は降り立つ。

サンライオリジン「さあ、心に太陽当ててくよ!」
 

今回はここまで。ご参加ありがとうございました。

ちょっと聞きたいんですが、ヒーローの名前表記って略称可ですかね?

グリーンライト「変身!」

みたいな感じで。
 


元が誰かさえわかればおkおk
教授とか司令とかの簡単なプロフィールが欲しかったり

【本部での1シーン】

司令「――という訳でな、教授が何をするか分からない。念のためだが、資料を整理しておいてくれるか」

教官「……了解しました。これも?」バサッ

ヒラッ

教官「……あっ」
 

 
【名前】司令

【年齢】年齢不詳

【性別】女

【性格】厳格な鉄の女

【容姿】切れ長の目が特徴的な長身の女性

【スタンス】 本部の総責任者。その鋭い眼光と気迫は、見る者を圧倒させる。厳しいが、幹部たちの中では一番の常識人ともっぱらの噂。


【名前】教授

【年齢】年齢不詳

【性別】男

【性格】マッドサイエンティスト

【容姿】白衣を羽織った若い男。常にモニター越しに会話する

【スタンス】変身システムの開発者。だが、その暴走じみた言動のせいでちょっと距離を置かれている。なお、本人は全然気にしてない。
  

司令「……何だ、これは」ペラッ

教官「……ヒーローたちから取った、アンケート結果」

司令「そうか……うん、これも処分しておけ」

教官「……了解しました」



>>148 こんな感じでいいですかね?
 

【商店街屋根の上】

グリーンライト「サンライオリジン!? どうしてここに!?」

サンライオリジン「たまたま通りかかったから助太刀に来たよ!」

グリーンライト「教授に改造されているはずでは……!?」

サンライオリジン「どうしてってそういう意味!?」

AI『お二人とも、コントはそのくらいに。敵が動きます』

冷静なAIの指摘通りに、すでに蜘蛛の異形は起き上がっていた。
ヒーローに挟まれながらも、二人に向けて油断なく視線を動かす。それと同時に、身体に巻き付いていた蔦の残骸をひきちぎっていった。

AI『データベースへアクセス――照合終了。該当情報一件、通称【スパイダー・クリーチャー】。蜘蛛の能力を持つ怪人です』

サンライオリジン「ごめん、さっきの攻撃で蔦焼き切れちゃった」

グリーンライト「構いません。どのみち抑えきれませんでした」

AI『爪の切れ味も危険ですが、中でも厄介なのは壁面走行能力と毒液を注入する牙。そして特殊な糸――来ます!』

異形の両腕から射出された純白の一閃がサンライオリジンとグリーンライトイリュージョンへ襲いかかる!
AIの警告に反応し、二人はすんでのところで直撃をかわしたが、完全には避けきれず、わずかに被弾してしまう。

グリーンライト「くっ!」

サンライオリジン「つぅ!?」

AI『気をつけてください! 敵の作り出す糸は切断力が極めて高く、直撃すればアーマーであろうと切り裂きます!』

グリーンライト「なら接近戦に!」

腕を上げきった態勢を好機と見たグリーンライトイリュージョンが、蜘蛛の異形の懐に飛び込む。
そのまま攻撃に移ろうとした瞬間――

怪人「husyururu……!」

異形が笑った。
六つの足の一本が持ち上がり、その先から糸が射出される。

グリーンライト(足からも!? けれど一度見た直線的な攻撃。よく見て――今!)

タイミングを量り、紙一重で予測される糸の軌道から身をそらす。
極限の集中で、ゆっくり流れる時間の中、攻撃をかわしたと確信した彼女の目の前で糸の先端がほどけ、幾何学的な蜘蛛の巣状に広がった。
 

サンライオリジン「グリーンライトイリュージョン!?」

サンライオリジンは目の前で起きた事態が信じられなかった。
敵のスキを突き、懐にもぐりこんだグリーンライトイリュージョン。異形の足からの糸攻撃も見切ってかわしたように見えた。
だが、次の瞬間、彼女の目の前で糸が広がり網のように彼女を絡め取ってしまったのだ。
もがく彼女を押さえつけ、異形はその身体に毒の牙を打ち込む。
まるで、無造作に髪をかきあげるかのように全ては一瞬で終わっていた。

