あから「エテルノから夜ふかし」[スクストSS (55)

…タータッタ タラララタッタ タッター♪


ヤーヤー ヤンヤー ヤンヤヤンヤー


ナレーション(ターニャ)「この番組はストライカーの間で話題となっている様々な件に対して」


ターニャ「ちょっとだけ首を突っ込んだり、突っ込まなかったりする番組です」


ターニャ「Eterno Late show…」


ターニャ「エテルノから夜ふかし、今夜もスタートです」


タータラッ タラララタッタター ジャン♪

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1496847634

あから「…はいっ!という事で今夜も始まりました“エテルノから夜ふかし”!」


あから「司会はボク、降神あからと…」


サトカ「あ、ども、澄原サトカ改め、サトカ・デラックスの二人でお送りするですよ」ペコリ


あから「突然だけど澄原君の何がデラックスなんだい?」


サトカ「あ、それ聞くですか?」


あから「今の内に聞いておかないと視聴者もモヤモヤするだろうからね」


サトカ「なるほど…」


あから「で、何がデラックスなんだい?」


サトカ「強いて言うならば…器の大きさ、ですかね」


あから「自ら言っちゃうあたりがデラックスだね!」


ターニャ「それでは今夜も八枚のカードからお二人が気になる話題を選んでください」

ターニャ「今夜のカードはこちら」


[スクストが三周年を迎えた件]


[夜木沼伊緒がエテルノクイーンV4を達成した件]


[ストライカーに個人的ニュースを聞いてみた件]


[雪代マリにドッキリを仕掛けてみた件]


[賢宮ほたるの預金残高が気になる件]


[ノエルの喋りを文字に書き起こすと関西のおっさんと区別がつかない件]


[降神家からアイドルが誕生した件]


[心理テストを用意した件]


