CR

ニコ「…てなわけで、しばらくここにいるから」ﾋﾟｺﾋﾟｺ

永夢「ニコちゃん…」ﾊｧ

飛彩「ここは休憩室でも迷子センターでもないが…」ｹｰｷﾊﾟｸﾊﾟｸ

明日奈「ニコちゃん、私たちもそんなにあなたの相手できるほど暇じゃないの。…大我に連絡しておこうか？」

ニコ「うっさいボケナース！…そうだ！永夢、私と勝負しろ！」

永夢「勝負って…ニコちゃん、大我さんも心配してるよ？早く帰ってあげたら？」

ニコ「うるさい！」ﾀﾏｹﾞﾘ

永夢「ぐほっ！」

GAME OVER

ニコ「いいからあたしと戦え！」

永夢「そんなぁ…」

　廃病院

大我「くそ…しまった…」

ﾋﾟﾘﾘﾋﾟﾘﾘ

明日奈「大我、ニコちゃんCRにいるから、早く迎えに来てね」

大我「ああ分かっ」ｼｭﾝ

大我「…」

You win!

ニコ「っくそ！」ﾊﾞﾝ

永夢「もう勘弁してよニコちゃん…」ｸﾞﾀｰ

ニコ「まだ負けてない！もう一回！」

飛彩「研修医、そいつはお前にまかせた」ｽﾀｽﾀ

永夢「ちょっ、飛彩さん！待って…」

　ｳｨｰﾝ

大我「…」

永夢「大我さん！」

ニコ「…」

大我「…帰るぞ」

ニコ「…」ﾌﾟｲｯ

永夢「…大我さん、ニコちゃんに謝ったんですか？」ｼﾞｰ

大我「うっ…いや…その…」ｵﾄﾞｵﾄﾞ

永夢「まずそれからでしょ？」ﾆｺﾆｺ

大我「…悪かった。」ﾎﾞｿﾎﾞｿ

ニコ「はぁ？聞こえないんだけど！」

大我「悪かったっつってんだろ！ほら帰るぞ！」ｸﾞｲｯ

永夢「…大我さん。ニコちゃんの言い分も聞いてくれませんか？」

大我「何？」

ニコ「…あんたさぁ！そのことは言わないって」

永夢「…ニコちゃん、言わないと伝わらないよ？」

ニコ「うー…分かったよ！」

ニコ「大我！」

大我「あ？」

ニコ「私、大我がいっつも忙しそうだったからたまには休んでほしいだけだったの」

大我「…！」

ニコ「でも私に出来ることってゲームしかないから…だから…その…」

大我「もういい」ｱﾀﾏﾎﾟﾝ

大我「お前の気持ちはよく分かったよ…すまなかったな」ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

ニコ「ちょっ…やめてよ大我///」

大我「帰るぞ」

ニコ「うん！」ﾆｺﾆｺ

永夢「リア充爆発しねぇかなあ…」（良かったですね大我さん！）

大我「本音出てるぞ」

ニコ「でもいいの？一日付き合わせちゃって」

大我「気にすんな…休みも必要だからな」

ニコ「うん！…で、何のゲームする？何でもあるよ！私のおすすめはね～」ﾍﾟﾗﾍﾟﾗ

大我「俺はそんなにゲーム詳しくないからな…適当に頼む」

ニコ「だったら…そうだ！これにしようか！」

　ｳｧｧ…

大我「…！」ﾋﾞｸｯ

　ｸﾞｫｰ!

大我「うおおおお！」ﾎﾟｲｯ

ニコ「ふふふ…」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

大我「…わざとだな？わざとこれ選びやがったな！」

　ボーズ・オブ・テラー！

ニコ「だって…大我の反応が見たくて…ﾌﾟｯ」ｸｽｸｽ

大我「もうやらないからな…」ﾎﾟｰｽﾞ

ニコ「」ﾋﾟｯ

　ﾌﾞｩﾝ！ﾌﾞｪﾊﾊﾊ！

大我「今聞いたことある声が…」

ニコ「気のせいでしょ、ホラホラ続き続き」

大我「くそ…」

GAME CLEAR!