異形「husyurururu」

異形は蜘蛛糸に絡め取られたヒーローを担ぎ上げる。
まるで戦利品のように。

サンライオリジン「その人を離せ!」

駆け寄ろうとするサンライオリジン。
だが、彼女に向けて異形は糸を射出する。グリーンライトイリュージョンを捕らえたものと同じ蜘蛛糸を。

サンライオリジン「ッ!? しまっ……!」

全身を糸に絡め取られて、サンライオリジンは転倒する。
その姿を確認し、異形は屋根の上から飛び下り裏路地の方へと向かっていく。
……グリーンライトイリュージョンを抱えたまま。
 

サンライオリジン「か、絡まってはずれない……!」

AI『橙子、燃やしなさい! これは蜘蛛糸、いかに強度があろうと耐熱限界があります!』

サンライオリジン「そ、そうか! よし!」

サンライオリジンの全身が炎に包まれる。程なくして、蜘蛛糸は黒く変色し、ボロボロと崩れ落ちた。

サンライオリジン「よしほどけた! すぐに追わないと!」

AI『橙子、待ちなさい。あの敵は危険です。データベースには捕獲用の蜘蛛糸も足からの射出についてもデータがありませんでした。今までの怪人とは異なる危険な存在――新種の可能性もありえます』

サンライオリジン「でも今追いかければまだ間に合うかもしれないのに!?」
 

行動安価

1 今すぐ追いかける
2 本部に応援を求める
3 自由安価

最も高いコンマ
↓1~3

本部に応援を求めました。
時間経過により、追跡が困難になります。

追跡結果コンマ判定

95以上 またはゾロ目で追跡成功
↓1~3

いきなりゾロ目……グロンギスレの方はこんな気持ちを味わっていたのか……

追跡成功確定!
本部が近くにいたヒーローを応援によこしてくれました。
そのヒーローといっしょに怪人を追跡します。
サンライオリジンとグリーンライトイリュージョン以外のヒーローの名前をお書きください。

最も高いコンマ なお、ゾロ目で登場確定
↓1~3

今回はここまで。ご参加ありがとうございました。

ゾロ目が連続すると突発的に変な笑いが出ますね。
次回、トラピーズマジシャンとブレイドハートが参戦!
 

すいません、今日は更新なしです。

次回は明日か明後日に。
 

 
二人のヒーローと合流したサンライオリジンは、怪人を追跡した。
姿をくらました方向をくまなく探り、とうとう一つのマンホールにこじ開けられたかのような痕跡を発見する。
狭苦しい地下道を進み、彼女らがたどり着いた先には――

サンライオリジン「ここは……?」

トラピーズマジシャン「トンネルを抜けるとそこは地下神殿でした――なんてね」

彼女らの目の前には、広大な地下空間が広がっていた。
人間がちっぽけなものに思えるほど謎の空間は広く、その規模は計り知れない。無数に立ち並ぶ円柱は、人間一人では抱えることができないほど太かった。
見上げるほどの長さを持った巨大な柱が等間隔に並ぶその様は、ある種の荘厳さを感じさせる。

AI『データベースを確認しましたが、合致するものはありませんでした。ここはあの怪人と同じく未知の空間です』

サンライオリジン「こんな場所が足下にあったなんて……」
 

ブレイドハート「――いたぞ!」

小さな、だがはっきりと耳に届く発見の報告に、雰囲気に圧倒されていた二人が反応する。
彼が示す先には、確かにサンライオリジンが商店街の上で相対した異形の姿があった。獲物を捕らえた蜘蛛糸の網も担いでいる。
背を向けて歩く姿から察するに、向こうはこちらには気づいていない。

サンライオリジン「よかった、グリーンライトイリュージョンも無事だ……」

トラピーズ「でも、意識は失ってるっぽいよ。身動き一つしないし」

ブレイドハート「……あるいは、死んでるか?」

AI『いえ、生命反応はあります。おそらくは、毒で動けないだけかと』
 

行動安価

1 今すぐ助ける
2 このまま怪人を追跡
3 自由安価

最も高いコンマ
↓1~3

サンライオリジン「よし、今すぐ助けに――」

ブレイドハート「待て。このまま少し、様子を見よう」

サンライオリジン「何言ってるの! 早く助けないと!」

ブレイドハート「命に別状はないんだろう?」

AI『はい、おそらくは毒で麻痺しているだけかと』

ブレイドハート「あの怪人が、わざわざヒーローをさらった理由が知りたい。このまま尾行しよう」

トラピーズ「私も賛成。ひょっとしたら、怪人のアジトみたいなのが見つかるかもしれないよ」

サンライオリジン「……分かった、でもすぐに助けられるようにしよう」
 

蜘蛛の異形の追跡を選んだヒーローたち。
怪人は追跡されていることに気づいた様子もなく、地下空間を悠々と進んでいった。
高い天井。無数の柱。どこまでも続く壁。終わりの見えない先――。
延々と続く変わらない景色に、ヒーローたちが精神的な疲れを覚えはじめた頃――

