【ミリマス】静香「プロデューサーに構って……貰えるかしら?」 (46)


ミリP(以下、P) 「…………」カリカリ

音無小鳥(以下、小鳥) 「プロデューサーさん、少し休んだ方が……」

P 「いえ、ちょっと律子に釘刺されて大変だったので……」

小鳥 「でも、営業行ってきた後でしょう?いつも事務所で手伝ってもらってる量以上に今日やってませんか?」

P 「ここら辺でしっかりと仕事しておかないと社長にクビにされるので……」カリカリ

小鳥 (社長、別に今の仕事ぶりで満足してたけどなぁ)

小鳥 「で、でもそろそろ休んだ方が……」アワアワ

P 「大丈夫ですよ、まだ仕事量大したことないですし」

小鳥 「りょ、両極端ピヨ……」

P 「やる気出せる時にやらないと終わりませんから……あ、音無さん。こっちの書類上がりました」

小鳥 「は、はい!いただきます!」


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―――――

最上静香(以下、静香) 「……どうしようかしら」

春日未来(以下、未来) 「静香ちゃん?どうかしたの?」

静香 「あぁ未来……いや、大したことじゃないから。気にしなくていいわ」

未来 「そう?」

静香 「そうよ。だから、私の事は放っておいていいから」

未来 「…………」

静香 「未来?」

未来 「放っておけるわけないよ!静香ちゃん、何か悩んでるなら話して!」

静香 「ど、どうしたのよ未来!?」アセアセ


未来 「だって、春香さんがこういう時は見捨てるなって」

静香 「あの人は……」

未来 「で?なに悩んでたの、静香ちゃん」

静香 「え、いや大した事じゃないんだけど……」

静香 「……プロデューサー、最近忙しくしてるなって」

未来 「え?まぁ最近忙しそうだよね」

未来 「……律子さんがサボってたのに喝入れてたし」

静香 「そ、そうなのよね……」

未来 「えっ?それがどうかしたの?」

静香 「え?な、何でもないわよ……?」


―――――

静香 「……プロデューサーに構って……貰えるかしら?」

北沢志保(以下、志保) 「……貴女、人の事言う割に寂しがりなのね」

静香 「ひゃい!?」ビクッ

志保 「何驚いてるのよ、一緒にレッスンする予定なんだからいるに決まっているでしょう」フン

静香 「し、志保!?ま、まさか今の……」ダラダラ

志保 「聞こえてたわよ。寂しい寂しいウサギさんみたいな声」ニヤッ

静香 「な、なんてこと……!!」サー

志保 「全く。貴女、人の事笑う割に自分も寂しがり屋なんじゃないの」フフン


志保 「大体、貴女。プロデューサーの事、嫌いなんじゃなかったの?」

静香 「そんな訳ないじゃない!プロデューサーの事は大好きよ!」

カチッ

静香 「カチッ?」

志保 「面白い物が撮れたから、後で小鳥さんに渡しておこうかしら」ニヤッ

静香 「し、志保……ハメたわね……!」カァアア

志保 「この前笑ったからよ。まったく、寂しいならそう言えばいいのに」

志保 「……じゃ、私も手伝うわ」

静香 「え、手伝ってくれるの?」

志保 「当然でしょう。受けた恩は返すわ」

志保 「まぁ、これは担保ってとこね」フリフリ

静香 「……ねぇ、今からでも消してくれない?」

志保 「イ・ヤ♡」ニッコリ


―――――

静香 「……で、どうしようかしら」

志保 「貴女、自分の時はズカズカ行かないの?」ハァ

静香 「あ、あの時はまだ仕事が余裕そうだったから……」アセアセ

静香 「でも、最近忙しくしてるじゃない?そんな所に行っても、迷惑なだけじゃないかって……」

志保 「……自分がやるとなると引け腰なのね」フッ

静香 「悪かったわね!」

志保 「まぁ、気持ちは分かるわ。私も、抵抗があったし」

静香 「……ごめんなさい、こういう立場になると辛いのね。痛感したわ」ショボン

志保 「構わないわよ。じゃ、まずは観察からね」

静香 「観察?」キョトン

志保 「貴女より上手く絡める人が絡んでるかもしれないでしょ?」

静香 「……言い方に棘を感じるけど、分かったわ。観察ね」


―――――

馬場このみ(以下、このみ) 「おはよ……ちょっと、プロデューサー?また仕事ばっかりやってるのかしら?」

P 「このみさん、おはようございます……いや、最近サボリすぎだって言われちゃいまして」ハハハ

このみ 「あー、悪かったわねえ……まさか、うちの事務所の子達があそこまで寂しがりやばかりとは思わなくて」

このみ 「お詫びに少し手伝うわ。資料頂戴」

P 「えっ?いや、これは……」

このみ 「俺の仕事だ!っていうつもり?」

P 「そ、それはですね……」

このみ 「なぁに言ってるのよ。小鳥ちゃんだって、手を出せないから困ってるじゃないの」


このみ 「いい?仕事しすぎる事がいい事じゃないの。時間が必要って言うなら、皆に頼った上で時間を作ればいいだけなんだから」

P 「こ、このみさん……」ジーン

このみ 「ほら、良いから書類頂戴!事務職志望の腕前ってのを発揮してあげるから!」

P 「……分かりました!はい、これお願いしてもいいですか?」サッ

このみ 「分かればよろしい!なんてね」フフッ

このみ 「あれ?会計とか領収書とかの書類ばかりじゃない……」

小鳥 「…………」ダラダラ

このみ 「小鳥ちゃん」

小鳥 「ごめんなさい、仕事します」ガックリ


―――――

静香 「…………」

志保 「このみさんは凄いわね……静香?」

静香 「私、プロデューサーの隣で手伝える自信がないわ……」ドヨーン

志保 「何弱気になってるの」

静香 「だって、このみさんは事務仕事の手伝いが出来るでしょう?」

静香 「あれだけ私、普段からプロデューサーに文句言ってても……手伝える仕事なんてあるのかしら」シュン

志保 「……まったく、ここまで来ると臆病も度が過ぎてるわよ」

志保 「プロデューサーさんが、そんな程度でガッカリすると思ってるんじゃないでしょうね?」

静香 ビクッ

志保 「はぁ……」ガシッ

静香 「えっ、志保?」

志保 「行くわよ、構ってもらうのが困るくらい忙しそうなら、私たちで終わらせてしまいましょう」

静香 「え、え?志保、ちょっと心の準備をさせ――」


―――――

志保 「プロデューサーさん」

P 「お、志保か……あれ?」

静香 「ね、ねえ志保!ちょっと待って」

志保 「もう遅いわよ」

P 「静香、どうした?今日は、とくに俺の関わる仕事はなかったような気がするが……?」

静香 「そ、それはそうなんですけど」アワアワ

志保 「プロデューサーさん、私たち二人でも手伝えそうなお仕事ってありませんか?」

P 「手伝えそうな仕事か?ただ、ここらへんにある書類はなぁ……」

このみ 「良いじゃない、手伝ってもらいましょうよ」

P 「このみさん!?」


このみ 「じゃ、志保と静香でこの書類の仕分けお願いしてもいいかしら」

静香 「仕分け、ですか?」

このみ 「そうよ。事務所での作業で出たお金の領収書と、外でのイベントのお金ってので分けておいて欲しいの」

このみ 「分けておいてもらえれば、後で私たちの処理が楽になるから」

志保 「分かりました。二人で頑張ってみます」

小鳥 「……志保ちゃん、静香ちゃんの手伝いするような仲だったかしら?」

志保 「べ、別に手伝ってるわけじゃないですよ!」

静香 「そうです!絶対、そんな仲じゃありませんから!」アセアセ

小鳥 「そうなの……?」

P 「まぁ、手伝ってくれるならありがたいよ。二人ともありがとう」ニコッ


静香 「!こ、これは仕方ない事ですから!私のプロデュースされる時間が減っちゃいますし!」プイッ

P 「ハハ、悪かった。これからはもっと時間取るから許してくれよ」

静香 「も、もう……」カァア

志保 ムッ

このみ 「じゃ、二人ともお願いね?」

志保 「はい、分かりました、このみさん。ほら、静香やるわよ」グイッ

静香 「へっ?あ、ちょっと引っ張らないで」ズルズル

P 「静香、急にどうしたんでしょうか……」

小鳥 「この天然ジゴロは……」ハァ


―――――

静香 「これは……こっちかしら」

志保 「ええ、大丈夫だと思うわ」

