【艦これ】提督「うちの金剛は処女ビッチ」 (113)

艦これもSSも初心者です。拙い文ですがご了承下さい。
この提督の性別は男です。


金剛「ヘーイ!提督ゥー!貴方の愛しの金剛が帰ってきたデース!」バーン

提督「金剛……ドアは静かに開けようね」カキカキ

金剛「うぅ……少しでも早く会いたくて……スミマセーン……」
「それより提督ゥー……二人きりの提督室……今なら何をしても大丈夫デスヨ?」タニマヨセ

提督「執務中だから無理かなぁ」カキカキ

金剛「む……でも提督の主砲はそんなになって……ないデスネ……」

提督「そろそろティータイムの時間だろ?比叡達が待っているんじゃないか?」

金剛「そういえばそうデシタ!悔しいデスケドこの続きはまた今度にするデース!」バーン

提督「……」フゥ……

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すみません名前つけ忘れました≫1です……

金剛姉妹の部屋

金剛「提督に私の魅力が伝わるにはどうしたらいいのデショウか……」シュン

比叡「やっぱりムードが大切ですよ!お姉さまの魅力があっても時と場所が大切なんですよ!」

霧島「私の計算ですと提督は鈍感なだけだと思いますけど……」
「現に提督は私たちに平等に接しているのであり得ると思います」メガネスチャ

榛名「榛名は提督が重婚でも大丈夫です!」

金剛「榛名……それだと提督は榛名を一番に可愛がってくれないデスヨ?」

榛名「やっぱり榛名は大丈夫じゃないです……」ショボーン

霧島「この後金剛お姉さまは提督室に用事がありますよね」
「なら次は提督をこうやって誘惑しましょう」

アドバイスくれた方ありがとうございます。R18ではないです。

提督室

金剛「ヘ、ヘーイ提督ゥー ワタシ、最近ご無沙汰で溜まっているんデス」クネクネ
「デスカラこの後ワタシと一緒に……夜戦をシたいのデスガ……」セクシーポーズ

江風「お!夜戦!?ならこの江風に任せな!」ガタッ

金剛「天井から江風が!?」ビクッ

提督「Zzz……んあ?江風に金剛どうしたんだ?」

金剛「うぅ……そして提督は寝ていたのデスネ……」ショボン

提督「書類も見直し終わったし眠いから寝てたんだ」
「あ、それより今日の出撃の報告は出した?」

金剛「あ……」

提督「まぁ後でもいいから出してね。大淀さん怒ると怖いし」

金剛「うぅ……スミマセンデシタ……」ガクッ

提督「そう落ち込むなって、誰にでも失敗はあるよ。ほら元帥とか特に」
「この間宮券でもあげるから元気出しな」

金剛「提督ゥ……」ウルウル
「く、悔しいデスケド撤退デス……」ウルウル

提督「報告書早くねー」ヒラヒラ

江風「提督……あの間宮券……どこから手に入れたんだ?」シュタッ

提督「あー……この世には知らなくていい事もあるんだよ」

霧島「人妻風の作戦も失敗ですか」ハァ

金剛「むぅ……夕方は眠くなるって言ってマシタガまさか本当に寝ているなんて……」

比叡「気付いたら寝てますからね……あの司令は……」

榛名「榛名はその場で襲ってしまえば大丈夫です!」キラキラ

金剛「榛名……それだと愛が無いデース」

榛名「やっぱり榛名は大丈夫じゃないです……」シュン

比叡「それよりお姉さまは間宮券を貰ったのに使ってないのですね」

金剛「晩御飯の前におやつを食べてしまってはご飯が食べられなくなってしまいマス!
なので晩御飯の後で使おうと思いマース!」ペカー

霧島「流石金剛お姉さま!霧島の計算ではその方法は出せませんでした!」メガネスチャ

比叡「でもお姉さま間宮券って3人までじゃ……」

金剛「この間宮券は戦闘前以外のお食事なら4人までって書いてマスから大丈夫デスヨ」エッヘン

サスガオネェサマ!パチパチパチ

霧島「食事……薬……ハッ!お姉さま!次はこの作戦にしましょう」ニヤリ

金剛「エ?」

提督室

金剛「ヘーイ提督ゥー!ご一緒してもいいデスカー?」バーン

提督「いいけど扉は静かに……うわ……いつ壊れるか心配だな」

金剛「今日の私のご飯はカレーデース!」

提督「そうか奇遇だな、俺もカレーなんだ」

金剛「そうデスネー!まるで運命の赤い糸のようデスネ!」

提督「メニューを選ぶ時に何故か比叡にカレーを食えと言われてな」
提督「カレーを食わないなら比叡のカレーを食わせると脅されたんだ」

金剛「」

提督「あんな気合いを入れた比叡は見たことが無……どうした金剛」

金剛「い…いえ私は大丈夫デース!それより提督ゥー!さっき大淀が呼んでたネー!」

提督「あぁ作戦の確認か。ありがとう金剛、来てもらってすまないが行ってくるよ」

金剛「行ってらっしゃいデース」フリフリ

パタン

金剛「……さて霧島から貰った明石特性の媚薬で提督もイチコロデース」フフフ
金剛「提督とあんな事やこんな事も……エヘヘヘ」

ポタポタ

金剛「量はこれでいいデスガかき混ぜておきマショウ」

金剛「よし……これで薬が聞いた所で誘惑するのが霧島の作戦デス」ガチャ
金剛「ピッ!?」

川内「あれ?金剛さんどうしたの?」

金剛「あ……えーと提督と一緒にご飯を食べていたのデスガ用事で提督が席を外しているんデース!」

川内「ふーん……あ、このカレー美味しそうだね!一口貰っちゃおパクッ」

金剛「あっ……」

川内「んぇ?このカレーが何?」モグモグ

金剛「い、いえ大丈夫デスヨ」

川内「それにしてもこのカレー甘いね!蜂蜜かな?」ガツガツ

金剛「」



金剛「結局全部食べられてしまいマシタ……」
金剛「確かあれって結構効き目があった気がシマス……」

提督「ただいまー……あぁカレーが無くなってる」

金剛「先程川内さんが来てカレーを食べていきマシタ……」

提督「やっぱりな!あいつの口にカレーがついていたからまさかと思ったが食べられているとは……」

金剛「じゃ、じゃあ私のカレーを食べるといいデスヨ!」

提督「いや、間宮で試食をしてくれと言われてな、食べてきたから大丈夫だ」

金剛「そうデスカーならこの水を飲むといいデース!」サッ

提督「お、助かるよ」

金剛(実は事前に霧島が用意してくれたペットボトルがあったのデース)
(ペットボトルの中は媚薬入りの水デス!さぁ提督!しっかり飲むがいいデス!)

金剛「提督……相談したい事があるので後で私の部屋に来てくれると嬉しいのデスガ……」

提督「あぁ、わかったよ」

金剛「ありがとうゴザイマス!それじゃあワタシはこれで失礼するネ!」

提督「おう!一緒に食えなくてすまんな」ヒラヒラ

金剛「See yooまた後でネー!」ヒラヒラ

パタン

金剛(提督……卑怯な手を使ってゴメンナサイ……!)ダッ

金剛姉妹の部屋

金剛「そろそろ提督が来る時間デース」ドキドキ

霧島「金剛お姉さま、私たちは隣の部屋に居ますので提督と激しくニャンニャンしてくださいね」

比叡「うわぁ……霧島……ニャンニャンって」

霧島「コホン……とにかく事が終わった後でまた会いましょう金剛お姉さま」

金剛「霧島……皆ありがとネ!」

比叡「じゃあお姉さままた後で」ビシッ

金剛「了解デース!また後でネー!」ヒラヒラ

榛名「途中で榛名も参加しに来ますね!」

パタン

金剛「………エ?………」

ガチャ

金剛「提督ゥー!」バッ

比叡「ヒェェェーお姉さま私です比叡です!」

金剛「ノオォ~!比叡デシタカ……あれ?じゃあ提督は?」

霧島「明石さんに用事が出来たから今日は来れないらしいですよ」

榛名「榛名達の所に天龍さんが来て教えてくれました!」

金剛「……明石さんゴメンナサイ……失敗してしまいマシタ……どうか安らかに」アーメン

榛名「でも提督のあの怒った顔は久し振りに見ました!」

金剛「そういえばこの鎮守府に着任してから一度も提督が怒った所を見たことがありまセンネ」

比叡「んー私も榛名の後に着任したから見たこと無いなぁ」

榛名「昔の提督って今よりキビキビした性格だったんですよ」

比叡「えっ!?あのボケーッっとした提督が!?」
霧島「それは詳しく聞きたいですね」


榛名「あの時は仕事も早く終わらせてましたし……そういえば川内さんが瀕死で夜戦に行くって騒いだ時なんて……」

提督「喋りすぎだぞ榛名」

金剛姉妹「提督(司令)!?」

金剛「いつからそこに!?」

提督「少し前にな……それより榛名!」

榛名「はいぃ……」

提督「過去の事は話すなって赤城さんにまた怒られるぞ?」

霧島「そ、それより提督!明石さんは……」

提督「もちろん減給、研究もしばらく禁止にしたよ」

金剛姉妹(明石さんごめん……)

