安価でFate/Stay night (39)

安価で展開やサーヴァントを決めていきます

凛視点で進めていくので、凛のサーヴァント

↓2


(どのクラスの鯖でもおkです)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1503043530

凛「~~~~……よっしゃ! 引き当てた!」

床に敷いた魔法陣から溢れんばかりの光が湧き起こる。 どうやら召喚の儀式は成功したようだ

???「やっほー! キミがボクのマスターかい?」

凛「え、えぇ。 そう…だけど」

召喚の陣の上に立つ人型は、私と目を合わせた瞬間、バカっぽ……底抜けに明るい物言いで私がマスターかどうか問うてきた

???「ボクの名前はアストルフォ! クラスはライダー! それからそれから……ええと、よろしく! マスター!」

バッ! と、空気きる音が聞こえそうな程の勢いで右手を突き出す……アストルフォ

アストルフォ。 あの気高きシャルルマニーュ12勇士の1人。 数々の冒険を繰り広げた戦士だ

の、筈なのだが

凛「えぇ。 よろしく、ライダー。 私の名前は遠坂凛。 まさかシャルルマニーュ12勇士が来るとは思わなかっけど……アストルフォって女性だったのね」

そう、目の前にいるサーヴァントはどこから見ても、可憐な女の子だったのだ

アストルフォ「女の子? 違う違う。 ボクは正真正銘の男の子だよ、マスター」

凛「え? 」

アストルフォ「あー『信じられない』って顔してるー。 ローランみたいに裸になってボクの体を確かめてもらうわけにもいかないけど、ボクは立派な男さ! マスター!」

得意げに膨らませた胸に親指を突きつけてアストルフォは自身が男だと宣言する
まぁ…こんな事で嘘をつく意味もないだろうけど……

凛「分かったわ。ライダー。 何でスカートを履いてるのかとか気になるけど、貴方が立派な男で、私のサーヴァントなんだって認めるわ」

アストルフォ「うんうん。 いつかボクが勇敢な戦士だって事も証明するよ。 マスター!」

凛「ええ、楽しみにしてるわ。 ライダー」

凛「まぁ今日はもう遅いし、私も疲れてるから貴方の武勇は後のお楽しみにしておきましょうか」

アストルフォ「うん、そうだね。 ボクも街をぶらぶらするならやっぱり昼間の方が良いしねー。 マスターはゆっくり眠りなよ。 ボクはその間この屋敷を探検するからさ」

凛「探検といっても、私の家なんか何も面白い所はないわよ?」

アストルフォ「そんな事ないさ! ボクの時代にはない、ボクの知らない物を見れるってだけで、ボクは満足さ!」

純粋無垢な子供のような目でアストルフォは言葉を口に乗せる。
いや、実際に彼の心は純粋に、透き通っているのだろう。

どんな苦難や試練に直面しても、その心は変わらず純粋に、自分がしたいと思う事をし続けた

多分、彼は、そういう英雄なのだ

凛「フフっ。 好きにしなさい。 私は眠ってるから、あまり騒がないようにはしてちょうだい」

アストルフォ「わーい! ありがとうマスター!」




……なお、この後1時間もしないうちにアストルフォが私の保管している魔術礼装に触れ、館が吹き飛びかけたのは、アストルフォの性質を理解する前に彼の好きにさせてしまった私の落ち度だろう

ーー深夜・冬木市ーー

アストルフォ「ねーまだ怒ってるのーマスタぁー?」

凛「怒ってなんかいないわライダー? ただ、貴方を1人で街に行かせて観光させるなんていう巫山戯た提案を却下してるだけよ?」

アストルフォ「うぅ……笑顔が怖いよぉ…」

冬木市を私とアストルフォは他愛もない雑談を交わしつつ当てもなく散策する。 アストルフォには索敵に長けたスキルなどは持っていないため、自らを囮にして敵を釣ろうという作戦だ

凛「使い魔を出してるマスターが入れば私たちの姿をキャッチしても良さそうなのに誰も来ないわね……」

アストルフォ「うーん、確かにこれじゃあ毎晩出歩くのも面白くないよ。 どうせなら昼間に歩きたいなぁ」

凛「自分の知らない物を見てるだけで満足とか言ってなかったかしらぁ?」

アストルフォ「あっ! え、えっとぉ…それはそれ、これはこれ、みたい、な…? たはは……っ! マスター!」

凛「!」

アストルフォが何かに気づき、指をさす。 指が示した方向には…

凛「あれは…サーヴァント?」

夜の闇で姿ははっきりと視認できないが、民家の屋根を悠々と跳躍する姿、そしてこの距離からでも分かる濃密な神秘の気配

間違いなく、サーヴァントだ

アストルフォ「…ボクたちには気づいていない。 誰かを追ってるようだ」

アストルフォ「追うかい? マスター?」

凛「勿論よ。 折角見つけた獲物なんだから。 ーー貴方の力、見せてもらうわよ、ライダー」

アストルフォ「うん! まっかせてよ! マスター!」


ーーー

凛「うそ……ここって」

謎のサーヴァントが行き着いた屋敷を目にした瞬間、私の足が止まる

何で……あいつの家に……っ!

アストルフォ「マスター、サーヴァントは一体じゃない。 二体いるみたいだ」

アストルフォ「さっきいきなり気配が増えたから、多分この屋敷でもう一体召喚されたんだ」

凛「何ですって? まさか、衛宮君が…マスターに」

アストルフォ「どうする、マスター?」

凛「…屋敷に入るわ。 今召喚されたサーヴァントの援護に向かうわよ、ライダー」

アストルフォ「了解、マスター!」

謎のサーヴァント

↓2

(ライダークラス以外で)

士郎が召喚したサーヴァント
↓2

(セイバー、ライダー以外で)

ネロ「えぇいっ! 不甲斐ない!!」

エルキドゥ「マスター。 下がっていてくれ。 もう少しで敵の排除が終わるからね、巻き添えを食って怪我をするのもつまらない」



アストルフォ「…これ、助ける必要あるかな、マスター」

凛「な、なによ、これ」

私達が追っていたサーヴァントはどうやらセイバーのようだ。 身の丈に合わぬ赤い大剣を軽やかに振るう可憐な少女だ
その体躯に似合わぬ絶技を、衛宮士郎が召喚したサーヴァントは、顔に微笑みを浮かべながら、『微動だにせずに』いなし、確実に傷を与えている


ネロ「化体な術を使うな。 ランサぁー!」

セイバーが耐えきれないように一喝する。

傍から見ている私たちにも、衛宮君が召喚したサーヴァント…ランサーの戦いは条理から逸脱していた

まるで大地に根を張る大木のように両足を地面と一体化させ、そこから伸びる根を操るように地面から砂で形成された剣、槍、斧を、その物量と変則的な攻撃によってセイバーの進撃を完璧に止めているのだ

サーヴァントではない、只の魔術師の、人間の私にも分かる


ーーあのサーヴァントは、規格外の存在だと

ネロ「グハッ!!!!」

とうとう、ランサーが形成した砂の刃がセイバーの脇腹に突き刺さった

エルキドゥ「終わりだね」

動きを止めたセイバーに向け、武具の大群が一斉に襲いかかるーーー!!



下1桁コンマ安価↓2

1~5令呪によりセイバー撤退
6~9現実は非情。 セイバー死亡
0?

ーーランサーの操る武具がセイバーの躰を貫くーー瞬間、セイバーは空間転移で姿を消し、ランサーの攻撃は不発に終わった


エルキドゥ「令呪で撤退したようだね」

士郎「お、おい。 これは一体なんなんだよ」

エルキドゥ「マスター、ボクも君に現状を把握するための説明をしてあげたい所なんだけど……どうやらまだ終わっていないらしい」

ランサーの視線が、私達に向けて突き刺さるーー!


士郎「え? …って、遠坂!? 何でお前がここにいるんだっ!?」

凛「今晩は衛宮君。 ……やってくれるじゃない。 まさか貴方がこんな規格外のサーヴァントを召喚するなんてね」

士郎「はぁ? サーヴァント? 何を言ってるんだよ遠坂!」

え? まさか、何も知らないの? 衛宮君

エルキドゥ「……マスター、離れて」

凛「っ!」

ランサーがまた地面から武具を形成し、刃をこちらに向ける。 ヤバイっ、私のアストルフォじゃあのサーヴァントには太刀打ち出来ない!

アストルフォ「ちょーっと待った待った! ボク達には戦う気はないよ! ねぇマスター!」

凛「ライダー!」

エルキドゥ「……」

私とランサーの間に、アストルフォが割って入る
だが、ランサーはその刃を下ろそうとはしない

士郎「お、おい! ちょっと待ってくれラン…サー? 遠坂は俺の知り合いなんだ。 そんな物騒なもの引っ込めてくれっ!」

エルキドゥ「…彼女はボク達の敵だよ? マスター」

士郎「何も話してないのにそんなこと分かるわけないだろ! それにあっちの人も戦う気はないって言ってるじゃないか」

アストルフォ「そーだそーだぁ」

凛「茶化すなライダー!」

こんな状況でもいつも通りのアストルフォに頭が痛くなる。 理性が蒸発しているというのは本当らしい……

エルキドゥ「……うん。 分かったよマスター。 キミの命令に従おう、ここは一時休戦だね」

士郎「良かった…分かってくれたか…」

凛「さて、と…衛宮君、あなた自分が何に巻き込まれたのか分かってないんでしょ?」

士郎「あ、あぁ……」

凛「なら家に上がってもいいかしら? 立ち話よりも、腰を落ち着けて話したいわ」

士郎「えっ、遠坂が、俺の家に…? あ、いやいや! ありがとう遠坂! どうぞ上がってくれ、助かるよ 」

アストルフォ「ははぁーん…」

何故かニヤついてるアストルフォに疑問を抱きつつも、私は衛宮君の家に上がり込んだ

今日はここまで
次はイリヤ戦ですが、士郎いきなりチート引いちゃいましたね

何とかエルキドゥ弱体化させないとやばいなーって感じです

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