静香 「ありがとう志保」

志保 「礼を言われる様な事じゃないわ。あともう少し、とっとと片付けましょう」

静香 「勿論よ!」グッ



P 「やっぱあいつら仲良くないですか……?」

小鳥 「しずしほ……?」

このみ 「アホな事言ってないで、私たちも手を動かしましょうか」ニッコリ


このみ 「プロデューサー、自分の片づける分の書類終わってるかしら?」

P 「ええ、元々音無さんの書類手伝ってるだけなので」

このみ 「流石ね。じゃ、これの確認してもらってもいい?こればっかりは、プロデューサーにチェックしてもらわないとね」スッ

P 「任されました!じゃ、こっちで見ておきますね」

小鳥 「……こっちもこっちで、いい雰囲気だし。どうなってるの、小鳥……」アゼン

P 「音無さん、手元の分進めちゃってください」

―――――

小鳥 「終わった……」グッタリ

このみ 「普段から溜め過ぎなのよ小鳥ちゃんは……プロデューサーは平気?」

P 「ええ、二人が仕分けしてくれたりしてたので。目の通す労力が減りましたから」チラッ


静香 スーッ

志保 スヤスヤ



このみ 「……疲れたのかしら。無理もないわね」

P 「少し無茶をさせちゃいましたね……今度、お詫びに何か買ってきます」

このみ 「買ってくるより、ついててあげる時間増やしてあげた方が喜ぶかもしれないわよ?」

P 「静香は嫌がるでしょうから……今度、スキルアップに役立ちそうなものでも送ります」

このみ (プロデューサーはいっつも微妙なところで気を利かせるわね……)


小鳥 「二人ともお互いにもたれかかって寝てますけど……どうします?」

P 「放っておいてあげましょう。疲れてるでしょうし、寝られるうちに寝た方がいいですし」

このみ 「それもそうね。じゃ、私もそろそろレッスン行くわ」

P 「はい、ありがとうございました!」

小鳥 「このみさん、ありがとうございます」ペコリ

このみ 「小鳥ちゃんはもっと普段から仕事片付けるって事を意識して仕事しなさいね……じゃあね」フリフリ

小鳥 「肝に銘じておきます……」ガックリ


―――――

如月千早(以下、千早) 「おはようございます、プロデューサー」

P 「おう、千早。おはよう」

千早 「外はいい天気ですね、今日は過ごしやすそ……あら?」チラッ

静香 スヤスヤ

志保 スースー

千早 「あら、二人とも……珍しいですね?」

P 「だろ?ここまで志保に気を許してる静香も珍しいよな」

千早 「仲良くしてるのは良い事じゃないですか」

P 「お?成長したな、千早」フフッ

千早 「もう、からかわないでください」クスリ


P 「はは、悪い悪い……二人ともに仕事手伝わせちゃったからさ。しばらく寝かせておいてやってくれよ」

千早 「分かりました、プロデューサー」

千早 「……そうだ、プロデューサー。少し、子守唄を歌ってあげても良いですか?」

P 「子守歌か?ああ、頼むよ。こいつらも、もっと安心して眠れるだろうし」

P 「……問題は、俺が寝ないかどうかだが」アセリ

千早 「もう。しっかりしてください、プロデューサー」

P 「すまないな……最近、疲れがたまっててさ」ショボショボ

千早 「……いっそ、プロデューサーも寝てみませんか?」


P 「千早の子守歌でか?だが……」

千早 「最近、またワーカーホリック気味になったって聞きましたから」

P 「……そ、そんなにワーカーホリックか?」

千早 「普段事務所にいる時は暇してればいいプロデューサーが、事務仕事やってる時点でおかしいんですよ。たまには、もっとゆっくりなさってください」

P 「千早に言われたら世話ないな……分かった、ゆっくりさせてもらうよ。幸いやる事自体は終わらせたからな」

千早 「はい、それでは……」スゥッ……


いち に さん し ご ろく なな 数えるだけで歌になる

声を合わせてあなたの声が歌になる

世界中にある数を一緒に歌えたらいいね

あなたの国の数え方 歌えばほら笑顔になる

P (これは……千早Sランクになった時に受けた仕事の時の曲だったか……)