ターニャ「全八枚の時事ネタの中から気になるものを選んでください」

あから「おっさんと預金残高っていうのが凄い気になるなぁ…」


サトカ「まあ、最初はやはりこれから行きましょう」


あから「あー、そうだね、じゃあそれから行こうか」


あから「えー、スクストが三周年を迎えた件!」


サトカ「よっ!」パチパチパチ


あから「えー、2014年4月よりサービスが開始されたスクストことスクールガールストライカーズ」


あから「それが今年2017年4月をもって三周年を迎えました!…という事だけど」


サトカ「もう、めでたいの一言ですよ」


あから「ボク的にはまだ三周年じゃないけどね」


※撮影日は2017年4月


サトカ「あー、サービス開始当初はまだ、あからさん居なかったですからね」

あから「そうそう…TVCMとかanimation channel を見てから隊長始めた人は知らないと思うけど」


あから「当初はボク…というよりアザーズ自体まだ無かったからね」


サトカ「これを知って驚かれた方も多いのではないでしょうか」


あから「他にも最近隊長になった人が聞いたら驚くような事が沢山あるよね」


あから「昔はスクストのアプリアイコンが澄原君の顔だったとか」


サトカ「そんな時期もありましたね」


あから「もう澄原君アイコンを知らない世代の方が多いんじゃないかな」


サトカ「あわよくばそのまま忘れ去られたいですけどね」


あから「あとはビスケット・シリウスは最強チームって事だから当初は早熟SRが無かったとか」

サトカ「当時はまともな戦力として使えるのがURと究極SRしか無かったですよ」


あから「あとは…だてメガネの来歴とかかな」


サトカ「あー、意外と知られてなさそうですね」


あから「アクセのだてメガネを持ってる隊長さんは説明文を見て欲しいんだけどさ」


あから「説明文に伊達さん愛用のメガネって書いてあるんだよね」


サトカ「ええ、ありますね」


あから「この伊達さんっていうのは誰かっていうと…」


あから「芸人のサンドウィッチマンの伊達みきおさんの事なんだよね」


サトカ「実はそうなんですよ」


サトカ「あー、参考までに言いますが、伊達みきおさんというのはサンドウィッチマンの人相の悪いほうの方です」

あから「で、何で伊達さんの眼鏡がアクセになってるかっていうとさ」


あから「昔、とある番組でスクストが紹介された時に新しいアクセを作ろうって話になってね」


あから「で、その番組に出演していた伊達さんの眼鏡をそのまま再現しようという事になって」


サトカ「そして実装に至ったと」


サトカ「もはや誰をターゲットにしたコラボレーションなんでしょうね」


あから「来歴を知らない隊長さんからすればただの銀縁メガネだからね」


あから「まぁ、来歴を知らない隊長さんにしてみれば説明文の伊達さんって誰だよって感じだけどね」


サトカ「そこまで気にする隊長さんも少ないでしょうがね」

AD(小織)「…あから姉…そろそろ次のカード…」


あから「もう終わりかい!?」


サトカ「終始どうでもいい話しかしてなかったですが」


小織「…とりあえず…シメのコメント…して?…」


あから「えーっと…じゃあ…隊長さん今までありがとう!そしてこれからもよろしく!」


サトカ「同じく感謝感激飴あられですよ」


あから「今、アメとアラレのイントネーションがお菓子の方じゃなかったかな?」


サトカ「では次のカードを選びましょうか」


あから「スルーかい!?」


ターニャ「以上、スクストが三周年を迎えた件でした」

あから「…じゃあ、おめでたい話題の次で申し訳ないんだけど、これ行かせてもらおうかな」


あから「賢宮ほたるの預金残高が気になる件!」


小織(カンペ)[VTRあります]サッ


サトカ「VTRどうぞですよ」


─────VTR開始──────


ターニャ「会話の節々でアルバイトの話がでる賢宮ほたる」


ターニャ「日夜アルバイトに明け暮れる彼女は、さぞかしお金を溜め込んで居るのではないか」


あから(ワイプ)「話題の入り方がゲスいなぁ」


サトカ(ワイプ)「ターニャさんに何言わせてるんでしょうね」


ターニャ「そう思った我々は本人に直接聞いてみる事にした」


あから「直接聞いて答えてくれるわけないって!」

ターニャ「とはいえ、いきなり預金残高を聞かれて答える人間が居るとは思えないので…」


サトカ「そりゃそうですよ」


