【安価・コンマ】オリ主トレーナー「ブイズとイチャイチャする」【ポケモン】★2 (1000)

安価でブイズとイチャイチャしていくスレです

前スレ
【安価・コンマ】オリ主トレーナー「ブイズとイチャイチャする」【ポケモン】
【安価・コンマ】オリ主トレーナー「ブイズとイチャイチャする」【ポケモン】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1493816701/)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1505223214

主人公
名前:カナタ
性別:男
トレーナーとしての職業:保育士
魅力:94(イケメン)
性格:内気で物静か
年齢:17歳
現在地:シンオウ
ポケモンと喋れる。
ブイズが好き。

友人
名前:マユ
性別:女
トレーナーとしての職業:バトルガール
性格:明朗快活
年齢:18
魅力:37(容姿は整っているわけではない。しかし引き絞られた肉体は本物だ)
カナタとチャンピオンロードで出会った。
曲がった奴らが大嫌い。
カナタと共にポケモンリーグに挑戦し敗れた後、しばらく行動を共にする。

??
名前:ミキオ
性別:男
トレーナーとしての職業:研究員
性格:??
年齢:??
魅力:??
カナタと図書館で出会った。謎の男。

シャワーズ
けんしんてきな がんばりや

一番カナタと付き合いが長い。カナタが最初に貰ったポケモンであるイーブイが進化した姿。
そのためにカナタの好物、好きな行動、嫌いな事、弱点などカナタに関する知識は飛びぬけて多い。また、カナタに日常的にブイズの目線から見た様子の変化を伝えている。

???


ブースター
おくびょうな ロマンチスト

以前のトレーナーに虐待されていたところをポケモンセンターに保護され、そこでカナタと出会った。
恐怖の対象、孤独から救ってくれたカナタを愛し、種族の垣根を越えて恋人同士になりたいと願っている。

???


サンダース
ゆうかんな ファイター

???

???


エーフィ
でんぱな のんきっこ

常にいい意味ではっちゃけている。道端で車に轢かれそうになっていたところを保護された。
『俺』のことは好きだが、理由は時間と場所によって変化する

???


ブラッキー
げんじつてきな どくぜつか

???

???


グレイシア
クールな りょうりにん

表情が乏しく感情が読み取りにくい。野生で傷ついていたところを出会った。
カナタの事はある程度好きではあるが、どんなことをすれば好意を伝えられるか悩んでいる。

???


リーフィア
きよわな きれいずき

非常にシャイで自己評価が低い。前の飼い主に捨てられた廃工場で出会った。
カナタの事はそこそこ好きではあるが、顔が赤くなっているのを誰かに見られるのが恥ずかしいらしくまだまだ道は長いようだ。

???


ニンフィア
まじめな げいじゅつか

一人称はボク。へこたれないイーブイが進化した姿。譲り受けた卵から孵した。
カナタの事も好きだが、カナタだけでなく自分とその作品を褒めてくれるものが総じて好きである。

???


イーブイ
むじゃきな いいこ

???

???

セーブデータ
【9日目夜】

所持金
2707円

【現時点での好感度一覧】
シャワーズ:100(MAXのため好感度下降一度のみ半減)
ブースター:100(MAXのため好感度下降一度のみ半減)
サンダース:38
エーフィ:65
ブラッキー:42
グレイシア:59
リーフィア:100(MAXのため好感度下降一度のみ半減)
ニンフィア:53
イーブイ:39


※【好感度目安】
100  あなたを無条件で愛しています。あなたのために死ねます

75~  あなたが大好きです。
50~  あなたに好意を持っています。
0   あなたにはなんの感情も抱いていません

-50~ あなたが嫌がることを進んで行います。
-75~ あなたに悪意のあるちょっかいを出してきます。用心しないと殺してくる可能性があります
-100  あなたを殺してきます。殺意。

現時点でのブイズの強さ
サンダース>ブラッキー>シャワーズ>グレイシア>エーフィ>ブースター≧ニンフィア≧リーフィア>イーブイ


【10日目昼】、手持ちシャワーズ リーフィア エーフィ グレイシアの4匹で出勤から再開します

おっと、失礼。同僚の設定をまだまとめてませんね

保育士A
髪をセミロングにしている。
カナタとはそれなりの距離感を保っているが、どうやら好意を持っているらしい

保育士B
背が高く髪にウェーブがかかっている。軽い口調で割と天然。
カナタに好意を抱いているようだ。

園長
メガネをかけた中年女性。一見普通だが睨みを利かせた時の眼光は鋭い。
幼少期にペラップを飼っていたこともあり、ポケモン全般が好きである。

副園長
ロングヘアのおっとりした女性。場を和ませるタイプ。

出勤すると先輩保育士が子供たちの体調管理ノートを確認していた

今日はいつもにも増して忙しそうに見える

カナタ「どうかしたんですか?」

保育士B「園児の間で風邪が流行ってて、何人か休みが出ててねー」

カナタ「ノートの記述代わります」

保育士B「え、いやいいよ。子供たちの様子見てて」

先輩保育士は再びノートに目を落とした。

風邪か、人間からポケモンへの空気感染が気になるところだが、就業時間中に調べることはできないだろう。

先輩保育士に聞いたとしても満足な答えは返ってきそうにない。

とりあえず風邪っぽい症状の子供には近づかないよう後で手持ちのブイズに言い聞かせておこう。


↓1コンマ2桁20以下で①トレーナー遭遇

午前中の業務は難なく終わり、昼の時間となった。

昼の時間なのに子供たち、特に男児の多くが席についていない。

理由は明白で、副園長が連れてきたポケモンに群がっていた。

人より大きい図体の水色のポケモンである。怪獣のような外見であり、トカゲかワニの系統のポケモンだろう。

色と外見から察するに水タイプだろうか?

男児A「ごつごつしてる!」

男児B「スゲー!カッコいい!」

男児C「せんせーこれなんてポケモンなの?ね触っていい?触っていい?」

副園長「ごはん食べ終わってからにしようね」

男児C「えー」

興奮した子供たちをなだめつつ、こっそり「なんてポケモンですか?」と興味本位で聞いてみる。

オーダイルですよ、と答えが返ってきた。

今まで聞いたこともないポケモンである。恐らく他の地方のポケモンなのだろう。

食事が終わった後群がる子供たちを遠目に見つつ外へ出たが、人は通らなかった。


↓1コンマ2桁50以下で②トレーナー遭遇
↓2コンマ2桁80以下で③トレーナー遭遇
ちょっと吐き気が酷いので今日はここまでで。

14日夜、時間があれば更新します

午後の業務では少し失敗があった。

子供たちと一緒におうたを歌う日課があるのだが、今日は私に歌の選曲を任されてしまった。

普段と同じだと飽きそうだと思い選んだ童謡だったが、子供たちの一部が知らない曲だったらしく、全く歌えてない子供を出してしまった。

副園長からそういう時もあると慰められたが、リサーチ不足は否めない。

子供たちがどんな曲を好んでいるのか普段からアンテナを張っておかねば、と思いつつ残りの業務をこなし一日が終わった。

園児「せんせー」

子供たちの見送りをしていると園児が私の服を引っ張っていた。

カナタ「どうしたの?」

園児「じゃん」

園児は目の前にピチューのキーホルダーを出した。おお、と私は大げさに声をあげた

カナタ「やったじゃん見つかって」

園児「うん!せんせー一緒に探してくれたからあげる」

園児はポケットから何かを取り出した。これは……


↓1 コンマ2桁
1~33 チョコだ
34~66 貝殻だ
67~99 飴玉だ

貝殻だった。巻貝の物でやや大きい。

若干砂がついているような気がするが……これは洗えば済む話だろう。

カナタ「いいの?ありがとう」

園児「うん!あ!お母さん来た!お母さーん」

迎えが来たようで園児は駆けていってしまった。


貝殻を手に入れた。

帰ろうとするとエーフィがボールから出てきた

声をかけるわけにもいかず様子を伺うと、砂場へ向かって駆けだした。

と、いきなり砂場にダイブした。ポッポが何匹か集まっていたが当然逃げる。

カナタ「何してるんだ……よっと」独り言のように言いつつエーフィを抱きかかえる

エーフィ「だってポッポの砂浴び楽しそうだったんだもん」

エーフィが少しムッとしたように口を尖らせた。

帰るよ、と言いつつボールに戻し、保育園を出たところでいきなりトレーナーと鉢合わせした。



1戦目
敵の手持ちの数は?
↓1コンマ一桁
1、7 1匹
2、8 2匹
3、9 3匹
4、0 4匹
5 5匹
6 6匹

↓2コンマ2桁 1戦目の敵の強さ
50で実力ほぼ拮抗。数値が高いほど強い。

※②トレーナー遭遇はファンブルの為敗北時支払金2倍

「ンだば まんず オレの得意のナンバーから!いくっちゃ~!!」

ミュージシャンの ソウジ があらわれた!手持ち:4

ソウジはバクオングを繰り出した

バクオング「今の自分に死角はないッッ!!」

カナタ「シャワーズ、行こう」

シャワーズ「おけ!」

手持ちは相手も自分も同じ数だ。

ここはポケモンの熟練度が差を分けそうであるが……相手は自分と同じレベルか、いや下手したら相手は自分より少し上の実力かもしれない。

気持ちで負けてはダメだ。相手をしっかり見据え、相手の攻撃をあらかじめ予測しここは勝っていかねばなるまい。


↓1 コンマ2桁
100-54=46以下で1戦目勝利


2戦目
敵の手持ちの数は?
↓2コンマ一桁
1、7 1匹
2、8 2匹
3、9 3匹
4、0 4匹
5 5匹
6 6匹

↓3コンマ2桁 2戦目の敵の強さ
50で実力ほぼ拮抗。数値が高いほど強い。

今日はここまでで。次は明日か明後日あたりの夜に更新したいですね

相手の職業はミュージシャン。恐らく音に関するポケモンをよく使ってくるだろう。

だとすれば手持ちに声を出して攻撃してくるタイプのポケモン……例えば鳴き声が特徴的な鳥ポケモン、虫ポケモンを連れている可能性がある。

とすれば相手の出してくるポケモンのタイプで多そうなのは飛行タイプ、虫タイプだ。

飛行タイプ……こちらが弱点をつける氷タイプのポケモンを持っていることを悟られないようにしなければなるまい。

エーフィとシャワーズ主体に敵と戦った。もし鳥や虫ではなくカエルポケモンが来た時草タイプであるリーフィアは弱点をつける。こちらも温存しておきたい。

想像通り相手はオウムのポケモンを4匹目で出してきた。

エーフィもシャワーズも瀕死の一歩手前まで傷つけてしまったが、グレイシアをここまで温存しておいた甲斐があった。

4匹目のオウムポケモンをグレイシアが屠り、何とか勝つことができた。

ギリギリの戦いであったため、この後ポケモンセンターへ行く必要があるだろう。

「だ、誰かこいつを止めてくれぇぇ~~~」


カナタ WIN
賞金 1408円を手に入れた!

「これは困りましたね 一匹で戦わないといけないとは」

おとなのおねえさんの しの が現れた!手持ち:1

しのはモルフォンを繰り出した

モルフォン「……行きます!」

モルフォンは一瞬たじろいだが、しっかり体制を立て直した。

カナタ「シャワーズ、行こう」

シャワーズ「うん!」

相手はこちらより少し実力が上であるようだが、手持ちは1匹だ。

こちらが傷ついたままならともかく、ポケモンセンターに寄った後である。

これなら勝てるかもしれない。だが油断は禁物である。


↓1 コンマ2桁
100-(58-30(3体敵よりこちらの手持ちが多いため))=72
72以下で勝利

風呂中断。
コンマ下

負けた。甘かった。

敵が1体だと油断したつもりはなかった。だが敵のモルフォンは私の手持ちのどのポケモンよりも素早く、また固かった。

敵にまずシャワーズが眠らされ、シャワーズを起こし、次の攻撃までに2度蝶の舞をモルフォンは使った。

そのままシャワーズ、リーフィア、エーフィ、グレイシアが次々と虫のさざめきで倒されてしまった。

しの「虫の毒は怖いんですよ」

カナタ「みんな、ごめん……」

モルフォン「勝てて良かったです!」


しの WIN
賞金1456円を失った。

↓1 コンマ2桁
80以上で特殊イベント発生

特殊イベント
↓1 コンマ
偶数 しの「情報は間違っていませんでしたね」
奇数 ?????

しの「情報は間違っていませんでしたね」

戦いの後、俯く私に相手トレーナーが声をかけてきた。

カナタ「……情報?」

しの「聞いておきますか?」

しのと名乗るトレーナーは私の顔を覗き込んだ。

カナタ「教えてほしい、です」

しの「分かりました。私が悪いトレーナーでなくて良かったですねカナタさん」

しの「街で声をかけられたんですよ。『この保育園にカナタというトレーナーがいる。倒して隙があればポケモンを奪ってきてほしい』と」

私は声が出なかった。品定めするように相手を見据える。

しの「勿論『ひとのものをとったらどろぼう!』なんてことは知ってますし、私は断りました。その後、私はねちっこく数日間尾行されて何度もポケモンバトルを挑まれました」

そのたびに返り討ちにしたんですけどね、と笑顔で言った。

目の前のトレーナーは手持ちが揃っていればかなり格上の相手なのかもしれない。

カナタ「何故、あなたまで」

しの「恐らくあなたにこの情報が渡らないように、口封じのために私を倒して私のポケモンをも奪おうとしたのでしょう」

真剣な眼差しで人差し指を立てる。

しの「なので私は今日尾行を撒いてここまで来ました。あなたにこの事を伝えたかったので」

しの「戦ったのはついでです。あなたの実力も少し知りたかったことですし」

しの「……誰かがあなたに目をつけてあなたのポケモンを奪おうとしているのは確かです。カナタさん、気をつけてください」

そういうと彼女は私の手を取った。後ろを振り返る。

しの「……尾行は来ていないようですね。何か聞きたいことはありますか?」


↓1 質問内容(安価)
敵の規模は?
どんな方法でポケモンを奪う?
話しかけてきたのはどんな人?
相手の目的としているポケモンは?
(自由安価も可)

今日はここまでにしておきましょうか。安価下。
>>30で奇数だった場合BADルート一歩手前まで一直線だったので、危ないところでしたね。
次は明日か、無理そうなら明々後日夜更新になります

カナタ「街であなたに話しかけてきたのはどんな人だったんですか?」

しの「話しかけてきた人は……」


↓1 コンマ2桁
1~25 ベーカリーの女性でしたね。名前も覚えています。
26~50 作業員の男性でしたね。名前ははっきりと思い出せません。
51~75 暴走族の男性でしたね。名乗りませんでした。
76~99 ダンサーの女性でしたね。名乗りませんでした。

※ゾロ目の為追加情報あり。


しの「暴走族の男性でしたね。名乗りませんでした。ただ持っているポケモンは覚えています。ギアルを出してきましたね」

しの「ただ、あのあたりを活動拠点にしている暴走族の情報から考えるに、ジョーン、エース、トード、ホークの4人の誰かでしょう」

心当たりがある。つい先日、ここで戦った暴走族の名前はトードだったはず。

カナタ「恐らくトードという人物だと思います。先日戦いました」

カナタ「ただその際に『ちっ、ガセネタか』と言っていたので、彼が企んでいるのではなく他の人物に頼まれた可能性が高いと思います」

しの「そうですか」


↓1 コンマ2桁
80以上で尾行が追いついている

では再コンマとしましょうか
↓1 コンマ2桁
80以上で尾行が追いついている(会話続行不可)

※尾行追いつかず


しの「まだ尾行は来てないようですね」

あたりを見回して彼女はもう一度向き直った。

しの「他に何かありますか?」


↓1 質問内容(安価)
敵の規模は?
どんな方法でポケモンを奪う?
相手の目的としているポケモンは?
そもそもあなたはどういう人物なのか
(自由安価も可、また質問ではなく『情報が入ったら教えてください』と連絡先交換も可)

カナタ「そもそもあなたはどういう人物なんですか?」

しのは一瞬真顔になり目をしばたたかせると「私ですか?」と首を傾げる。

しの「ただのお節介焼きトレーナー、じゃダメですか?」

カナタ「ただのお節介焼きトレーナーとは思えないです。だってフルメンバーじゃなくとも私のポケモンを4匹、1体のポケモンで倒してみせたんですから」

しの「それはただ運がよかっただけの事ですよ?」

彼女はそういうとまた元の笑顔に戻ってしまった。

顔に張り付いている笑顔がなんとなく不気味にも思えてきたが、この人物は敵ではない。

今までの自分の人生を振り返ってみても思い当たる人物はいない。とすると……


↓1 コンマ2桁
20以下、80以上どちらかで心当たりあり(20以下、80以上はそれぞれ心当たりが違います)

とすると自分ではなく友人と関係が深い可能性がある。

カナタ「マユ、さんの友達ですか」

しの「おお、半分正解です」そういうとポケットを探った。金属音がする。

ジムバッジが大量に出てきた。

しの「私もポケモンリーグに挑戦中の身なんですよ。いいところまではいけたのですが、やはりポケモンリーグは厳しいところです」

しの「ライバルで友達みたいなものですよ、マユさんとは。ただ、私はジムリーダーを目指してもいいかな、とは思っています」

カナタ「それで私とも会ってみようと」

しの「はい」気のせいか、多少笑顔の質が変わった気がする。


名前:しの
性別:女
トレーナーとしての職業:おとなのおねえさん
性格:人当たりがよく、抱擁感がある。ただし敵とみなしたものには非情になる一面も。
年齢:不詳(10代後半~20代であると想定される)
補足:実力はカナタより少し上。主に毒タイプのポケモンを多く用いる。
真顔でいることが少なく笑みを絶やさない。マユの友人でありライバルでもある。

魅力値↓1 コンマ2桁

魅力:30(あまり可愛いというわけではなく身長も低く胸もない。自身でも自覚しており愛嬌で補っている)

↓1 コンマ2桁
30以上で尾行が追いついている(会話続行不可)

※尾行追いつく


しの「おや、そろそろみたいですね。今日は暴走族じゃないようですが」

後ろを振り返る。遠くに人影がかすかに見える。

カナタ「情報ありがとうございます」

しの「いえいえ。右手の小道、そこから最寄りのポケモンセンターへの裏道に通じています。人もポケモンも滅多に会わないでしょう」

しの「今尾行に会ったら手持ちが全員瀕死なのでアウトですし、こちらで引きつけて時間を稼ぐので急いでください」

言われてみれば手持ちは全員瀕死だ。小さく礼をしつつ急いでその場を離れた。

↓1 コンマ2桁
95以上でイベント発生

風呂中断
コンマ下

※イベント発生せず


ポケモンセンターに素早く寄ると、他にはどこにも寄らず家路についた。

家に残しているポケモンたちが心配だ。敗戦を引きずっている暇はない。

カナタ「ただいま!」勢いよくドアを開ける

ブースターが素っ頓狂な声を挙げた。

ブースター「え、あ、おかえりなさい」恥ずかしそうに俯いた。

カナタ「ブースター、他のみんなは?」

ブースター「どうしたんですか、そんなに慌てて」

カナタ「心配なんだ」

サンダース「なーにやってんだ?」サンダースが後ろから声をかけてきた。ランニングの帰りか、はたまたおつかいか。

カナタ「サンダース、他のみんなは大丈夫?」

サンダース「落ち着けよ。ブラッキーとニンフィアは部屋、イーブイはテレビ見ている」

カナタ「無事なの?」

サンダース「しゃあねぇな、ちょっくら見てくるわ」

サンダースは足元を凄い速さで駆け抜けると、2匹分の部屋とダイニングを十数秒で見てきた。

サンダース「いたぜ。お前本当に大丈夫か?顔青いぞ?」

サンダースが心配して顔を覗き込んでくる。

カナタ「いや、よかった。何かあったらどうしようかと」

私もそれは思ってたよ。と奥から声がした。

マユが顔を出す。

マユ「先回りして家に入らせてもらってた」

カナタ「マユ……」驚きに一瞬顔が強張る「誰かに入れてもらったのか?」

マユ「うん」


↓1 コンマ2桁
1~25 サンダースに開けてもらってた
26~35 イーブイに開けてもらったんだ
36~45 ブースターが開けてくれてね
46~55 ニンフィアが鍵開けてくれてね
56~65 ブラッキーが開けてくれたんだ
66~99 ?????

誰かとは酷いじゃないか、とマユと同じ部屋から声がする。

……この声は。

カナタ父「久しぶりだな」

カナタ「……父さん」

マユ「お父さんが来てたんで、鍵開けるついでに入らせてもらいました」

父親は映画監督をしている。多忙で家にはほとんど帰らない。昔はよく引っ越ししたものだ。

私が独り立ちした今はジョウト地方に一人でいるはずだが、こっちに来ていたのか。

父親の設定を決めます
↓1~3 でコンマ2桁の一番大きいものに決定します
名前:
性別:男(固定)
性格:
年齢:(読者側で設定できますが、一応カナタが17歳という事を踏まえて年齢設定しないと義理の父という可能性が浮上します)
魅力は後日設定します

今日はここまでで。コンマは一つずつずれます
次は明日か明後日夜に更新予定です。

今日は更新できなくなりました
1週間以内には更新します(まだ目途がたっていない状態です)

確か父は今エンジュシティで映画を撮っている。仕事で毎日忙しいためこのところ連絡を取り合っていなかった。

息子の事が心配になったのだろうとは推測がつくが、まさか連絡もなしにいきなり訪ねてくるとは思わなかった。

それにしても……父は厳格で他人にも自分にも厳しい性格だ、ガードの固い父が何故マユを家に入れたのか自分には分からない。

ツクモ「部屋は綺麗にしているようだな。自炊はしているのか?」

髭をさすりながら私に視線を向ける。

カナタ「問題ないよ、父さん」

父は冷蔵庫を確認している。

カナタ「マユ、父さんとは私とマユの関係をなんて話してた?」私はマユに駆け寄り、耳元で聞く。

マユ「友達、って言っただけだけど」

ツクモ「異性の友達は大切にしなさい。青年期に同世代の友達を持つことは、自分なりの物事の考え方、価値観を捉えアイデンティティを形成していく助けになる。それが異性ならなおさらだ」

二人きりだとちょっと気まずかったから助かったよ、とマユが耳打ちする。

マユは職人タイプで頑固な父とはあまり合わないようだ。私は慣れたし、内気な自分の性格上会話が少なくて済む相手との食卓は気楽なのだが。

ツクモ「それにしてもイーブイの進化系が多いな、この家は。食卓に毛は入らないのか?」

カナタ「大丈夫。作る時に細心の注意を払っているから」

グレイシア「夕飯、餃子のタネだけ用意してたんですがどうすればいいですか」キッチンから抜け出してきたグレイシアが不安気な顔で肩に乗る。流石に重いためすぐ腕で抱える。

カナタ「今日は作るよ」こっそり親に聞こえないよう耳打ちした。


※(~帰宅後雑務終了後~)行動は夕飯の準備のためカットされました。

グレイシアに調理を頼むようになってから、キッチンに立ったことはほとんどなかった。

なので調理器具を探すのにも一苦労した。すぐ脇でグレイシアが調理器具や食材の場所を指示してくれたが、普段の夕食前の時間はほぼほぼ潰れてしまった。

グレイシアは口が届く下の棚によく使う器具を入れていた。立ったり座ったりを繰り返し、夕食前には大分腰が疲れてしまっていた。

カナタ「できた……いえ、できましたよー」

マユが机を拭いてくれていた。ブイズたちと食卓を共にするとやはり毛が机につきやすい。さりげなくフォローしてくれたことに心の底から深く感謝した。

ブイズたちが集まってくる。普段はデレデレのブースターも今日は空気を読んで密着していなかった。

ツクモ「椅子が多いな。ポケモンたちも一緒に食卓につかせているのか」

カナタ「え、ええ」

マユ「そうなんですよ、カナタくんはポケモンを大切にしているので」

普段とは違った『くん』付けに若干新鮮味を覚える。

ツクモ「だからといって同じ椅子を用意しなくてもいいだろう。私の椅子が入らない」

マユ「あーあー、えっと、じゃあ椅子どかしますね」マユがブイズたちの椅子を持ち上げる。

シャワーズとブースターとリーフィアの顔が曇った。一緒に食べたかった気持ちは痛いほどわかるが、今日は我慢してもらう他にない。

ブイズの食事はすべて皿と共に床に置いた。

カナタ「いただきます」

ブイズたちからもいただきますの声が聞こえたが、やはり声に元気がない。

耐えてくれ、と心の内で謝った。

普段ブイズたちの会話で賑やかな食卓は今日は静かだった。

私はこれでもいいのだが、マユは若干居心地の悪さを感じているようである。

カナタ「ところで……マユはどうして今日ここへ?」助け舟を出した。

マユ「ああ、それは」餃子を飲み込む「もうすぐここを出ようと思って」

カナタ「……出るのか」

マユは全国を修行中の身だ。いつまでもこの町に留まっているわけにはいかない。

マユ「で、お別れを言いにきた……んですよ」

片目でツクモを一瞥する。黙々とツクモは餃子を口に運んでいる。

何も言う気配はない。

私の物静かな性格はこの人の血が混ざっているな、としみじみと思った。

カナタ「で、父さんと鉢合わせになったと」

マユ「そういうこと……ですよ」

再び場を沈黙が支配する。

サンダースは既に食事を終え、自身の皿を持ち上げてシンクに向かい始めた。

カナタ「ところで、マユ。昼間」

マユ「ああ!そうそう。しのと会ったんだね」

話が早い。

カナタ「うん、それでその時の話なんだけど……私を狙っている人について情報はない?」


↓1 コンマ2桁
1~33 マユ「ちょっとだけなら」
34~66 マユ「うーん、ないね」
67~99、00 マユは押し黙ってしまった。

今日はここまでで。

マユ「ちょっとだけなら……最近この町で裏社会の人間が暴れててね、何人か倒したんだけど」

サンダース「さらっとすごいこと言ってんな」

マユ「結構な量のドラッグがこの町に入ってきててね。しのがこの前襲ってきた奴を昏倒させて持ち物見たらしいんだけど、そいつも同じ薬物持ってて……うつタイプじゃなくて吸うタイプらしいんだけど、もしかしたら関係してるかもなーって」

ツクモ「ちょっと待て」

今まで黙っていたツクモが顔を上げた。

ツクモ「カナタが誰かに狙われているのか?」

ツクモが顔を上げ私を見てくる。


↓1 コンマ2桁 
1~33 ?????
34~66 なるほど、これは試練だな。
67~99、00 ならいい考えがある。

訂正
前スレ>>451
× リーフィアはまだイーブイだった頃に廃工場で捨てられ、そこで私と出会った。
〇 リーフィアは廃工場で捨てられ、そこで私と出会った。

少しだけ更新

※ゾロ目クリティカルにより状況変化

ツクモ「ならいい考えがある。ボディガードをつけてあげよう」

カナタ「ボディガード?」

ツクモ「そうだ。カナタ、お前はまだトレーナーとしても社会人としても未熟だ。だからボディガードを雇ってしばらく用心棒につける」

ツクモ「その代金はしばらく私が負担しよう」

マユがよかった…のかな?と小声で呟いた。

カナタ「……いいボディガードがいるんですか?」

ツクモ「いるさ、私を誰だと思っている。売れっ子とまではいかないがそこそこ名の売れた映画監督だ。人脈はある。」


ボディガードの種類 ↓1 コンマ2桁
1~45 男
46~90 女
91~99、00 ポケモン……?

ボディガードの設定 ↓1(あまり人がいないと思うので先取です)
名前:
性別:女性
トレーナーとしての職業:
性格:
年齢:
魅力は安価が取られたレスのコンマに設定されます

ツクモ「チヅルという女性だ。腕はそこそこといったところだが、安い給料でいい仕事をしてくれる」

ツクモ「なにより口が固い。カナタ、お前がポケモンと話している姿は……ああいや」

ツクモはマユを一瞥した。

マユは私がポケモンと会話できることを知っているのだが、黙っておこう。

ツクモ「ともあれ、信頼できる用心棒だ。今日は遅いし、明日手配して明後日には来てもらうことにする。それでいいな?」


↓1
1、チヅル とボディガード契約を結ぶ
2、ボディガード案を断る(追加イベント発生)
3、チヅルとは契約せず、マユやしのに頼む
4、別の案を出す(要記述)

私は頷いた。父の人脈なら信用できるだろう。

シャワーズ「いいの?」遠巻きに声が聞こえた。

マユ「えーっと、私そろそろ帰った方がいいかな?バイバイ言いに来ただけなんだけど、なんか親子の仲を邪魔しちゃ悪そうだし」

ツクモ「……。確かに外も暗い、一人だと危ないし私が送っていこう」

マユ「あ、はい」

ツクモ「カナタ、風呂は沸かして先に入っておいてくれ」

マユ「カナタ……くん、それじゃあまたね。またこの町に寄るからね」

握手を求めてきた。応じると、耳元で囁く。

マユ「何かあったら呼んで。いつかの時の借り、いつでも返しにくるから」

マユは私の目を見つめると、ブイズたちに手を振って彼女は家を出ていった。


↓1 コンマ2桁
90以上で追加イベント

今日はここまでで。

訂正
× マユは私の目を見つめると、ブイズたちに手を振って彼女は家を出ていった。
〇 マユは私の目を見つめると、ブイズたちに手を振り家を出ていった。

カナタ「敵がどれだけいるか分からないからね」ツクモたちが行ったのを窓から確認し、口を開いた。

ブースター「でも、正直他の人間が一緒にいるのは……」

ブラッキー「カナタだけじゃなく私たちも守ってくれるんでしょ?カナタ一人だと留守中の仲間は守れないし、理屈の面では受けなきゃってのは思った」

シャワーズ「そうだねー」

カナタ「留守番してくれるかは分からないぞ。父さんが契約内容を『カナタを守る事』にした場合、留守番なんかは契約から外れるから」

ニンフィア「関係ないけど『あの』パパさんだからすごい美人連れてきそう。で、あわよくばくっつけてとか思ってたり?」

サンダース「来てみてからのお楽しみだなー」

それにしても何故父は女性のボディガードを選んだのだろう。

昔私が病んでる同級生に付きまとわれたことは覚えているはずなのに……

※追加イベント発生


風呂の栓を捻り、ブイズの食器を洗っているとチャイムが鳴った。

カナタ「早いな……はーい」

お届け物でーす、と声がした。

父さんではなかった。

誰からの贈り物だろう?マユでないとすると……アイツか、もしくは……

サンダース「開けんな」

ドアの前に行き鍵を開けようとした瞬間、サンダースがドアと私の間に割って入った。

サンダース「郵便局の届け物にしちゃ遅い時間じゃねぇか?」

言われて気が付いた。壁の時計を確認し生唾を飲み込む。

みんなに緊張が走った。まさか、とブラッキーが呟く。

脳裏に浮かんだのはマユの話だ。

もし悪意を持った人物が、ターゲットが一人になった隙を狙い、郵便局員を名乗りドアを開けさせようとしてきたら?

サンダース「ちょっとなんか理由言って時間稼いでくれ」

カナタ「あー……ちょっと待ってください今はだかでー」

少し棒読みだったか。だがこれで時間は稼げる。

幸いみんな部屋には戻っていない。逃げるのには好都合だ。

サンダース「もしかしたら用意があるかもしれない。正面切って戦うのは分が悪い……」

サンダース「上……は着地ン時骨折したらまずいし鳥ポケモンに襲われる可能性があるし裏口から逃げるか……塞がれてる時は窓から……グレイシア、鍵は」

グレイシア「開いてる」

話の最中にもう一度チャイムが鳴る。

サンダース「よし、じゃあ俺が真っ先に出て様子確認する。外に敵がいなさそうなら合図を送るから、カナタは俺以外のみんなをボールに戻しておいてくれ」

私は首を大仰に振った。

ダメだ、サンダースをそんな危険な目に遭わせられない、という意思表示だ。

声を出せない状況だからジェスチャーするしかない。

サンダース「大丈夫だって、これでも仲間内じゃ早い方だろ?」

私は渋い顔をしてみせた。サンダースも譲りそうにない。

ほんの少しの間視線だけで押し問答する。やがてサンダースはため息をつくと自分からボールに入った。

逃げる前にマユに連絡しておこう。まさかこんなに早い再会になるとは……ブイズたちを愛でる暇もないと一人口を尖らせた。


↓1 さて、どこから逃げようか?(確率が違うだけでどれも戦闘する可能性はあります)
1、裏口から逃げる
2、2階のベランダから出て、飛び降りて逃げる
3、まだ敵と断定できたわけじゃない。ドアを素直に開ける
4、窓を割り逃げる(後日修理代発生)
5、逃げない。居留守を使い家の中に隠れマユを待つ

素直に裏口から逃げよう。

待ち伏せされてないといいが……

裏口のドアに耳をつける。音は何も聞こえない。

家を出たら向かう先は交番だ。……ただ、少し家からは遠いのが難点か。

追いつかれそうになったらより近い位置にあるポケモンセンターに逃げよう。人の目があれば襲われにくくなるはずだ。

私は静かにドアを開けた。


↓1 コンマ2桁
60以下で成功

裏口には誰もいなかった。

電気はつけたままにして静かにドアを閉める。

家の中からまたチャイムの音がした。

敵はまだ家の中に私がいると思っているようだ。

好都合だ。急ごう。


↓1 コンマ2桁
40以下で成功

???「イエさん、今向こうから音しませんでしたか?まさか」

???「名前で呼ばないでくれよ……気になるなら見てきてくれる?」

???「分かりました」

玄関付近からかすかに聞こえる。

気付かれたか。ならなるべく早く逃げるしかない。

私は足早に裏口を去った。


5分ほど走っただろうか。もうすぐ交番にも着く。

私は背後を確認した。

↓1 コンマ2桁
00~25 ???
26~50 十数メートル後ろに誰かがいる?
51~75 「ホッホッホ、前を見て歩かないと駄目じゃないか」いきなり進む方向に人が現れた。
76~99 ???

今日はここまでで。

背後には誰もいなかった。安心して視線を戻すと進行方向に人影が見えた。

あれは……しのさん?

しの「カナタさん、今敵はどちらに?」

カナタ「追われててっ……家の方にも……」

しの「困った事態ですね。それでは、交番に隠れててください」

笑顔でしのは交番を指した。

言われるまでもなく私は駆け込んだ。

夜勤のジュンサーさんが眠い目でカナタさんですね、と迎えてくれた。

ようやく一息つける。私はその場に座り込んだ。


※日記は家にあるためセーブ不可。

しばらく交番内で匿ってもらった。

深夜になってマユから連絡が入った。

付近のマユの友達やしのさんも一緒になって戦ってくれたが、殆どには逃げられてしまい、結局家の鍵を壊したイエというトレーナーだけが捕まる事となった。

マユにはお礼しようかと思ったが、敵に居場所が知られるとまずいので会うのは避けようという結論になり、言葉でしか感謝できなかった。

申し訳ないので今度再開した時に何か奢ろう。定食屋のおごりの事もあるし、しっかりしたところを探さなければ。

連絡の後、家は鍵が壊されてしまっていたので仕方なく父さんに連れられ、ホテルで寝ることになった。

ブイズたちに悪いとは思ったが身の安全のためなら仕方ない。

父さんが鍵屋とボディガードに連絡し、明日にでも連れてきてくれる約束をして、その日は床についた。

↓1 起床判定 コンマ2桁
1~33 早く起きられた。
34~66 普通に起きられた。
67~99 すっかり寝坊してしまった。

枕が変わってしまったせいか浅くしか眠れず、早めに起きた。

ブイズたちを確認する。全員ボールの中でよく寝て……

グレイシア「あの」

カナタ「うわぁ」

素っ頓狂な声をあげてしまった。

サンダースとグレイシアが先に起きていた。

サンダース「あんまデカい声出すなよ。イーブイとか隣の部屋の奴とか起きんだろ」

カナタ「いや、ごめん。みんなボールの中にいると思ったから」

サンダース「正直下に降りてジョギングでもしてきたかったんだが、昨日の事もあるしどうすっかってグレイシアに話してたんだよ」

グレイシア「私はいつも朝食を作ってる時間に起きてしまったので……暇だったのでこれ淹れました」

グレイシアは私のために入れてくれたであろうホテルのルームサービスのお茶をすすめてくる。

ありがとう、といいつつ頭を撫でた。

サンダース「疲れてっからよく眠れそうだと思ったけど、割と元気なんだな」

カナタ「はは、まあね」

グレイシア「……今日はお父さんと出勤するんですか?」

カナタ「いや、流石にそれは過保護すぎるし、父さんも仕事があるからって夜中に出てったよ」

サンダース「親子水入らずだったのにすぐいっちまうんだな。ま、昔から仕事人間だったのは知ってっけどよ」

今度会った時にゆっくり話をしよう。今後の事についても。

とりあえず今日は仕事だ。ブイズたちと朝食をとって早く出勤しておこう。

【11日目昼】
↓1連れていくブイズを選択してください。最低1匹最大6匹です。左から順に指定したポケモンの並びにします

ブラッキー サンダース ブラッキー ニンフィア ブースター

>>102
ブラッキーが重複してますが先頭と2番目とどちらに入れますか?

出勤すると既に先輩が来ていた。

園児も一人来ている。

保育士A「あ、カナタくん、おはよう」

ホテルを出るのが少し早すぎたかなとも思ったが、この時間にもう来ているのか

……というより、先輩の顔が赤い気がする。

マスクもしている。ということは……

カナタ「風邪ですか?」

保育士A「うん、そうだけど、仕事休んだらまずいかなって」

カナタ「子供の免疫力……」

保育士A「うん、そ。低いからホントは休んだ方がいいんだけど、人少ないしね。倒れたらお願いね?カナタくん」

私は何と答えたらいいか分からず、とりあえず苦笑いを返し子供たちのノートを確認し始めた。


↓1コンマ2桁20以下で①トレーナー遭遇

午前中は何事もなかったが、先輩が一人ふらふらなのともし私を狙う敵が襲ってきたら、という事もあり仕事はあまり進まなかった。

その分、仕事は園長にフォローされっぱなしであった。

ブラッキーは日程に何が書いてあるか必死に読み取ろうとじっと日程表を見ていたため、室内で遊ぶやんちゃな園児たちに目をつけられ追いかけられていた。

サンダースの方に行ってよアンタ等!と喚くがそれも通じずむなしくじゃれ付かれていた。

園長「カナタくんのポケモンだからと任せてみたけど、それぞれの個体ごとに得意な事は違うのね」

言われて見るとニンフィアが服の上で昼寝をしていた。任せたが、眠かったのか飽きたのか寝てしまったらしい。ボールに戻してあげた。

今日はトレーナーは通らなかった。残念だが、トレーナーに交じって変な輩が現れなかったので良かったとしよう。


↓1コンマ2桁50以下で②トレーナー遭遇
↓2コンマ2桁80以下で③トレーナー遭遇

今日はここまでで。

トレーナー遭遇 今回はどちらもゾロ目が出た時点で追加判定を行います。

敵の手持ちの数は?
↓1コンマ一桁
1、7 1匹
2、8 2匹
3、9 3匹
4、0 4匹
5 5匹
6 6匹

↓2コンマ2桁 敵の強さ
50で実力ほぼ拮抗。数値が高いほど強い。



敵の手持ちの数は?
↓3コンマ一桁
1、7 1匹
2、8 2匹
3、9 3匹
4、0 4匹
5 5匹
6 6匹

↓4コンマ2桁 敵の強さ
50で実力ほぼ拮抗。数値が高いほど強い。

夜更新できればいいですが、無理なら明日にします。

22:30~2300あたりに再開
所持金(11日目午前時点)1454-1600(昼代)=-146

ツクモの魅力値判定してませんでしたね
↓1 コンマ2桁
※50が平均値でコンマが高いほどイケメンになります。


相談なんですがブイズの成長判定は
①日数周期(十日ごと成長判定)
②手持ち周期(昼パーティの手持ちに〇度入れたら成長判定)
どっちがいいと思いますか?

ツクモ
魅力値:34(中の下の容姿である。そのため顔出しインタビューの類はあまり好まない。髪も寂しくなってきた)

分かりました。日数周期ですね。
10日経ったので入れてなかった成長判定をやろうと重いのですが
ポケモンの熟練度はアルファベット表記(A~E換算。+、-は1つ。)と数値表記だとどちらがいいと思いますか?

分かりました。アルファベット表記ですね。

熟練度 A~E換算。+、-は1つ。(C-→C→C+→B-→B→B+ といった感じでアップ)
シャワーズ:B
ブースター:C-~D+(体調、感情により変化)
サンダース:A
エーフィ:C
ブラッキー:B+
グレイシア:C+
リーフィア:D-
ニンフィア:C+~D-(やる気により変化)
イーブイ:E

シャワーズから成長分
↓1 コンマ2桁
奇数 +(B+へ)
偶数 ++(A-へ)

ブースター
↓1 コンマ2桁
奇数 +
偶数 ++

サンダース
↓1 コンマ2桁
奇数 +
偶数 ++

年長組(割と飼ってて長く年齢層もそこそこ行ってる=成長が伸びにくくなってきたブイズ)はここまで。

エーフィ、ブラッキーの中年齢層行きます
エーフィ
↓1 コンマ2桁(ゾロ目昇格)
0~33 +
34~66 ++
67~99 +++

ブラッキー
↓1 コンマ2桁(ゾロ目昇格)
0~33 +
34~66 ++
67~99 +++

年少組いきます
グレイシア
↓1 コンマ2桁
奇数 ++
偶数 +++

リーフィア
↓1 コンマ2桁
奇数 ++
偶数 +++

ニンフィア
↓1 コンマ2桁
奇数 ++
偶数 +++

イーブイ
↓1 コンマ2桁
奇数 ++
偶数 +++

熟練度 A~E換算。+、-は1つ。
シャワーズ:A-
ブースター:C+~C(体調、感情の影響を受けやすい)
サンダース:A+
エーフィ:B
ブラッキー:A-
グレイシア:B
リーフィア:C-
ニンフィア:B~D+(やる気により変化)
イーブイ:D-

本編いきます

午後の業務中、業者が来た。

空調設備の点検だそうで、園長がその対応に追われていたため午後は午前にも増して更に忙しかった。

ほぼ一日が終わり、椅子で書類整理をしているとボールからブースターが出てきた。

ブースター「お疲れさまです」肩に乗って足元をタシタシと踏んでいる。

手元の紙に肩たたきのつもり?と書いたが反応がない。

少し経ってブースターは文字が読めない事を思い出した。肩から下ろし、耳元でありがとうを告げてからボールに戻した。

ブースターなりの気遣いだったのかもしれない。

その後、園児の送りをしていると園長から呼び出しがかかった。

園長「カナタくん、チヅル……?さんって人が来てるんだけど」

父さんのボディガードだ。園まで迎えに来てくれるとは……。別室で待っていてもらうよう園長にお願いをしてひとまず子供たちに専念しよう。

仕事を終え、人を待たせているのでと残業を断り迎えに行った。

チヅル「カナタさんですね?よろしくお願いします」

歳は20代だろうか。背の高い女性が目の前に立っていた。

痩せぎすでないレベルのスレンダーさで、アヒル口と二重の眼が似合う水色の髪の女性である。

おっとりした雰囲気を漂わせている。副園長とも似たタイプだ。

ブイズ好きの自分でも思わずハッとしてしまう。世間では間違いなく美女の範疇ではないだろうか。

カナタ「チヅルさんですね、こちらこそよろしくお願いします」ぎこちない動きで握手した。

チヅル「もうお仕事は終わりですか?」

カナタ「はい、ただこれから……昨日ホテルに泊まっていたので手持ちの残りのポケモンを取りに帰らなければいけないので……」

チヅル「そうでしたか、ではお家までご一緒させていただきますね。外敵はお任せください」

カナタ「……あの、帰り道のトレーナーは私が戦うので戦わなくていいですよ。賞金を収入にしたいので。明らかに敵意を持った奴は別ですけど」

チヅル「あら、そうでしたか。ごめんなさいねぇ」

保育園を出るとトレーナーが待っていた。

トレーナーは私と隣のチヅルを見るとポケモンを2匹用意しようとしたのでダブルバトルじゃないです、と即座に否定せねばならなかった。

頑張ってくださいね、とチヅルはニコニコしている。

「大した事なさそうね!」

トライアスリートの ジョア があらわれた!手持ち:4

ジョアはドードーを繰り出した。

ドードー「あんまりアレするのもナンだから程々にしておこうな」

カナタ「ブラッキー、頼んだ」

ブラッキーは気だるげ顔でボールから出てきた。だが既に臨戦態勢である。

敵もこちらも手持ちは4体。だが相手は服にジムバッチを8つつけている。

ドードーを出したのも油断させるためか、もしくはドードーを育てさせるためだろう。

間違いなくこのトレーナーは強い。だが出会った以上、勝たねばなるまい。


強敵
100-(80)=20
20以下で勝利

あ、ちょっと待ってください
成長判定後なのでちょっとコンマ調節しますね

あと今気づいたので10日目の昼パーティ好感度上昇をやってなかったのでやっておきます
昼行動でパーティに加えたブイズ(シャワーズ リーフィア エーフィ グレイシア)は好感度が上がります(シャワーズ、リーフィアはMAXなので上下しません)
↓1コンマ一桁分上昇

ジョアとの戦闘 ↓1
100+(パーティ全体での上昇値平均1.8×10)-(80)=38
38以下で勝利

今日はここまでで。

ギリギリの戦いだった。

ドードーはブラッキーで難なく倒せたものの、2匹目の電気タイプのポケモンに苦戦させられた。

だがブースター一匹で何とか削りきった。

3体目のポケモン(確かクチートというポケモンだったと思う)を一度攻撃してダウン。これが効いたようで、サンダースで力で押して倒す。

ポケモンを入れ替え4体目のドードリオをブラッキー、ニンフィアと駆使して倒した。

ブースターは瀕死、その他の3匹も体力ギリギリだ。間違いなく満身創痍という言葉がこの現状には似合うだろう。

いつ敵が襲ってきてもおかしくない。すぐにブイズの体力を回復させねば。

ジョア「大したことなさそうなんて言ったこと、謝るわ」


カナタWIN
賞金3000円を手に入れた。

「ケロ……あなた男の子のようね」

パラソルおねえさんの ユズコ が現れた!手持ち:1

ユズコ は ニョロトノを繰り出した

ニョロトノ「えっ……女の子!?」

カナタ「ブラッキー、頼んだ」

ブラッキー「えー」

敵の手持ちは1体。

油断しなければ負ける要素はないが、だがこの前のしのさんの事もある。

全力で戦わせてもらおう。


↓1 コンマ2桁
120-(51-30(3体敵よりこちらの手持ちが多いため))=99
99、00以外で勝利。

拍子抜けするほど弱かった。

ブラッキーからサンダースに即座に変え、一撃の下に屠った。

ニョロトノレベルが何体もいれば少しは違ったのかもしれないが……

ユズコ「ケロ……」


カナタ WIN
賞金1160円を手に入れた



短いですが今日はここまでで。

残りのブイズたちを迎えに行って、帰路についた。身構えて帰宅したが、昨日の今日だからだろうか、何事もなく家についた。

カナタ「ここがうちです。今鍵が壊れてますけど、少し後で業者が来るのでお気になさらずに」

平気な様子をチヅルさんに見せているが、家につくと同時にボールから展開したブイズたちの何匹かはドアに驚いていた。

ニンフィアは興味深くドアを下から覗きこんでいる。溶けて固まった鍵穴がそんなに興味深いのだろうか?

チヅル「まあ、本当にドロドロに溶かされてますね」口に手を当て驚いている。大げさなリアクションだ。

シャワーズとグレイシアはドアに目もくれず奥へと入っていった。

グレイシア「すぐ出来るものを用意します」夕食の用意だろう。

シャワーズ「お風呂の栓!水道代」

カナタ「あ」言われて気が付いた。

チヅルは顔にハテナマークを浮かべている。

さて、夕食前にチヅルさんとどういった契約内容になっているか確認しておこう。

私はチヅルさんを自室へ誘導した。

所持金
-146+4160=4014

【日記を書く】?↓1 YES/NO

セーブしました
【11日目夜】

カナタ「チヅルさん、あの」

チヅル「はい、なんでしょうか?」

カナタ「契約では……チヅルさんは私が家にいる時も守ってくださるんですか?」

チヅル「はい、ツクモさんからそういう契約にしていただきました」

カナタ「寝るところは……」

チヅル「二階の空き部屋で寝れる、と聞いています」

二階か、まだ私の収入がないので父さんが今この家の賃料を払ってくれているから文句は言えない。

比較的綺麗な物置になっている部屋で泊まってもらおう。

さて、ここからだ。

今まではなんとなくで誤魔化せる範囲だったが、ブイズと会話できることを打ち明けておくべきか、それとも今まで通り誤魔化しておくべきなのか。


↓1
1、ブイズと話せることを打ち明ける
2、誤魔化す

カナタ「チヅルさんって、荒唐無稽な事を言っても信じるタイプですか?」

いきなり口に出すのは気が引けた。遠回りしてから話そう。

チヅル「質問に質問で返すみたいになってしまいますけど、どういう意味ですか?」

カナタ「ファンタジーみたいなことを言っても信じるか、という事ですよ」

チヅル「それは、ツクモさんが言っていた『息子が時たまおかしな言動をするかもしれない』ということですか?」

父さんの言いそうなことだ。父さんは母が言っても息子が言っても『ポケモンと話せる』なんてことは『自分が体験していないから』信じない男だ。

映画や小説など、作り物の世界の中でのファンタジーなら信じるタイプだが、占いや祟りなどオカルトの類は自分が体験していない限り信じようとしない。

迷ったが、これからボディガードをしていく上で隠し通すのは難しいだろう。意を決して口を開く。

カナタ「おかしな言動……に見えるかもしれませんね。傍から見れば」

カナタ「……実際に私がポケモンと話ができる、と言ったら……信じますか?」


↓1 コンマ2桁
1~25 勿論。というより……もう聞いていましたよ
26~50 本当にそうか、確かめてみてもいいですか?
51~75 ええ、信じますよ。彼女は少し経って口に出したが、私を見る目が少し変わった気がする
76~99、00 ???

今日はここまでで。

訂正>>165
×カナタ「……実際に私がポケモンと話ができる、と言ったら……信じますか?」
〇カナタ「……私がポケモンと話ができる、と言ったら……信じますか?」

チヅル「本当にそうか、確かめてみてもいいですか?」

チヅルさんが疑わしげに聞いてきたので頷く。

チヅルさんはポケットからカードを出した。

ボディガードのライセンスカード、『コガネサンフラワーホール』のカード、ラジオカードの3枚である。

チヅル「ここに私のユキノオーがいます」

ボールからユキノオーを出した。

チヅル「ユキノオーさん、ちょっと見ててくださいね」

私に背を向けてユキノオーとチヅルさんだけに見えるように何かをしている。

覚えた?とユキノオーに聞いてから振り返る。

チヅル「では、ユキノオーさん、カードをどんな順番で並べたかカナタさんに教えてあげてください」

ユキノオー「面倒くさいんでパスしていいっすか」

心底嫌そうな顔である。飼い主の言う事を聞く気が0だ。

飼いはじめだろうか、あまり懐いているように見えない。

カナタ「えっと、教えてもらわないと困るんだけど」

ユキノオー「ええーっ、勝手にやっててくださいよー。この人どうせこれクリアしても多分何回も他の事やらせるつもりっすよ?」

カナタ「教えてもらわないと終わらないよ」

ユキノオー「勝手に時間切れにでもなるんじゃないっすか」

カナタ「あのね」

チヅル「どうしたんですか?」

カナタ「教えてくれないんですがどうしたら……」

チヅル「知ってるポケモンじゃないから会話が通じない、という事ですか」

カナタ「そうじゃなくて……」

面倒なことになった。私はユキノオーの耳に口を寄せ、囁く。

カナタ「取引をしよう。君がきちんと教えてくれたらポロックでもマフィンでも君の好きなものをあげよう。これでいいかな?」


↓1 コンマ2桁
1~33 本当っすね?
34~66 条件付けていいっすか。
67~75 嫌だと言ったら?底意地の悪い笑顔を向けてくる。
76~90 何も言わずに私を殴ってボールに戻った。
91~99、00 あーはいはい、じゃあ教えますよ。と答えた目が私の姿を捉えていない。嘘を吐く気満々だ。

ユキノオー「条件付けていいっすか?」

カナタ「勿論」


提示された条件
↓1 コンマ2桁
奇数 この人の個人情報教えるんであたかも私から聞いたように話してください。それで説得力持たせてこの試験を終わりにさせて欲しいんスよ
偶数 指定した味のポフィンは10個用意して欲しいっス。甘い物に目がないんで。

ユキノオー「この人の個人情報教えるんであたかも私から聞いたように話してください。それで説得力持たせてこの試験を終わりにさせて欲しいんスよ」

カナタ「飼い主を……トレーナーをこの人なんて呼んじゃいけません」

ユキノオー「声聞こえないんだからなんて呼んでも同じじゃないっスか……」

チヅル「あの、そんなに話す内容あるんですか?」

チヅルさんを手で制して耳を傾ける。

ユキノオー「カードは上からコガネサンフラワー、ボディガードライセンス、ラジオの順ッスね。チヅルさんはサンフラワーホールの劇団に所属しつつボディガードのライセンスを取った舞台女優兼任のエリートトレーナーっスね」

ユキノオー「こおりタイプのポケモンが好きで元々は読者モデルをやってました。ツクモさんもよく映画に出している劇団のつてで今回シンオウまで仕事に来たみたいっスね」

ユキノオー「もっとも、チヅルさんの映画出演経験は全部エキストラっス」

ユキノオー「ボディガードを破格の金額で受けてくれる理由、一つ目はツクモさんの知り合いだから、二つ目は今でも時々舞台に立っているから給料の心配がないから」

ユキノオー「三つ目は親族がジムリーダーをやってたからそこそこ家が裕福であるから。この三つっスね」

ユキノオー「血液型はABで手持ちのアローラ生まれのキュウコンを溺愛していて」

チヅル「あの」割って入った「ユキノオーさん?」

流石にこれだけ長い時間話していると怪しまれるだろう。

カナタ「ユキノオーと話したんですけど、上からコガネサンフラワーホール、ボディガードのライセンス、ラジオカードの順ですね」

カナタ「と……ツクモさんの映画にエキストラで出てたんですね。読者モデルもやってたと」

チヅル「まあ」驚いて固まっている。

カナタ「血液型はABでお気に入りのポケモンはキュウコン……まだ話しますか。ユキノオーはあんまりこういうのを何度もやって欲しくないそうなので」

チヅルさんはあまり動揺したようすではない。

私の言動に驚いてはいるが『想定の範囲内』といった感じだ。

チヅル「追加で色々調べる手間が省けましたね」

カナタ「信じてくれますか?」

チヅル「ええ」

チヅルさんはニッコリとほほ笑んだ。

今日はここまでで。

先に書いておきますが、ハーレムエンド要件は過半数のブイズの好感度MAXと残ったブイズの好感度が50以上で発生します。
ハーレムルート直行後は(ネタバレになるので詳しく書けませんが)他のルートは見れなくなります。ご注意を。

昼行動でパーティに加えたブイズ(サンダース、ブラッキー、ニンフィア)は好感度が上がります(ブースターはMAXなので上下しません)
↓1コンマ一桁分上昇

家の留守番までは契約に入っていなかった。

チヅルさんの契約は私(=カナタ)を守る事だ。

仕事場の行き帰りに付き添い、もしトレーナーでない(危害を与えようとしてきた)ものがいた場合にはチヅルさんの出番となる。

チヅルさんの契約書を読み終えると鍵の業者が来て、その応対後すぐに夕食の時間となった。

夕食は野菜炒めだった。

グレイシアによると冷蔵庫にある食材を集めて作っただけ、らしいが十分に美味しい。

問題は食卓に会話がないことか。

ブイズたちは喋っていない。チヅルさんという外の人間が来ているからか私と会話するのをためらっているようだ。

ただ会話をためらっているだけでいつも通りブースターは私にベタベタしてきているが。

よく分かっていないイーブイはためらっている様子ではないが、周囲に合わせ様子見しているといったところか。

チヅルさんは料理に舌鼓をうちつつ素早く箸を伸ばしている。

一品一品を作ったポケモンを褒めているようだが玄関の工事の音で声があまり聞こえない。

寝るまでには終わるというのが業者の説明なので、今日我慢すればいいだけだ。

シャワーズ「ねえ」
ブラッキー「あのさ」

工事の音に紛れて2匹が同時に喋った。お互いを牽制しあうように見つめている。


どちらの話を先に訊く?↓1
シャワーズ
ブラッキー

カナタ「シャワーズ、どうかしたのか?」シャワーズを優先させた。

事前に説明を受けていたのでチヅルさんは驚きはしなかった。ただ、気になるといった感じでシャワーズに視線を合わせた。

シャワーズ「あのさ、何か忘れてない?」

シャワーズは私の顔を見てくる。

……いや、雰囲気からして睨んでくるといった方が正しいか?