P (ああ、落ち着いて……)コクリコクリ

P スー

ワン ツー スリー フォー ファイブ シックス セブン 



~~~~~

千早 「ふぅ……」チラリ

P ムニャムニャ

志保 スー

静香 スヤスヤ

千早 「プロデューサーも、二人も……お疲れ様」トコトコ

千早 「まったく……このまま寝てたら風邪ひいちゃいますよ?」スッ

パサリ

千早 「……ゆっくり休んでください。プロデューサー」ニッコリ


―――――

静香 「ん……」パチリ

静香 「あれ、私……寝てたの?」フワフワ

静香 「……!?」ギョッ

志保 スースー

静香 「わ、私志保にもたれて寝てたの……!?」プルプル

静香 「疲れすぎだわ……もう少し、寝る時間増やさないと」

静香 「とりあえず志保、こっちにもたれておいてね」グイッ

志保 「む、むぅ……」スヤスヤ

静香 「!そ、そういえばプロデューサーは……」チラチラ


P グーグー

静香 「プロデューサーも寝てるなんて……あれ?毛布が掛けられてる」

静香 「誰か来たのかしら……」トコトコ

静香 ジッ

P スー……

静香 「……こうして見ると、かわいいのに」ボソッ

静香 「!な、なにを言って……!」カァア

静香 「そうだ、今なら……」

静香 クルマリ ピトッ


P 「ん……」

静香 「!!」ドキッ

P スヤスヤ

静香 「驚かせないでください……」ホッ

静香 「…………」ソローリ 

ガシッ ナデナデ

静香 「……えへへ」ニタリ

ガチャリ

小鳥 「すみませーん、遅くなりましたー」トコトコ

静香 「……えっ」ダラダラ

小鳥 「お?おお?」

静香 「あ、ああ……」プルプル

小鳥 スッ パシャパシャ

静香 「こ、小鳥さん!」カァア

小鳥 「貴重な一枚ピヨー!」タッタッタ

静香 「ちょ、ちょっと待ってください!」

P 「ん、んん……」パチリ

P 「あれ?静香、何やってるんだ?隣に潜り込んで……」ボンヤリ

静香 「な、なんでもないです!」ダッ

P 「……?」



―――――

静香 「…………」ドンヨリ

未来 「静香ちゃん、どうしたの?」

静香 「なんでもないわよ……」

静香 (一応、あの後データは消させたけど……どうなるのかしら)ゾワゾワ

未来 「もー、元気出してよー!はい、これ新作のドリンク!」

静香 「要らないわよ……それ、まだ作り続けてたの?」

未来 「静香ちゃんが味見しろっていうから今度はちゃんと味見したんだよ?」

未来 「ほら、この通り!」ゴクゴク

未来 「……うっ」

静香 「味見出来てないじゃない……!」

静香 「……それで、翼は?」

未来 「あ、もうすぐ来るって連絡来てたよー」


ガチャリ

伊吹翼(以下、翼) 「おっまたせ~!二人とも、待たせちゃってごめんね?」

未来 「翼!ううん、全然待ってないから大丈夫!」

静香 「今日は珍しく時間通りなのね?」

翼 「えっへへ~それがね?今日、時間通りに来たらプロデューサーさんが見てくれるっていうから頑張っちゃった!」

静香 「そうなの……は?」

未来 「えっ、私たちの自主レッスン見に来てくれるの!うわぁー!」キラキラ

翼 「もうすぐ来ると思うから、早く用意しようよ!」

静香 「ちょ、ちょっと待って翼。私、そんな事聞いてな……」


トコトコ

P 「未来、静香。おはよう……なんでお前は俺の方を睨みつけてるんだ」

静香 「……見に来るって、聞いてないんですけど」ビキビキ

P 「そりゃ、事務所に来た翼に聞いて駆け付けたからな。事前に話してなくても無理ないさ」

未来 「見ててくれるんですか?やったー!プロデューサーさん、お願いしますね!」

P 「ああ、しっかりと見させてもらうよ。じゃ、頼む」

静香 「……邪魔だけはしないでくださいね」ギロッ

未来 「静香ちゃん、なんでそんなに怒ってるの?」キョトン

翼 「あっ!ひょっとして~?」ニヤニヤ

静香 「変な勘繰りしないでよ!さ、二人とも!やるわよ!」


―――――

タンッタタンタン

P 「……ふむ」

P (三人とも、凄いな。最近、ますます動きにキレが出てきてる)

P (これなら、もう少し大きな舞台でもやっていけそうだな……)チラリ