怪人はあるものの前で立ち止まった。
それは、巨大な機械装置だった。
ゴウンゴウンと重低音の唸りを上げるその機械には、培養槽とでも言うのだろうか、緑の液体で満たされた半透明の巨大な試験管のようなものが幾つも繋がっていた。機械本体に配置されたメーターやモニターが目まぐるしい速度で数字が書き換えられるたびに、ブシューッと音を立てて白い蒸気が噴出する。

蜘蛛の怪人が本体のスイッチを何やら操作すると、培養槽の一本が振動し、上部の蓋が開いた。

怪人は蓋の開いた培養槽に近づいていく。
 

行動安価

1 何かヤバそうだ……すぐ助けよう!
2 待て、あいつが何をするのかもう少しだけ待とう
3 自由安価

最も高いコンマ
↓1~3

怪人が、捉えたヒーローを培養槽らしきものに放り込もうとしている。
その光景を目の当たりにした彼女はもう我慢できなかった。

サンライオリジン「うりゃあああーーーーッ!」

怪人「husyurua!?」

炎を灯した跳び蹴りが蜘蛛の怪人を吹き飛ばした!
転がる怪人には目もくれず、サンライオリジンは蜘蛛の糸網を焼き切っていく。

サンライオリジン「グリーンライトイリュージョン! 大丈夫!?」

グリーンライト「………………」ウゥ

サンライオリジン「よかった……!」

ブレイドハート「気を抜くな、前を見ろ」

トラピーズ「うわあ……向こうさん、やる気満々だね」

目を殺意と敵意に輝かせ、蜘蛛の異形が牙を剥き出す。
 

ブレイドハート「こいつは新種の怪人と聞いた。俺に戦わせてくれないか」

行動安価
1 万全を期して三人で戦おう
2 二人(名前指定)で戦おう
3 分かった、気をつけて
4 自由安価

最も高いコンマ なおゾロ目で……?
↓1~3

AI『待ってください。データもろくにない未知の相手と一人で戦うなど無茶が過ぎます』

サンライオリジン「ここは皆で協力した方が……」

ブレイドハート「強い敵との戦いが俺の正義だ」

サンライオリジン「じゃ、じゃあ後でシルバーファング紹介します! それならどうですか!」

トラピーズ「いやいや、さすがにそんなの……」

ブレイドハート「本当だな。絶対だぞ」

トラピーズ「ええ~……」

AI『……人間は分かりません』
 

怪人「husyaa!」

怪人の足から弾丸状の蜘蛛糸が幾つも射出された。
ヒーローたちに襲いかかるそれらは空中で網状に展開する。
先の戦闘と同じく捕らえようという算段だろう。だが、

サンライオリジン「何度も同じ手は!」

全身を燃え上がらせたサンライオリジン。その身体からほとばしる熱と炎は迫る蜘蛛の巣を舐め取っていき、あっという間に燃やし尽くしてしまう。

トラピーズ「背中を失礼!」

サンライオリジン「え――ふぎゅ!」

燃焼をおさめたサンライオリジンを、ぎゅむっと踏みつけ、トラピーズマジシャンが宙を舞う。
月下を舞う蝶を思わせる優雅な動きで怪人の頭上高くまで跳躍した。

トラピーズ「とっときの手品見せたげるよ!」

\overboost!/カチッ

怪人「husyaa!」

トラピーズマジシャンがロッドの操作をしたスキを突き、空中で無防備な彼女目掛けてヒーローの重装甲を切り裂く斬糸が放たれた。

トラピーズ「しまっ――!」

ザンッ!
 