あから「デリカシーが欠けてるとかいうレベルじゃないよね」


あから「デリカシー全損だよ、全損」


ターニャ「賢宮ほたるの職歴が気になる件の取材と銘打って、それとなく聞き出す事にした」


あから「“それとなく”ねぇ… 」


あから「まぁ、聞き出す人によっては大丈夫かもしれないけどさ」


サトカ「理論的で繊細な話術を持った方なら聞き出せそうですが…」


あから「李野田君とかね」


ターニャ「今回、その重責を担うのは当番組ディレクターの棗いつみ」


あから「感情的で大雑把な人きちゃったよ!」

ターニャ「彼女の話術に番組の尺が足りるがかかる」


サトカ「棗Dには荷が重いですよ」


ディレクター(いつみ)「お邪魔します」ドアガチャ


ターニャ「賢宮ほたるの待つ生徒会室に入る棗D」


あから「わざわざ生徒会室でインタビューしなくても…」


ほたる「…あっ!おはようございます!」ペコリ


いつみ「おはようございます」ペコリ


いつみ(美声)「本日はインタビューよろしくお願いします」キリッ


サトカ「あっ、棗D、イケメンモードですよ」


※棗Dは本気になると男性顔負けのイケボになる体質です


あから「普段は肝っ玉母ちゃんみたいな人のにね」


いつみ「早速、賢宮ほたるさんの職歴をお聞きしたいのですが…」

いつみ「初めてお金を貰った仕事は何ですか?」


サトカ「いきなりお金の話ですか!?」


あから「この人バカなんじゃないのかな!?」


ほたる「そうですね…お金を貰ったという意味では子供の頃に両親のお手伝いをして御駄賃を貰ったのが初めての仕事という事になりますかね」


あから「凄い良い子」


ほたる「そういえば人助けをしようと思い始めたのもこの頃でしたねー」


いつみ「お金を貰った事がきっかけという事ですか?」


あから「何でそう捉えるかなぁ!」


サトカ「ただただ無礼ですよ!」

ほたる「うーん…当たらずとも遠からず…というところですね」


あから「そうなの!?」


いつみ「というと?」


ほたる「ほら、人助けと仕事って似てるじゃないですか?」


ほたる「助けて貰った人は勿論嬉しいですし、助けた方もそれに見合った報酬を貰えたら嬉しいわけで…」


ほたる「皆がそういう風になれば世界中が笑顔になれるんじゃないかなー…なんて思っちゃったりして」


ほたる「…まぁ、いきなり世界を変えるなんて出来ないんで、まずは自分から人助けとか仕事してみようかと」


あから「良い子ぉ!」


サトカ「こんな立派な志を持った人に預金残高聞こうとしてるですよ、ウチのスタッフは」

あから「ウチのスタッフには良心が痛むとかいう感情は無いのかな?」


プロデューサー(悠水)「あはは」


サトカ「プロデューサーが今のを聞いて笑う時点でお察しですよ」


いつみ「…なるほど、立派な志をお持ちなんですね」


ほたる「いえいえ」


いつみ「では職歴を年代順に古い方から教えてもらえますか?」


ほたる「そうですねー、中等部の頃には新聞配達とかボールペン作りの内職なんかをしてましたねー」


ほたる「高等部になってからは平日の放課後は主にローソンでアルバイトして…」


ほたる「土日・祝日は日雇いのバイトを色々やってますね」


いつみ「例えば?」


ほたる「イベント会場の設営とか交通量調査とかテレオペとか色々ですね」

ほたる「とにかく色々体験してみたかったので、かなりの職種で働きましたねー」


ほたる「あっ、とは言っても肉体労働系の仕事はほとんどやった事ないですけどね」


いつみ「意外ですね」


ほたる「よく言われます」


あから「賢宮君が力仕事をあまりやらないのは意外だね」


あから「引っ越し屋のバイトとかやってそうなのに」


サトカ「打撃属性なのと腕っ節が強いのは比例しないですか」


いつみ「ちなみに現在の預金残高はおいくらですか?」


ほたる「お金の話多くないですか!?」


あから「振り方が下手!」


サトカ「せめてもう少しオブラートに包むですよ!」

いつみ「教えてもらえませんか?」


ほたる「いや…別にいいですけど…」


あから「本っ当良い子!」


サトカ「もうなんかウチのスタッフがすみませんの限りですよ」


悠水「あはは」


あから「“あはは”じゃないよ!」


ほたる「あー…、教えてもいいですけど…引かないでくださいね?」


いつみ「えっ!?…あっ、はい」


サトカ「預金残高聞いて引くって、どういう意味ですか!?」


