みく「は、え!?　今どこからでてきた!?」

のあ「ワームホール」

みく「そんな当たり前のように！」

のあ「私だもの」

みく「そんなんで片付けていい問題じゃ…いや、大丈夫か」

のあ「アーニャもいらっしゃい」

アナスタシア「ダー」ｶﾞﾁｬ

みく「あ、普通にこっちはドアから来るのね…」

みく「それで？　え、急に何の用？」

アナスタシア「ミク、遊びに来ました」

のあ「みくで、遊びに来たわ」

みく「おおう、聞き捨てならねえ助詞が付いたのを見逃さねえにゃ。本性漏れてるにゃ」

のあ「……三割冗談よ」

みく「せめて半分であれにゃあ…」

みく「まあのあにゃんの行動なんて読めなくて当たり前だからいいけどさ。それで、何するの？」

のあ「…………」

アナスタシア「…………」

のあ「……？」

アナスタシア「……？」

みく「ノープランのクセにワームホール使うんじゃねえにゃ」

のあ「何も考えてなかったわ。アーニャと寿司に行った帰りだったものだからつい」

アーニャ「さすが食仙、ですね？　炙りが充実してました」

みく「二人が仲良しなのはいいことだけど露骨にハブられる内容はヘコむにゃあ……」

のあ「……お土産はちゃんと買ってきたわ」

みく「……それ大丈夫なヤツ？」

アーニャ「えっと、エナリ…？です。大丈夫です」

みく「いなりにゃあ。元有名子役関係ねえにゃあ」

アーニャ「…ヤスハ？」

みく「有名な子役さんは色々いるの。…ねえ、えなりの話広げなきゃダメ？」

のあ「……とりあえず今はいなりが付いてる方がえなりで付いてない方が泰葉と覚えておきなさい」

アーニャ「ダー」

みく「ダーじゃねえにゃ。のあにゃんもこんなピュアな子に急なド下ネタやめろにゃあ」

アーニャ「覚えました、ミク。では、いなり早く食べましょう？」

みく「この流れで食べるのはちょっと」

のあ「ワガママね」

みく「誰のせいだと」

のあ「……冷蔵庫に入れておくから早めに食べなさい」

のあ「それで……何をしようかしら……」

アーニャ「アー…桃鉄、ありますね」

のあ「99年で」

みく「エグい即決やめてよ。明日も学校と仕事あるんだから」

のあ「……90年」

みく「妥協の範囲狭くない？　もう他のにしよっか」

のあ「………………」

のあ「…………アレね、しりとり」

みく「悩んだ末のチョイスが切ない…のあにゃん、今度からもっとみんなで遊びに行こうね……？」

アーニャ「ノアとは…よく一緒に星、見に行きますね？」

のあ「週イチで寿司屋に行ってるわ」

みく「あずかり知らぬ所ですっげえ仲良しにゃあ…二人ばっかり共通の話題があるのズルいにゃあ…」

のあ「……好き嫌いを治しなさい」

みく「ぐうの音も出ない…」

アーニャ「アー、それでは…みんなで、天体観測はどうですか？」

みく「え？　そんな言われても今からって…」

アーニャ「違います。せっかく集まったので、プラーン…計画、立てましょう。三人で行ってみたいです」

みく「ああ、それ賛成！みくばっかり仲間はずれはイヤにゃ！」

のあ「良いわね。きっと景色が変わるわ」

みく「じゃあちょっとスケジュール確認してみよっか！　オフはいつ合うかなー♪」

のあ「良い場所を探してみるわ。みく、パソコン借りるわよ」ｳﾞｨｰﾝ･･･

みく「あれ、スマホで調べられない？　のあにゃんガラケーだっけ」

のあ「………………検索履歴は……」ﾎﾞｿﾘ

みく「コラァ！」

アーニャ「～♪」


完