眼はなにも読み取れないが口調がいつもと少し違う気がする。

リーフィアとイーブイが敏感に感じ取り身を固くした。

シャワーズの事はよく分かる。これは怒りの1、2段階前の状態の口調だ。

一歩間違えれば彼女を幻滅させるか怒らせるかしてしまうだろう。

さて、何のことだろうか?


↓1 コンマ2桁
1~33 アレの事か?
34~66 ???
67~99 何のことだろうか、さっぱりわからない

成程、丁度あれから1週間か。

カナタ「アレの事か?」

何か書き物をするジェスチャーをする。

一瞬目を丸くしたが、分かってるならいっか、ともう一度席についた。

リーフィアとイーブイが緊張を解いた。

カナタ「ところでブラッキー」

ブラッキー「何でもない。ご馳走様」

ブラッキーは皿を咥えて食事の片付けを始めた。

一体何だったのだろうか……

※好感度上下無し

(~夕食後~)
ブイズを部屋に呼びます(一匹選択)↓1

今日はここまでで。
安価下

少し再開します

シャワーズを部屋に呼ぶとすぐ、姿を表した。

口にはレポートが見える。週1のブイズレポートだ。

シャワーズ「はい、これ。1週間ごとだけど、忘れてなかったみたいだね」

カナタ「勿論」

シャワーズからレポートを受け取った。

レポートに目を通そうとするとねぇ、と声が聞こえてきた。

シャワーズ「リーフィア呼んでこよっか?なるべく一緒に居たいでしょ?」


さて、どうしようか?↓1
リーフィアを呼んでもらう。
会話(後安価)
ボディタッチ(好感度上昇は運)
遊ぶ(好感度微上昇)
自由安価指定(好感度上下はその時々の行動による)

カナタ「うん、じゃあリーフィアを呼んできてくれるかな?」

シャワーズ「おっけ」

シャワーズは部屋を素早く出ていった。

数分後、リーフィアが来た。

リーフィア「遅れてすみません……」

カナタ「いいよいいよ」

リーフィア「あの」

カナタ「ん?」

リーフィアは口を開きかけたがすぐにやめた。

リーフィア「……いえ」

さて、何をしようか?↓1
会話
ボディタッチ
遊ぶ
一緒に寝る
自由安価指定(好感度上下はその時々の行動による)

今日は早いが、寝ることにしよう。早く寝ればそれだけ寝坊の確率は減る。

……リーフィアと一緒に風呂に入るのもいいかもしれない。

カナタ「リーフィア、一緒に風呂、入ってみるか?嫌ならこのまま一緒に寝ようと思うんだが……」


↓1 コンマ20以下、もしくは80以上でイベント発生。
(※それぞれ起こるイベントは違います)

※イベント未発生

リーフィアの反応は……

↓1 コンマ2桁
1~33 顔を赤くしながら頷いた。
34~66 表情が固まっている。迷っているのかもしれない
67~99 顔を真っ赤にしながら首を大きく振っている。ダメそうだ。

表情が固まっている。迷っているのかもしれない。

カナタ「リーフィア、やめておくか?」

リーフィア「あ、いえ……うーん、でも……」

カナタ「先に言っておくけど、別に一緒に寝るのに体が汚れてると嫌だからって理由で風呂に誘ってるんじゃないよ」

リーフィア「それは……多分そうだと思ってますけど……そうじゃなくて」

一緒に風呂に入りたくない理由でもあるのだろうか?


↓1 安価
①カナタ「体に見られたくない傷がある……とか?」
②カナタ「お風呂は一匹で入りたい派……とか?」
③カナタ「一緒に入るのが恥ずかしい……とか?」
④カナタ「お風呂に入りながら歌を歌いたかった……とか?」
⑤カナタ「入浴剤を使いたい……とか?」
⑥カナタ「……こっそりお風呂でお酒を飲みたかった……とか?」
⑦自由安価

カナタ「一緒に入るのが恥ずかしい……とか?」

リーフィア「い、いえ……やっぱりダメです。先に入ってきます」

丁寧に頭を下げリーフィアは部屋を出ていった。

ダメだったか。リーフィアの性格を考えると恥ずかしいという理由もあるかと思ったのだが……

ため息をついた後、仕事の連絡が入ってないか携帯を見ているとノックの音が聞こえた。


↓1 コンマ2桁
1~30 ?????
31~50 ?????
51~75 ???
76~99 再判定 バッドイベント

今日はここまでで。コンマ下。

>>201 訂正
×カナタ「先に言っておくけど、別に一緒に寝るのに体が汚れてると嫌だからって理由で風呂に誘ってるんじゃないよ」
〇カナタ「先に言っておくけど、別にリーフィアが汚いって意味で風呂に誘ってるんじゃないよ」


バッドイベント内容 ↓1 コンマ2桁
(ゾロ目でバッドイベント自体をなかったことにできます)
1~50 急ぎ過ぎてリーフィアが風呂場で転んだ
51~67 ドアからのノックの音ではなかった。これは……?
68~83 ??(更にコンマ再判定)
84~99 どうぞ、という前にドアが開いた(更にコンマ再判定)

夜更新できればいいですね

ドアからのノックの音ではなかった。これは……?

窓が怪しいと確認したが窓の外には誰もいない。ポケモンという線もなさそうだ。

じゃあ、どこから……?耳を澄ませると鈍いノックのような音が聞こえてくる。

これは室内だ。天井という線も低そうだ。

よくよく聞くとクローゼットのような気がしてならない。

クローゼットの中に誰かが、もしくは何かがいる。

生唾を飲み込んで私はクローゼットを見つめた。どうすべきか。


↓1
①すぐ一人で開ける
②ブイズを呼んできて開ける(呼んで来るブイズを選択)
③チヅルさんを呼んできて開ける
④逆に開けず、閉じ込める(ガムテープ等)

先日襲撃されたばかりだ。何かあっては困るだろう。

私はチヅルさんを呼んだ。

チヅル「クローゼットの中から……?」

カナタ「はい、何か不審な音がするので見た方がいいかと」

チヅルさんは少し困惑している様子だ。念のためにポケモンを出し、クローゼットを開けた。

それと同時に何かが倒れ掛かってきた。私達は急いで飛びのいた。

下着だけにされた裸の男だ。縄で縛られ、口には猿ぐつわをはめている。

男は苦悶の表情を浮かべながら身もだえしていた。

この男が内側からクローゼットのドアに体をぶつけていたらしい。

チヅル「……知り合いですか?」困惑しつつ目を逸らした。

カナタ「いえ、初めて見る方です。縄を解きましょう」

チヅル「いいんですか?」

カナタ「二人もいれば逃げられないでしょう。それに一人はボディガードですから」

縄を解き、猿ぐつわをとった男は大きく息をつき「助かりました」と声を絞り出した。

カナタ「あなたは……」

男「カナタさんですね」男は大きくむせた「ツクモさんから頼まれて……あの、業者です。今服が、いえ名刺がないんで、信じてくれないでしょうが」

チヅル「業者?」

業者、と言われたら一人しか今はこの家にいない。

カナタ「鍵の業者……」

私はチヅルさんと顔を見合わせた。おかしい、業者は普通に作業していたはず。

チヅル「業者を二人呼んだんですか?」

カナタ「いえ、人数は聞いてないですけど……あの、何があったのかお聞きできますか」

業者「家についた時、まだカナタさんがついていないようだったので待っていたんですよ。そこでいきなり薬を嗅がされて、気がついたら縛られて閉じ込められてたんです。そこに」

業者はクローゼットを指で指した。

チヅル「でも、どうやって家に?鍵が……」

カナタ「今日は壊れてたんですよ。それに私がブイズを全員連れてホテルに避難しているから中にはポケモンもいない」

カナタ「業者の服を奪い、縛って閉じ込めて、偽の業者として偽の鍵を取り付けていたんだ……後でピッキングしたり鍵をまた壊したりしなくて済むように」

カナタ「……チヅルさん、玄関にいた業者は?」


↓1 コンマ2桁
1~33 チヅル「まだ玄関で作業をしています」
34~66 ドアを開けた瞬間、ドアの外で立ち聞きしていた男と目が合った。
67~99 いない。既に逃げた後のようだ。

チヅル「いませんね……察知したか、普通に鍵をつけ終わったからでしょうか」

カナタ「今は判断が難しいですね」

私は業者に服を渡し、腕を組んだ。

業者「ありがとうございます」

カナタ「後で返していただければ十分です」

さて、鍵をどうしようか。

一番いいのはこのまま本物の業者に頼んで鍵を換える方法だ。だがそれで本当にいいのだろうか。

折角敵が隙を見せたのだ。今なら敵は『まだ偽の鍵のまま気づいていない』と思っている可能性がある。

その思い込みを利用してわざと鍵を変えず、敵が侵入してきた時にこちらから一気に叩くこともできる。

だが鍵に更に細工がしてあった場合にはどうだろうか、例えば盗聴器や爆弾を内蔵されていた場合に身内に危害が及ぶ。


↓1 安価
①鍵を本物に換える。
②鍵を換えず、敵に罠を張る(もしくは待ち伏せる)
③自由安価

今日はここまでで。

ここは普通に鍵を直してもらう事にしよう。

もし罠をはるにしても警察や契約をかえてチヅルさんに任せればいい。

それに鍵の業者を呼んだのに修理せず返した、というのでは完全に金が無駄になってしまう。業者も縛られ損だ。

カナタ「鍵をよろしくお願いします」

すぐにでも、と業者は答えた。

カナタ「チヅルさん、もし敵が鍵がすり替えられていることに気が付いて襲撃してきてもいいように業者さんを守っていてください」

カナタ「あと、後で契約の一部を変えて留守番できるように父に相談しておきます」

チヅル「はい……契約の件ですが、私一人では正直家とカナタさん両方を守るのは難しいかと……」

チヅル「新しく人を追加で雇ってもらうか家をポケモンに任せることになりますが、どちらがいいですか?」


↓1 安価
ボディガードを追加で雇う
家をポケモンに任せる

名前:マコト
性別:女性
職業:エリートトレーナー
性格:クール
年齢:19
こんな感じかな、魅力次第

カナタ「人を新しく雇います。お金はかかりますが、色々と応対できますし」業者を邪魔しないようチヅルさんを促し部屋に入った。

チヅル「そうですねぇ。私もその方がいいかと」

チヅル「私の会社でいいならお安くしますよ」

カナタ「お願いしたいですが、私の一存では決められないので父と……」

ドアが開く音がした。リーフィアが不安そうに顔を覗かせていた。

急いで作業に取り掛かる業者を見てしまったのだろう。

カナタ「リーフィア、入ってきていいよ。ちょっとしたトラブルがあったけど何の問題もない」

チヅルさんは何かを察すると立ちあがった。

チヅル「ツクモさんと話して、早めに契約をまとめてまた来ますね」

チヅルさんが部屋を出ていった。

リーフィアは首を傾げつつ恐る恐るベッドの近くまで来た。

リーフィアの頭を撫でると体の緊張がほぐれていった。

そのままベッドに入ろうとしたものの今度は自分が風呂に入っていない事に気がつき、リーフィアを待たせ、急いで風呂場に向かった。


風呂を上がり部屋に戻ると……

↓1 コンマ2桁
1~33 リーフィアは本を読んでいた。
34~66 リーフィアは船を漕いでいた。
67~99 リーフィアはもう寝ていた。

リーフィアは船を漕いでいた。

そして傍らにはブラッキーがいた。

カナタ「ブラッキー?」

声が大きかったのかリーフィアが起きる。

ブラッキー「寝かしとけば良かったのに」

カナタ「ごめん。それで、ブラッキー、どうしたんだ?」

ブラッキー「べ、つ、に。アンタとちょっと話したかったけど、二人の邪魔する訳にいかないし日を改めとく」

ブラッキーは私の足をすり抜けて出ていった。

ブラッキーがわざわざ私の部屋までくるのは珍しい。一体何だったのだろう。

カナタ「リーフィア、何か聞いてない?」

リーフィア「いえ」

カナタ「何も話さずに二匹で待ってたの?」

リーフィア「いえ、ちょっとした話はしましたが、別にどうってことありません」

リーフィアは口を固く閉じた。

普段のリーフィアではない。ちょっとした話とはなんだったのだろうか。

話したくない様子は見てとれたので、聞くのはやめておこう。

カナタ「それじゃ、リーフィア、一緒に寝ようか」


↓1 コンマ2桁
1~33 はい、と一転して晴れやかな笑顔になった
34~66 はい、と笑ったが多少ぎこちないものを感じる
67~99 返事がない。俯いた。

はい、と一転して晴れやかな笑顔になった。

掛布団を持ち上げるとリーフィアは静かに入ってきた。

リーフィア「あの」

カナタ「何?」

リーフィア「不安なんですけど、他のみんなはどうやって一緒に寝てるんですか?」

カナタ「普通にこう、抱き合ったり腕枕したりして寝てるけど……」

腕を回した。少し顔が赤い。

リーフィア「本当にこうやってずっと寝るんですか?」

カナタ「駄目?嫌?」

リーフィア「駄目でも嫌でもないですけど、私で本当にいいんですか?」

リーフィア「それにこうもくっつくと、臭くないですか?」

カナタ「リーフィアだからいいんだって。臭くなんてないよ。誰かに言われたの?」

リーフィア「言われたわけじゃないですけど、なんだかいつも変な草の匂いがして……」

カナタ「ツンとくる匂い?」

リーフィア「え、どうして知って」

カナタ「『リーフィア』ってポケモンの、種族特有の匂いなんだよ。青臭い匂いは」

カナタ「悪い匂いじゃないと思うけどね」

カナタ「リーフィア、チヅルさんは慣れそう?」

リーフィア「……まだ分かりません。会ったばかりなので」

カナタ「それもそうか」

リーフィア「あ、あの、カナタさんはどんなものが好きですか?」

私は首を傾げた

カナタ「どんなものが好き、ってどういう意味?」

リーフィア「ああいえあの、別にいえ、何が好きなのかなって」

リーフィアはしどろもどろになって腕を振っている。


↓1 安価(カナタの好きなものについて)
何と答える?


>>220のマコトの魅力安価がゾロ目だったので偶奇判定します
↓2 コンマ
偶数 特殊設定追加
奇数 通常進行

今日はここまでで。

カナタ「子供かな、やっぱり。子供が好きで保育士になったからね」

リーフィア「あ、子供」

カナタ「リーフィアは子供が怖いみたいだけど、そんなに怖い存在じゃないよ」

言われてリーフィアは口を閉じた。口の端が動いている、何か言いよどんでいるのだろうか?

慈しみを込めてリーフィアの背中を撫でる。

リーフィア「私ばかり、好きを押し付けちゃ不味いなって」

リーフィア「何を貰ったら喜ぶかなって、思ってて」

カナタ「気持ちは嬉しいけど、子供を貰うことはできないよ」

リーフィア「そう、ですよね」一瞬目を伏せてから見開いた「歌は、どうですか」

カナタ「歌?」

リーフィア「ええ。あの、私が好きなプロデューサーが作曲してる朝の子供向けアニメがありまして、ありきたりなヒーロー物なんですけど男の子には結構人気みたいです。女の子にはマスコットキャラが人気で」

リーフィア「エンディングは動画サイトなんかでよく見られる電子音楽、寄りの曲なんですけど、オープニングは人気ロックバンドが歌ってるので男の子には受けるんじゃないかと思うんです」

リーフィア「ちょっと前に子供向けに声に出して読まなきゃいけない絵本、ってありましたよね」

リーフィア「あれは普段子供を怒る大人がふざけた擬音なんかも声に出して読んじゃうことで、ギャップを生むみたいなアレなんですけどあれのように応用して」

カナタ「リーフィア?」

リーフィア「普段物静かなカナタさんがカッコいい、しかもアニメの曲を歌ったら相、当……」

早口になったリーフィアは自分の状況を察し、語尾が消えていった。

息を切らしている。

カナタ「もしもし」

目の前で手を振った。

リーフィア「わ……忘れて……ください」

首を大仰に振っている。布団がリーフィアにあたり跳ねる。

カナタ「いや案としてはすごくいいよ。けどビックリしたな」

リーフィア「いえ、これはその……」

顔を手で隠した。得意分野なら普通にリーフィアは喋れるようだ。

普段言葉が少ないからか、私の力になれると思って若干暴走してしまったのだろう。

カナタ「恥ずかしがることはないよ。それにもう一度言うけどいい案だと思う」

リーフィア「え、いえ、あ……へへ……」

照れたような恥ずかしいような顔でリーフィアは頬を前脚でかいた。

カナタ「よし、それでいこう」

リーフィア「え、あの」

カナタ「リーフィア、その曲のCDは持ってる?」

リーフィア「いえ、でもテレビの録画なら」

カナタ「よし、今度テレビの録画から曲を聞き取ってピアノに編曲してみるよ」

ありがとう!と強めに抱いてみる。首を振ってまだ何か腕の中で呟いている。腕を緩めた。

リーフィア「ボロが……」

カナタ「ボロ?」

リーフィア「幻滅しませんでしたか……?」

カナタ「いや、全然。元々オタク趣味ってことは知ってたし、得意分野を普通に緊張せず喋れることが分かっただけ逆にいいと思うよ」

カナタ「恋人ってさ、欠点とか弱点とか……些細なことをお互い好きでカバーしあえるような仲になって初めて本当の恋人って言えるんじゃないかな」

リーフィア「そう、かもしれませんね」

リーフィアは手を私の胸板に当てた。そして体をよじって耳を胸に当てると、すっぽり腕の中に納まった。

リーフィア「カナタさん」

カナタ「ん?」

リーフィア「今度お話があります。今は……言う自信がありません。また今度話します。それと……」

下から見つめるリーフィアの瞳を見る。

リーフィア「今夜は、腕の中でボロを出してもいいですか?」

私は頷いた。リーフィアは目を閉じて、ありがとうございます、と静かに言った。

優しく体を撫でているとやがて寝息が聞こえてきた。

瞼が重くなってきていたところだった。リーフィアに配慮しつつ私も目を閉じた。


↓1 起床判定 コンマ2桁 ※早めに寝たので多少補正がかかります。
1~40 早く起きられた。
41~75 普通に起きられた。
76~99 すっかり寝坊してしまった。

中断。コンマ↓

↓1 コンマ2桁 偶奇判定
奇数 完全に遅刻だ。
偶数 今日は休みだった。

「ウー!ハーッ!ウー!ハーッ!ウー!ハーッ!ー!ウー!ハーッ!」

耳元で声がする。私は目を覚ました。

シャワーズ「起きた?」

カナタ「ごめん、今何時?」

シャワーズは時計を目の前に出した。以前送ってくれたうっとおしい目覚まし時計だが、これを使った方が目覚めがいいような気がしてきた。

シャワーズ「最近夜型になってきてない?大丈夫?」

カナタ「かもしれない。ごめん、早く連絡しなきゃ」

シャワーズ「そういうと思ってチヅルさんに紙で書いて電話で遅刻を伝えてもらったけど」

そこまでしてもらったのか。

リーフィアはまだ寝ているようなので、このままにしよう。

急いで服を着る。

【12日目昼】
↓1連れていくブイズを選択してください。最低1匹最大6匹です。左から順に指定したポケモンの並びにします

今日はここまでで。安価下。
後日色々と修正します。

出勤すると周囲の視線が痛かった。

最近遅刻続きだ。元々夜型の人間ではあるのだが、流石にここまで遅刻するとカバーしきれないのかもしれない。


↓1 コンマ2桁
1~33 だが新人だから仕方ない、といった様子だ。
34~66 流石にカバーしきれない、といった様子だ。
67~99 園長が呼んでいる。

園長が私を呼んでいる。

園長「カナタくん、そこに座ってくれるかな?」

カナタ「はい」

遅刻は私が100%悪い。時刻を見ると出勤すべき時間から1時間半の遅刻である。

園長の顔色を窺う。普段より笑顔がぎこちなく見えた。恐らく叱りたいのを必死に押さえつけているのであろう。

園長「カナタくんは17歳だったよね」

カナタ「はい」

園長「ポケモントレーナーとして一度ポケモンマスターになろうとした後、保育士免許を取ったんだよね」

カナタ「はい」

園長「保育士は子供たちにとって『いい大人』であるべきだと思わない?」

カナタ「思います」

園長「思うよね?何度言っても行いを……行動を変えない大人って子供たちにとって『いい大人』だと思う?」

園長「何度も何度も遅刻して……先に連絡すべきって事は言ったけど、遅刻しないようにすることがまず大切だからね?」

園長「何度注意したら遅刻をやめてくれるの?なんて注意したら遅刻をやめてくれるの?」

カナタ「すみません」

園長「謝罪はいいよ。もう遅刻した事実は変わらないから。社会人としてなってないのは事実だから」

園長「そう。もう社会人だからね?17だからまだ学生気分なのかもしれないけど」

園長「明日から子供たちに胸張って『いい大人』として接せるよう、キチンと就業時刻までには職場に来ること」

園長「今月次遅刻したらしばらく昇給はないから覚悟しててね。ここは私の保育園なんだから」

園長「約束できる?もう遅刻しないって」

カナタ「はい、約束します」

園長「できる?」

カナタ「できます」

園長「本当に?」

カナタ「はい」

園長「わかった。次はないからね。本当に」

園長はシフト表の作成に戻った。

この園は連日3人体制で機能している。毎日園長か副園長が出勤し、子供たちの面倒を見ている。

人数が少ないということはそれだけ一人一人の保育士にかかる負担が増えるという事だ。

これ以上遅刻する訳にはいかない。自身の進退、信用問題だけではなく、職場にまで迷惑をかけてしまう。

明日は休みだ。明後日の朝からはなんとか遅刻せず起きねばならない。


↓1コンマ2桁20以下で①トレーナー遭遇

>>247 訂正
× この園は連日3人体制で機能している。
〇 この園は連日3~4人の体制で機能している。

午前中、先輩職員に謝りつつなんとか業務をこなしていった。

遅刻したせいで先輩保育士が緊急で出勤してくれていた。

申し訳なさで胸が少し傷んだ。シャワーズも私を無理に起こさなかった事について少し反省しているようだった。

シャワーズのせいじゃない、とは言ったが顔色は晴れなかった。

エーフィとサンダースはそこまで気にしていないようだったが、気にしていない素振りをしているだけかもしれない。

今日は通りに人がこず、昼のポケモンバトルはお預けとなった。


↓1コンマ2桁50以下で②トレーナー遭遇

午後のお昼寝の時間の後、子供たちの自由時間になった。

自由時間中、先輩と子供の日用の飾りつけを作っていると、服の袖を引っ張る園児がいた。

女児はもう一方の手にヒメグマのぬいぐるみを持っていた。

カナタ「どうしたの?」

女児「せんせー……せんせーってジムリーダーよりつよいの?」


↓1 何と答える?
①勿論
②ジムリーダーと同じくらいだよ
③うーん、弱いかな……
④どういう意味?
⑤自由安価(要記入)

今日はここまでで。安価下。

>>230 訂正
× リーフィア「そう、ですよね」一瞬目を伏せてから見開いた「歌は、どうですか」
〇 リーフィア「そう、ですよね」一瞬目を伏せてから見開いた「子供にあげるものなんですけど……歌は、どうですか」

少し悩んで「うーん、弱いかな……」と答えた。

この地方のジムバッジはすべて揃えたものの、四天王にはかなわなかった。

同じくらい、もしくはジムリーダーより強いと答えても良かったのだが「じゃあどうしてジムリーダーにならないの?」と聞かれると答えるのに困るだろう。

私は控え目に答えた。

女児「そっか……せんせーでもかてないの……」

カナタ「どうしたのかな?」

女児「じゃあ、わたしがやっても……」女児は俯いてしまった。

エーフィ「少女よ、ポケモントレーナーの道は長く険しく果てしないぞ?」

女児には通じないだろう。背中に向けて発せられた言葉に私は首を振った。

カナタ「トレーナーになりたいの?」

女児「うん……でも」指で示す。指先にわんぱくそうな男児が遊んでいた「むりだっていわれて……ジムリーダーになんかかてないって」

私は肩を優しく叩き頷く。

カナタ「今は無理かもしれないね。でも、勉強したりポケモンを育てたりしていけば、もしかしたらいつかは勝てるかもしれないよ」

女児「ほんと?」

カナタ「もしかしたらね。そのためにはきちんとポケモンを理解していくことが大切なんだ」

女児「りかい?」

カナタ「ポケモンの気持ちが分かるようになる、って感じかな」ひょい、とエーフィを抱きかかえる「なりたいなら、応援するよ」

女児は半分分かったような分かってないような様子だったが、夢を応援されて前向きになったようだ。

エーフィは女児を見つつ、遠くを見るような目になっていた。過去の記憶を探っているのだろうか。

↓1 コンマ2桁80以下で③トレーナー遭遇

昨日は早く帰らせてもらったので今日は残業した。

帰りたかったら帰ってもいい、とは園長の言葉だが遅刻した分今日は長く残った。

日は暮れてなかったものの、帰宅の準備を始めるころには月が出ていた。

エーフィ「もう出てるね」

カナタ「月?」

エーフィ「あれ?テレパシー?」

カナタ「なんとなくそう思ってね」

サンダース「寒いな、もう4月だってのに」サンダースが身震いした。私は寒くなかったのでそっと帽子を外して被せた。

カナタ「仕方ないよ、シンオウだし」

エーフィ「サンっち頭大丈夫?『アレ』に頭突っ込むポケモンなんて初めて見た」

私が子供を送りだしたり残業の掃除をしたりしてる間に、サンダースは穴の開いたドーム状の遊具に頭がはまり抜けなくなっていた。

幸い迎えに来たチヅルさんが先に気付いたのですぐに抜くことができた。

そのチヅルさんはというと、私の少し後ろから距離を空け周囲に目を配っている。色々と配慮してくれているようだ。

サンダース「もう平気だぜ。てかあの穴ぼこ山二度と近寄んねぇ……ったくやんちゃ坊主め……」

シャワーズ「まあまあ、あの年頃の子は仕方ないよ」

カナタ「抜けて良かったよ、本当に。ポケモンを助けるために遊具壊すなんて話になったらまた迷惑かけちゃうし、それにサンダースだってずっと頭突っ込んだままだったら大変だったし」

サンダース「まーチヅルが来なくても俺はカナタが助けに来てくれるとは思ってたがな」

エーフィが口笛を吹いた。シャワーズに夜だからやめなさい、と軽く窘められている。

その時草むらから影が飛び出してきた。一瞬チヅルさんが身構えたが、普通のトレーナーのようだ。


敵の手持ちの数は?
↓1コンマ一桁
1、7 1匹
2、8 2匹
3、9 3匹
4、0 4匹
5 5匹
6 6匹

↓2コンマ2桁 1戦目の敵の強さ
50で実力ほぼ拮抗。数値が高いほど強い。

(※クリティカルのため賞金2倍)

今日はここまでで。

>>259 訂正
× エーフィが口笛を吹いた。シャワーズに夜だからやめなさい、と軽く窘められている。
〇 エーフィが口笛を吹いた。シャワーズにもう夜になるからやめなさい、と軽く窘められる。

× 50で実力ほぼ拮抗
〇 70で実力ほぼ拮抗

「勿論俺らは戦闘するで?ポケモンバトルで」

りかけいのおとこの ケンジ があらわれた!手持ち:5

ケンジはコイルを繰り出した

コイル「君達、君達何歳?」

カナタ「シャワーズ、行くよ」

シャワーズ「うん!」

敵の手持ちは5体。こちらより多い。おまけに相手の先頭はこちらのシャワーズと相性の悪いコイルだ。

幸いなのはポケモンがそこまで強く育成していないように見える点か。

こちらの手持ちの残りはエーフィ、サンダース。

あとは敵の手持ち次第だが……


↓1 コンマ2桁
120-(38+20(2体敵よりこちらの手持ちが少ないため))=62
62以下で勝利

りかけいのおとこは毒タイプのポケモンをよく使う、と以前マユに聞いたことがあった。

エーフィを温存させつつ、戦った。サンダースでコイルを倒すのはなかなか骨だったが、なんとか後続に繋げられた。

そして案の定敵がドクロッグ、ドガースを出してきたのでエーフィで封殺。勝つことができた。

この後ポケモンセンターへ行く必要があるだろう。

「君、ポケモンマスター?」


カナタ WIN
賞金 960円を手に入れた!

収支
4014+960-1200(食費)=3774円

追加イベント
↓1 コンマ2桁
3の倍数時 落とし物を拾った
5の倍数時 迷子のポケモンを探すトレーナーに会った
それ以外 イベントなし

今日はここまでで。コンマ下。

昼パーティ好感度上昇を行ないます
昼行動でパーティに加えたブイズは好感度が上がります
↓1コンマ一桁分上昇

家につくと入り口に一人、女の子が立っていた。

高校生だろうか?ツヤのある黒髪が特徴的だ。

チヅル「マコトさん?」

え、と思わず声を漏らしてしまった。すると彼女が新しいボディガード……?

マコト「む、チヅルか。とすると其方が今回の護衛対象である……」

カナタ「カナタです」

マコト「宜しくお願い申し上げます」

頷いて握手した。どことなくグレイシアを思い出す無表情さだ。

一癖ありそうだな、と思いつつ家に招き入れる。

玄関にチヅルさんと入ってから身分証を確認した。昨日の偽物騒動があったので慎重になったが、問題はなかった。

リビングに入るとニンフィアがドアの前に座っていた。

カナタ「ただいま」

ニンフィア「おかえり。ごめん、部屋に勝手に物置いちゃってる。書いてある文字見れば事情分かると思う」

いいよ、と口に出しかけ、慌てて首を振った。マコトさんにはまだポケモンの言葉が分かることを話していない。

ブースター、イーブイは部屋の隅でテレビを見ている。番組はドキュメンタリーのようだ。

リーフィアは部屋だろうか。

ブラッキー「アンタまた人呼んだの?金のかかるお坊ちゃまですこと。ご飯を用意しなきゃいけないし人増えるなら早めに言って欲しいよねぇ?グレイシア」

グレイシア「……一人くらいなら大丈夫」

ブラッキー「そう?」

声の方角を見るとブラッキーがおたまを咥えている。グレイシアと一緒に料理しているのだろう。

先に契約内容を確認しよう。私は二人を自室へ案内した。

【日記を書く】?↓1 YES/NO
今日はここまでで。

セーブしました
【12日目夜】

契約内容は要約すると『家の警備』だった。主に私の留守中家を守り、ポケモンに家の周囲を警護させるというものだ。

二人も雇うとなると費用が馬鹿にならないが、父さんが費用をもってくれるとのことだったので安心だ。

寝る場所はチヅルさんが泊まっている部屋と同じ部屋だ。狭くなるが来客用の布団は敷けるので問題はないだろう。

もっとも、契約期間はチヅルさんより短い。これはマコトさんの依頼料が高いためだ。

チヅルさんはにこにこしながら私の横で話を聞いていた。

マコト「ここまで契約について話させて頂いたが、問題はないだろうか?」

カナタ「ええ、大丈夫です」

マコト「ふむ」

マコトさんは納得したのか何度も頷いた。

さて、チヅルさんには普通にポケモンと話せることを話した。

マコトさんにも(信じるか信じないかは別としても)打ち明けておくべきだろう。

カナタ「マコトさん、あのですね」

マコト「ポケモンと話ができる、ということか?ツクモ殿との面談時に話は聞いたが」

もう知っていたのか、なら話は早い。


↓1 コンマ2桁
1~10 ???
11~50 ふむ、どんな主人であろうと警備する事には変わりはない。
51~75 疑わしいが、な……
76~99 馬鹿馬鹿しい話だ……

追加判定 ↓1 コンマ2桁
1~25 カナタ殿は知らないだろうが…
26~75 知らない方が無礼というものだろう
76~99 風の噂で聞いたことはあった。

マコト「カナタ殿は知らないだろうが……私はカナタ殿の母とは会ったことがある」

私は思わず立ち上がっていた。

カナタ「母と?」

驚いてチヅルさんが私を見上げている。

マコト「もっともカナタ殿の母上と私の母上の仲が偶然良かっただけで、カナタ殿にはこうして初めて会ったわけだが」

今まで触れてこなかったカナタの母親について設定します
(66以下はすべてツクモと離婚済みと考えてください)

↓1 コンマ2桁
1~33 生存。ただし行方は知れず。
34~66 生存。現在長期入院中。
67~99 既にこの世にいない。

今日はここまでで。

母親の設定を決めます
↓1~3 でコンマ2桁の一番大きいものに決定します
名前:
性別:女(固定)
性格:
年齢:(読者側で設定できますが、一応カナタが17歳という事を踏まえて年齢設定しないと義理の母という可能性が浮上します)
魅力は後日設定します

私は母の顔を記憶から手繰り寄せていた。

父は私が小さい頃に母と離婚し、私を引き取って養育した。元々寡黙であった上に仕事が多忙を極めていたため、父から母の事はあまり聞けていない。

父は母と映画の撮影で出会ったらしい。『控えめな女性だ。自己主張しない私とは馬が合った』とは父の言葉だ。

結婚式の写真を見せてもらったことがあった。

面影から女性的とも中性的ともとれる母の顔は、私とよく似ていた。どうやら私の容姿は母の血を色濃く受けついでいるようであった。

母は女優としてそれなりに売れていたとのことだが、私に物心がつき、映画の中に母の面影を探すようになったころには既に表舞台から姿を消していた。

詳しい話は聞かされていなかった。それに父が話したくないことなら詳しい話は聞かない方がいい、と子供ながらに考えていた。

マコト「カナタ殿の母上、チホ殿は遠くホウエンの地で長期の療養生活を送られております」

マコト「私の母上は一時チホ殿と同じ病院に入院しておりました。その縁で会ったことがあるだけです。もし疑うなら今ここで電話をかけることも出来ますが」

私は二の句が継げなかった。これが嘘だとして、その嘘をつくメリットはなんだ?私を混乱させることか?

チホ、という名前を脳内で反芻する。彼女は私が数度しか聞いたことのない母の名前を口にしている。とても私には嘘と思えなかった。

カナタ「母は、どんな人でしたか」生唾を飲み込んでやっと言葉を絞り出した。

マコト「控えめだが、優しかったと聞いている。そして」私を手で示した「カナタ殿と同じくポケモンと会話できた、と」

カナタ「だからあまり驚かなかったんですね」

マコト「カナタ殿に関しては事前にツクモ殿から面談があったからな」

その時、ドア越しに「ご飯できたぞー」というサンダースの声が聞こえた。もう夕食か。

はーい、と返事し私は契約書にサインした。

カナタ「マコトさん、改めて、よろしくお願いします。母の話も、後で聞かせてください」

うむ、と彼女の口元が曲がった。

1レスだけですが今日はここまでで。

夕食の場でブイズたちにもマコトさんを紹介した。

昨日のように警戒しているブイズもいたが、シャワーズやブラッキー、サンダースなどはもう慣れたのか二人のボディガードとそのポケモンについて興味深々だった。

勿論二人がポケモンと話せるわけがないので私が通訳として間に入り会話をしていった。

夕食はいつかの時にグレイシアと話していた肉まんパーティ(サプライズまん含む)だった。

イーブイはサプライズまんがイカスミまんだと知るとエーフィと目を見合わせ驚いていた。

ブイズたちだけでなくチヅルさん、マコトさんの二人にも好評だった。

癖のある味だが魚介と考えると存外悪くないのではないか。グレイシアを今度呼んだ時に話そう。

夕食の途中からチヅルさんのユキノオーがこっそりボールを抜け出してパーティに加わった。

心配そうに隣の席からブースターとリーフィアが私に視線を送っていた。大丈夫だ、と声をかけて双方の頭を撫でた。

ユキノオー「いやー悪いっすね、突然の飛び入り参加で。お腹空いちゃって」

カナタ「『お腹が空いたので飛び入り参加してしまいました。すみません』だそうです。チヅルさん」

チヅル「ダメですよ、ユキノオーさん。一応仕事中ですからね?」

カナタ「まあまあ、少しだけなら量もありますし大目に見てあげてください」

チヅル「次はないですよ?全く……」

ユキノオー「いやーカナタさんは話が分かる人っすね。マジ感謝っす」

シャワーズ「私達の分は残しておいてね」

ユキノオー「モチのロンっすよそれはもう」

エーフィ「にしてもグレイシアの姉御、肉まんばかりで今日の夕食は野菜が少なすぎるのではないかな?」

グレイシア「趣旨が趣旨なので……」

サンダース「最悪動きゃいいんだよ動きゃ。食った分カロリー消費すれば何とかなるだろ?」

エーフィ「んっんー?動きすぎていざという時逃げられなければ元も子もないぞ?」

サンダース「ああ?トレーニングなんだから普通に余力残してやればいいだろ。オーバーワークは体に毒だろ?」

サンダース「第一俺達ゃ逃げるために生まれてきたわけじゃねぇだろ?いざって時は戦うんだよ。その身を粉にして矛にしてな」

ニンフィアは何か考えるように口を動かしていた。恐らく、私の部屋に置いてあったブラッキーの誕生会の飾りつけに関してだろう。

夕食前にクローゼットに隠してきたので他のブイズを呼んでもなんの問題もないだろう。

明日は久しぶりの休みだ。ニンフィアの物を美術商へ売ったりブイズとゆっくり休んだり色々できるはずだ。

早く起きるために今日は早めに寝よう。そう思いつつ私は食器を片付けに立ちあがった。

(~夕食後~)
ブイズを部屋に呼びます(一匹選択)↓1

今日はここまでで。

イーブイを部屋に呼ぼう。

前に部屋に呼んだのはいつだったか。ブラッキー程ではないがあまりイーブイを部屋に呼べていない。

最近構ってくれなくてつまらない、と思われているかもしれない。

そう思ってイーブイを部屋に呼んだがなかなか来なかった。

もしかして寝てしまったのだろうか?


↓1 安価
①もう一度声で呼ぶ
②部屋まで行く
③リビングを探す
④諦めて別のブイズを呼ぶ

リビングを探してみよう。まだ遊んでいるのかもしれない。

そう思って覗いてみると、イーブイは大きな二本牙の水色のポケモンとボールで遊んでいた。

器用に水色のポケモンはボールを頭で突き、リフティングしている。

一体誰のポケモンだろうか。

カナタ「イーブイ?」

イーブイ「んぅ?」ボールを頭でキャッチし、器用に床に置いた「なぁに?」


↓1 安価
①カナタ「誰のポケモン?」
②カナタ「イーブイを呼んだんだけど……今、邪魔?」
③カナタ「一緒に混ざっていいかな?」
④カナタ「そろそろ夜遅いから寝ようか」
⑤自由安価 要記入

カナタ「イーブイ、それは誰のポケモンなんだ?」

イーブイ「誰の?」

イーブイも知らないようで水色のポケモンに振り返った。

トドゼルガ「フーム……危機感が足りませんな。んん、あいや失礼、私トドゼルガという者です」


↓1 コンマ2桁
1~60 チヅル様のポケモンです。以後お見知りおきを。
61~75 ???
76~99 ????

トドゼルガ「チヅル様のポケモンです。以後お見知りおきを」

そう言って丁寧に頭を下げた。つられてこちらも返す。

ポケモンと話せることはチヅルさんのポケモンにも伝わっていたのか、という驚きとポケモンは『者』と言っていいのかという疑問とで困惑して一瞬間が空いた。

その様子を見て何かを察したのかトドゼルガは「さて、このあたりで終わりにしましょう」と口に出した。

イーブイ「えー」

トドゼルガ「もう十分楽しんだでしょう。カナタ様も呼んでおられますよ」

イーブイ「でも……」まだ名残惜しいのかボールを抱えている。

トドゼルガ「それとも片付けを私と一緒にやりますかな?」

イーブイ「やだ!!!」聞いた途端ボールを跳ね飛ばし私の元へ駆けてきた「おじちゃんおやすみ」

トドゼルガ「ええ」

私にウインクする。ボールを蹴飛ばし、頭に乗せる。私は頭を小さく下げ部屋を辞した。

イーブイ「あーい!」

イーブイは部屋についてすぐベッドに飛び込んだ。

遊び足りないのだろう。何度も跳ねて楽しんだが、私が抱えると口を尖らせた。

カナタ「もう遅いからみんな起きちゃうよ。静かにしなきゃ」

イーブイ「はーい」


さて、呼んだこの子に何をしようか?↓1
会話(後安価)
ボディタッチ(好感度上昇は運)
遊ぶ(好感度微上昇)
自由安価指定(好感度上下はその時々の行動による)

↓1 さて、何を話そうか?
①イーブイってもしかして、ボール遊び……好き?
②夕飯の肉まん、おいしかったね。
③イーブイ、明日一緒にお外出るとして、どこか行きたいところある?
④ブラッキーの誕生日プレゼントもう用意した?イーブイ。

今日はここまでで。安価下。

カナタ「イーブイってもしかして、ボール遊び……好き?」

イーブイ「えぇ?うーーーーーん」

ちょっと考えてから「普通に好き!」と答えた。

イーブイ「カナタお兄ちゃん、お兄ちゃんも……」

イーブイは唐突に言葉を切った。

カナタ「どうかした?」

イーブイは何も言わず、後ろを振り返った。背後にはドアがあるだけである。

カナタ「イーブイ?」

イーブイ「うーん、なんでもない」笑いつつ頬をかいた「そう、おじちゃんがね、凄いポンポン頭でボール飛ばすの、凄いんだよ」

ドアがどうかしたのだろうか?

イーブイ「カナタお兄ちゃんもボール遊び好き?おじちゃんみたいに出来る?」


↓1 なんて答えようか?
①ボール遊び?勿論好きだよ。でもあそこまでうまくはできないかな
②ボール遊びなら任せてくれよ。今ここでトドゼルガのおじちゃんみたいにやってみようか?(成功判定あり)
③ボール遊びはあんまり……かな。うまくボールも使えないし
④ボール遊びも好きだけど、イーブイと遊ぶのが好きなんだよ
⑤ははは、まあねぇ……。ところで、さっき後ろを振り返ってたけど何かあったのかい?

今日の夜の更新は難しそうです。

あまり気にしないでおこう。

カナタ「ボール遊び?勿論好きだよ。でもあそこまでうまくはできないかな」

聞いた途端に笑顔になってぴょんぴょんその場で飛び跳ねる。

イーブイ「やった!じゃあ今度やろー。ね?やろやろ!」

安易に約束はできない。私も私で忙しい時がある。

それにイーブイが一緒に遊ぶことで満足するかどうかは別だ。トドゼルガとはボール遊びの上手さが違いすぎる。


↓1
①うん、いいよ。今度時間ある時にやろうか
②いいよ。でも私だけじゃなくて他のポケモンも一緒に呼ぼう。
③一緒に遊ぶのはいいけどボール遊びはあんまりうまくないし、別の遊びじゃ……ダメかな?
④自由安価(要記述)

カナタ「いいよ。でも私だけじゃなくて他のポケモンも一緒に呼ぼう」

イーブイは少し黙って、口を一瞬曲げてから元に戻し私の膝に乗った。

イーブイ「まいっか。今度ね」

膝の上からベッドにもう一度ジャンプした。


……さて、寝るまでにはまだ時間がある。何かしようか?

↓1 コンマ1桁×2
イーブイの好感度上昇

↓2 行動安価
会話(選択肢は>>306から①を除いた3択より選べます)
ボディタッチ
遊ぶ
風呂
自由安価指定

【現時点での好感度一覧】
シャワーズ:100(MAXのため好感度下降一度のみ半減)
ブースター:100(MAXのため好感度下降一度のみ半減)
サンダース:47
エーフィ:71
ブラッキー:48
グレイシア:62
リーフィア:100(MAXのため好感度下降一度のみ半減)
ニンフィア:59
イーブイ:59

シャワーズ
けんしんてきな がんばりや

一番カナタと付き合いが長い。カナタが最初に貰ったポケモンであるイーブイが進化した姿。
そのためにカナタの好物、好きな行動、嫌いな事、弱点などカナタに関する知識は飛びぬけて多い。また、カナタに日常的にブイズの目線から見た様子の変化を伝えている。

???


ブースター
おくびょうな ロマンチスト

以前のトレーナーに虐待されていたところをポケモンセンターに保護され、そこでカナタと出会った。
恐怖の対象、孤独から救ってくれたカナタを愛し、種族の垣根を越えて恋人同士になりたいと願っている。

???


サンダース
ゆうかんな ファイター

???

???


エーフィ
でんぱな のんきっこ

常にいい意味ではっちゃけている。道端で車に轢かれそうになっていたところを保護された。
『俺』のことは好きだが、理由は時間と場所によって変化する

???


ブラッキー
げんじつてきな どくぜつか

???

???


グレイシア
クールな りょうりにん

表情が乏しく感情が読み取りにくい。野生で傷ついていたところを出会った。
カナタの事はある程度好きではあるが、どんなことをすれば好意を伝えられるか悩んでいる。

???


リーフィア
きよわな きれいずき

非常にシャイで自己評価が低い。前の飼い主に捨てられた廃工場で出会った。
カナタの事はそこそこ好きではあるが、顔が赤くなっているのを誰かに見られるのが恥ずかしいらしくまだまだ道は長いようだ。

???


ニンフィア
まじめな げいじゅつか

一人称はボク。へこたれないイーブイが進化した姿。譲り受けた卵から孵した。
カナタの事も好きだが、カナタだけでなく自分とその作品を褒めてくれるものが総じて好きである。

???


イーブイ
むじゃきな いいこ

【NEW】無邪気で天真爛漫なポケモン。数か月前友人から譲り受けた。
カナタの事もブイズのみんなのことも大好き。素直ないい子。今日も一日笑顔でおはよう!

???

さて、何で遊ぼうか?↓1

お絵かき
パズル
ブロック遊び
ビデオゲーム
粘土
(自由安価で考えるのも可。ただし夜遅いため近所迷惑になるような大きな音を出すような遊びは×)

今日はここまでで。

まだイーブイは遊び足りなさそうである。何かしよう。

といっても、もう夜はとっくに来ている。ボールで遊んだり歌を歌ったりは近所迷惑になるから駄目だろう。

ならうるさくならない遊びにしよう。

私は部屋に無造作に置かれた段ボール箱(部屋で遊ぶ用の物だ。もっとも、最近はあまり中身を使っていない)からクレヨンとスケッチブックを取り出した。

カナタ「イーブイ、お絵かきでもする?」

イーブイ「いいよ」

貸してー、とねだるイーブイの目の前に置いた。

イーブイはおもむろにページをめくると、青のクレヨンを咥え絵を描き始めた。

私もイーブイと同じ目線に立とうと寝そべると(この場合同じ目線に立ったと言うべきなのだろうか?)緑のクレヨンで別のスケッチブックに絵を描き始めた。

このスケッチブック自体触るのはいつぶりだろうか。ニンフィアが絵心に目覚めた頃だったろうか。

ブイズが絵を描く時は人間とは違い、口で筆やペン、クレヨンを持つことが多い。

それゆえ人間より紙に顔を近づけ首を、口を小刻みに動かして絵を描かねばならない。

人間より絵を描くことは数倍至難であろう。

ニンフィアは彫刻だけではなく絵も描く。彼女はどれだけ苦労して、どんな情熱をもって絵を描いているのだろうか。

それとも、彼女は絵を描いている間は苦労を忘れるタイプなのだろうか。

――今度苦労を聞いてみるのも面白いかもしれない。

横目でイーブイを見る。一心不乱に紙にクレヨンを立てている。

ポケモンが誤って飲み込んでも大丈夫な素材でできたクレヨンだが、勢いよくクレヨンを紙に突き立てている様子を見ると少しハラハラする。

ブイズの、とりわけイーブイの目は大きい。食べても大丈夫とは聞いたことがあるが、はじけ飛んで目に入っても大丈夫なのだろうか?

