エレン「おままごとですか？」

ペトラ「うん！お父さんからおままごとセット送られてきてさ」

グンタ「え…兵士の19歳の娘におままごとセット？」

ペトラ「いいじゃん、そんなこと置いといてさ、みんなでやらない？」

オルオ「…は」

エルド「本気で言ってんの？」

ペトラ「うん」

エレン(普通兵士の娘におままごとセット送らないよな？面白いお父さんだな)

エレン(ペトラさんやる気だな…でもみなさんはやりたくなさそうだな)

エレン(ペトラさん寂しがるかな…だけど正直微妙だしな)

ペトラ「…やらない？」ｳﾜﾒﾂﾞｶｲ

グンタ「やろーぜやろーぜ」

オルオ「仕方ねぇな、やってやっか」

エルド「付き合ってやってもいいぞ」

エレン(チョロ…)

ハンジ「おーい！」

エレン「ハンジさん！お久しぶりです」

ペトラ「どうされたんですか？」

ハンジ「いやぁ、『いい加減あんた休んでください』って、モブリットに追い出されちゃった」

エルド「そういうカンジか」

ハンジ「そういや何やってるの？」

グンタ「今からおままごとやろーかなーって」

リヴァイ「は？」

ハンジ「…おままごと？」

ペトラ「はい！おままごとです！ハンジさんと兵長もやりませんか？みんなやりますよ」

リヴァイ「いやさすがn

ハンジ「やる！」

リヴァイ「」

ペトラ「ほんとですか！」

ハンジ「うんやりたい！おままごと！」

リヴァイ「…まじかよ」

エレン「兵長もやりましょうよ」

リヴァイ「いや…」

グンタ「そうですやりましょう！」

エルド「兵長がいたら100倍楽しくなりますよ！」

オルオ「まずは役分けからだな」

リヴァイ「オイちょ勝手に話進めんな」

ペトラ「役私が決めるー」

エルド「おういいぞ」

リヴァイ「…俺はやるとは言ってねぇぞ？」

エレン「いや、やらないと言わないもんですから」

リヴァイ「……」

ペトラ「やらないんですか？ハンジさんもやるんですよ？一人だけ？やらないんですか？何するんですか？書類昨日整理しましたよね？その後ぐっすり寝ましたよね？まだ寝るんですか？」

ペトラ「…やりますよね？」

リヴァイ「…チッ」

ハンジ(何この有無を言わせないような空気)

ペトラ「…じゃあ…役はこんなもんでいいかな」↓

・お母さん 1人
・お父さん 1人
・お兄さん 1人
・お姉さん 1人
・ばぶちゃん 1人
・犬 1人(匹)
・メイド 1人

エレン「いやいやいやいや」

グンタ「ちょっと待ってくれ」

オルオ「つかばぶちゃんって何だよ？！」

ペトラ「赤ちゃんのことだよ。『ばぶーばぶー』って言うからばぶちゃんなの」

エレン(テキトー…)

エルド「犬って何だ？何する役だ？！」

ペトラ「フツーに『ワン』つって餌食べて散歩行って寝るだけよ」

エレン(悲しい役だ)

ハンジ「この家族はお金持ちなの？メイドがいるけど」

ペトラ「いや…どうしてもどっかで役が足りなくなるんですよ。そんなときにメイドってやつは使えるんです」

エレン(え？おままごとって子どもの遊びだよね？みんなこんな遊びしてんの？)

ハンジ「そか…まいいや、とにかく決めちゃおう」

ペトラ「私！私お姉さんがいいです！」

ハンジ「お姉さんね？まあ他にお姉さん志願はいないだろうから決定で！」

ハンジ「あとはー？」

エレン「あ…あの…」

ハンジ「ん？何エレン」

エレン「…俺…」

エレン「お母さん役とか…やりたいなぁ…なんて…」

リヴァハンオルペトエルグン「？！」

エルド「え、まじ？」

グンタ「いや、いいけど。いいけどさぁ？」

ハンジ「うん、やりたきゃ全然いいけどさぁ」ｴﾚﾝ ﾓ ｹｯﾃｲ

ハンジ「はい、あとのみんなはー？」

リヴァイ「ハンジてめぇはどうするんだ。女役エレンに取られたぞ」

エレン「…ｺﾞﾒﾝﾅｻｲ」

ハンジ「大丈夫大丈夫！うーんとね…」

ハンジ「……」

ハンジ「…お父さん?」

リヴァエレオルペトエルグン「？！」

ハンジ「…ダメなん？」

リヴァイ「…いや、ええで？」

エレン「えっお父さんですか？俺と結婚するんですか？」

ハンジ「結婚って、そこ？」

エレン「いや、するんですよね？夫婦役だから」

ハンジ「えっう、うーん…？(おままごとの夫婦役を結婚から考えたことなかったな)」

ペトラ「…あ！結婚式！やります～↑？？」

エルド(ペトラwテンションww)

グンタ「やるんですか？！ウェディングドレスは？！」

オルオ「エレンお前、あの白いスーツ着んのか？！」

エルド(みんなwwテンションwww)

ペトラ「どうしよ～～！結婚式の準備が！！」

エルド「おいおい、やるなら普通に食堂とかで軽ーくやれば…」

ペトラ「私の着る服がない！！！」

エルド(そこかよ！！)

ハンジ「大丈夫だよペトラ～、私はペトラが来てくれるだけで嬉しいから…！！」ｳﾙｯ

ペトラ「…ハンジさん…！！！」ｳﾙｯ

エレン(既にやる前提か…泣)

オルオ(ドラマ撮ってんのかw)

グンタ「…キスシーンは？」

リヴァハンオルペトエルエレ「……」

リヴァハンオルペトエルエレ「……」

リヴァハンオルペトエルエレ「…！！！」

ペトラ「撮ろう！ぜっっっったい撮ろう！！」

リヴァイ(どんだけやる気なんだ)

エレン(つーかやるとしても撮らないでくださいよ。いや、絶対やりませんけど。ぜっっっったいやりませんけど)

ハンジ「いやぁ17歳の男の子とキスか！さすがに緊張するなぁ～」

「「「「「「…？？！！」」」」」」

エレン「…へ？ふぇぇっ？！」

エルド「ええっまじですか？まじ？！」

ペトラ「オルオ！団長呼んできて！！」

オルオ「おけ！！」ﾀﾞｯ

エレン「いや行かないでくださいよぉ！」

リヴァイ「おいおい待て、話がずれてっぞ？役決めの話だっただろうが」

ペトラ「…え…兵長意外とノリ気…ですか？」

リヴァイ「…なんでそうなる」

ペトラ「いや、今の？発言からして？そうじゃないかなって？や、そうだろ？」

エレン(最後男になってますよ、ペトラさん)

エルド(語尾のハテナwやめてww)

リヴァイ「そうじゃねぇ、おめぇらに付き合ってやってんのn

ペトラ「みんなやろう！早く決めよう！」

エレン(無視したぁぁぁぁああああ？！)

グンタ(めんどくさいとことばしたな)

リヴァイ(……)

ペトラ「結婚のことは後で考えて、ハンジさんがお父さん役ってことで！いいよね？」

ｲｲﾃﾞ-ｽ

ペトラ「おっけぇー！あとのみんなは～？兵長どうするんですか～？」

リヴァイ「…俺か？」

リヴァイ「…俺は余ったもんでいい」

グンタ「えっいいんですか？何が残るかわかりませんよ？」

リヴァイ「別に気にしねぇ」

オルオ「兵長カッケェェ！！」

ペトラ「わかりました、兵長は余った役にまわしまーす」

ーー30分後

ペトラ「…と、いうことで、全員決まりました！」↓

お母さん・・・エレン
お父さん・・・ハンジさん
お兄さん・・・エルド
お姉さん・・・ペトラ
ばぶちゃん・・・グンタ
犬・・・オルオ
メイド・・・兵長

ハンジ「いやぁ、ここまで長かったねぇ」ﾌｩｩｯ

オルオ「おい！ひでぇぞ意地悪か？！なんで俺が犬なんだ」

ペトラ「じゃんけんに負けたのがいけないんでしょ？誰も意地悪なんてしてませーん」

エルド「オルオ…ガンバ」ﾌｯ

オルオ「笑うな」

リヴァイ「……」

ハンジ「…あっれぇ？人類最強(凶)は何になったのかなぁ？…ええっ？」

リヴァイ「…黙れクソメガネ」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

グンタ『(兵長以外のリヴァイ班のテレパシー)やべぇぞ、兵長なんか怒ってる』

エルド『怒ってんな、これどうすりゃいいんだ』

エレン『役変えることをどうにか勧めてみたらどうですか？そしたら兵長ものりやすいと思うんですけど』

オルオ『ﾌｯ、エレンもまだまだだな。兵長にもプライドってやつがあんだよ。俺らが勧めたところで、「自分で言い出したのに今更変えるなんてかっこ悪りぃよな…」なんて思って、変えないに決まってる』

ペトラ『バカ！兵長だよ？プライドは高くても、そんなことは思わないよ』

エレン『…そっか…』

リヴァイ「…おい。何コソコソしてやがる」

ペトラ「…兵長、メイドでいいんですか？」

リヴァイ「…あ？俺は何でもいいと言っただろう」

ペトラ「そうですが…」

ペトラ「…私たちが兵長をパシらせるなんて…死んでもできません！！」

エレン(おお！)

エルド(ペトラ、ナイスだ)ｸﾞｯ