ほたる「えー、私の預金残高は…」


ダラララララ…


あから「ドラムロールの演出、必要かな?」

ほたる「136万円ですっ」


いつみ「えっ?…ええっ!?」


あから「凄っ!?」


サトカ「そんなにですか!?」


いつみ「ひゃっ…ええっ!?」


ターニャ「予想外の大金におののく棗D」


いつみ「ええっ…」ドンビキ


ほたる「だから引かないでくださいって言ったじゃないですか!」


あから「なんか知らないけど“裏切られた!”って顔してるよ」


サトカ「自分から聞いておいてなんて顔してるんですかね」


いつみ「あの…インタビューありがとうございました」ペコリ


いつみ「失礼します…」ドアガチャ


ほたる「ちょっ…」


─────VTR終了─────


あから「…えっ、終わり!?」


サトカ「預金残高の内訳とかはないですか!?」

悠水「もう棗Dが限界だったからね」


悠水「でも一応あの後、小織ちゃんが聞いてくれたんだよね?」


小織「…うん…136万円の内の100万円は…落とし物を交番に届けた時…持ち主から謝礼として一割貰ったものだって…」


サトカ「1000万円の落とし物って何ですか!?」


小織「…時計だって…」


あから「人助けするもんだね!」


あから「いや、あの年齢で36万円貯めてる方も凄いけどさ!」


サトカ「そこらの新社会人より多いと思うですよ」


サトカ「…ちなみにあからさんの預金残高は?」


あから「言ったら皆がボクを見る目が変わりそうだから言わないっ」


サトカ「どういう事ですか!?」


ターニャ「以上、賢宮ほたるの預金残高が気になる件でした」

あから「じゃあ次、どれ行こうか?」


サトカ「おや、おっさんを行くかと思ったですが」


あから「ちょっとワンクッション置こうかと思ってね」


サトカ「では…無難そうなこれなんかどうです?」スッ


あから「そうだね、お口直しにはちょうどよさそうかな」


あから「えー、ストライカーに個人的にニュースを聞いてみた件!」


小織(カンペ)[VTRあります]スッ


サトカ「あからさんには何か個人的ニュースがあるですか?」


あから「預金残高に0が2つ増えた事かな」


サトカ「祝うべきか触れないべきか悩む事を言うのはやめるですよ」


あから「澄原君こそ何か個人的ニュースはないのかい?」


サトカ「そですね…」

サトカ「…」


サトカ「…特に無いですね」


あから「何かしらあると思うけど?」


サトカ「そう言われましても…」


サトカ「…ふむ」


サトカ「強いて言えば…」


サトカ「…」


サトカ「…何も無いですね」


あから「本当に何も無いんだね!」


サトカ「VTRどうぞです」


─────VTR開始─────


ターニャ「三周年を迎え、新チームも増えたストライカーの面々」


ターニャ「季節も春となり、生活に変化が出たであろう彼女達に個人的ニュースを聞いてみた」

ターニャ「今回、個人的ニュースを聞きに言ったのは当番組AD、通称“優しい鬼”ことAD居吹イミナ」


あから「優しい鬼って」


サトカ「“泣いた赤鬼”の赤鬼的ポジションなんですかね」


あから「そう言われると凄いしっくりくる」


あから「もし居吹君が赤鬼だったら青鬼は雪代君だろうね」


サトカ「はまり役ですね」


イミナ「…おっ、まずはあそこに居る椿芽に聞いてみるか」


カメラマン(アコ)「なのだ」コクン


イミナ「おーい!椿芽ー!」タタタタッ


椿芽「…あっ、イミナさん、アコさんこんにちは」ペコリ


椿芽「何かご用でしょうか?」

アコ「エテルノから夜ふかしという番組で、椿芽っちにはインタビューをお願いしたいのだ」


椿芽「えっ!?あのエテかしですか!?」


あから「この番組、エテかしって呼ばれてるんだね」


椿芽「はい!勿論、インタビューお受けいたします!」ニコニコ


サトカ「椿芽さん…これは毎週エテかし見てくれてるですよ」


イミナ「んじゃあ、椿芽の個人的ニュースを教えてもらおうかな」


椿芽「個人的ニュース…ですか?」


椿芽「ふむ…そうですね」ムムム…


椿芽「…あっ」

椿芽「実は私…ハンパンナ兄弟というパンダグッズを集めているのですが…」


サトカ「模様違いで全128種類あるというアレですか」


あから「パンダなのに模様違いがあるってどうなんだい?」


椿芽「先日、ようやく全種類集める事が出来たんです!」フフン!