イーブイ「お兄ちゃん?」心配そうに顔を上げたので慌てて私は紙に向き合った。

>>319 訂正
×部屋で遊ぶ用の物だ
〇室内遊具その他諸々が入っている。

私は床に顔をぶつけ、冷たさに目を覚ました。

もう深夜と言っていい時間帯だ。横目にイーブイを見ると時間が経っていないかの如く絵を描いている。

青空に雲がいくつか描かれた絵だった。

イーブイ「起きた?」

カナタ「うん」

イーブイ「お兄ちゃん、外」

カナタ「外?」

イーブイ「うん」

起き上がって伸びをして、カーテンを開けた。外には粉雪が舞っていた。積もってはいない。

イーブイ「綺麗でしょ」目をキラキラさせながら、さっき気づいた、と呟いた。

曖昧に返事しながら私は「4月とは思えないな」と心の中で呟いていた。

明日は久々の休日だ。朝になるころには止んでいるといいのだが。


↓1 コンマ1桁×2
イーブイの好感度上昇

↓2 行動安価
寝る
風呂
自由安価指定


今日はここまでで。

もう夜も遅い。さっさと寝よう。

カナタ「イーブイ、一緒に寝る?」

イーブイ「うん?」イマイチよく分かっていない風に首を傾げた。

カナタ「イーブイが駄目じゃないんなら今日、一緒に寝ようと思うんだけど、どうかな?」

イーブイは固まった。

表情が変わったわけではない。嫌悪感から来る表情ではないように感じた。

カナタ「イーブイ?」

イーブイ「え、うんっ」問いかけですぐに解除された。何だったのだろう。

その時、以前「一緒に寝ると熱い」とイーブイが言っていたのを思い出した。ジグソーパズルをやった翌朝のことだ。

考えてみれば無理もない。まだイーブイは子供だ。純真無垢なのだ。

イーブイの中では一緒に寝る事は好意の行動ではなく『ただ一人と一匹でベッドに入り、寝るだけ』という意味で、『寝苦しいだけ』の可能性がある。

ただ、今夜は雪が降っている。寒くなるであろうから一緒に寝るのも悪くないと判断したのかもしれない。

――などと考えている間に私はパジャマに着替え、布団を上げた。嫌そうならすぐに下げて一人で寝るつもりだったが、素直にイーブイは入った。

カナタ「イーブイ、やっぱり一人で寝る?」

イーブイ「なんで?」布団の中からくぐもった声が聞こえる。

カナタ「嫌なのかなって思ってさ」

イーブイ「よいしょ」布団から顔だけ出す「やじゃないよ。それにさみしいでしょ」

カナタ「寂しい?」

イーブイ「うん。お兄ちゃんもそうだと思うけど、私も夜さみしいもん。だからたまにお姉ちゃんたちの部屋に行ったりしてるの」

その話は初耳だった。

イーブイの目からすると私が毎晩ブイズをベッドに呼んで一緒に寝ていることは『夜一人で寝るのが寂しいから呼んでいる』ように見えるらしい。

イーブイ「誰かと一緒だと熱いけどね」

カナタ「熱くなったら出ていいよ」

イーブイ「分かった」イーブイが私に顔を近づける。

イーブイ「おやすみ」そう言って目を瞑った。

私は寝る前に何か話題を出そうとしたが、面倒になって同じ言葉を返して口を閉じた。

大人の物の見方と子供の物の見方は違う。

大人の目からすると見えているものが子供には見えてなかったり、また子供が独自に感性を持っていて見えているものが大人からは見えていなかったり。

老若男女千差万別、物の見え方は異なる。

17年。その間にどれだけ他人を、ポケモンを理解できただろう。

隣にいるイーブイも、普段は見せていない一面がある。それは喜ばしいことか、それとも悲しむべきことなのだろうか。

ふっ、と息をつく。

考えても仕方がないことだ。今は、生活習慣を朝型に治すことを心がけよう。

私もイーブイに背中を向けて目を閉じた。

【13日目朝】
起床判定
↓1 コンマ2桁
0~33 早く起きれた。早朝だ。
34~66 普通に起きれた。
67~99 寝坊した。もう昼前だ。

雪判定
↓2 コンマ2桁
0~50 すっかり雪は止んでいた。
51~85 雪がまだ外を舞っていた。
86~99 雪が積もっている。


夜の更新はありません。

私は年に一度くらいの頻度でおかしな夢を見るが、そういう時は大抵早く起きる。

そしてどんな夢か記録をつけようと考えてもペンをとるころには忘れているので、嫌な気分だけが朝残ってしまう。

気分も忘れればいいのに、とシャワーズに言われたことがあったが、大抵そういう日は午前中ずっと気分は晴れない。

何故そんなことを思い出していたのか。簡潔に言うと今日がその日だったのだ。

今回は夢の中で誰かに何かを呼びかけられているような夢だった。必死に訴えていたのが何だったのか、起きた私は覚えていなかった。

頭痛に顔をしかめつつ目を開けるとイーブイは隣でぐっすり寝ていた。今日は熱さで先に起きなかったのだろう。

早く起きられたので色々と行動できるな、と思いつつ頭を振って着替え、食卓へ向かった。

グレイシア「おはようございます。和食です」

サンダース「お、来たか。お前普段もこれくらいに起きるようにしろよ、絶対健康体になるぜ」

シャワーズ「おはよー。カナタくん今日どこ行くの?」

カナタ「みんなおはよう。まだどこへ行くか決めてはいないよ、シャワーズ」

ニンフィア、リーフィア、イーブイ以外のみんなが起きていた。

厳密に言うとエーフィが窓際で日向ぼっことばかりに寝そべっていたりブースターが朝風呂上がりの為ドライヤーをかけていたりはしているが……。


休日行動安価

↓1~3 多数決
外出する(行き先、帰宅時間などはのちに指定)
家でブイズと触れ合う
一人で過ごす(過ごし方はのちに指定可)

外出をしよう。行き先は…… ↓1

しのの家
遊園地
画廊
ポケモンセンター
図書館
映画館
道路(高確率でトレーナー連戦)
ポケモン病院
廃墟(高確率でポケモンバトル連戦)

自由安価(記入)

↓2 いつ頃帰りますか?(昼前、昼下がり、3時過ぎ、夕食前、夕食後から選択)
↓3 連れていくブイズを選択してください(複数選択可。左から先頭順)

続きは夜に。

上げておきます。安価下

朝食をとりつつ私は思案した。

とりあえずニンフィアの作った物の事が先決だ。まずは画廊にでも行こう。

イーブイ、ニンフィア、リーフィア、ブースターの4匹とマコトさんに留守番を頼むことにした。

先に挙げた3匹はまだ寝ている事だし、マコトさんに慣れて貰うためにブースターも残そう。

カナタ「サンダース、エーフィ、ブラッキー、グレイシア、シャワーズ、この5匹で外出しよう。まずは画廊に向かう」

カナタ「ブースター、マコトさん、留守番お願いします。3時過ぎには戻ります」

マコト「うむ」

ブースター「え、あ、はい」

チヅルさんは準備ができているようだった。

私は5匹を連れ、玄関に向かった。

徒歩で画廊へと向かう。画廊はそこそこ歩くが、電車を使うほどでもない。

サンダース「それにしても雪止んでくれてホントよかったぜ。寒いと体あっためないといけないしな」

ブラッキー「ね。昨日雪降りだした時はどうなるかと思ったけど」

カナタ「足元グチャグチャだと大変だよね。最悪ボールに戻せば何とかなるけど」

エーフィ「ボールの中より外で空気が吸いたい……っ!」

ブラッキー「やっぱり外でずっと過ごしてると慣れちゃうよねぇ」

道中トレーナーと会ったとしても自信はある。5匹いるのでそう簡単には負けないだろう。

数歩後ろからチヅルさんがついてきてもいるので何かに襲われる心配もないだろう。


道中トレーナー遭遇判定
↓1 コンマ2桁
コンマ30以下で遭遇

画廊は……
↓2 コンマ2桁
1~33 混んでいる?
34~66 いつも通りだ
67~99 空いていた。これは……?

画廊へは何事もなくついた。

私が最近親しくさせてもらっている美術商は悪質なブローカーや業者とは繋がりがないものの、常に多忙で、また数度しかニンフィアの芸術品を見せたことがない。

そのためこちらから画廊へ足を運び、美術商へ売る必要がある。

しかし今日は……

チヅル「混んでますね」

普段の2倍以上の人が画廊に集まっていた。

カナタ「普段、こんなに混んでないよね」

シャワーズ「そうだったと思うけど……」

サンダース「なんかやってんのか……?」

美術商の設定を決めます
↓1~3 でコンマ2桁の一番大きいものに決定します
名前:
性別:
年齢:

ちょっと今日はここまでにしておきます。
現代美術(特にポケモンが作ったような希少価値のあるもの)の石像の場合の取引の相場っていくらくらいなんでしょうね……
全然調べてなかったので色々悩んでます

セイジ「書道。墨と紙と水を使ったアート。説明してみると簡潔なんだけど、いざこうして目の前に美術品を並べてみると言葉では言い表せない心の動きがあるよね」

たん、と背後で靴音がして振り返った。

チヅルさんも真横に立たれるまでは気づかなかったらしく、驚いている。

美術商のセイジさんはいつも気配を隠していきなり姿を現す。神出鬼没なのだから美術商より怪盗の方が向いているかもしれないと少しだけ思った。

セイジ「芸術に値段をつけるのは無粋だという人たちがいる。OK、確かにそういった主張というのは僕にも分かる」

セイジ「けどすべての芸術家にパトロンがついてたり遺産を持っていたりすることはないことを念頭に置いて欲しい。彼らも生きていく上で衣、食、住、この三点は何とかしなきゃだよね?」

セイジ「結局は芸術家も人間だから、生物だから生きるため、衣食住のための費用を稼がなければならない」

セイジ「じゃあそのためにどうするか。目の前の『誰かの心を動かしてくれるかもしれない価値あるもの』を売って生活していくのは自然な事だと思わないかい?」

セイジ「そう、芸術家だけでなく画廊や美術館だってそうだ。彼らにも生活がかかっている」

セイジ「結局のところ口に糊するために、生きるために画廊も遮二無二、我武者羅にならなきゃいけないのさ」

ブラッキー「このイカれた白髪グラサン男はアンタの知り合い?」

カナタ「ああ、うん」

セイジ「人ごみに驚いただろう?でも仕方ないことだから理解を示してほしい。今日はお客さんが沢山集まるハレの日なんだ」

カナタ「今日はお忙しいところありがとうございます」

セイジさんは気にしないでくれと手を振った後「モノは持ってきてあるのかな?」と口にした。

カナタ「いえ」私はニンフィアの石膏像の写真を取り出した。

即決で価格を気にせずに売るなら実物を持ってきても良かったのだが、石膏という材質の上にこの像は高さが130センチ近くある。

これを持ち歩いてブイズと休日を過ごそうという気にはならなかった。

なので今日は売れるかどうかをセイジさんに見極めてもらおうと様々な角度からの写真を持ってきた。

すぐに売るつもりではなく、先にアポイントをとって自宅に取りに来てもらおうと画策したのだ。

セイジ「石膏像か。前持ち込んだニンフィアが作ったものだろうね?」

カナタ「ええ」

セイジ「うん、うん」すべての写真に一度目を通している「なかなかいいね。これは」

カナタ「ありがとうございます」

セイジ「ミロカロスはね、割と芸術の題材としてはありふれたものなんだよ。ホウエンだとからくり屋敷くらい何度も題材にされてる。最も美しいとされるポケモンだからね」

セイジ「滝、ミロカロスの組み合わせはごまんとある。でも滝を軸にミロカロスを登らせる石膏像なんて初めてみたよ」

セイジ「これの重さは」

カナタ「えーっと」

セイジ「ああ、いややっぱりいい。概算する。ん?幅と奥行きが違うね?これ。倍とは違う気がするけど」

カナタ「ええ、サイズは幅50の高さが131、奥行が81ですね」

セイジ「うん、うん?待てよ」電卓を懐から取り出して計算し始めた

サンダース「何してんだ?」

カナタ「私にもわからない」

シャワーズ「待とうよ、折角色々見てくれてるんだから」

セイジ「あー……これは王道だね。君、ところでミリ単位で計った?」

カナタ「え、いえ……急いでたので」

セイジ「まあ、あんまりそこは気にしなくていいか。50×130.9×80.9だよ。これは笑うね。でも好きな奴だ」

セイジ「今回も任せてくれるかな?」

手を出した。私は握り返した。

セイジ「うーん、実物を見なきゃ言い切れないけど、これは大体……」

↓1 (コンマ2桁×100000)+300000円
提示された価格



価格は石膏像ドットコム様の『H-014 ボルゲーゼのマルス七分身像』を参考にキリのいい値をつけました(丁度サイズが似ていたので)
H.130×W.67×D.43cmで194,400円だったのでそれを参考に20万+手間で最低10万、計30万(最低額)としました。上乗せ分はセイジが判断した美術的価値です。
石膏像について明るくないので詳しい方、価格がおかしいようでしたらご指摘の程よろしくお願いします。

失礼しました
353の計算式は
↓1 (コンマ2桁×10000)+300000円 です……
桁を間違えてたので再安価します

セイジ「84万だね。いつ頃査定に行こうか?明日、明後日の午後6時あたりなら開いてるけど、無理そうならもっと遅くにしてもいいし、君の判断に任せたいところだけど」

セイジ「それとも来月にしようか?」


『ミロカロスの石膏像』鑑定はいつ頃にしますか?
↓1 安価



今日はここまでで。

ミロカロスの石膏像
型で流し込んだ後にバリ取りの際鱗を丁寧に一枚ずつ削り磨き挙げた珠玉の一品。
中央に鎮座する滝にミロカロスが上る姿の石膏像。上方から見ると滝を中心に渦を巻くようにミロカロスが巻きついている。
サイズは50×約130×約80。非常に重い。

カナタ「明後日の18時でお願いします」

セイジ「了解。ただ、僕も美術商という職業柄、美術品の鑑定に関しては目を皿にして色々と調べなきゃならない。意味が分かるかな?」

カナタ「『少し時間がかかる』という事ですね」

セイジ「話が早くて助かるよ。じゃあ明後日は車で行かせてもらおう」


↓1 コンマ2桁
1~33 グレイシア「あの」グレイシアが私のかかとを前脚で軽くタップした。
34~66 セイジ「ところで、少しだけ時間と耳を貸してくれないかな。ちょっとした話があるんだ」
67~99 それじゃあこれで、とセイジさんが去っていくと同時に書道展の会場から人が出てきた

グレイシア「あの」グレイシアが私のかかとを前脚で軽くタップした。

カナタ「どうしたんだ?グレイシア」

グレイシア「あの人、どこかで見たような」

顎で指し示された先を見るとどこかで見たことのあるメガネの男がいた。

セイジ「君は彼と知り合いかい?いや、僕が例え君と彼が昵懇の仲だったとしても茶飲み友達だったとしてもどうこう言う筋合いはないんだけれども」

カナタ「いえ、以前見かけたことがある程度です」


↓1 コンマ2桁
1~33 ???
34~66 なるほどね、と呟いて意味ありげに頷き、視線を流した
67~99 そうか。彼もよく見かけるね、ここ最近、ここ画廊で。年齢からして僕と同じ仕事を生業にしているんじゃないかな?

中断。

体調が優れないので今日はここまでにしておきます

セイジ「そうか。彼もよく見かけるね、ここ最近、ここ画廊で。年齢からして僕と同じ仕事を生業にしているんじゃないかな?」

セイジさんが首を傾げると同時にこちらに気付いたようだ

大股でこちらへ向かってくる


↓1 コンマ2桁
偶数でグレイシアが何かに気が付く

※何も気づかない


ミキオ「やあこれはこれはセイジさん」

セイジさんが首を傾げつつ握手に応じるとこちらにも手を出してきた。

間髪入れず私も応じた。

ミキオ「そしてあなたですね、ニンフィアの飼い主のええと……」

カナタ「カナタです」

ニンフィアの事を知っているのか。存外耳の早い男である。

ミキオ「いやはや、以前どこかでお見かけした時には気づきもしませんでした。いやああの時声をかけていればよかったなぁ、と思うわけです」

なんと答えればいいのか戸惑ってセイジさんを見た。

セイジさんは何かを口に出しかけたが背後からの声に口を噤んだ。

セイジ「お話を邪魔して妙に申し訳ない。どうやら僕を必要としているようだ。それじゃあまた後日」

足早に走り去っていってしまった。

ミキオ「今、お時間大丈夫ですか?」


↓1 安価
大丈夫です
ちょっと急いでまして……



途切れ途切れですみませんが中断

カナタ「大丈夫です」

ミキオ「いやありがたい。実はですね、ニンフィア様にいいものがありまして」

カナタ「いいもの?」

ミキオ「はい。いえね、以前ニンフィア様の作られたものを拝見させていただきました。見事ですねぇ。今日はボールの中ですか」

カナタ「いえ、家に」

ミキオ「あぁ~、残念ですそれは。こういっちゃなんですがね、私実は一つ不満がありまして。『ムックル』『ブニャット』どちらもいい作品でした」

ミキオが挙げているのはニンフィアの作った彫刻作品だ。セイジさんと出会う前、他の美術商と取引したものである。

ミキオ「素晴らしい手際ではありますが何かこう、物足りない。よくよく考えてみてもそれは言葉で言い難い気持ちだったんですがね。ああ、こちらへ。現物を見ながら話した方がいいでしょう」

ミキオは階段を下っていく。私もそれに付き従った。

この画廊は地下2階まであったはずだ。

カナタ「私が作ったわけではないので何とも言い難いのですが」

ミキオ「ああそれは勿論。ですがあなたも何かしら一つ一つ作品を見て思う事もあるでしょう」

ミキオ「私はこう思うわけです。『何故こんなにも素晴らしいポケモンの作品を、わざわざポケモンが人間の道具で窮屈に作っているのか』と」

ミキオ「私は仕事として美術商やコンサルタント等色々とやっておりまして……その中に道具屋の一面もあるんですよ」

ミキオ「ポケモンが使っても苦にならない、そういった彫刻刀や画材道具なんかを取り扱っています。何せポケモンは手を使って芸術品を作るとは限らないので」

ミキオ「もっともポケモンが芸術をする例はまだまだ一般ベースでの認知度が足りないせいか、なかなかこれは市場に乗せにくいというのもありましてね」

ミキオ「色々と近場でポケモンが芸術品を作る話をお聞きしていたところカナタさん、あなたのニンフィアが彫刻作品を作っていると聞きまして」

ミキオ「私は是非そのニンフィア様に商品をテストしてもらいたい、ただで使ってもらって使用感を試して貰いたいと思ったんですよ」

シャワーズ「ただで?話がうますぎると思うんだけど……」

カナタ「本当にただでいいんですか」

ミキオ「ああいえ、ただは言いすぎました。勿論それを使って作っていただいた作品を私共が取り扱ったり、あと使ってみた感想なども色々と反映させて商品開発していきたいな、と思っていたわけなんですよ」

ミキオ「つきました。地下2階、ここは貸し会議室なんかもありまして、ここの一角を倉庫として使わせていただいています」

ミキオ「どうぞこちらに」

ドアを開けた瞬間にサンダースが咳をした

カナタ「サンダース?」

サンダース「大丈夫だ、話続けてくれ」

エーフィ「埃っぽい」

ミキオ「いや、すみません。ちょっと地下なので埃っぽくなってしまっています」

うず高く段ボールが積みあがっている。その中の一つを下ろすとミキオは埃を掃って開けた。

ミキオ「こちらなんですが、どうでしょう」

成程、珍しい彫刻刀である。

通常の彫刻刀より持ち手は太く、また口で咥えるポケモン用に一部が噛みやすく窪んでいる。

固そうな素材だ。

ミキオ「どうでしょう。なかなか使いやすそうではないですか?」

カナタ「いえ、私はなんとも……彼女でないと」

ミキオ「よろしければ今日持ち帰って後日返事、ということもよろしいですよ。すぐに返事はできないと思いますし、ある程度彼女が使ってみてのお返事も私は全然結構ですので」


↓1 安価
ちょっとこれは……申し訳ありませんが辞退させていただけますか。
ニンフィアに一度聞いてみないと分かりませんね。持ち帰らせていただきます。
少し質問よろしいですか?

今日はここまでで。安価下。

シャワーズ「怪しい」私が口を開く前に呟いた「なんでこの人ニンフィアが口で彫刻刀咥えて作ってるの知ってるの?」

ブラッキー「それにコイツ『使って作っていただいた作品を私共が取り扱ったり』って言ってたけど勝手に専属契約結ぼうとしてない?」

サンダース「そうだぜ。大体大切な試作品?試供品?をこんな埃まみれのまま普通置いておくか?」

エーフィ「押し売り反対!浄水器は間に合ってます!」

サンダース「売ってねえよ…」

シャワーズ「彫刻刀彫刻刀」

確かに彼女たちの言うとおりである。

カナタ「ちょっとこれは……申し訳ありませんが辞退させていただけますか」


↓1 コンマ2桁
1~33 ミキオ「おや、そうですか。それは残念…」
34~66 ミキオ「ところで、一つ何か気付いたことはありませんか?」
67~99 背後のドアが乱暴に開いた!

夜早く帰れれば更新します

背後のドアが乱暴に開いた!

チヅル「下がって」そしてそれにチヅルさんが対応する。

ミキオ「いやはや、残念ですねぇ。まあ、そうなった時用に用意してましたが」

私は瞬時に身を固めた。


目の前に立ちふさがった相手は……

↓1 コンマ2桁
1~25 ??(チヅル勝利濃厚)
26~50 ????(勝敗判定あり。優勢)
51~75 ???(勝敗判定あり。劣勢)
76~99 ???(チヅル敗北濃厚)

中断。途切れ途切れですみません。

???「ふぅん……君が件のカナタか」

煙に包まれて姿を現したのは高校生ほどの背丈の金髪の青年だった。

マコトさんと同じく糸目だが、危険な雰囲気が漂っている。触れれば斬れるナイフのような殺意だ。

ミキオ「クレス君、まずはその女性を頼みますよ」

クレス「OK、ペンドラー」

ペンドラー「ヒョヒョヒョ……制圧してやるよ」

チヅル「キュウコンさん、お願いします……」

キュウコン「あら、皆様。ごきげんよう」

各々が視線を合わせた。ポケモンバトルが始まる……!

品定めするように目を光らせ、ミキオは私に視線を移した。

ミキオ「さて、カナタさん。私から大事な話があるのですがね」

チヅル「カナタさん、ここは私に任せてくださいな」

クレス「バトルの最中によそ見とは、余裕だね!」

激しくポケモンがぶつかり合う音がした。


↓1 安価
①話を聞かずチヅルさんが稼いでくれた隙をみて逃げる
②カナタ「……話だけ聞こう」私は足を止めた
③私はボールを構えた。こういう手合いは不意打ちを狙っている。ポケモンバトルの後で話を聞かせてもらおう。
④自由安価(要記入)

私はボールを構えた。こういう手合いは不意打ちを狙っている。

カナタ「ポケモンバトルの後で話を聞かせてもらおう、サンダース」

シャワーズ「カナ」何かシャワーズが言いかけたが、バトルが始まるのでボールにしまった。後で聞こう。

サンダース「へっ、陰気メガネヤローになんか負ける気しねぇぜ!」

ミキオ「おや、まあいいでしょう。後悔しないといいですけどね」


敵の手持ちの数は?
↓1コンマ一桁
1、7 1匹
2、8 2匹
3、9 3匹
4、0 4匹
5 5匹
6 6匹

↓2コンマ2桁 1戦目の敵の強さ
50で実力ほぼ拮抗。数値が高いほど強い。

ミキオ「行きなさいラッタ」

ラッタ(アローラ)「ま、負けたくないんだな」

相手は見たこともない色のラッタを出してきた。

別の地方から連れてきたポケモンだろうか、だが、相手の手持ちは4匹、こちらより1匹……

……?

ミキオ「おや、どうかしましたか?」

おかしい。手持ちのブイズは5匹いたはずだ。

……なのに。

サンダース「な、いきなり何やってんだよカナタ。ポケットなんか漁って」

カナタ「ない……ボールが4つしか……」

グレイシアのボールがない。


↓1 コンマ2桁
20以上で心当たり

カナタ「まさか……」私は相手を睨みつけた。

私がブイズのボールを落とすなんてありえない。とすれば『グレイシアが自らの意思でボールを抜き取って逃げた』か『誰かにボールを盗まれた』かしかない。

グレイシアが逃げる可能性はあるかもしれない。だが彼女はそういうポケモンではないし、そういうことをするなら兆候があったはずだ。可能性は低い。

そして画廊についてからミキオに会うまでグレイシアは傍にいた。ということは……

ミキオ「おやおや、何か落とし物をしたんでしょうか?それはひょっとして、これですか?」

ミキオがポケットからボールを出す。

サンダース「どーなってやがんだ……」

明らかにグレイシアの物だ。

ミキオ「いやあ、私が『偶然』『拾って』いてよかったですね。カナタさん」

カナタ「何を……」

ミキオ「いや、誰かさんの仕事の一つにスリがありましてね。ははは、きたない仕事です。余談ですけどね、はははは」

ミキオ「いえね、あなたが勝ったら私は手を引きますし、このボールも進呈して『あげよう』と思ったんですよ。代わりにカナタさん、あなたが負けたらすべてのポケモンを私にくれるというのはどうでしょう」

ミキオ「もちろん私は中身の分からないこのボールは使いません。4対4の実力勝負。どうですか?もちろん乗らなかったら乗らなかったでこのボールは私がいただくだけですがね、はは」

サンダース「きたねぇぞ!」

ミキオ「どうでしょう?受けますか?受けませんか?」

私は小さく深呼吸し、意を決して口を開いた。


↓1 カナタの台詞安価(毎度こちらで台詞の安価を用意するのも不満が残るかもしれないので自由安価です)

↓2 コンマ2桁 120-79=41以下で勝利。(ゾロ目時、追加判定)

今日はここまでで。

カナタ「受けても受けなくても勝負するんだろ?だったら、大切なグレイシア意地でも返してもらうよ!」

ミキオ「交渉成立、ですね。ラッタ、プランAです」

ラッタがこちらに勢いをつけてやってきた。たいあたりか、すてみタックルか?

カナタ「避け」

サンダースは言う前に右に避けた。

カナタ「十万」

だがラッタは止まった。

サンダースが十万ボルトを叩きつけた。それと同時に返す刀でどくどくを浴びた。

すぐに距離をとる。

サンダースは舌打ちした。

ミキオ「カナタさん、あなたの事は調べさせていただきました。あなたの普段の戦闘スタイルはお見通しですよ」

悔しいが、ラッタが十万ボルトの一撃を耐えきったあたり敵の実力は私より上の可能性が高い。

その上で手持ち、戦闘スタイルが読まれている……?

背中を冷たいものが伝った。

勝たなければならない。勝たなければ、グレイシアは戻ってこない。

負けられない。

負けられないんだ!

負けられないはずだった。

だが敵に人質を盗られた時点で、どくどくをサンダースが浴びた時点で、そして心を乱された時点で勝敗は決まっていたのかもしれない。

カナタ「負け、た」私はいつのまにか膝をついていた。

ミキオ「ははは、いいバトルでしたよ。カナタさん」

敵は手を差し伸べてきた。私は何も言わず、何も言えず敵の手のひらを睨みつけた。

こんなに悔しいかったことはない。

私は無力だ。

ミキオ「私の切り札のオーロットはかなり鍛えてあったんですがね、いかんせん草タイプの性か弱点が多い。以前見かけたグレイシアが手持ちに居なくて本当に幸いでした」

ミキオ「さて、そちらはどうなりましたか?クレスさん」


↓1 コンマ2桁
30以下でチヅル勝利。逃走可。
コンマ判定失敗でBADEND(追加判定で決定するペナルティ付き。最新日記記録地点からロード)

クレスのマタドガスにとどめを刺すトドゼルガが見えた。

クレス「こ、こんなはずじゃ……」

チヅル「カナタさんっ」

戦闘が終わると同時に腕をとられた。立たされ、引っ張られる。

ミキオ「なっ……」

チヅルさんは何も言えなかった。余裕が全くないように見てとれる。

私を逃がそうと必死でもがいているのだ。

クライアントを守ろうとする意地か。私も走り出す。ドアに二人でぶつかった。

クレス「イチオクに追わせますっ」

閉まったドアの向こうで声がした。私の足がもつれている。

ここで捕まったらグレイシアどころか他のブイズの未来もない。

地下1階を二人で駆け抜けた。


↓1 コンマ2桁
40以下で画廊から逃走完遂。
41以上で待ち伏せがいる。
80以上で追いつかれる(BADEND)

敵は待ち伏せていなかった。

地上へ全力疾走した私たちは画廊を抜け、交番が近くになかったため最寄りのポケモンセンターへ駆けこんだ。

チヅル「私のミスです。すみません。カナタさんに好意的に接してくる人にももっと気を配るべきでした」

カナタ「いえ」

チヅルさんは鍛えているからか息が切れていなかったが、私は肩で息をしていた。歩みは止めない。

チヅル「ポケモンを回復させてすぐにでも警察へ行きましょう。警察に話せば捕まえられるはずです」

カナタ「はい」

返事はしたが、不安はぬぐえなかった。

もしミキオたちが捕まらなかったら?

もしグレイシアがその前に殺されたら?売られたら?

グレイシアが無事である保証はない。

カナタ「チヅルさん、の責任ではないです。私の」

チヅル「え?」

カナタ「私の、責任、です。私があの男についていかなければ、掏られていなければ」

チヅルさんは口を閉じて首を振った。

大変なことになってしまった。


↓1 コンマ1桁×3 グレイシア除く手持ちブイズの好感度減少
MAX時の好感度半減を使う場合は個別に宣言してください

今日はここまでになるかもしれませんが中断。あげておきます。
BADENDかなと思ってたので結構予想外ですね……
後で少し人物のプロフィール書いておきます。

名前:ツクモ
性別:男
性格:厳格で自分にも他人にも厳しい
年齢:43歳
魅力:34(もう髪の毛が寂しいお年頃に差し掛かった)
チョウジタウン生まれの映画監督であり、25歳の時に舞台女優であったチホと結婚。翌年カナタが生まれる。
良くも悪くも厳格であり、それが作品に現れているからか正確な舞台背景、時代考証と精緻なキャスト選出で一時は映画監督としてそこそこの知名度を得ていた(今は後進に押されている模様)
現場ではミスを許さず何度もリテイクし、脚本家とは脚本家の中の完成した作品のイメージと一致するまで話し合う。仕事人間であり、それ故に始発から終電まで(時には何日も徹夜してまで)働く仕事人間。映画が好きでやっているので本人は苦ではない。
それなりに収入がある為息子が成人するまでは仕送りするつもりである。
ポケモンについては理解がある(あくまで一般人レベル)。
エンジュシティで現在は時代モノを撮っている。殺陣の動き一つ一つに頭を悩ませている。

早くに離婚で母親を失ったカナタのためを思いイーブイ(現シャワーズ)を送ったが、これは生き物の生態を通して他の生き物(もっと言えば他者)への理解を深めてもらうため。
自身の厳格な性格はよく言えば『生真面目』で『一本気がある』、悪く言えば『冷徹』で『不愛想な頑固者』だと自己分析している。
そういった性格が息子に遺伝していた場合に生きるのに苦労するだろうと考え、早くから他の生き物への慈しみを持てるようイーブイを与えた。
「以前『イーブイ等の一部のポケモンとの触れ合いで人間はオキシトキンと呼ばれる脳内物質を分泌し、結果的に良好な対人関係が築けるようになる』と聞いていたため」「執事、メイドなど人を雇うより安上がりだったため」などの理由も存在する。

息子がポケモントレーナー、そして保育士という職を選んだことについて口には出していないが反対の立場である。
ポケモントレーナーは収入が不安定、保育士は低収入な職であるため、息子が(父親である自分の収入に頼りにして)自立できなくなってしまうと考えているから
ただ親がそういった反対をすると息子が意地になってなろうとする可能性を考えたため「十八歳までやってみなさい」と告げている。
好きなポケモンはダーテング(チホに「似ている」と言われたところから親近感を持っている)

名前:マユ
性別:女
トレーナーとしての職業:バトルガール
性格:明朗快活
年齢:18
魅力:37(容姿は整っているわけではない。しかし引き絞られた肉体は本物だ)
カナタとチャンピオンロードで出会った。
曲がった奴らが大嫌い。
カナタと共にポケモンリーグに挑戦し敗れた後、しばらく行動を共にする。

カナタが保育士を目指し始める前に一度実家のキキョウシティに戻っていた。
兄が一人いるため、家業は兄に任せ気ままに各地を武者修行している。
手持ちはドクロッグ、ローブシン、ゴウカザル、コジョンド、カイリキー、ダゲキ等


名前:しの
性別:女
トレーナーとしての職業:おとなのおねえさん
魅力:30(あまり可愛いというわけではなく身長も低く胸もない。自身でも自覚しており愛嬌で補っている)
性格:人当たりがよく、抱擁感がある。ただし敵とみなしたものには非情になる一面も。
年齢:不詳(10代後半~20代であると想定される)
補足:実力はカナタより少し上。主に毒タイプのポケモンを多く用いる。
真顔でいることが少なく笑みを絶やさない。マユの友人でありライバルでもある。

理不尽な強さは元ジュンサーであるため。
ジョウト地方やアローラ地方でジュンサーをしていたが日々の業務に飽きてしまい、おとなのおねえさんとして再出発しようと決意しシンオウへ渡った。
毒タイプのジムリーダーになろうと決意し、全地方のジムを制覇しようと旅をしている。現在ジムバッチ18個。
手持ちはウツボット、クロバット、モルフォン、ペンドラー、ドラピオン、ベトベトン(アローラ)等


名前:チヅル
性別:女性
トレーナーとしての職業:エリートトレーナー
性格:おっとりとした性格
年齢:25
魅力:90(背は高く胸もそこそこある。痩せぎすでないレベルのスレンダーな体でアヒル口と二重の眼が似合う美女。髪は水色でロングヘアー)
ツクモに雇われたボディガードのトレーナー。
実力はそこそこだが安い給料でいい仕事をしてくれる。口が固い。
こおりタイプのポケモンが好き。

読者モデルや舞台女優をやっていたが、ポケモンが好きでトレーナーにもなる。
カナタの母と同じ劇団に所属しており、そのつてで何度かツクモの映画にもエキストラ出演している。
ポケモンが好き、は常識の範疇に収まる範囲内である。ポケモンが好きな自分も好き。
おっとりなのは家が裕福であったことと、「余裕のある大人になりなさい」という幼少期の教えから。
手持ちはキュウコン(アローラ)、ユキノオー、フリージオ、ツンベアー、トドゼルガ、サンドパン(アローラ)。


名前:マコト
性別:女性
職業:エリートトレーナー
性格:クール
年齢:19
魅力:33(落ち着いた黒髪。一重で糸目。中学生と見紛うほどの低身長と低い声。化粧には気を遣わないタイプ)
ツクモに雇われたボディガードのトレーナー。
なかなかの実力だが、値段を高く見積もり設定しているためあまりボディガードとしては人気がない(=経験がそれほどない)
地面タイプのポケモンをよく使う。
手持ちはバンギラス、ドリュウズ、カバウドン等。俗に言う砂パを使う。

貧困家庭の次女として育つ。学生時代からスポーツは得意だった。
結婚に失敗して実家に戻り呆然自失の体である姉に代わり家計を支えようとボディガード会社に就職。
家計を支えるため、自分を安く見られたくないため、二重の理由で自身の値段を高く見積もっている。
だが値段が高い上に経験が少ない彼女にそう多く依頼が来るわけではなく……。
ライバル視しているチヅルに呼ばれ今回カナタの家に派遣されたのは、まさに砂を噛む思いであろう。

名前:ミキオ
性別:男
トレーナーとしての職業:研究員
性格:偏屈、卑怯
年齢:36
魅力:?
カナタと図書館で出会った。以後画廊に出没する。

正体はスリ兼????が本業の犯罪者。ただし?????????????????。
仲良くすると???????????????????。ただしその分後々要求がエスカレートする。
決別すると逮捕。懸賞金がかけられているため一度のみ大金を手にできる。
戦闘する場合の手持ちはラッタ、オーロット、ネンドール、イワパレス


名前:セイジ
性別:男
性格:目的(芸術)のためなら死ねる
年齢:40
魅力:?
一人称/二人称 僕/君
鑑定力:59(業界では中の上)
カナタの懇意にしている美術商。画廊で出会える。
低く落ち着いた声と持って回ったような言い回しが特徴の白髪サングラス。
バツイチでアル中。夜は専らウィスキーを抱いて寝ている。

芸術家より芸術家然としている持って回った言い回しは
①顧客/芸術家の印象に残るため
②芸術家の刺激になってもらうため
③自らが気に入っているため
④煙に巻くような詩的な表現で『雰囲気』を感じてもらいたいから。(自身の使命は芸術の普及ととらえている)
の4点から。
他人を「〇〇さん」とはあまり呼びたくない主義。
イロモノとして、そこそこの目利きとして業界内でも知られている。

【現時点での好感度一覧】
シャワーズ:98
ブースター:100(MAXのため好感度下降一度のみ半減)
サンダース:44
エーフィ:68
ブラッキー:45
グレイシア:62
リーフィア:100(MAXのため好感度下降一度のみ半減)
ニンフィア:59
イーブイ:69

夜遅くなってしまったので今日の更新はここまでにしておきます。
グレイシアについては救出までの時間経過で好感度が下がっていくので後日、随時コンマ判定します

ポケモンセンターでポケモンを回復させ、警察へ向かう途中だった。

チヅル「カナタさん」後ろを走るチヅルが肩に手をかけてきた。嫌な予感がする。

カナタ「なんでしょう」

チヅル「カナタさんを襲ってきた敵は画廊によく出没していた、とセイジさんが言ってましたよね」

私は首を縦に振った

チヅル「そしてニンフィアに彫刻刀を使って欲しいと言ってきた」

カナタ「はい」

チヅル「共通点はニンフィアです。彼らの目的は恐らくニンフィアで、残りのブイズはついでと思っているのではないでしょうか
?」

確かに筋は通っている。とすると……

カナタ「まさか家にも追手が?」

チヅル「可能性は高いです。敵の魔の手から逃れられた以上、居場所の分からないカナタさんを捕まえようとするより目的のニンフィアがいる家を襲おうと考えるのは自然でしょう」


私は急いで電話を取り出した。


↓1 コンマ2桁
1~33 マコト「カナタ殿、いかがなされたか」
34~66 マコト「ぐっ、カナタ殿……」
67~99 電話に出ない

マコト「カナタ殿、いかがなされたか」

まだ敵はついてないようだった。

カナタ「良かった。マコトさん、お願いです。ブイズたちをみんな連れて家を出てください。もしかしたら」

マコト「以前のように家に刺客が来るかもしれない、と?」

カナタ「はい」

マコト「承知した。近くの交番に駆け込む。カナタ殿もすぐ向かわれるか」

カナタ「いえ、グレイシアを奪われたので、先に警察署で事情を説明してから向かいます。あとで落ち合うことにしましょう」

マコト「ではまた」

急いでマコトさんが電話を切った。

私たちは警察署へ向かった。


↓1 コンマ2桁
1~33 無事に警察署に着いた(イベント未発生)
34~66 イベントA
67~99 イベントB

短いですが今日はここまでで。

↓1 コンマ2桁
偶数 昇格、イベント未発生へ
奇数 イベントA

※イベントA


警察署に着いた。警察署内部は数人のジュンサーさん達が慌ただしく働いていた。

マユが言っていたドラッグの事も関係あるのだろうか?窓口は列になっていた。

この町の警察で列ができているのは初めて見た。いつもなら何かしらの窓口は空いてそうなものなのだが、今日はどの窓口も列をなしてる。

そしてなかなか進む様子がない。

チヅル「おかしいですねぇ」

頬に手を当てながら思案している。


↓1 行動
①列でこのまま待つ
②列を抜け、列の一番前まで様子を見に行く
③諦めて別の最寄りの警察署、もしくはマコトと約束していた交番へ行く(どちらへ行くか記入)
④自由安価

カナタ「ちょっと、見てきます」

チヅルさんも首を傾げながら私に付き従った。

列を抜け、列の一番前まで様子を見に行った。

↓1 コンマ2桁
1~33 男「どうもおかしいんだよね」
34~66 男「聞いた話なんだけどさ」
67~99 一番前の男は待っていたのではなかった。

男「聞いた話なんだけどさ」

こちらが話しかける前に向こうから男が話してきた。

話したいクチなのか、それとも私の前に何人か同じように様子を聞きに来た人がいたのか。様子から察するに恐らく後者だろう。

男「この女の子が言うには、暴走族が裏口から入っていって、その後職員がガラッと減ったらしい。それで一人一人の対応に時間食ってるらしい」

隣の列の一番前の女性を親指で指す。

女「らしいじゃなくて本当ですよ!本当!賭けてもいいです!駐車場から見ましたよ!凶悪そうな暴走族が中に入っていくの!」

私はチヅルさんと顔を見合わせた

カナタ「どうします?」

チヅル「困りましたねぇ。裏口へ様子を見に行くのも手かと思いますが、何か起こってた場合に時間がかかりそうな……」

チヅルさんの言う事ももっともだ。

他の最寄りの警察署は遠くにある。先に警察署へ向かわず約束の交番へ向かうのも手だろう。


↓1 行動安価
①列に戻る
②裏口へ行く
③マコトと約束していた交番へ行く
④自由安価

中断。安価下。
できそうなら1、2レスくらいは更新できるかもしれませんが酒が入るので恐らく今日はここまでだと思います。

マコトと約束していた交番へ行こう。通報は遅れるが、交番からでも話はできるはずだし、残りのブイズが心配だ。

カナタ「チヅルさん、先に交番へ向かいましょう」

チヅル「そうですね」

思案顔をしながら頷いた。


↓1 コンマ一桁×3 グレイシアの好感度減少

↓2 コンマ2桁
10~59 イベントA
60~89 イベントB
90~99 イベントC

※イベントA発生

急いで警察から交番へ向かう途中、マコトさんから電話が入った。

カナタ「どうしましたか?」

マコト「すまない、カナタ殿。できれば待ち合わせの時間を早めてもらうことはできるか?」

会ってから一貫して落ち着いていた彼女が今、電話口で焦った口調になっている。

何かあったのだろうか?

カナタ「……今色々と警察でトラブルが起きていて、先にそちらに向かってますが……」

マコト「助かる。実は今、待機している交番から外を見たのだが、明らかに怪しい輩がこちらを取り囲んでいる……」


↓1 安価で戦闘相手の選択(4人中2人と連戦します。もう一人の相手は戦闘後コンマ判定します。)
①マコト「敵の中でもシェフの男がこちらに目を光らせている。気を付けてほしい」
②マコト「小学生のような少女が交番を見張っているが、この場に似つかわしくはない。注意が必要だ」
③マコト「人間ではない、戦闘ロボットのような存在が今にも交番に攻撃を仕掛けてきそうだ。気を付けるに越したことはない」
④マコト「どこかで見かけたことのあるような壮年が電話で連絡を取っている。もしかしたらこの男が交番襲撃の首魁なのかもしれない」

走って交番へ向かい、十数分後にようやく到着した。いや、正確には交番の『前』に到着した。

マコトさんが言うように何人もの人間が交番の周囲にいる。目立つようにたむろして威嚇しているというより草むらに隠れて誰か(恐らく私だろう)の襲撃を待っていると言った方が正しいだろう。

マコトさんから連絡がなかったら不意を突かれて一斉にバトルを、先制攻撃をしかけられていたかもしれない。

目立つ敵は4人。シェフとじゅくがえりらしき少女、そして人間ではないロボットのようなもの、そして……

チヅル「あの方、どこかで見た気が」

チヅルさんの言う通り、テレビか新聞かなにかで見たことのあるような壮年が一人いる。名前は思い出せなかったが、ポケモンはかせだった気がする。

カナタ「このままじゃ近づけないので、あの4人、手分けして片付けましょう。まず私はあの少女から行きます」

チヅルさんに耳打ちすると小さく頷いた。二手に分かれ、私は少女に近づいた。

今日はここまでで。

草むらから一歩、一歩と徐々に近づく。

一対一になり草むらで話そうとこっそり近づいたのだが、隠れる必要はなかったのかもしれない。少女はこちらに気付くと他の者に場を任せ、一人で向かってきた。

少女「あら?カナタくん、逃げ出したんじゃなかったのね」

カナタ「君たちがなんの目的で動いているのかは分からないけど、ブイズは渡さないよ」

少女「おかしいわね、全部のブイズをくれる約束をしていたと思うんだけど」

カナタ「口約束じゃ法的拘束力はないよ」

少女「17歳のくせに生意気だわね」

カナタ「君だってまだ生意気盛りの子供だろ?」

少女「そうね、そこは認めてあげるわ。さて、法的な拘束力がなくても約束は約束よ。今すぐブイズを全部渡して」

カナタ「従わなかったら?」

少女「もう一度痛い目見ることになるわね」

カナタ「痛い目見るのは果たしてどっちかな」

少女は不敵に笑いかけ、ボールを繰り出した。応じる。


敵の手持ちの数は?
↓1コンマ一桁
1、7 1匹
2、8 2匹
3、9 3匹
4、0 4匹
5 5匹
6 6匹


実力
↓2コンマ2桁 敵の強さ
70で実力ほぼ拮抗。数値が高いほど強い。
またゾロ目もしくは6の倍数時、?????

今日はここまでで。
コンマ下

「退屈ね。ちょっとカナタくん 校庭で白骨化しなさいよ」

じゅくがえりの ウサエ があらわれた!手持ち:2匹

ウサエはヒメグマを繰り出した。

ヒメグマ「妙に発想が恐ろしいよウサエちゃん」

カナタ「サンダース、行くぞ」

サンダース「ああ」

普段とは違った生気のない声が返ってきて私は眉をひそめた。

サンダースの様子が明らかにおかしい。いつもならもっと自信たっぷりにボールから出てくるのだが。

バトル中だ。私は短く「頑張ろう」と口にして敵に向き直った。


↓1 コンマ2桁
69-20(2匹こちらの手持ちが多いので)=49
120-49=71以下で勝利
↓2 コンマ2桁
勝利時 コンマ2桁÷2分、カナタの手持ちにダメージ残存。
2戦目の戦闘判定にマイナス(連戦の為)

敵はなかなかの実力者だったが、手持ちの数が幸いした。

敵が同じ数、手持ちを揃えていた場合危なかっただろう。

サンダースの生気がすっかり抜けている。戦っていてつとにそう感じた。勝てたのも、ブラッキーがなんとか敵を倒してくれた所が大きい。

ウサエ「私じゃ止められないのね、まあいいわ。ここは引いてあげる。でも他の3人はこうはいかないわよ」


カナタ WIN
賞金 1000円を手に入れた!

敵に大まかな位置は知られてしまっただろう。私は急いで茂みにもう一度隠れた。見つかる前に傷ついたポケモンを少しでも回復させておかねばなるまい。

それに先程のサンダースの様子も気にかかっている。私は手持ちからサンダースを出した。

カナタ「サンダース、大丈夫か?」

サンダースの肩を優しく掴んだ。

肉体的にはバトルでのダメージ以外に目立った様子はない。とすると、精神的にダメージを受けているのだろうか?


↓1 コンマ2桁
1~33 ……察せねーんだな
34~50 なんでもねぇよ
50~66 心配かけて悪い、大丈夫だ
67~99 ???????

↓2 安価
チヅルが戦っていた相手
1、シェフの男
2、ロボット
3、ポケモンはかせ

↓3 コンマ チヅルの戦闘結果
偶数で勝利、奇数で敗北

今日はここまでで。
安価、コンマは一つずつ下にずれます

※チヅル敗北済みの為2連戦→3連戦

↓1 コンマ2桁
高いほどロボットの手持ちにダメージ残存あり(80以上で戦闘時にほぼダメージなく切り抜けられます)

↓2 安価
次に狙う相手
1、シェフの男
2、ロボット
3、ポケモンはかせ



続きは後で。

サンダース「……察せねーんだな」

カナタ「察する?どういう……」

サンダース「なんでもねぇよ。奴らが来る。早めにケリつけようぜ」


茂みの先から音が聞こえた。

サンダースをボールへ戻し、身構える。

先程チヅルさんが戦おうとしていたロボットがそこに居た。

カナタ「負けたのか……チヅルさん」

改めて見るとこのロボットの顔(を模した部分)は人間に近く設計されている。だが首から下、特に服から覗く手首からメタリックな金属色が露になっている。

ロボットのモデルはどこかの中年男性だろうか、皺が刻まれている顔だ。

そしてその顔(を模したモニター)はこちらに向けられている。この期に及んで逃げることはできないだろう。

ロボット「オメーカ、ナァ、オメーノセイデ俺ガドレダケ怒ラレタト思ッテンダ」

ロボット「シカモヨォ、ナンダアノ女ハヨォ。邪魔シオッテ、ナァ。コチトラ『ナイ』腹ガ立チマクッテンジャイナァ!」

ロボットとは思えないほど激高している。気圧されつつ、私は眉をひそめた。

ロボット「逃ゲルノハモウ許サンケェナ、ココデ『イチオク』ガ始末シチャルケェ」

ロボットがボールを取り出してきた。人間じゃない存在でもポケモンは言う事を聞くのだろうか?

ごちゃごちゃ気にしている暇はない。私もボールを握り、敵を見据える。


敵の手持ちの数は?
↓1コンマ一桁
1、7 1匹
2、8 2匹
3、9 3匹
4、0 4匹
5 5匹
6 6匹


実力
↓2コンマ2桁 敵の強さ
70で実力ほぼ拮抗。数値が高いほど強い。

ダメージ残存分は勝敗判定時に反映します。

「何ヤットンダオメーハヨォ」

ロボットの イチオク があらわれた!手持ち:2匹

イチオクは三つ首のポケモンを繰り出した。

見たことがないポケモンだ。ドラゴンタイプだろうか?不気味な程静かにしている。

だが強そうな外見とは裏腹にポケモンはボロボロだ。チヅルさんとのバトルの影響だろう。

カナタ「サンダース、行くぞ」

サンダース「おう」



※手持ち少+強さ普通+累積ダメージ弱体化でかなり弱っているため戦闘勝敗判定スキップ

↓1 コンマ2桁
勝利時 コンマ2桁÷2分、カナタの手持ちにダメージ残存(1戦目のダメージも累積)。
3戦目の戦闘判定にマイナス(連戦の為)
↓2 コンマ2桁
3の倍数の時追加マイナスイベント発生。なおコンマが6の倍数でもあった場合ボディガードの働きで無効。

夜も遅いんでここまでにしておきます
コンマ下

ついてないのはついてないですが現時点で最悪のシナリオではないです
BADENDの確率としては ミキオに捕まる≧警察署を襲撃していた男と対決する>(組織のボスと取引、対決)>チヅルと力を合わせ交番を包囲する4人と戦闘、救出>(恒常的にBADENDが存在する、しないの壁)>そもそもミキオと接触しない、取引に乗らない でしょうか。
ちなみに単体でカナタに勝ったミキオはコンマの影響でですが組織で上から3番目くらいの強さになってます(1番目が警察署襲撃男、2番目が組織の統括)
BADENDでロードしない限り敵の強さは確定しているので、大分厳しいですね
そろそろカナタを襲ってた組織の名前を決めたいところですが組織の名前を出す機会出てこない以上なかなか難しいですね。

ダメ残存 68
※チヅルさんの活躍でマイナスイベント無効


敵の一撃一撃はなかなかのものだった。恐らくチヅルさんが戦っていなかったらもっと苦戦していただろう。

サンダースが猛毒を喰らい、交代で出したシャワーズが眠らされてしまった。そしてエーフィが瀕死になってしまった。

このまま連戦するのは不味い。早く見つかる前に回復させなければ、次で確実に……

その時、イチオクが勢いよくこちらへ向かってきた。突進と言っていい速度だ。

カナタ「なっ」

咄嗟の事で動けない。だが草むらから飛び出てくる影があった。

チヅル「カナタ、さんっ」

チヅルさんは体当たりでイチオクの軌道を逸らした。

カナタ「チヅルさんっ」

イチオク「オメーヨォ………オ、オメー……」

イチオクはそのまま動かなくなった。チヅルさんはそれを見届けた後、倒れた。


カナタ WIN
賞金 1000円を手に入れた!

――――――
――――
――



イチオクがまさかポケモンバトルの土壌ではなく、直接攻撃に及んでくるとは思わなかった。

恐らくあれを喰らっていたら確実にバトルに負けてなくても私は戦闘不能になっていただろう。

チヅルさんを治療し、ポケモンも回復させようバッグを漁っていた時だった。



現れたのは……
↓1 コンマ2桁
0~50 シェフの男
51~99 ポケモンはかせ

恐々振り返ると、鼻息荒くシェフの男が立っていた。

金の長髪は頭の後ろで縛られ、場に似つかわしくないコック帽を被っている。

シェフ「よりにもよって2人とも倒すとは…私が何とか倒すしかないのか」

本格的に不味い、ポケモンがかなり傷ついているこの場でまだ敵と戦うという事は、負けにいくようなものだ。


↓1 安価
①だが、交番の中のブイズを救うためには戦うしかない。連戦だ。
②休戦の提案をしてみよう。もしかしたら金で解決できるかもしれない。
③騎士道精神の持ち主かもしれない、ポケモンを回復させる時間をもらえないか聞いてみよう。
④その他 要指定

カナタ「ま、待ってくれ」

シェフがボールを取り出そうとしたため、手で待てをした。

シェフ「ふふ、どういう訳かな?」

カナタ「あなたは私と真っ向勝負しようとした。でなければ話しかける前に不意打ちしていたはずだ」

シェフ「それで?」

カナタ「正々堂々と戦うならここで一時休戦し、ポケモンを回復させるまで待っていてくれないか?」

シェフ「ふむ……」


↓1 安価
1~50 いいだろう。戦うまでに一服いいかな?と煙草を出した
51~75 何を世迷い事を、と呟くとボールを握りしめた
76~99 条件がある、と笑みを浮かべた

>>452
↓1 安価 ではなく コンマでしたね。失礼しました。



シェフ「いいだろう。戦うまでに一服いいかな?」シェフは煙草を出した。

相手が話の通じる敵で良かった。私は早速エーフィを取り出した。

手持ちの回復アイテムはもう残り少ない。元気の欠片を使って、なんでもなおしは温存しつつ眠ってしまったシャワーズは木の実で……


↓1 コンマ2桁
ゾロ目でイベント回避

上げます。コンマ下。

※ダイレクトアタックイベント回避
※ダメージ残存が0になりました。


シェフ「さて、そろそろいいか」

ポケモンの回復が終わったころシェフが丁度声をかけてきた。

もう手持ちに回復アイテムはない。なんとかあと2人を倒さなければ、活路は……

シャワーズ「ねえ、カナタくん」

丁度治療が終わったばかりで出したままだったシャワーズの声が震えていた。声の方向に振り向くともう一人、男が立っていた。

最後の一人、ポケモンはかせだ。

シェフ「シェフは匂いを気にする仕事なんだ。仕事中に煙草を吸うわけないだろう。仕事が終わるから一服させてもらったんだ」

シェフ「ただで回復させると思うか?回復に夢中になってる間にもう一人呼ばせてもらったよ。2人なら簡単に事は運ぶだろうからな」

ポケモンはかせ「ホッホッホ、あんまり大人を舐めるもんじゃないな。カナタくん」

ダブルバトルで確実に仕留める気か。

カナタ「2体1なんて卑怯じゃないか」

シェフ「世迷い事を……それなら草むらに隠れて仲間を闇討ちするトレーナーの方が卑怯だと思うが」

私はシャワーズを手持ちに戻した。

シェフ マサミツの手持ちの数は?
↓1コンマ一桁
1、7 1匹
2、8 2匹
3、9 3匹
4、0 4匹
5 5匹
6 6匹


実力
↓2コンマ2桁 敵の強さ
70で実力ほぼ拮抗。数値が高いほど強い。

ポケモンはかせ ボルグの手持ちの数は?
↓3コンマ一桁
1、7 1匹
2、8 2匹
3、9 3匹
4、0 4匹
5 5匹
6 6匹


実力
↓4コンマ2桁 敵の強さ
70で実力ほぼ拮抗。数値が高いほど強い。



今日はここまでで。
なかなかブイズを絡ませる機会がなくて辛いですね……

「君には一足先に 俺の美の千年王国を体験してもらおう」

ポケモンはかせ の ボルグ と シェフ の マサミツが現れた。ボルグ手持ち:2匹 マサミツ手持ち:4匹

ボルグはビリリダマを、マサミツはハガネールを繰り出した

ビリリダマ「馬鹿め」

ハガネール「ヤベー……トびてぇ……」

カナタ「サンダース、エーフィ、行こう」

エーフィ「ほいきた」

敵の様子を伺う。ビリリダマとハガネール、どちらも油断しなければ勝てる相手だろう。

ハガネールとのタイプ相性や様子も気になるので初っ端からサンダースは代えて戦おう。

こちらの手持ちより敵の手持ちの合計が少し多いことや手持ちの回復アイテムがもうないことが気にかかったが、おそらく問題はないだろう。


(13+30)+20(敵の手持ちの数が単純計算で2匹多いので)=63
120-63=57
↓1 コンマ2桁
57以下で勝利

↓2 コンマ2桁
7の倍数の時追加マイナスイベント発生(追加判定あり)

問題なく勝てた。回復アイテムは全く要らなかった。もしシングルバトルだったとしてもエーフィ一匹で6匹のポケモンを倒せたかもしれない。

ポケモンはかせは他の3人と比べるまでもなく弱かった。シェフの男の足を引っ張っていたといっても過言ではない。

「ば、化け……物……」


カナタ WIN
賞金 2000円を手に入れた!

