目の前の人形が、私に拳を振り下ろさんと迫ってくる。
私はこんなところで死ぬのだろうか?
嫌だ。
私は、死にたくない!!
誰か!誰でもいい!助けて!!
???「良いだろう。その反逆、私が請け負った!」
あぁ、人形を砕き、私に微笑みかけたその男は……
筋肉(マッスル)だった……
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1502455686
バーサーカー「私はバーサーカー、契約に従い参上した!」
白野「バーサーカー……?」
バーサーカー「君の、死の運命への反逆に惹かれた同士だとも!君が反逆者である限り、私は必ず君の味方だ!最も、君が圧政者ならばその限りではないがね!」
白野「圧政者かどうかはわからないけど……私は、小市民……じゃないかな?」
バーサーカー「ふむ、それはおいおいわかるだろう。そんな事よりも、素晴らしいお知らせだぞ、マスター」
白野「な、何?」
バーサーカー「随分とイレギュラーな召喚のようでな!私の筋肉(ステータス)は通常の半分以下だ!全ての敵が格上ということだが……何!気にすることは無い!敵が全て圧政者であるということだ!」
白野「て、敵?!」
バーサーカー「そうとも、聖杯を競い合う敵だ!マスター!君は今、自分を小市民だと言ったな!」
白野「そうだけど……」
バーサーカー「魔術師(ウィザード)でなく?」
白野「うぃざーど……?魔法は使えないよ?」
バーサーカー「ハハハハハハハ!!なんと!マスターまでもがここまで弱小か!私も!マスターも!まさに最低ランクのチームではないか!良い!良いぞ!それでこその反逆!それでこその戦いだ!」
白野「えっと、状況が全く掴めないんだけど……?」
バーサーカー「同士(マスター)よ!私達はどうやら、絶望的な状況で殺し合いをせねばならないらしい!」
白野「えっ!?」
バーサーカー「何、恐れることは無い!これほど絶望的に不利なら、必ず勝てるとも!」
白野「いやいや!負けたら死ぬの?!死ぬんでしょ?!殺し合いってことは!!」
バーサーカー「安心しろ同士!常に反逆の意思を持ち、笑顔を絶やさなければ必ず勝てるとも!」
白野「は、反逆……」
バーサーカー「そうとも!生前の私の必勝法だ!笑え同士!必ず勝つぞ!」ニカッ
白野「わ、わかった!」ニッ
バーサーカー「さあ!反逆の狼煙をあげるとしよう!」
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません