モバP「漏れちまいそうだぜ…」 (45)

モバP(なんてこった…)

モバP(お腹めっちゃ痛いし…漏れちまいそうだ…)

モバP(なんてこったぜ…)

モバP(トイレ、トイレに行かなくては…)

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モバP(トイレに行くということがこんなに大切なことだったとは…)

モバP(いっつもそうだ…大切なことは後から気づく…そう…いつも)

ドーン!!!!

モバP「うわぁ!」

麗奈「アッハッハッハ!!!!どうプロデューサー!レイナサマ特製バスー」

ガシィ!

麗奈「!?」

モバP(なんてことしてくれとんのじゃこの小娘!)

モバP(勢いで出るところだったやろうが!)

モバP(このままてめぇの頭をこの手で砕いてやろうか!)

ギチギチギチギチ!!!!

麗奈「いだだだだだだだだだだだだ!!!!」

麗奈(プロデューサーがものすっごい怖い顔で頭を握り潰そうとしている!怖い!痛い!)

麗奈「ごめんなさい!もうじまぜん!すいませんでした!」

スッ

麗奈「!?」

モバP「…」

麗奈「行っちゃった…助かった…」









麗奈「

モバP(あんなことをしてる場合じゃなかった…こっちは漏れそうなんだ。)

モバP(今度会ったら…あいつのケツを競馬用のムチでひっぱたいてやる!)

「ちょっと待って」

モバP(誰やねん!)

奏「さっきの、見てたわよ。」

モバP(奏かよ!)

奏「イタズラはダメだけど、アイアンクローは流石にやりすぎよ…」

奏「それに…」

奏「優しい貴方に、それは似合わないわ。」

モバP(近い!こいつはパーソナルスペースというものを知らんのか!)

モバP(無駄な時間は食ってる時間はないのに…)

モバP「…何が…何が悪いというのだ。」

奏「え?それは…!」

モバP「こんな言葉を知ってるか…仏の顔も三度まで。」

モバP「優しい奴でも何度もやられたらキレる。おまえもやられてみるがいい…」

奏「えっ…」

モバP「後で麗奈に「許して欲しかったら一週間奏にイタズラし続けろ。」って言ってやる。」

奏「そ、それは…ごめんなさい。」

モバP「じゃあな…」

モバP(こんなときに話かけやがって…)

モバP(今度ケツにキスさせてやる!)

モバP(まあいい。このままトイレに…?)

ゼクシィ「床めっちゃひんやり」

モバP(結婚情報誌が落ちとる。)

モバP(だがここは無視で…)

美優「あっ、ゴメンなさいプロデューサーさん。それ私のです。」

モバP(まさかの三船!)

モバP(このアマ…こんな時にあざといことしやがって…)

美優「たまたま本屋で気になっちゃって…プロデューサーさんも…ひっ!?」

モバP「…」

美優(プ…プロデューサーさんが殺意に満ち溢れた表情を…こ、怖い!)

モバP「今度からは落とさないようにしっかり持ってもらえます?」

美優「は…はい…」

モバP「鬼籍に入ることになりますよ?マジで。」

美優「す、すいませんでした!」

モバP(クソが…社長に頼んで結婚情報誌と婚姻届の持ち込みを禁止にしてやる!)

「あっ!プロデューサーさん!」

モバP(なんだよもう!)

かな子「チョコケーキ買って来たんですけれど…どうですか?」

モバP(待ってよ~こっちはかりんとうが出そうなんだよ~チョコソースを添えて。)

モバP「ゴメン…今は遠慮しとくよ。」

かな子「そうですか…わかりました。」

大便(団体様)「屁です」
門番(3連勤+徹夜明け)「よし通れ」

モバP(早く終わった…かな子めっちゃええ子や)

モバP(今度高いケーキ買ってこよ。)

モバP(さて…ようやくトイレに)

トイレ「故障中」

モバP(…)

モバP「OH!!!!MY!!!!GOD!!!!」

モバP(こんな時に壊れてるだと…ふざけんな!!!!)

モバP(クソ…だったら別のトイレに)

ちひろ(プロデューサーさん!大変です!)