バトルが終わった直後、ポケモンはかせは白目を剥き、シェフの男は別人のように痩せ細り、仲良く同時に倒れた。

シャワーズ「……どしたのこの二人」バトルが終わったのでシャワーズがボールから出てきた。

私はかぶりを振った。私にもわからないのだ。

シャワーズ「とりあえず、木陰にでも移動させてあげようかな」

エーフィ「日射病で倒れたら可哀そうだしね」

カナタ「……既に倒れてるのにこれ以上どこをどう倒れるんだ」

エーフィ「あっ、確かに一理ある」

その時草むらから這い出てくる人影があった。

ウサエ「あらま、やっぱり3人とも、いえ、2人と1体ともダメだったのね」

先ほどのじゅくがえりが近づいてきた。

ウサエ「他のやつも劣勢ですぐ逃げ出すし、どうしたものかしらね。リョウに連絡して迎えに来てもらおうかしら」

カナタ「あの……」

ウサエ「あらカナタくん、丁度いいところにいるしこの二人画廊まで運んでくれないかしら」

カナタ「……そう言ってまた」

ウサエ「冗談よ」

そういってウサエは二人の体を引きずり始めた。じゅくがえりらしくない腕力である。


↓1 自由安価
ウサエに何か話を聞こうか?
YES(内容指定。コンマ2桁が2と3の倍数の時成功)
NO

今日はここまでで。

口を開きかけて、やめた。

トードのようにガセネタを掴まされる可能性もあるし、情けで回復させてもらった上に情報まで貰おうとしては情けないことこの上ない。

敵を簡単に信用するではない。

ウサエは人を引きずり、草むらに消えた。これが鼻歌でも歌っていたなら映画の中のサイコパスが少女に転生したようにしか見えないだろう。


好感度減少判定
↓1 コンマ1桁×5
グレイシアの好感度減少

↓2 コンマ2桁
15の倍数の時、イベント発生

【現時点での好感度一覧】
シャワーズ:98
ブースター:100(MAXのため好感度下降一度のみ半減)
サンダース:44
エーフィ:68
ブラッキー:45
グレイシア:47
リーフィア:100(MAXのため好感度下降一度のみ半減)
ニンフィア:59
イーブイ:69

マコト「すまない。加勢しようかとも考えたが、ブイズを警察に預けてもし警察がグルだった可能性があったら、と考えてな」

建物から出てきて開口一番がこれだった。

カナタ「別にいいですよ。通報とか、追われてる事とか、色々事情は話してくれたんですね?なら警察が」

マコト「事情は話した。ところが、だ」マコトさんが横顔を寄せた。身長差があるので、少しかがむ。

マコト「警察署が何者かに襲われてている話は既知であろうな」

かぶりを振ると「命拾い、だな」と返ってきた。

マコト「相当の強者のようでな。詳しくは分からないが、しばらくは警察署を頼れない可能性が高い」

警察がやられたなら相当だ。敵はそれほどまでに大きいのか。

マコト「敵はおそらく(>>474)という組織だ。巡査が電話口で言っていたのを聞いた。聞いたことは」

カナタ「ありません」

うむ、とマコトさんは腕を組み、悩む。

カナタ「とりあえず、チヅルさんを安全な場所に運びましょう。話はそれからです」

マコトさんが頷いた。時間は待たない。敵の手に落ちたグレイシアを想い、私の胸は痛んだ。


>>474
敵組織の名前

今日はここまでで。
安価下

目の前に広げられた地図を見て、ブラッキーが顔をしかめた。

ブラッキー「この中から探すの?」

カナタ「現時点で近くて敵が潜んでそうな場所を片っ端からピックアップしたからね」

エーフィがあいまいに相槌を打ち、同じく顔をしかめた。

交番内で私とマコトさんとチヅルさん、グレイシア以外のブイズが集まり昼食兼作戦会議がてら休憩させてもらった。気づけばもうすっかり正午を過ぎている。

当初マコトさんが「家が一番安全だ」と言っていたが、先日の偽鍵騒動を思い出し反対した。油断はできない。

シャワーズはチヅルさんを心配し、119番を押して病院へ行くことを主張したが、やはりどこに敵が潜んでいるかわからない以上、病院も行くことを避けたい。

警察ですら襲う敵なのだ、病院などわけないだろう。

それじゃあどこへ行こうか、と困っていたところ、リーフィアが「交番じゃダメでしょうか……」と発言。巡査に許可を取り交番に少しの間だけ匿ってもらう運びとなった。

心の広い警官で助かった。

会議の内容は敵の本拠地についてだ。

交渉するにしても対決するにしても敵と接触する以上、向こうから襲われるのを待つよりこちらから出たほうが被害が防げるし早くグレイシアを取り戻せるだろう、という判断である。

もっとも、現時点で相当苦戦させられてる時点で交渉せず対決するという選択肢は茨の道だが……

手分けして探すのは危険なので一つ一つ怪しい場所を潰していく方針にした。

私たちより早めに昼食を終わらせたチヅルさんはしのさんと連絡を取った。

マユとも連絡を取りたいが、電話がかからない状態だ。何かあったのかもしれない。あとでもう一度かけてみよう。

カナタ「まず可能性が高いのが画廊、ニンフィアたち家待機組にも伝えた通り、私たちはここで襲われた」

カナタ「ただ、エボルブが物を用意していたところを見ると画廊はエボルブとずぶずぶな関係が高い。危険度は一番高いとみていいだろう。それに一度敵がいることはこちらにばれているため、重要人物やグレイシアはいない可能性がある」

カナタ「続いて廃墟。エボルブが潜んでいそうな可能性がある4つの建物をピックアップした」

カナタ「エボルブが画廊にいたということは隣町の大美術館も怪しいと思ってこっちもリストに入れた」

カナタ「そして敵がドラッグの売買をしているなら、路地裏も怪しいんじゃないかと考えていれた。噂では、この前の暴れた薬物中毒者も路地裏で見つかったんですよね」

警官「……守秘義務があるので詳しくは話せません」

忘れていた。すみません、と小声で謝った。

さて、こちらからまず向かうべきはどこだろうか?


↓1 安価
向かう場所について

画廊
廃墟
・廃病院
・廃校
・ビル
・洋館
大美術館
路地裏

↓2 安価
方針について

戦力を集め対決する
交渉をしてグレイシアを取り返す
敵の目を盗んで忍び込み、グレイシアを奪取する
その他(要内容記述)



安価だけ出しておきます。

カナタ「廃墟に行こう。4か所、どれか一つに絞るつもりだったが相手の規模がわからない以上、虱潰しに探すべきだ」

リーフィア「あの……」

エーフィ「どしたのどしたの」

リーフィア「敵の目的ってなんなんでしょうか……」

カナタ「敵の目的?それはニンフィアだと思うけど……」

リーフィア「本当にそれだけなんでしょうか」

リーフィア「ポケモン一匹捕まえるためだけにこれだけ執拗に襲ってくるのは……おかしいかなって」

確かに妙である。最初の段階でグレイシアではなくニンフィアを最初から掏っていれば事態はここまでややこしくならなかったはずだ。

加えてミキオが買った場合の条件としてブイズ『すべて』を要求した点も謎だ。もしニンフィアだけが必要なら要求は一匹でもいい。

他にも狙っているブイズがいるのか?

横目で交番の主を見る。

この人はもしかしたら何か知っているかもしれない。だがこの人にも仕事がある。法の番人はそう簡単に守秘義務を反故にはできない。

諦めて視線を場に戻した。

カナタ「情報が足りてないけど、でも時間は待ってくれない。すぐに戦力を集めて倒しに行こう。グレイシアも辛い思いをしているはずだ」

シャワーズ「交渉はいいの?」

ブラッキー「これだけ派手に戦っといて今更交渉しましょう、ってきついんじゃない?」

それもそうか、とシャワーズは納得したようだ。


↓1 パーティ変更可
(グレイシア以外)手持ちのポケモンが揃っているので連れていくブイズを変更できます。
最低1匹最大6匹です。左から順に指定したポケモンの並びにします
間違いなく連戦になるので勝ちに行くなら6匹推奨です(※コンテニュー狙いは別)

再安価↓1
※最低1匹最大6匹です。全員は8匹なので2匹オーバーです。

↓1 廃墟はどこから回ろうか?
・廃病院
・廃校
・ビル
・洋館

↓2 グッドイベント
1~33 偶然交番を訪れた○○○と会う
34~66 マユ無事+父から贈り物
67~99 マユ無事

今日はここまでで。多忙のため少しの間更新遅れます

>>469
× 敵を簡単に信用するではない。
○ 敵は簡単に信用しない方がいい。

夜少し更新します
最近キーボードのアールとワイが死んでるので誤字があったら遠慮なく言ってください

さて、手持ちはどうすべきか。

万が一があってもいいようにエーフィ、シャワーズ、ブラッキー。

なにか迷いがあるのかもしれないが頼りにはなるサンダース、あとは……

ニンフィア「カナタ」

ひょ、と机の上にニンフィアが乗った。私の目の前に立ったことになる。

ニンフィア「パーティはもう決めたの?」

カナタ「いや、これからだが」

ニンフィア「じゃあ、ボクも連れてってくれる?」

ブラッキー「正気?」

サンダース「なんで狙われてるのに一緒に行くんだよ。捕まるぞ」

ニンフィア「逆だよ。捕まらないためにも敵の目的を確かめる必要がある。そのためには敵がどんな目的で動いてるか知らなきゃいけない」

ニンフィア「それにさ、へへ、もし敵に捕まりそうになったら、最悪ボクとグレイシアを交換にすれば被害は最」

ブラッキー「ふざけないで」

ブラッキー「そんな自己犠牲認めない。そんなことして誰が喜ぶと思ってんの?自分よりグレイシアの方が大事だと思ってんの?」

ニンフィア「最悪の場合だよ、最悪の場合」

ブラッキー「そん」

ブラッキーはまだ何か言いたげだったが、割って入った。

カナタ「落ち着けブラッキー。ニンフィア、本気で言ってるの?」

ニンフィア「グレイシアと交換云々はほぼほぼ冗談だけど、他は本気だよ」

サンダース「冗談言ってる場合かよ」

カナタ「ニンフィア、捕まって酷い目に遭うかもしれないんだぞ?」

ニンフィア「覚悟の上だよ」

シャワーズ「ニンフィア……」

ニンフィア「……ボクが行かなかったとして手持ち全員、6匹入れるならどういうパーティにするかカナタくんの立場に立って考えてみたんだ」

ニンフィア「シャワーズ、ブラッキー、サンダース、エーフィこの4匹を確定として、ブースターも連れてく。話で聞くとミキオの切り札が草タイプらしいからね」

おおむねニンフィアの考えの通りだ。ブースターはまだ考えてなかったが……

ニンフィア「残りはボクとリーフィア、イーブイだけど……イーブイは戦闘経験が少なすぎるし、そうなると残りは2択」

ニンフィア「リーフィア」

リーフィア「は、はい」

ニンフィア「リーフィアは強敵と渡り合える自信はある?サンダースやブラッキー、シャワーズなんかを簡単に倒しちゃう敵とさ」

リーフィア「それは……」俯いてしまった。

ニンフィア「分かった?もう答えは出てる。6匹連れて行くならボクを連れていくしかないってこと」

リーフィア「すみません」

ニンフィア「謝らなくていいよ。ボクだって、ホントはリーフィアと同じく辛いし怖いよ……でも、目的もわからずカナタくんが負けて、みんなが死ぬのはもっと辛いし怖いんだ」

ニンフィア「だから、リーフィアの代わりにボクが敵と向き合う。対峙する。負い目なんか感じなくていい。リーフィアはその分、イーブイを守っててくれる、かな?」

リーフィア「私は……私は……や、やります!!!」少し顔が上気している。ニンフィアが微笑みつつ頷いていた。

ニンフィア「話を戻すけどそういうわけでカナタくん、連れてってくれるかな」

カナタ「……わかったよ」

ブラッキー「ちょっと?!」

カナタ「最悪の結果は絶対に起こさせない」

ブラッキー「……シャワーズはどう思うの?」

シャワーズ「ごめん、わかんない」

ブラッキー「わかんないって……」

シャワーズ「最初は反対だった。けど、ニンフィアが戦うって言うならそれを尊重した方がいいかなって思い始めた。だから『私は』決めらんない。ずるい答えでごめん」

エーフィ「そだねー。結局、行っても行かなくても自分の選ばなかった道後悔しそうだし、ニンフィアが後悔しない選択にした方がいんじゃね?ってのはあるよね」

ブースター「同じこと言おうとしたのに……ごめんなさい、同じ意見です」

ブラッキー「……イーブイは?」

イーブイ「よくわかんない。でも、お姉ちゃんが行くって言うなら……」

サンダース「ニンフィア、さっき敵と向き合うって言ったよな」

ニンフィア「うん」

サンダース「俺は行かない方がいい派だ。けどよ、確かにパーティの点から考えればお前の言うことも一理ある」

サンダース「……まともに向き合いさせはしないからな。まともに敵の目の前に出したら、それこそ狙う的になっちまう」

サンダース「ボールから滅多に出ずに、戦闘は俺たちに任せろ。向き合うのは、敵の目的とだけにしてくれよ」

ニンフィア「分かってるよ。というか、バトル自体そこまで自信はないしね」

はあ、と大きくブラッキーが息を吐いた。

ブラッキー「みんなしてどうかしてる。ニンフィア狙われてるんだよ?」

ニンフィア「ブラッキー」

ブラッキー「なにさ」

ニンフィア「ありがとう」

ブラッキー「はあ?」

ニンフィア「ブラッキーがそこまで強く反対する気持ちもわかるよ。だって、グレイシアだけじゃなくボクまで奪われちゃうかもしれないもんね」

ニンフィア「心配してくれてありがとう、でもボクは大丈夫だよ。ボク一匹で戦うわけじゃないし、みんながついてる」

ニンフィアはブラッキーの元まで歩み寄ると額をくっ付けた。触覚を背中に伸ばして軽く抱きしめてもいた。

ブラッキー「……別に……そんな心配してないし」

ふ、とサンダースがにやける。

サンダース「さっきまでの勢いはどうした」

エーフィ「心配なら『行かないでハニー!』って言えばいいのに」

ブラッキー「あ゛ぁ゛!?」

エーフィ「うー怖」

イーブイ「ブラッキーお姉ちゃんって、ニンフィアお姉ちゃんのこと好きなの?」

サンダース「おら誤解してんぞー?」

ブースター「ブイズのみんなが好き、じゃないかな……?LOVEじゃなくて、LIKEだと思う」

シャワーズ「喧嘩にさりげなく仲裁に入ったり、年下の子が不安にならないように配慮したり、仲間思いだよね」

サンダース「あいつで裏で細かいことに気を遣いすぎ配りすぎなんだよなー、いいとこでもあるけど」

シャワーズ「ブラッキーホント毒舌いい子」

ブラッキー「うるさいうるさいうるさい!そこ!リーフィア!笑顔にならない!!」

ブラッキー「ああ、もう……ああ、もう!勝手にしてよ、もう。勝手に捕まってれば!?もう!!!」

不貞腐れてそっぽを向いた。

パーティは決まった。イーブイたち2匹を預けてから、回復させて廃校に向かおう。

その前にマユと連絡がつけばいいが……

保育士B「あれ?カナタくん?やっほ」

交番に先輩が入ってきた。

マコト「……何奴」

チヅル「カナタさんの職場の先輩ですよ」

マコト「成程」

保育士B「何してんの?」

カナタ「……ポケモンがいなくなりまして」

嘘は言ってない。グレイシアがいなくなったのは本当だ。

保育士B「そっか、家出?」

あいまいに首を動かし「どこへ消えたのか探してるんです」と続けた。

カナタ「先輩はどうしてここに?」

保育士B「落とし物拾ってね」

警官「受理します。書類を作るのでお時間いただけますか」

保育士B「はい。あ、そうだ。カナタくん、これいる?」

カナタ「……これは?」

保育士B「いやぁ大したものじゃなくてごめん。木の実なんだけどさ、私トレーナーじゃないし持ってても意味ないかなって思ってさ。あげるよ」

カナタ「ありがとうございます。」


オレンの実を手に入れた!

↓1 実を誰かに装備しますか?
(装備する場合はブイズの名前を書く、装備しない場合はいいえでお願いします)

↓2 廃校へ行く前にポケモンセンター以外の施設へ寄りますか?
(寄るなら安価で指定。寄らないならいいえでお願いします)
(グレイシアの好感度減少コンマとトレーナー遭遇コンマが追加されます)


風呂中断。

ポケモンセンターへ寄った後、廃校へ向かった。

敵がいるか目を光らせていたが、それらしいトレーナーはいなかった。

マユとは連絡がつかなかった。

何かあったのかもしれないが、どこにいるか分からない以上下手に動き回るのは危険だ。

というわけで向こうから連絡が返ってくるのを待つことにした。

昼下がりだが、廃校は不気味に見えた。

チヅル「廃校……ここが怪しいんですね」

カナタ「マコトさん、ついてきてよかったんですか?」

マコト「家のことか、問題ない。信頼できる奴に任せてきた」

シャワーズ「ね、あれ!」

シャワーズが示した方を向いた。

3階だろうか?何かが窓際から離れた気がする。

私が見たのに釣られ、マコトさんもチヅルさんも窓を見た。

チヅル「何か、いたような……」


↓1 探索方針を決めよう
1階から丁寧に探していく
何か動いた3階に真っ先に向かう
二手に分かれ、1階から探索組と3階から探索組とに分ける(要指定)
その他

今日はここまでにしておきます
安価下

カナタ「1階から丁寧に探していこう」

いかにも何か出そうな雰囲気だが、ゴーストタイプのポケモンが出てもこちらにはブラッキーがいる。なんとかなるはずだ。

私は空いている玄関口から入った。

ガラスが割れているからか、砂利を踏むような足音がする。


↓1 コンマ2桁 遭遇判定
10以下でイベント発生

1階を回り、1年生の教室、2年生の教室や理科室、体育館などを回ったが何も収穫はなかった。

チヅル「グレイシア、いませんね」

カナタ「……そうですね」


さて、これからどうしようか?
↓1 安価(+コンマ)

①1階をまだまだ探そう(コンマが3の倍数の時何かを見つける)
②2階を探そう
③3階に何かがいた気配がする。3階へ急ごう
④ここにはいないのかもしれない。ここを出よう

2階を探そう。1階に何もなかったとしてもまだ上に何かあるかもしれない。

カナタ「上へ行きましょう。誰かいると思います。もしかしたらエボルブの残党かも」

退屈だったのか、ブースターが欠伸をした。見られているのに気づくと慌てて口を閉じた。


↓1 コンマ2桁 遭遇判定
10以下でイベント発生

3年生と4年生の教室、図書室、視聴覚室などを回ったが収穫はなかった。

この廃校は3階建てだ。何かいるとしても3階だろう。

サンダース「なあ、カナタ」

カナタ「どうした?」

サンダース「3階に何かいたのを見たんだよな?その時、こっちは向こうに気づいたけど、向こうはどうだったんだ?こっちに気づいてたか?」

カナタ「……ごめん。わからない」

サンダース「そうか。じゃあもし3階にいたやつがこっちを見てたら」

シャワーズ「見てたら?」

サンダース「向こうが隠れるか、もう逃げ出してるか、最悪襲ってくるか待ち構えてるかはしそうだな」

3階に上るなら覚悟をしておくべきだろう。


↓1 安価+コンマ
①2階をまだまだ探そう(コンマが3の倍数の時何かを見つける)
②3階へ向かおう
コンマが3の倍数時、???と遭遇。
コンマが01、もしくは3の倍数+1の時、???は隠れている。
コンマが02、もしくは3の倍数+2の時、???は既に逃げ出している。
③ここにはいないのかもしれない。ここを出よう

戦闘を警戒しつつ、3階へ向かった。

5年生と6年生の教室、家庭科室などを回ったが、何かいる気配はなかった。

念のため手分けして探したものの、人っ子一人、ポケモン1匹いない状況だった。

チヅル「アテが外れましたね」

カナタ「……そう、ですね」

シャワーズ「嘘は言ってないよ!ホントに何かいたんだって」

カナタ「いや疑ってはいないよ」

エーフィ「トト○いたもん!」

サンダース「ンなわけねーだろ!」

サンダース「多分、俺たちが入っていくのを見て窓から飛び降りたりそらをとぶ使ったりして逃げたんだろ」

ブースター「何をしてたんでしょうね……」


↓1 行動安価
①3階に何か手掛かりが残されているかもしれない。もう少し探そう。(コンマが3の倍数時に何かを見つける)
②ここには手掛かりは残ってないだろう。ほかの場所へ行こう
(↓より選択)
画廊
廃墟
・廃病院
・ビル
・洋館
大美術館
路地裏

この場所に何かがいた、としても果たしてそれが本当にエボルブの関係者だったのかは怪しい。

無関係の誰かがいただけかもしれない。そう考えるとこのまま廃校に居続けるだけでも時間の無駄に思えてくる。

ではどこを探すべきだろうか

カナタ「引き返して画廊に行こう。あそこでグレイシアをすられたわけだから、関係者がいなくてもミキオのことを目撃している人はいると思う」

シャワーズ「そうだね。このままここで待ってても意味ないだろうし」

私たちは急いで階段を降り始めた。


好感度減少判定
↓1 コンマ1桁×5
グレイシアの好感度減少

↓2 画廊の様子は……
1~33 先程と変わった様子はない
34~66 先程より人が少ないように見える
67~99 入り口にガラの悪そうな集団がいる

【現時点での好感度一覧】
シャワーズ:98
ブースター:100(MAXのため好感度下降一度のみ半減)
サンダース:44
エーフィ:68
ブラッキー:45
グレイシア:17
リーフィア:100(MAXのため好感度下降一度のみ半減)
ニンフィア:59
イーブイ:69

↓1 コンマ2桁
ゾロ目追加判定(追加でゾロ目があった場合無効)
1~33 昇格。『先程と変わった様子はない』に内容変化
34~66 入り口には見覚えのある人物がいた
67~99 通常判定。『先程より人が少ないように見える 』のまま

画廊は先程より人が少ないように見えた。

書道展はまだやっている様子だが、催し物が終わったのか賑わいはない。

チヅル「エボルブが地下2階にいたので、地下に行けば何か分かるはずです」

マコト「待て、上から順に探していこう。その方が確実だ」

チヅル「でも、遠回りして地上階から探していってグレイシアを逃すより先に敵がいた下に行った方が……」


↓1 安価
上から探していこう
地下2階に急ごう

カナタ「悠長に構えてはいられないよ。地下に痕跡が残っている可能性があるなら消される前に急いだほうがいいと思うし」

マコト「……一理あるな」

私たちは階段で降り始めた。勿論、ブイズは階段を降りる前にボールに戻している。

何があるかは分からない。何か痕跡があると認めた時だけニンフィアを出そう。

背後をチヅルさん、戦闘をマコトさんに任せながら階段を下りていった。


↓1 地下2階通過イベント判定
1~10 なし
11~66 エボルブ関係者と遭遇(追加判定)
67~99 アイテムを拾った(重要アイテムかは追加判定)
※ゾロ目でさらに追加判定

>>516 訂正
×地下2階通過
○地下2階到達

↓1 コンマ判定
遭遇したエボルブ関係者
1~33 イエ(一般構成員)
34~66 ミキオ(幹部)
67~99 ???(幹部)

地下2階、確かこの部屋だった。

ニンフィアへのお試しという名目で彫刻刀を渡されそうになった部屋である。

ドアを開けようとしてなんとかマコトさんが頑張ってみたものの、扉は開かなかった。

マコト「……ふむ」

カナタ「ドアを壊すわけにはいかないし、カギを……」

チヅル「なら私が貰ってきます」

ミキオ「その必要はありませんよ」

階段から聞こえた。上から下りてくる声、グレイシアを奪ったあの男の声だ。

一段、一段と階段をゆっくりと足音が下りてきている。

マコトさんがドアから離れ、振り返った私の前に立った。

ミキオの実力は知っている。もしかしたらチヅルさんとマコトさんの二人がかりでも敵わないかもしれない。

ミキオ「先にお揃いでしたか。いやあ、カナタさん。逃げないでくださいよ。あの時した約束と違うじゃないですか」

カナタ「スリの次は盗み聞ぎか」

ミキオ「ハハハ、ここは静かな場所ですよ?声は通りやすいんです。自然に聞こえてきただけじゃないですか。そちらの声が大きかったのでしょう?」

カナタ「グレイシアはどこにいる」

ミキオ「怖いですよ顔が。見ます?モニター」

ミキオが携帯端末を懐から取り出し、操作した。私は覗きこまず距離を取ったまま敵を睨んでいた。

携帯端末になにか映像が映っている。廊下は暗く、モニターは遠くて見えない。

ミキオ「どうぞこちらへ」

チヅル「近づいたときにまた掏るんですね?」

ミキオ「はて?なんのことでしょうね。例えスリがここにいたとしても、こんなに警戒された状況で掏ってもすぐ気づかれるでしょう?それより本当に見なくていいんですか?」

私は警戒しつつミキオに近づき、モニターを覗きこんだ。

グレイシアが薄暗い部屋でぐったりしている。

床が一瞬光った。目を凝らすと赤く何かが床にぶちまけられているように見える。血でも吐いたのだろうか?

怒りが抑えきれず拳を強く握った。睨みつけていなければすぐ殴りつけそうだ。

ミキオ「私たちが偶然見つけて保護したこのグレイシア、大丈夫でしょうかねぇ」

マコト「……外道」

何をした、自然と自分の口から漏れていた。怒りで声が震えている。

隣のチヅルさんが凍り付いていた。

ミキオ「さあ、何をしたんでしょう」

私はボールを握った。

ミキオ「ああストップ」ボールを投げる2秒前だった。制止され動きを止めた。

ミキオ「本当に何も知らないんですよ、処遇は部下に任せているので」

私は大きく深呼吸した。ダメだ。怒りに任せて相手のペースに乗せられていたら思う壺である。

カナタ「グレイシアを返してほしい。お前たちの目的はなんだ?返答次第によっては3人がかりで行くぞ」

ミキオはため息をついて人差し指を左右に振った。挑発だろうか。

ミキオ「そういきりたたなくてもいいじゃないですか」



↓1 コンマ2桁
00、もしくは3の倍数 ミキオ「目的を話してあげましょう。ボスに会わせてあげます。ついてきてください」
01、もしくは3の倍数+1の時 ミキオ「もっとも、目的は話すつもりはないんですけどね」階上から足音が聞こえる。仲間を呼んだか。
02、もしくは3の倍数+2の時 ミキオ「もう怒る必要もありませんから、ね」頭上からガレキが降ってきた。(追加コンマ判定)

今日はここまでで。

ミキオ「目的を話してあげましょう。ボスに会わせてあげます。ついてきてください」

踵を返すとミキオはこちらへ、と振り向かず歩き始めた。

地下2階の他の部屋だろうか?

暗闇を歩きつつ「今不意打ちしたら話簡単じゃない?」とブラッキーが呟いた。誰も何も言わなかった。

もし今この場に他のエボルブの人間が隠れていたとしたらそれだけでピンチになるだろう。

実力行使は目的を知ってからでも遅くはない。

腰のボールを一瞥する。目的がこんなに簡単に知れるならニンフィアを連れてこなくて良かった、と頭をよぎった。

ミキオは出会った時、ニンフィアを連れてきているか私に聞いていた。

恐らくその質問をする前に私の姿を認め、私の腰のボールにも目を通したはずだ。

あの時馬鹿正直に「連れてきていない」と答えてしまった。

もしミキオが一つ一つのボールを見て覚えているなら、今度掏られるのは前回持ってなかったポケモンのボール……つまりニンフィアやブースターのボールだ。

私は念のため、気づかれないようにニンフィアのボールを腰からポケットに移した。

ミキオがある扉の前で止まり、カギを取り出した。

一見何の変哲もない白い扉だ。カギを開けると、ミキオはようやく振り返って扉を大きく開けた。

ミキオ「こちらへ」

カナタ「……これは」

扉の向こうは画廊とは大きく異なっていた。

岩肌が露出した壁面は丸く繰りぬかれ、まるで一種の洞窟のような円筒状の道が扉の向こうに続いている。

階段が下に下にと続いており、しばらく下がると真っすぐ道は先に伸びている。その奥までは見渡せない。

この画廊にこんな場所があるとは……

ミキオ「足元が悪いのでお気をつけて」

全員入ったのを確認するとミキオは扉にカギをかける。

慎重に歩みを進めつつ、ミキオについていった。

カナタ「落とし穴は」

ミキオ「ダンジョンじゃないんですから、そんなものあるわけないでしょう」

ミキオ「本当のところはここの移動にイチオク初号機から六号機までを使っていたんですよ。あなたが戦った七号機の旧型ですね。ただまあ、ちょっと野暮用がありましてね」

思い当たるのは警察署だ。

正面突破で警察署が簡単に襲撃されるとは思えない。

地下からイチオクを送り込み、混乱したところを裏口から暴走族を使って襲撃した、といったところか?

シャワーズ「長いね。何に使ってたんだろう、ここ」

ブラッキー「キノコとか?」

シャワーズ「キノコ?」

ブラッキー「そ。キノコってジメジメしてて暗いところが好きじゃない?洞窟で栽培するなら適してるんじゃないかって思って」

ブラッキー「前にある本で読んだんだけど、一部の幻覚を見せるキノコは洞窟での栽培も奨励されてるみたいだし」

シャワーズ「それって、ドラッグの、材料?」

ブラッキー「も、そうかもね。違法なものを人目につく場所で栽培するのはリスクあるし」

シャワーズ「あ、炭鉱の可能性は?クロガネには炭鉱があるし、ひょっとしたら秘密の鉱山なのかも」

ブラッキー「あー……確かにあるかも。でも多分、現役じゃなくて潰れたやつじゃない?掘ってる人見る限りいないし」

シャワーズ「掘り尽くしちゃったか」

ブラッキー「掘りつくしっぽいね」

警戒していたものの結局向こうから仕掛けてくる様子はなく、しばらく私たちは歩みを進めた。

唐突に「ここです」とミキオが私たちを留めた。声が遠くまで反響する。

道はまだ先に続いていたものの、左の岩壁は数歩先で唐突に途切れていた。コンクリートでできた壁と頼りなさげなドアが見える。

TDカードを使って扉を開け、奥へ行くミキオに続いた。今度はミキオは振り向かない。背後でカギの閉まる音がした。オートロックか。

階段が続いており、上った先にリノリウムの床とさびれた壁が見えた。

どこかのビルの内部だろうか、思い出すのは敵の居場所として睨んだうちの一つ、廃ビルだ。

ただ、内装までは見ていないので本当に目を付けたあのビルなのかどうかは怪しいところだ。

ミキオはエレベーターの前で止まる。IDカードを通すとエレベーターの表示が光った。

廃ビルと見せるために電気が通ってないように細工したのか。

地下5階を押して中に入り、扉を閉めた。

エレベーターは下がっていく。

エレベーターが止まった後、開かれたのは明るく、白い廊下だった。

地下通路は空洞音がしていたが、こちらは不気味すぎるほど何の音もしない。

床は寂れている様子はなく、むしろ鈍く反射するくらい磨かれていた。

チヅル「新しいですね」

ミキオ「さあ?」前を歩くミキオが唐突に右に曲がったので慌てて後をついていく。

止まった。ミキオは「ボス、カナタを連れてきました」とドアを開けず声をかける。

カチリ、とドアの閂が静かに開いた。

エボルブのボスの設定を決めます

↓1~2 でコンマ2桁の一番大きい方に決定します
名前:
性別:
年齢:
外見:

今日はここまでで。

>>527 訂正
×TDカード
○IDカード
安価は一つずつずれます

おーぷんから戻ってこちらで更新再開していきます。

(おーぷんまでで書いていた部分)までの簡単なあらすじ
【12日夜】再起したカナタは、13日、外出という選択肢を取らず家でブイズを触れ合う。
マコトのポケモンと会話ができない疑惑をなんとか晴らしたカナタは、エーフィと触れ合おうと部屋まで赴く。

13日朝時点での所持金3774円

泣いていたのだろうか、エーフィの瞳は少し潤んでいるように見えた。

カナタ「……マコトさんの話、聞いてたのか?」

エーフィ「違うの。何でもない。怖い夢見ちゃってて……」私の服で顔を拭う「マコトさんの話って何?」

カナタ「何でもないよ、世間話だ」

私も抱き返す。こうして抱き返してみるといかに彼女の体が小さいかがわかる。

カナタ「どんな夢だったんだ?」

エーフィ「カナタ、例えばさ」

カナタ「例えば?」

エーフィ「あの、ポケモンリーグで負けた時のこと、負ける瞬間を何度も夢で思い出しちゃったら、どう?」

カナタ「ああ」

今でも鮮明に覚えている。ポケモンリーグで私が敗れたあの日。

相手は四天王のしゅうへいだった。

シャワーズが負け、サンダースも敗れ、次々に屠られていった後、最後に残った手持ちがエーフィだった。

あの日、目の前で仲間であり、友達であるブイズたちが敗れ去っていくのを私の間近で見ていたのが彼女だった。

エーフィ「いつもいつも、みんなが倒れていくの……何もできないの……」

言葉を切って顔を伏せた。また思い出してしまったのだろう。

カナタ「エーフィ……」


↓1 どう話しかけようか?
「私もね、今日怖い夢見たんだ」
「終わったことだよ。エーフィ。それに今、夢じゃない現実はみんな元気でいるだろ?」
「エーフィ、あの時は仕方なかったんだ。君が何度も後悔する必要はないよ」
「泣きたいなら思いっきり泣くのがいいよ。そうすれば、涙と一緒に少しは辛かった過去も忘れられるかもしれないし」
自由安価(要記述)

カナタ「私もね、今日怖い夢を見たんだ」

エーフィ「そうなん?」

カナタ「うん。しかもその内容を覚えてないんだ。誰かに何かを呼びかけられているような夢。対処しようがないよ」

カナタ「ただ、今の話を聞いて……もしかしたら、夢で私とエーフィが繋がってて、エーフィが夢で助けを求めてたんじゃないかな、って今ふと思ったんだよ」

カナタ「その、なんだ、辛い想いをしてた時に気づけなくて、ごめん」

エーフィはそのくりくりした目で私をじっと見た。涙は止まっていた。

しばらく見ていた。

そして鼻でふっ、と短く息を吐いた。

エーフィ「……朝と今とじゃちょっと時間ずれてるのけど……」

カナタ「うっ……いや、まあなんだ、多少時間ずれたかもしれないけど」

エーフィが私の顔を脚で押してきた。

エーフィ「うり~小顔ローラ~」

カナタ「えっ、何」

エーフィ「カナタって謝るのLOVEなの?別に私が一人で勝手に苦しんでただけなんだから、謝んなくてもいいのに。ねー」

傍らの身代わり人形を頷かせるように動かす。裏声で「ソウダヨー」と言わせるおまけつきだ。

カナタ「あのなぁ、俺は辛そうなエーフィ本気で心を痛めて」いいつついつものエーフィが戻りつつあるのに気が付いた。

エーフィ「むしろ逆に謝られて何ー?ってだけだよ。しかも『殆ど覚えてない』『夢』で助け求められてた『かもしんない』とか、何ー?って感じ」

カナタ「……まあ、そうだけど」

エーフィは小さく、メソメソ泣いててごめん、と呟いてから

エーフィ「湿っぽい話はなしにしようぜ、旦那。お互い嫌な夢見たね、で終わりにしようよ」明るく前を向いた。いつもの彼女だ。

カナタ「お、おう」

エーフィ「辛かったな兄弟!小顔ローラーの刑だ!うり~」再び顔を脚で押してきた。

カナタ「旦那じゃねーのかよ!てかこの、やったな!小顔ローラー返しの刑だ!おら~辛い気分吹きとべ~」私もエーフィの横顔に返した。

エーフィ「そっちも吹き飛べ~」

カナタ「おら~」

エーフィ「うり~」

グレイシア「そういうのが流行りなの?」

グレイシアがいつの間にか部屋に入ってきていた。驚いて二人とも手を止める。

カナタ「あ、いやこれは」

エーフィ「そうでーす!トゥギャザーやろうぜ~!小顔ローラー」顔を何度も脚で押してくる。

カナタ「あ、こら」

やり取りを見ていたグレイシアがぎこちない笑顔で、仲いいのね、と呟いてからドアの向こうに引っ込んだ。

あんなぎこちない笑顔する子だったのか、グレイシア。

恐らく夕飯の呼び出しをしようとしてたのだろう。私はエーフィを持ち上げて「もうご飯っぽいよ、ローラーくん」とわざと間違えて言った。

エーフィ「えーローラーじゃなくてエーフィだし」

カナタ「さっきからローラーローラーうるさいからね」

エーフィ「ちぇー」

私の腕から抜けて、じゃ、行こっか、と一瞥した。笑顔だった。

部屋を出る瞬間「ありがと」と小さく聞こえた。顔は見えなかったが、確かにそう聞こえた気がした。


↓1 コンマ一桁×2 エーフィの好感度上昇





今日はここまでで。次は明日か、ダメでも明後日更新します。

へい

>>541時点での好感度一覧】
シャワーズ:100
ブースター:100
サンダース:56
エーフィ:86
ブラッキー:57
グレイシア:80
リーフィア:100
ニンフィア:68
イーブイ:75

今日はオムライスだった。

グレイシアが描いたのかそれとも私の隣に座っているブースターが描いたのか、表面にハート形にケチャップが塗られている。

シャワーズ「さっきのアニメの話だけどさ、主人公たちが偶然集められて宇宙に放り出される……ってそんなことないよね。多分主人公だけ、とか仲間の一人だけ、じゃなくて全員何かに狙われてる気がするんだけど」

サンダース「少年少女集めて殺そうとしている奴か、にしたってそんな少年少女に恨み持つ奴がいるか?」

シャワーズ「うーん、わかんない。なんかミッシングリンク的なことがあって、共通点があって殺そうとしてるのかも」

サンダース「ミッシ……なんだ?」

シャワーズ「ミッシングリンク。見えない繋がりみたいな感じかな?なんか一見無関係に見える物に、実は共通点があった……みたいな」

リーフィア「この前の……あの、ミステリーアニメの……S・Kのイニシャルの人をすべて殺そうとした犯人もあれもそうじゃないかと」

サンダース「あー。あれかぁ、確かにあれもそうだな」

ニンフィア「なんかさらっと主人公の凄みというか、ヤバさスルーされてる気がするんだよね」

シャワーズ「度胸あるよね、というかハートが強い」

私は見ていないので分からないが、先程アニメの鑑賞会をしていたようだ。

私は食事の手をとめ、スマートフォンを弄っていた。

イーブイ「お兄ちゃん、何してんの?」

カナタ「美術商の人と連絡を取っててね。(>>544)日後に来れるんだって」

イーブイ「ふーん」

カナタ「冷めちゃうよね、ごめん。食べよっか……あれ?ブラッキーは?」

ブラッキーが珍しく食卓にいない。席が空白になっている。

ブースター「グレイシアに頼まれて呼びにいったんですけど、返事がなくて」

カナタ「チヅルさん、マコトさん、外にポケモン誰か出ていきました?具体的にはブラッキーとか」

マコト「見てないな。シャワーズが食品を買いに外出した程度か」

チヅル「知りませんね」

少し気になったが、もしかしたら自室で寝ているだけなのかもしれない。

チヅル「あの、カナタさん」

カナタ「なんでしょうか」

チヅル「カナタさんには悪いと思ったので、これを」封筒を渡してきた。

カナタ「……これは?」

マコト「二人分のポケモンの食事代だ。私達二人分の食事代は会社から必要経費としてツクモ殿に支払われるが、ポケモンの方はそれがないのでな」

チヅル「ただでずっとご飯を食べさせていただくのも悪いので……」

父が契約について管理しているので、父に渡してほしかったがこの場にいないので受け取った。

早く何者かに狙われる生活が終わってほしい、そう切に感じた。



>>544
美術商が家に来る日数(数字一桁で指定してください)

>>545
(~夕食後~)
ブイズを部屋に呼びます(一匹選択)

2

安価一つずれてましたね…

【日記を書く】?↓1 
YES/NO

セーブしました。
【13日夜】

サンダースを部屋に呼んだ。

呼ばれると思っていなかったようで、遅れて部屋に入ってきた。

サンダース「おう、どうした?カナタ」

カナタ「いや、最近あんまり呼んでないと思ったからね。元気してた?」

サンダース「おう、元気も元気よ。見てろ?」

その場でサンダースは飛び跳ねる。

元気さをアピールするためかそこから部屋を動き回り始めた。

カナタ「……夜だから静かにしようね」

サンダース「あ、やべ、わり」


さて、呼んだこの子に何をしようか?↓1
会話(後安価)
ボディタッチ(好感度上昇は運)
遊ぶ(好感度微上昇)
自由安価指定(好感度上下はその時々の行動による)

↓1 会話内容
①サンダースさ、普段体動かしたいってよく言ってるよね?今、ブイズじゃないんだけど、体動かしたいって言ってる子がいるんだ
②サンダースって何か好きなものとかある?
③サンダース、お前は今俺たちを狙ってきている敵についてどう思う?
④さっき見ていたアニメ、どんなのだったんだ?
⑤自由安価(要記述)

今日はここまでで。明日無理そうなので次は月曜にします。

カナタ「サンダースって何か好きなものとかある?」

サンダース「あん?」サンダースは首を傾げた「なんだぁ?藪から棒に」

カナタ「普段頑張ってるサンダースを労いたくなってね、だから好きなものを」

サンダース「あーそういうあれか。別にいいぜ、そういうの。俺としちゃあ、お前に色々恩返ししているようなつもりなだけだぜ?だから要らねーよ」

飛び乗ってた机から床に「よっ」と言いながら降りた。

サンダース「それに報酬?ご褒美?なんつーんだろな。そういうのなんかこっぱずかしいだろ?はは」

カナタ「いや、恥ずかしいとかはないんだけど……」

サンダース「そうかぁ?ま、なんだ、俺はカナタが元気にやってけてる姿が見れれば十分だよ」

カナタ「うーん」


↓1 どうする?
①なんとか言いくるめて好きなものを聞き出そうと頑張る
②『好きなもの』ではなく『好きな場所』について聞く
③好きなものではなく逆に嫌いなものについて聞く
④話を変える(>>552の他の選択肢から)
⑤自由安価(要記述)

カナタ「じゃあさ、サンダース」

サンダース「ん?」

カナタ「これは純粋に興味からなんだけどさ、好きなものじゃなくて逆に嫌いなものってある?」

サンダース「嫌いなものか……そうだなぁ」

サンダース「強いてあげるなら、おばけだな」

カナタ「ゴーストタイプのポケモン?」

サンダース「いや、ポケモンじゃなくておばけだ」

サンダース「どうにも苦手なんだよなぁ……なんつうの?霊感強いわけでもねぇんだけどおばけの耐性なくてよ」

サンダース「だってさぁ!怖くね?触れないしいきなり脅かしてくっし倒せねぇし」

サンダース「しかも出てくんの夜あんま見えないとことかでさ……てか、そういうカナタはどうなんだよ」


↓1 コンマ2桁
1~25 私も苦手だよ。馬があうね
26~75 普通かなぁ。サンダースほど怖がりじゃないけど
76~99 好きだよ、オカルト話。

明日にします
待っててくれた方、すみません

カナタ「普通かなぁ。サンダースほど怖がりじゃないけど……」

サンダース「……もしかして幻滅したか?」

私は首を傾げた。

サンダース「いやさ、俺さ……おばけ怖いとか、普段そういう風には見えねぇだろ?頑張って去勢張ってっけど、実は俺大したことねぇんだよ」

サンダース「戦いとかでよぉ、情けねぇ姿だったら結構みせてっけど……こういう弱点とか話したことなかったし幻滅したかと思ってよ」


①幻滅はしてないけど、もっと早く今の情報は聞きたかったよ
②別に大丈夫だよ。それぞれ苦手なものってあるしね
③むしろ逆に聞きたいけど、これで幻滅するような人間に見えてる?
④自由安価(要記述)

カナタ「私だって苦手なものはある。むしろそういう情報を聞けて安心したよ」

私はなるべくサンダースが気にしないように答えた。

サンダース「そうか、ならよかった」

カナタ「今まで大変だったんじゃないか?」

サンダース「大変?」

カナタ「ほら、よくブイズみんなでテレビとか見てるけど、心霊番組好きそうな子とかいない?」

カナタ「そういう時大変だったんじゃないかってね」

サンダース「あー……確かにそういう時もあったけど、でもあんま困ったことはなかったぜ」

サンダース「シャワーズにはこっそり言っておいて俺がいる時にそういう番組になりそうだったらさりげなく変えて貰ったりしてたし」

サンダース「最悪そういうやつが心霊番組見始めたら俺が席はずしゃいい訳で……」

あっけらかんとサンダースは答える。

そういえば私はブイズたちがどんなテレビを見ているか、普段よく把握していない。

どんなテレビ番組を見ているか、そういう話題の切り口もあるな、と話を聞きながらふと考えていた。


↓1 コンマ一桁×2 サンダースの好感度上昇


↓2 寝るまでにはまだ時間がある。何をしようか。
会話(選択肢は>>552。②はサンダースって何か好きなものとかある?ではなく「サンダースの好きな番組は?」に変化)
ボディタッチ(好感度上昇は運)
遊ぶ(好感度微上昇)
自由安価指定(好感度上下はその時々の行動による)

今日はここまでで。次は来週月曜以降になりそうです。

カナタ「サンダース、そういえばさ」

サンダース「ん?」

カナタ「サンダースの好きな番組とかって何かあるのか?」

サンダース「そりゃぁ……」


↓1 コンマ1桁
0~24 クイズバラエティ
25~50 ドラマ
51~75 ニュース
76~99 お笑い
(コンマ次第でサンダースと仲のいいブイズが変化します)

中断します。
安価下

サンダース「ドラマだな。一緒にブースターとよく見てんだけど、割と楽しいぜ?」

サンダース「まあアイツは恋愛ものが好きみたいだけど、俺はやっぱミステリーものだな」

サンダース「恋愛ものも悪くねぇぜ?」

サンダース「けどな、やっぱ俺はこう、先の見えない展開にワクワクしたいし、犯人と推理側との息詰まる知能戦っつうの?そういう駆け引きが楽しい話が見たいしやっぱり俺はミステリーだな」

カナタ「そうなんだ……」

カナタ「>>570


>>570
①ちょっと意外だったな
②よくシャワーズとも一緒に見るの?
③今度一緒に見ていい?
④自由安価(要記述)

2

カナタ「よくシャワーズとも一緒に見るの?」

サンダース「あん……?」

↓1 コンマが奇数でイベント発生 偶数でイベントなし

※(バッド)イベント未発生。通常進行。


サンダース「お、よく知ってんなぁ!そうだよ。アイツドラマだけじゃなくて小説とか結構読むしな」

カナタ「そうなの?あんまり本借りてこないけど」

サンダース「そりゃあお前だってシャワーズは……あ、やっべ」

カナタ「ん?」

サンダース「あーでもな、これ言っちまっていいんかなー……隠しときたいかもしんねぇしなぁ」

カナタ「え、何?」

ずいっと顔を寄せてみた。

サンダースは右前足で私の顔を押しとどめた。

サンダース「顔ちけぇっての。まあ、本人……ありゃ、本ブイズか……に俺が言ったって言わなきゃ言ってもいいけどよ」

カナタ「言わない言わない」

サンダース「その2回同じ事言って繰り返す奴で返事するとこ見ると絶対喋るわ」

カナタ「言わないから。ていうか今の凄い早口だったな」

サンダース「ま、別に大した秘密でもないし言うか。実はな、アイツいついつも町に買い出しに行ってんだろ?メシ代持ってさ」

カナタ「うん」

サンダース「俺時々体動かすためについていくんだけどよ、アイツ買い出しの時毎回毎回本屋行って立ち読みしてんだぜ?」

カナタ「毎回?」

サンダース「そう、毎回よ。で、ちまちま読んで最後まで読み切っちまうんだよ、アイツ」

サンダース「そんで、帰り道に『今日はどこどこまで読んだ~虹の童どうなっちゃうんだろ』とか『最後まで読み切っちゃったー晶吾先生って神だわー』とかなんとかかんとか色々うるさいんだよな、一緒に聞く俺の身にもなれっつーの」

カナタ「さ、災難だな」

サンダース「いやー話す内容は全然いいんんだよ。俺もそれ系は好きだし、たださぁ、話す量が尋常じゃないんだわこれが」

カナタ「ハハハ……」

サンダースが押されている様子を想像して私は少し変な笑いが出た。

カナタ「というか、その、ブイズが本屋で堂々と本読んでるのって本屋側が怒らないの?」

サンダース「ああ、本屋?なんか『野生のシャワーズが本を読みに来る書店』って逆に話題になってるんだと」

サンダース「その関係ですごい店主も寛容なんだわ。本読んでるシャワーズの隣で写真撮ってることもよくあるしな」

サンダース「俺としちゃちょっと精神図太えなコイツとは思ってんだけど、ま、本人が気にしてないっぽいしな」

カナタ「そうだったんだね。それにしても、本人や本屋が気にしてないとはいえ立ち読みで丸々読んじゃうのはダメでしょ……今度謝りにいかないと」

私がため息とともに額に手を当てたのを見て、サンダースは首を傾げた。

サンダース「え、ダメなのか?人もやってねぇかアレ」

カナタ「やってるけど本来はダメなの」

カナタ「どんな本か確認して買うのはいいけど、本を丸々一冊読んだり立ち読みで他の本を買う人の邪魔したり、立ち読みしたりした後本を滅茶苦茶な場所に置いて順番滅茶苦茶にしたり」

カナタ「最悪な客の場合立ち読みの後変な置き方して本に折り目がついたりして迷惑かけるんだから。本来は立ち読みは人もやっちゃダメなの」

サンダース「詳しいな、本屋の知り合いでもいんのか?」

カナタ「私だって本好きだよ、ほらこれ」私はベッド脇の古本屋で買ったエッセイを持ち上げてみた「だからちょっと立ち読みについては思うところがあるんだ」

カナタ「それにマユが話してくれたことあったしね。実家で働いて稼ぐの嫌だって言って本屋で一時アルバイトしてたって」

サンダース「あー、なる。にしてもそれダメだったんかぁ」

カナタ「ダメだよ……あー、なんて謝れば」

サンダース「おい、秘密にしておく話はどうした」

カナタ「あ、そうか……話で聞いたってことにできないな。じゃあ、本人が本屋で立ち読みしてる現場に居合わせなきゃな」

サンダース「はるか?」

カナタ「え、何を?暗闇でもわかるように蛍光シールとか?」

サンダース「違うっつの、はるっつったら熱さまシート!」

よっ!といいつつポーズを決める。

……?変な間が流れた。

サンダース「なんとか言えよ俺がすべったみたいじゃねーか」

べち、と叩かれる。どうやらボケたらしい。

カナタ「いや今のボケが唐突すぎて実際すべってたと思うけど」

サンダース「言うな、俺も唐突なのはうすうす気づいてたし」

言いつつちょっと赤面するサンダース。恥ずかしさからか鼻頭を左足でこすった。

サンダース「ごほん、んん。で、だ。はるっていうのはよぉ、現場での張り込み一択だろ?」

カナタ「一択ではないけど」

サンダース「そこで、お前が先回りして居りゃ万事解決ってわけだ」

カナタ「そっか、確かにそうだね」

サンダース「今度シャワーズが居ない外出時によ、案内してやるぜ」

カナタ「>>577


>>577
①頼むよ、サンダース。
②なるべく早くに頼むよ。
③サンキュ、相棒。
④自由安価(要記述)
(話の流れは変わりませんが、返事によって直後の好感度上昇倍率が変化します)

今日はここまでで。次は明後日か明々後日にします。


3

カナタ「サンキュ、相棒」

サンダース「へっ」薄く笑った

サンダース「別に相棒ってもんでもないだろ」といいつつまんざらでもなさそうだ。


↓1 コンマ一桁×3 好感度上昇

サンダース「ふぁ……もうこんな時間かよ」

時計を見た。もう寝ててもおかしくない時間だ。

カナタ「そうだね、久々に1対1だったから」

サンダース「もう寝っかなぁ」サンダースはベッドを下りて部屋を出ていきそうだ。


↓1寝る直前に何かしようか?
会話(選択肢は>>552。②はサンダース、一緒に寝てみるか?」に変化)
ボディタッチ(好感度上昇は運)
遊ぶ(好感度微上昇)

中断します。

カナタ「サンダース」

サンダース「ん?」

カナタ「一緒に寝てみるか?」

サンダース「「はは、面白れぇ冗談だな」


↓1 コンマ2桁
1~33 けど遠慮しておくぜ、そういうのは恋人同士がするもんだろ
34~66 ま、でも条件付きでってことなら考えなくもねぇけどよ
67~99 ……お前さ、あんま恋人以外にいちゃつかない方がいいと思うぜ?

