最強転生魔術師のチートライフ (6)

遅筆注意
このスレは>>1が息抜き程度に書いているものです


俺桐生光輝は気がついたら謎の空間にいた
どこを見渡しても真っ白な空間
上も下も右も左も全てが白に包まれている
立ち上がり歩いていこうとすると後ろから声をかけられた

「やぁこんにちは、今日はいい天気ですね」

なんか変なピエロに話しかけられた
なんだこいつてゆうかこの空間にいい天気もクソもあるか

「へ、変なピエロ…流石に傷つきますよ?」

俺の心を読んできやがった
見た目がそんなんだから変なピエロに見られんだよ
見られたくないなら着替えてメイクとればいいのに

「それを言われると言い返せませんね…」

言ってないけどな…

そう思いながら
俺は変なピエロに聞いてみた

「ここは何処なんだ?」

「ここは神域という所ですよ」

「なんだそれは」

おっと
思っていたことが口から出てしまっていた

「まぁ神がいる所って認識でいいでしょう」

となるとこの似非ピエロは神なのか

「聞こえてますよ」

「それでなんで俺はここにいる?」

「死んだからですよ」

「は?」

「死んだからです」

俺が死んだ?なんで?

「あなた後ろから電車の線路に突き落とされて轢かれたんですよ」

「そうなのか?俺にはその記憶が無いどころかそれ以前の記憶すら無いんだが」

「そりゃ記憶を消しましたからね」

「そりゃなんで?」

「まぁそれは順を追って説明しますよ–––––」


まとめると俺は死んだのだが神が間違えてこの神域に送ってしまったらしい
しかし神域は俺のいた地球のある世界とは世界が違うらしく帰れ無いらしい
もう死んでるから関係無いけどな
本題はここからだった
俺に異世界に行って来いなどと言う
でも異世界には化け物どもがウジャウジャいるらしい
だから特典を3つくれるという
なぜ1つでは無いかというと神のミスのせいだからと言う
以上の説明を受けて俺は今特典を選んでいる

「どうするか決めましたか?」

「ああ決めたよ」

「お聞かせくださっても?」

「経験値300倍とステータス成長率200倍というやつと––––––」

「魔法適正オール9999という奴だ」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1502451846

「魔法適正オール9999という奴だ」

「ほう」

俺が言い放った後数秒後に反応した

「本当にそれでいいのですか?」

「ん?そんなことを聞くということはなんかあるのか?」

「えぇ…その特典は少し扱いずらいですよ?」

「どういう事だ?」

「魔法適正オール9999の特典はあくまで魔法の事がよく分かったり扱いがとても良くなるだけですよ」

「つまり最初からすごい魔法は覚えて無いって事か」

「そういう事です。ですがその特典があれば最大級の魔法は詠唱がとても長いのですが無詠唱何て事もできるでしょうね」

とても便利だなと素直に思った
覚えればいいだけなのだ

「覚えればいいだけと言いますがね…大変ですよ?」

そう言って似非ピエロは俺に説明を始めた
魔法はレベルアップじゃ覚え無いという事
魔法は学校で覚えるらしい
しかし1つ例外がある
魔法適正がMAXなため見ただけで真似できるだろうというチートだ
しかし魔法を見て覚えるなんてそんな敵と戦うか戦っている所を近くで見て解析しなくてはいけない
そんな危険は犯したくないため
学校に行って魔法を教えてもらって覚えて見て覚えて
とても効率がいいため学校には絶対行こうと思った

「あ、でも一つ忠告しときますよ」

「なんだ?」

「あなた–––––––
–––––– 赤子で生まれますからね?」

「それ先に言えよ」

「忘れてました」

まったく困った似非ピエロだ

「生まれる場所とか指定できる?」

「ある程度はできますよ」

「どのぐらい?妹がいるとかメイドがいるとかできる?」

「できますよ?」

「じゃあそれで」


こうして俺の第二の人生は始まった


似非ピエロから放たれた光に包み込まれてフワッという浮遊感を感じた
そして視界が真っ暗になった
何か聞こえる…でも何を言っているのかはわから無い
視界が明るくなっていく
目を開けたら何かメイドさんがいた
可愛い
俺は声を出そうとすると…

「あーうー」

あれ?
あ、俺今生まれたばっかなのか
なんで声が出ないか分かった

「ああーうーあー」

やっぱり出ない
メイドさんがめっちゃ笑ってる

「うー、ううー!ウァァァーーー!!」

なんとなく大声泣いてみた
そしてとても疲れた
だんだん…意識が……おと…のいて…

転生したあの日から2年が経つ
俺は2歳になり立って歩けるようになった
空いていた部屋を自分の部屋と両親はした
ちなみに父親はレオン母親はルミナス
俺はクロムウェルというらしい我ながらいい名前だと思う
そして俺は毎日父と剣の練習をしている
俺は魔術師になりたいのに