モバP「!?」

ちひろ「今すぐ来てください!」手を掴む

モバP「ちょ、ちょっと待ってください!」

~事務所近くのカフェ~

みく「アイドルの仕事を増やすにゃ~!!!」

杏「週休7日を要求する~」

亜季「アイドル二人がカフェに立て籠ってるであります。」

ちひろ「どうしましょう…」

モバP「…」

モバ(ふざけんなよ…こっちだって下半身が大変だっつうのに次から次へと…)

モバP「拡声器よこせ…」

早苗「え、あ、はい」


モバP「オラァ!!!!出て来いやバカ二人組!!!!」

みく&杏「!?」

モバP「芸能界にはなぁ!出たくても出れねぇ人がたくさん入るんだよ!!!!」

モバP「それなのに甘えたこといいやがって!調子に乗るな!!!!」

みく&杏「…」

モバP「こうなったら俺はお前らに当分仕事まわさないし!プロデュースもしない!!!!レッスンも禁止だ!!!!」

モバP「最悪この業界から追い払うのも検討してやる!!!!それかえっちな仕事を押し付けてやるわ!!!!覚悟しとけ!!!!」

みく&杏「ヒィ!!ご、ごめんなさい!」白旗

モバP「自分から出て来て土下座せぇや!!!!」

ちひろ「プ、プロデューサーさん、もうその辺に…」

モバP「おい!亜季!」

亜季「は、はい」

モバP「手榴弾を投げ込め!爆殺しろ!」

亜季「持ってないでありますよ!!!!」

モバP「KV-2を連れて来い!」

亜季「戦車道はやってましたけど無理でありますから!」

モバP「じゃあアレだ!ブレイズランチャーX(※1)で焼き尽くせ!!!!」

亜季「無理でありますから!!!!」

早苗「Pくん落ち着いて!」

モバP「あいつらMOONーLIGHT(※2)で斬らないと気がすまねぇ!!!!」

ちひろ「プロデューサーさんがこんなにキレるなんて…」


※1→セガのアーケードゲーム「ボーダーブレイク」に登場する兵器。着弾すると爆炎が広がり、数秒間燃え続けてダメージを与えるが、威力が高すぎるため一部のプレイヤーからは嫌われている。

※2→フロムソフトウェアのゲーム全般に出て入る近接兵器。刀身の色は青で総じて性能が高い。アーマードコアの新作はよ。


モバP(ほんのちょっとだけ引っ込んだが、気休めだ…)

モバP(このまま近くのコンビニのトイレへ…)

まゆ「Pさぁん」

モバP「まゆ!!!!」

モバP(こんなときに!)

まゆ「うふふ、偶然会っちゃうなんて、運命ですねぇ」

モバP(いや、まゆはいい子だ。話し合えばわかるはず!!!!」

まゆ「これからまゆとお話…」

.ガシッ!

モバP「まゆ!!!!」

まゆ「ひぃ!」.

モバP「お前は!俺のことを!思ってくれてるんだよな!!!!」

まゆ「えっ、あっはい。」

モバP「本当だな!本当なんだな!信じていいんだよな!!!!」

まゆ「そ、その…」

モバP「答えろぉぁ!!!!」

まゆ「はひぃ!!!!」

モバP「今回!!!!今回は見逃してくれ!!!!なっ!!!!」

まゆ「あ…ハッ…ハッ、ハァッハァッ」←過呼吸

モバP「俺はお前の運命の人だろ!!!!頼むァ!!!!」

まゆ「わ、わか、わかりましたから!!!!許してください!!!!」

モバP「ありがとう!!!!」

まゆ(ま、マジで喰われるかと思った…)


モバP(そのあと俺はコンビニのトイレに駆け込み。)

モバP(今までの苦しみをぶちまけた。)

モバP(今迄の苦しみ、痛み、緊張感からの解放。)

モバP(間に合って良かった。漏らして迷惑をかけなくて良かったという安心感)

モバP(それらがわたしを包み込み、わたしは幸せな気持ちになった。)

モバP(そして俺はコンビニの店員に言った。)

モバP(あなた方は命の恩人です。と。

モバP(そして数日後)

モバP(麗奈が奏にイタズラした結果、奏はブチギレし、物凄い表情で麗奈を睨みつけ、麗奈は正座して、この世の終わりを目の当たりにしたかのような表情で奏を見つめているし、)

モバP(大人組からは、「普段優しそうだけど、実際はDVをするような人」というめっちゃひどい偏見を持たれるし、)

モバP(かな子は相変わらず美味しそうにケーキを食べるし)

モバP(杏とみくは敬語で俺の機嫌を取ろうとするし)

モバP(まゆからは「あなたは運命の人じゃないです!寄らないで!」と拒絶されている。)

モバP(それはまあ仕方ないとして…)

会社の新しいルール「漏れそうな人の邪魔をしてはいけない。」

モバP「なんだこれは。」


終わり。

これで終わりです。

なぜモバPがカフェのトイレを使わなかったのかというと、
怒りと我慢と苦しみでそこまで頭が回らなかったからです。

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