今日はここまでにしておきます。
短くてすみません。次は来週月曜以降になると思います。

サンダース「けど遠慮しておくぜ、そういうのは恋人同士がするもんだろ」

そういってサンダースは出て行った。

サンダースが行ってしまった。伸びをする。シャワーでも浴びてこよう。

一人で寝るのはいつぶりだろう。

サンダースがドラマ好きなのは意外だった。てっきり、お笑い番組やバラエティ番組をよく見るものとばかり思っていた。

もしくは格闘番組とか……。

……そういえば、サンダースがここまで戦いにこだわるのは何故だろう。

エッセイを読みつつ考える。

他のブイズを見ていれば、料理を謳歌するもの、こっそりオタク趣味を楽しむもの、芸術を楽しむもの、色々いることは見て取れるはずだ。

ポケモンだから本能のままに戦う、という様子ではない。

誰か倒したい、因縁の敵でもいるのだろうか?ふと思いつく。

戦い自体が好き、というより相手との駆け引きが好きなのだろうか?ふと思いつく。

だが真相は謎のままだ。それはサンダース自身の中だけにある。

『第一俺達ゃ逃げるために生まれてきたわけじゃねぇだろ?いざって時は戦うんだよ。その身を粉にして矛にしてな』……か。

なんにしても、彼女が鍛えたいというならその意思を尊重したい。

そのためにはトレーニングを見ておくべきだし、きちんと早起きすべきだ。

私は布団を深く被った。


【14日目朝】
起床判定
↓1 コンマ2桁
0~33 早く起きれた。早朝だ。
34~66 普通に起きれた。
67~99 寝坊した。……本格的にまずい。

↓2 シャワーズ、ブースター、リーフィア、ハーレムルートが選択できます。
どちらかに進みますか?(進む場合どのルートに進むか記入。進まない場合NOでお願いします)

「ウー!ハーッ!ウー!ハーッ!ウー!ハーッ!ー!ウー!ハーッ!」

騒々しい朝だ。

カナタ「やっぱりこれ、本人に返そうかな……」言いつつ目覚ましを止めた。

起きて頭を触ると寝癖がついていた。整えるためにベッドを下りて洗面所へ向かう。

寝苦しかったのだろう。鏡を見ると落ち窪んだ眼にクマができていた。

前日悪夢にうなされたのを思い出した。二日連続で寝起きは最悪である。

私は欠伸をしつつ髪をとかし、今日のブイズのパーティーを考えていた。


↓1 起きた時間帯 コンマ偶奇判定
奇数 少しだけサンダースと歩く時間がある
偶数 運動する時間はない

↓2 【14日昼】
↓1連れていくブイズを選択してください。最低1匹最大6匹です。左から順に指定したポケモンの並びにします

急いで着替えて部屋を出る。

今なら少し走り込みする時間があるはずだ。

サンダース「おせぇぞー……ったく」

サンダースは既に玄関で待機していた。不満顔だが、少しでも走れそうなことが嬉しいようで、あまり嫌味は感じなかった。

全身から早く動きたいことが伝わってくる。

カナタ「ごめん」

短く謝りつつ家を出た。そこまで遠くまではいけそうにない。近所を軽く走りこもう。


朝のウォーキングは…
↓1 コンマ2桁

1~50 何事もなく終わった
51~75 ???
76~99 ???

※51~75と76~99のイベントは異なります。

※イベントA 遭遇イベント

サンダースと近所の公園まで走り、寄り道にいくつかの道を曲がって帰るコースにした。

勿論私は朝何も食べていない上に寝起きなので歩みは遅い。

一方サンダースは早く行こうぜ、とガンガン走るので自然と距離が離されていく。

カナタ「ちょっとは……加減しろ……よ」

息も絶え絶えに、私の足は四つ辻で止まった。

その時、左右から音が聞こえた。


私は……

↓1 安価
①右の道に目を向けた。何やら怪しげなローブを着た人物が目に入った。
②左の道に目を向けた。何やらうずくまっている人物が目に留まった。
③音を気にせず、私はまっすぐサンダースの元へ急いだ。

今日はここまでで。安価下。
明日も少しだけ更新します。

>>593 訂正
× 勿論私は
〇 私は

見知らぬ男性「うーん」

見知らぬ男性がその場にうずくまっていた。

カナタ「どうしました?」

見知らぬ男性「いや、実はですね……ワタクシ秘密基地のアイテムを売って歩いているものなんですがね」

見知らぬ男性「会社から言われた商品を売り切る期限は昨日までなんですが、昨日までで売り切れずアイテムが残ってしまって、このまま今日出勤したら上に叱られてしまうんですよ」

見知らぬ男性「どうにかして出勤前に少しでも在庫を減らしたい、と考えてたら胃が痛くなってしまって、少ししゃがんで休んでいただけでして」

カナタ「……大丈夫ですか」

見知らぬ男性「大丈夫じゃないけど、大丈夫です。なんとか薬でも飲めば……あっ」

がし、と肩を掴まれた。存外力が強い。

見知らぬ男性「そこのあなた、ワタクシを助けると思って何か買っていきませんか!?」

カナタ「え、でも今そんなにお金ないんですが……」

見知らぬ男性「もうそれでもいいです!全品どれでも一つ1000円ポッキリで大丈夫です!赤字ですけど商品を全部持ち帰るよりマシです!」

見知らぬ男性「売れ残っている商品、買っていきませんか!?」


↓1 どうする?

①買う
②買わない

※カナタは秘密基地を持っていないので自室に置くことになります
※現在の所持金は3774円

中断

カナタ「まあ、お財布と相談して買いますよ」

遠目にサンダースを探す、歩いて戻ってこようとしているようだ。何してんだー?と声が聞こえる。

見知らぬ男性「本当ですか!?ありがとうございます!それではどうぞ!どれも1品だけ残ってます」

ジュークBOX
こくばん
くすだま
イロいろライト
かわいいはな

↓1 どれを買いますか?
(複数指定可)

カナタ「じゃあ、かわいいはなをお願いします」

見知らぬ男性「ありがとうございます!あ、この後お忙しいですよね?住所を教えていただければ夕方までには運んでおくのでこちらの紙にお願いします」

紙にサインと住所を書いた。

カナタ「あ」寝起きのせいか、私は私が何者かに狙われていることをすっぽり忘れていた。

カナタ「……まさかこのグッズ、盗聴器とか入ってないでしょうね」

見知らぬ男性「へ……?」

様子からすると怪しくはなさそうだが、万一のこともある。

先程の紙の契約にきちんと目を通した。

カナタ「もし返品したい場合は、どこに連絡すればいいですか」

見知らぬ男性「え、一度買ってすぐ返品ですか……」

カナタ「いえ、もし不良品だったらと考えたので……」

見知らぬ男性「……一応会社の場所もお伝えしておきますか」

カナタ「え、あ、はい」

見知らぬ男性から店の場所を聞いた。どうやら町にあるようである。これでもし何かあっても返品しに行けるし、盗聴器が入っていた場合通報できるだろう。


かわいいはな を 手に入れた

所持金2774円

※休日に外出で行ける場所が増えました(模様替えグッズ店)

サンダースと合流し、急いで朝食を食べ、出勤した。

保育士A「お、ちゃんと起きられるじゃん」

男児「おはよーございます」

出勤した私を男児が迎えて、丁寧にお辞儀をしてくれた。思わず頬も緩む。

カナタ「おはよう」

保育士A「今日くらいなら今後全然大丈夫だからね。なんなら毎日起こしますか?」笑顔で耳打ちしてきた。

男児「へへへへへへ」先生の笑顔につられて笑っている

副園長「はいはい、席についてね。おはようございます」男児を席に誘導しつつ、声をかけられた「一昨日遅刻したらしいですね」

カナタ「すみません、その節は」

副園長「過ぎたことは仕方ないですよ」

こっそり顔色を伺うと目が笑っていなかった。

気を付けます、といいながら体調管理ノートに目を落とした。

今日はあまり天気が良くない。朝から曇り気味で、先日と同じように雪が降るかもしれない。

人通りもそれに伴って少なくなる。昼間のトレーナーバトルは期待できないな、と思いつつ欠伸をかみ殺した。

いつの間にかボールから出ていたブースターが(恐らく欠伸に対して)クスッと笑いつつ、何かを呟いていた。


↓1コンマ2桁20以下で①トレーナー遭遇

1戦目
敵の手持ちの数は?
↓1コンマ一桁
1、7 1匹
2、8 2匹
3、9 3匹
4、0 4匹
5 5匹
6 6匹

↓2コンマ2桁 1戦目の敵の強さ
70で実力ほぼ拮抗。数値が高いほど強い。

今日はここまでで。次は明日か明々後日にします。

「ボールを持たせりゃ 俺の右に出る奴は おらんのじゃー!」

コック の ジロウ があらわれた!手持ち:6

ジロウはコロトックを繰り出した

コロトック「負けて貰えると助かるんだけど……」

カナタ「サンダース、行こう!」

サンダース「おうよ!

相手の手持ちは6体。だがどう考えても敵のコロトックには覇気がない。

油断しなければ勝てる相手だろう。


↓1 コンマ2桁
120-(6+20(2体手持ちより多いため))=94
94以下で勝利

負けた。油断しなければ負けないと思っていた。

ブラッキーの調子が悪かったとはいえ、負ける事はあり得ないはずだった。

対策でもしていたのか、6体いる敵はタイプ相性的に不利で、思うようなポケモンバトルはできなかった。

カナタ「ごめん……みんな」


「ハハハハー!どうだ!ファイヤ~してやったぜ!!」

ジロウ WIN
賞金160円を払った

思わぬ敗北をしたものの、気持ちを切り替え、午後の業務に取り掛かった。

ブラッキー「こら、やめなさい、ちょっと、痛い!」

子供たちの持ち物を整理し、五月のこどもの日のための準備を先輩たちと行っている最中だった。

ブラッキーの声が外から聞こえてくる。何かされているのだろうか?

カナタ「ちょっと子供の様子、見てきます」そう言って職員室を出て外へむかう。

ブラッキーが耳を男児二人に引っ張られていた。

ブラッキー「やめて!痛い!」

↓1 コンマ2桁 5の倍数以外で成功

※失敗。バッドイベント発生。


ブラッキーがいじめられている!

助けねば、と思ったが躊躇ってしまった。

なんと声をかければいいだろうか?

子供たちにきつく指導してしまったら泣いてトラウマになって、もしかしたら園に来れなくなるかもしれない。

でも優しく指導しすぎたら子供になめられて、今後は言うことを聞かなくなるかもしれない。

様々なことを悩んでいるうちに副園長が子供たちの前に現れ、ブラッキーを救い出した。

少しやりすぎなくらい子供を叱ったため二人とも反省したようで、ごめんね、とブラッキーに声をかけていた。

副園長「他人の痛みが分からないような子供に育ってほしくないですよね、カナタさんは」子供たちが行ってから口を開いた。

カナタ「……はい」

副園長「ああいう時はきちんと怒っていいんですよ」

カナタ「すみません、色々迷って」

ブラッキーが私を睨む。


↓1 コンマ2桁
1~33 ブラッキー「アンタさぁ……」
34~66 ブラッキーは舌打ちしながら顔をそむけた。
67~99 ブラッキー「さいってー」呟くように言った。

※バッドイベント終了。

ブラッキー「アンタさぁ……」医務室に連れて行くと、静かに口を開いた。

カナタ「すまない!」先に頭を下げた「どうすればいいか判断が遅れて、間接的にだけどブラッキーに痛い思いをさせた。私の責任だ」

すぐにでも子供とブラッキーを離すべきだった。叱る内容はその後からでもいくらでも考えられた。

ブラッキーはため息をついて、もういいよ、と続けた。

ブラッキー「その内気で優柔不断なとこ直した方がいいよ。それのせいでポケモンリーグも一瞬の判断が遅れて、どんどん劣勢になってったでしょ」

ブラッキー「もうアンタに関しては諦めてるから、私は大丈夫。大体元はといえば酷いのはあのクソガキどもだし」

ブラッキー「私以外の他の子が同じ目に遭ってたら、すぐ助けなさいよね」

カナタ「ああ、約束する」


↓1 コンマ一桁×3 ブラッキーの好感度下落
↓2 コンマ2桁50以下で②トレーナー遭遇

2戦目
敵の手持ちの数は?
↓1コンマ一桁
1、7 1匹
2、8 2匹
3、9 3匹
4、0 4匹
5 5匹
6 6匹

↓2コンマ2桁 2戦目の敵の強さ
70で実力ほぼ拮抗。数値が高いほど強い。

次は明日少しだけするつもりですが、ダメそうなら来週にします。

すみません、来週月曜以降にします

「どうも ポケシンTVの シンジです イェイ イェーイ」

ポケモンブリーダー の シンジ があらわれた!手持ち:3

シンジはカイリューを繰り出した

カイリュー「あ、ポケモンバトルですか」

カナタ「サンダース、頼むよ」

サンダース「任せとけ!」

敵の手持ちは3体か。

カナタ「サン」

シンジ「ここは初手まもるですね。カイリュー」

カナタ「……!」

こちらの出だしを見切り、まもってきた。速さを見るとなかなかの練度だ。油断ならない。

1戦目で負けたのだ。まずは一つ、勝ちに行きたい。


↓1 コンマ2桁
120-(81-10(2体手持ちより多いため))=49
49以下で勝利

↓2 コンマ2桁70以下で③トレーナー遭遇(小雨の為遭遇判定-10)

安価だけ出しておきます。

負けてしまった……。

一戦目3匹いる敵のポケモンは私のポケモンと同じくらいの強さだった。

だが相手はきちんと戦略を立ててパーティを作っているようだった。カイリューでりゅうのまいを何度も舞い、こちらの手持ちを削っていった。

なんとかカイリューは倒せたものの、手持ちはボロボロで、その後のルカリオに沈んでいった。


「詰みですね。今回も画面の前のみんなにいいバトルをお届けできたと思います!それでは皆さんまた会いましょう、またねっ!」

シンジ WIN
賞金1600円を払った

不味い。本格的に不味い。

4匹とも、気分が沈んでいる。

特にブースターとリーフィアの落ち込み具合が激しい。やっぱり私が……と小声でリーフィアが呟いているのが聞こえる。

サンダースはなんとかなるように自身に言い聞かせているが、虚勢にしか見えない。

ブラッキーはブースターとリーフィア二匹を落ち着かせるようにフォローしているが、普段のような元気さはない。

胸が痛む。これ以上戦わないで帰りたいくらいだ。

だが今日のバトルでの二戦分の賞金は1760円、これはもちろん財布からの出費だ。

更にここからブイズ4匹分のお昼代1600円を考えると……マイナスになってしまう。

最後の一戦で挽回してなんとか収支をプラスにして帰りたいところだ。

今日の気分を象徴するように小雨が降り始めたころ、最後のトレーナーが現れた。


3戦目
敵の手持ちの数は?
↓1コンマ一桁
1、7 1匹
2、8 2匹
3、9 3匹
4、0 4匹
5 5匹
6 6匹

↓2コンマ2桁 3戦目の敵の強さ
70で実力ほぼ拮抗。数値が高いほど強い。

「ポケモンバトル なんやかんやして 勝ったるぞい」

バックパッカー の マリオ があらわれた!手持ち:4

マリオはストライクを繰り出した

ストライク「次ポケモンバトル中におかしな一句詠んだらなで斬りしますよ」

マリオ「おっそろしいポケモンだな!おかしくないわ!会心の出来だわ!」

ストライク「そうですか」

マリオ「あっちょっと飼い主に向かって鎌構えんといて構えんといて!黙るから!」

カナタ「サンダース、行けるか」

サンダース「へッ、前の二戦とは違う俺を見せてやるぜ」

敵の手持ちは4体。

弱い敵であることを願いたいが、敵のストライクの鍛え具合を見ると一筋縄ではいかなそうだ。


↓1 コンマ2桁
120-84=36
36以下で勝利

今日はここまでで。

ニンフィア「うん、そうまっすぐ咥えると細かい造形ができるんだよ。ただ、咥える力が強くないとすぐ落としちゃうし、首で普段とは違う動きをしないとうまく掘れないから注意しよう」

玄関から入るとニンフィアが彫刻刀をイーブイに持たせていた。

どうやら何か掘らせようと画策しているようである。

イーブイ「おかえりーお兄ちゃん」

カナタ「ただいま、イーブイ。みんなは?」

ニンフィア「うーんと」ニンフィアが先に答える「みんなでさっきまで一緒にテレビ見てたんだけど、さっき雨降り出してきたじゃん?」

イーブイ「じゃん?」

ニンフィア「だからシャワーズが洗濯物取り入れに行って、グレイシアは時間になったから夕飯作り始めてる。で、ボクたちはボクたちで二人で色々遊んでいるとこ」

カナタ「エーフィは?」

イーブイ「雨だー!って外行った!」

ニンフィア「外で雨浴びてるんだと思う。シャワーズの手伝いしてたマコトさんが警護のために飛んでってたし、大丈夫だと思うよ」

どうやら幸いにして全員無事なようだ。誰かに襲われていなかっただけでも幸いか。

ニンフィア「それにしても、昨日今日と天気忙しいね。雪が来たと思ったら雨が来て」窓の外を眺める。

カナタ「……そうだね」

ニンフィア「あ、そうだ。何か荷物届いてたよ。部屋に……」

カナタ「知ってる」

ため息をつきつつボールからみんなを出す。

私はニンフィアたちの間をすり抜け、自室へ向かう。

イーブイ「お兄ちゃん、なんかあったの?」

疲れた様子から察したのか、イーブイだけ走ってついてきて、顔を覗きこんでくる。

カナタ「バトルで三連敗しちゃってね。ごめん、気持ちの切り替えができてない」

イーブイ「あう……どんまい」

気にする必要はないと顔を振りつつドアを素早く閉め、部屋に入った。イーブイは部屋に入れなかった。

自分についたため息が煙になって、天井に溜まっていくような気分の悪さだった。

くそ、と呟いてみても何も変わらないが、とにかく悪態でも付かないとやってられなかった。

今日のポケモンバトルは、自分がブイズたちを傷つけたも同然の結果だ。

野良トレーナーに三連敗。こんなちゃちな実力でポケモンリーグに挑もうとしてたなんて。

悔しくて壁を軽く殴った。そんなことをしても何も変わらないのに。

その時、ドアがノックされた。



昼行動でパーティに加えたブイズは好感度が上がります(ブースター、リーフィアはMAXなので上下しません)
↓1コンマ一桁分上昇

【日記を書く】?↓2 YES/NO


(~帰宅後夕食前~)
↓3 ドアから入ってきたブイズは?(1匹選択)

今日はここまでで。明日も少しだけ更新します。

誰にも会いたくない気分だったがドアを開けた。

リーフィア「……カナタさん、ちょっと、いいですか」

申し訳なさそうにリーフィアが入ってきた。

カナタ「今日のこと、謝りに来たとか?」喋りだす前にこちらから口を出した

リーフィア「……よくわか」

カナタ「ブースターたちほどじゃないけど一緒に過ごした仲でしょ?ある程度分かるよ」

リーフィア「……すみません」

カナタ「俺が悪かったんだ。気にしないでくれ」

リーフィア「そんなこと……ないですよ……」

落ち込んでしまった。

このままではお互い沈んだままだ。気分を変えよう。


リーフィアに何をしようか?↓1
会話(後安価)
何も言わず抱きしめる(好感度上昇は運)
遊ぶ(好感度微上昇)
お互い気まずいので帰ってもらう(好感度上昇はなし)
自由安価指定(好感度昇降はその時々の行動による)

私は何も言わず抱きしめた。

リーフィア「……カ、カナタさんッ……」

焦ったようにリーフィアが身じろぎした。全身が固い。緊張している。

私のせいなのだ。リーフィアが責められるいわれはない。

けど、それを口に出すといつものようにループしてしまうだろう。

だから何も言わなかった。


反応は……
↓1 コンマ
00~49 緊張がほぐれていった
50~99 涙を流し始めた

リーフィアは涙を流し始めた。

リーフィア「ああ……あああ……私は……私は……そんな…………」

リーフィア「そんな思いをカナタさんにさせていたんですね……」

リーフィア「抱くことでしか慰められないと、そう思わせてしまったんですね……」

どうやら勘違いしてしまったようだ。

カナタ「リーフ」

弁明しようと一瞬腕を緩めた瞬間にリーフィアは腕から抜け出した。

リーフィア「ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさいっ」

リーフィアはドアへ向かって走った。


↓1 コンマ
偶数 リーフィアを掴める
奇数 リーフィアは腕からするりと抜け、ドアから出て行ってしまった(好感度下降確定)

↓1 コンマ一桁×2 リーフィアの好感度下降(好感度MAXの半減を使う場合、レス時に半減する旨をお願いします)

今日はここまでで。次は木曜以降になるかと。
なかなか上手くいかないですね……

部屋を出て彼女を追おう。

そう思い立って部屋を出るとマコトさんと鉢合わせになった。

マコト「おっ」

カナタ「あ、マコトさん、今」

マコト「部屋から出てきたリーフィアがどこへ行ったか、か?」


↓1 コンマ2桁
20以上で成功

マコト「リーフィアならニンフィアの部屋に飛び込んでいったぞ」

カナタ「ありがとうございます」

ニンフィアの部屋を指すと同時に駆け出した。

ドア前まで急いだ後、刺激しないように、静かに、ゆっくりと開けた。

くぐもった声が聞こえる。

布団が盛り上がっているところを見ると、どうやら二匹とも布団にくるまって何かしているようだ。


↓1 行動安価
①声をかける
②耳を澄ます
③気づくよう物音をたてる
④自由安価(要記述)

声をかけるのは得策じゃないと結論付け、耳を澄ませた。

リーフィア「でも……私の存在がカナタさんを苦しめて辛い想いをさせると分かってても……カナタさんが好きなんですよ……」

リーフィア「だから、私は……どうしようもないポケモンなんです……いっそカナタさんを傷つける私なんて」

ニンフィア「大丈夫。死んでまで償う必要はないよ」

ニンフィア「もし仮にカナタがリーフィアを抱くことでしか慰められない面倒くさい奴だと思っててもさ、そこまでする必要はないんだよ」

ニンフィア「それに、今死んだらもうこれ以上カナタのことは好きになれないし、リーフィアがカナタをどう想っててももうその思いは伝わらなくなっちゃうよ?」

ニンフィア「ボクね、リーフィアとカナタって優しくて他人想い同士、お似合いだと思うんだ」

ニンフィア「だからさ、もしー……今回みたいにバトルで迷惑かけるようになっちゃったとしても、カナタも優しいし、ごめんねってちゃんと謝れば許してくれる……」

ニンフィア「なんとなくそんな性格なんじゃないかって思ってるんだよね」

リーフィア「ニンフィアは……カナタさんが好きじゃないんですか?」

ニンフィア「好きさ!好きだけど、でも想い人同士が結ばれる方がずっと前いいし、カナタが幸せになるのが一番だと思うんだよ」

ニンフィア「ま、いつかカナタがこっちを振り向いてくれるなら、そっちのほうが嬉しいけどね、へへっ」

リーフィア「ホントにカナタさん、私のこと好きなんでしょうか」

ニンフィア「好きじゃなかったら抱いてまで慰めようとボクは思わないけどね」

リーフィア「……うぅ」

ニンフィア「ちょっと深呼吸してみようか、吸って、吐いて」

リーフィア「……はい」

ニンフィア「大丈夫。リーフィアにはボクがついてる」

リーフィア「うん」

ニンフィア「きっとうまくいくよ。心配ない。大丈夫」

リーフィア「うん」

ニンフィア「いつかきっと、振り向いてくれる」

リーフィア「うん」

ニンフィア「世界中が全部敵でも、ボクだけは味方でいる。心配しなくていい、大丈夫」

リーフィア「うん」

ニンフィア「上手くいくよう、この中でどうすればいいか今後のことを考えよっか、ね?」


布団の中でリーフィアは最後涙声になっていたが、落ち着いたようである。

どうやら様子を伺うとニンフィアが上手く慰めてくれたようだ。

私が邪魔しても悪いだろう。

私はそのまま部屋を出た。

今日はここまでで。次は火曜以降になります

シャワーズ「すごい!初めてでここまで作れるもんなの?」

シャワーズがイーブイの作ったスプーンに目を丸くしている。

先程ニンフィアがイーブイに彫刻を教えていたが、その成果であろうか、不格好であるがスプーンができている。

イーブイ「実は前からちょっとずつ掘ってた!」

自慢げにイーブイは胸を張った。

夕飯はミネストローネだ。トマトの甘みと酸味が絶妙である。

昼間連れて行ったブイズは元気が無いが、全員とりあえず食卓にはついてくれているようだ。

カナタ「グレイシア、調理大変だったんじゃないか?トマトの皮むきとか……」

グレイシア「缶を使ったから、別に大丈夫」

カナタ「そうか」

グレイシア「サンダース」珍しくグレイシア側から口を開いた。

サンダース「……なんだよ」

グレイシア「不味かった?」一口ほどしか減っていないスープ皿を見ている。

サンダース「違わい。俺が悩んでちゃいけねぇか」

グレイシア「悪くないけど、食べないと力が出ないし、そのまま悩んでたら冷めそう」

サンダース「……ほっとけよ」

一気にスープを啜ると半分ほど残してサンダースは食器を片付け、早々に出て行った。

マコト「何かあったのか?」様子がおかしいのは気づいたようだがマコトさんは何のことか分からず、首を傾げた。

(~夕食後~)
ブイズを部屋に呼びます(一匹選択)↓1

安価だけ出しておきます

昼連れて行ったブイズが心配だ。特にリーフィアと同じく精神的にもろいブースターが心配だ。

そう思い、ブースターを呼んだ。

彼女はすぐに来たがやはりいつものような元気さはなかった。

カナタ「ブースター、大丈夫か?」

ブースター「私は……私は大丈夫です」『私は』の『は』が少し強い。

いつものような積極さがない。雰囲気が暗い。


さて、呼んだこの子に何をしようか?↓1
会話(後安価)
ボディタッチ(好感度上昇は運)
遊ぶ(好感度微上昇)
自由安価指定(好感度上下はその時々の行動による)

↓1 会話内容
①「色々と昼間はありがとう。バトルの面はボロボロだったけど、ブースターのおかげで園児たちも楽しく過ごせたよ」
②「昼間はまんまとやられちゃったよ、ハハッ。これじゃポケモンリーグ参加者として失格だ」とおどける
③「ブースター、昼間のことはあんまり気にしなくていいよ」
④「すまなかった、ブースター。私の采配のせいだ」

カナタ「色々と昼間はありがとう。バトルの面はボロボロだったけど、ブースターのおかげで園児たちも楽しく過ごせたよ」

ブースターをゆっくりと両手で抱き上げ、シーツの上に降ろした。

ブースターは目をしばたたかせると、私の服に顔をつけた。

カナタ「ブースター?」

ブースター「ごめんなさい……役に立たなくてごめんなさい……捨てないで……何でもするから捨てないで……」

服がわずかに湿った。ブースターは泣いていた。

彼女が若干震えているのに気づき、背に手を回して優しく抱いた。

カナタ「捨てるわけないだろう」安心させるよう、言い聞かせるように優しく言った「ブースターが必要なんだ。何もしなくていいんだ」

ブースター「でもっ」

カナタ「じゃあ、何でもするっていうなら、気を落ち着かせてくれ」言ってる間に夕飯前のニンフィアを思い出した「まずは、深呼吸しよう。吸って、吐いて」

ブースター「……はい」少し落ち着いたようだ。抱く手を少し緩める。

カナタ「捨てられる、って思ったのはブースターの発想?」

ブースター「はい……だって、役に立たないならただのごく潰しだし、要らないって捨てられるのではと」

ブースター「売ったり、処分場に送られたりする可能性もありますけど、私みたいに大きくなってたら売り手がつかないかもですし、処分場は他のブイズが見てたら……って考えるとリスクが」

ブースター「一番簡単で他のブイズにも気づかれず、処分できる方法なんじゃないかと思って」

カナタ「……あのね、なんで父さんに言ってこんな大きい家借りてるかわかる?ブースターは」

ブースター「職場に近いからですか……?」

カナタ「それもあるけど、みんなにのびのび暮らしてほしいからなんだよ。ブースターなら前、リーグに挑む前みんなを鍛えるために借りてた家、どんな家か覚えてるよね?」

ブースター「ちっちゃいアパート……?」

カナタ「オンボロ狭アパートだよ。そこに住んでたのは『とりあえず強くなれればどんなとこで暮らしてもいい』って考えから安いところを借りてたんだ」

カナタ「でも今は……リーグを諦めた今は強くなるためだけじゃないんだ。ニンフィアが創作活動できるものが置ける広い部屋だったり、グレイシアがのびのび調理できるキッチンだったり……みんなの好きなことができるよう広くて余裕のある所を借りてる」

カナタ「さっきも言ったようにみんなにのびのび暮らしてもらって、日々を楽しく過ごせればいいと思ってるんだ」

カナタ「そんなみんなのためにこんな広い家を借りてるのに、わざわざそのみんなを追い出して捨てるようなことすると思うかい?誰か一人でも欠けたら嫌なんだよ、私は」

ブースター「……よかったです」話を聞くうちにブースターは落ち着いたようだ。


※好感度MAXなので好感度上昇はありません。

↓1 寝る時間までは少しだけ時間があるようだ。何をしようか?
会話(後安価)
ボディタッチ
遊ぶ
風呂
自由安価指定

続きは明日にします。
途切れ途切れですみません。

カナタ「ブースター、一緒に風呂入るか?」

ブースターは俯いた。

カナタ「ブースター?」

ブースター「……すみません、それは……」

ブースターは口ごもった。


↓1 安価
①カナタ「理由、聞いてもいいかな?」
②カナタ「……私と一緒だと、ダメか?」
③カナタ「今日汗かいたんだから折角だから入ろうよ、ね?」
④カナタ「嫌ならいい。先に入るから、布団を温めておいてくれ。別々に入ろう」

カナタ「……私と一緒だと、ダメか?」

ブースターは首を大げさに横に振った。

カナタ「……じゃあ一緒に」

ブースターはもう一度大げさに首を横に振った。

これは……


↓1 安価
①他のブイズと一緒なら大丈夫なのか?
②いつも風呂じゃなく、シャワーですませてるのか?
③風呂自体が苦手なのか?
④一緒だと私が嫌な思いをするかもしれないと思ってるのか?
⑤自由安価 要記述

カナタ「もしかして……一緒だと私が嫌な思いをするかもしれないと思ってるのか?」

ブースター「違います!違います!カナタさんに迷惑は掛かりません!でも……」

ブースターは迷っている。

こちらから口を挟むのは簡単だが、待った。

この後いくらでも質問を浴びせかけて尋問するのは簡単だが、私は待った。


↓1 コンマ2桁
1~33 ブースター「……やっぱり、言いたくありません……すみません、お風呂は別々に入りましょう」
34~99 ブースター「……仕方ない、ですね……」

今日はここまでで。コンマ下。
明日も更新できればします。

無理そうなので明日更新します

ゾロ目のボーナス、展開とアイテムとどっちがいいですかね……?書いてる間迷っててちょっと決めあぐねてます(好感度MAXの子ですし)



ブースター「……仕方ない、ですね……」

ブースターは自身の毛をかき分けた。

どうぞこちらへ、と手招きするので近くで見た。

カナタ「傷、か?」

ブースター「はい」

言われなければ気づかないほど小さな傷だ。

今まで触れ合っていて全く気付かなかった。

ブースター「前の飼い主の『しつけ』の時にできたものです……ポケモンセンターでも直せないみたいです」

ブースター「これのせいで水に浸かると、傷が痛むんです」

ブースター「まあ、小さな傷なので日常生活やポケモンバトルは問題ないです」

ブースター「つけると少し痛む程度なんですよ。ただ、ズキズキするのでこれのせいであんまりお風呂に浸かるのは好きじゃないんです……」

ブースター「あっ、勿論、シャワーは毎日よく浴びてますし短いですけどお風呂もちゃんと入ってます!」

取り繕うようにブースターは言った。

ずっとこれを隠しつつ生活していたのか。

こんな近くで苦しんでいるブースターの気持ちを分かってやれなかったとは……。

ブースター「あの……カナタさん?」


↓1 安価
①カナタ「分かった。風呂はやめてシャワーだけ一緒に浴びようか」
②カナタ「……すまない。気づいてやれなくて……」
③カナタ「本当に誰にも治せないのか?」
④自由安価 要記述

カナタ「……すまない。気づいてやれなくて……」

私は頭を下げた。

ブースター「えっ、いいんですよ。前を向いてください、カナタさん!」

頭を下げた私の体に潜り込んできた。

ブースター「心配させたくなくて言ってなかっただけなんですよ。顔を上げてください、ね?」

カナタ「……そうは、言ってもな……」


↓1 コンマ2桁
00~20 ブースター「そんな顔されると……私だって泣きたくなりますよ……」ブースターは俯いた
21~50 ブースター「元気出してくださいよぉ……」ペタペタ体を触り始めた
51~99 ブースター「……カナタさんは、悪くないんです……」腕に抱きついてきた

>>1のリアルが忙しくなってきて更新頻度落ちてます。すみません。
なるべく週1くらいは更新できるよう頑張ります

ブースター「……カナタさんは、悪くないんです……」

体から抜け、横に座ると腕に抱きついてきた。

気を遣って抱き着いてきた。おそらくそうすれば私が喜ぶと思ってのことだろう。

カナタ「悪い」だが私は、腕を解いた「今はそういう、気分じゃない」

カナタ「ごめんな、ブースター。本当にごめん」

ブースター「カナタさん……」

カナタ「私は何も分かってなかった。ブイズのことも、バトルのことも」自分が情けなかった。

涙が零れていた。悔しいのと、情けないのとで、感情が頭の中で暴れまわっていた。


↓1 コンマ判定
1~50 ブースター「……ッカナタさんっ」振り払われた腕にもう一度、今度はもっと強くしがみついてきた。
51~99 ブースター「うぅ……」ブースターも泣きだした。

ブースター「……ッカナタさんっ」振り払われた腕にもう一度、今度はもっと強くしがみついてきた。

カナタ「やめてくれ、ブースター」私はなんとか優しく振りほどこうとした。

ブースター「振りほどかせなんてしません!こんなにっ……こんなに傷ついてるじゃないですか!カナタさん」

カナタ「そんなに強くしがみついたら、振りほどく時強引になる。乱暴にされたくないだろう?」

ブースター「いいんです!カナタさんが傷つくくらいなら、私がカナタさんに乱暴されて傷つきます!」

必死にブースターは私を抱きしめていた。

この子は私に乱暴されてでも、私を愛してくれているのか。こんな不甲斐ない私を。

ブースター「……辛いなら、辛いって言っていいんですよ。カナタさん……」

呟くように言った。あまりにも優しい言い方で、私はもう我慢の限界だった。

嗚咽が漏れた。あとは止まらなかった。

頭をもたげるように、私は涙を流した。

今までの辛かったことを吐き出すように、私は泣き続けた。

いつの間にか、ブースターは腕から離れて前足で私を撫でてくれていた。辛かったですね、大丈夫です。そう言いながら撫でてくれていた。

結局、私もまだまだ子供だ。こんな風に泣きじゃくるのなんて、大人は絶対にしない。

泣き疲れた頃、ブースターは語りだした。

ブースター「……カナタさんが頑張ってるのはみんな分かってますよ。普段ツンツンしてるブラッキーだって、評価してます」

ブースター「今のままでいいんです。ブイズの全部を知ろうとしたって、そんなの無理ですよ。カナタさんは今ちょっと頑張りすぎで、気負いすぎです」

ブースター「負けて悔しいのは私も同じです。だから、次は頑張りましょう。カナタさん」

肉球が頬に触れた。涙を拭ってくれたのだ。

目の前に天使が座っているように見えた。

ブースター「……シャワーだけでも、一緒に浴びて寝ますか?それとも、朝お風呂に入ることにしてもう寝ますか?」


↓1 どちらを選ぶ?
シャワー
就寝

明日早いので今日はここまでで。

ブースター「カナタさんは頭洗ってから体洗う派ですか?体洗ってから頭洗う派ですか?」

カナタ「体からかな……」

ブースターが背後から聞いてきた。

シャワーを選んだ後、浴槽に私だけ浸かり、体を洗い終えた時だった。

いつも以上に積極的になっているブースターは、頭洗います!と言い出した。

ただ、明らかに背が足りていないので、風呂桶を足場にしている。

少し危なっかしいのだが……

「そ、それじゃあ、やります!!!」と言った後シャワーヘッドを咥えた。

声からしていつもの何倍も意気込んでいるため、わざわざ止めさせようか迷っている私がいる。

シャンプーをつけて頭を洗い始めた。

ブースター「あらためて触ると……その……ゴツゴツしてますね……」

カナタ「柔らかかったらダメな気が」

ブースター「んふっ……確かに」背後なので吹き出した表情が見られないのが残念だ。

ブースター「いっ……」

傷口に水が入ったのだろうか、振り向こうとしたが頭を固定されて「これくらい大丈夫です」と先回りされた。

ブースター「かゆいとことかありませんか?」

カナタ「いや、おおむね快適」言いつつ少し胸が痛んだ。

ブースター「あの……その……カナタさん」

カナタ「何?」

ブースター「遊園地デー……じゃない、罰ゲームってどういうところが行きたいですか……?」

カナタ「え、いや……罰ゲームなんだからこっちが決めちゃダメじゃない……?」

ブースター「じゃあ、決めるとこも罰ゲームです!」

なんだそれ、と思ったが自信満々に言った口調が可愛かったので許した。

カナタ「そうだなぁ……じゃあ」


↓1 安価
近場のこじんまりとした遊園地を提案する
遠くの国内最大規模の遊園地を提案する
あえて潰れた廃墟の遊園地を提案する
自由安価(要記述)

短いですが今日はここまでで。安価下。
週1も怪しくなってきましたが頑張ります

カナタ「そうだなぁ……じゃあ、近所の遊園地で」

カナタ「遠い大きな遊園地もいいけどさ、移動に時間かかってたら疲れるだろうし、広すぎても回りきれなくて心残りしそうだからね」

ブースター「わっかりました!」

鼻息が荒く背中にかかった

流しますよ、と言った後少し経ってお湯がかけられた


※好感度MAXなので好感度上昇はありません。

ブースター「うへへぇ」

風呂上がり、ドライヤーが終わると彼女はすぐ布団に潜り込んだ

私もその笑顔につられてすぐ布団に入る

ブースター「カナタさんのドライヤーは本当に早いし上手いです!こうしてすぐお布団にダイブできる!」

私は照れて顔を背けた。

カナタ「夜中にそんなに騒がないでね。修学旅行のテンションじゃないんだからさ」

ブースター「修学旅行……?」

カナタ「ああ、人間って学生の時に学校単位で勉学の為に旅行へ行くんだ。それが修学旅行」

ブースター「勉学……」首をかしげる「……のためになるんですか?」

カナタ「ためにならなくても思い出にはなるよ」

ブースター「じゃあ、今度の遊園地もある意味で修学旅行ですね!思い出になるし」

カナタ「勉学はどこ行った」苦笑した「でもそれも思い出になるか」

ブースター「ですよ」つられて笑った。

ん、といいつつブースターが腕に潜り込んできた。優しく抱きとめる。

ブースター「カナタさん」

カナタ「何?」

ブースター「……今でも、リーフィアの事が好きですか?」


↓1 安価 カナタの会話内容
①そうだよ
②違う、って言ったらどうする?
③……何で知ってるの?
④自由安価 要記述

今日はここまでで。明日も更新します

カナタ「そうだよ」

ブースター「そうですか……」

ぎう、とブースターは肉球で私のパジャマを掴んだ。

ブースター「カナタさん、私もカナタさんに特別な感情を持ってます」

ブースター「あ、何も言わないでください」口を開きかけて先手を打たれた

ブースター「……カナタさんがリーフィアを愛しているなら、それは仕方ないと思ってます」

ブースター「リーフィアもカナタさんが好きです」声が小さくなる「両想いです……」

ブースター「だから……悔しいですけど、私は」言葉を切って顔を伏せた「私はこの気持ちを口にせず、ずっと胸に伏せておく事にします」

カナタ「ブースター……」

ブースター「もし、リーフィアが好きでなくなったら、いつでも待ってます」

ブースター「だから……ブーを捨てずに、ちゃんと最後まで傍にいさせてください、ね?」

カナタ「だから捨てないって言ってるだろ」私は頭を撫でた。

うへへ、と笑う彼女の顔はどことなく寂しかった。

ブースターの背を撫でる。ゆっくりと横から手を伸ばす。

彼女はぴったりと私に寄りかかったまま、目を瞑り、ありがとうございます、と静かに呟いた。

こうして撫でていても、彼女が見せてくれた傷跡はやはりどこにあるのか分からない。

傷跡に触れないように撫でたかったが、分からないのなら仕方がない。せめて痛くしないようゆっくりと手を這わせた。

私はさっき泣いたことを思い出して、少し恥ずかしくなって目を閉じた。

こうして私に抱きしめられている彼女は一見か弱い存在だが、精神的には強い子だ。

挫折や困難が過去にあっても立ち直れる子なのだ。

そういえば、リーフィアもブースターも、お互い過去に虐められていた共通点がある。

いつかリーフィアもブースターのようにトラウマを乗り越えられる日が来るだろうか。

そんなことを考えながら、私はまどろんでいった。




【15日目朝】
起床判定
↓1 コンマ2桁
0~33 早く起きられた。
34~66 普通に起きられた。
67~99 寝坊した。

今日はここまでで。

↓1 コンマ
1~45 遅刻は遅刻だが、着替えて朝食も抜いて走れば始業1分前には着ける時間帯だ
46~90 遅刻だが、ギリギリ言い訳の通じる範囲内だ。急いで家を出よう
91~99 大遅刻だ。もはや言い訳など通じそうにない時間である(『休みの電話を入れるか』を再安価)

↓2 【15日昼】
↓1連れていくブイズを選択してください。最低1匹最大6匹です。左から順に指定したポケモンの並びにします

↓1 コンマ
1~45 遅刻は遅刻だが、着替えて朝食も抜いて走れば始業1分前には着ける時間帯だ
46~90 遅刻だが、ギリギリ言い訳の通じる範囲内だ。急いで家を出よう
91~99 大遅刻だ。もはや言い訳など通じそうにない時間である(『休みの電話を入れるか』を再安価)

↓2 【15日昼】
連れていくブイズを選択してください。最低1匹最大6匹です。左から順に指定したポケモンの並びにします

ミスです。再安価。

その日は鳥ポケモンの鳴き声で目が覚めた。

だが、視界が暗い。

なんだか体が重い。そうか、昨日ブースターと一緒に寝たのだ。

カナタ「んっ」顔の上に乗っていたブースターを引きはがした。

ブースター「んんう……」

最悪な寝相と言いうべきか災厄な寝相というべきか。

重しの犯人は目が覚めていないようである。

目覚め以外はよく眠れた気がする、こういう時は朝スッキリ体を動かして……そこまで考えてハタと止まった。

いつもの最悪の目覚まし音がなかったということは……?

目覚まし時計の定位置。そこには昨日買った『かわいいはな』の包みが置かれていた。

ということは起きるべき時間は……

カナタ「まずい!」私は服を乱暴に脱ぐ。

シャワーズ「カナタくん、今日って休み?時間大丈……」

カナタ「ごめん!急ぐ!シャワーズ!エーフィとニンフィアを呼んできてくれ!」

シャワーズ「えっ、あっ、うん」驚いた様子でシャワーズは駆けて行った。

園長「時間ギリギリね」

園長が腕時計を見て呟いた。

息せききって何とか園に到着したものの、教室の入り口で送りの保護者と衝突しそうになってしまった。

一瞬保護者も驚いたものの「あら、新しい保育士さん?こんにちは」と普通の顔に戻った。

イケメンだったので目の保養になったとでも思ったのだろうか。この時ばかりは私は自分の外見に感謝した。

保育士B「よっしセーフセーフ」

先輩が私の代わりにタイムカードを通してくれた。時間ギリギリだったので助かった。

園長「いや普通アウトなのよね。今回はいいけど、普通着替える時間も必要だからね?」

保育士B「あ、ですよね……」

園長の言い分が正しいので二人ともしゅんとなってしまった。

この園では通園ノートを書いた後、園児たちは自由時間になる。その間に先に職員たちは朝礼を行っている。

私のせいで少し朝礼が遅くなってしまうようだが、なんとか大目に見てくれそうだ。

ニンフィア「カナタ、大丈夫?」汗を拭きつつ、着替えている最中にニンフィアが出てきた。

カナタ「これくらい走るのは大丈夫だよ」

ニンフィア「……いや、お腹のこと」

カナタ「ハハ……」朝寝坊をしたせいで朝食は抜きになってしまっている。

昼まで持つといいのだが……


↓1コンマ2桁20以下で①トレーナー遭遇

1戦目
敵の手持ちの数は?
↓1コンマ一桁
1、7 1匹
2、8 2匹
3、9 3匹
4、0 4匹
5 5匹
6 6匹

↓2コンマ2桁 1戦目の敵の強さ
70で実力ほぼ拮抗。数値が高いほど強い。

今日はここまでで。コンマ下。
明日昼更新できそうなら少しします

「国家総裁の息子だぞ 俺は」

たんぱんこぞう の ダズモンド があらわれた!手持ち:4

ダズモンドはビーダルを繰り出した

ビーダル「ダズさまならあっという間にポケモンマスター間違いなしっすよ」

カナタ「シャワーズ、頼んだ!」

シャワーズ「おっけー!」

敵の腰のボールを確認する。4個。こちらより一匹多い。

だが昨日のポケモンバトルのこともある。慎重に戦いを進めなければ足元を掬われるのはこちらの方だ。

気を引き締めていこう。


59+10(敵の方が手持ちが1匹多いので)=69
120-69=51
↓1コンマ2桁 51以下で勝利


ちょっと中断。

敵の手持ちは4匹すべてビーダルだった。

よほどビーダルが好きなのだろう。ブイズを溺愛する私にはその気持ちがよくわかった。

1匹1匹性格も覚えている技も違い、愛が感じられたがそこまでで、難なく敵を処理できた。

昨日からの連敗を断ち切ることができ、少しだけ自信が戻ってきた気がした。

所持金の不足分はボディガード二人の食費から今のところ補填しているので、なるべく今日はこのまま勝ち続けてプラスにしたいところだ。

「くそがーっ!死んでも負けなど認めてやるかぁーっ!」


カナタ WIN
賞金 960円を手に入れた!
(所持金 -1306円)

保育士B「カナタくん、なんかカナタくんって暴走族の族長の息子だったりするの?」

お待ちかねの昼食休憩が始まった食後、先輩保育士が耳打ちしてきた。

私は、え、と思わず口に出してしまっていた。

保育士B「なんかさ、園長がこの前変な人見たって言ってるし、今日も目つきの鋭い女の人がずっと外で見てるし」

保育士B「もしかして族長の息子で、保育士なんかじゃなく暴走族の族長のパパが息子も族に入れようと頑張ってんのかな、と思ってさ」

カナタ「ははは、そんなわけないじゃないですか」

何者かに狙われているのは本当だが、族長の息子だというのは嘘もいいとこだ。

カナタ「父は……まあ映画とったりする仕事してますね」

保育士B「へー、すごいね。脚本さんとか?」

カナタ「そんなようなもんです」

ここで監督、という言葉を出してしまうと話がややこしくなりそうなので誤魔化した。

カナタ「というか外に女の人がいて、私を狙っているんですか?」

保育士B「じゃないの?ほらあそこ」

先輩が指した先にはマコトさんがいた。

連日チヅルさんがボディガードを務めるのも荷が重いので、今日は交代して私の警護をしている。

カナタ「あ」そうか、ここの職員にはチヅルさんを会わせたことがあったが、マコトさんを会わせたことはなかった。

普段チヅルさんは園の職員に事情を話し、園の中で警護しているが、マコトさんは知らないのか、外から私(とその周囲)を見張っている。

なので余計不審に見えてしまったいたのだ。

カナタ「彼女、私の『知り合い』ですよ」

保育士B「え、あ、そうなんだ……へー……」いきなり遠い目をしながら「重い子の方が好きなんだ」と小さく呟いた。

カナタ「病んでる『彼女』ではないですよ」

保育士B「そ、そっかぁ、大変だね」

病んでる系の『元』彼女に付きまとわれていると勘違いしているようだ。

正直昼食後はブイズと触れ合いたかったが、面倒なのでこの後ゆっくり説明でもしていくとしよう。

お昼を食べ終えた園児と戯れているエーフィを眺める。

おいしそう、と言いつつ園児が鉱物図鑑を食い入るように見つめている。

エーフィが首をタテ振って「わかるよ」と意思表示しているのを見て少しだけ和んだ。


↓1コンマ2桁50以下で②トレーナー遭遇

今日はここまでで。

昼過ぎに少しだけ時間があったので外へ出てポケモントレーナーを探した。

しかし大分時間を取られてしまっていたので時間がなく、適当なトレーナーがいなかったためバトルはお預けになった。

園長「毎日大変ねぇ」

子供たちのお昼寝の時間になり、保育士たちが洗濯物を取り込んで畳み始めた時、園長がボソッと呟いた。

マコト「いえ、これしきの事」

園長「これしきって言っても、毎日周囲に目を光らせて敵を排除するんでしょ?気が疲れそう」

マコト「仕事柄、その点は慣れておりまする」

事情を話して園に入れて貰ったマコトさんだが、居心地がいいとは言えないようで妙にかしこまっている。

保育士B「にしてもさ、そんなに執拗に狙われるなんて、お相手もよっぽどだねぇ!そんな恨み買われるようなことしたの?カナタくん」

カナタ「いえ、全く心当たりないんですよ」

マコト「原因が分れば対処のしようもあるが、それが分からないのだから難しいのだ」

マコト「契約締結時にも困った。いつまで対象を守るべきなのか、期間が定まっていないからな。条件を見ても社でも手を挙げる人は少なかった」

保育士B「ふぅん……」考え込むように手を顎に当てる

園長「仕事は?」

保育士B「あ、すません」言われて気づいて急いで手を動かし始めた。


↓1 コンマ2桁 午後のイベント
0~25 園児がポケモンバトルを挑んできた(買っても賞金はありません。ただしアイテムを貰えます)
26~50 マコトからカナタへの質問
51~75 保育士Bが雑誌を持ってきた
76~99 エーフィが園児に執拗に抱き着かれて困っている

↓2コンマ2桁80以下で③トレーナー遭遇

保育士B「カナタくんカナタくん」

仕事終わり、ブイズをボールに戻し帰ろうとしてた時、先輩保育士から声をかけられた。

保育士B「カナタくんってこういう雑誌興味ある?」

バッグから『ポケモンバトラーズ!』を取り出してきた。

ポケモンバトルの戦術について研究している週刊誌で、業界でもそこそこ知られているものである。

シンオウの現チャンピオンも若いころよく購読していたと耳にしたことがある。

ただ、毎週出ている割にページ数が少なく価格はそれほど安くはない。

私も気になる記事が載っている時にまれに買ったりもするが、正直コストパフォーマンスの面から見ると首をかしげたくなる雑誌である。

毎週買えるのはどこぞの地方のブルジョワジーな貴族だけであろう。

今週号は『謎の!?噂の!?イケメントレーナーに直撃!』と見出しにある。インタビュー記事だ。対して興味は引かれない。

保育士B「買ってみたんだけどさ、すぐ読み終わっちゃって……欲しかったらいる?」


↓1 安価
①カナタ「いえ……」首を横に振る
②カナタ「ありがとうございます」受け取る
③カナタ「みんなが見れるように園に置いてみては?」提案する
④自由安価 要記述

今日はここまでで。安価下。

カナタ「ありがとうございます」

私は雑誌を受け取り軽く目を通した。

『謎の!?噂の!?イケメントレーナーに直撃インタビュー!マグさん、クレスさん、カーマさん』
『ジムリーダーB氏、謎の団体から献金(か?)』
『パワースポット"リッシこ遊園地"が話題に!』
『連載小説 "放課後のジェシー" 東歌晶吾』
『ボールテクの最先端 プレッシャースロー』
『シンジセイジの"ポケモン川柳の壁" 選者:シンジ』
『ジムリーダーの肖像 ケンさん』
『コラム "ハーバ家の幅" 第2回』


↓1 どれを読みますか?