大我「やっと終わったか…」ﾌｩ

ニコ「やるじゃん大我！後半は完全にシューティングゲームだったけどさ！」ｷｬｯｷｬｯ

大我「うれしそうだな…俺みたいな素人がゲームしてるの見てて楽しいのか？」

ニコ「私、ゲームじゃなくて大我がメインだから！」ﾑﾌｰ

大我「…そうか。お前が満足なら、良かった」ﾆｺﾘ

ニコ「！！」ﾄﾞｷｯ

ニコ「…大我さ、前より笑うようになったよね」

大我「そうか？…そうかもな」

ニコ「そうだよ！私はカッコつけてるんじゃない、そっちの大我のほうが好きかな～」

大我「べつにカッコつけてねぇよ！」

ニコ「あはは」

ニコ「じゃあ次のゲームは…」

大我「…待て、まだやるのか？ゲームは一日一時間だ」

ニコ「なに古くさいこといってんの。今どき大人でも何時間もゲームしてる人いるよ？」

大我「これ以上はやめたほうが」

ニコ「いいから…なんにしよ～」ｶﾞｻｶﾞｻ

大我（これ以上は俺の精神が持たない…）

ニコ「またホラーゲームにしようかな～…それとも～」ｺﾞｿｺﾞｿ

大我「…！よし！これにするぞ！」ﾊﾟｯ

ニコ「えっ…それって」

　CR

永夢「あれ、大我さん？ニコちゃんも」

大我「エグゼイド、今日はこれで勝負だ」ﾊﾞｧｰﾝ

永夢「これは…マリオパーティ！？どうしたんですか急に！？」

大我「…まあ、ちょっとな」

ニコ「いいから、大我の言うこと聞け！」ｸﾞｲｰ

永夢「いてて！分かりました、ちょっとだけですよ！」

大我「待て、まだ他のやつも呼んである」

　ｳｨｰﾝ

飛彩「何のようだ、無免許医」

貴利矢「自分も呼ばれたんだけど…」

パラド「ｺｺﾛｶﾞｵﾄﾞﾙﾅｧ」

黎斗「花屋先生…おや、全員集合かい？…！パラドォ！」

　ﾜｲﾜｲﾜｲﾜｲ

永夢「みんな呼んだんですか！？」

大我「ああ」

大我「さあ…お医者さんごっこなんてやめて、ゲームを楽しもうぜ！」

永夢「それはだめです」

大我「だがまさか本当に全員くるとは…」

貴利矢「お前が呼んだんだろ？…にしてもどうやってパラドまで呼んだんだよ…」

パラド「天才ゲーマーなら、どんなゲームをするのも楽しむ、だろ？」

飛彩「…」

黎斗「見ておけパラド…私がゲームマスターだということを」

パラド「早く始めよーぜ！」

黎斗「ﾊﾟﾗﾄﾞｫ！ﾊﾟﾗﾄﾞｫ！」

永夢「うるさーい！」

ニコ「どうすんのこれ…」

大我「仕方ねえ…ゲームを変えるか？」

ニコ「そうだね…パラドとゲンムは桃鉄でもやれば気がすむでしょ」

大我「なら…これだな」

ニコ「今度は…これね」

大我「エグゼイド、ブレイブ、レーザー、ちょっと来い」ｺｿｺｿ

永夢「え？でもこれを放置するのは」

飛彩「分かった」ｽﾀｽﾀ

永夢「ちょっ」

貴利矢「あれに付き合う義理はねえ」ｽﾀｽﾀ

黎斗「ﾊﾟﾗﾄﾞｫ！」

パラド「待て！…あいつら裏切りやがったな！」