イミナ「おおっ!おめでとさん!」


椿芽「ありがとうございます!」ペコリ


椿芽の個人的ニュース
[パンダグッズを全種類コンプリート]


椿芽「…でも集め終わってからすぐに新シリーズが発表されてしまって…」


椿芽「新しい子に会えるのは嬉しい反面、“あぁ、また集めないといけないのかぁ…”と憂鬱なんですよね…」


椿芽の個人的ニュース
[グッズ収集に終わりが見えない]

サトカ「あるあるですよ」


あから「人気のあるコンテンツほど、集めだすとキリがないよね」


サトカ「まぁ、私達もよそ様の事を言えたものじゃないですけどね」


あから「うっ…」ギクッ


椿芽「…とりあえず気に入った子だけ集めようかと思ってます」


椿芽「私の個人的ニュースはこんなところですね」


イミナ「協力ありがとうな!」


……………………


イミナ「じゃあ次は…と」


アコ「…あっ、あそこにシャルロッテっちがいるのだ」


あから「語呂悪っ」


イミナ「おーい!」


シャルロッテ「…む、何だデス?」

イミナ「かくかくしかじか」


シャルロッテ「しかくいムーヴ…というわけかデス」


シャルロッテ「ふっふっふっ…」ニヤニヤ


アコ「何か良いニュースでもあったのだ?」


シャルロッテ「耳をかっぽじって良く聞くデス!」


シャルロッテ「遂に…!遂に!」


シャルロッテ「身長が140cmを越えたデス!」


シャルロッテの個人的ニュース
[身長が伸びた]


イミナ「へ、へぇー…」


アコ「それは良かったのだー…」


シャルロッテ「嘘や勘違いじゃねーデス!」


アコ「…で?一体、何cmになったのだ?」


シャルロッテ「聞いて驚けデス!」


シャルロッテ「今朝身長を測ったら141cmになってたデス!」


イミナ「マジか!」

シャルロッテ「今まで140cmになったと言っても曹長やアマンドの奴らは“誤差の範囲”と言って聞かなかったデス…」クッ…


シャルロッテ「しかぁし!141cmともなれば誰にも誤差だとは言わせないデス!」


シャルロッテ「念願の140cm台デス!」


シャルロッテ「あぁ…毎日牛乳を飲んできた努力がようやく実を結んだデス…」グスッ


アコ「…小さい頃に牛乳を飲み過ぎると背が伸びないって聞い…」ボソッ


イミナ「しっ!」ガバッ


アコ「ムグッ…!」グイッ


サトカ「骨密度が高くなるので骨が長くなるより太く育つとか」


あから「あっ、そうなんだ」


サトカ「まぁ、結局のところ個人差があるので一概にそうだとは言えないですけどね」

シャルロッテ「…では私はこれからアマンドの奴らをギャフンと言わせてくるので失礼するデス!」


イミナ「おっ、おう」


シャルロッテ「さらばデス!」


………………………


イミナ「いやー、まさかあいつの身長が伸びるとはなー」


アコ「明日は槍でも降りそうなのだ」


フェイ「なになに?誰の身長が伸びたって?」ヒョコッ


イミナ「おっ、フェイじゃないか」


フェイ「みんなのアイドル、フェイちゃんですっ!イェイ☆」


フェイ「んで、誰の身長が伸びたって?」


アコ「なんとシャルロッテっちの身長が141cmになったのだ!」


フェイ「へー…へー!」ニヤニヤ


あから「悪っい顔してるなぁ…」


イミナ「それはそうと…」

イミナ「かくかくしかじか」


フェイ「まるまるうまうま!?」


フェイ「うーん!そうだなー!フェイちゃんの可愛さが限界知らずな事かなー!ぶいっ!」


アコ「あっ、はい…なのだ」


イミナ「そういうのはいいから何かないか?」


フェイ「そうだなぁ…」


フェイ「あえて言うなら…ロッティにいたずらした事かなぁ」ニヤニヤ


フェイの個人的ニュース
[シャルロッテにいたずら]