『パワースポット"リッシこ遊園地"が話題に!』
KTS(コトブキトレーナーズスクール)……名門トレーナーズスクールとして数多くのジムリーダーを輩出しているトレーナーズスクールであり、多くのトレーナーの卵が通う学校である。
加熱する昨今の学歴偏重情勢の中、KTSに入学したいという受験生は後を絶たない。
時には合格への願いをかけて、わらをもすがる思いでパワースポット巡りを続けている方々も――。

そんな中、にわかに強力なパワースポットとして話題沸騰しているのがここ、リッシこ遊園地である。
なんとKTS合格生の約3割の生徒がここ、リッシこ遊園地を訪ねているというのだ。
更に受験生だけでなく昨今は若いカップルも多く訪れる。
『観覧車に乗ると結ばれる』という噂もあり、眉唾物のパワースポットとは一線を画す効力があるのではないか、そういった言説もネット上では囁かれている。
リッシこから徒歩5分、活気冷めやらない遊園地に今回バトラーズ取材班が飛んだ。

「やっぱり年末は願掛けのシーズンからか、入園者も多いですね。ただ、最近はパワースポットであることを聞きつけた若いカップルもよく訪れています」
そう語るのは遊園地総支配人のユータ氏。
20代は某大手新聞社でならした記者だったが、現在は稼いだ資本を元手に3つのテーマパークを経営する若き俊英である。
「人気なのはジェットコースター『爆音Gooooo!』、コーヒーカップ『キルリアの憂鬱』、リッシこ大観覧車の3つです。特に『爆音Gooooo!』はバクオング型のジェットコースターなのですが、志望校にGo!なんて受験生たちにはよく言われています」
――経営者としてパワースポットと認知されているのは?
「当然知っています。ただまあ、私たちの遊園地を訪れた方が全員合格しているわけではないことは知っておいてほしいですね。もし仮に強力なパワースポットであったとしても、勉強し、学力に下地のある受験生にだけその効果が現れるんじゃないかと私は考えています」
――リッシこ大観覧車についてです。ネット上に流れている噂だと『観覧車に乗ると結ばれる』ということも言われています。
「そうなんですよ。結婚した方がリピーターとして訪れることも多くて、従業員から『カップル、夫婦向けに写真を撮るサービスもやってみてはいかがですか?』なんて話も聞いたりしています。ただ、ジェットコースター等ではなく観覧車ですからね。どう撮ればいいのかまだまだ検討段階です」
――パワースポットとして今後売り出していく方針でしょうか?
「いえ、いつまで効力があるか分かりませんからね。中にはポケモンと結ばれた!なんて報告をしてくる入園者もいらっしゃいましたが、人間以外にも効果があるのかは謎ですね」
――人間以外にも効果が?(笑)
「ええ、実際にあった報告です。結ばれたか、相思相愛かなんてポケモンと会話できない人間には分かりようもないんですけどね(笑)」






『ポケモンバトラーズ!』を読んでいると足元をペシペシ叩くポケモンがいた。エーフィである。

気づけば目の前から先輩保育士は消えている。遠目に見ると教室で園長と何か話をしている。

読んでいる最中何か声をかけられたのだろうか、記事を読むのに夢中になっていたあまり記憶にない。

お先失礼します、と遠くから声をかけてエーフィを抱きかかえた。

カナタ「待たせてごめん」小声で言うとエーフィは「待ってないよ」と返してきた。

カナタ「……何故私の足を叩いてたんだ?」

エーフィ「いやーなんとなくだよ、旦那」悪戯がばれた悪ガキのように笑った。

シャワーズ「あ、終わった?」教室からひょっこり顔を出してきた。

ニンフィア「こっちは待ちくたびれてたよ」

カナタ「ごめんごめん、行こうか」ブイズみんなをボールに戻す。

帰宅し始めたことに気が付き、マコトさんも私の後をついてくる。

園を出るとすぐ目の前にトレーナーが立っていた。昼戦えなかった分、ここで稼がせてもらおう。


2戦目
敵の手持ちの数は?
↓1コンマ一桁
1、7 1匹
2、8 2匹
3、9 3匹
4、0 4匹
5 5匹
6 6匹

↓2 コンマ2桁 2戦目の敵の強さ
70で実力ほぼ拮抗。数値が高いほど強い。

今日はここまでで。

「ぅおおっしゃ!来ぉい!!!!」

 の キンゾウ があらわれた!手持ち:4

キンゾウはヒトツキを繰り出した

ヒトツキ「気合十分か!!!」

カナタ「シャワーズ、頼むよ」

シャワーズ「任されたっ」

相手のポケモンは剣のようなポケモンだ。見たことがないので他の地方のポケモンだろう。

見た目はそれほど強そうではないが、恐らく見た目からしてはがねタイプだろう。

今手持ちにはがねタイプの弱点になるほのお、かくとうタイプのポケモンはいない。

そのうえ相手はこちらより手持ちが多い。

慎重に戦っていこう。。


23+10(敵の方が手持ちが1匹多いので)=33
120-33=87
↓1 コンマ2桁 87以下で勝利

美術商についてリセットしてから決めてなかったので(今日美術商を家に呼ぶようカナタが動いていたので)安価で決めます
リセット前にキャラ作成したセイジさんを続投させるか、それとも新しいキャラを作るかの安価です
↓2 安価
①セイジさん続投
②新キャラを作る(のちに再安価して詳細を決めます)

訂正
× の キンゾウ があらわれた!手持ち:4
〇げきだんいん  の キンゾウ があらわれた!手持ち:4

すみません……
安価下

正直①でいいと思うけど、前のルートみたいに対決路線になるのはちょっとね...
>>1には悪いけどあえて②で

>>727
問題ないです
(実を言うとセイジさんの発するセリフはある曲の歌詞を元にして、>>1がオリジナルでそれっぽくなるように考えているのですが、ポエトリーリーディング風の曲なのですさまじく台詞を考えるのが面倒だったりするんで逆にちょっと助かります……)


それでは美術商の設定を決めます
↓1~2 でコンマ2桁の大きい方にします
名前:
性別:
年齢:

最初の剣のポケモンには苦戦したものの、後続のポケモンはあまり強くなかった。

恐らく育て上げているポケモンを1匹先頭にし、学習装置で残りの手持ちにあまり育てていないポケモンを入れてたのだろう。

属性的には弱点ということもなかったが、残りの3匹は簡単に倒すことができた。

途中から育てるためにニンフィアにも積極的に先頭に立たせて戦わせた。

これがいい刺激になるといいのだが……

「ふ、不覚……」


カナタ WIN
賞金 640円を手に入れた!
(所持金 -666円)

>>709 訂正
×カナタ「父は……まあ映画とったりする仕事してますね」
〇カナタ「父は……映画を作る仕事してますね」

チヅル「でも、カナタさんが来るまでは本人かどうかわかりませんので入れるわけには、ねぇ」

???「……こちらで待つように言われたのに中に入れてさえもらえないなんて」

家の前につくとチヅルさんが誰かと話し合っている。

二人とも気づいていないようだったので、あの、と声をかけた

チヅル「でもですねぇ……あ、カナタさん」

カナタ「チヅルさん、お疲れ様です」

ヤヨイ「あっ、カナタさん!よかった。鑑定しに来たのにこちらの方が入れてくれなくて……」

チヅルさんが話していた相手こそ、今日呼んだ美術商のヤヨイさんである。

今日はスーツをしっかり着こなしている。

カナタ「すみません、諸事情あって今、警戒態勢でして」

ヤヨイ「警戒態勢?……それが私をこちらまで呼んだ理由ですか?」

眉をひそめる。悪い人ではないのだが、この人のツリ目はいつ見ても慣れない。

以前懇意にしていた美術商が贋作事件で逮捕されて以来、画廊のつてでヤヨイさんにニンフィアの美術品を取り扱ってもらうようになったのだが、彼女は気が強い性格なので若干やりにくいところがある。

目つきの鋭さは園長、頑固さは父と似ているが、二人とはくさタイプとノーマルタイプくらいタイプの違う人間なのでちょっと苦手だ。

カナタ「すみません。数日前不審者が入り込みそうになって……なので今回、画廊でなくご足労いただいた次第です」

チヅル「不審者かと勘違いして呼び止めて申し訳ありませんでした。ではこちらに」道を通す。

ヤヨイ「では遠慮なく」

そういうと足早に玄関を入っていった。

シャワーズ「家に呼んでよかったの?ヤヨイさん」

心配そうに今日の手持ちの3匹がボールから出てくる。

私はかがんでシャワーズの頭を撫でた。

カナタ「プライドが高いだけで、常識もあるし怒りっぽい人じゃないから大丈夫だよ」

エーフィ「初めて会ったけど、なんというか、モーレツにキョーレツだなぁ」

カナタ「ブースターやリーフィア、大丈夫かな。怖がるかも」

カナタ「一応二人には部屋にいるように伝えといて、シャワーズ」

シャワーズ「わかった」

ニンフィア「ポケモン用の胃薬ってある?カナタ。胃が痛くなってきた」

カナタ「この世にはあるけど多分家に在庫ない」

ニンフィア「うえ」吐くようなジェスチャーをした。可愛い顔が台無しなので正直やめてほしい。

シャワーズ「代わりに私が出る?これ作りましたーって」

ニンフィア「それ絶対バレたら粉みじんにされるやつじゃん!やだよ」

エーフィ「じゃあ間を取って私が」

シャワーズ&ニンフィア「「やめて」」

エーフィ「おおっふ」


ヤヨイの鑑定力 ↓1 コンマ2桁(50で普通。高いほど審美眼が発達している)

今日はここまでで。次は12日か13日に更新します。

ヤヨイ「素敵な彫刻ね。ミロカロスとその滝。いいセンスしてる。うん」

家の中で迷っていたのでミロカロス像が置いてある部屋に案内する。

物を見るなり即座に自分の世界に入った。

ヤヨイ「ん……これ」脚立を上って上から見る「あー、サイズ50×130.8962×80.9ね。はいはい。ニンフィアさんいる?」

ニンフィア「怖いなぁ、なんだろ」

ヤヨイ「怖がらなくていいよ。大丈夫」

ニンフィア「……この人ポケモンと会話できないんだよね?」振り返ってこちらを確認してきた。

カナタ「できないけど、美術品だけじゃなくポケモンの鑑定もやってるから多分様子から怯えを読み取られたんだと思う」

ニンフィア「あ、そっか」

ヤヨイ「聞いてる?」降りてきた

ニンフィア「あ、はい」あまりにも私の方を長く見ていたので不満そうな声が聞こえてきた

ヤヨイ「よく頑張ったね。型を流し込んだ後に削って一度完成させたものに、再度光沢が出るようにやすりをかけて完成させたんだ」

ヤヨイ「口で掘ってるって聞いてるけど、1日かそこらで終わりそうにないよね。ご苦労様」

ヤヨイ「題材はミロカロスの滝登りだけど、サブテーマで滝の表現にもこだわってるあたり、滝も別に鋳型があってそっちも別に掘ったんだ」

ニンフィア「エスパータイプだこの人」

ヤヨイ「それとこれ……これで完成じゃないよね?暗いところか夜に展示しなきゃダメな奴だね?」

ニンフィア「怖」ニンフィアがボソッと呟いた

カナタ「これで完成じゃないの?」

ニンフィア「そうだよ。完成なのはこれを夜に展示したときにライトア」

ヤヨイ「ライトアップしたときにキラキラ光るよう光沢を細工して掘ってる……とか?」

ニンフィア「全部知ってんじゃん恥ずかしい……もうやだ部屋に帰る」

いじけたのか恥ずかしいのか(多分両方だろう)足早に部屋を出て行った。

カナタ「あ、ニンフィア」

ヤヨイ「テーマが陳腐ではあるけど、逆に堂々とこれを題材としたところに自信が感じられるよね。そこは好き」

ヤヨイ「苦労が必ず芸術の価値に影響するということはないけど、客観的に見て美術品の価値としてはかなり高いでしょう。市場でも好まれそう」

ヤヨイ「売る際高めに最低落札価格の設定をします」

ヤヨイ「真価を問われるのがこれの光沢の細工なので、暗くして四方八方から鑑賞者が好きに光をあてられるように……あれ?いない」

話すのに夢中になっていたのかいなくなっていたのに気づかなかったようだ。

カナタ「彼女いじけて部屋に戻りましたよ」

ヤヨイ「折角私が時間を割いて美術品の価値を見極めに来たのに……」むすっとした顔をしている。

ヤヨイ「すみませんカナタさん。そういう才能なのか知りませんがあなたがポケモンと話せる?という話を以前聞いたことがあります」

ヤヨイ「合ってそうな感じのこと言ってましたか?」

カナタ「合いすぎていじけてました。作者の意図全部見抜かれちゃったみたいで」

ヤヨイ「あら。でも喜ばしいことなのに」

カナタ「え?」

ヤヨイ「理解者がいない芸術作品ほど空しいものはないわ。どんなに素晴らしくあろうと、価値を理解してくれる人がいなければそれは作品とは見なされないもの」

ヤヨイ「ニンフィアさんに後で『よく頑張りましたね』と伝えておいてください。『最後まで話を聞きなさい!』とも」

カナタ「ハハハ……」

ヤヨイ「それで、値段だけど……」


↓1 (コンマ2桁×10000)+400000円
提示された価格
※セイジさんより最低価格が大きいのは彼女のニンフィアへの期待分と、市場価値が高そうと判断した点からです。

ヤヨイ「57万円ね。あら」

視線の先にグレイシアがいた。

グレイシア「……あの、カナタさん。この方は夕食いただきますか?準備すればいいのか分からなくて……」

カナタ「ヤヨイさん、この後、すぐ帰りますか?」私はヤヨイさんに向き直った。

ヤヨイ「あら、デートのお誘い?ふふ、少しなら時間あるわね。どうかした?」

カナタ「あはは……いえ、折角ご足労頂いたので夕飯でもいかがかと」

カナタ「グレイシアが夕食ヤヨイさんの分作るかどうか迷ってるみたいで」

ヤヨイ「あら、あらあらあら。気にしてくれてありがとう」笑顔でグレイシアを撫でた

ヤヨイ「でもねぇ、私明日はイッシュで仕事なのよ。だからこの後出ないと間に合わないの。ごめんなさいね?」

グレイシアはピクリとも表情を変えずに、そうですか、と答えた。

ヤヨイ「それで運び出す業者の話なんだけど……」

ヤヨイさんと打ち合わせをして、姿が見えなくなってから一息ついた。

ユキノオー「カナ太郎さん」肘うちするポケモンがいた。チヅルさんのユキノオーだ。

カナタ「誰だそれは」多分私だ

ユキノオー「いくら女好きだからって美術商まで女性を選ばなくても」

カナタ「誤解だよ。女好きだからわざわざ女性を選んでるわけじゃない。ポケモンもボディガードも美術商も」

ユキノオー「またまたぁ、男に生まれたんだからもっと欲望に忠実に、素直になった方がいいっすよー。俺には分かるっすマジで」

カナタ「あのねぇ」

シャワーズ「あんまり変なこと言ってると」

ユキノオー「お?なんスか?お?言ってると?」

シャワーズ「グレイシアに頼んで夕食なしにするよ?」

ユキノオー「あぁー!タンマタンマタンマ!それは勘弁してほしいっすマジで」

(~帰宅後夕食前~)
↓1 ブイズを部屋に呼びます(一匹選択)

【日記を書く】?
↓2 YES/NO

サンダースを呼んだ。昨日悩んでいる様子だったから、リフレッシュできたのか様子を伺いたかった。

だがサンダースは来なかった。

カナタ「サンダース、出かけてるのか?」私は部屋の前まで行って声をかけた。

声は返ってこないので、寝てるのかもと帰ろうとすると「出かけてねーよ」と呟く声が聞こえた。


↓1 どうする?
「ちょっと私の部屋まで来れないかな」と声をかける
「昨日はごめん。一言謝りたかったんだ」と詫び始める
「なんでもない、大丈夫か心配だったんだ」と退散する
自由安価(要記述)

カナタ「その態度は何事ぞ。こっちが心配して来てるのにあんまりぞ。出てきておくれぞ~」

笑えるように語尾と口調を変え、もう一度声をかける。

反応は……


↓1 コンマ1桁
1~10 「わりぃ」と言いつつサンダースが出てきた
11~30 「帰ってくれよ」と声が聞こえたっきり黙ってしまった。
31~55 「……るせぇよ」
56~99 「……なあカナタ、俺ってさ……」

サンダース「……るせぇよ」

そう言ってまた声が聞こえなくなった。

私はドアに耳をつけた。

何も聞こえてこない。

ドアにカギはかかっていないようだ。

私は……


↓1
「うるさくして悪かった」といいつつその場を去った
「今、入ってもいいか?」と声をかけ入る
「心配なんだ。元気か?元気ならいいが……」

カナタ「心配なんだ。元気か?元気ならいいが……」

いきなりドアが開いた。ドアから耳を放しててよかった。

サンダースがぼさぼさの毛並みとはれた目で出てきた。泣いていたのか?

サンダース「これで元気に見えるってかよ、お前は」心なしか普段より声が弱弱しい。

カナタ「……ごめん」

サンダース「謝る必要はねぇよ。むしろあの時悪かったのは俺の方だ。今はほっといてくれ」大きくため息をつく「元気じゃねぇってわかったろ。これでもういいか」

サンダースは顔を逸らした。




↓1 自由安価
台詞、もしくは行動を指定してください(場面に合わないものは再安価する可能性があります)

短いですが今日はここまでで。

サンダースにだって悩む時、辛い時はある。

心が弱っている時は普段よりぶっきらぼうになるのは当たり前だ。

今は二人きり。ここは思う存分泣かせてあげよう。泣きたかったら泣けばいい、私の胸を貸してあげよう。

……と考えたところでハタと止まった。

「私の胸を貸してあげよう」それが果たしてサンダースの緊張を解き、心を許す一言になるのか。

いや、違う。サンダースが望んでいるのはその一言ではない。

今サンダースが欲しているのはなんだ?

丁寧な言葉遣いの普段通りの一言か?そうではない。

必要とされているのは『頼りがいがある一言』ではないか?多少ぶっきらぼうでも、男らしい一面のあるかっこいい一言ではないか。

それならば……『泣きたいのか?存分に泣け、泣け!』か?

いや、まだ長い。

そこまで考えて私はサンダースを抱き上げた。

カナタ「泣くか?泣け!泣け!」顔を胸にうずめさせる。


↓1 反応は……
1~20 「やめろよ!」サンダースは激高した
21~40 「やめろよ……」腕からすり抜けた。顔を歪ませ、落ち込んでいる。
41~60 「……俺さ」静かに口を開いた
61~80 「なーに、急にどうしたんだよ~」おどけて言うものの、普段より元気はない
81~99 腕をすり抜け「一人にしてくれ」といい部屋にもう一度入りカギをかけてしまった。

サンダース「……俺さ」静かに口を開いた「どうしたらいいかわかんねぇんだよ」

私は黙って彼女を見つめた。

サンダース「最近さ、俺、バトルで役に立ててねぇんだよ」

サンダース「野生でお腹空かしてたあの頃、俺にはなんにもなかった。ただ戦ってその日楽しけりゃそれでよかった」

サンダース「それを変えてくれたのはカナタだった。世界は広いって色々教えてくれてよ、正直俺は感謝してんだ」

サンダース「だから何かしら恩返ししてぇと思ってんだ。けどよ、俺頭悪ぃからなんもできそうなこと思いつかなかったんだ」

サンダース「シャワーズみてぇに親身にはなれねぇし、ブースターみてぇには癒せねぇし」

サンダース「だからバトルでせめて役に立とうって思ってはいるんだ。けどよぉ、けど」俺の胸が涙で濡れた「もうどうしたらいいかわかんねぇんだよ!!」

サンダース「トレーニングしてもダメ、朝の走り込みしてもダメ、イメトレしてもダメ、限界まで自分を追い込んでもダメ」

サンダース「じゃあこれ以上強くなるにはどうすりゃいいんだよ!俺は。結局他の奴らの助けにもならねぇ、カナタを辛い想いさせちまってる」

サンダース「カナタぁ、俺さぁ、もう、俺はどうしたらいいんだ……?」

カナタ「サンダース……」私はサンダースをしっかり抱きしめた「私は」

サンダース「……悪ぃ、ちょっち情緒不安定だわ、今」急に落ち込んで声のトーンが下がった「忘れてくれ、聞かなかったことにしといてくれ」


↓1
①「分かった」今聞いたことはすべて忘れよう。これは彼女自身の問題で、私が口をはさむべきではない
②「私にもこれ以上強くなるための方法なんてわからない。でも、君の強くなりたい気持ちは伝わった。その気持ちだけで充分私には恩返しになってるよ。だからこれからも一緒に強くなれる方法を探していこう」
③「強くなるための方法論なんて私だって知らないさ、けど、それを追い求めて日々研究していくのは私たちトレーナーだ。サンダースが悩む必要ななんかないんだ。今は心と体を休めて、万全の態勢で戦えるように備えることが必要、だろう?悩むのは私だけでいい。悩みの涙は君には似合わないよ」
④何を言ったとしても彼女の力にはなれそうにない。私は諦め、彼女を強く抱きしめた。



1レスだけですが更新。

カナタ「サンダース、ごめん。私にもこれ以上強くなるための方法なんてわからないんだ」しゃがみこんで目線を合わせ、一度言葉を切る。

カナタ「でも、君の強くなりたい気持ちは伝わった。その気持ちだけで充分私には恩返しになってるよ」

カナタ「だから、これからも一緒に強くなれる方法を探していこう」

彼女の肩を優しく叩いた。

サンダース「……悪ぃけどよ、カナタ。俺は気持ちだけで恩返しできるとは思ってねぇ」複雑な顔をしている。

サンダース「だってよぉ、気持ちだけで恩返しできるってんなら、誰にだってどんな恩返しだってできるだろ。俺はお前への感謝はそれで清算できると思ってねぇんだ」

サンダース「だからよ、あんま慰めにはなってねぇんだ。お前のその言葉。悪い」

サンダース「すげぇ意地っ張りみてぇな答えだけどよ」

サンダース「ただ、これからも……ってことはお前は待ってくれんだな」

カナタ「もちろん」

サンダース「なら、いい。いつか恩返しができるくらい強くなれる日が来るまで、待っててくれんだな?」

カナタ「待つよ」

サンダース「ジジイになっても?」

カナタ「待つけど、どんだけ待たせるんだ」私は少し笑った。寿命が先に来るだろ、と思ったが言いはしなかった。

サンダース「じゃあ、いつか強くなってお前に気持ちだけじゃない恩返しができる時まで、その気持ちは取っといてくれ」

カナタ「……分かった」

サンダースが嬉しそうな顔はしなかったが、気分は落ち着いたようだった。


↓1 コンマ一桁×2 サンダースの好感度上昇

イーブイ「おいしーい!」唐揚げにイーブイががっつく。

ブラッキー「こらこら、ちゃんといただきますしてから食べなさいよ」それを押しとどめるブラッキーがいた。

油で揚げたいい香りがする。夕食は鶏のから揚げと和風木の実サラダだ。

唐揚げはごま油で揚げた香ばしい香りがして、なんとも食欲が沸き立つ逸品である。

一つ食べる。カリカリした触感とあふれ出る肉汁がたまらない。焦がししょうゆベースの濃厚な味付けが口内をこれでもかというほど刺激する。火加減も最高だ。

サンダース「すっげ……半端ねぇなこの味」先程まで思いつめてた様子はどこ吹く風で、サンダースは唐揚げに舌鼓をうっていた。

チョロネコ「わかり哲也」しれっとチョロネコも食事に参加している。

イーブイ「ダイエットいいの?お姉ちゃん」

チョロネコ「いーのいーの。たまには食べないと骨と皮だけになっちゃうから」

カナタ「いいね、これ。唐揚げは好きだけど、正直プロのレストランかと思ったよ」

リーフィア「お気に召しましたか……?」

カナタ「え?もしかして、リーフィアが作ったの?」

リーフィア「え、あの、盛り付けで、その」

グレイシア「作ったのは、私です。リーフィアが盛り付けを手伝いました」

シャワーズ「いやー、カナタくん好きでしょ?唐揚げ。だからそれを伝えて、頑張って作ってくれました。上手くできましたか、唐揚げ担当大臣」

グレイシア「どう思われますか、副大臣」エーフィを鼻先でつつく。

エーフィ「え、私!?えー、皆様あのご存知だと思いますが従来より10パーセント味付けの方を濃くして……いや私は作ってないから!」

シャワーズ「副大臣は説明責任を果たしてません!」

ブラッキー「早く辞任した方がいいんじゃないかー!」

エーフィ「ねー助けてカナター。シャワーズたちがいぢめるー」

やり取りに思わず笑みがこぼれた。


↓1
上手い盛り付けをしたリーフィアを褒める
旨い料理を作ったグレイシアを褒める
さりげなく好物を教えて料理を作るよう根回したシャワーズを褒める
自由安価(要記述)

カナタ「味だけじゃない。うまく盛り付けてるからおいしさが倍増するんだ」

カナタ「よく手伝ってくれてありがとう」リーフィアに向かって言った

リーフィア「ありがとうございます」落ち着いて答えた。褒められることを想定していたのだろうか。


↓1 コンマ一桁 リーフィアの好感度上昇

↓2 (~夕食後~)
ブイズを部屋に呼びます(一匹選択)

>>765 訂正
× よく手伝ってくれて
〇 手伝ってくれて
安価は一つ下にずれます

イーブイを部屋に呼んだ。

カナタ「イーブイ、早かったな」

イーブイ「むっ」

何故かイーブイは口を曲げて不機嫌そうにしている。

カナタ「何か私が悪いことしたか?」

イーブイ「違うよ!タイミング悪いなって思っただけ!」

イーブイ「それで、なあに?」

イーブイはすぐ普通の顔に戻った。


↓1 イーブイと何をしようか?
会話(のち内容安価)
ボディタッチ
遊ぶ(のち内容安価)
風呂
自由安価指定(要記述)

今日はここまでで。明日もちょっとだけ更新します

カナタ「イーブイ、タイミングって何の話?」

イーブイ「えー……言わなきゃダメ?」

カナタ「ダメってわけじゃないけど……手伝えるなら手伝おうかなって」

イーブイ「うーん……」


↓1 コンマ
1~30 言いたくない!と言いつつ口を曲げてしまった。
31~60 じゃあー……クイズです!答えが分ったら教えてあげる!と条件を付けてきた  
61~90 しょうがないなあ、と言いつつ手招きする。どうやら自室に招こうとしているようだ
91~99 ???(特殊ルート発生。選択肢次第でイーブイルートになります)

イーブイ「言いたくない!」口を曲げてしまった。

先に口を滑らせておいて言いたくない、と言い出し始めた。

カナタ「言いたくないなら先に言わないでくれよ……気になるじゃないか」

イーブイ「これはみんなに秘密だもん!」

カナタ「でも、手伝ってあげられるんだよ」

イーブイ「一人でやりたいことだもん!」

困った。これではらちが明かない。


↓1
①何とか教えてくれるよう色々試してみる
②別のことをしよう(>>769から選択)

今日はここまでで。

↓1 会話内容選択
①イーブイ、パズルはそういえば完成した?
②「この話ブラッキーお姉ちゃんから聞いた話なんだけど……」口を開く前に先にイーブイが口を開いた
③イーブイって好きな曲ある?
④見てよ、これ。かわいいはな買ってみたんだ。
⑤自由安価(要記述)

カナタ「見てよ、これ。かわいいはな買ってみたんだ」

かわいいはなの包みを開く。

イーブイ「え、これ、買ったの!?すごい!高かった?」

思ったより驚いているようだ。見せてよかった。

カナタ「安かったよ、特別に安くしてくれてね」

イーブイ「くれる?!」

カナタ「ははは、いや、私の部屋に飾ろうと思ってね」

イーブイ「えー……」イーブイはしょんぼりして、立ってた耳が斜めになった「そっかぁ……そうだよね」

もともとあげるつもりはなかったのだが、見ているとかわいそうになってきた



↓1 どうする?
①かわいいはな を イーブイにあげる
②「他の子にあげるんだ、ごめん」頭を撫でる
③「ずっとこの部屋に飾っておくからさ、見たい時にいつでも見に来ていいよ」頭を撫でる
④自由安価(要記述)


今日はここまでで。

カナタ「ずっとこの部屋に飾っておくからさ、見たい時にいつでも見に来ていいよ」

そう言って私は頭を撫でた。

イーブイには悪いが、イーブイのために買ったものじゃない。部屋におく観賞用のものだ。

それにこれをあげることで他の子が嫉妬したらまずい。

最悪リーフィアが「私にはくれなかったのにイーブイにはくれるんですね……」と落ち込んでしまったらフォローが大変だ。

残念そうにしているがここは譲らずにいよう。

撫でられ続けて、ん、とこそばゆそうにイーブイは声をあげたが、しばらく撫でられてから、わかった、と低いトーンの声で呟いた。





↓1 まだ寝るまでは時間がある。何かしようか?
会話
(内容は
 ①イーブイって、部屋お片付けしてる?
 ②「ねぇ、お兄ちゃん」口を開く前に先にイーブイが口を開いた。
 ③イーブイって好きな曲ある?
 ④「お兄ちゃんって甘いもの、好き?」喋る前にイーブイが質問してきた。
 ⑤自由安価(要記述) から選択)
ボディタッチ
遊ぶ(のち内容安価)
風呂
自由安価指定(要記述)

中断します。安価下

再開します。一番シリアスな選択肢を選んでいくのか……

イーブイ「ねぇ、お兄ちゃん」口を開く前に先にイーブイが口を開いた。

カナタ「何?」

イーブイ「お兄ちゃんって、誰か好きなブイズいるの?」

カナタ「いるよ」

イーブイ「えー?やっぱり?えへへ、私?なんて、へへへ」

カナタ「ははは」ここは正直に言わないでおこう。

イーブイ「へへ……ね、好きになったら、人ってその子をどうするの?」

カナタ「どうするって……それは……幸せにするつもりだけど」

イーブイ「どうやって?」

カナタ「どうやって……ってどうしたんだ、イーブイ。さっきから」

イーブイ「ポケモンってさ、好き同士になったら……その……子供を作って、ずっと一緒に暮らしていくんだってブラッキーお姉ちゃんから聞いたの」

イーブイ「それが幸せにすること……なのかな」

イーブイ「でも、人とポケモンって、子供を作れるのかな」

イーブイ「ポケモンと人で子供を作れないなら、幸せにするのってどうするのかな、って思って……」


↓1どう答える?
①子供を作ることが幸せにする、ってことじゃないよ
②愛し合っている二人で作り上げるものって、子供だけじゃないんだよ
③何が二人にとっては幸せになるかはその時次第だし、幸せの定義によると思うんだ
④自由安価 要記述

カナタ「うーん」確かに人間とポケモンは子供が作れない。どう答えようか。

カナタ「まずね、愛し合っている二人で作り上げるものって、子供だけじゃないんだよ」

イーブイ「……えーっと?」

カナタ「例えば、子供だけじゃなくて、一緒に生活していく住まい……えーっと、おうちとかも、一人で生活していく訳じゃないんだから二人で作り上げていくものでしょ」

イーブイ「うん」

カナタ「それとか、あと二人で一緒に旅行したりするのなんかも、一緒に思い出を作っていくって意味では二人で作ってくものでしょ」

カナタ「そういう風に、子供を作って幸せになるっていうのが人間は当たり前じゃないんだ。ブイズの中では違うかもしれないけどね」

カナタ「幸せの形は人それぞれだし、子供を作らなくても幸せな人間はいっぱいいるんだ」

カナタ「だから、もし私がブイズと結ばれたら、子供を作らなくてもその子を幸せにできるように、頑張って何が二人の幸せになるか、模索して二人の愛の結晶を作っていくつもりだよ」

自分で言っていてなんだか恥ずかしくなるくらいキザでカッコつけている言葉だ。今鏡を見たら顔は真っ赤だろう。

イーブイ「模索?」

カナタ「ええと、探すって意味かな」

イーブイ「そっかぁ」

納得したのか納得してないのかよくわからない顔だが、考え事をしている顔だ。

カナタ「イーブイも大きくなったら、分かると思うよ」

イーブイ「もー、わかんないかもしんないじゃん」

カナタ「わかるわかる、わかるって」

イーブイ「その言い方!また子ども扱いして!もー!」

イーブイは布団に頭から突っ込んだ。

イーブイ「寝るよ!もう子ども扱いできないよう、大人の魅力でお兄ちゃんをメロメロにするんだから!」

カナタ「どこでそんな言葉を覚えた」少し笑った「寝る前にお風呂は?」

イーブイ「そんなの必要ないもん」

カナタ「大人のレディはキレイ好きなのが条件だよ」

イーブイ「えー?」

カナタ「少なくとも私はそうだよ?」

イーブイ「んもー!入ってくる」

ドアを出てお風呂に行ってしまった。

カナタ「イーブイ、起きてる?」

イーブイ「起きてるよ」

別々に風呂に入ったので先に寝てないか心配だったが、取り越し苦労だったようだ。

無理くりイーブイは私の腕の中に入ってきた

カナタ「さぁて、大人の魅力って何?ん?」

イーブイ「舐めないでよね!いくよ!」

イーブイ「ぎゅ~~~~~~~」まず腕に力いっぱいしがみついてきた。強すぎて痛い。

カナタ「おお?」

イーブイ「すり~~~~~~~」顔をすりすりしてきた。勢いが凄い。摩擦でも起こす気か。

カナタ「おー……」

イーブイ「ちゅ~~~~~~~」ほっぺにキスされた。というか吸い付かれた。

カナタ「……おお」

イーブイ「メロメロになったぁ?」

カナタ「なるかい!」勢いよく突っ込んだ

イーブイ「くっ……かくなるうえはエーフィお姉ちゃんが言ってた『ぱふぱふ』っていうのを……」

カナタ「できないから!」知識の出どころはエーフィか。

イーブイ「んー、わかんない!お兄ちゃんのとんちんかん!ぼくねんじん!しんかんせん!」

カナタ「意味わかってないでしょ」

イーブイ「もー、寝る」

ふて寝とばかりに背を向けた。

カナタ「大体、子ども扱いされたくないところから何でいきなり私を大人の魅力でメロメロにしようと思ったんだ」

イーブイ「最近お兄ちゃん、気分がよく落ち込んでるよね」

カナタ「……否定はしない」

イーブイ「だから、大人の魅力?っていうのにメロメロになったら元気になるかなって思って、へへへ」

カナタ「へへへ……って」

バトルに負けて落ち込んでいた私を元気づけようと思っての行動だったのか。

少し胸が熱くなった。

イーブイ「……それに、いつこの生活が終わるか分からないから」

カナタ「イーブイ?」

イーブイ「ねえ、お兄ちゃん。約束してくれる?ブイズの中で、誰かがいなくなっても、他のみんなを幸せにしてくれるって」

カナタ「何、急に」

イーブイ「なんでもないよ、それよりどうなの?」

不穏な一言だ。まるで誰かが私の前からいなくなることが分かっているかのような。

イーブイは何を察知しているのだろうか。瞳を見つめたが、真意は分からなかった。



↓1 どう答えようか?
①もちろん、約束するよ
②時と場合によりけり、かなあ。でも、なるべく幸せにできるよう頑張るよ

↓2 コンマ一桁×3 イーブイの好感度上昇

↓3
【16日目朝】
起床判定 コンマ2桁
0~33 早く起きられた。
34~66 普通に起きられた。
67~99 寝坊した。

今日はここまでで。

乙です

>>791時点での好感度一覧】
シャワーズ:100
ブースター:100
サンダース:80
エーフィ:88
ブラッキー:40
グレイシア:80
リーフィア:100
ニンフィア:70
イーブイ:87

シャワーズ
けんしんてきな がんばりや

一番カナタと付き合いが長い。カナタが最初に貰ったポケモンであるイーブイが進化した姿。
そのためにカナタの好物、好きな行動、嫌いな事、弱点などカナタに関する知識は飛びぬけて多い。また、カナタに日常的にブイズの目線から見た様子の変化を伝えている。

???


ブースター
おくびょうな ロマンチスト

以前のトレーナーに虐待されていたところをポケモンセンターに保護され、そこでカナタと出会った。
恐怖の対象、孤独から救ってくれたカナタを愛し、種族の垣根を越えて恋人同士になりたいと願っている。

???


サンダース
ゆうかんな ファイター

???

???


エーフィ
でんぱな のんきっこ

常にいい意味ではっちゃけている。道端で車に轢かれそうになっていたところを保護された。
『俺』のことは好きだが、理由は時間と場所によって変化する

???


ブラッキー
げんじつてきな どくぜつか

【NEW】カナタが誇る、手持ちのブイズで最も強く育て上げたポケモン。少し男勝りである。野生で出会った。
カナタがバトルで困った時には矛にも盾にもなる。カナタの事はトレーナーとして育て上げてくれた恩があると常々語っている。

???


グレイシア
クールな りょうりにん

表情が乏しく感情が読み取りにくい。野生で傷ついていたところを出会った。
カナタの事はある程度好きではあるが、どんなことをすれば好意を伝えられるか悩んでいる。

???


リーフィア
きよわな きれいずき

非常にシャイで自己評価が低い。前の飼い主に捨てられた廃工場で出会った。
カナタの事はそこそこ好きではあるが、顔が赤くなっているのを誰かに見られるのが恥ずかしいらしくまだまだ道は長いようだ。

自分の事が嫌いで、徹底的に自分とカナタへの気持ちを押し殺している。
元々掃除は好きだが、実は「何かで役に立たなければこの家を追い出されてしまう」、「自分自身が汚いからせめてそれ以外は綺麗に保っておこう」という半ば強迫観念に近い思い込みがある。
また、部屋は整頓されつくしているように見えるが実は部屋には趣味の『オタクグッズ』が大量に眠っている。
「汚い部屋だとうっかり(そういうものを)他人に見られてしまう」という意識から意図的に掃除が好き、と自ら口にしているようだ。
ニンフィアとは気が合うが、根を詰めすぎていないかよく心配している。
しかし本人の性格上口に出すことは一生ないだろう。
絵は超ド下手。だが本人はめげずにそれ以外(文章等)で二次創作をこっそり行っているようだ。



ニンフィア
まじめな げいじゅつか

一人称はボク。へこたれないイーブイが進化した姿。譲り受けた卵から孵した。
カナタの事も好きだが、カナタだけでなく自分とその作品を褒めてくれるものが総じて好きである。

???


イーブイ
むじゃきな いいこ

【NEW】無邪気で天真爛漫なポケモン。数か月前マユから譲り受けた。
カナタの事もブイズのみんなのことも大好き。素直ないい子。今日も一日笑顔でおはよう!

???

カナタ「もちろん、約束するよ」

イーブイは真剣そうな顔で私の顔を見ていたが、やがて破顔一笑、にっこりと笑った。

イーブイ「約束ね」

カナタ「うん、約束する」

イーブイ「じゃあぶいは早く寝ます!良い子なので!」

私の腕からすり抜け、イーブイは布団にくるまった。


『ブイズの中で誰かがいなくなる』

その言葉が重く私に残っていた。

イーブイは何を感じ取っているのだろうか?誰かが死ぬ、もしくは家出でもしようとしているのだろうか?

それとも、最近私をつけ狙う奴らの魔の手が迫っているのだろうか?

例えば、グレイシアが誰かに奪われたとしたら?彼女がいなくなる未来があったとしたら。

考えたくもない。だが、イーブイの言葉でふと考えてしまった。

もしシャワーズがいなくなったら、ブースターがいなくなったら、サンダースがいなくなったら……

もし、リーフィアがいなくなったら。

誰か一人でも欠けたら私は冷静さを失うだろう。それどころか、精神が病んで廃人のようになってしまうかもしれない。

それほどまでに私は彼女たちを愛してしまっている。


母と離れる前にシャワーズ(となるイーブイ)に出会ってからほぼ10年、私の生活はブイズ一色だった。私の傍らにはいつも誰かがいた。

子育てできない父の代わりに私の遊び相手になってくれて、それ以来ずっと支え続け、いまだに私を助けてくれるシャワーズ。

死んだ目だったが、私や仲間と触れ合い続けトラウマを払拭していき、振り向かずとも私に無償の愛をくれるブースター。

ジムチャレンジもポケモンリーグも、もちろん今も私をバトルという形で支え続け、恩返ししたいと考えているサンダース。

車で轢かれそうなくらいのんきだったりわざと英語を使ったり、でもそれもフリで、みんなを和ませたくてわざとお茶らけているエーフィ。

私のことは嫌いでもみんなを好きでいてくれて、仲間のことを一番に気にかけてくれるブラッキー。

無表情だが、それに悩んでいて、でも料理にサプライズを仕込むお茶目さもあるグレイシア。

私が好きだが自分自身のことは嫌いで、自分が周りに迷惑をかけてないか悩みつつも、愛されようと努力するリーフィア。

熱中したら一直線で、倒れるくらい頑張り屋で、私を信頼してついてきてくれるニンフィア。

そして、まだ出会って間もないイーブイ。


カナタ「全員私の家族だ」

イーブイは既に寝息を立てていて、誰も聞いちゃいない。それでも私は虚空に向かって呟いた。

答えるものなど誰もいない。

不安でいっぱいだが、悩んでいても仕方ない。

誰かがブイズを私の元から奪おうものなら、私は鬼になろう。誰かが病に倒れそうなら寄り添おう。そう決意して瞼を閉じた。

そういえば、ニンフィアが来てからはブイズ全員で健康診断はしていない。今度ポケモン病院で健康診断の予約を入れるとしよう。

※トゥルー(ハーレム)ルートに入れるようになりました※
※進みますか?※

↓2~4 多数決
はい/いいえ

今日はここまでで。安価下から。

朝日が目に染みて、私は目を覚ました。

目覚まし時計が鳴っていない。イーブイが蹴飛ばして床に落としたようだ。

驚いてベッドから飛び起きた。壁掛け時計を見る。

普通の時間帯だ。目某していなくてよかった。ただ、この時間だとサンダースと朝の走り込みはできない。むくれているだろう。


サンダース「おー……おはよう」

予想に反してサンダースは怒っていなかった。それどころか疲れている様子だ。

カナタ「サンダース、どうしたんだその寝癖」

サンダース「あー、これ?寝癖じゃねーよ。池に落ちてずぶぬれただけだ」

カナタ「池?」

サンダース「ああ、家からちょっと行ったとこにちっちゃな池があるだろ?そこで」

カナタ「何でそんなとこまで」

サンダース「あー、トレーニングついでに食費浮かそうと思って魚釣り……あれ?これ釣りか?漁?結局一匹も取れなかったけどな」

シャワーズ「もー、そんなことするなら私が行ったのに」

サンダース「お前の手を煩わせるまでもねぇだろ」

シャワーズ「いや、水の中だから得意分野……」

サンダース「……あ、やっべそっか、何考えてんだ俺」

カナタ「とりあえず風邪を引くといけないし、今日はサンダースお留守番ね」

サンダース「えー!?ちょっと待てよ」

カナタ「えーでもちょっとでもない!家にいる!」

指を指すとシュンとなってしまった。

保育士A「カナタくん、ちょっといい?」

出勤すると、先輩保育士が手招きしてきた。

カナタ「なんですか?打刻の後で……」

言う前に服を引っ張られて引き込まれた。

保育士A「あれ見て」

指を指す方を見た。

誰だろう。まるでヤクザのようないでたちで、髪をオールバックにしている白いスーツの男が戸口に見える。目に痛い真っ赤なネクタイをしていた。

園児たちは……女の子は離れて様子を見ているが、男の子は彼の出したカブトムシのポケモンに夢中になって群がっている。

カナタ「……誰ですか?」

保育士A「ごめん、あれお兄ちゃん」

リーフィア「えぇ……」

カナタ「怖いお兄さんですね」苦笑いが顔に出てないか心配だ。

保育士A「あ、堅気だからね!?勘違いさせてごめん。あんななりだけどエリートトレーナーだから」

保育士A「実は、家でこの前カナタくんの事話したんだ。そしたら『男が職場に入ったぁ?』って言って乗り込むって聞かなくて……必死に止めたんだけど」

カナタ「乗り込んでどうするんですか」

保育士A「悪い人かどうかポケモンバトルしてみるんだって」

シャワーズ「妹想いの武闘派だねぇ」

笑い事ではない。彼だって必死だ。過保護ではあるが、妹に悪い虫がついてないか気になるのだろう。

カナタ「ところで、園長は?」今日出勤のはずだ。

保育士A「そう、園長に追い出してもらうの期待したんだけど、言いくるめられちゃったみたいで……」

カナタ「そうですか……どう言いくるめられたのか気になりますが、今は出勤の打刻が先です。行って打刻してから戦えば……」

保育士A「待って待って」服を掴む「カナタくんが戦ったら負けちゃうかも!お兄ちゃん結構強いんですよ?!」

保育士A「カナタくんのポケモンがボコボコにされちゃったら、カナタくんのポケモンたちや子供たちのトラウマになるかもしれないし……」

数日前の敗戦が頭をよぎる。今の手持ちは3匹。敵の手持ちが少なければ戦えるが、自信のない数だ。しかも今日は主力のサンダースがいない。

カナタ「……じゃあ、どうすれば」

保育士A「ここは引き返して、今日休む連絡を入れれば……」

先輩保育士は迷っているようだ。私も実際迷っている。ここは……

↓1 安価
①行って戦おう。まだ負けると決まったわけではない。
②行くには行くが、なんとかなだめて戦わずに済むように頑張ろう。
③出勤するのは危険だ。またいきなり休んでしまうので園長からの評価はダダ下がりになりそうだが、休む連絡を入れよう。
④自由安価 要記述

途中まで書いたのですが、やっぱりしっくりこなかったので書き直してきます
今日はここまでで。

カナタ「行くには行きます。けどなんとかなだめて戦わずに済むように頑張ります」

保育士A「引きとどまる……んですかね……?」

私は先輩保育士を手で押しとどめ、戸を開けた

カナタ「おはようございます」素早く動いてタイムカードを切った。

保育士A「お、おはようござい」

???「ふふ……妹、やっぱり仕事着も似……ン゛ン゛じゃなかった」

???「ふん……君が件の新人だね……」

カナタ「あ、はい」一瞬でかっこいいイメージが台無しになった。

???「ふふふ……そうかそうか!妹が褒めまくっていたバトルもピアノもうまい新人と聞いてどんな奴かと思ったが……こんな子供が褒められてたとはな!」

先輩保育士は顔を赤くしている。

???「こんな子供なら妹の恋人として認めるわけにはいかない。プロとしてオレが直々にその鼻をへし折ってやろう。バト」

カナタ「ちょ、ちょっと待ってください」

ボールを出そうとしてたため、私は手のひらを前に出し制止した

???「なんだ」

カナタ「……お兄さん、そもそも誤解してますよ。私はあなたの妹さんと特別な仲というわけではないんです。職場仲間なだけです。あなたと戦う必要はないんですよ」

???「ウソを言ってもすぐわかるぞ」

カナタ「これが嘘をついている顔だと思いますか」

エリートトレーナーは私の顔を覗きこんだ。


↓1 コンマ2桁
1~33 「……確かに言われてみれば、こんな弱弱しい奴を妹が好きになるかは疑問だな」顔を覗きこんでいる。
34~66 「……顔からはわからん。だが疑わしきは罰せよ、だ。昼休み、園のすぐ外で待っているからな」そう言って出て行った。
67~99 「ええい、問答無用、勝負だ」ボールを取り出した。仕方がない。戦うしかない。


1レスだけ更新しておきます。

???「……確かに言われてみれば、こんな弱弱しい奴を妹が好きになるかは疑問だな」顔を覗きこんでいる。

カナタ「そうでしょう。だからもう一度家族と話し合って」

保育士A「ハル!ちょっと来て、もう!」兄の耳を引っ張る。ハル?が名前だろうか。

???「いてて、ああくそ、分かった分かった行くよ」

???「とにかく、妹は渡さないからな!もし妹と付き合うなら俺が相手になるからな!」

耳を引っ張られて出て行ってしまった。

ブースター「凛々しかったですよ、カナタさん」

カナタ「そうでもないよ……?」

目を輝かせたブースターと私の足にしっかりしがみついているリーフィアをボールに戻し、着替えに私は向かった


↓1コンマ2桁20以下で①トレーナー遭遇

園長「カナタくんはまだこれについては知らないわよね?」

子供たちがお昼寝の時間で寝ている間、ノートを書いていると園長にプリントを渡された。

上に大きく えんそくおはなみかい と書いてある。

ちら、と目だけでカレンダーを確認する。4月の行事に遠足お花見会とあった。

カナタ「ええ」

園長「今年はここ、西の山の大池のほとりまで散歩するコースなんだけど、場所は知っている?」

カナタ「ええと……廃校のある方角ですか」

園長「あー、えっとね、西は西でも北西にある方の山ね」

カナタ「あ、そっちはちょっとまだ……」

園長「うーん、そう」

カナタ「何かあるんですか?」

園長「教員全員が引率として目的地まで行くのに荷物を持っていくんだけど、持って歩くにはちょっと多くてね。去年は自動車の免許持ってた人いたから大丈夫だったんだけど……定年退職でね……」

園長「年齢が年齢だから自動車はないけど、普通二輪の免許持ってたりする?カナタくん。持ってたらバイクで荷物運ぼうと思うんだけど……」

カナタ「いやあ、ないですね」

園長「じゃあ別の方法考えないとねぇ……」

カナタ「あの、園長ってポケモン持ってますよね」

園長「もちろん」

カナタ「エスパータイプのポケモンとかひこうタイプのポケモンとかいないですか」

園長「テレポートやそらをとぶね?」

カナタ「そういうことです」

園長「ひこうは辛うじてペラップがいるけど、体格からして難しいわね。けどポケモンに持たせる案はいいわね。ありがとう」

ちら、と私はリーフィアたちを見た。

襲撃者の件やブラッキーが乱暴された件もある。みんなを連れて行くかは少し考えておこう。


↓1 コンマ2桁50以下で②トレーナー遭遇

今日はここまでで。安価下。
読み返してて思ったのですがこのSSもう書き始めて3年目なんですね(更新止まったり遅かったり1レス更新が多すぎて全然そんな気してなかったですが)
いつも読んでいただいてありがとうございます。
ED目指して頑張ります。

2017年からだから3年目じゃなくて4年目でした…

シャワーズ「ねえカナタくんカナタくん」

帰りの準備をしているとシャワーズに服を掴まれた。口でくわえているので咥えられたとするのが正しいが。

カナタ「何?」

シャワーズ「明日は久々の休みだよね?行くべきところがあるんじゃない?」

カナタ「行くべき……?」

シャワーズ「こう」

何もない空中で首を捻り、何かを咥えて地面に置いた。

その後、何かを一つ一つ持ち上げる動作をする。

パントマイムか。これは……。

カナタ「駅前の……スイーツショップでグミ食べ放題!?」

シャワーズ「そうそうそうそうこうやってひとつひとーつグミ乗っけてお皿一杯にしてテーブルに載せていただきまーす……って違う!ぐへえ」ペチ、と頭を軽く前足で叩かれた「本でしょ」

サンダースと話してたシャワーズの立ち読みの件かと思ったが、もう一つ思い当たる節があった。

カナタ「返却期限……?」

シャワーズ「グレイシアの借りた本、もう期限過ぎてるんじゃないの?」

うっかりしていた。返却期限は1週間後だからとっくに過ぎている。

健康診断の予約、ブースターの遊園地デート、画廊へ運び込むための業者との打ち合わせ、そして図書館……やることが山積みだ。

カナタ「そうだったね、明日返しに行くよ」

シャワーズ「それと……レポート見た?」

カナタ「忙しくて見れてない。後で見るよ」

シャワーズ「む……まあいいけど」

むくれている顔が可愛くて指でつつこうかと思ったが、園児が通りかかったのでやめた。


↓1 コンマ2桁70以下で③トレーナー遭遇

続きは夜少しだけ更新します

昼にトレーナーと会わず、今日の収入はなかった。

カナタ「今日は誰も来ず、か」ぼんやりブイズたちを待つ。シャワーズが私の服を引っ張る。

カナタ「何?」

シャワーズ「ね、あれ」

首で指した方角を見ると、リーフィアが女の子の園児とおいかけっこをしていた。

危なっかしいが、室内なので転んでも擦り傷くらいしかできないだろう。

シャワーズ「もうちょっと待っててあげよっか」

カナタ「そうだね」

子供が怖いと言ってたリーフィアが、あんなに仲良く遊べるようになるとは。勇気を振り絞っての事だろう。

あとでめいっぱい撫でてあげよう。


昼行動でパーティに加えたブイズは好感度が上がります
↓1コンマ一桁分上昇

所持金
(-1866円)

イーブイ「お兄ちゃん!来て来て!」

家に帰るとイーブイが一番に駆け寄ってきた

カナタ「ただいま、どうし」

イーブイ「目つぶって口開けて」

言われるままに目をつぶって口を開けると、何かを口に入れられた。

これは……コーヒーゼリー……か?苦みが薄味でよくわからない。

イーブイ「ねね、いいでしょ!グレイシアお姉ちゃんと一緒に作ったんだ」

咥えているスプーンを置いてから喋った。

苦みも薄いし生クリームの甘さも少ない。正直物足りないが……。


↓1
①「ありがとう、美味しかったよ」と嘘でも言う
②「味薄いね……」と正直に言う
③「もっと生クリームが甘い方が好きかな……」と控えめに意見する
④自由安価(要記述)

今日はここまでで。

カナタ「もっと生クリームが甘い方が好きかな……」控えめに意見した。

味が薄すぎて食べられないなら味が付くよう意見したらいいだけの話だ。

イーブイ「えー、でも、甘すぎない?」

グレイシア「やはり甘い方が好きですよね」

イーブイ「でも甘すぎると豆乳病にかかるってサンダースお姉ちゃんが」

カナタ「大丈夫だよ、ちょっとくらい。あと豆乳じゃなくて糖尿ね」

イーブイ「えっ!?体が豆乳になるんじゃないの?」

ブラッキー「なるわけないでしょ」

イーブイ「……でも体に悪そう」

ブラッキー「カナタの分だけ甘くしときゃいいのよ」

ブースター「ブーも甘いのがいいので甘くしてください」

グレイシア「試作だから、材料ない。ごめんなさい」

わちゃわちゃしているところにチャイムが鳴った。きっと何か郵便物だろう。


↓1 コンマ2桁 3の倍数の時イベント発生

↓2(~帰宅後夕食前~)
ブイズを部屋に呼びます(一匹選択)

【日記を書く】?
↓3 YES/NO

↓1 発生イベント安価
1~45 マユから贈り物が届いた
46~75 ツクモから手紙が届いた
76~90 ???
91~99 「こんにちは」ドアから陰気な男が覗いてきた。この男、図書館で会った気が……

セーブしました
【16日夜】

届いたのは父からの手紙だった。近況報告と、今後のスケジュール、そして何か封筒が入っていた。

手紙の内容は多くが仕事のことだ。主役の俳優が曲者のようで撮影は難航しているようだった。父らしいなと少し笑った。

チヅルさん、マコトさんの契約はまだ続けるそうだが、数日何者かに狙われていない現状、近々どちらかを解除することも考えているようだ。

封筒を開けようとしたところ、ドアがノックされたので私はひとまず手紙をしまった。

リーフィア「今、お邪魔……ではないですか」おずおずとドアを小さく開けて入ってきた。

カナタ「大丈夫だよ」


↓1 リーフィアと何をしようか?
会話(のち内容安価)
ボディタッチ
遊ぶ(のち内容安価)
風呂
自由安価指定(要記述)

カナタ「リーフィア、夕飯前にひと風呂入るか」

リーフィア「えっ……」


↓1 コンマ2桁
1~40 顔を赤くしたまま黙ってしまった
40~80 「私なんかが……」もごもごと小声で呟いている
81~99 「ダメです……ダメですよ」俯いている。泣いているのか?