黎斗「もう逃げられないなぁ…」

パラド「」

大我「さて…何のゲームをするんだ？」

飛彩（本当にゲームするのか？…さっきよりましとはいえこの面子で…？）

貴利矢「やっぱレースゲームでしょ！ね、ニコちゃん」ﾉﾘﾉﾘ

ニコ「そ…そうですね」ｵﾄﾞｵﾄﾞ

貴利矢「あれ？反応薄いなあ」

永夢「楽しそうですね貴利矢さん…」

貴利矢「そりゃあ前までこんなこと考えられなかったからなあ」

飛彩「…確かに4人でこうやって集まるのはグラファイト討伐以来だな」

大我「ニコ…こいつは悪いやつじゃない。そう緊張するな」

貴利矢「はは…まさかお前にそんなこと言われる日がくるとはねえ…大我ちゃん」

大我「ちゃん付けすんな！」

貴利矢「永夢～やっぱりレースゲームだよなぁ？」ｶﾀｸﾐ

永夢「僕はゲームなら何でも…」

飛彩「悪いが俺は抜けさせてもらう…あのなかには戻るつもりもないがな」ｽｸｯ

貴利矢「はあ！？よくこの空気でそんなこと言えるな！いいから黙ってやるんだよ！」

永夢「飛彩さん…」ｼﾞﾄｰ
大我「ブレイブ…」ｼﾞﾄｰ

飛彩「…ふん」

ニコ「しゃ、レースゲーム…みんなできそうなやつ…やっぱりこれか」ｶﾞｻｶﾞｻ

大我「何だ？」

ニコ「はい！これ」ﾊﾞｧｰﾝ

　《マリオカート》

永夢「…なるほど」

飛彩「どんなゲームだ？」

永夢「これはまあ…爆走バイクを優しくした感じですかね」

貴利矢「ってことは妨害とかもありなの？」

永夢「むしろアイテムを使ったレースなので、それがメインですね」

大我「なるほどな」

貴利矢「なあ！はやく始めようよ！」ﾜｸﾜｸ

ニコ「少しは落ち着いたら？」ｸｽｯ

大我（もう大丈夫そうだな…良かった）ﾎｯ

永夢「じゃ、キャラ選択からですね」

パラド「スナイプめ…まさか究極のクソゲー、サモンライドを渡してくるなんて…」ｲﾗｲﾗ

パラド「しかもよりによってフィギュアなしかよ！このゲームでフィギュアなしとか苦行すぎんだろ！」

黎斗「…」ｶﾀｶﾀｶﾀｶﾀ

パラド「おいゲンム！まだフィギュアは完成しないのか！？」ﾊﾞﾝﾊﾞﾝ

黎斗「待っていろ…今ハイパームテキを作っている…」

パラド「最高作品じゃないと気がすまねえのかよ！しかもそれはそれでクソゲーじゃねえか！」

黎斗「黙れえええええ！私の才能を侮辱するなあああ！」

パラド「もうだめだ…俺の心はﾎﾞﾄﾞﾎﾞﾄﾞだ」

黎斗「ああああああ！」ｹﾞｰﾑｵｰﾊﾞｰ

ニコ「永夢…どのキャラを選ぶつもり？」

永夢「そうですねえ…やはり僕は王道を往く」

　マリオ！

永夢（カートは…まあ適当に）

永夢「はいどうぞ…ていうかまだじゃんけんしてるんですか…」

貴利矢「しゃーないだろ？4人プレイまでなんだから」ｸﾞｰ!

飛彩「だから俺が抜けると」ﾁｮｷ！

大我「それじゃ納得できねぇんだよ！」ﾊﾟｰ!

ニコ「終わりそうにないね…じゃああたしは～」
　
　ドンキーコング！

貴利矢「あれ？ドンキー！？ピーチとかじゃないの！？」ｹﾗｹﾗ

大我「本性表したな」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

飛彩「…」

ニコ「もういいでしょ！？早くじゃんけんしたら！？」ｶｰｯ

　ﾎﾟﾝ!ﾎﾟﾝ!　ｯｼｬｰ!　ﾌﾝ　ｿﾝﾅ…

貴利矢「つぎ俺！俺ね！」

飛彩「…哀れだな」

大我「」

貴利矢「うーん…色合い的に…こいつだな」

　ワリオ！

飛彩「…お前らしいな」

貴利矢「誉め言葉として受け取っとくわ」ﾆｺﾆｺ

永夢（結構ガチなキャラできたな…まあ初心者だからむしろ使いにくいか）

飛彩「俺は…これだな」

　クッパ！

永夢「！？」

ニコ「…なんでそれ選んだの？」

飛彩「…？ゲームのボスならば弱いわけがない。それに研修医がマリオだから俺も対抗しただけだ」ﾄﾞﾔｧ

永夢「まあ弱くはないですよ…」ﾆﾔｹ

永夢（僕以外重量級…しかも二人は初心者。敵はニコちゃんだけだな）

　ｽﾃｰｼﾞｾﾚｸﾄ！

永夢「まあランダムでいいですよね」

飛彩「なんでもいい」

貴利矢「ノリノリで行くぜ～」

ニコ「永夢に勝つ！」ﾌﾝｽ

大我「ﾆｺｶﾞﾝﾊﾞﾚｰ（小声）」

永夢「あ…このステージは…」

　<レインボーロード>

永夢（勝負はついたな）

ニコ「あちゃー…レインボーロードか」

飛彩「なんだこのステージは…レースできるわけないだろ！」

永夢「そういうゲームなんですよ」ﾆﾔﾆﾔ

大我（エグゼイド…めっちゃ顔にやけてんな…）　

貴利矢「お？きたきたきたきた！俺のワリオ！」　　　

永夢「さあ…レースが始まりますよ！」

3！2!

永夢ニコ（ﾌﾞｲｰﾝ…）

飛彩貴利矢（…？とりあえず押しとくか）（ﾌﾞｲｰﾝ）

1！GO!

　ﾋﾞｭｰﾝ！

ワリオクッパ「！？」

貴利矢「なんでそんな速いの！？」

ニコ「スタートダッシュよ」ﾌﾌｰﾝ

飛彩「ちゃんと説明しろ！お前ら汚いぞ！」

永夢「ボタン押すのが遅かったですね」

大我（こいつら確信犯だな）

永夢「ちょっと大人げなかったかな」1位

ニコ「また負けた…」2位

貴利矢「ダメだ…永夢とニコちゃんとの圧倒的な差が…」3周目

飛彩「…」2周目

　20回目のジュゲムの引き上げ

飛彩「…」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

飛彩「やってられるか！」ﾊﾞｧﾝ！

ニコ「ちょっ！コントローラー投げんなよ！」

飛彩「なんでこんなものに付き合わないといけないんだ！せめてルールぐらいちゃんと説明しろ！」

大我（後半は一理あるな）

大我「ブレイブ、交代だ」

飛彩「気を付けろ無免許医…このゲームはただのゲームじゃない。妨害なんでもありだ！」ｽｯ

貴利矢「勝手にステージから落ちてただけじゃん」

永夢「ブフッ」

飛彩「研修医ィ！」

ニコ「大我、これはね…」ﾎｰﾁ

大我「ああ、なるほど…」

飛彩「貴様ら…切除するぞ」

大我「やめろ無礼ブ」

飛彩「くっ…」ｶｽﾞｶｽﾞﾉﾋﾚｲ

大我「安心しろ…仇はとるさ」

ニコ「ねぇたいがー、聞いてるー？」ｷﾞｭｰ

大我「聞いてるって…引っ付くな！」

ニコ「え～」ﾆﾔﾆﾔ

　イチャイチャ

飛彩「…うわああああ！」ｳｨｰﾝ

永夢「あ、待って…さすがに耐えられなかったですね」

貴利矢「あいつからしたらフルボッコだからなあ」

大我「俺は…これだな」

　　ヨッシー！

ニコ「マニアックなの選んだね」

大我「なかなか可愛いんじゃねーか？」

永夢「スナイプと同じ緑色ですね！」

貴利矢「ノってんな～」

　ｽﾃｰｼﾞｾﾚｸﾄ！

　<ワルイージピンボール>

永夢「まあ、さっきよりはましですね」

ニコ「頑張ろうね、大我！」

大我「ああ」

　《ワルイージピンボール》

貴利矢「うおっすげえ！めっちゃ光ってるやん！」

永夢「貴利矢さんの反応新鮮だなあ」

　3！2!