比叡「って司令!何気に媚薬飲んでますけど大丈夫なんですか!?」

提督「あの類はあまり効かなくなってきたが金剛には少しクラっときたな」

金剛「!?」ボン

比叡「お姉さまの顔が真っ赤に!?」

金剛「い、今は見ないでクダサイ……恥ずかしいデス……」カァァァ

提督「どうした金剛?」

霧島「あー!!金剛お姉さまは眠くて倒れそうになっているんです!」

提督「霧島……声が裏返ってるz」

比叡「気のせいですよ!さあさぁ司令も帰って寝ましょう!今日もお疲れ様です!」

榛名「榛名は提督と添い寝しても大丈夫です!」

比叡「はい榛名は少し黙ろうねー」ガシッ

提督「そっか……また明日な金剛」

金剛「ハイィ……お休みなさい提督」プルプル

バタン

霧島「ふぅ……何とか誤魔化せた……」

比叡「霧島ってゴリ押し得意だよね」ボソッ

榛名「榛名は添い寝したかったです……そしてベッドの中で」ジュル

比叡「はーい榛名はお休みの時間ですよー」ズルズル

金剛「どうにかして提督を落としたいデース……」シュン

霧島「次なる作戦の鍵は……夏ですかね」

比叡「夏?」

霧島「そう!夏と言えば装甲が薄い水着!露出が高い水着で落としましょう!」

提督室前

金剛(く……霧島が選んでくれた水着がまさかマイクロビキニだったとは……)プルプル

金剛(でもこれも提督を落とすためデース……!出撃するデース!)

金剛「提督ゥー!入りまーす!」コンコンガチャ

金剛「ヘーイ提督ゥー!夏が近づいて来たネー!」

提督「そうだねぇ」カキカキ

金剛「だから新しく水着を買ったのデース!」

提督「うん。とても似合っているよ、可愛いね」

金剛「可愛い……エヘヘ……じゃなかった」テレテレ

金剛「提督はこの装甲の薄い水着を見てどうも思わないのデスカー?」セクシポーズ

提督「色々と見えてるぞ」

金剛「見……見せてるんデス」プルプル

提督「金剛にそんな趣味があるとは思わなかったよ

金剛「えぇ!?そんな……!」
金剛(ここで否定すればこの行為が無駄になってシマイマス……!)

提督「?」

金剛「あーあー……そうデース!布の面積が小さい方が私は好きなのヨー!」カァァァ
(自分で言ってて恥ずかしいデス……)

時津風「しれぇー!暇ぁぁ!」

提督「時津風……今は執務中……」

時津風「あれ?何で金剛さん水……「ぎにゃぁぁぁ!!」ダッ

時津風「行っちゃった……」

提督「きっと用事が出来たんだよ」

時津風「まぁいっか!しれぇ!かくれんぼしない?」

提督「今は執務中です」

食堂

金剛「うーん……提督へのアタックは至難の技デース……どうしたら……」

明石「お悩みですかねお嬢さん!」

金剛「oh……明石……生きていたのデスネ」

明石「財布は死にましたけどね!そんな事より金剛さんはやっぱりまだ提督を落としたいんですよね」

金剛「yes!……と言いたい所ですがなかなか上手くいかないのデース」

明石「あー……そこまでやられているなら私の尋問された時の事をお話ししましょう」


~工房~
提督『なぁ明石さんよ、またやらかしたなお前ぇ!!』ハァハァ

明石『ウゲッ提督……何でわかったんですか!?』

提督『妙に甘いのはお前しか作らないからな!!』

明石『あっ材料まんまだったか……ってかヤバそうですねソレ……』

提督『これでいつもの誘惑が来たら完全にヤってただろうね!』

明石『まぁ……そのための薬なんですけど……』

提督『とりあえず何とかしてくれ!』

明石『それは無理ですねぇ~お一人で寂しくどうぞ。あ、金剛さんの写真使います?』

提督『!……』


明石「といった感じでトイレに……って聞いてないか」

金剛「///」プスプス

明石「あー……とにかく金剛さんの誘惑に効果はあるって事!」

金剛「明石、ありがとうネ……私!もっと頑張りマス!」

明石(提督は素直な「言葉」を聞きたいだけなんだろうけど今は言わないでおこうかな)

提督「明石ぃー……君ぃ、何を金剛に吹き込んだんですかねぇ」

明石「え?私は普通の事をしたまでですが……何か?」ドヤァ

提督「やっぱりお前の仕業か!金剛の誘いがやけにヤバイ方になってるのは!」

明石「えぇ♪この本に書いてある事を使えばどんな人でもエロく聞こえる本を貸しましたよ!」

提督「なんと言う事をしてくれたんだ……金剛を秘書艦にした時の事を報告してやろう」

金剛『ヘーイ提督ゥ!今日は濃いめのカルピスを買って来マシタ!』

『私にも提督の濃いめのカルピスを私のペットボトルの中にたっぷり注いでほしいナ♪』

金剛『今日のおやつはプリンデース!とっても美味しそうデスネ!』

『提督が望むなら私の胸にも乗せていいんデスヨ?提督のカラメルをたっぷりかけて欲しいデース……』

明石「とても感動できる話じゃないですか」ホロリ

提督「君は何も聞いてなかったんだな」

明石「聞いてましたヨーカルピスの辺りとか可愛いデスネー」

提督「ペットボトルの容器を舌で擦りあげる動作をしながら言われても可愛いんですかね」

明石「あっ……ま、まぁ今まで散々金剛さんにそんな素振りを見せなかった罰だと思ってくださいね」

提督「」

金剛姉妹の部屋

金剛「フフーン~♪」ジュー

比叡「金剛お姉さま?どうしてこんな朝早くからキッチンなんかで料理を?」

金剛「ヒトフタマルマルから横須賀鎮守府で知り合いの提督と会議をするって言っていたのでお弁当を作っているんデース!」

霧島「手料理で司令の胃袋を掴むのも一つの策だと考えました!」キラーン

比叡「まぁそれが普通なんだけどね」

金剛「霧島が提督の好みも調べてくれたのでS勝利間違い無いネー!」グッ

比叡「私も何か手伝う事はありますか?」

金剛「あー……比叡には皿洗いを手伝って欲しいデス!」
「霧島はそこのソースを取ってくだサーイ!」

霧島「了解しました!」パタパタ

金剛「この料理を褒められたらきっと……エヘヘ」

霧島「金剛お姉さま!よそ見をするとこぼれますよ!」

金剛「オットット……」

食堂

提督「近々、大規模作戦が開始される。
横須賀鎮守府では最近、強力な未確認深海棲艦との戦闘に勝利したと聞く。そこでどのような姿をした深海棲艦なのか……」クドクド

睦月「未確認の深海棲艦だって。どんな姿してるんだろう」ヒソヒソ

如月「きっと大きくて怖ぁーい姿かもよ?ウフフ♪」ヒソヒソ

吹雪「コソコソ話していたら司令官に怒られますよ!」ヒソヒソ

提督「コラァ!そこ!つまらないからってコソコソと話すんじゃない」

吹雪「ごっごめんなさーい!」

比叡「自覚してるんだ……」

提督「コホン……とにかく明日から横須賀鎮守府にて深海棲艦の情報確認と大規模作戦の会議をしに行く。
そこでその間、鎮守府は陸奥に任せる!」

陸奥「あらあら……大丈夫かしら」

提督「横須賀にら金剛も着いてきて貰ういいな?」

金剛「ワカリマシター!任せてくだサーイ!」

提督「では解散!」

ゾロゾロ アーツカレター カコッテバトチュウデネテタデショ!

提督「はー……疲れたー」

金剛「お疲れ様デース提督ゥー!」

陸奥「横須賀鎮守府の鎮守府って確か古い友人が提督を勤めていらしたわよね」

金剛「ワァーオ!お知り合いだったんデスカ!?」

提督「あぁ、確かお前達は一度演習をした事があるだろう?」

金剛「yes!あそこの電は戦闘指揮が上手くて凛々しかった覚えがありマース!」

陸奥「……でその鎮守府には本当は何をしに行くのかしら?」

提督「角に追い詰められたゲームを逆転させる策を練りに行く…かな」

ー翌日ー鎮守府廊下

大淀「提督、おはようございます。」

提督「おー、おはよー。金剛は?」

大淀「今、支度を終えて提督室で待機しています。」

提督「あいよー、了解ー」

大淀「それと提督……横須賀鎮守府についてですが……」
大淀「あの鎮守府は前提督が行方不明のまま、新任の提督が着任しております。内部にスパイが潜んでいる可能性があるので十分に……」

提督「大丈夫でしょ、横須賀提督がいるし」

大淀「わかりました。ですがくれぐれも注意してくださいね」

提督「わかった、気を付けるよ」

ー提督室ー

金剛「ヘーイ提督ゥ!今日も元気そうデスネー!」
金剛「ソッチの提督も元気そうデスネェ……スッキリさせて行きマスカ?」

提督「朝は弱いからどっちもげんなりしてるから大丈夫。それより横須賀でそれは止めてね」

金剛「モチロンこれは提督の前でだけやりマスから問題ナッシングネー!」

提督「うーん……まぁとにかく今日は電車で向かうよ。準備はいい?」

金剛「yes!準備は万端デース!」

ー横須賀ー

金剛「人が沢山で疲れマシタ……」グッタリ

提督「スシヅメ状態だったからね………とにかく鎮守府に着いたから姿勢はしっかりしてね」

金剛「り、了解シマシタ……グフッ」

ー横須賀提督室ー

横鎮提督「よっす」

佐鎮提督「こんちゃーす」

提督「ゲッ……なんで佐世保のまでいんの」

佐鎮「ゲッ!て何だよゲッ!て!」

霞「あんたの顔を見たらまぁ、当然の反応ね」

金剛「佐世保の提督とも知り合いだったんデスネ」
金剛「今日はよろしくお願いシマース」ペコリ

佐鎮提督「あぁ……金剛ちゃんは優しいなぁ……それに比べてお前は冷たいねー……横鎮提督もそう思わない?」

横鎮提督「え?何?」

佐鎮提督「」

電「今日はお集まり頂き、ありがとうございますなのです」

横鎮提督「今回の大規模作戦の時だが前線を横須賀が。残りの残存勢力の一掃を佐世保の提督にまかせる」

提督「では呉の俺達はどうすれば?」

横鎮「そうだな……こちらの第二艦隊と合流して本拠地を……」ウンヌン

金剛(何やら難しい話が多くてつまらないデース……)ウトウト

金剛(これなら提督と一緒にご飯を食べていた方が楽しい……デース)スヤスヤ

霞「だから何で佐世保は残存勢力の一掃なのよ!」ガタッ

金剛「ハッ!?」パチッ

佐鎮提督「そういう作戦だし仕方ないだろ」

霞「はぁ!?私は絶対に納得いかないわ!!」バンッ

金剛(いつの間にか寝てマシタ……霞が何やら怒ってマス……)

金剛「まぁまぁ……とにかくここは一旦落ち着いて冷静になりマショウ」

提督「腹減ったし飯食うわ」

横鎮提督「あぁ、食堂ならあそこら辺にあるぞ」

提督「了解しました~。金剛、飯を食べに行くよ」

金剛「あ、でも……」

提督「上手くまとめてくれるから大丈夫だよ」ガタッ

霞「ちょっと待ちなさい!会議はまだ終わってないわ!」ダッ

佐鎮提督「帰ったら説明するから落ち着け」ガシッ

霞「何よそれ答えになって……」


ナニヨソレ!イミガワカラナイワ!セツメイシナサイヨクズ!


金剛「本当に大丈夫デスカネ……」スタスタ

提督「まぁ、佐世保のが何とかしてくれるでしょ」スタスタ

金剛「案外適当デスネ……」

横須賀廊下

金剛「提督ゥ……」

提督「お、どうした?」

金剛「どうして提督は私をおさわりしてくれないのデスカー?」

提督「あー……」ポリポリ

提督「俺だって金剛とあんな事やこんな事をしたいさ」

金剛「なら……」

提督「でも仕事上、上司と部下の関係を崩す訳にはいかないんだ」

金剛「でもこのままだとやる気が出ないデース……ブー……」

提督「じゃあ次の作戦が成功したら何でも言うことを聞いてあげるよ」

金剛「本当デスカ!約束デスヨ!?」バッ

提督「あぁ、約束だ」

提督「でも演習もちゃんとやるんだよ?この頃は特に集中してないみたいだし」

金剛「あぅ……ガンバリマス……」ショボン

食堂

金剛「やっとご飯デース!もうお腹がペコペコデス!」


提督「そうだな……あそこで大量のご飯を頬張る赤城を見ているとお腹が一杯になりそうだが」


赤城「ングング美味しくて箸が止まらないですぅ」


加賀「赤城さん、落ち着いて食べないと……もう口についてしまってますよ」フフッ


金剛「今日はお弁当を作ってキマシター!」ドンッ


提督「おぉ……デカイな」


金剛「早起きして作りマシタからネ!」エッヘン


金剛「あ、勿論比叡達にも手伝ってもらいマシタケド……」エヘヘ


提督「比叡か……」ゴクリ


金剛「あ、怪しい薬とかモザイク処理が必要なグロリアスな料理はnothingネ!」アセアセ


提督「そうか……」ホッ

改行増やしてみましたけど特に変わりなかったんで戻します

呉鎮守府

金剛「やっと帰ってキマシター!」

提督「行きより帰りの方が楽だったな」

金剛「朝の電車はもう思い出したくないデース」シロイメ

金剛「でもこれでまた提督とイチャイチャが……フフフ」

提督「いつもしてないでしょ……」

金剛「あ、提督!忘れてマシタ!」

「おかえりなさい提督!」


「ただいま、金剛」

金剛「なんか新婚の夫婦みたいデスネ!いっその事結婚しちゃいマスカ?」

龍驤「なんや玄関でそんな朝からイチャイチャしよって……通行人の邪魔になるやん!」

金剛「それはsorryネー龍驤ー」

提督「すっかり忘れてたよ。すまんな龍驤」

龍驤「いいからはよ執務室に行きーや!……ったく」ブツブツ

提督「とにかく今日もお仕事お仕事……か……シンドイ……」

金剛「その時は私のバァァァーニングラァァァブ!!で支えてあげマスヨ!」

演習

金剛「バァァァニングゥ……ラァァァブ!!」ドオォン

妖精「敵艦の轟沈判定を確認!」

金剛「ぃよしっ!!」グッ!

比叡「最近のお姉さまは気合いが入ってるねぇ」

霧島「きっと大規模作戦の要を大本営直々に任されたからでしょう」

霧島「と言っても本当は司令から誉められるのが狙いかと」

比叡「あー……何かありえそー」

榛名「榛名も気合いを入れて提督の寝込みを襲えるように強くなります!!」ドォォン

妖精「命中せず!」

榛名「当たらなくても榛名は大丈夫です……」ショボン

比叡「そんな事言ってるから……」

バァァニングラァァブ!

霧島「あ、金剛お姉さまの無双で終わりそうですね」

金剛「提督ゥー!艦隊帰投シマシター!」バーン

提督「お疲れ様、金剛」カキカキ

金剛「結果はS勝利デース!MVPは勿論、私デース!」ドヤァ

提督「よくやった!何かご褒美あげるけど何がいい?」

金剛「えーと……じゃあ今晩私のベッドで寝まセンカ?」サソウポーズ

提督「そうだな……じゃあ今晩は寝かせないかなー……何てな」ニヤリ

金剛「え……あ……う……」カァァァ

金剛「よよよ、用事を思い出したカラま、また今度お願いするネー」カチコチ

金剛「Seeyoo!!」ダダダダガチャバタン!

提督「彼女は今日も秘書艦なのに……まぁいっか」

提督「やれる分だけでもやっちゃお」カキカキ

大淀「提督、大本営から前回の会議の作戦が採用されたとの通達が来ています」

提督「お、やっとかー」

大淀「しかし何故横須賀の提督の案の筈のものを提督が出されたんですか?」

提督「あー……横須賀って上からあんまり良く見られてないんだよね」

大淀「しかし戦果は前提督の時からも横須賀がほとんどと聞いておりますが……」


提督「出る杭は打たれるって言われるし」

大淀「はぁ……ですから呉から出してくれと頼まれたと」

提督「申請とか凄く面倒だった」

金剛「ヘーイ提督ゥー!着替えて来たから執務再開ネー!」

大淀「金剛さん、ドアは静かに開けてください」

金剛「oh……sorry……」

提督「金剛はゆっくり学ぶ娘だから大丈夫だよ大淀」

金剛「それ遠回しにdisってマスヨネ」

大淀「それもそうですね、後何回言えばいいかわかりませんが」ヤレヤレ

金剛「」グサッ

金剛「二人でワタシを苛めてきマース……」ズーン

処女ビッチってビッチに含まれるのか?

>>39処女ビッチは処女ビッチなのです。ビッチだけど処女なのです

大規模作戦まで残り2週間

提督「ふー……書類も片付いてきたか」

大淀「提督……失礼します」コンコン

提督「大淀か、どうぞ」

大淀「失礼します、この作戦の書類を確認したのですが気になる点がごさいまして……」

提督「あぁ、それか……」

大淀「大本営が考えていた作戦内容が資料として送られてきました」

提督「あぁ、そんなのがあったな」

提督「当初の案では隙を見せずに敵を一掃する完璧な作戦……だったっけ」

大淀「ですが横須賀鎮守府での会議ではわざわざ穴だらけの配置にし、敵を誘き寄せるかの様な作戦となっています」

金剛(提督にスコーンを持ってきマシタ!)カチャカチャ

金剛(喜んでくれると嬉しいデース♪)

金剛(あれ?お話中みたいデース……)コソコソ

大淀「敵を一掃し、道を作った横須賀は下がり、佐世保は周辺の敵を抑える……この作戦は理解できます」

大淀「では何故練度がそれほど高くないこの呉が敵主力艦隊と戦わねばならないのですか!?」

大淀「敵は元帥クラスの強さですよ!?一体何を考えてこんな作戦を……」

提督「……」ハァ

提督「囮だよ……」

大淀「……!!」

金剛(え?……囮……)

提督「この戦いでは轟沈する艦も出る可能性がある」

金剛(轟沈……?)

大淀「艦を犠牲にしてまで勝利を取らなければならないのは良くわかります……ですがこの作戦はは!!」

提督「落ち着け大淀、これは……」

カラーン

提督「……誰だ?」

金剛「あ……う……」カタカタ

金剛「あ……あァァァァァ!!」ダッ

提督「この声は金剛か!……大淀、この話は後で詳しく話す!!」ダッ

ガチャ

大淀「え?あ……はい」

大淀(……スプーンですか……きっとティータイムを楽しみにしていたんでしょうね)

金剛(初めから轟沈すると提督は知っていてあんな事を……)ダッダッダッ

金剛(今まで頑張ってたくさん演習して……!強く、強くなって……!)ダッダッダッ

金剛(ワタシは……!!ワタシは!!)バシャッバシャッ

ズルッ ペタン

金剛「一体……!何のために頑張ってきたんデスカ……」ポロポロ

ザァァ

金剛(雨……いつの間にか外に出ていたのデスネ……)

金剛「今のワタシにはお似合いデスヨ……」

金剛「あーぁ……こうなるならもっと……提督とお出掛けすれば良かったデース……でも……」


「どうせ轟沈するなら最後に……なぁんて事を考えてないですよね」

ザァァァァ

金剛「元帥さんの所の大和……?」

大和「死を受け入れた者に絶対敵な勝利無し……」ピシャッピシャ

大和「戦場で諦めたら勝てる事も勝てなくなってしまいます」

金剛「……アナタには分からない事デスヨ」

大和「例え分からなくても心が傷ついているのはわかります」

大和「そんな顔をしていては大切な人が悲しんでしまいますよ」

金剛「ゔぅぅ……だっで……でいどぐが次の作戦で轟沈するかもじれないっで……」ポロポロ


金剛「ワタシ……まだ好きって言って"ないのに……」

金剛「こんな事って……「本当に提督が沈むって言っていたんですよね?」

金剛「え?」

大和「貴方達、主力艦隊のうち誰か沈むって言ってたのですか?」

金剛「言ってないですデス……」グスッ

大和「ならもう一度提督と話をして、理由を聞いてから泣いてください」

金剛「うぅ……」グシュ

オーイコンゴー!

大和「ほら、貴方の提督が呼んでますよ?」

金剛「あ……」

提督「良かった……ここに居た……あれ?大和?」ハアハア

大和「元帥には少し時間が掛かるとだけ伝えておきますね。ではごゆっくり」ニコ

提督「あ……ってそれより金剛!さっきはすまなかった!」バッ

提督「誤解を招くような事を言ってしまい、反省している!!許してくれ!!」

金剛「あ……うぅ……こちらこそ勘違いで飛び出してごめんなさいデース……」ショボン

提督「あの作戦、実は裏があって……」

横須賀鎮守府での会議

金剛『ムニャムニャ』Zzz

提督『はぁ!?内密で元帥を最前線へ出す!?』ドン

佐鎮提督『え?それ、本気?』

横鎮提督『あぁ、俺はいつだって真面目だぞ』

提督『でもこの作戦で通すには強引すぎるぞ!』

横鎮提督『だから俺らが敵主力艦隊までの敵を一掃して、呉のお前が敵主力艦隊と戦うふりをするんだよ』

佐鎮提督『でも何でフェイクが必要なん?』

横鎮提督『君ィ……脳ミソまでお爺ちゃんになった?この前の資料見たの?』

佐鎮提督『ごめん、忘れてたわ……』

提督『知ってた、だって佐世保のだもん みつを』

横鎮提督『うん、君はいつもやらかしてくれるよね……』

金剛『ワタシはスコーンが食べたいデース……ムニャムニャ』

横鎮提督『この前、大将やら階級上層部が深海棲艦と繋がってるって言ったよね?』

佐鎮提督『え?言ったっけ?』

横鎮提督『君は眠くて聞いてなかったんだな』

提督「前回の会議の一部が以上だが」

金剛「えーと……つまりワタシ達は戦うふりをしているだけで捨て駒じゃないンデスネ……」

提督「お前は寝ていたから聞いてないんだったな……」ハァ

金剛「良かったぁぁ」ウルウル

提督「え?何でまた!?」オロオロ

金剛「Sorry……安心したら涙が出て来てしまいマシタ……」ゴシゴシ

提督「そっか……雨も止んだし、帰るぞ」

提督「元帥がお待ちかねだ」

金剛「ハイ!提督!」パァッ



提督室

元帥「あっはっはっは!やはりそうか!」

ガチャ!

提督「遅れてすみませんでしたぁ!」バッ

金剛「本当にすみませんデシタ……」ペコリ

元帥「いやいや、全然気にしてないぞ呉鎮提督くん」

提督「し、しかし……!」

元帥「この江風と話をしていたら楽しくてつい話し込んでしまってな」

江風「あ!提督!聞いてくれよ!このおじさんすンげー面白いンだよ!」ケラケラ

提督「おいバカ!そのお方は元帥だぞ!」

江風「え?……まじ……?」サーッ

江風「」ダラダラ

江風「い、今までの無礼な発言をお許しくださいぃ!!」ドケ"ザァ

元帥「別に気にしてないぞ。こちらではいつもこんな感じだからな」

金剛「な、なかなかフレンドリーなお方デスネ……」

元帥「そうだ、ここの資料を少し拝見させてもらってもよろしいかね」

提督「えぇ……どの資料をお求めで?」

元帥「呉の鎮守府の歴史についての資料なんだが……」

提督「すみませんがうちの過去のデータは残っていません……お力になれずすみません」

元帥「やはりそうか……いや、大丈夫だ」

提督「そういえば元帥殿、大和さんは何処に?」

元帥「先程、間宮で腹ごしらえをすると言っていたが」

元帥「ここの食い物を食べ尽くしてしまわぬか心配でな……」

処女ビッチ要素皆無で草

>>51見直してみたら処女ビッチ要素は序盤だけですね。期待していたのならすみませんでした……

大規模作戦まで2日の鎮守府 23:00

提督「金剛、ここに居たのか」

金剛「あ、提督……」

金剛「何だか夜風に当たりたい気分だったので……」

提督「そういえば金剛は最近、思わせ振りな事を言わなくなったよな」

金剛「むー……それは提督が反応を見せてくれないからデスヨー」プクー

提督「ははは……ごめんな」

金剛「明石さんには騙されるし散々デシタ……」ハー

提督「あれは二度とやらないでくれ……」

金剛「それは冗談で本音を言うと、最近はドタバタしててそんな余裕は無かっただけデス」

提督「そっか、俺は少し寂しかったかな」

金剛「え?本当デスカ?じゃあ」



金剛「今晩ベッドの上で……いいコト……しちゃいマス……?」


提督「……練度が99になったらな」クルッ

金剛「じゃ、じゃあワタシ、今日の演習で98になったので味見だけでもぉぉ!」ワシッ

提督「えぇい!腕を掴むな!練度は大規模作戦が終わったら99になるんだろ!?」ズルズル

金剛「そう言っていつやるんデスカ!?今っ!!今デース!!」ズルズル

>>53で脱字してました
大規模作戦まで2日の鎮守府 23:00

波止場

提督「金剛、ここに居たのか」

でした。ごめんなさい

金剛「ワタシの脇だって好きにしていいんデスヨ!ほらぁ……」バッ

提督「ゴクリ……って危なかった……」


金剛「提督も溜まってるみたいデスし……ベッドの上でスッキリシマショウ?」

提督「あぁもぅ……俺だって金剛とベッドの上で「夜戦!」とかしたいよ!」

提督「色んな所で金剛と「夜戦だよ夜戦!」とか「早く!やっせっん!」したいよ!」

金剛「んなぁ!?」ビクッ

提督「後な!「何だか体が火照ってきちゃいました 」みたいな事をしてみたいんだよ!」

金剛「あわわわ……」カァァァ

提督「でもな!風紀の乱れとかで憲兵がうるさいからできないの!わかった?」ハァハァ

金剛「は……はいぃワカリマシタァァ……」

提督「作戦が終わったら好きなだけしてやるから我慢してくれ」

金剛「あ!本当ですか!?約束デスヨ!」

金剛「忘れたは無しデスカラネ!……クシュン」

提督「そろそろ戻るか風邪引くぞ?」

金剛「既に寒気がしてキタネー……」


物陰

榛名「……提督の一番は榛名です榛名です」ゴゴゴゴ

比叡「ちょっ!榛名落ち着いて!」ヒソヒソ

霧島「しかしあの展開は正直羨ま……エフン……そろそろ戻りますよ」

~翌日~

波止場

比叡「ついに大規模作戦ですね!気合い!入れて!行きます!」グッ

霧島「私の計算によると勝率は100%ですね」

榛名「榛名は大丈夫です!」

提督「おぉ、気合い入ってるなぁ」


金剛「提督ゥ……あの……ワタシ」モジモジ

提督「どうした金剛?いつもなら「帰ってきたらワタシと一緒にいいコトしまショウネー!」とか言って誘ってくるじゃないか」

金剛「あぅ……それはそうデスガ!さすがにこういう時はやらないデース!もー!」

提督「ははは……すまんすまん」

金剛「提督……ワタシね……本当は戻ってきたら言おうと思ったのデスガ」モジモジ

比叡「お姉さまー!早くしないと遅れちゃいますよー?」ブンブン

金剛「あれぇ!?皆もうそんなに遠くに行っちゃったんデスカ!?」

提督「この続きは帰ってきたらにしないか?」

金剛「うぅ……sorryネー提督……」ガックシ

「Follow me!皆さん!付いてきて下さいネー!」

ザァァ……

提督(君が言おうとした事は分かってるよ)

提督(帰ってきたら本気のバーニングラブを聞かせてくれると信じているからね)

ー作戦海域後方ー

重巡「シズメカンムス……!」ガシャン

ドーン

比叡「被弾!?」critical!

金剛「比叡!大丈夫デスカ!?」

比叡「くっ……少し辛いですが……まだ行けます!」

霧島「さすがに敵も本気を出してきたみたいですね……撤退も頭に入れて進みましょう」

金剛「そうデスネ……皆さん、中破している艦は複縦陣の中列に移動してくだサイ!」

瑞鶴「って言ってもほとんど中破してるから意味無いよ」

金剛「うぅ……そうでした……霧島と私以外中破でしたネー」

榛名「でもあの重巡洋艦で最後みたいですよ!頑張りましょう!」ドーン!

重巡「グエェ……」ボーン!

比叡「敵艦の撃沈を確認しました!」

金剛「Niceshotデース榛名!」

榛名「えへへ……ありがとうございます!」

瑞鶴「皆、待って!前方の方に敵艦隊を確認したわ」

瑞鶴「これは……主力艦隊……!!」

戦艦棲姫「ヨウヤクキタカ……マチクダビレタゾ……」ゴゴゴゴゴ

霧島「これは……想像以上ですね……」ビリビリビリ

比叡「ヒエェェ何ですかあの覇気!?」ビクッ

榛名「ひ、ひいぃぃぃ……榛名はここで沈むのですか!?」ガタガタガタ

金剛「み、皆!駄目デスヨ!しっかりするデース!」オロオロ

瑞鶴「でもあの強さって練度低い私達じゃワンパン大破じゃ……」ガクッ

金剛「それでも戦う前から諦めたら終わりネー!」

金剛「ここで諦めたら大和さん達に怒られてしまいマース!だから頑張って持ちこたえるデース!」

瑞鶴「ならやるだけやってみるよ……!」スクッ

瑞鶴「全航空隊!発艦始め!」ビシュッ!

戦艦棲姫「オロカナカンムス……ヤッテシマイナサイ」ブーン

敵艦載機「クッテヤロウカー」ババババ

艦載機「アカンコリャ」ボーン

妖精「航空劣勢!」

金剛「Shit!提督に貰った大切な装備が……!」中破!

榛名「お姉さま!……きゃあ!」大破!

霧島「敵にヲ級や浮遊要塞もいるので瑞鶴さんだけだと厳しいですよ!」

金剛「うぅ……どうしたら……」

瑞鶴「ごめんね……私がもっと強かったら皆を守れたのに」

金剛「大丈夫デース!後は私達が頑張りマスから瑞鶴は気にしないでくだサーイ!」

瑞鶴「うん……」

戦艦棲姫「ハッ……5艦ダケトハナメラレモノダナ……ヒトツハ途中デ轟沈デモシタカ?」

金剛「残念だけど、クイズの答えはハズレネー……」

金剛「私達は始めからこのメンバーデス!」ガチャ

金剛「全砲門!Fire!!」ボーン

ヲ級「グェェェ」ボーン

妖精「ヲ級の撃沈を確認!」ビシッ!

霧島「いい砲撃です!金剛お姉さま!」

榛名「浮遊要塞は私達が相手をいたします!」ガチャ

比叡「その間、お姉さまは戦艦棲姫を止めてください!」

金剛「了解したネー!そちらは任せましたヨ!」

霧島「金剛お姉さま一人では大変でしょうから私も一緒に戦いますよ」

霧島「例え、海の底でも付いていきます!」

金剛「ありがとう霧島ぁ!……でも沈むこと前提じゃない方がありがたいデース……」

戦艦棲姫「貴様ラ……調子ニノリヤガッテ……!モウユルサンゾ!」ガチャガチャ ガシャン!

霧島「来ますよ!」ガチャ

金剛「ここで絶対に食い止めマス!私から目を放しちゃ、NO!なんだからね!」

戦艦棲姫「ナラ……ソノ言葉通リ、オ前カラ沈メヤルヨォォォォ!」ドォォォン!

金剛(とは言ったものの、練度の差があるから無理がありマース……)

金剛(提督……)

霧島「お姉さま!危ない!」バッ

ゴオォォォォ!

金剛「ッ……!?」ドンッ

バゴオォォォン!!

金剛「き、霧島ぁぁぁ!」

金剛「あぁぁぁ……そん……な……跡形も無い……」

戦艦棲姫「アハハハハハ!ザマァミロォォ!」

榛名「金剛お姉さま!?」バッ!

金剛「私が諦めたばかりに霧島が……霧島がぁ……!」

比叡「霧島……あ……うあぁぁぁぁ!」ダッ!

榛名「待ってください比叡お姉さま!!今は敵の増援に集中しないと……!」

レ級「ココハ通サナイヨ?」ザッ

比叡「そこをどけえぇぇぇ!!」ガシャ!ドォォン!

榛名「比叡お姉さま!!……闇雲に撃っては……」
ビュォッ

レ級「ダカラ通サナイッテ」ゲシッ

比叡「ぐはあっ!?」メリィ

バシャァ!

榛名「比叡お姉さま……!」タッタッ

比叡「ゲフッ……このレ級……何で通常より早いの……?」

レ級「アー……強化ヲ人間ニ手伝ッテモラッタカラネェ」

榛名「今、何て!?」

レ級「ア、ヤベ……」

レ級「マァ……ドウセオ前ラハココデ沈ムカラ言ッテモ問題無イカ」

レ級「コノ、ケッコンカッコカリトヤラノ

すみませんイヤホンが書き込みボタンに触れて間違って投稿しました……

レ級「コノ「ケッコンカッコカリ」トヤラノヲオウヨウシタギジュツヲツカッテイルンダヨォ」

榛名「ケッコンカッコカリって……大本営が最近発表したばかりのシステムの筈じゃ…!」

レ級「ソノカイハツシタヤツガウラギッタッテワケサ!アハハハハハ!」

比叡「嘘……じゃあこの戦い自体無意味じゃない!」

レ級「ソウサ!オマエラノマケナンダヨ!」

「喋りすぎだぞ、レ級」

レ級「ア……スミマセン」ビクッ

比叡「あれって大将じゃ……」

瑞鶴「増援部隊を更に確認!私だけじゃもう抑えられないわ!」

榛名「霧島……ごめんね……」




金剛「流石にマズイ展開デース……」

金剛「切り抜けるにしても4艦では厳しいネー……」クイッ

妖精「アトチョット!」

金剛(妖精が何か伝えたがってる……?)

戦艦棲姫「ドウシタ?……モウ策モツキタカ?」

金剛「そうデスネー……限界突破した敵には勝てないのがお約束デスカラ」

戦艦棲姫「ソウカ……」

戦艦棲姫「ナラゼツボウシテシネ……!」ガチャ




ボーン!

戦艦棲姫「何ィ!?」バッ


「諦めるのはまだ早いですよ?金剛お姉さま」ガチャ

大和「えぇ、あれだけ言ったのにもう諦めるなんて酷いですよ」

金剛「霧島!それに大和!」

伊19「イクもいるの!」バシャ!

榛名「あれ!?イクさんも居たのですか!?」

伊19「海の中をずっと潜っているのは辛かったのね……」

戦艦棲姫「アノイマイマシイカンムスハ……!……ハナシガチガウゾ大将……!」

大将「そんな馬鹿な!あの作戦にはそんな事は……!」

霧島「書いてなかった……ですよね?」

長門「こちら増援部隊も片付いたぞ」

陸奥「ちょっとやり過ぎたかしら♪」

榛名「おかげで助かりましたぁぁ…」ウルウル

瑞鶴「はぁぁ……轟沈するかと思った……」

比叡「生きてるよね!?生きてるよね!?……良かったぁ……」


大和「さぁ、後は主力艦隊の私達に任せてください!」

金剛「私達は撤退するネー、後は頼みましたヨー!」

大和「さぁ深海棲艦!貴方達の相手は私達です!」ガチャ

大将「ぐぬぬ……ならせめて1艦だけでも始末してやる!行けぇ!」

戦艦棲姫「沈メ……!……沈メ……!」ザザザザザ

長門「な!しまった!抜かれた!」

陸奥「早く後ろの金剛達に知らせないと!」





金剛「にしても霧島はどうやってあの状況から無事でいられたのデス?」

霧島「それはですね……」

伊19「イクが水の中に引っ張ったの!」バシャ!

榛名「えぇ!?でも本来私達は艦装を脱がないと常に浮いている状態じゃ……」

霧島「どうやら強制的に外す装置が開発されていたみたいですね」

伊19「でも轟沈扱いで装備が消えたから大和さん達に新しい装備を持ってきてもらったのね!」

霧島「そこで応急女神が発動して復活……って感じですかね」

比叡「へえぇ……私達が戦っている間にそんな事が……」

妖精「ウシロミロヨ!ヤッベエゾ!」

瑞鶴「妖精さんどうしたの……うわぁぁ!敵が接近中!接近中!」ガシャ

金剛「な……!?皆さん!戦闘準備を!」

戦艦棲姫「ヤットミツケタ……」ガシャ

戦艦棲姫「コンドコソ沈メテ……ヤル……!」ドン!

比叡「お姉さま近すぎます!とにかく逃げなきゃ!」

金剛「駄目デス!間に合わな……!」

ボーン!

ゴボボボ

金剛(あぁ……私、沈んでるんデスネ……)

金剛(暗くて……冷たくて……なんだかどうでもよくなってきまシタ…)

金剛(皆サン……ゴメン…ナ……サイ…)

金剛(提督…ワタシは……)



ザザー

金剛「ん……浜辺……?」

金剛(確かワタシは海の底に沈んで……)

「目、覚めた?」

金剛「え?貴方は……横鎮提督……ではないみたいデスネ」

金剛「妖精…ではないし……」

妖精「まぁ、妖精でいいよ。君達がそう呼んでるみたいだし」

金剛「OK。では妖精さん、ここはどこデスカ?」

金剛「ここは海の底でも無いし、地上でも無いみたいデース……」

妖精「そうだね、ここはそのどちらでも無い場所」

妖精「艦娘が沈んだ時に流れ着く心の島だよ、君は今、心だけの存在だ」

金剛「heart?じゃあワタシの体はどこに?」

妖精「まだ海の中を沈んでいるよ」

金剛「そうデスカ……本当にワタシは沈んだのデスネ…」


ザザァァン

金剛「…もうすぐワタシも深海棲艦になって皆を襲ってしまうのデスカ……」

妖精「うーん……さっきここは艦娘が沈んだら流れ着くって言ったよね」

妖精「でも生きることを諦めた艦娘は海に入っていくんだよ」

金剛「それは……もしかして」

妖精「そう、深海棲艦になる時……」

金剛「では海に入らなかった艦娘は一体どこへ……?」

妖精「砂になって消える」

金剛「砂に……」


ザザァァン

妖精「もし、地上に戻れたら金剛さんは何がしたい?」

金剛「もしデスカ……ワタシは提督や妹達、鎮守府の皆さんにもう一度会いたいデス」

金剛「きっと心配してると思いマスから安心させたいデスネ…」







妖精「……本当に戻りたいと思う?」

金剛「え?……」

妖精「戻るには相当な覚悟が必要だ」

金剛「相当な覚悟……」

妖精「もし地上に帰っても君の心に深い傷が残ったままになるだろう」

妖精「沈んだ恐怖、悲しみ、怒り……そして寂しい気持ち」

妖精「この気持ちを背負って生きる覚悟が必要になる」

金剛「……それでも戻れるのデスヨネ」

妖精「もし君に覚悟があるならばの話だけどね」

金剛「覚悟……」

ザザァァン

金剛「本当に……本当に戻れるのなら…ワタシは鎮守府に帰りたい!」

金剛「皆に……会いたいデス……」

妖精「そっか、ならこの手の光を取って胸に当ててみて」

金剛「……」ギュッ

パァァァ

金剛「…!暖かいデス」

妖精「君はこれから自分自身の暗い感情と戦う事になる」

妖精「でも恐れないで。この光を思い出せば暗い気持ちにも勝てるから」

金剛「貴方は何故ワタシにそこまでしてくれるのデスカ?」

妖精「……僕はもう戻れないから」

金剛「そんな…どうして……」

妖精「僕は大切な人を残して消えてしまった……きっと彼女も悲しんでいると思う」

妖精「それに多くの仲間も失ってしまったから戻るに戻れないんだ」

妖精「だから……僕が生きれなかった分まで頑張って欲しいと思ったんだ」

金剛「……でしたらワタシは今まで以上に頑張らないといけませんネ!」

妖精「うん、その意気だ!諦めたらそこで終わりだからね!」

妖精「死を受け入れた者に絶対的な勝利なしってね」

比叡「うあ゙ぁぁぁぁ!!」ザザザザザ

榛名「金剛お姉さまの仇は絶対に取ります!」ザザザザザ

大和「駄目です!無闇に突撃しては反撃されるだけ!冷静になって!」ガシッ

榛名「放してください!」バッ

大和「きゃぁ!」ドンッ

比叡「お前だけは……!お前だけはぁぁぁ!!」

ドォォォォォン

戦艦棲姫「ソウダ……!「感情」ヲタカメロ……!モットモット……!」ガチャ

カッ ボォォォォォン!




陸奥「砲弾の爆風で立っていられるのが精一杯なんて……なんて恐ろしい力なの……」ヨロッ

長門「感情と力がぶつかり合うとこれほどまでの力が出るとは……」

長門「艦娘と深海棲艦の感情が共鳴するようにどちらも強くなっているのか!」

大和「どうしたらいいの……」ガクッ

戦艦棲姫「ワタシモ……タイセツナ人をウシナッタ……!」

戦艦棲姫「オマエラトオナジダナ!アハハハハハ!!」

霧島「何を戯れ言を……!貴方が金剛お姉さまを奪ったんでしょうが!私達にお姉さまを返して!」

戦艦棲姫「アイツハイマゴロウミノソコダ…!モウオソイ!」

榛名「そんな……!」

戦艦棲姫「オマエラモ…オナジトコロニオクッテヤルヨ…!」

戦艦棲姫「ウミノソコニナ……!アハハハハハ!」

ガチャ!

戦艦棲姫「ア?」

ドン!

戦艦棲姫「ギャァ!」




金剛「誰が海の底にいるって言いまシタ?」ガチャ




比叡「お姉さま!?」

戦艦棲姫「ナニィッ!?」バッ

榛名「金剛お姉さま!金剛お姉さまが帰ってきました!」ウルウル

霧島「金剛お姉さま…!」グスッ

戦艦棲姫「キサマ……!ウミノソコカラドウヤッテハイアガッテキタ!」

金剛「……」

金剛「確かにワタシは沈みまシタ……」

金剛「でも暗い海の底でも皆サンの声が聞こえたんデス」

金剛「きっと悲しんでる……そう思ったら心に希望が戻りまシタ…沈みたくないって…」

比叡「お姉さま…」

戦艦棲姫「クッ……!ソンナニシンカイガイヤナラ……」

戦艦棲姫「ムリヤリツレテイッテヤルヨ!」ガチャ

金剛「深海送りは貴方の方ネー!」ガチャ

金剛「ワタシは皆がいる限り…lastまで諦めないワ!」

駆逐棲姫「エングン…トウチャクシマシタ……」

戦艦棲姫「ダイブスクナイガシカタナイ…」

長門「敵の増援だ!」

大和「周りの奴は私達に任せて金剛さんは戦艦棲姫を!」

金剛「Thank You!助かりマース!」ザザザザザ

比叡「今度は私達もご一緒しますね!」

伊19「イクの魚雷がウズウズするの!」

榛名「勝手は!榛名が許しません!」

霧島「私の計算では私達が沈む確率は0%です!」

戦艦棲姫「カカッテコイ…!イクラデモシズメテヤル……!」

戦艦棲姫「ノコッテイル増援ハ…ツイテコイ…!」

駆逐 軽巡 重巡 軽空母「」ゾロゾロ


妖精「敵艦5艦を新たに確認!」

妖精「戦艦棲姫は未確認のオーラを出しています!注意して!」

バーン! ドーン!

戦艦棲姫「グ、ウァァ……!!」ボーン!ボーン!

霧島「ここです!」ドーン!

妖精「命中しました!でも敵は硬すぎです……」

霧島「そうですね……あれだけの砲撃を受けても中破しないなんて……」





ボーン! ドゴーン!

戦艦棲姫「コンゴォォォォ!!」ザザザザザ

比叡「ヒエェェ……砲撃を浴びながら突撃してくるなんて……!」

金剛(……皆さんの弾薬が尽きかけてマス……瑞鶴も撤退を始めているみたいデス……ならば)

金剛「燃料も弾薬もMAXのワタシなら行ける筈デス…比叡達は後ろの奴等をお願いしマス」ダッ

比叡「お姉さま!?」

霧島「うっ……燃料が残り少ないなんて……!こんな時に!!」

ザザザザザ!

霧島「!」

戦艦棲姫「ジャマダァ!」ガチャ

霧島「私の計算がここで狂うとは思いませんでしたよ…」ガチャ

霧島「でもせめて最後の一撃だけでも!」バッ

戦艦棲姫「グァァ!?」バーン!

霧島「え……?」


金剛「これでフィニッシュ……デスヨネ?」ガチャ

戦艦棲姫「イツノマニウシロニ……!?」

大和「降参してください。貴方達の部下は降参して撤退を始めています」

戦艦棲姫「ナンダト……?」バッ

深海棲艦「コウサンー」ヒラヒラ

戦艦棲姫「……!!」



戦艦棲姫「……フ…フ……フザケルナァァァァ!!」ガチャ

大和「構えて!」

戦艦棲姫「ワタシハ不運ニモマケナイデガンバッテキタ……」

戦艦棲姫「アノヒトニホメテホシクテ……ツヨクナッタ…!」

戦艦棲姫「ナノニ……!!」

大和「撃てぇぇぇ!」ドーン!

長門「ここで逃せば明日は無いぞ!」ドーン!

戦艦棲姫「グッ……ア、ァ……」ボーン!ボーン!