今日はここまでで。

リーフィア「私なんかが……」もごもごと小声で呟いている

カナタ「いや、君だから一緒に入りたいんだよ」屈みこんで目線を合わせた「ダメかな?」

リーフィア「うーん……」

リーフィアは迷っているようだ。

一緒に風呂に入りたくない理由でもあるのだろうか?


↓1 安価
①カナタ「体に見られたくない傷がある……とか?」
②カナタ「お風呂は一匹で入りたい派……とか?」
③カナタ「お風呂に入りながら歌を歌いたかった……とか?」
④カナタ「入浴剤を使いたい……とか?」
⑤カナタ「……こっそりお風呂でお酒を飲みたかった……とか?」
⑥自由安価

カナタ「体に見られたくない傷がある……とか?」

リーフィア「いえ!いえ違います!傷なんて隠してません!」

リーフィア「……お風呂って、そ、その、一人きりになるじゃないですか」

リーフィア「ええと……だから……その……」

カナタ「妙に歯切れが悪いな」

リーフィア「さ、察していただけますか……」


↓1 安価
①「……うーん、とすると……」リーフィアの性格から更に推測する
②「そんなに私と風呂に入りたくないんだな……」しょげた『フリ』をしつつ、あわよくばなし崩し的に一緒に風呂に入ろうとする
③「リーフィア、私は君を信頼してるんだ。だから、君が風呂で何をしてようと幻滅することはない。……話してくれないか」肩を抱き寄せて真剣なまなざしをする
④自由安価(要記述)
※①~③はコンマ判定が入ります

カナタ「……うーん、とすると……」リーフィアの性格から更に推測する

リーフィアの性格からいって、お風呂で無邪気に遊んだりはしないだろうしお酒を隠し持っててこっそり飲んでいるとは考えにくい。

自分の容姿に関してはダメダメだと考えて、むしろ自殺願望さえ見え隠れしているので入浴剤を使って風呂に入るような『体にいいこと』なんてするはずがない。入浴剤を入れるくらいなら代わりに塩素系と酸性の洗剤を混ぜ合わせて入れて入浴でもしそうなものだ。

体に傷はない。とすると今の私が考えられるのは2つ。


彼女はオタク趣味で、朝の子供向けアニメで好きなプロデューサー(?)が作曲した曲が好きである。

そこから一つ。ずばり『風呂に一匹で入っている最中は孤独になれて、自分の好きなプロデューサーの曲が歌い放題』だからという理由だ。

これならあまり誰かとお風呂に入りたくないのもわかる。自分の趣味を他の子に知られたくない彼女にとって風呂場は絶好のカラオケボックスだろう。(脱衣所にカギがかかる仕様になっておりドアが2重にある計算のため、我が家の風呂場は意外と防音性は高い)

また、歌声を聞かれたくないから(下手か上手かはさておき自分の歌声に自信がないだろうことは容易に推測できる)好きである私と入りたくないということも考えられる。


もう一つ考えられるのは『孤独になりたいから』という理由だ。単純に一匹で入りたい派ともとれるが、そこまで単純な話ではないだろう。

彼女は自罰的でありすぎる。そのため誰かから責められなくても自分を追い込む傾向にある。

風呂で孤独になることで『自分の無価値さ』を、『自らの孤独さ』を見直し、自己批判することで調子に乗っている自分をリセットし、はしゃがず慎ましく身の丈に合った生き方を見つめなおしているのではないだろうか。

そこに誰か(私でも他のブイズでも)いると自らの思考が乱れるため、一匹になりたいと考えているのではないだろうか。私も一人で風呂に入るとついつい考え込んでしまうからわかるのだ。


確率としては2分の1だ。

恐らく彼女は……


↓1 一緒に風呂に入りたくない理由の推測(安価)
『風呂場で歌いたいから』
『風呂は一匹で入って、自らを見つめなおしたいから』

カナタ「リーフィア」私は考え抜いて言葉を出し始めた。

リーフィア「なんですか」

カナタ「リーフィアってさ、もしかしてだけど……お風呂場でよく考えこむ性格じゃない?」

リーフィア「えっ、な、ななん」

カナタ「やっぱりか。何で知ってるかって?」

首を激しく縦に振っている。

カナタ「私もそうだからだよ、一人になると思考がクリアになって、自分の世界に没頭できる。考え事に集中できる。リーフィアもそうなんじゃないかな、と思ってさ」

リーフィア「……私も……」小さく呟いた。俯いていて声がくぐもっている。

リーフィア「……自分の世界……確かに、お風呂場で過ごすあの時間は『自分の世界』ですね」

カナタ「リーフィア、確かに自分の世界を持つことは自由だし、大切なことだよ。けど、自分の世界が必ずしも自分の周囲の世界と合っているとは限らない。あ、別に自分の世界を変えろなんて言ってないよ」

カナタ「自分の世界が違っていれば、物事の見え方も当然違ってくるし、言葉の端にも天使と悪魔が見え隠れしてくる」

カナタ「リーフィア、君のことを知りたい。君がどんな考え方で物事を見ているのか。どうして君がそんなにも自分を卑下しているのか。君の世界を覗きたい」

カナタ「普段一匹でお風呂に入っている君とお風呂に入りたいって理由は、君をもっと深く理解するためなんだよ。あっ、もちろん、親睦を深めたいからっていうのも理由としてあるけどね」

カナタ「そんな理由で君とお風呂に入りたい、っていうのはダメかな?」



↓1 成功判定 コンマ2桁 (正答ボーナスなど諸々で失敗判定はなくなっています)
0~83 成功
84~99 部分成功(今日は決心がつかない)


今日はここまでで。

浴槽に深く肩までつかり、大きく息を吐く。リーフィアは私の足の先に乗ってきた。

普段は溺れないよう足場を浴槽に沈めて入っているようだが、今日は私が一緒に入るので取り払っている。

「覗いても、多分分からないですよ」とはいったが、私が一緒に入ることを彼女は許してくれた。

彼女は風呂場に入ってから黙ったままだ。

気恥ずかしいのか?と顔を覗き込むがそんな様子はない。暗く沈んだ顔だ。彼女は既に自分の世界に入っている。

カナタ「風呂ってさ、入ると一日が終わった、って気がするよね」

リーフィア「そうですね」

言ったきり彼女は口を閉ざした。気まずい雰囲気が流れる。

カナタ「リーフィアってお風呂好き?」

リーフィア「普通……ですね」

再度黙る。彼女と話したいのだが、私は会話がそれほど得意ではない。

カナタ「何を考えてるの?」率直に聞くことにした。

リーフィア「今日の失敗、です。仲間うちで会話してただけの1日でも、私に失敗しなかった日はありません」

リーフィア「例えば……そうですね。さっきみんなでテレビを見てたのですが、ブラッキーが「この人間最近よく見るよね」と言っていたのに私はうまく答えられませんでした。どの番組?とか、この人間嫌い?とか色々話しようがあったのに」

リーフィア「……水辺って、霊をよく呼び込む場所らしいですね」

カナタ「そうなの?」

リーフィア「ネットに書いてありました」

信ぴょう性や、どうやってネットを見ているのか等が気になるが、今は突っ込まないでおこう。私は頷いて話を促した。

リーフィア「水はこの世とこの世ならざる場所を……その……繋ぐ役割があるんじゃないかと思うんですよ」

リーフィア「だからこうして体を綺麗にしつつ、水に映った自分を見ながらいつも思うんです」

リーフィア「来世幸せになりたい、来世幸せになりたい、来世幸せになりたい……って。現実逃避です。願って叶うという訳でもないのに」

リーフィア「……ごめんなさい、こんな話をして。これも今日の反省、ですね……」


↓1 会話
①「失敗を気にしているみたいだけど、君は成功もしているじゃないか。今日の子供たちと遊んでた姿、見たよ」
②「叶うさ、きっと。願い続けていれば叶わないことなんてないよ。それが来世でもね」
③「分かるよ。私もね、よく自分が何であんなことを……って1日の反省会すること、よくあるんだ」
④自由安価(要記述)

カナタ「分かるよ。私もね、よく自分が何であんなことを……って1日の反省会すること、よくあるんだ」

カナタ「どうしてあんなことをしちゃったんだろうって、考えても過去のことだから変えられないのにね」

リーフィア「そうなんですね」

カナタ「あ、ごめん。話が続かなかったってがっかりしなくていいよ。私も口はうまくない方だから……うまく話が続けられないんだ」

リーフィア「私と似ているんですね」

カナタ「ははは……浸かりすぎるとのぼせるし、そろそろ体でも洗おうか」私は湯船から上がった。

リーフィア「カナタさん」湯船の中のリーフィアが小さい声で呟いた。

カナタ「何?」

リーフィア「本当にそうなんですか?」

カナタ「ん?どういうこと?」

リーフィア「本当に一日の反省をしているんですか?カナタさんは……とても私と同じようには見えないです。思いやりがあって、みんなのことを考えてて……だから」

リーフィア「だから私のことを気遣って『その気持ちわかるよ』と嘘でも言ってくれてるんじゃないですか?」

リーフィア「私なんて……そんな、気づかいされるほどの価値のあるポケモンじゃ……」

カナタ「いいや、これは本心だよ」

リーフィア「でも」

カナタ「みんなのことを考えて、思いやりがあるように見えてるのは、それが好きなブイズだからだよ。私はそうは見えないだろうけど、裏じゃ反省会したり暗いこと考えたりしてる人間なんだよ」

カナタ「だから、君の暗い気持ちも全部ぶつけてくれてもいい。普段からそういう考え、慣れっこだからさ」

リーフィア「……なんだか夢みたいですね。私の気持ちを分かってくれる人がいて、しかもその人が私を好きでいてくれるなんて……」

リーフィア「頭がくらくらしてきました。そろそろ夢が覚める時間……」

カナタ「リーフィア、それ多分のぼせてきてるだけだよ。体洗おう」

リーフィア「あ、そうですね……」

暗い雰囲気はあるものの、無理してでも笑おうとしているのか、口元が少し曲がった。

眠すぎて上手く話が寝れないので今日はここまでで。

体を洗って、もう一度湯船に浸かった。

一匹と一人分入ったのと体を洗うのに湯船の湯を使ったのとで、大分浴槽の中のお湯は無くなっている。つぎ足しつつ彼女を胸に抱き、笑顔を作る。

不安げな顔は周囲に不安を伝播させる。彼女を安心させるなら、安心できるように振舞うことが大切だ。営業スマイルでも作り笑いでもなんでもいい。笑顔が大事だ。

体を洗いながら聞いたリーフィア自身が忘れている過去の断片的な記憶や、野生時代のひもじい記憶、今までの共に旅してきた事、それらを語りながらくつろいだ。

リーフィア「こうして、誰かと一緒にお風呂に入るのなんて初めてな気がします」

カナタ「意外と、悪くないだろ?」

リーフィア「でも」

カナタ「でも?」

リーフィア「こうしてカナタさんのお腹に背中をつけて抱かれたまま入ると、水辺で霊が後ろに立ってたりするかも」

カナタ「おいおいそんなわ……」私は振り向く素振りを見せ、わざと言葉を切った。リーフィアが振り向きそうなところに指を配置し、尖らせる。

リーフィア「えっ」急いで振り向いたリーフィアの頬に指が激突した。

カナタ「ひっかかった」

リーフィア「ぷっ……もう、子供ですか!もう!」顔を赤くしながら湯船に浸かる。少し笑ってくれたので内心ガッツポーズした。

カナタ「子供だよ。私17」

リーフィア「もう、二度と一緒に入りません!」

カナタ「ごめん」いいつつ顔無理やりにでもマッサージをする。

リーフィア「……もう」嫌じゃないようだ。私は手を放した。


↓1 安価
①いい雰囲気なので告白する。
②まだその時ではない。とりあえず風呂から上がって体を拭こう。
③風呂から上がらず、自分の過去の話をする
④自由安価、要記述。

カナタ「リーフィア」

リーフィア「……はい、なんでしょうか」

カナタ「リーフィアが自分の事ばかり話してたら疲れるだろうから、私の過去も話そうと思ってね」

リーフィア「すみません」

カナタ「いいよいいよ」

カナタ「……人の前であんまり話すのが得意じゃないのは、私も理由があるんだ」

カナタ「小さい頃、父さんはよく映画の撮影現場に私を連れて行ってくれてたんだ。父さんが母さんと離婚した後だよ。息子に監督を継がせたいからなのか、それとも鍵っ子にするのが嫌だったから仕事場に連れてったのかは分からない」

カナタ「ポケモンと話ができるなんて俳優たちの前で自慢して、お世辞でも『凄いね』なんて言われて……多分内心子供が適当なこと言ってると思ってたんだろうけど……舞い上がってた」

カナタ「ある時、俳優たちがこそこそ話してたことがあった。こっそり聞いてみると父さんの悪口だった。演技指導がしつこいだの口うるさいだの言いまくってたんだ」

カナタ「……嫌になったよ。あんなに仲がいいように見えた俳優たちは、内心父さんの悪いところを粗探しして陰口しあってたんだ。父さんはただ演技指導してただけなのに」

カナタ「どんなに仲がいいように見えても、裏でみんな陰口しあってるんだ」

カナタ「どうして人は他人がいると陰口をしあうんだろう。そう思って嫌になって撮影現場には行かなくなった」

カナタ「私は人とあまり喋らなくなった。口を開くと言葉の端から粗を探されそうだし、そんな緊張した状態からじゃ面白い話も出来なかったし。まあ、黙ってても『根暗』だの『陰キャ』だの『顔がいいだけのだんまりクソ野郎』だの言われたんだけどね、ハハッ」

リーフィアは何も言わず首を振った。カナタさんはそんな人じゃないと必死に抵抗しているのだろう。小さな反抗に私はほんの少しだけ救われた。

カナタ「……時は流れて、ポケモンリーグを諦めた後、普通に就職することを考えた。まず人と関わらず孤独になれる仕事を探したけど、無理だった」

カナタ「結局、どんな仕事も大なり小なり人と話さなきゃならなくなる。それがどうしようもなく辛かった」

カナタ「だから今度は『じゃあ陰口をあんまり言わない人間って何?』って考えたんだ。出した結論は『子供』だった」

カナタ「子供って純粋だから、陰口で盛り上がったりもあんまりないし、嫌な時も起こった時もストレートに悪口で言ってくれる。結構、一緒にいて気が楽な相手だと思ったんだ」

カナタ「まあ、純粋に子供が好きってのもあるけどね」

カナタ「あと、子供ならポケモンと話せるなんてばれてもあんまり騒がれなさそうだし、都合がよかった」

カナタ「……私は弱い人間だよ。人から逃れるために保育士になったようなものだ。だからリーフィアが思っているようなかっこいい人間じゃないんだよ」

カナタ「今でも人と喋るのは得意じゃない。子供相手だと少し、話しやすくなるけどね」


リーフィアは…… ↓1 コンマ判定 
1~33 振り返って首を抱いてきた
34~66 「……話してくれて、ありがとうございます」
67~99 「……私たちって、似た者同士だったんですね」

今日はここまでで。コンマ下。

リーフィア「……話してくれて、ありがとうございます」

落ち着いてリーフィアはそう言った。

リーフィア「カナタさん、でも私は、カナタさんを本当に弱い人間だと思わないです」

カナタ「そう?」

リーフィア「自分が弱い人間だって、分かってるじゃないですか。苦手分野が分ってて、それを避けて人生を選んだ……逃げたと思わないです。人って得手不得手があると思います」

リーフィア「……だから、あの、その、あんまり卑下しないでください」

カナタ「それさ、その卑下しないでっていうのそっくりそのまま返していい?」

リーフィア「あは……」苦笑いした。

カナタ「いいね」

リーフィア「え?」

カナタ「苦笑いだったけどさ、その笑顔、いいね」

リーフィア「あの、その」顔を半分湯船に沈めた「見ないで……」

カナタ「かわいいよ」

リーフィア「……騙されません」

カナタ「君のパートナーの私はそんなに信じられない?」

リーフィア「そんな」

カナタ「じゃあ信じて」

リーフィア「うぅ……」

顔を丸ごと沈めた。私はすかさず体ごと持ち上げた。顔を赤くしつつリーフィアは目を逸らした。

こんなにいじらしいのに、可愛いのに、どうして彼女は自信が持てないのだろうか。不思議で仕方がない。

彼女を湯船から上げ、降ろした。

カナタ「そろそろ上がるか」


↓1 コンマ2桁
3の倍数
イベント発生(リーフィア)
7の倍数
イベント発生(バッドイベント)

>>850 訂正
× 父さんが母さんと離婚した後だよ。
〇 父さんが母さんと離れた後だよ。
(この世界線ではまだ離婚とも死別とも決められてないため)


※イベント未発生



夕飯はかに玉だった。

グレイシア曰くレトルトを使って簡単に調理したものらしい。

「熱々にしすぎるとみんな火傷する」と配慮して、少し冷ましていたらしい。時間がかかったとほんの少し沈んだ声で言っていた。

カナタ「父からの手紙に、もしかしたらチヅルさんかマコトさん、どちらかを近々契約を解除するかもしれないと書いてありました」

チヅル「あら、そうなんですか」あまり意に介した様子はなく、微笑んでいる。

マコト「何故チヅル殿がそんなにも落ち着いておられるのかわからん。仕事がなくなるのだぞ?」

チヅル「なくなったらまた探せばいいじゃないですか、大丈夫ですよ」

マコト「あぁ、そうか……チヅル殿は売れっ子ボディガードだから余裕があるのだな。だが私はあまり指名されない。次の仕事がすぐ来るかは危ういところだ」

チヅル「大丈夫ですよ、すぐ見つかります。それにかもしれない、という仮定の話ですから、あまり気を揉んでも……」

マコト「かもしれない、という仮定の話だからこそ現実になった時のことを考えるべきだろう」

ユキノオー「まあまあマコ太郎さん、落ち着いて落ち着いて」

「おい、ちっこいの、うちの姫に触るんじゃない。繊細なんだぞ」モグラのポケモンがボールから出てきた。確か名前はドリュウズだったか。

ユキノオー「NO!サワテナイサワテナイーヨ!ホンートホンート!」

シャワーズ「食べ終わってから言った方がよかったんじゃ……?」

カナタ「うん」ボディガード二人の間で議論が白熱している。つられてポケモンたちも騒いでおり、静かだった食卓が騒がしくなった。少し後悔した。

エーフィ「なるようにしかならないさ、のんびりしていこうよーみんな」

カナタ「気持ちは分かるけどね」

エーフィ「うんうんー……ところで」笑顔を作る「リーフィアとくんずほぐれつした感想は?」

カナタ「いやいやいや、普通にお風呂入っただけだから」

エーフィ「またまたー」

ブースター「えっ、もう一線を……」

カナタ「超えてない超えてない」

シャワーズ「まあまあ、落ち着いて、カナタくんも男の子だからさ、夢くらい叶えたいもんでしょ。ほら、ボーイズビーアンビシャスっていうし」

カナタ「何の話?」

シャワーズ「普通男の人って夢でしょ?『恋人とローション風呂』って」

カナタ「どこでそんな言葉と常識覚えたんだ。勘違いも甚だしいぞ。リーフィアも何か言ってあげてよ」

リーフィアはボーっと食事してたが、私が話しかけるとさっきのことを思い出したようだ。

顔を赤くして、前脚で顔を隠した。

ニンフィア「へぇ」

カナタ「否定して……」

ブラッキー「この様子だと絶対ヤってんじゃん。サイテー。バーカバーカ」

グレイシアは冷たい目線で私を見つめてくる。やめろ、そんな目で私を見ないでくれ。

カナタ「私は無実だ……」

サンダース「ワハハ、まあ、お前ってビビりだし一線なんて超えてないねぇだろ?」

カナタ「その通りだけど納得のされ方が腑に落ちない……」

イーブイ「何の話?」

シャワーズ「ブイちゃんには早いからダメ、見ちゃいけません!」

イーブイ「もー!もう大人だよ!もう!」


↓1
(~夕食後~)
ブイズを部屋に呼びます(一匹選択)

今日はここまでで。安価下。

※視点変更
カナタ→リーフィア

鏡を見ていた。いつもより気の抜けた顔だ。頬に赤みがさしている。

熱はないけど熱をあげてる、今日の私はあの子にお熱……そんなソングロイドの歌詞があった気がする。

「苦笑いだったけどさ、その笑顔、いいね」カナタさんはそう言っていた。鏡の前で笑顔を作ってみる。やっぱり苦笑いだ。満面の笑みができない。

でも、褒められたのだ。取り繕わずとも私は彼に褒められたのだ。そのことに私は胸が締め付けられそうな気分になる。

これが恋なのだろうか。もっと前から予感があった。けれどこんなにも胸が高鳴ったのは初めてだ。

もしかしたら私は、ゴミ漁りをしていたあの頃よりもマシな私になれてるんじゃなかろうか。恋をすることで変われてるんじゃなかろうか。

"欠陥ポケモン"誰かにそう言われた気がした。いや、この声は『誰か』じゃない。この声はいつも聞いている。

そう、私の声だ。鏡の向こうの私が舌を出した気がした。

確かに苦笑いしかできない。でも、この笑顔はカナタさんに褒められた笑顔だ。批判されても、彼の好きでいてくれる私のこの笑顔は自信を持ちたい。

「本当にそうなの?」思い切って問いかけた。

"そうだ、お前は醜いポケモンだ"声が返ってきた気がした。そんなはずはない。だからこれはきっと内なる声だ。

「そんなはずない。これは、立派に私だ」

"そう、立派にダメな欠陥だらけの私だ"

「欠陥でも、この笑顔は……カナタさんはいいって言ってくれた」

"それは嘘、認めるな。お前は何一つできないダメな生き物だ"

「そんな、こと……」私は否定できない。バトルで足を引っ張ったあの日、料理で足を引っ張ったあの日、仲間内を盛り上げて楽しい気分にできなかったあの日。

失敗が泥のように、私の足にへばりついていた。

"お前はダメなポケモンなんだよ。さあ、認めろ。認めろ。いつもみたいに嘆いて枕を濡らせ"

「私は、私のことを一番わかってくれるカナタさんを信じたい。カナタさんは嘘を言ってない」声を絞り出した。

内なる私に負けそうだ。でも、彼に好かれた今日の私なら、きっと無敵だ。逃げたい、けど私はもう逃げない!

"本当にカナタさんは私を一番わかってくれているのか?"

胸に言葉が詰まった。首を縦に一度振った。鏡を精一杯睨み返した。

"それなら試してみれば?"

視線が窓を向いた。外だ。

"本当に私のことが分かってるなら、普段から私がどうしたいかカナタさんもわかっているはず"

"簡単、簡単、とっても簡単。たった一つの賢い問い方。本当にカナタさんが私のことを分かってくれているなら"

"身投げすらも察知して、助けに来てくれるよね?"

※視点変更
リーフィア→カナタ

呼んでから数刻後、ひょこ、とブースターが部屋に現れた。

ブースター「こんなに呼んで大丈夫?他の子嫉妬しない?」

カナタ「少しくらい、いいだろう」

ブースター「えへへ、ちゅーしていい?ね、ね?リーフィアといいことしたんだし、ちょっとくらい私にも……」

いつにも増して積極的である。いや、いつもよりというより、これが彼女のデフォルトで、普段が抑えているのかもしれない。


↓1 ブースターと何をしようか?
会話(のち内容安価)
ボディタッチ
遊ぶ(のち内容安価)
自由安価指定(要記述)

※もう今日は風呂に入ったので選択肢はありません


↓2 コンマ判定
3、5の倍数の時部分成功
15の倍数の時成功
(補足:負けイベントのようなものなので、外してもデスペナルティはありません。念のため)

↓1 会話内容
①ブースターって、得意料理とかあったっけ?
②ブースターって、何がきっかけで立ち直れたんだ?
③ブースターって、何か好きなものとかある?
④自由安価、要記述

今日はここまでで。安価下。
明日(日付的には今日ですが)も更新します。

>>856 訂正
×ほら、ボーイズビーアンビシャスっていうし
〇ほら、ボーイズビーアンビシャスっていうし、理解してあげようよ

カナタ「ブースターって、何か好きなものとかある?」

ブースター「え?へへ……言わなくても目の前にいるのに」顔を赤くしつつちらちらこちらを見る。

カナタ「はいはい、それ以外で……ん?」

気のせいか、部屋の上で音がした気がする。

ブースター「どうかしましたか?」

カナタ「いや……なんでもない」こんな夜に用もなく屋根裏部屋に行く人間などいないだろう。鳥ポケモンに違いない。

ブースター「焼き芋ですね……甘くてあったかくて、毎年焼き芋を買ってきてくれる日が楽しみです」

カナタ「あー……焼き芋か」季節は春だ。手に入りそうもない。

ブースター「どうしたんですか?」

カナタ「いや、みんなの事、私は何も知らないな、と思ってね」

カナタ「それにブースターにはいつも癒されてるから、労おうかと……でも焼き芋はこんな季節には手に入らないしなぁ」

ブースター「だ、大丈夫です!気を落とさないでください!今すぐ欲しいってわけでもないですし、また今」

その時、唐突に扉が開いた。

驚いて振り向く。シャワーズが息を切らして入ってきていた。

シャワーズ「カナタくん!」

カナタ「シャワーズ、どうしたんだ急に」

シャワーズ「なんでもいいから早く来て!」

落ち着かない様子だ。普段の様子ではない、どうしたんだろう。

カナタ「待て、落ち着いてくれ、なんなんだ」

シャワーズ「リーフィアが……リーフィアが」

シャワーズ「リーフィアが飛び降りたの!」

呼吸が止まった。

リーフィアが……飛び降りた?私は考える前に飛び出していた。

最後の記憶は、衝撃。次に痛みだ。

私にはイーブイだった頃の記憶がない。いやないというより『忘れている』か『抜け落ちている』と言った方が正しいのかもしれない。

気がついたら私は地面に伏していた。血だらけの姿で。

痛くて痛くてたまらない。けど声は出ない。喉でも折ったのだろうか。

ともあれこれでやっと、楽になれる。

最後にカナタさんは来てくれなかった。けど、これでよかった。やっと私は現世の辛い記憶を消し、冥府へと旅立てるのだ。

「大丈夫?大丈夫?ねえ、ねえってば」この声はブラッキーか。視界がぼやけて見えない。

「カナタ呼んで!まだ間に合うかも!」これはニンフィア。

「おい、しっかりしろって、おい、なんだよこれ、クソッ」サンダース。

ああ、私、最後はみんなに看取られて死ねるんだな、それだけは良かった。

「なんで俺がこんなクソ個体値を育てなあかんねん」

聞いたことのない声だ。

これ、誰だっけ。

誰の声だっけ。

ああ、そうか、やっと思い出した。ここにこの人はいないんだ。この言葉は記憶の底で眠ってたんだ。

前の飼い主の……そうだ、思い出した。

個体値っていうのがダメで、私空から捨てられたんだっけ。こんな風に投げられて。

個体値ってなんだろう。まあ、いいや。もう私は死ぬんだから。

痛くて眠くてたまらない。

生まれてきて、ごめんなさい。

私は大きな勘違いをしていた。

腕の中で動かないリーフィアを見つめた。

彼女は悩んでいた。その悩みを、「分かるよ」の言葉で共感して分かった気になっていたのだ。

彼女の情緒が不安定なら、それを支えてあげるべきだった。

もうそれは遅い。彼女はもう戻ってこない。

ポケモン病院に連絡したが、救急車が到着する前に彼女の鼓動は止まっていた。

放っておいてくれ、とブイズを追い出して私は彼女と、いや、彼女だった物と二人きりになった。

死というデスマスクが彼女の顔を覆っても、それでもなお彼女は可愛らしかった。

彼女を殺したのはきっと彼女だけじゃない。私もだ。私もなのだ。

どれだけ後悔してももう彼女は返ってこない。

きっと私は今日のことを死ぬまで忘れないだろう。彼女の命が止まると同時に、私の時もきっと止まったのだ。

【BADEND】リーフィアの自殺
リーフィアの自殺により、リーフィアルートのコンマが大幅に緩和されました。

ロード地点 >>828

届いたのは父からの手紙だった。近況報告と、今後のスケジュール、そして何か封筒が入っていた。

手紙の内容は多くが仕事のことだ。主役の俳優が曲者のようで撮影は難航しているようだった。父らしいなと少し笑った。

チヅルさん、マコトさんの契約はまだ続けるそうだが、数日何者かに狙われていない現状、近々どちらかを解除することも考えているようだ。

封筒を開けようとしたところ、ドアがノックされたので私はひとまず手紙をしまった。

リーフィア「今、お邪魔……ではないですか」おずおずとドアを小さく開けて入ってきた。

カナタ「大丈夫だよ」


↓1 リーフィアと何をしようか?
会話(のち内容安価)
ボディタッチ
遊ぶ(のち内容安価)
風呂
自由安価指定(要記述)

>>872 訂正
× 死というデスマスクが彼女の顔を
〇 死が彼女の顔を
頭痛が痛いみたいな文章になっているので訂正

カナタ「リーフィア、夕飯前にひと風呂入るか」

リーフィア「えっ……」


↓1 コンマ2桁
1~45 顔を赤くしたまま黙ってしまった
46~95 「私なんかが……」もごもごと小声で呟いている
96~99 「ダメです……ダメですよ」俯いている。泣いているのか?

リーフィア「私なんかが……」もごもごと小声で呟いている

カナタ「いや、君だから一緒に入りたいんだよ」屈みこんで目線を合わせた「ダメかな?」

リーフィア「うーん……」

リーフィアは迷っているようだ。

一緒に風呂に入りたくない理由でもあるのだろうか?


↓1 安価
①カナタ「体に見られたくない傷がある……とか?」
②カナタ「お風呂は一匹で入りたい派……とか?」
③カナタ「お風呂に入りながら歌を歌いたかった……とか?」
④カナタ「入浴剤を使いたい……とか?」
⑤カナタ「……こっそりお風呂でお酒を飲みたかった……とか?」
⑥自由安価

カナタ「リーフィア」私は考え抜いて言葉を出し始めた。

リーフィア「なんですか」

カナタ「リーフィアってさ、もしかしてだけど……お風呂って一人で入りたい派?」

リーフィア「えっ、な、ななん」

カナタ「やっぱりか」

リーフィア「あ、あの……」

カナタ「何?」

リーフィア「何で……分かったんですか?」

カナタ「一人でお風呂に入るとさ、よく思考がクリアになって、自分の世界に没頭できるよね。考え事に集中できる。リーフィアはそうなんじゃないかな、って」

カナタ「お風呂に入ることで、自分を見直して、自己批判することで生き方を見つめなおしているんじゃないかな、と思ってね」

リーフィアが後ずさった。

カナタ「リーフィア?」

リーフィア「カナタさんって、とくせいか何かでポケモンの心も読めるようになりましたか……?」

カナタ「えっ、いや、そもそも人間にとくせいはないけど……そんなに当たってた?」

首を激しく縦に振っている。

カナタ「ははは……じゃあリーフィアをうまく理解できてる、ってことなのかな」

私は微笑んだが、リーフィアは俯いて見ていなかった。

リーフィア「……お風呂場で過ごすあの時間は『自分の世界』です。誰にも邪魔されない、孤独の時間です」

カナタ「リーフィア、確かに自分の世界を持つことは自由だし、大切なことだよ。けど、自分の世界が必ずしも自分の周囲の世界と合っているとは限らない。あ、別に自分の世界を変えろなんて言ってないよ」

顔をあげる。

カナタ「自分の世界が違っていれば、物事の見え方も当然違ってくるし、言葉の端にも天使と悪魔が見え隠れしてくる」

カナタ「リーフィア、君のことを知りたい。君がどんな考え方で物事を見ているのか。どうして君がそんなにも自分を卑下しているのか。君の世界を覗きたい」

カナタ「普段一匹でお風呂に入っている君とお風呂に入りたいって理由は、君をもっと深く理解するためなんだよ。あっ、もちろん、親睦を深めたいからっていうのも理由としてあるけどね」

カナタ「そんな理由で君とお風呂に入りたい、っていうのはダメかな?」

リーフィアが顔を赤くした。

だが、すぐ顔を俯かせて「いいですけど……覗いても、多分分からないですよ」と呟いた。


(※BADENDボーナスでコンマ判定は自動成功になりました)

浴槽に深く肩までつかり、大きく息を吐く。リーフィアは私の足の先に乗ってきた。

普段は溺れないよう足場を浴槽に沈めて入っているようだが、今日は私が一緒に入るので取り払っている。

彼女は風呂場に入ってから黙ったままだ。

気恥ずかしいのか?と顔を覗き込むがそんな様子はない。暗く沈んだ顔だ。彼女は既に自分の世界に入っている。

カナタ「風呂ってさ、入ると一日が終わった、って気がするよね」

リーフィア「そうですね」

言ったきり彼女は口を閉ざした。気まずい雰囲気が流れる。

カナタ「リーフィアってお風呂好き?」

リーフィア「普通……ですね」

再度黙る。彼女と話したいのだが、私は会話がそれほど得意ではない。

カナタ「何を考えてるの?」率直に聞くことにした。

リーフィア「今日の失敗、です。仲間うちで会話してただけの1日でも、私に失敗しなかった日はありません」

リーフィア「例えば……そうですね。さっきみんなでテレビを見てたのですが、ブラッキーが「この人間最近よく見るよね」と言っていたのに私はうまく答えられませんでした。どの番組?とか、この人間嫌い?とか色々話しようがあったのに」

リーフィア「……水辺って、霊をよく呼び込む場所らしいですね」

カナタ「そうなの?」

リーフィア「ネットに書いてありました」

信ぴょう性や、どうやってネットを見ているのか等が気になるが、今は突っ込まないでおこう。私は頷いて話を促した。

リーフィア「水はこの世とこの世ならざる場所を……その……繋ぐ役割があるんじゃないかと思うんですよ」

リーフィア「だからこうして体を綺麗にしつつ、水に映った自分を見ながらいつも思うんです」

リーフィア「来世幸せになりたい、来世幸せになりたい、来世幸せになりたい……って。現実逃避です。願って叶うという訳でもないのに」

リーフィア「……ごめんなさい、こんな話をして。これも今日の反省、ですね……」


↓1 会話
①「失敗を気にしているみたいだけど、君は成功もしているじゃないか。今日の子供たちと遊んでた姿、見たよ」
②「叶うさ、きっと。願い続けていれば叶わないことなんてないよ。それが来世でもね」
③「分かるよ。私もね、よく自分が何であんなことを……って1日の反省会すること、よくあるんだ」
④自由安価(要記述)

今日はここまでで。安価下。

カナタ「失敗を気にしているみたいだけど、君は成功もしているじゃないか。今日の子供たちと遊んでた姿、見たよ」

リーフィア「それは……その……」言葉を濁して口を半分湯につけた。

そんなことをしてもお湯は透明なので顔が赤いのは分かってしまうのだが。あるいはそうと分かっててもしたくなるのかもしれない。

カナタ「失敗なんてどんな完璧人間にだってあるよ。ポジティブな人の考え方ってさ、失敗を気にするより成功を気にするんだ」

カナタ「時を操れるポケモンでもいない限り、過去の失敗なんて訂正できない。なら今日はここがうまくできた、とか、今度はこうしたらもっとうまくいくかも、と考えてみたらいいんじゃないかな」

カナタ「私もね、反省会することはよくあるんだけど、最近の反省会はプラスになるように考えてるんだ」

カナタ「過去のミスを気にするより未来のミスを少なくする……まあこれ、前に読んだ本の受け売りなんだけどさ、はは」

リーフィアは黙ったままだ。

リーフィア「カナタさん」リーフィアが小さい声で呟いた。

カナタ「何?」

リーフィア「本当にそうなんですか?」

カナタ「ん?どういうこと?」

リーフィア「本当に一日の反省をしているんですか?カナタさんは……とても私と同じようには見えないです。思いやりがあって、みんなのことを考えてて……だから」

リーフィア「だから私のことを気遣って『その気持ちわかるよ』と嘘でも言ってくれてるんじゃないですか?」

リーフィア「私なんて……そんな、気づかいされるほどの価値のあるポケモンじゃ……」

カナタ「いいや、これは本心だよ」

リーフィア「でも」

カナタ「みんなのことを考えて、思いやりがあるように見えてるのは、それが好きなブイズだからだよ。私はそうは見えないだろうけど、裏じゃ反省会したり暗いこと考えたりしてる人間なんだよ」

カナタ「だから、君の暗い気持ちも全部ぶつけてくれてもいい。普段からそういう考え、慣れっこだからさ」

リーフィアはしばらく黙っていたが、すす、と近づいてきた。

リーフィア「分からないんです。きっかけがなんだったのか」

リーフィア「なにか私が悪いはずなのに、それが私一人ではどうしようもないことのような気がして、謝ってもすまない気がするんです。前の飼い主さんに」

リーフィア「どんな迷惑をかけてたのかっ……分からなくてっ……それで……」

リーフィア「カナタさんにも何かっ……迷惑を」

私は彼女の華奢な肩を両手で抑えた。震えていたのでどうしてもそうしたかった。

カナタ「大丈夫だ、今私が思いつく限りで君は迷惑をかけてはいない。不安なんだな」

カナタ「一度目をつぶって深呼吸しよう」

リーフィア「……したくないです。霊が漂ってそうで」

カナタ「いたら私が追い払う」

リーフィア「……でも」

カナタ「憑りついたら祓う。大丈夫だ」

逡巡したが、数秒経って意を決し、深呼吸をしだした。

カナタ「吸って、吐いて」

何度も繰り返す。何度も、何度も。

肩の震えは止まった。

カナタ「落ち着いてよかった。そろそろ、体洗おうか」

リーフィア「……はい」

体を洗って、もう一度湯船に浸かった。

一匹と一人分入ったのと体を洗うのに湯船の湯を使ったのとで、大分浴槽の中のお湯は無くなっている。つぎ足しつつ彼女を胸に抱き、笑顔を作る。

不安げな顔は周囲に不安を伝播させる。彼女を安心させるなら、安心できるように振舞うことが大切だ。営業スマイルでも作り笑いでもなんでもいい。笑顔が大事だ。

体を洗いながら聞いたリーフィア自身が忘れている過去の断片的な記憶や、野生時代のひもじい記憶、今までの共に旅してきた事、それらを語りながらくつろいだ。

リーフィア「こうして、誰かと一緒にお風呂に入るのなんて初めてな気がします」

カナタ「意外と、悪くないだろ?」

リーフィア「でも」

カナタ「でも?」

リーフィア「こうしてカナタさんのお腹に背中をつけて抱かれたまま入ると、水辺で霊が後ろに立ってたりするかも」

カナタ「おいおいそんなわ……」私は振り向く素振りを見せ、わざと言葉を切った。リーフィアが振り向きそうなところに指を配置し、尖らせる。

リーフィア「えっ」急いで振り向いたリーフィアの頬に指が激突した。

カナタ「ひっかかった」

リーフィア「ぷっ……もう、子供ですか!もう!」顔を赤くしながら湯船に浸かる。少し笑ってくれたので内心ガッツポーズした。

カナタ「子供だよ。私17」

リーフィア「もう、二度と一緒に入りません!」

カナタ「ごめん」いいつつ顔無理やりにでもマッサージをする。

リーフィア「……もう」嫌じゃないようだ。私は手を放した。


↓1 安価
①いい雰囲気なので告白する。
②まだその時ではない。とりあえず風呂から上がって体を拭こう。
③風呂から上がらず、自分の過去の話をする
④自由安価、要記述。

いい雰囲気だ。普段の暗い雰囲気が嘘のように消えている。

思えば、私はまだ彼女に告白をしていない。改まった告白だ。

今なら、成功するかもしれない。生唾を飲み込んだ。

心臓の鼓動が早い。お互い両想いと分かっているはずなのに、汗が出てきた。

カナタ「……リーフィア」

リーフィア「なんですか?」

カナタ「私の」深く深呼吸した「恋人になってくれないか」

リーフィアは黙って私の顔を覗きこんだ。目をしばたたかせている。

やがて眼を潤ませてきた。

カナタ「えっ、いや違う、嘘じゃない!嘘じゃないって!」

リーフィア「いえ、そうじゃないんです。嬉しくて、ごめんなさい」涙を腕で落とした

リーフィアと目が合う。

リーフィア「こ」顔が徐々に赤くなってくる「こちらこ……そ?」

真っ赤だ。私も多分真っ赤だろう。

カナタ「ありがとう」私は彼女を抱きしめた。あう、とかわいい反応が返ってきた。

両思いだと知っててもこんなにも嬉しい。

ああ、私はまだまだ子供だ。いや、子供なんてマセた言い方じゃない。ガキだ。

リーフィア「その……」何か言いそうなので腕を緩める「ほ」

カナタ「本当に君でいい」

リーフィア「ゆ」

カナタ「夢じゃない、現実」

リーフィア「……何か一つくらい言わせてくださいよ」ペチ、と腕で水面を叩いた

カナタ「当たってた?」

リーフィア「……もう」顔を丸ごと沈めた。

その時、サンダースの「おーい、メシだぞー!まだ風呂かー?」という声が聞こえてきた。

カナタ「そろそろ上がるか」

リーフィア「……私も」

カナタ「あ」いいことを思いついた「リーフィア、夕食後また部屋に来てくれないか」

リーフィア「はい?」

カナタ「もう恋人同士なんだからさ、もっとお互いの事知り合いたいな、と思ってさ」

リーフィア「……はい」

ぎこちない笑いだったが、笑顔で返してくれた。

あんまりにもいじらしいのでキスしてやろうかと思ったが、止まらなくなりそうなので理性で事前に押しとどめた。

※グッドイベントはリーフィアからの告白だったのでなくなりました。バッドイベントはBADENDボーナスでなくなりました


夕飯はかに玉だった。

グレイシア曰くレトルトを使って簡単に調理したものらしい。

「熱々にしすぎるとみんな火傷する」と配慮して、少し冷ましていたらしい。時間がかかったとほんの少し沈んだ声で言っていた。

カナタ「父からの手紙に、もしかしたらチヅルさんかマコトさん、どちらかを近々契約を解除するかもしれないと書いてありました」

チヅル「あら、そうなんですか」あまり意に介した様子はなく、微笑んでいる。

マコト「何故チヅル殿がそんなにも落ち着いておられるのかわからん。仕事がなくなるのだぞ?」

チヅル「なくなったらまた探せばいいじゃないですか、大丈夫ですよ」

マコト「あぁ、そうか……チヅル殿は売れっ子ボディガードだから余裕があるのだな。だが私はあまり指名されない。次の仕事がすぐ来るかは危ういところだ」

チヅル「大丈夫ですよ、すぐ見つかります。それにかもしれない、という仮定の話ですから、あまり気を揉んでも……」

マコト「かもしれない、という仮定の話だからこそ現実になった時のことを考えるべきだろう」

ユキノオー「まあまあマコ太郎さん、落ち着いて落ち着いて」

「おい、ちっこいの、うちの姫に触るんじゃない。繊細なんだぞ」モグラのポケモンがボールから出てきた。確か名前はドリュウズだったか。

ユキノオー「NO!サワテナイサワテナイーヨ!ホンートホンート!」

シャワーズ「食べ終わってから言った方がよかったんじゃ……?」

カナタ「うん」ボディガード二人の間で議論が白熱している。つられてポケモンたちも騒いでおり、静かだった食卓が騒がしくなった。少し後悔した。

エーフィ「なるようにしかならないさ、のんびりしていこうよーみんな」

カナタ「気持ちは分かるけどね」

エーフィ「うんうんー……ところで」笑顔を作る「リーフィアとくんずほぐれつした感想は?」

カナタ「いやいやいや、普通にお風呂入っただけだから」

言いつつ自分の顔が赤くなってないか心配だ。

エーフィ「またまたー」

ブースター「えっ、もう一線を……」

カナタ「超えてない超えてない」

シャワーズ「まあまあ、落ち着いて、カナタくんも男の子だからさ、夢くらい叶えたいもんでしょ。ほら、ボーイズビーアンビシャスっていうし、理解してあげようよ

カナタ「何の話?」

シャワーズ「普通男の人って夢でしょ?『恋人とローション風呂』って」

カナタ「どこでそんな言葉と常識覚えたんだ。勘違いも甚だしいぞ。リーフィアも何か言ってあげてよ」

リーフィアはボーっと食事してたが、私が話しかけるとさっきのことを思い出したようだ。

顔を赤くして、前脚で顔を隠した。

ニンフィア「へぇ」

カナタ「否定して……」

ブラッキー「この様子だと絶対ヤってんじゃん。サイテー。バーカバーカ」

グレイシアは冷たい目線で私を見つめてくる。やめろ、そんな目で私を見ないでくれ。

カナタ「私は無実だ……」

サンダース「ワハハ、まあ、お前ってビビりだし一線なんて超えてないねぇだろ?」

カナタ「その通りだけど納得のされ方が腑に落ちない……」

イーブイ「何の話?」

シャワーズ「ブイちゃんには早いからダメ、見ちゃいけません!」

イーブイ「もー!もう大人だよ!もう!」

鏡を見ていた。いつもより気の抜けた顔だ。頬に赤みがさしている。

熱はないけど熱をあげてる、今日の私はあの子にお熱……そんなソングロイドの歌詞があった気がする。

ついに私はカナタさんと恋人になった。夢なら一生冷めてほしくない。これが一時の熱なら一生熱が冷めないでほしい。

もしかしたら私は、ゴミ漁りをしていたあの頃よりもマシな私になれてるんじゃなかろうか。恋をすることで変われてるんじゃなかろうか。

"欠陥ポケモン"誰かにそう言われた気がした。いや、この声は『誰か』じゃない。この声はいつも聞いている。

そう、私の声だ。鏡の向こうの私が舌を出した気がした。

確かに苦笑いしかできない。でも、この笑顔はカナタさんに褒められた笑顔だ。批判されても、彼の好きでいてくれる私のこの笑顔は自信を持ちたい。

「本当にそうなの?」思い切って問いかけた。

"そうだ、お前は醜いポケモンだ"声が返ってきた気がした。そんなはずはない。だからこれはきっと内なる声だ。

「そんなはずない。これは、立派に私だ」

"そう、立派にダメな欠陥だらけの私だ"

「欠陥でも、カナタさんは私と恋人になってくれた」

"恋人?私が?あの素敵イケメン超人のカナタさんと?からかわれてるのに気づいてないの?"

「そんな、こと……ない。カナタさんは嘘をつかない」

何とか平静を保つ。私はもう彼と恋人だ。ならきっと、この場にいなくてもカナタさんは心で傍にいてくれている。ならきっと無敵だ。

逃げたい、けど私はもう逃げない!

"私さ、恋人ってわかってる?意味。つがいになるってことだよ?ボロだらけのぼろきれの私が、あのカナタさんと恋人になるんだよ?"

「そうだよ」

"つがいならお互いの心がわかるってもんじゃないの"

胸に言葉が詰まった。首を縦に一度振った。鏡を精一杯睨み返した。

"そう思うなら、普段からしたいことしてみれば?"

視線が窓を向いた。外だ。

"本当に私の心が分かってるなら、普段から私がどうしたいかカナタさんもわかっているはず"

"簡単、簡単、とっても簡単。たった一つの賢い問い方。本当にカナタさんが私のことを分かってくれているなら"

"身投げすらも察知して、助けに来てくれるよね?"

時計の音がずっと部屋に響いている。

夕飯の時間はとうに終わっている。リーフィアはまだ来ていない。

本を読むのをやめた。どうしたのだろう。まさかさっきの告白の衝撃で直後の約束を忘れてしまったのだろうか?

それとも、お腹でも下しているんじゃなかろうか。

私は立ち上がった。迎えに行こう。



↓1 どこを探しますか?
トイレ
リーフィアの部屋
他のブイズの部屋(要記述)
チヅルさんの部屋
マコトさんの部屋
キッチン
ダイニング
屋根裏部屋
自由安価(要記述)

あげます。安価下。

トイレを探そう、と考えたところでハタと止まった。

本当に腹痛で来れないだけなのだろうか?

例えば……告白されたショックで情緒が不安定になっているのではないだろうか?

そう考えると未だに来ない、というのも納得がいく。

思いつめているのなら、一匹になれる場所にいるんじゃなかろうか。

部屋だとニンフィアが押しかけてきそうだし、それ以外で、普段みんなが寄らなそうな場所……。

……そういえば、この家には屋根裏部屋があった。

私は屋根裏部屋へ向かった。


音がする古びた階段を上っていくと、ドアが薄く開いていた。

カナタ「リーフィア、ここにいるのか?」

返事はない。思い切って開けた。

誰もいない。代わりに屋根裏部屋から屋根へ続く天窓が開いていて、月明かりが踏み台を照らしている。

……まさか。私は急いで屋根へ向かった。

リーフィア「……っ……カナタさん」

屋根をあがると、驚いた表情でリーフィアが屋根の端にいた。

風が吹けば落ちてしまいそうだ。

人間が死ぬ可能性がある高さは3階から上の高さだと聞いたことがある。ここは2階だが、華奢なポケモンの場合人間より簡単に死ぬ可能性がある。

リーフィア「……どうして、ここが」

カナタ「なんとなく、だよ」にじり寄る

リーフィア「……来ないで、ください」

カナタ「リーフィア?」

リーフィア「正直、物凄く私は安心しています。私の心がカナタさんと通じ合っていて、しかも両想い。こんなに幸せなことがあるんでしょうか」

リーフィア「……普段から、私のことを愛して、受け入れていてくれて、私はもう一生分幸せなことを手に入れた気さえするんです」

今にも泣きそうなのに、嬉しそうな表情がひどく不気味だ。

カナタ「何を、言っているんだ」意味が分からない。

リーフィア「こんなに幸せな今でも、心の中で私自身が疼くんですよ。どうしてお前は死なないんだ、って。馬鹿らしいですよね。こんなに両腕いっぱいの幸せを手に入れても、それでも心の中が埋まらない。なんでこんなに私はあさましいポケモンなんでしょうか」

リーフィア「心がどうしても疼いて、だから今日は、ここに来ました。もう一つの理由で、カナタさんが私のことを分かってくれているんじゃないかと思って試したのもあったんですけど、やっぱりカナタさんは私のことがよくわかっているみたいです、えへへ」

リーフィア「どうしようもないんですよ。過去のフラッシュバックで、飼い主に殴られ蹴られた記憶、野良時代の無視された記憶、そして今の失敗の記憶……全部返ってくるんです。プラスになんて、そう簡単に出来たら苦労ないですよ、えへへ、へへ……へ……」

笑顔なのに、大粒の涙があふれて止まらなくなっている。

リーフィア「カナタさん……私……自分が変えられそうもないです……どうしても、辛くて……心がひどく乾くんです……」

カナタ「大丈夫だ、リーフィア……自分で自分が変えられないなら、私も一緒にそれの手伝いをしよう、だから戻ってきてくれ」

リーフィア「だって……だって……ダメなんです……私が……カナタさんの未来を……想ったら……そんなの……恋人なんて……」

カナタ「想像できないならできるようにすればいい!」こんな声近所迷惑かもしれない。でもこれくらいがいい「不安がることはない。私がいる。みんながいる。辛い記憶なんて全部楽しい記憶で塗りつぶそう」

リーフィア「そんなの……できますか……?」

カナタ「できる。だって」腕を広げた「私が君についているから」

リーフィアは顔をくしゃくしゃにして涙を流し、もう、と呟いた。

リーフィア「信じますよ」

カナタ「存分に」

リーフィアが歩き出した時、突風が吹いた。

リーフィア「あ」信じられないくらいスローモーションで見えた。足が滑っている。まずい。

リーフィア「れ」その場所はまずい……!