永夢ニコ（ﾌﾞｲｰﾝ）

大我（…確か、2になるタイミングで）（ﾌﾞｲｰﾝ）

貴利矢「うわまたやってるよ！俺にも教えろよ永夢！」ｶﾞｸｶﾞｸ

1!

永夢「ちょっ！揺らさないで…」ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ

GO！

大ニコ（ﾋﾞｭｰﾝ!）

大我「よし！」

永夢「あっ…」ﾎﾞｼｭｰﾝ

貴利矢「悪いなあ永夢ゥ…」ﾋﾞｭｰﾝ

永夢「知らないふりしてわざと僕を…？」

貴利矢「乗せられちゃった？バイバーイ！」ｳｨｰﾝ！

永夢「…俺の心をたぎらせやがって」

M「もう手加減なしだぁ！」ﾌﾞｲｰﾝ！

パラド「白けるなあ…」ﾊｲﾊﾟｰ！ｸﾘﾃｨｶﾙｽﾊﾟｰｷﾝｸﾞ！

パラド「無双ゲームでももうちょい面白くできたよなぁ？」ﾋﾟｺﾋﾟｺ

黎斗「ふん…私はハイパームテキを忠実に再現しただけだ」ﾌﾝｿﾞﾘｶﾞｴﾘ

パラド「スペックそのまま再現したらチートすぎんだろが！バランス考えろよ…」ﾋﾟｺﾋﾟｺ

黎斗「…楽しくなさそうだな」

パラド「当たり前だ！」ｹﾞｰﾑｸﾘｱ！

黎斗「才能がありすぎるのも考えものだなぁ…」ﾌﾊﾊﾊ

パラド「…そうかよ」

大我（エグゼイドがいないからニコの独走状態だな…）ｶﾞｺﾝｯ「痛っ！レーザーてめえ！」

貴利矢「後ろに気をつけなよ」ｱｶｺｳﾗ　3位→2位

大我「くそっ…よりによって空中でやりやがった！」　2位→3位

　ﾋｭｰﾝ

大我「ん？あれは確か1位に…」

　ﾊﾞｺｰﾝ

貴利矢「ぐおっ！ええ！？」

大我「巻き添え食らいやがった」ｻﾞﾏｧ

大我「エグゼイド…あいつがただで終わるわけがねえ…なにかあるな」


ニコ「余裕すぎてつまんなーい！誰もおってこないし…」ﾌﾞｲｰﾝ

ニコ「てやっぱり天才ゲーマーね！あたし」

　ﾋｭｰﾝ

ニコ「あれはトゲゾー…もしものためにキノコ残して良かった」ｶｿｸ

ニコ「え？」

　バ　ナ　ナ

ニコ「なんでこんなにバナナあんのよ！誰の趣味よこれ！」

貴利矢「あー俺だわ。面白いでしょ」

ニコ「なんでよおおおお！」ｽﾞﾃｰﾝ

ニコ「あっ」

　ﾁｭﾄﾞｰﾝ

大我「！１位はもらっ」ﾋｭﾝ

大我「何！？」

M「はぁ…はぁ…」

大我「エグゼイド…追い上げてきたか。だがもう遅い！この勝負俺の勝ちだ！」

M「…まだだ」

　バ　ナ　ナ

大我「またバナナか！？まだあったのか！？」ｱｾﾞﾝ

M「トリプルバナナを厳選したんだよ！」

M「さあ…このぶよぶよの中でバナナに引っ掛からずに通れるかな？」

大我「くっ…だがこれじゃお前もひとたまりじゃすまないぞ！」ｽﾞﾃｰﾝ

M「悪いな…」ｽﾀｰ

大我「ここでスターだと！？そんな…」ﾌﾞﾖｰﾝ

M「俺の勝ちだ！」

Goal!