翼 「……ふっ!」

P (翼も、ダンスの時は真面目にやるんだよな。ホント、そういう所は美希にそっく……)

翼 プルン

P 「!?」ゴクッ

P (いやいやいや!今は三人のレッスンを見てるんだから集中!)ブンブン

静香 「…………」


―――――

未来 「プロデューサーさん、どうでしたか!?」

P 「ああ、前見た時より動きにキレが出てきてていい感じだよ」

P 「未来は、もうちょっと次の動きを意識して動けるともっと良くなると思う。大振り過ぎて戻り切れてないぞ」

未来 「えー、でも麗花さんみたいに動いてみたいです……」シュン

P 「うーん……じゃ、少し体を鍛えてみようか。そうすれば、身体を大きく動かしても問題なさそうだしな」

未来 「はーい、分かりました!」

翼 「ねーねープロデューサーさん!わたしはわたしは?」ズイッ

P 「翼は……そうだな」チラッ

静香 ゴォオオ

P (な、なんで怒ってるんだ!?)ダラダラ


翼 「?プロデューサーさん?」

P 「あ、ああ。すまない……翼は、少しテンポが早くなるところがあったから……うん、とりあえず意識する所から始めてくれるか?」

翼 「それだけでいいんですか?」

P 「ああ、お前は呑み込みが早いからな……あとは、先輩たちの映像を見てタイミング覚えるのもアリかもしれない」

翼 「もし、そうなったら……プロデューサーさんは、一緒に見てくれます?」

P 「ああ、一人で見ても気付けないかもしれないしな」

翼 「やったぁ!じゃ、よろしくお願いしますね!」

P 「後は静香だけど……」チラリ

静香 「……なんですか」

P 「し、静香は……」ブルブル


P (だから、なんで静香はこんなに怒ってるんだ!?)

P 「……う、動きが」

静香 「その前に、プロデューサー」

P 「は、はい……何でしょうか」ビクビク

静香 「ダンスの途中で……翼の胸、じっと見てましたよね」ジトー

P ギクリ

翼 「えー?本当なんですか、プロデューサーさーん?」

P 「……確かに、ちらっと」ボソリ

未来 「ぷ、プロデューサーさん……」タジ

P 「一瞬視界に映っただけだ!それ以外はちゃんと分析に徹してたから!」アセアセ

翼 「え?別にわたしは怒らないですよ?」

P 「いや、そこは怒っても良いんだぞ?故意じゃないとはいえ、な」


翼 「でも、そういう目で見れるくらいミリョク的って事ですよね~?」ニッコリ

P 「……まぁ、否定はしないが」

翼 「やったー!」ギュウッ

P 「つ、翼!」アセアセ

未来 「むぅ……プロデューサーさん!私もいやらしい目で見てください!」

P 「出来る訳ないだろ!?」

ヤイノヤイノ

静香 「…………」ブチン

静香 「プロデューサー」スタスタ

P 「な、なんだい静香」ガクガク

静香 「ふっ!」ドスッ

P 「ごはぁッ!?」バタリ

未来 「し、静香ちゃん!?」

静香 「プロデューサーのバカ……!」ダッ

翼 「静香ちゃーん……行っちゃった」

P ピクピク


―――――

静香 「……私、何やってるのかしら」ドヨーン

静香 「結局、せっかく見に来てくれたプロデューサーにも失礼な事しちゃったし……」

静香 「自分が嫌になりそうだわ」ガックリ


P 「おーい、静香!」


静香 「プロデューサー?追いかけてきたんですか?」

P 「そりゃ、最後までアドバイス伝えきれてなかったし、な……」ゼエハア

静香 「……大丈夫ですか?息荒いですけど」

P 「流石の俺も、腹パンはまともに受けられなかったってだけの話だ……心配すんな」

静香 「す、すみませんでした……」ペコリ

P 「いや、構わないよ。むしろそれくらい怒るのが普通だしな」


静香 「で、でも……」アワアワ

P 「俺が気にしなくていいって言ってんだから良いんだよ」ナデナデ

静香 「あっ……」

P 「じゃ、早速さっきのアドバイスだけど……動きが一番小さかった、ってのが印象的だったな」

静香 「ダメじゃないですか……」シュン

P 「待て、悪いなんて一言も言ってないだろ?」

静香 「でも、アイドルとして動きが小さいのは問題なんじゃ」

P 「まぁ落ち着けって。これな、千早も同じような感じだったんだよ」