アコ「具体的には?」


フェイ「ロッティってさ、毎朝チームハウスの脱衣場にある身長計で身長測ってるんだけどね?」


フェイ「たまー…に夜中にコッソリ身長計の目盛り部分のシートを…」


フェイ「普段より2㎜下にズラしてるんだよねー」

フェイ「そしたら次の日の朝にロッティが鼻息荒くして“見ろ!遂に私も140cmデス!”ってさ!」


フェイ「もう何回もやってるけど毎回得意気な顔してるのが面白可愛くて!」


あから「愛情が歪んでるよ!」


サトカ「その上陰湿ですよ」


アコ「いつか怒られるのだ」


フェイ「へーき!へーき!今朝なんか、昨夜2cmもシートズラしたのにバレなかったから!」


アコ「141cmになったのってフェイっちの仕業だったの!?」


イミナ「シャルロッテのやつ、めっちゃ喜んでたのに!」


あから「これ放送して大丈夫かい!?」


サトカ「放送したら槍より血の雨が降るですよ」


悠水「…大丈夫!」グッ!


あから「今の間は何かな!?」

サトカ「まぁ、放送してもしなくてもターニャさんからシャルロッテさんの耳に入るでしょうが」


ターニャ「それには及びません」


あから「えっ?」


サトカ「…?どういう意味ですか?」


ターニャ「直ぐにわかるます」


イミナ「お前…痛い目を見る前に謝っておいた方がいいと思うぞ?」


フェイ「んもー、いくらフェイちゃんがか弱い乙女だからって心配しすぎだぞっ☆」


アコ「いや、アコっち達はそんな心配してな…あっ…」ビクッ


イミナ「やべっ…」ビクッ!


フェイ「まぁ、バレたとしてもフェイちゃんの圧倒的可愛さに免じて許してくれるっしょ!」


シャルロッテ「…ほほぅ」ユラァ…


フェイ「」


あから「あっ…」


サトカ「あっ…」

シャルロッテ「キサマの可愛さで何が許されるデス?」


フェイ「あー…あははは…!」


フェイ「ゆ、許してちょっ!ぶいっ!」ピース!


シャルロッテ「」ブチッ! 


シャルロッテ「ちょっとカメラ止めるデス」


フェイ「ゴメンて!本当にゴメンって!」


シャルロッテ「言い残す事はそれだけデス?」ポキポキ


フェイ「ちょっ…」


シャルロッテ「プリンセスバーニング!(レバーブロー)」ドスッ!


フェイ「がふっ!」ガクッ…


フェイの個人的ニュース
[みぞおちを強打(全治3日)]

──────VTR終了──────

サトカ「因果応報ですよ」


あから「体重の乗った良いパンチだったね」


サトカ「重心が低いですから腰もしっかりと入ってたですよ」


あから「シャルロッテ君的には、あれ普通の正拳突きなんだろうけど、見事なレバーブローになってたね」


サトカ「あれは2~3日鈍痛が続くですよ」


あから「打撃組に転向できそうだね!」


ターニャ「ダー、シャルロッテさん、良いパンチでした」


ターニャ「以上、ストライカーに個人的ニュースを聞いてみた件でした」

あから「…さて!それじゃあ、いよいよアレを…」


小織(カンペ)[あと2つの話題で終了です]