「どうした!もう疲れたか?」

そう言って切りかかってくる精神は意味わからない

「ハァ…ハァ……父さん…疲れた…」

「うーむ一回休憩にするか。もうすぐ昼時だしな

そう言って昼食を食べてるときに俺は

「魔術をやりたい」

「あらいいじゃない」

「なんでまた急に」

流石に魔法適正9999あるからとは言えるわけないので

「かっこいいから」

適当に言っておいた

「魔術は危ないんだぞ?」

「まぁまぁ…魔道書ぐらいなら買ってあげましょうよ」

「本当に!?」

めっちゃ喜んでるフリしといた

「ルミナス…」

「いいじゃないのよ市販でよく売ってるやつならそこまで高くないし」

「でも万が一だな…」

「大丈夫よ…それで何魔術がいいの?」

今母親…ルミナスが俺に何魔術がいいかと聞いてきたのは
魔術には黒魔術(戦闘系)、白魔術(回復や支援系)、召喚魔術の3つがあるからだ
召喚魔術はその名の通り何かを召喚できるのだがいろいろ種類がある
大きく分けて二つだ仮契約系と契約系の二つ
仮契約系は一定時間召喚できるというもので時間が経つと元いた場所へ帰っていく
契約系は召喚したものと契約をして使い魔やパートナと呼べる存在となる
もっともランクが高いやつを使い魔などにしようとするほど魔量が消費される
仮契約系は込めた魔力に応じて相応のものが出てくるのだが
契約系は1つのモンスターを''指定''して呼び出せる
だから誤ってスライムを使い魔にしましたなんてことがないのだ
細かい説明はここでは省いておこう

「全部欲しいです」

「全部…いいじゃない買ってあげるわ」

「お、おい…そんなやすやすと…」

「いいのよやらせてあげなさいよ」

「じゃあ1つ条件がある。無理だったら剣の練習をしなさい」

「父さん僕剣やめるとは言ってないよ」

「え、あ、そうかならいい」

「なら決定ね明日買ってきてあげるわ」

「ありがとうございます!」


そして魔術をやり始めてから2日が経つ
黒魔術は面白いが家が燃えたら大変なとでまだ水属性しかやっていない
虚無から水を生み出せるのはすごいと思った
しかし魔術だけをやるわけにはいかないので
今日も父さんと剣の練習をしている

「えい!」

「ふっ!」

木剣と木剣がぶつかり合う音が響く
その音でシャルが泣く
シャルと言うのは俺の妹だ
2ヶ月前に生まれた

「ちょっと!あんたたち!シャルが泣いちゃったじゃないか!」

「うっ…すまん」

「ごめんなさい」

シャルが泣くと母さんはめちゃくちゃキレる
マジ怖い
そして剣の練習を中断して自分の部屋に戻り魔道書を取ってきて
母さんや父さんに見せてあげることにした
属性はもちろん水だ
というか水以外やってない

「父さん!母さん!見て見てー」

「お?なんだ?」

「なぁに?魔術見せてくれるの?」

「うん!みててー」

子供っぽい無邪気さを演じながらすごいのを見せてやろうと企む俺

「ーーー水創造」

ブワッと虚無から水を生み出す
本来詠唱なんて要らないのだが詠唱なしでやるとやばそうなので詠唱しておく
そして30cm程の水の玉ができる

「すごいじゃないか!」

「うちのクロムは天才ね!」

めっちゃ褒められた
これが嬉しくて余計頑張りたくなる
あれ?なんか思考まで幼児退行してる気がするがいいか

「えへへー」

「ところでその水どうするんだ?」

「庭に捨てておく?」

「ううん見てて…ーー水発射」

放たれた水が庭に落ちる

「お、おお…凄い!凄いぞクロム!」

「やっぱり天才だったのよ!」

ベタ褒めである
魔術って楽しい
それからは剣も魔術も両方頑張った
父さんと戦い
母さんと魔術で競い合い
毎日が楽しかった

そして4年の月日が経ち俺は6歳になった
今になって考えれば2(才の時に父と剣を交えていた(もちろん手加減されていたが)のは異常だったと思う
おそらくステータス成長率200と経験値300倍の力だろうか
4年たった今黒魔術も白魔術も本に載っているのは全部覚えているし完璧に使いこなせる
2年ほど前にプロの魔術師や講師が使うかなり高い魔道書を買ってもらった
低級、中級、上級の魔法(黒魔術、白魔術、召喚魔術全てのこと)をマスターしているため
超級、聖級とすこしの王級が載ってる魔道書だ
そしてもう超級の黒魔術と白魔術をマスターして聖級をもうすぐマスターする
剣の腕もなかなかになっていたとおもう

「ふっ…!」

「はぁ!」

「くぅっ…」

カンカンと木と木がぶつかりあい甲高い音がする
身体強化を付けているのに全然勝てない
幼い頃父さんの剣を受け止められていたのは身体強化のおかげてもある
なかった頃は一方的すぎた

「どうした!」

「ッ…!」

「ハァッ!」

「父さん!」

「なんだ?」

「ふっ!二刀流でやっていいですか?」

「ふんっ!構わんが二刀流は剣に振り回されやすいぞ」

「大丈夫です!」

「そうか…行くぞ!フゥッ!」

「クッ!ハァァァァ!!」

「何ッ!?クッ…うぉぉー!ハァッ!」

「ハァァッ!」

「クゥっ!」

「行くぞ!ハァァァァァァッ!」

カンカンカンカン

身体強化を体が壊れる寸前までかけてものすごい速さで剣を振るう
父さんが片方の剣を受け止めてる間にもう片方の剣で別のところを攻める
これの繰り返しだ父さんは最初こそは受け止めながら攻めていたが
だんだん余裕がなくなり防戦一方となっていた

「クゥッ!」

「ハァァッ!」

「グゥッ…ハァッ!!」

「何!?」

最後は父さんが反撃して負けてしまった
流石父さんだ

「お疲れ様ですね」

「見てたのか」

「はぁ…はぁ…」

「クロムも凄かったわよ」

「確かに…二刀流が向いてるんじゃないか?」

「これからは二刀流でやります」

そう言いみんなでご飯を食べた
4才なのでシャルも一緒だ
飯を食べたら魔術でもするか

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom