【安価】モバP「クリスマスまでに彼女作る」 (12)

注意

書くの遅いよ
きゃら崩壊とかしてるよ
年齢とか諸々の設定がガバガバだよ
下ネタとか多いよ


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「はあ?」

学食のテーブルで一緒に昼食を取りながら恋の相談なんぞをしていたところ、俺のクラスメイトであるはずの千川ちひろ嬢はかわいそうなものを見るような目でこちらを見つめてきた。

「いや、だから俺もそろそろ彼女を作らないとヤバイなーって思い出したんだよ。だってそろそろクリスマスだぜ?家で一人寂しくジングルベルするわけにもいかんだろ?」

「クリスマスまではあと2ヶ月ほどあるんですが……。そもそもP君って彼女いた事なんてありましっけ?」

「いや、無いけど。」

彼女はかわいそうなものを見る目から、台所に表れたゴキブリを見るような目にシフトチェンジすると何事かをぶつぶつと呟いてこちらから視線を逸して素うどんをズルズルとやり始めた。

私、無視してます。みたいな態度を気にすることなく、彼女の耳に向かって寂しいよ~、一人は嫌だよ~。などとのたまっていると、いよいよ折れてくれた彼女はこちらに向き直って話を聞いてくれる体制を作った。

「はぁ~~。そもそも何でいきなり彼女がほしいなんて言い出したんですか?」

「いや、だって。そろそろクリスマスなわけじゃない?家族サービス精神に満ち溢れた俺は毎年、家族でジングルジングルいいながらさん◯クを見てこの祝祭の日を乗り切っているわけだけれども。高2になり、バイトも始めた俺はそろそろ精神的にも経済的にも家族から独立していきますよという心意気を両親に対して見せなければいけないわけで。それつまり将来の伴侶であるところの恋人なんぞ作って聖なる夜であるクリスマスを一晩外泊でもかましてやらんことには故郷のおっかさんも安心できなんぞと――」

「つまりセッ◯スがしたいわけですね。」

「……はい。」

つまりそういうことだった。

10月後半

世間ではハロウィンがどうのこうの、今年は残暑が長かったですねとか言っている中、我々美城学園高校一同では学園を挙げて行われる文化祭真っ只中であった。

美城高校の文化祭は伝統と格式を重んじるものであることから、TVアニメに出てくるなんちゃって学園のようにメイド喫茶やお化け屋敷なんかがはびこることなく、一部の文化系部活が展示を行う他は、音楽科や文化部のステージ発表のみを行う場となっており普通科に通う生徒にとっては特に何もないのに授業のないありがたい日として認識されていた。

そんな一日なもんだから運動部の部活動も行われず、ここぞとばかりにスポーツマンやスポーツウーマンのカップルがイチャつきまくっているのを見ていると。なぜ自分は独り身なのだろう?

あんなにゴツゴツのロックマン(岩男)みたいな巨漢ですら彼女がいるのに。あっ、あそこにもアベックが……。ん、あれは男同士か?いや、しかし手を繋いでるわけであるし……。カップルとは……、ウゴゴゴゴ。とかやっていたら猛烈に怒りが湧いてきたのだ。

つまり、冒頭への発言につながるわけであるが、千川ちひろ嬢に心を見透かされてしまったため特に隠す必要がなくなったが、PはS◯Xがしたかった。男子高校生としての健全な欲求である。

ちひろはあのあと、

「まあ、頑張ってみたらどうですか?幸いタイムリミットまでは時間はあるんですし。どうしても見つからなかった時は、金額次第で一日くらいは付き合ってああげますよ。」

とのたまったので、お前のような金のかかる女はゴメンである。そもそも金を払ったら風俗と同じではないか。と言ってやると、顔を真っ赤にした彼女はPのスネを思いっきり蹴り飛ばしてぷんすか怒りながら去っていってしまった。

今日の昼飯はPのおごりである。

彼は(女)友達が少ない。

ちひろとは中学の頃からの付き合いで、高2である今に至るまで同じクラスであり、おや?これは運命の人なのかしらん?などと考えていたが、毎月友達料金なるものを請求され、現金で渡すのも何だからと言いながらたまにメシをおごっているうちにそんな気持ちは吹き飛んでしまった。(おごった分はそのうちおごり返してくれるのではあるが。)
当時のPは夢見る童貞であったため、清楚な見た目と清純な性格を求めるまさにテンプレ男子中学生だったのである。いや、今に至るまで童貞である事実は変わっていないので夢見る童貞高校生だった。

なにはともあれ、唯一の相談相手を失ってしまったPは学校内を特に目的もなくふらついていた。

「クリスマス 彼女 作り方」などとgoogle先生に問い合わせていたが使えそうなものがないため図書館にでも寄って行くかと考え、B棟に向かって渡り廊下を歩いていると何か聞き覚えのあるメロディが聞こえてきた。

(音楽科か?)

普通科と音楽科を併設している美城学園では、A棟が音楽科、B棟が特別教室、C棟が普通科、というふうに別れており、B棟C棟には音楽科で発せられる音は殆ど聞こえないようになっている。

これは、防音設備がかなりしっかりしていることに加え、冷暖房完備で掃除のとき以外ほとんど窓が開けられないからであるから、普段は全く勉強の邪魔にならないんだぞ、成績が悪いのはお前たちが悪いんだぞ。とよくよく言われてPたちは辟易としているのであるが……。

それにしたって、今日は文化祭の日であり、普通科の生徒は学校にも来ないでプラプラしているか、学校の中でプラプラしているのであるが音楽科の生徒たちは校外のホールで発表会なんぞをやっているはずである。

これは、音楽科全生徒参加の行事のため今日は誰も残っていないはず……。


1 A棟に行く
2 B棟に行く
3 そんなの知るか!俺は帰るぞ!


安価↓1

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