 
空気が裂ける音と共に、斬糸は半ばから断ち切られていた。

\overboost!/シャリンッ

ブレイドハート「俺に斬れないものはない」

トラピーズ「ナイス!」パチンッ

満面の笑みを浮かべたトラピーズマジシャンが指を鳴らすと、彼女の靴の下に小さな鉄球が出現した。
再び彼女が指を鳴らすと、鉄球が数十倍の大きさに膨張する。
彼女の下、つまりは怪人の頭上で。

怪人「husyaa!?」

ドシャン!
怪人を押し潰し、鉄球から飛び降りたトラピーズマジシャンは静かに歩き出す。
まるで、出番を終えた奇術師が舞台袖に下がるように。

トラピーズ「タネも仕掛けもございません、ってね♪」

彼女の背後で鉄球が怪人を巻き込んで爆発を起こす。
それはさながら、トラピーズマジシャンへのカーテンコールのようであった。
 

 
サンライオリジン「トラピーズマジシャン! ひどいじゃないですか、私を踏み台にするなんて!」

トラピーズ「いやあゴメンゴメン。ちょうどいいところにあったから、つい」

AI『うちのサンライオリジンの頭でよければ、いつでも使ってください』

サンライオリジン「何言ってんのアイ!?」

トラピーズ「ブレイドハートもありがとね。実は一瞬、ヒヤッとしたんだよね」

ブレイドハート「……新種の怪人、こんなものか?」

サンライオリジン「え?」

ブレイドハート「てっきり、俺はこいつがヒーロー殺しかと思ったが……三人がかりだったからそう思っただけか? 少し気になった」

トラピーズ「実際、助けがなきゃやられかけたしね」

サンライオリジン「気になるって言えば、この機械も何なんでしょう……?」
 

怪人との戦闘中、そして撃破後もなお重低音と共に駆動し続ける謎の巨大機械。
圧倒的な存在感を放つそれに、ヒーローたちは注意しつつ近づいていく。

サンライオリジン「アイ、ちなみにデータは……?」

AI『皆無です』

トラピーズ「って言っても、絶対ろくなもんじゃないでしょこれ」

ブレイドハート「同感だ」

三人は謎の巨大機械の周りを巡ってみるが、機械知識のない彼らには何も分かることはなかった。

トラピーズ「いっそのことこれ小さくして持って帰る? 教授にプレゼントしたら喜ぶんじゃない?」

サンライオリジン「できるんですか? そんなこと」

トラピーズ「そりゃできるよ。物体の拡大・縮小と操作が得意技だもん。んじゃいくよー」

\overboost!/カチッ

トラピーズ「……あれ?」

ブレイドハート「どうした?」

トラピーズ「んっと、この能力さ、有機物……だっけ。生きてる奴には使えないんだよね。それでさ――」

トラピーズ「この機械、小さくできないんだけど。生きてるってことかな?」
 

AI『いえ、これは間違いなく機械です。ただ、生きているものがくっついているから小さくできないだけですね』

サンライオリジン「ど、どうしてそう言い切れるの」

AI『――先程、一部のカプセル内の解析が済みました。これがその中身の映像です』

サンライオリジンの腕に立体モニターが出現する。
そこに映し出されていたのは――異形の姿。

AI『この機械が繋がったカプセルの中には、怪人が収納されています』
 

トラピーズ「じゃ、じゃあ怪人たちの群れのど真ん中にいるってこと!?」

AI『解析した限りでは現在は休眠状態のようですが、何がきっかけで覚醒するかは不明です』

ブレイドハート「ということはだ。このまま眠っているか、時間経過で目覚めるかもわからないと……?」

AI『……タイマー表示のない、起動したかもわからない時限爆弾の地雷原にいると考えいただければ』

サンライオリジン「い、今の内に一体ずつ倒すのは……?」

AI『もし、カプセルが連動していた場合……すべてが生命活動を停止する可能性とすべてがいっせいに襲いかかる可能性があげられます』


行動安価

1 怪人が動き出す前に機械を破壊だ
2 機械を調べてみよう
3 刺激しないように脱出しよう
4 自由安価

最も高いコンマ
↓1~3

今回はここまで。ご参加ありがとうございました。

夜遅い時は↓1~2くらいの方がいいですかね?