あから「えっ!もう終わりかい!?」


サトカ「まぁ、おっさんはトリで確定として…残り一つはどうしましょうか?」


あから「心理テストも気になるけど…やっぱりこれ行きたいかな」


サトカ「そですね、おめでたい事ですし、先にこれ行くですよ」


サトカ「…えー、降神家からアイドルが誕生した件!」


サトカ「…という事ですが」


あから「そうそう、この度、うちの陽奈がさ」


あから「346プロダクションという芸能事務所でアイドルをやらせてもらう事になってね」

サトカ「おおぅ…346プロさんといえば隊長さんのチャンネルで言うところのホリプロ並みの大手事務所じゃないですか」


あから「もうね、姉として誇らしい限りだよ」


あから「まさか、あの根暗ガリ勉地味眼鏡で黒髪だった陽奈がアイドルになる日がくるなんてなぁ…」グスッ


サトカ「私は昔の陽奈さんを知りませんけど、そこまで言わなくても…」


あから「昔は今と違って勉学“苦手ーーーー☆得意”だったんだよ…」シミジミ


サトカ「文字に起こすと分かり辛い事言わないでくださいよ」


サトカ「改行したら意味わからないですよ」


サトカ「…しかし、アイドルという事は歌ったり踊ったり握手したり農業したりと大変じゃないですか」

あから「農業はごく一部の特殊な例だからね?」


サトカ「ではグラインダーや電動ドリルでも駆使して大工作業やるですか」


あから「それも特殊な例だね」


あから「っていうか農業と同じ人たちの事だよね?」


サトカ「しかし、アイドルともなれば歌ったり踊ったり握手したりと大変じゃないですか」


あから「強引に話を戻してきたね!」


あから「…あっ、でも歌は歌うけど、踊ったり握手したりなんかはしないらしいんだよね」


サトカ「それはもはや歌手では?」


あから「というより声優に近いのかな?」


あから「アイドルとはいっても顔出しはしないらしいからね」

サトカ「あー、GReeeeNやClariSみたいな感じですか」


あから「多分違うかな」


あから「まぁ、ボクも詳しくは知らないけど」


サトカ「なんであからさんが知らないですか」


あから「なんか守秘義務があるとかで教えられないんだってさ」


サトカ「そういうものですか」


あから「そういうものみたいだよ」


あから「もう現時点で分かっているのはアイドルやるって事とギャラが良いって事だけ」チャリーン


サトカ「手のひらを上にして親指と人差し指をくっつけるのやめるですよ」


あから「放送では、このジェスチャーのところでお金のSE入れられちゃうね」チャリーン


※入れました

あから「なんかボク、今回お金の話ばっかりしてて申し訳ないね」


サトカ「いえいえ、その歳でちゃんとお金の事を考えているのは立派なものですよ」


あから「そう言ってもらえると助かるよ」


サトカ「今時そんな人はあからさんか“忍たま乱太郎のきり丸”ぐらいのものですよ」


あから「ボクは貯金が趣味なだけで彼ほどお金が好きなわけではないからね?」チャリーン


サトカ「言葉とポーズが一致してないですよ」


あから「えぇっ!?」チャリーン


ターニャ「以上、降神家からアイドルが誕生した件でした」

サトカ「…さて、では、いよいよオオトリと行くですか」


あから「えー、皆さんお待たせいたしました!」


あから「 ノエルの喋りを文字に書き起こすと関西のおっさんと区別がつかない件!」


小織(カンペ)[VTRあります]スッ


サトカ「VTRレッツラゴーですよ」


あから「澄原君がノエル君みたいな言葉使いになってるよ!?」


─────VTR開始─────


ターニャ「コテコテのお嬢様言葉と死語を操る、自称貴族・ノエル=ジョーヌ・ベアール」


あから「開幕早々、酷い言われ様だね!」


サトカ「だからターニャさんに何言わせてるですか」


あから「ターニャ君も断ってもいいんだよ?」

ターニャ「巷では、そんな彼女の喋り方が関西のおっさんの喋り方に似ているのでは?…と俄かに語られているという」