静香 「ち、千早さんが……?」


P 「ああ。あいつも動きが小さくてな……」

P 「けど、それでよかったんだ。歌を全力で歌うためには、大きな動きは邪魔になるからな」

静香 「歌の、為に……」

P 「そうだ。静香、お前はダンスと歌……どっちで自分のステージを盛り上げたいんだ?」

静香 「……私は、歌の方が好きです」

静香 「心に響くような歌を……いつか、舞台の上で披露してみたいです」

P 「……そうか、ならそれでいいよ」ニッコリ

P 「なら、今のままでいこう。後は、ボーカルレッスンで仕上げていこうか」


静香 「……あの、プロデューサー」

P 「どうした?」

静香 「あの、言いきってしまったんですけど……それで良かったんでしょうか」

P 「良いに決まってる。お前が選んだ道を、全力でフォローするのが俺の仕事だからな」

静香 「!」

P 「だから、お前は選ぶだけで良い。それを、俺は全力で支えるから」

静香 「……もうっ。カッコつけすぎなんじゃないんですか?」クスッ

P 「そうか?ま、男ってのは恰好つけしたくなる生き物だからな!」ハハハ

静香 「すぐ調子に乗るんだから……」ハァ

静香 「でも、ありがとうございます。プロデューサーのおかげで、少しだけ元気が出ました」

P 「そうか、そいつは良かった!」


静香 「それで……さっき言ってたボイスレッスンの事なんですけど」

P 「おう、言ってみな」

静香 「プロデューサーが、見てくれませんか?い、いえ!迷惑なら良いんですけど……」

P 「……ぷっ、アハハ!」

静香 「笑わないでくださいよ!」」カァアア

P 「いやぁ、悪い悪い……静香がそんな事言ってくれるなんて珍しいからさ」

P 「勿論、俺が見るよ。トレーナーさんが見てられる量には限りがあるしな」

静香 「……そうですか」フッ

静香 「じゃあ、今度はしっかりと見ていてくださいね?私には時間がないんですから!」ニコリ


―――――

小鳥 「ふわぁあ……眠い」アフゥ

P 「今日はそんなに手伝えないんですからしっかりやってくださいよ……」

小鳥 「そんなぁ……もう少し手伝ってくださいよぅ」

P 「この後静香との約束があるので……すみません」

小鳥 「ん?またデートするんですか?」ジトー

P 「違いますよ、ボーカルレッスンに付き合うだけです」

小鳥 「はぁ……そういって、終わった後は夜景のいいホテルでしっぽりと」ドヨーン

P 「……昨日の夜、何があったんです?」

小鳥 「また、友達が結婚するって……」

P 「……なるほど」


小鳥 「プロデューサーさん、私を貰ってくださいよ!優良物件ですよ!?」

P 「自分で優良物件って言ってたら世話ないでしょうが……じゃ、そろそろ静香のところ行ってきますね」

小鳥 「そんな!」ガーン

P 「結構手伝って片づけたでしょ……後は任せましたから!」タッタッタ

小鳥 「……プロデューサーさんと作業、していたかったなぁ」ショボーン



志保 「……少し、手助けしすぎたかしら」ギリッ

矢吹可奈 「志保ちゃん?なんか顔怖いよ……?」


未来 「……なんか、静香ちゃんずるい」

翼 「むー……」


静香 「……まだかな」ソワソワ



お わ り

というわけで今回もおしまいです、読んでくださった方には多大な感謝をば。

……なんでこんなハイペースで書いたのかは俺が一番知りたいです

乙です
いつもシリーズ楽しみにしてます
翼のおっぱいがもみたくなりました

>>40
楽しみに読んでもらえたなら幸いです
いつもありがとうございます!

日向「最上何故最上が此処にけものフレンズでツチノコちゃん~ジャパリコインを自力で奪ったのでは無いのか」

京太郎「香取牧場陸奥牧場伊勢牧場」

伊勢「止めて飛龍ちゃん蒼龍ちゃんとキスした見たいに私達を多聞丸するきでしょ」

霧島「東方ダグ付かない」

島風「東方はオワコンコンテンツ」

天龍「早く水着着たいぜ」

龍田「曙様風改二まだかしら」

早よ艦これ夏に成って全キャラ水着に成れ後

金剛ティーセットの椅子がキノコに見えます

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