安価下 

AI『前回までのあらすじ』

AI『怪人にさらわれたグリーンライトイリュージョンを追って、謎の地下空間に突入したサンライオリジンたち』

AI『見事怪人を撃破し仲間を救出したものの、謎の巨大機械を発見する』

AI『調査の結果、機械には大量の怪人たちが眠っていることが分かり動揺するサンライオリジンたち』

AI『怪人たちを刺激しないように、脱出を決意するのだった――』

AI『なお、ナレーションはサンライオリジンサポートAIの私がおこなわせていただきました』
 

商店街の裏路地。
そこに、ひっそりと隠されるように、一つのマンホールが設置されていた。草木も眠る丑三つ時という時間もあいまって、存在を知る者でなければ気づかないほどに夜闇に紛れている。

次の瞬間、マンホールが内側から吹き飛ばされた。
這い出てきたのは四人のヒーローたちである。

サンライオリジン「やった……! 外だー!」

トラピーズ「あー、生きた心地しなかったー。閉所恐怖症になりそう」

ブレイドハート「さすがに、あれだけの怪人とはまともな戦いにならないからな。数ですり潰される蹂躙になるだけだ」

トラピーズ「やっぱり一対一の戦いが好み?」

ブレイドハート「当然だろう。ともあれ、あの地下空間は何とかしないとな」

トラピーズ「イナゴじゃあるまいし、怪人の大量発生なんてごめんだよ」

サンライオリジン「グリーンライトイリュージョンも早く病院に連れていかないと……」

グリーンライト「…………」ウゥ

AI『その前にいいですか、皆さん。一つ、問題が発生しました』

サンライオリジン「問題?」

AI『後ろを見てください』

くるり、とヒーローたちは振り返る。
そこには、千鳥足でふらつく男性が目を丸くしてこちらを注視していた

男「不審者だー!」

サンライオリジン「違います違います!」
 

黒服「はい、これをよく見てください」

ピカッ

黒服「いいですか、あなたはだいぶお酒を飲んだようで幻覚を見たようです。はい、復唱を」

男「酒をだいぶ飲んで、幻覚見た……」ボーッ

黒服「幻覚はすぐに忘れて、何も覚えてません」

男「忘れて、何も覚えてない……」ボーッ

黒服「これから家に帰るところですね。では、お気を付けてお帰りを」

男「家に帰る……さよなら……」フラフラ

黒服「これでよし」

サンライオリジン「あの、ありがとうございます」

黒服「構いませんよ。渡した連絡先が役に立ってよかった」

サンライオリジン「は、はい! 役立ちました!」

トラピーズ「……ほほう?」ニヤニヤ

ブレイドハート「専属の黒服がいるのは便利そうだな」

トラピーズ「……分かってないなあ」ハア

ブレイドハート「?」
 

黒服「本部には新種の怪人が出たと連絡がありましたが、その後どうなりました?」


行動安価
1 ありのままを全部を説明、本部に報告してもらう
2 一部だけ伏せて説明し、本部に報告してもらう(隠す内容指定可)
3 重大事件なので自分たちで報告すると説明しない(本部に報告しないも可)
4 自由安価

最も高いコンマ
↓1~3

黒服「なるほど……巨大な地下空間で新種の怪人を撃破。その後、謎の機械と休眠した多数の怪人を発見したと」

サンライオリジン「はい。もし、あの怪人たちがいっせいに暴れだしたら……」

黒服「一大事ですね。分かりました、一刻も早く本部に報告しましょう」

サンライオリジン「お願いします」

黒服「夜も遅いので、皆さんは身体を休めてください。グリーンライトイリュージョンは――」

トラピーズ「あ、私がヒーロー用の病院に連れてくよ」
 

最後に、黒服さんに何か聞きたいことや言いたいことがあれば。
(無い場合、そのまま進行します)

↓1

安価受け付けました。短いですが、今回はここまで。

遅くなったお詫びに>>148みたいな質問やリクエストがあれば受け付けます。

>>221
出されたヒーローって全て出すつもり?

>>226
基本、全員出すつもりです(無理だったらごめんなさい)
 

【とある友人の独り言】


友(アタシの名前は友。草薙 友)

友(アタシには友達がいる。名前は赤崎 橙子)

友(どんな子か一言で言うと――明るくていいやつ、とかかな?)

友(動物のイメージはライオン。でも、別に怖いわけじゃなくて――なんていうか、そう、あれに近い。ドーナツくっつけたライオン)

友(がおー、って鳴いてるのを見ているだけでほっこりしてくる。なんかそんな感じ。それがアタシの友達、トーコだ)

友(で、まあなんでこんな他己紹介みたいなことを延々考えているかというと)

友「トーコが待ち合わせに遅刻してるからなんだよねー」
 

友(そもそもトーコは遅刻が多い)

友(五回中三回ぐらいの頻度で、わりと約束の時間に遅れる)

友(時間にルーズなワケでもないし、忘れっぽいワケでもない。むしろ約束は守る方だ。けど、なぜか遅刻すんだよね)

友(……ひょっとしてアイツ、正義の味方でもやってんのかしら? 悪党と戦ってるせいで時間に遅れる……とか。こないだ見た『蜘蛛男VS機械蛸博士』でも私生活とヒーロー業の両立ができない主人公とかいたし、そんな感じで……?)