「空ハアンナニ青イノニ……」




ゴボボボボ
…………




IDがコロコロ変わってますが調べたらスマホからの投稿なので変わるみたいです。
とても読み辛いかもしれません…本当にごめんなさい…

霧島「司令、以上が作戦の報告です」

提督「ご苦労様。で、金剛は?」

霧島「思っていた以上に疲れていたのか、帰投してすぐに寝てしまいました」

提督「そうか……」

霧島「あの、司令……今回の作戦で少し疑問を感じた事があります。お聞きしてもよろしいでしょうか」

提督「ダメだ、これはまだ知らない方がいい。上層部も混乱している」

霧島「そうですか……司令が言うなら私は何も聞かなかった事にしますね」

提督「ありがとう。じゃあ俺は金剛の様子を見に行くよ」ガタッ

提督「悪いがそこの書類の確認を頼めるか?」

霧島「はい、この艦隊の頭脳、霧島に任せてください」

提督「金剛いるか?」コンコン

ガチャ

榛名「提督?金剛お姉さまに何かご用でしょうか」

提督「あぁ、金剛と話がしたくてな」

榛名「でしたら先程、飛び起きて波戸場の方へ行きましたよ」

提督「わかった、ありがとう。」ダッ

榛名「あ……」

タッタッタ…

榛名「提督……榛名は……」

ー波戸場ー

提督「金剛!」

金剛「提督…」

提督「こんな所に居るなんて珍しいじゃないか」

金剛「鎮守府に居ても落ち着かなくて飛び出しちゃいまシタ」エヘヘ

提督「そっか」

金剛「提督……作戦の時に疑問に思った事がありマス」

提督「なんだ?」

金剛「戦艦棲姫の事デース」

金剛「彼女がlastに言った言葉が山城が呟く言葉と同じデシタ」

金剛「あれは……」

提督「融合体……か」

金剛「……それと沈んだ時にある人に会いまシタ」

提督「人?」

金剛「横須賀の提督によく似た提督デシタ」

提督「あいつに似た提督……」

金剛「その人は助けてくれる時にこう言いマシタ」

金剛「ワタシ自身の暗い感情と戦う事になると」

提督「……」

扶桑のセリフじゃなかったっけ

>>93
指摘本当にありがとうございます!ごめんなさい扶桑でしたね。

金剛「海の中を沈む時、もう二度と提督と皆さんと会えないという孤独を感じマシタ……」

金剛「ワタシはまた沈んでしまう……」

金剛「また一人になってしまうと思うと…とても怖いんデス……」

提督「金剛……」

提督「俺は横須賀のあいつみたいに戦場には立てないし」

提督「皆の力が無いと深海棲艦の1艦だって倒せやしない」

金剛「提督……」

提督「でも俺は君をもう絶対に一人にはさせない!」

金剛「……」ジワァ

提督「作戦だって被害が少なくなるように努力だってする!だから……」

提督「君の隣に居させてくれないか」パカッ

金剛「……!その指輪って……!」

提督「……ケッコンカッコカリをしてくれ」

金剛「答えはモチロンyesに決まってるじゃないデスカ……」グスッ

提督「本当か!?」

提督「良かったぁ……」

金剛「テイトク!」ギュウッ





「ワタシは提督の事が大好きデース!」

「あぁ、俺も大好きだよ」ギュッ






比叡「金剛お姉さま……おめでとうございます」コソッ

霧島「私の計算通りに成功すると思っていましたよ」スチャ

榛名「これで安心して榛名は夜這いできます!」グッ

比叡「あんたは夜、外出禁止ね」

榛名「そんなぁ……」ガーン

金剛「じゃあテイトクー!行きまショー!」ガシッ

提督「え?行くって何処に?」

金剛「決まってるじゃないデスカ!テイトクの部屋デース!」

金剛「帰ってきたらイイコトするってワタシ、言いましたネー!」ズルズル

提督「確かに言ったけど……って金剛変わったね」ズルズル

金剛「え?」ピタッ

提督「いつもなら恥ずかしがるのに」



金剛「……好きな事は好きって伝えたいだけデスヨ」ニコッ



金剛「ってそんな事を言っても誤魔化されないデス!ほら!早く行きまショー!」ベシベシ

提督「わかったから叩かないで痛い痛い!」

ー翌日 提督室ー

大淀「提督、昨晩はお楽しみでしたね」

提督「朝からキツイお言葉をどうもありがとうな、大淀」

大淀「早速ですがこの後、横須賀へ赤城を迎えに行きますのでお二人共、ご準備を」スチャ

提督「あぁ、了解した」

金剛「えー!?ワタシはもっとテイトクと居たいのにー……」ギュウ

提督「だったら用事が終わったら外食でもしようか」

金剛「本当デスカ!?じゃあ早く行って終わらせちゃいマス!」バッ

提督「燃えてるなぁ」

大淀「佐世保の提督も集まりますので無駄話で長引くかと」

金剛「ジー……」ジトー

提督「な、なるべく早く終わるように努力致します……」

横須賀鎮守府

横鎮提督「んじゃ、電と赤城を頼むぞ」

電「はわわ……初めましてなのです!」

赤城「初めまして、提督。これからよろしくお願いしますね」

提督「……あぁ、よろしくな」

金剛「……?よろしくデース?」

提督「んー……いつもの電だけど、初対面みたいに言われるのはキツイよなぁ」

金剛「本当に横鎮提督の電デスヨネ?」

提督「そのはずだが……」

コンコン

佐鎮提督「こんちはー」ガチャ

佐鎮提督「お、皆さんお揃いで!電も元気そうで何よりだわー」

電「は、初めまして……なのです」ビクビク

佐鎮提督「え?初めまして?何言って……」

横鎮提督「そこの騒音魔神さん、今から説明するから黙って席についてな」

霞「ほら早く座りなさい!」ベシベシ

佐鎮提督「へーい……」ガタッ

横鎮提督「んじゃ、説明するんで電、金剛、赤城、霞は談話室で待っててな」

金剛「えっ……?わ、分かりまシタ」

赤城「……?はい」

霞「どうせ後で聞かされる位のくだらない話よ。さ、行きましょ」グイグイ

電「はわわ、分かりましたなのです……」

ー談話室ー

金剛「ここが談話室みたいデスネ」ガチャ

川内「あ、呉の金剛じゃん!佐世保の霞もいるんだ」

金剛「ヘーイ川内!久しぶりデース!」

霞「またあんたはサボり?」

川内「失礼な!新人育成の準備があるから暫く休みを貰ったんだ」

金剛「大変そうデスネ」

川内「第一艦隊のメンバーも変わるし、忙しいみたいよ」

金剛「Zzzん……?」

提督「おーい金剛?帰るぞ」

金剛「あれ?テイトクー……?」

金剛「sorry……いつの間にか寝ていたみたいデスネ」フワー

提督「すまんな、夕方まで待たせて……少し今後の話が長くなってな」

金剛「えへへ……夢の中でもテイトクと一緒に居られたから大丈夫デース」ニマー

提督「これはまだ寝ぼけてるな……兎に角外で赤城と電が待っているから早く行くぞー」

金剛「大丈夫デース……」フラフラ

提督「肩貸してやるからしっかりしろ!……よいしょ」


…………

電「司令官さん!そろそろ暗くなるので急ぎましょうなのです!」

赤城「電車は待ってくれませんよ?」

提督「待たせてしまって悪いな」

金剛「うーん……」ギュー

赤城「あら……うふふ」

電「見事にべったりなのです……」

基本的に11時から1時に更新してます

ー翌日 呉鎮守府ー

大淀「上層部の大量解雇……そして大将、中将、少将の殉職……」

大淀「さらに元帥の辞職についても問題が発生しており、大本営は大混乱となっています」

提督「だろうな、まさか信頼していた自分達の軍が裏切っていたんだからな」

大淀「提督はどうなさるおつもりで?」

提督「何もしないよ。横須賀のが何とかするし」

提督「今後の為にも艦隊の強化をしとけって言われたからな」

大淀「はぁ……?ですがこの混乱は……」

金剛「そんな事より仕事を手伝ってほしいデース!」

金剛「ワタシだけじゃ片付かない量の紙が机でtowerを作ってマース……」グダー

提督「他で片付かない仕事がこっちに回って来たからな……」

金剛「でもこの量はおかしいデース……」カキカキ

大淀「私も手伝いますから頑張りましょう!」グッ

提督「今日中に終わればいいなぁ」トオイメ

コンコン

加賀「失礼します……」

加賀「提督、今回の演習の結果が……うわ……」ガチャ

提督「お疲れ様、加賀。で、演習の結果は?」

加賀「演習はS勝利、MVPは赤城さんです」

提督「赤城の調子は?」

加賀「体調等に問題は無さそうです。まるで新人とは思えない動きでした」

提督「なら良かったよ」カキカキ

加賀「提督……この量の紙は一体?」

提督「上からのお仕事だよ」

大淀「仕事というか雑用ですけどね」カキカキ

加賀「金剛さんがそこで白くなってますが……」

提督「大丈夫、後で復活させるから」

加賀「はぁ……?」

提督「まぁ、取り合えず補給して後は解散しといて」

加賀「分かりました、では失礼しますね」

ガチャ バタン

提督「ふぅ……今日中に終わるのかな……これ」

大淀「終わるのではなく終わらせるんです!!」カキカキ

提督「俺も倒れそうだ……うふふ」カキカキ

「これで……最後だあぁ!」カキカキ

ドンッ

提督「やっと終わったー!……」

大淀「判子くらい静かに押してくださいよ……」

提督「すまんすまん、最後は気合いを入れたくてな」

大淀「時刻はフタフタマルマル……お疲れ様です……」ガクッ

提督「大淀もお疲れ様。金剛は?」

大淀「あぁ、金剛さんなら……」

金剛「うーん……ムニャムニャ……」グデー

提督「流石にあの量は厳しかったか……」

提督「俺、金剛を部屋に運んでくるよ。すまないが出るときは鍵を閉めてくれ」

大淀「分かりました。提督、今日もお疲れ様でした」

提督「ありがとう、しっかり休んでね」

ー廊下ー

提督「金剛?そろそろお前の部屋に着くぞ?金剛?」

金剛「ん……グー……」

提督「ったく……」

提督「寝たフリをしてもバレてるからな」

金剛「oh……やっぱりバレてマシタカ……流石テイトクデース!」ギュー

提督「……色々当たっているぞ」

金剛「当ててるんデース!」

金剛「こうすれば夜も長くなりそうデスネ」

提督「ん……そこだけお前は変わらないなんだな」ナデナデ

金剛「提督は最初より柔らかくなったネー」

提督「そうか?」

金剛「テイトク……これからもずっとずっと大好きデース!だから……」







金剛「浮気は絶対にNO!!なんだからネ!」

提督「……あぁ、約束するよ」ギュッ





うちの金剛は処女ビッチ 完

なんとか完結しました。話の中で書かなかった部分は後日、別にスレを作って書こうと思います。

コメントをいただけて嬉しかったです!ありがとうございます!

最後に金剛の心の世界の元ネタはキングダムハーツです。
キングダムハーツっぽいというコメントがあって嬉しかったです。

またいつかスレを作るので、その時もまた見てもらえたら嬉しいです。

次に書くなら霞の話かなぁ

HTML化の依頼を出してきました。本当にありがとうございました!

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2017年09月09日 (土) 16:33:34   ID: Ma5KaWfN

榛名がかわいそうだと思った(粉ミカン)

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