まる子「……」シュン!
マスオ「…」シュン!
波平「はぁ!」シュッ!シュッ!
マスオ「ふん!」バシッ
波平「はぁ!」ドン!
まる子「うっ…」
マスオ「てりゃぁ!」
まる子「…」ナイフ取り出す
マスオ「!?」
まる子「……」サクッ
まる子「ふぅ二体一は流石にキツいねぇ」
キートン「まる子よ、今ごろ気がついたか」
マスオ「僕の肌に傷をつけるとはいいナイフだねぇ…デザインから見てみまつ屋で売っている物…あの形状毒か…」
波平「平気か?マスオ君」
マスオ「問題ないですよ、お義父さん」
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まる子「とほほ…問題ないのかい…」
まる子「一㎎でクジラとか動けなくするお母さん特製の洗濯石鹸を塗っておいたんだけどねぇ」
波平「他人の念を盗むとは特質じゃな」
マスオ「盗んだ念を自由に使えるとなると厄介ですねぇ」
まる子「(ご名答…やりにくい爺さんだねぇ)」
キートン「友蔵とは訳が違う」
波平「マスオ君…サポートしてくれ」
波平「ワシが奴の動きを止めたらワシもろともで構わん殺れ」
マスオ「えぇーいいんですか!お義父さん!?」
波平「左様」
波平「……」トコトコ
まる子「……」シーチキンノートを出す
まる子「(ここははまじの能力でいかせて貰うよ)」
まる子「(包んだ物を砂金に変える風呂敷…)」
キートン「はまじの癖に中々強力な能力である」
波平「具現化系か…厄介じゃな」
波平「盗んだ能力のひとつだろうが…性質が分からん以上迂闊な攻撃は出来ん…とカツオならば思うじゃろうが」
波平「バッカモーン!!時間稼ぎが見え見えじゃ!」
波平「はぁ!」髪を伸ばして攻撃
まる子「…」回避
波平「読めたわ…奴自身のの能力は手に持ったシーチキンノートに他人の念を封じ込めさらに自在に引き出し使えると言うもの」
波平「奴がワシとの間合いを詰めようとしたところを見ると防御型かカウンター型の能力じゃろう…」
波平「ゆえに離れて戦えば恐れるにたりん…そして隙をみて捕らえる!」
まる子「まったく察しのいい爺さんだねぇ」
まる子「とほほ…生け捕りは無理そうだね」
マスオ「お義父さんの攻撃を紙一重でかわして僕へ警戒もまったく怠らない…」
キートン「母のお説教の賜物である」
波平「はぁ!いまじゃ!マスオ君!」
マスオ「はい!お義父さん!」
ピーピーピーピー
マスオ「もしもし?ワカメちゃんかい?」
ワカメ「うんそうよ、私の依頼人生きてる?」
マスオ「もちろんちゃんとここにいるよ」
まる子「ふぅ」
ワカメ「なんだ戦ってたのね、彼女生きてるかしら?」
マスオ「ああ生きてるよ」
ワカメ「よかったわ、じゃあ伝えといてくれる?」
ワカメ「丸尾君は始末した、約束の口座に入金よろしくって」
波平「やれやれお互い命拾いしたのぉ」
まる子「殺らなくていいのかい?」
波平「ワシら依頼人の丸尾君はもう死んでしまった」
波平「だからおぬしはターゲットではない」
まる子「意外だねぇ…もうないよこんなチャンス」
キートン「この自信はどこから来るのか」
波平「おぬし磯野家を快楽殺人者の集まりと思ってるじゃろ」
波平「これはビジネスじゃ、タダ働きもタダ死もまっぴらごめんじゃ」
まる子「ひとつ聞いていいかい?」
波平「?」
まる子「あんたと私がサシでやったらどっちが勝つ?」
波平「バッカモーン!ワシに決まっておるじゃろ!」
波平「おぬしが本気でワシを殺ろうとしたら話は別じゃがの」
まる子「やっぱりバレてたねぇ」
キートン「バレバレである」
まる子「ふぅー」
まる子「しんどいねぇあれは盗めないよ…」
キートン「後半へ続く」
終わり
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