友(……いやー、ないな。何考えてんだか。30分待ちぼうけで疲れてるかもね、うん)

橙子「ごめん、遅れた! えっと、道に迷ったお婆さんを助けてて!」

友「あ、トーコ来たの? ダイジョブダイジョブ、アタシも今来たとこだし」

橙子「えっ、そうなの?」

友「うん。アンタどうせ遅れるだろうと思ったからさ、待ち合わせ時間30分早めに伝えといたの。いやー、さすがアタシ。時間ピッタリじゃん」

橙子「そんな、頑張って急いで終わらせて来たのに!」

友「文句なら案の定遅れた自分に――ん? 終わらせたって何を?」

橙子「! 何でもない! ホント何でもないから!」

友(……マジで正義の味方してるんじゃないよね? ゴマカシ方がすごいそれっぽいんだけど)
 

友(そんなトーコだが、最近ちょこーっと様子がオカシイ)

友(時々ボーッとしたかと思うと、目がぽやんとした感じになったり、あと物憂げな顔でため息ついたりと、いやー、写真フォルダが充実して嬉しい)

友(じゃなくて、百戦錬磨の友ちゃんはピンときました)

友「ひょっとしてアンタ、好きな人でもできた?」

橙子「ふぇ!? ななななにを!」

友「ビンゴか。……ネタは上がってるんだ! 吐け! 吐けば楽になるぞ?」

橙子「も、黙秘権を主張します!」

友「仕方ない。なら自白を強要させよう」

橙子「横暴だー!」
 

友(どうやら相手はバイトの同僚? らしかった)

友(トーコは清掃スタッフみたいなもんのバイトをしているらしく、仕事のミスをカバーしてもらったことがきっかけらしい)

橙子「その……清掃スタッフは掃除している姿を人に見られちゃいけないって決まりがあって」

友「何その決まり。どこのブラウニー?」

友(と思ったけど、それほど珍しくもない……かな? ネズミの国なんかは夢壊さないために裏方は徹底して隠すって言うし)

橙子「それで、ミスして姿見られてテンパっちゃったんだけど、それをその人が何とかしてくれて、それで……」エヘヘ

友「うーん……こう言っちゃなんけどさ。その人はただ、自分の仕事しただけなんじゃない?」

橙子「別に、それくらい分かってるよ。でもさ、すごいタイミング良かったんだもん。助けてって思った時に助けてもらったから、なおさらそう思うのかも」

友(あー、うん。ダメだこりゃ。恋する乙女の目だ)
 

友「じゃあ、もういっそのこと次会ったら連絡先でも聞いてみたら? 教えてくれたら脈アリ。くれないなら脈ナシで」

橙子「連絡先……! そっか……分かった、聞いてみる!」

友「脈ナシならおとなしく諦めなよー」

友は知る由もなかった。
後日、バット・クリーチャー戦を経て、サンライオリジンこと赤崎橙子が、見事連絡先を手に入れることは。

そして友は――

友(そういえば、三年の先輩と仲良くしてたっけ。バイトも同じらしいし……まさかその人?)