↓1 判定① コンマ2桁 5の倍数の時、屋根から落ちる前にリーフィアを掴める
↓2 判定② コンマ2桁 4の倍数の時、リーフィアの足をギリギリ掴める
↓3 判定③ コンマ2桁 2の倍数か3の倍数の時、落ちゆくリーフィアに飛びつける
(判定①~③のすべてを外すとBADEND、③のみ地面への当たり所判定があり失敗するとカナタ死亡BADENDです)
今日はここまでで。明日もできれば更新します(明日でクライマックスになるといいですね)

あ、判定は一つでも成功すれば成功です。念のため。コンマ下から

厳しいな

>>899
リーフィア死亡のBADENDを通らずにこの転落判定コンマ3種の展開まで奇跡的に来ると、上から11の倍数、9の倍数、7の倍数の判定になる予定でした。


咄嗟に走った。

彼女とは距離がある。つかめない可能性が高い。

……届かない。無理か。

いやまだだ。体がつかめずとも、足なら。

……ダメだ。届かない。くそ。

残る選択肢はこれしかない。

絶望の表情で落ちていくリーフィアに飛びついた。

届いた。よかった。

私がクッションになれば、彼女は死なないだろう。

目を見開いている。その顔は嫌なのか。それとも驚きか。

構うな。嫌がられてもいい。

折角見つけた愛する人を失いたくない。

リーフィア「カナ……ッ」

衝撃が走った。

肩だ。

肩が地面に叩きつけられたんだ。痛すぎて顔が滅茶苦茶に歪んだ。でも死んでない。よかった。

助かった。助けられたんだ。

不幸中の幸いだったのは、突風が直前に吹いたせいで体が大きく風で動き、固いコンクリではなく柔らかい地面に叩きつけられたことだった。

粗い息が止まらない。子供と遊んでいるとはいえ、普段の運動不足が祟ったか。

カナタ「リー、フ、フィ」

リーフィア「カナタさん……うう……よかった」

なんとか助けられた。肩を中心に全身が痛いが、私は大切なものを守ることができた。

音に驚いて外へ出てきたサンダースへ「二人で夜空を見ようと屋根に上ってたらリーフィアがずり落ち、私もつられて落ちた」と言い訳し、みんなに説明するように言った。

サンダースが「なんかそれ以外に大声出してなかったか?」と不審がっていたが、テンションが上がって騒いでしまったと苦しい言い訳をして納得した。

なんとかリーフィアをなだめ、自室に連れて行ってから、私は救急箱を取りにこっそりダイニングへ向かった。

私もそうだが、リーフィアも衝撃で体を痛めている。塗る鎮痛薬でも使わないと明日に差し支えるだろう。

誰かに救急箱を何に使うのか聞かれたら嫌だったが、その日はみんなもう部屋に戻っているようだった。

カナタ「どこだったかな」

???「もっと君は運動した方がいいよ。ピアノじゃないよ、運動」

声に驚いて振り向く。テーブルの陰からニンフィアが出てきた。

カナタ「ビックリしたなあ。どこかで聞いた神出鬼没の美術商かと思ったよ」

ニンフィア「救急箱、必要なんだろう?ここにあるよ」

カナタ「ははは、いや、ごめんね」

受け取って部屋を出ようとする私の後ろから「死のうとしてたんだろ?」と声がかかってきた。

カナタ「なんで、それを?」振り向いた。

ニンフィア「やっぱりね」

ニンフィア「前に、リーフィアとこっそり屋根へ出て一緒に夜空を見たことがあるんだ。その時に『私、死ぬならこんな満点の夜空の下で死にたいな』って呟いてたのを思い出してね」

ニンフィア「……その時はボクは、死を思いとどめることができなかった。今回、君に止めて貰えてよかった」

カナタ「リーフィアが死にそうだったから助けた。当然のことをしたまでだよ。そんな」

ニンフィア「いーや、違う。君はリーフィアの命を救っただけじゃない」こちらへ近づいてきた「リーフィアの命を守ることで、シャワーズもブラッキーもブースターも、みんなの日常を守ったんだ。平穏な日常をね」

ニンフィア「……ボクにとってはそれだけじゃない。リーフィアはボクの大切な友人だ。君が一番ボクの芸術を理解してくれる存在とするなら、彼女はボクの芸術を一番心待ちにしてくれる存在、と言っても差し支えないだろう」

私の足にゆっくり足を重ねた。一筋、落ちた。暗くて見えないが、足が濡れた。

ニンフィア「ありがとう……ありがとう……君がボクの、ボクたちの飼い主でよかった。君は英雄だ」

私は「君も、リーフィアといつも仲良くしてくれてありがとう」といい、頭を撫でた。

その日、彼女をなだめ、一緒に床を共にした。と言っても、いつもとかわりない。

今日みたいなハプニングが無ければ、もっとイチャイチャできたが、それもまあ、命あっての物種だ。

彼女の今までにない安心しきったような笑顔が見れて、私は少し嬉しかった。

彼女の心を読むことはできない。だが、少しは彼女の心の支えになっていけたのではないか。


一度寝たはずなのに、夜中に起きてしまった。最近はよく眠れていた気がするのに。

暗闇で伸びをすると、リーフィアも起きていた。ぎょっとしたが様子を観察する。

鏡をずっと見ている。私は彼女が驚かないよう、大げさに欠伸をした。

リーフィア「あ、起きてしまったんですね」

カナタ「うん……鏡見て、どうしたの?」

リーフィア「……いえ……」

カナタ「何?」

リーフィア「その……いないな……って思って」

鏡を見て、いないな?

……何ということだ。

やっぱり私は彼女への理解が足りない。

彼女は鏡の中に霊を頻繁に見ていたのだろう。そしてそれに悩んでいたのだろう。

うかつだった。夜中はぐっすり寝ていたから気づかなかった。

カナタ「その、リーフィア」

リーフィア「はい」

カナタ「気づかなくて……すまない」

リーフィア「えっ」

カナタ「霊が鏡の中に現れて、それに悩まされて苦しんでたんだな……気づかなくてすまない」

リーフィアはきょとんとした表情をした後、クスッと笑った。

カナタ「な、なんだよ」

リーフィア「……いえ、えへへ、違います」

カナタ「じゃ、じゃあなんなんだ」

リーフィア「言いません。言いたくないです」

カナタ「おい」

リーフィア「おやすみなさい」

リーフィアは唐突に背を向けた。

全く、何をそんなになやんでいたのだろう。不思議で仕方ない。

まだまだ彼女への理解が足りない。

私も一緒のベッドに入った。

布団の中から、くぐもった声が聞こえてきた。

リーフィア「あの、カナタさん」

カナタ「何?」

リーフィア「……もし、もし仮にまた私が死にたくなったら、その時はどうしますか?」



↓1~ 安価 2票先取で決定
①「この期に及んでもしようとするなら止めないけど、君が好きな私を残して先に死ぬな。私より後に死んでくれ」
②「この期に及んでもしようとするなら止めないけど、君が好きな私を残して先に死ぬな。死ぬなら私も一緒に死のう」
③「そんなことは絶対にさせない。この先何度も何十度も死のうとしても、その時は絶対に止めてみせるさ」

(最後の安価選択肢です)

あ、>>907の一行目の彼女はリーフィアです。紛らわしい書き方してすみません。安価下から。

カナタ「そんなことは絶対にさせない。この先何度も何十度も死のうとしても、その時は絶対に止めてみせるさ」

リーフィア「……何度でもですか」

カナタ「そう、何度でもだ」

リーフィア「……へへ」

顔を出して自分から腕の中に入ってきた。

目を閉じて、口を尖らせる。やってほしいことはなんとなくわかる。

私は彼女の求めるままに行動した。吐息が顔にかかった。気にならなかった。

リーフィアはきっとまたトラウマが蘇り、自殺するだろう。だが、何度それが起こっても、私は彼女を止めよう。

鏡を見る。私にできるか、いや、できなくともやるしかない。

彼女が笑える未来、それがいつか来るように私は全力を尽くそう。


ホウエンの空に星が瞬いていた。

次彼女と夜空の下に行く時は、クッションと望遠鏡を持っていこう。




(~了~)

リーフィアルートのENDですが、一区切りがついたのでここでこのSSは終わろうと思います。
明日は>>1のどうでもいい話や、裏設定などを勝手に自分語りして書き散らかそうと思います。
無粋な自分語りが嫌いな方、どうでもいい方はここで読むのをやめることをお勧めします。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

>>911訂正
×ホウエン
〇シンオウ

推敲しろとか言われても仕方ないっすね……

設定など諸々を投下します
































よろしいですね?

この物語は最初「あれ?ブイズのキャラをそれぞれ>>1が好きな要素、好きなタイプのキャラ担当させてったら面白い話になりそうだし、キャラ動き出すんじゃない?」と思って作った作品でした。
以前の作品群は書いてて途中でモチベーションを保つのが難しい場面がありました。
何故そうなったのか自分の中で考えた結果、ヒロインが魅力的じゃなく、書いてて楽しくなかったというのが問題であるように感じました。(安価を取ってくれる人が減ったことも一因ですが)
なので今回は自分のモチベーション重視としてキャラから考えてきました。(結局モチベーションはなくなっちゃいましたが)
なのでブイズの子たちにはそれぞれどこかしらに>>1の好きな部分があります。

一時書くのが止まったのはキーボードが壊れたというのもありますが、ケモ耳だけの某Vtuberにハマって自分がもしかしたらケモナーじゃないんじゃないか、と気づいたからです。
「ケモナーでもない、ブイズが普通くらいに好きレベルでブイズSSを書き続けるのは各方面に対して失礼だよね?」と思いもうエタらせようと思って止まっていました(リアルでも忙しい時期でしたし。あ、カナタ父が登場したあたりくらいの時に遅い更新になった時はうつで失業した直後だったのでそれはそれで別の理由です)
ただ、後になって「いや安価スレを完結させないのは安価を今まで取ってくれていた読者に失礼だろ」と感じ、無理やりにでもEDを一つでも見るまで終わらないよう頑張って更新再開した次第です。
後半、安価を取ってくれる読者の方もいなくなってしまった時は完結できるのか本気で心配になりましたが、なんとか完結まで持っていけました。読んでくれた方、参加してくれた方、皆さまありがとうございました!

まずはヒロインを順に見ていきましょう。

『シャワーズ
けんしんてきな がんばりや

一番カナタと付き合いが長い。カナタが最初に貰ったポケモンであるイーブイが進化した姿。
そのためにカナタの好物、好きな行動、嫌いな事、弱点などカナタに関する知識は飛びぬけて多い。また、カナタに日常的にブイズの目線から見た様子の変化を伝えている。

『愛情』が長続きしないことを知っている。
そのため「一番強く愛してもらわなくてもいいので、一番長く好きでいてほしい」と(例え便利な女と思われようと構わない)ブイズの目線から仲間に関する情報をカナタに告げている。
これだけ多く尽くしても「カナタに一番に選んで貰わなくても良く、一番幸せになってほしいから」とフラれてもいいと思っている。(「一番に選ばれる」ことに対して抵抗感を抱いていると言っても過言ではない)
誰よりも長くそばにいたいため健康には非常に気を付けている。
長く付き合っていると関係がマンネリ化するため日々に少しでも刺激があるといいと考えており、年少のブイズと一緒にカナタへ悪戯を仕掛けることもある。しかしその愛情は本物だ。

カナタが耳かき好きなことを知っており、あえて他のブイズには内緒にしている節がある。
「秘密があるとなんだか恋人同士みたいじゃない?」と本人は思っている。』


シャワーズ、これは単純に『気を許せる姉系相棒キャラ』要素です。あと、一番強く愛してもらわなくていいから一番長く好きでいてほしい。この主張がキャラのベースです。
最初の方はオリジナルでしたが後半は『新婚のいろは』の新妻いろはさんをかなり意識してますね。
初期の段階でシャワーズ、ブースター、サンダースの3匹は上から並べていこうと思っていて、それぞれどの性格で行こうか、という段になった時に「とりあえず愛せないキャラがいないようにヒロインを設定しよう」と思ったので、自分的に3匹の中で一番外見が好きでないシャワーズにこの役柄を与えました。
ゴールインは簡単で、好感度を上げて選択肢を踏むだけで「自分がカナタを深く恋人として意識しすぎてしまって、いつか自分やカナタの愛情が些細なことで覚めてしまう時が怖くなり、家出する」というルートです。“好きだから些細なことが許せるとずっと思ってて、好きだから些細なことが許せなくなるなんて思わなかった”……SU〇FACEのある曲の歌詞ですね。
カナタの説得で「それはもう、好きってことだろう」と説得していけば攻略できます。エンディングは病室で今わの際のシャワーズのそばでカナタがお互いのの人生を振り返り、「君のおかげで幸せな人生だったよ」と告白し、それを聞いてシャワーズが笑いかけた後、安らかに息を引き取るというものです。
きっと現世と冥界で離れ離れになっても、彼女は想い人を待ち続けるんでしょうね。


耳かきを他の子に喋らないことでカナタ本人と秘密を共有して疑似的に(この子たちはカナタくんのこんな弱いところ知らないんだな……)とか思っちゃう子です。

『ブースター
おくびょうな ロマンチスト

トレーナーに虐待されていたところをポケモンセンターに保護され、そこでカナタと出会った。
恐怖の対象、孤独から救ってくれたカナタを敬愛し、同時に種族の垣根を越えて伴侶になりたいと願っている。

虐待の記憶から非常に暴力・嫌悪感に対して臆病であり、すぐに涙を出してしまう
(以前の飼い主はアレを舐めれば許してくれることもあったので)嫌われたと感じると性に奔放になる。
以前の記憶からか、目の前でいきなり手を上げるとビクつきその場にうずくまる(殴られると思って身構えてしまうため)。
恐らくブイズで一番カナタへの執着度合いは強い。隙があるとすぐカナタに近づき触れてくる。
自身のモフモフ具合をカナタが好きな事は勿論知っており、そのためブイズで最も毛並みや体臭に気を使っている。

ちなみに自身を私だけではなくたまに「ブー」と呼んだりするのは「ブースター」から来ている……というわけではない。
以前の飼い主の「お前豚みたいだな。今度から自分を呼ぶ時はブーって言えよ豚」という暴言から来ている。
本人にとっては前の飼い主との記憶は殆どが辛い思い出ではあるが、「ブー」という一人称を与えてくれたことは悪く思っていない(彼女は『豚』が蔑称であることを知らない。単純に前の飼い主が自らを呼ぶ名前を付けてくれたという認識であるため)

図書館でブースターを手持ちにいれた状態で酔っ払いに遭遇すると、元の飼い主であると判明する。』


書いててたびたび思ったけど全然ロマンチストじゃねぇなこいつ。最初っから好感度カンストの甘々な子です。
>>1の好きな要素として「過去のトラウマを引きずっているものの、乗り越えた子」という点です。ぱっと思い浮かぶ似ているキャラはいません。
リーフィアのところでも被りますが、>>1は『過去にあった出来事で精神的なトラウマを抱えている子』が大好きです。それだけでご飯3杯行けます。遠藤達哉先生の『TISTA』のティスタ・ロウンなんか大好物中の大好物です。
その子がトラウマを乗り越えていても乗り越えてなくても好きです。なのでキャラクターの造形としてブースターとリーフィアはその一点のみ違うだけでとても似ています。

ゴールインとしては好感度をMAXまで上げた後、デートで結ばれるだけです。
エンディングは二人で挙式して永遠の愛を誓って誓いのキスをしたところで終了です。おやおやおや、赤くなったブースターもかわいいですね。

図書館で元の飼い主と出会うと過去のトラウマがフラッシュバックして身の回りの物が全部怖くなっちゃう展開になります。

『サンダース
ゆうかんな ファイター

カナタが誇る、手持ちのブイズで最も強く育て上げたポケモン。少し男勝りである。野生で出会った。
カナタがバトルで困った時には矛にも盾にもなる。カナタの事はトレーナーとして育て上げてくれた恩があると常々語っている。

シャワーズ、ブースターには対抗心を燃やしており、ポケモンバトルという観点からカナタの役に立とうと躍起になっている。
カナタの事は勿論好きだが、それと同じくギリギリの戦いも好きである。
ただ、最近家の中で待機してばかりいるので体がなまってしまっているようだ。シャワーズの健康に気を付けるスタンスをこっそり踏襲している(勿論そのことはシャワーズも知っている)。
もっと女性らしくあるべきなのか、それともさらに男らしくあるべきか時々悩んでいる。しかしバトルに入るとそういったごちゃごちゃした考えは吹き飛ぶ、というより脇に置いておくといった感じで忘れる。
寝る前は専らバトルのイメージトレーニング。連勝記録は続くようだ。
カナタは恋人ではなく恩人のような扱いである。

ウルガモスと遭遇した際は闘志がむき出しになる。
これはカナタがポケモンリーグ挑戦時に四天王のしゅうへいの手持ちであるウルガモスの手によってサンダースが倒されたからである。』


ブイズをそれぞれ性格で設定していったときに「あれ?暗い感じの喋るの苦手な子多くね?」と思いバランスを取るためにこんな性格になりました。
似ているキャラは……まあ書かなくてもわかるでしょうが遊戯王の城之内の喋り方をリスペクトしています。(エボルブ襲撃時の「着地ン時~」なんてわかりやすいですよね)
あとブイズ全員並べてみて「やっぱりバトル好きな子少ないな……」と感じたのでバトルは強めに設定してます。こういう頼れる子、好きですねぇ。

ゴールインが何気に難しい子です。全部のEDで2番目に難しいです。滅茶苦茶時間かかります。ずばり「サンダースをパーティにいれた状態でもう一度カナタにポケモンリーグ挑戦させ、チャンピオンに勝つ」というもの。
チャンピオンが催眠ドリル両刀ギャロップ使いのハーバ・サベッジ氏(つのドリルでトルネードス〇ッシュしてきます)なので、鬼畜難易度と言って差し支えないです。しかも四天王(コージ、しゅんぺい、しゅうへい、まさこ の4人)ももう一度倒す必要があります。
無事倒したあと告白すると一度種族の壁を理由に断られますが「相棒としてなら一生一緒にいようぜ」となんだかんだ結ばれます。エンディングは『シンオウ一強いトレーナーへのインタビュー』という形式で終わります。

役に立とうと躍起になって頑張る健気な子っていいよね。

『エーフィ
でんぱな のんきっこ

常にいい意味で頭の中にお花畑が飛んでいる。道端で車に轢かれそうになっていたところを保護された。
カナタのことは好きだが、理由は時間と場所によって変化する(例:風の音が聞こえたからここが好き、等といきなりカナタに飛びつく)

物凄くのんびりしており、カナタの事は好きではあるがLOVEではなくどちらかというとLIKEのようだ。
他のブイズが何かに執着しているのに対してエーフィは何かに執着するという事はない。
もっと何かに情熱を、と言われたことがあるが本人は適当に、気楽に生きるのが好きなようだ。
強いて好きな物を挙げるとするなら抹茶系の飲み物だが、グレイシアには告げていない。(気を使われるから、とのこと)
寝るのが好きなので、夜呼ばない日はすぐに寝る。』


電波な子っていいよね……というわけで電波っ子です。
性格的にグレイシアをこの性格に当てても良くない?とも思いましたがグレイシアにはやっぱりクーデレ(物理)が似合いそうなのでこっちにしました。
全然可愛げがねぇダジャレ言ったりしてんな……と思われた方いらっしゃいますか?私もです。反省してます。
ちょっとふざける程度のキャラのつもりがやりすぎてしまっていました。女版ルー大柴みたいな口調も若干やりすぎです。

ゴールインは好感度MAXになった後、告白しあいっこして赤くなって好きになってるのに気づく展開です。
くすぐりあいっこした後理不尽に抱き着かれて、シリアスな顔で「私じゃダメでしょ、受け止めきれないよ」と心情を吐露します。きちんとケアしてあげると結ばれます。泣きながら首を振って「好きになっちゃだめだよ」と嫌々するので肩を抱き寄せて安心させてあげましょう。
エンディングはテレビにスーパー保育士として紹介される目まぐるしい一日が過ぎた後、エーフィにお腹枕してもらって今までを振り返ってエンドです。

『ブラッキー
げんじつてきな どくぜつか

ポケモンセンターに保護されていたところを出会った。非常に現実的。「種族を超えてカナタを好きになっている他のブイズの趣味は理解できない。趣味が悪い」と言い切る。
カナタの事を保護してくれたため感謝はしているが、ブイズを家に閉じ込めておくのは非常に大きなストレスになる(そして彼女らの世界はカナタという酷く脆いものの上に立っている)と思っている。
なので一人の人間、オスとしての評価は低い。

嫌味な事ばかりをカナタに言うが、本当はカナタが誰か一匹を選んでいないことを非常に危惧している。誰か一人を選ばないと彼女らが不安になるからだ。
ブイズもカナタもひっくるめての『家』が好きであるため、誰かがいなくなるのには非常に敏感である。
なのでブイズでもっともカナタへの愛情は低い。
人間のジョークで場を沸かせたいためジョーク本を読みたいと常々思っているが、人間の文字が分からないため仲間に教わっている最中である。
日々眉をひそめたり怒ったり無表情であったりすることが多いため、寝る前はよく顔の筋肉をほぐしている。彼女によると、こうすることで笑いたい時に顔の筋肉が固まっていて笑えないという悲劇を防げるんだとか。

毒舌だが仲間想いのいい子である。
普段の態度から浮きがちだが、シャワーズやグレイシアと仲は良く、シャワーズには人間の言葉を、グレイシアからは料理を学んでいる。
自分から学ぼうという意識が強く、TVも単純に娯楽としてみることは少ない。』


ツンデレが好きなの?と思われそうですがツンデレではなく『人間嫌いの人外キャラ』が好きなのでそれをベースにしています。
ブラッキー自身はカナタの事嫌いじゃないし好きでもないです。ポケモンセンターに保護されてた理由は『元の持ち主がギャンブルの資金のために売り払い、それを捨てられた』という過去からです。
本人は頭が悪いことと思っているので読書を積極的にして、価値を高めています。別にポケモンなんだからアホの子でもいいんですけどね。自立志向が強いから勉強してるというのもあります。

ゴールインの方法はずばり『無理やり押し倒して一夜を共にしたという既成事実を作る』ということです。これに気づけば簡単ですが気づかない場合難易度は跳ね上がるでしょう。
シャワーズが序盤で「無理やり押し倒されるのを嫌がる子も~」など言っていましたが彼女の場合逆です。
「ツンツンしてるがすぐ性の悦びを感じて屈する」……どこかの女騎士かな?別に好きなタイプではないですがそうなってました。
一夜を共にした後はことあるごとにぶつくさ文句を言いつつ「何でこんなやつを……(好きになっちゃったかなぁ)」なんて思ったりしてそうですね。
主人公が内気性格なので、今までの人間関係の苦労から「人間はクソ」という話題で話していけばそこそこ盛り上がると思います。

子供によくちょっかいをかけられたりするのでそっけなくなっているが、逆にそっけなくすることで子供(特に男児)が『絶対振り向かせて遊んでやる』と躍起になってしまうので余計ちょっかいかけられるという……不憫ですねぇ。

『グレイシア
クールな りょうりにん

表情が乏しく感情が読み取りにくい。野生で傷ついていたところを出会った。
カナタの事はある程度好きではあるが、どんなことをすれば好意を伝えられるか悩んでいる。

顔からも言葉からも感情が読み取りにくい事は自覚しており、そんな自分の自己表現とばかりに料理を極めている。
料理はポケモンにしては一級品の出来。カナタに喜んでもらうためにベストではなくベターを目指す努力家な面もある。
調理に関しては妥協を許さないので、厨房にわけもなく立ち入るのを嫌っている(理由があればOK)。
小説でも映画でも感動作が嫌い(大抵泣けないため、そして泣けないのを他のポケモンに知られ『冷徹ポケモン』というレッテルを貼られるのを恐れているため)。
客観的にブイズを見れるシャワーズを尊敬している。そして最近シャワーズの隣にはカナタがいるべきと思うようになってきている。そのため自分の気持ちは諦めがちでもある。
生まれ故郷が海に近かったからなのか波の音が好き。

ブイズで一番朝早く起きる。ただし夜は遅くまで起きている。
いわゆる一種のショートスリーパー。』


クーデレも好きなんですよね。なのでまずクーデレ要素をベースにして、あとはそれぞれのブイズのキャラクターを考えていくうちに「あれ?この家メシどうしてんだ?」と思ったので料理人属性を追加しました。
画廊で何故奪われたのか、ですが書いていた通りミキオの主力、オーロットの弱点であるため狙われたのと、ブイズであまり喋らない子なのでいきなりボールを盗まれてても気づかれなさそうだと思った作者の事情からですね。
カナタくんの事はもちろん心の奥底では好き好きなんですが、他にいい子がいるんだから……私みたいな冷徹ポケモンなんか……としり込みしているみたいですね。良きかな。

ゴールインは好感度を上げてった後、貝殻をプレゼントすることで生まれが海の近くであることが判明し、海に行くイベントになります。(貝殻フラグ全然機能しなかった……)
海岸で一匹と一人っきり(他のブイズ、人物がいるとアウト)になったあと花火イベントが起きるのでそこで告白すると迷った後OKしてくれます。自分の気持ちが恋なのに気づくのが遅そうだなぁこの子。
エンディングは一緒にウエディングケーキを作り、転んだカナタの鼻の頭にホイップがついてるのを見て思わず笑ってしまい、いい雰囲気になった後見つめあい、キスして終わりです。
無表情だった感情に乏しい子が笑えるようになるっていう物語のカタルシス、ちっちゃいころから好きなんすよね。

貝殻に耳を当てて故郷を思い出してリラックスしすぎて眠っちゃう無防備系クーデレなんすよ。

『リーフィア
きよわな きれいずき

非常にシャイで自己評価が低い。前の飼い主に捨てられた廃工場で出会った。
カナタの事はそこそこ好きではあるが、顔が赤くなっているのを誰かに見られるのが恥ずかしいらしくまだまだ道は長いようだ。

自分の事が嫌いで、徹底的に自分とカナタへの気持ちを押し殺している。
元々掃除は好きだが、実は「何かで役に立たなければこの家を追い出されてしまう」、「自分自身が汚いからせめてそれ以外は綺麗に保っておこう」という半ば強迫観念に近い思い込みがある。
また、部屋は整頓されつくしているように見えるが実は部屋には趣味の『オタクグッズ』が大量に眠っている。
「汚い部屋だとうっかり(そういうものを)他人に見られてしまう」という意識から意図的に掃除が好き、と自ら口にしているようだ。
ニンフィアとは気が合うが、根を詰めすぎていないかよく心配している。
しかし本人の性格上口に出すことは一生ないだろう。
絵は超ド下手。だが本人はめげずにそれ以外(文章等)で二次創作をこっそり行っているようだ。』

(裏設定)
飼い主はゆうか→しゅんぺい→(捨てられて野良)→カナタ の順。
そらをとぶ中に空中から捨てられたため頭を強く打ち記憶喪失に。
そのためイーブイだった頃の記憶は大部分がない。
最初の飼い主からソングロイドの記憶、次の飼い主からカレーのにおいの記憶を受け継いでいる。
ソングロイドを思い出せたきっかけはテレビCMで使われていた古い曲であり、それを齧るように見つめていたリーフィアに当時イーブイだったニンフィアが「君はソングロイドが好きなんだね?」と声をかけたため。
ニンフィアには感謝してもしきれない。一番はカナタだが、実はニンフィアにも友情以上恋愛未満の感情を持っている。

ソングロイドで一番好きな曲は『Cook lock works』。


はい、>>1の好きな要素として「過去のトラウマを引きずり、乗り越えられなかった子」です。強いて似ているキャラを探すとしたら『さよなら絶望先生』の加賀愛さんでしょうか。うつ病の描写は>>1の経験をベースにしつつアレンジしていきました。鏡に映った自分と会話するとこは前述のTISTAの主人公からですね。
ずっと悩みまくりです。現実にいるともれなく根暗扱いされちゃいますね……不憫な子ですわ。
それと隠れオタク要素も好きなのでぶち込んでます。前にSS速報VIPで私がやってた安価SSでもオタクっ子が人気でしたけど、そういう需要結構あるんですね。読者の方からはデ〇マスの森〇保と荒〇を足して2で割ったような子みたいな認識だったんでしょうか?
色々悩んでボカロ(作中での名称はソグロですが)オタクに設定しました。動画サイトはどうやって見てるのかですが、実はこっそりニンフィアが稼いだお金でPC買ってて、ニンフィアが勝手にカナタのネット回線を借りて引いて(もちろんネット回線なんてリーフィアにはちんぷんかんぷんです)見れるようにしてあげてます。
例の模様替えグッズ店のセールスマンから買えるもの、かわいいはな『以外』全部リーフィアとの交流時に新展開が来るやつなんですよね。(ジュークBOX→ソグロオタクと判明する展開、こくばん→お絵描き練習展開、くすだま→部屋に呼んでどっきり展開、イロいろライト→部屋の雰囲気を変えて遊んでいるうちに何気ない一言から動画サイトを見てることがばれる展開)
その中で「あー商品の数が少ないし適当に模様替えグッズの選択肢足しとくか」と思って適当に追加したかわいいはながまさかのまさか選ばれて>>1はひっくり返りました。まあこういう意外な方向に話が持っていかれるのも安価SSの醍醐味ですよね……ボディガードをつけるようになった展開とか……
ちなみに一番好きな曲で察してそうですが好きなプロデューサーは〇チさんです。
サンダースルートや安価で四天王が登場するコンマを踏むと出てくるのですが、四天王のしゅんぺいが元の飼い主こと彼女を虐待した相手です。(ちなみにこちらのキャラはですね、某配信者が元ネタ…これ元ネタ紹介いるんかな?いや元ネタ紹介いらないかもしれへんわ、紹介すんのやめとくわ、需要がないわ)
しゅんぺいは個体値絶対主義、ポケモンはバトルをするために存在しているという考えから過去にリーフィアを捨ててるんですよ。ただ、彼のおかげでソグロにも出会えたのでそこはよかったかもしれませんね。


ゴールインは好感度を上げきった後、一度リーフィアが自殺するBADEND(規定ルートなのでペナルティなし)が発生するのでそれを見るか、それを阻止する(成功はごく低確率)と進めるようになります。
飛び降り自殺をしようとした彼女を説得し、彼女が飛び降りた後を追って助けられれば成功になります。
エンディングはリーフィアと恋人同士になった後、リーフィアが「また私が死にたくなったら、その時はどうしますか?」という問いかけを答えてのエンディングとなります(選択肢は『そんなことは絶対にさせない』『この期に及んでもしようとするなら止めないけど、君が好きな私を残して先に死ぬな。私より後に死んでくれ』『この期に及んでもしようとするなら止めないけど、君が好きな私を残して先に死ぬな。死ぬなら一緒に死のう』というものです)
それぞれ微妙に展開は違いますがどの場合でも答えに納得し、死ぬことを思いとどまってハッピーエンドとなります。
彼女、こんな質問を投げかけてるのは「どんな自分でも受け止めてほしい」という思いからなんですよ。彼女こう見えて滅茶苦茶自分の考えだけには固執して頑固ですよね。

カナタと結ばれない世界線では滅茶苦茶ニンフィアに依存してます。付きまとっていちゃつきまくってます。

『ニンフィア

まじめな げいじゅつか

一人称はボク。へこたれないイーブイが進化した姿。マユから譲り受けた卵から孵した。
カナタの事も好きだが、カナタだけでなく自分とその作品を褒めてくれるものが総合的に好きである。


芸術に対しては寝食を忘れて取り組む程の熱中ぶりを見せるものの、それ以外にはあまり情熱的にならない。熱しやすく冷めやすいタイプ?
変な物ばかり作りそれをカナタが外で売ってくるが、最近はそれに美術商が目をつけたようだ。
「もっとボクの才能を見て!」と言わんばかりに絵、写真、石像など様々な物に手を出している。そろそろ誰かが「一本に絞った方がいい」と止めてあげるべきだろうが……。
自分の思うように予定が進まないとイライラする面もある。もちろんイライラは表情になるべく出さず作品にぶつける。
リーフィアのことは知識のある評論家であると評価しているが「もっと自分の長所である知識を売り出していけばいいのに」とも密かに思っている。
しかし相手が相手であるため強く言うと気にするかもしれないと心の奥底に封印している。
イーブイの悪戯にたまに乗る。

好物はチョコバー。昔見たアニメの主人公の好物だったため。』


>>1の好きな要素として僕っ娘要素を入れています。
割と喋らなかったりするのは四六時中芸術のことについて考えているからですね。寡黙という訳ではありません。
芸術家要素は「あれ?収入これで足りてるんかな……仕送りは?」と考えブイズたちが独自で稼げる手段を作りたかったというところからです。

エボルブ(一度BADになってから新しく組織の名前が決まらなかったため一時的にこの名称を使います)関連の伏線は全部この子のEDのために用意してました。
なんでこんな武闘派路線になったか……うーん、ミキオでしょうね。彼を登場させたのは元々贋作づくりがメインのキャラで、ニンフィアの贋作が売られてるのをカナタが見つけ、ミキオが「これが偽物という保証はないでしょう?なら芸術で戦ってみますか?」と挑発したところからエボルブと対決、となるためのキャラだったはずです。
(もしくは彼女のルートでないなら贋作作り+詐欺師+スリの犯罪者として発覚後警察に突き出して大金ゲットの流れになるつもりでした)

画廊でミキオが犯罪者なのバレる前に会っちゃったか……じゃあミキオの事だろうしブイズ一匹くらい掏っていなくなってるよな……じゃあブイズを奪われる→取り戻すために芸術バトルする、の展開にしよ→ 
……あれガチバトル展開コンマ描写の選択肢踏んでんな、じゃあカナタチヅル負けて奪われたブイズを助けるためにミキオの言う通りに芸術バトルする、もしくはBADENDデスルーラで物語修正するか。チヅルに強いトレーナーのクレスをあてとこ……→
ミキオには負けてくれたけどクレスには勝っちゃうの!?じゃあ逃げる途中イチオクに捕まってBADENDで→
その包囲網全部切り抜けんの!?嘘でしょデスルーラ展開だけ潰されてる!?

となり、画廊での展開は書いてる間「嘘でしょ全く収集つかんやん……」と絶望しきっきりでした。あそこで大分精神力削られました。
ポケモントレーナー案も殆どあそこで消費してしまいました。
確かシェフのマサミツに勝つあたりまでは「さっさとBADENDさせてデスルーラしてイチャイチャ展開に戻してやる……!」と意固地になってた気がします。
結局クソ長展開になってしまったので「じゃあエボルブボスの目的話させて、もうそれでもニンフィアルートに進みたいならそれでいいか」と開き直りました。不評みたいですね(そりゃブイズのイチャイチャ見に来てんのに関係ないバトル展開読まされたら嫌になるわ)
こういう予想外の展開を転がしてくのも醍醐味ですけど、前に書いてた作中作制作安価SSでも突っ走ってダブル主人公の一人を殺すような展開までして失敗してましたし、私はそんなに得意なタイプじゃないみたいです。

ニンフィアルートは「エボルブと芸術対決(大会に出品し、入賞)後、告白して結ばれるというものです。
彼女はリーフィアにも友達以上恋人未満の感情を持ってるので、多分告白した後「ボクだけが幸せになることなんてできない」となるのではないでしょうか。
でも、絶対悪い気はしていないはずです。内気主人公ですが抱き着いて、積極的にぐいぐい押して押して押しまくりましょう。
エンディングは主人公の自画像を描きつつイチャイチャして、二人で未来の一ページを作っていく流れとなっています。

カナタと結ばれない世界線では滅茶苦茶リーフィアと仲良くなります。付きまとってくるリーフィアをうっとおしいと邪険にしつつたまにデレたりしていちゃつきまくってます。

『イーブイ
むじゃきな いいこ

無邪気で天真爛漫なポケモン。数か月前マユから譲り受けた。
カナタの事もブイズのみんなのことも大好き。素直ないい子。今日も一日笑顔でおはよう!

カナタの前でいつもハイテンションで楽しそうにしているのは「そうしているとカナタが安心してくれる」から。
素直ないい子であるが友人から譲り受けたなりに気を使っているようだ。
いつも楽しげにするのは疲れるので、こっそり皆に隠れて静かにマフラーを編むことにはまっている。今のところの夢は「服屋さん!」だとか。
食べ物の好き嫌いが多い。ドリのみが特に嫌い。
いたずら好きで、よくシャワーズ(たまにニンフィア)と一緒にカナタに悪戯を仕掛ける。
実は病気を患っており、長くはない。本人も体の不調に気付いている節があるが、不安がらせないよう口を噤んでいる。』


はい、>>1の好きな天真爛漫っ子+病弱っ子要素の子です。悪戯好きは「なんか書いてて子供っぽくねぇな」と思ったので追加しました。
病弱っ子要素は今まで書いてなかったので気づいてない方が大半だったのではないでしょうか。
垣間見えるのは、クローゼットに敵がいると発覚するBAD展開のところの???の選択肢(???の部分は廊下に血の跡がある→イーブイが吐血した後だった→病気発覚 の流れ)と、「ブイズの中で誰かがいなくなっても~」の台詞ですね。
自分が長くないことが薄々分かっているのでしょう。空元気でも頑張る姿、思わず応援したくなりますね。

ゴールインの方法は2種類あり、1つめが手芸好きをひょんなことから知ってそこから打ち明けて貰うルートと、吐血してるのを見て助けるよう奮闘するルートです。
自分の命が長くないことを知ってそれでも好きでいる主人公に「死んじゃうよ?」と泣きます。しっかり病も君も受け止めることを伝えてあげましょう。OKしてくれます。
エンディングは亡くなったイーブイの墓の前で、愛し合い、楽しかった時を思い出し、涙ぐみつつ回想するカナタです。
ごくごく低確率ですが彼女の生きるルートもありますが、ゾロ目5連発か00を2連発しないといけないくらい低確率なので狙うべきではないです。生きるルートは一緒に手芸店を開くエンドです。

自分が実は病を患っているのにめっちゃ健気に明るく振舞ってるのいいよね。

ちなみに、自由安価で決定したキャラの名前以外は大抵のトレーナーに名前とキャラの元ネタがあります。(しの→鬼滅の胡蝶しのぶさんのように)
キャラクターのプロフィールを思い出せる限りで書いていきます
今振り返って見ると、ケンジの名前で別のキャラが出てきたりインセクター羽蛾を元にしたキャラ2回も出してますね(どんだけ好きなんだ)

カホ:オリジナル?(不明。恐らくミニスカートってこんな感じかな……と模索しつつ描きました)
ヒカル:シバター キャタピー:オリジナル
デン:艦これ より 電 ピカチュウ:オリジナル
ピート:P(ピー)(ゲーム実況者) カイリュー:オリジナル?(不明)
キイス:遊戯王 より バンデッド・キース ギギギアル:時計仕掛けのオレンジ より アレックス
カツヤ:幸せならOKです!の人 フローゼル:すごい一体感を感じるの人
アキオ:パワプロ より 矢部 カポエラー:パワプロアプリ より 森河
ケンジ:遊戯王 より 羽蛾 ケムッソ:遊戯王 より 鯨田
シンコ:大山のぶ代っぽいキャラのイメージ ゴースト:スケットダンス より 結城さん
ライ:艦これ より 雷 ピカチュウ:オリジナル
トード:マッドマックス2 より トーディー ギアル:坂口安吾
カズネ:パワプロアプリ より 犬河和音 イワンコ:パワプロアプリ より 猫神優

ソウジ:遊戯王 より 騒々寺 バクオング:バキ より 烈海王
ジョア:スケットダンス より ジョアンナ ドードー:スケットダンス より ワイオミング州の白人選手
ユズコ:僕のヒーローアカデミア より 蛙吹梅雨 ニョロトノ:麗日お茶子
ケンジ:拳で抵抗する人 コイル:拳で抵抗する人の取り巻き
ジロウ:遊戯王 より 猪頭吾郎 コロトック:遊戯王 より 花咲
シンジ:伊藤真吾 カイリュー:森内俊之
マリオ:ギャグマンガ日和 より 松尾芭蕉 ストライク:ギャグマンガ日和 より 河合曽良
ダズモンド:スパイファミリー より ダミアン ビーダル:スパイファミリー より ダミアンの取り巻き
キンゾウ:スケットダンス より 武光振蔵 ヒトツキ:スケットダンス より 柿内仁

保育士A
髪をセミロングにしている。
カナタとはそれなりの距離感を保っているが、どうやら好意を持っているらしい

保育士B
背が高く髪にウェーブがかかっている。軽い口調で割と天然。
カナタに好意を抱いているようだ。

園長
メガネをかけた中年女性。一見普通だが睨みを利かせた時の眼光は鋭い。
幼少期にペラップを飼っていたこともあり、ポケモン全般が好きである。

副園長
ロングヘアのおっとりした女性。場を和ませるタイプ。

園関係はすべてオリジナルです。
唯一保育士Aの兄にハルトという名前がありますが、元ネタは遊戯王の本田ヒロトです。外見は一般的なヤクザの白スーツ系若頭のイメージです。

名前:ツクモ
性別:男
性格:厳格で自分にも他人にも厳しい
年齢:43歳
魅力:34(もう髪の毛が寂しいお年頃に差し掛かった)
チョウジタウン生まれの映画監督であり、25歳の時に舞台女優であったカナタの母親と結婚。翌年カナタが生まれる。
良くも悪くも厳格であり、それが作品に現れているからか正確な舞台背景、時代考証と精緻なキャスト選出で一時は映画監督としてそこそこの知名度を得ていた(今は後進に押されている模様)
現場ではミスを許さず何度もリテイクし、脚本家とは脚本家の中の完成した作品のイメージと一致するまで話し合う。仕事人間であり、それ故に始発から終電まで(時には何日も徹夜してまで)働く仕事人間。映画が好きでやっているので本人は苦ではない。
それなりに収入がある為息子が十八歳になるまでは仕送りするつもりであるが、(息子には言ってないが)『社会に出た以上十八歳で一人前として生きれるように』と意図的に仕送りはやめるつもりだ。
ポケモンについては理解がある(あくまで一般人レベル)。
エンジュシティで現在は時代モノを撮っている。殺陣の動き一つ一つに頭を悩ませている。

早くに母親を失ったカナタのためを思いイーブイを送ったが、これは生き物の生態を通して他の生き物(もっと言えば他者)への理解を深めてもらうため。
自身の厳格な性格はよく言えば『生真面目』で『一本気がある』、悪く言えば『冷徹』で『不愛想な頑固者』だと自己分析している。
そういった性格が息子に遺伝していた場合に生きるのに苦労するだろうと考え、早くから他の生き物への慈しみを持てるようイーブイを与えた。
「以前『イーブイ等の一部のポケモンとの触れ合いで人間はオキシトキンと呼ばれる脳内物質を分泌し、結果的に良好な対人関係が築けるようになる』と聞いていたため」「執事、メイドなど人を雇うより安上がりだったため」などの理由も存在する。

息子がポケモントレーナー、そして保育士という職を選んだことについて口には出していないが反対の立場である。
(ポケモントレーナーは収入が不安定、保育士は低収入な職であるため、息子が(父親である自分の収入に頼り)自立できなくなってしまうと考えているから)
ただ親がそういった反対をすると息子が意地になってなろうとする可能性を考えたため「十八歳までやってみなさい」と告げている。
好きなポケモンはダーテング(カナタの母親に「似ている」と言われたところから親近感を持っている)

名前:マユ
性別:女
トレーナーとしての職業:バトルガール
性格:明朗快活
年齢:18
魅力:37(容姿は整っているわけではない。しかし引き絞られた肉体は本物だ)
カナタとチャンピオンロードで出会った。
曲がった奴らが大嫌い。
カナタと共にポケモンリーグに挑戦し敗れた後、しばらく行動を共にする。
【裏設定】
カナタが保育士を目指し始める前に一度実家のキキョウシティに戻っていた。
兄が一人いるため、家業は兄に任せ気ままに各地を武者修行している。兄の名前はマグ。
現在シンオウにて裏組織が暗躍しており、一度関わってしまったために追われている。
その為カナタにも火の粉が降り注ぐようになってしまった。
手持ちはドクロッグ、ローブシン、ゴウカザル、コジョンド、カイリキー、ダゲキ等

外見イメージはもちろんバトルガール


名前:しの
性別:女
トレーナーとしての職業:おとなのおねえさん
魅力:30(あまり可愛いというわけではなく身長も低く胸もない。自身でも自覚しており愛嬌で補っている)
性格:人当たりがよく、抱擁感がある。ただし敵とみなしたものには非情になる一面も。
年齢:不詳(10代後半~20代であると想定される)
補足:実力はカナタより少し上。主に毒タイプのポケモンを多く用いる。
真顔でいることが少なく笑みを絶やさない。マユの友人でありライバルでもある。
【裏設定】
理不尽な強さは元ジュンサーであるため。
ジョウト地方やアローラ地方でジュンサーをしていたが日々の業務に飽きてしまい、おとなのおねえさんとして再出発しようと決意しシンオウへ渡った。
毒タイプのジムリーダーになろうと決意し、全地方のジムを制覇しようと旅をしている。現在ジムバッチ18個。
手持ちはウツボット、クロバット、モルフォン、ペンドラー、ドラピオン、ベトベトン(アローラ)等

外見イメージは鬼滅の刃より胡蝶しのぶ

モルフォン元ネタ:栗花落カナヲ

名前:チヅル
性別:女性
トレーナーとしての職業:エリートトレーナー
性格:おっとりとした性格
年齢:25
魅力:90(背は高く胸もそこそこある。痩せぎすでないレベルのスレンダーな体でアヒル口と二重の眼が似合う美女。髪は水色でロングヘアー)
ツクモに雇われたボディガードのトレーナー。
実力はそこそこだが安い給料でいい仕事をしてくれる。口が固い。
こおりタイプのポケモンが好き。
【裏設定】
読者モデルや舞台女優をやっていたが、ポケモンが好きでトレーナーにもなる。
カナタの母と同じ劇団に所属しており、そのつてで何度かツクモの映画にもエキストラ出演している。
ポケモンが好き、は常識の範疇に収まる範囲内である。ポケモンが好きな自分も好き。
何故安い給料で受けてくれるかという理由は①ツクモの知り合いだから②今でも時々舞台に立っているから給料の心配がないから③親族にジムリーダー(ハチク)がおり、家がそこそこ裕福であるから。
おっとりなのは家が裕福であったことと、「余裕のある大人になりなさい」という幼少期の教えから。
手持ちはキュウコン(アローラ)、ユキノオー、フリージオ、ツンベアー、トドゼルガ、サンドパン(アローラ)。

外見イメージはBWのエリートトレーナー女

ユキノオー:オリジナル。適当に生きるタイプのチャラ男のイメージ
トドゼルガ:オリジナル。執事+役割論者風の喋り口調のキャラ

名前:マコト
性別:女性
職業:エリートトレーナー
性格:クール
年齢:19
魅力:33(落ち着いた黒髪。一重で糸目。中学生と見紛うほどの低身長と低い声。化粧には気を遣わないタイプ)
ツクモに雇われたボディガードのトレーナー。
なかなかの実力だが、値段を高く見積もり設定しているためあまりボディガードとしては人気がない(=経験がそれほどない)
地面タイプのポケモンをよく使う。
手持ちはバンギラス、ドリュウズ、カバルドン等。俗に言う砂パを使う。
【裏設定】
貧困家庭の次女として育つ。学生時代からスポーツは得意だった。
結婚に失敗して実家に戻り呆然自失の体である姉に代わり家計を支えようとボディガード会社に就職。
家計を支えるため、自分を安く見られたくないため、二重の理由で自身の値段を高く見積もっている。
だが値段が高い上に経験が少ない彼女にそう多く依頼が来るわけではなく……。
ライバル視しているチヅルに呼ばれ今回カナタの家に派遣されたのは、まさに砂を噛む思いであろう。

外見イメージはメダロット5 より サキ
顔をキツネ顔にしたイメージ。

チョロネコ:オリジナル。流行に敏感なパリピJKイメージ。

名前:ミキオ
性別:男
トレーナーとしての職業:研究員
性格:偏屈、卑怯
年齢:36
魅力:?
カナタと図書館で出会った。以後画廊に出没する。
自らを芸術館研究員と名乗る男。
【裏設定】
正体はスリ兼贋作作りが本業の犯罪者。ただし芸術館研究員をやめたがっている。
仲良くすると高値でニンフィアの物を買い取ってくれる。ただしその分後々要求がエスカレートする。
決別すると逮捕。懸賞金がかけられているため一度のみ大金を手にできる。
戦闘する場合の手持ちはラッタ、オーロット、ネンドール、イワパレス
ラッタ:オリジナル


名前:セイジ
性別:男
性格:目的(芸術)のためなら死ねる
年齢:40
魅力:?
一人称/二人称 僕/君
鑑定力:59(業界では中の上)
カナタの懇意にしている美術商。画廊で出会える。
低く落ち着いた声(イメージとしてはThe BOOMの宮沢さん)と持って回ったような言い回しが特徴の白髪のサングラス。
バツイチでアル中。夜は専らウィスキーを抱いて寝ている。
芸術家より芸術家然としている持って回った言い回しは
①顧客/芸術家の印象に残るため
②芸術家の刺激になってもらうため
③自らが気に入っているため
④煙に巻くような詩的な表現で『雰囲気』を感じてもらいたいから。(自身の使命は芸術の普及ととらえている)
の4点から。
他人を「〇〇さん」とはあまり呼びたくない主義。
イロモノとして、そこそこの目利きとして業界内でも有名だとかなんだとか。

台詞はTheBoomの『手紙』風にしています


名前:ヤヨイ
性別:女性
年齢:26
魅力:?
鑑定力:94(業界内でも指折りの審美眼を持っている)
カナタの懇意にしている美術商。画廊で出会えるが出張鑑定も行っている。
美術品だけでなくありとあらゆるものを取り扱っている美術商である。
真贋の見極めが非常にプロフェッショナルであり、『ヤヨイさんのような美術商になりたい』と憧れ業界に入る女性も少なくない。
そのため非常に多忙な毎日を送っている。
プライドが高く、気も強いが根は優しい。

キャラクターの外見イメージは万能鑑定士Q

エボルブ
人間ではなくポケモンの芸術品をとりわけ高く買い取り、展示する組織。
裏で芸術品を作れるポケモンを攫い、ポケモンたちに芸術品を無理やり作らせている。
ボス(名前安価)は天才画家ポケモンであるヤレユータンの飼い主。
カナタと同じくNの遠い親戚であり、ポケモンを『芸術品を描くための筆、彫刻刀』等と比喩するタイプで、価値ある道具として見ているようだ。
芸術家であるポケモンを奪い、監禁し芸術を作らせている。
ポケモンの芸術界への参入によって職を奪われた者や犯罪者が所属しており、規模はそこそこある。
資金面はドラッグを使った売買で得ているようだ。ドラッグは暴走族からの横流し品。そこそこ癒着しており暴走族のヘッドであるリョウは幹部も兼ねている。
名前の由来はポケモンの芸術を一歩先へ『進化させる』という意味から。

イエ
性別:男
トレーナーとしての職業:作業員
それなりに実力があるトレーナー。以前はライブペインティングを行なっていたがポケモンの台頭により廃業。
幹部格と一般トレーナーの橋渡し的存在。常に余裕がないように見えるのは性格。
元ネタは食糧人類の入江

クレス
性別:男
トレーナーとしての職業:エリートトレーナー
『毒霧』『霧のトレーナーキラー』という異名を持つトレーナー。
特筆すべきはそのバトルスタイルで、主力であるマタドガスを使った煙幕でバトル中にポケモンではなくトレーナーを直接狙う点にある。夜戦う時は細心の注意を払うべきだ。
ポケモンの腕はそこそこ~強いレベル。 
実はしのの弟弟子である(しの、クレス双方ともその事実は知らない)
元ネタは はじめてのあく のクリス
ペンドラー:遊戯王の羽蛾

ボルグ
性別:男
トレーナーとしての職業:ポケモンはかせ
ポケモンはかせとして一時は名を馳せたが、論文が盗作であったことを一部の人間に見抜かれ学会から追放される。
その直後裏社会に引き抜かれ表舞台から姿を消した。
サイボーグ化手術によってポケモンを洗脳する音波発射装置が腹部に埋め込んである。
また(本人は知らないが)体内にダイナマイトが仕掛けられており、スイッチ一つで爆発できる。
元ネタはチャージマン研!のボルガ博士


マサミツ
性別:男
トレーナーとしての職業:シェフ
マサラタウン出身のドーピングにドーピングを重ねたトレーナー。
ジムバッチは一つも持ってないがドーピングした自らの肉体でポケモンに無理やりいう事をきかせている。一説にはイワークと力比べをして勝ったとか。
以前は『芸術家(アーティスト)』の名を持つ芸術的なセンスを持ったトレーナーだったが、薬物のドーピングにはまった現在は上半身が常軌を逸するほどビルドアップされた化け物シェフでしかない。
好物は串カツ。
元ネタは魔人探偵脳噛ネウロより至郎田正影

ウサエ(日和)
性別:女
トレーナーとしての職業:じゅくがえり
親のすすめによりエボルブで戦闘員として育て上げられた小学生。
遺伝子操作により身体の一部をポケモン化することができる(ミミロップ)。
なおその姿から「ウサエちゃん手ぇ毛深っ」の異名を持っている。
ポケモンバトルも喧嘩もそこそこ強いが、まだ発展途上。どちらも急所を積極的に狙うタイプ。
元ネタはギャグマンガ日和よりウサミちゃん

イチオクNo.007
性別:なし、ロボット
トレーナーとしての職業:
エボルブと繋がりのある裏組織から借りた戦闘員ロボット。ポケモンも弱くまた人ですらないため言う事をきかない。
ポンコツだがポケモンバトルではなくリアルの戦闘時にはその凶悪さを発揮させ、レーザー、牛乳爆弾、内蔵車両による突進など凶悪な攻撃方法を持っている。
敵と判断していない人間の事はよく聞くため、あらかじめポケモンバトルへ誘導させておくことが大切。
元ネタは……ここでは書かない方がいいでしょう。ローマ字にしてアナグラムにすれば分かる方もいると思います。


リョウ
性別:男
トレーナーとしての職業:ぼうそうぞく
エボルブと繋がりのある裏組織の構成員の統括役。ハイテンション且つGOTH趣味で、相手をいたぶるポケモンバトルを主体に戦う。
ポケモンバトルは強い。ただ事前情報を手に入れると呪いを使うゴーストポケモンを主体に戦うことがわかるため対策は可能。
元ネタは遊戯王の獏良了

エンドウ
カナタと遠縁にあたる男。ポケモンと話ができる。
ヤレユータンのために人類全体の進化をもくろむ男。
キャラクター造形の元ネタは外見がヒロアカの死柄木弔、言ってる事とドラッグ志向はA〇IS〇N兄貴
ピカチュウのようなポケモン(ミミッキュ):元ネタはペニーワイズ

これで大体の設定は公表し終えたと思います
自己満足で書き始めたSSがまさか書き終わるのに4年かかるとは思いませんでした。
恐らく荒巻氏はサボってHTML化してくれないと思うので、数日たったらまだ埋まってない1スレ目とともにこのスレも埋め立てようと思います。
感想、質問もしありましたら(ないと思うけど)答えられる範囲で答えていきます。
最後までご精読いただきありがとうございました。

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2018年09月15日 (土) 16:45:20   ID: XR-_xX96

http://engawa.open2ch.net/test/read.cgi/mitemite/1536995829/
続きを立てました

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom