【ウルトラマン×エロマンガ先生】和泉紗霧「ジーっとしてても、ドーにかなる!」 (31)

初代エロマンガ先生「あなたにエロマンガ先生の名を授けます」

紗霧「ほ、本当?」

初代「ええ、それとこれを」スッ

紗霧「これって・・・」

その時私に渡されたのは、謎の機械と、いくつかのカプセルっぽい何かだった

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紗霧「何これ?新型のスキャナー?」

初代「それは私がイラストを提供していた小説家さんから託されたものよ」

紗霧「小説家さん?」

初代「ええ、あなたにって、いずれ役に立つものだから」

紗霧「どうしてそんな事・・・」

初代「それはあなたが・・・Bの遺伝子を持つ子だからよ」

紗霧「B?遺伝子?一体どういう・・・」

初代「いずれわかるわ、安心して」

初代「大丈夫、ジーっとしてても、ドーにかなるから」

紗霧「う、うん・・・」

それから年月が過ぎて・・・

あれから色々あって、私は兄さんと2人で暮らしている

まぁ、私は部屋から出なくなってしまったが

紗霧「~♪」カキカキ

それでも、私はエロマンガ先生として絵を描き続けている

紗霧「そういえば・・・」チラ

結局、あの時貰った機械の使い道はわかっていない

紗霧「ま、いっか、今は・・・」

コンコン

正宗「紗霧~ご飯置いとくぞ~」

紗霧「はーい」

こうしていつもの通りの平和な毎日を過ごしていこう

ジーっとしてても、ドーにかなる・・・だよね

まぁ、兄さんが私がイラスト描いてる小説の作者だったことはびっくりしたけど

紗霧「おっと、ブログをチェックしないと・・・」カタカタ

紗霧「あ、今日もこの人達の感想が・・・」

『ビューテホー!今回もエキサイティングなイラストだったぜ! ハルキ』

『あなたのイラストからはキャラ愛が溢れているわ~ ナクリ』

『このイラストを見てるだけで明日を生きる希望がわいてくるじゃなイカ イカリ』

紗霧「この人達は毎回感想を描いてくれる・・・嬉しいなぁ」

確かに、最近自分でいうのも何だけどイラストの出来が良くなっている

何というか・・・思い浮かべたイメージをそのまま絵として具現化したよう・・・そんな感じ

更に言えば人間(特に女の子)を見ただけで服越しに体形・・・果てはスリーサイズまで把握できるようになっている・・・気がする

紗霧「これもエロマンガ先生の名を受け継いだお陰なのかな・・・」

紗霧「これがBの遺伝子・・・まさかね」

コンコン

紗霧「ん?」

正宗「紗霧ー、エルフが遊びに来てるぞ~」

紗霧「エルフちゃん?」

山田エルフ先生・・・お隣に住んでるアニメ化も決定している人気作家さんだ

正宗「何でも見せたいもんがあるんだってさ」

こうして、我が家のリビングに山田エルフ先生がやってきた

ちなみに私はパソコンのスカイプ越しで参加している

エルフ「ふっふっふ・・・人間諸君、よく来てくれたわね」

正宗「お前が勝手に来たんだろうが・・・何の用だよ?」

エルフ「聞いて驚きなさい、実は私・・・」






エルフ「魔法が使えるようになったのよ」

和泉兄妹「・・・は?」

私も兄さんも思わず面食らってしまった

エルフ「あ、信じてないわねその顔は!」

正宗「いつもの厨二発言なら他の奴にやってくれ」

エルフ「違いますぅー!本当に魔法が使えるようになったですぅー!」

正宗「じゃあ見せてみろよ」

エルフ「勿論よ」

紗霧(エルフちゃんのあの目・・・本気だ)

正宗「・・・で、山田エルフ先生」

エルフ「何よ」

正宗「何で俺は頭にリンゴを乗せられているんだ」

エルフ「決まってるじゃない、そのリンゴを魔法の的にするのよ」

正宗「」

エルフ「じゃあ見てなさい」スッ

そう言うとエルフちゃんは、いつもの弓を取り出した

エルフ「いっくわよ~!!!」ギリギリ

エルフちゃんは、矢を番えずに弓を引いた、すると・・・

パアア・・・

正宗「な!?」

紗霧「え!?」

すると、弓に光輝く矢が出現した

エルフ「くらいなさい!閃光の一矢(ライトニング・アロー)!!!」パッ

正宗「ちょ待っ・・・」

バシュン!

正宗「ぐわああああああ!!!!!」

紗霧「兄さん!」

放たれた矢は兄さんの頭上のリンゴだけを貫いていた

エルフ「フフン、どお?本当だったでしょ?」

正宗「死ぬかと思ったわ!どうしたんだよそれ?」

エルフ「何か朝起きたら使えるようになってたのよ」

正宗「なんじゃそりゃ」

エルフ「これで覗き魔にも対抗できるし、小説のネタにもなるわ!」

正宗「もう覗かねーよ!」

紗霧「・・・・・」

何だろう、何故か妙な胸騒ぎがする・・・

正宗「紗霧?」

紗霧「あ、いや何でも・・・それよりエルフちゃん」

エルフ「?」

紗霧「その力・・・あんまり言いふらさない方がいいよ、騒ぎに・・・なるから」

エルフ「あ~まぁそれもそうね、気を付けるわ」

紗霧「お願いね・・・」

何も・・・起きなきゃいいけど・・・

~謎の場所~

??「フフフ・・・遂に見つけたぞ、新たなリトルスターを・・・」

??「早速準備に取り掛からねばな」

??「そういえば「奴」がもう1つの「アレ」を置いてきたのもあのあたりだったか?」

??「まぁ、気にすることもないだろう」

~数日後 エルフ宅~

ガチャ

エルフ(全裸)「ふー、いいお湯だったわ」

エルフ「さーて、気晴らしにゲームを・・・」

ピンポーン

エルフ「あら?誰かしら」

クリス「山田先生、お迎えに参りました」

エルフ「あ、兄貴!?締め切りはまだまだ先でしょ!」

クリス「念の為です、行きますよ」スッ

黒服「・・・・・」コク

ガシッ

エルフ「ちょ、ちょっと!放しなさいよ!」

~一方その頃~

紗霧「ふぅ・・・少し休もう」

私は作業をやめ、ふと窓を見ると・・・


エルフ「は~な~せ~」ジタバタ

エルフちゃんが担当さんに連れ去られていく・・・いつもの光景である

しかし・・・

??「さぁ、行きますよ」

エルフ「い~や~だ~」ジタバタ




紗霧「!?」

担当さんの姿が、一瞬異形のモノに見えた

紗霧「な、何今の・・・」

紗霧「ひょっとして・・・エルフちゃんのピンチ」

紗霧「どうしよう・・・私はここから動けないし・・・」

紗霧「そうだ、兄さんに・・・」ドンドン

私はすぐに床を叩いた

~下の部屋~

ドンドン

正宗「紗霧?」

正宗「何!エルフがピンチだと!?」

正宗「すぐに行くぜ!」ダッ

紗霧「大丈夫かな・・・」チラ

私は窓から成り行きを見守っていた

紗霧「あ、兄さんが出てきた」

兄さんは担当さんとエルフちゃんの前に立ちはだかった、すると

バキィッ!

紗霧「おお・・・」

いきなり兄さんは担当さんをぶん殴った

多分「俺は妹の言った事を信じる」的なセリフを吐いたんだろう

偽クリス「ぐぐぐ・・・」

正宗「さぁ!正体をあらわせ!」

偽クリス「フフフ、ばれちゃしょうがない」

ヴォン

レイビーク星人ボスレイ「我々はレイビーク星から来た宇宙人だ!」






紗霧「な、何アレ・・・」

そこにいたのはカラスの顔をした怪人だった

【誘拐宇宙人 レイビーク星人】

「ウルトラマンティガ」に登場した宇宙人

人間を攫って奴隷にしようとした悪い宇宙人だ

その後も立体映像や何やらで続編の「ウルトラマンダイナ」にまで登場しているぞ!

正宗「な、何だよコイツ・・・」

エルフ「え、じゃあ・・・」

黒服「・・・・・」ヴォン


レイビーク星人部下「ケケーッ!!!」

エルフ「やっぱりいいい!!?」

正宗「エルフをどうするつもりだ・・・」

ボス「この娘はリトルスターを発症した、いくらでも使い道はある」

ボス「奴もいい情報をくれたじゃないか・・・」

エルフ(奴?)

正宗「なんだかよくわかんないけどそいつは連れてかせねーぞ!」

ボス「フン、お前1人でこの人数をどうするつもりだ!」スッ

部下(複数)「ケケーッ!!!」

いつの間にか兄さんは複数の宇宙人に囲まれていた

紗霧「まずい、兄さんたちがピンチだ・・・」

紗霧「でも私にはどうしようも・・・」

紗霧「お願い・・・誰か・・・」




??「「「うおおおおおおおおお!!!!!」」」ダダダ・・・

すると突然、3人の男の人が突撃してきた

正宗「な、何だ!?」

男1「ヘイ!アンタが和泉マサムネ先生だな!」

男2「エロマンガ先生の大切な相方と友達に手を出すなんて許せないわ!」

男3「助太刀しようじゃなイカ」

ボス「な、何だお前らは・・・」

男1「聞いて驚け、ミー達は・・・」

男1「バルキー星人、ハルキ!!!」

男2「ナックル星人、ナクリ!!!」

男3「イカルス星人、イカリ!!!」

3人「われら・・・星雲!!!」

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