 わりと真剣に、相手を特定しようとしていた。

 
今回はここまで。
他の安価については本編か幕間で投稿します。
 

黒服「他のヒーローの様子、ですか?」

黒服「私も全てのヒーローの動向を把握している訳ではないのですが、少なくとも知る限りでは何もなかったかと……」

黒服「ああ、でも一人だけ連絡が取れないヒーローがいましたね」

黒服「シルバーファングです。もっとも、あの人は普段から単独行動が多いのでそういうこともあるかと思ったのですが……」

黒服「念のため、合わせて本部に連絡しましょう」

黒服「では、私はこれで」
 

サンライオリジン「シルバーファングと連絡がつかない? まさか……!」

トラピーズ「別にあの戦闘狂のことだし、ヒーロー殺しを探して街を回ってるだけじゃないの?」

ブレイドハート「同感だな。俺としては、約束がちゃんと守られるかの方が気になる」

サンライオリジン「もう少し仲間の心配しましょうよ!」
 

行動安価

1 今日はもう疲れたし家に帰ろう
2 トラピーズマジシャンといっしょに病院行こう
3 ブレイドハートといっしょに見回りしよう
4 自由安価

もっとも高いコンマ
↓1~3

橙子「うあー、眠ーい……」

AI『もう午前三時ですからね』オートロックカイジョ

橙子「明日、学校あるのに……」

AI『学生ヒーローの辛いところですね』

橙子「アイ、朝アラームよろしくね」ガチャ

AI『分かりました。オプションで電気ショックもつけられますが、どうします?』

橙子「うっ、それは……ううんお願い!」

AI『分かりました。きっちり時間通りに起こして差し上げましょう』
 

……カ………

橙子「? 今何か……?」

AI『橙子、近くに生体反応を感知しました』

不審に思った橙子は、家に入る前に周囲を調べることにした。
幸い、AIのモニターが示す位置座標はすぐ近くだ。
ほどなく、見つけたのはうずくまった人影だった。
背は低い。子供のようだ。その顔を見て、橙子は驚愕する。

橙子「セオ君!?」

セオドア・スプリングス。
タイニーネプチューンの変身者は、少なくない傷を負った状態でそこにいた。
変身が解け、本来の姿で彼は意識を失っていた。
 

すいません。何か書き込みしにくいので、今回はここまで。

書き込もうとするたびに、ページが見つからないとか出たり画面がフリーズして操作受け付けなくなったりするんですけど、何ででしょうかね?


次回は明日か明後日で。(不具合起こらないといいな)
 

キーンコーンカーンコーン……♪

橙子「ううん、セオ君大丈夫かな……」

AI『そう思うなら、病院に連れていけばよかったのでは?』

橙子「だって、正体秘密にしてるんだよ? 身バレするかもって考えたら……」

AI『まあ、応急処置は施しましたし。心配なら、早めに帰宅してはどうでしょう』

橙子「うん……ああでもシル――じゃなくて、銀城先輩のことも気になるし。ああでも気になるっていえば昨日の機械のこともだし……。ああもうどうしよう!?」

友(なんか悩んでるっぽい。見てて可愛いなあ)
 

橙子「――よし、決めた!」

行動安価
1 セオ君が心配だ。家に帰ろう。
2 銀城先輩、大丈夫かな。ちょっと会いに行こう。
3 本部に行って、謎の機械とか空間について聞こう。
4 自由安価

最も高いコンマ
↓1~3

橙子「やっぱり連絡つかないのは不安だし、様子を見に行こう」

AI『そう決めて来たのはいいですが』

橙子「いない、ね。今日お休みかな」

AI『誰かに聞いてみたらどうですか』

橙子「うん、そうする」

AI『はたから見たら不良系先輩男子を慕う後輩女子ですね』ボソッ

橙子「ん? 何か言った?」

AI『いいえ、特に有益なことは』

橙子「? じゃあいいけど」

橙子「あ、すいませーん」

三年「ん? 何か用?」


橙子「え?」

三年「だから、銀城なんて奴うちのクラスにいないって」

橙子「あの、銀城司狼先輩ですけど」

三年「? クラス間違えてんじゃない?」スタスタ

橙子「……ね、ねえアイ」

AI『間違いはありませんよ。シルバーファング、銀城司狼は確かにこのクラス在籍のはずです』

橙子「じゃあ……どういうこと?」

その後、何人かに同じことを聞いてみたが結果は同じだった。
誰もが口を揃えて「銀城司狼なんて知らない」と言う。
嘘をついている訳でも、口裏を合わせているようにも見えない。
まるでそんな人物など最初から存在しなかったような――

AI『――駄目です。ハッキングして調べましたが、学校の名簿からも銀城司狼の名前は削除されています』

橙子「それってどういうこと?」

AI『誰の記憶にも残らず、本人の姿もデータもない。結論として、銀城司狼は実在が疑わしくなるレベルで何者かに存在を抹消されたということですね』
 

行動安価

1 誰かに相談する(人物指定可能。まだ話していない相手はコンマ判定)
2 本部に行って報告
3 銀城の自宅を調べる
4 自由安価

最も高いコンマ
↓1~3

 
今回はここまで。ご参加ありがとうございました。


安価下

生存報告

ちょっとリアルの事情で一週間ほど更新できません。
まことにすいません……。
 

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