大我「やはりダメだったか…」2位

貴利矢「よく頑張ったほうだよ」3位

ニコ「」ﾂｰﾝ　4位

永夢「ニコちゃん…ごめんって」

ニコ「別に？別に気にしてないし！？手抜かれるほうがいやだし！」ｳﾙｳﾙ

貴利矢「気にしてんじゃーん」ｹﾗｹﾗ

大我「…でも、楽しかった。勝っても負けても」

ニコ「！！」

大我「それでいいんじゃねーか？」ﾆｺ

永夢「大我さん…！」ﾊﾟｧ

貴利矢「…そうそう！俺も楽しかったぜ？」

永夢「はい…一番楽しんでましたね…僕を乗せて」ｼﾞﾄｰ

貴利矢「ははは」

ニコ「…うん、そうだ。ゲームは楽しいもの。勝っても…負けても」

ニコ「だから今までゲームやってんだ、私」

ニコ「ありがとう。永夢、貴利矢さん」

永夢「うん」

貴利矢「また、一緒に遊んでやるよ！」ﾎﾟﾝ

永夢「仕事してください」

貴利矢「厳しいなあ研修医」

　ﾊﾊﾊﾊﾊﾊ

　ｳｨｰﾝ

大我「今日は世話になった。借りをつくっちまったな」

永夢「そんな…こちらこそ、今日は楽しかったです」ﾍﾟｺﾘ

貴利矢「いつでも来いよ！大我ちゃん？」

大我「ちゃんを付けるな！」

貴利矢「…またな！」

大我「ああ」

ニコ「…」

　廃病院

ニコ「…」

大我「どうした？やけに静かじゃねーか」

ニコ「あたし…今まで大我に甘えてたのかな」

大我「…」

ニコ「楽しいことだけ、一生ゲームだけできればいいってずっと思ってた」

ニコ「でも大我と出会って、CRのみんなと出会ってさ。わがままな自分を変えなきゃ…って思ったの」

ニコ「大我といることでそのことから逃げてたのかな…私」

大我「…いいんじゃねーか？それで」

ニコ「え？」

大我「ゲームに取り憑かれた俺は、医師免許、信頼、そして大事な友人を失った」

ニコ「…」

大我「でもお前はそんな俺を主治医として認めてくれた。励ましてくれた。迷惑も思う存分かけられたなぁ」

大我「でも今はお互いに支えあう。それで十分だ」

ニコ「大我…」

大我「お前にはまだ未来がある。そんなんで悩むことなんかねーよ」ﾆｺﾘ

ニコ「…そうだね。私の主治医はあんただけ！まだまだ面倒みてよね？」

大我「ああ」

ニコ「えへへ」

パラド「…そろそろこのライダーも飽きたな。新しいフィギュアはできたか？」

黎斗「次はこいつ…新しいライダーだな」

パラド「アマゾン…オメガ？なんだこいつは？」

黎斗「まあ使ってみろ。…どうだ？私の手にかかればどんなゲームも神ゲーだぁ！」

パラド「…そうかもな。にしても戦闘データ採りすぎじゃないか？また死ぬんじゃないか？」

黎斗「まだ残機はある、問題ない」

パラド「そうか。…終わったぞ」ﾋﾟｺﾋﾟｺ

黎斗「よし。次のライダーは…君の色に似ているな。だが、そこにオロナミンC要素も入っている…CMに出れなかった恨みもこもっているな」

パラド「へえ…心が踊るな！よし…お前の名前は…」

「仮面ライダー…ビルド！」