あから「誰が語ってるんだよ…」


サトカ「巷ってどこの巷ですか」


ターニャ「そこで今回、当番組はそれを検証する為、ノエルの台詞を関西のおっさんに読んでもらう事にした」


あから「それは駄目だって!」


サトカ「ノエルさんの人気に関わるですよ!」


ターニャ「まずは夜の新橋駅前で関西のおっさんを探す棗D」


あから「どうせなら関西行こうよ!」


あから「っていうかなんでよりによって夜の新橋駅前かなぁ!」


サトカ「酔っ払いの堝ですよ」

いつみ(プラカード)[関西のおっさんを探しています]スッ


あから「探し方が雑!」


サトカ「中年男性とか30代~40代男性とか、もっと色々書きようがあるでしょうに」


サトカ「私が関西のおっさんだったら名乗り出ないですね」


あから「これ名乗り出るの相当の勇者か相当アルコール入った人だけだよ!」


「おぅ姉ちゃん!関西のおっさんですよ~っと!」フラフラ


サトカ「後者でしたね」


あから「完全に出来上がった人来ちゃったよ!」


ターニャ「関西のおっさんを確保したので早速、ノエルの台詞を読んでもらう」


※ここからはおっさんの声+ノエルの無声映像+字幕でお送りします

「…なに?なんですの?えっ?」


「これを読めばいいんですの?」


あから「この時点で若干ノエル君っぽいね」


サトカ「“ですの”のイントネーションが↑↓↑ではなく→↑↓ですけどね」


「えー、どうも、ノエル=ジョーヌ・ベアールともうします」


「いやこれ誰の名前ですの?」


あから「基本的に語尾のイントネーションが下がるんだね」


「あー…コテンパンですわ!」


サトカ「イマイチ、ピンとこない方はアニメ版BOTOOOMの平清というおっさんの声を聞いてみるですよ」


あから「どこか聞いた事がある感じだと思ったけど、それかぁ」

「フェイがわたくしのことを《クラッシャー・ノエル》などと呼んでくるものですから、先ほどフェイ自身をクラッシュしてきましたわ」


あから「ふふっ」


サトカ「ふふっ」


あから「なんか凄い物騒な会話の一文みたいだね」


サトカ「もう関西のヤクザのおっさんが抗争相手を始末したようにしか聞こえないですよ」


「わたくし…どうやら隊長さんのことを好きになってしまったようですわ…!」


あから「せっかくの告白台詞が台無しだよ!」


サトカ「完全に組合の人の台詞になってるですよ」


あから「っていうか、このおっさん演技力高いね!?」


サトカ「無駄に感情入ってるですよ」

「こんなもんでいいですの?」


いつみ「ご協力ありがとうございました」ペコリ


いつみ「こちらお礼と言ってはなんですが…よかったらどうぞ」スッ


[タッパーに入ったカレー]


あから「何渡してるんだい!?」


サトカ「恐らく昨日の夕食の残りでしょうね」


「おおきに!」


ターニャ「カレーを受け取った関西のおっさんは夜の街へと消えていった…」


サトカ「まだ呑む気ですか」


ターニャ「関西のおっさんの協力により、ノエルの喋り方が関西のおっさんの喋り方に似ている事がわかった」


ターニャ「ありがとう、関西のおっさん、さようなら、関西のおっさん」


あから「ターニャ君におっさんおっさん連呼させないであげてよ」

ターニャ「しかし…我々は思った」


ターニャ「このVTRをこのまま放送するのはノエルに失礼ではないか?と」


サトカ「気付くのが遅過ぎるですよ」


あから「それを言うならVTRに出演してくれたみんなに失礼な事してると思うな」


ターニャ「そこで我々はノエルにVTRを見てもらい、放送の許可を得る事にした」


あから「うちのスタッフには馬鹿しかいないのかい!?」


サトカ「なんで失礼なVTRをよりによって本人に見せるですか!?」


あから「無断放送も失礼だけどさ!」


いつみ「おじゃましまーす」


ターニャ「ノエルの居るアマンド・フォーマルハウトのチームハウスに入る棗D」

ノエル「…あら、棗さんではありませんか」


ノエル「ごきげんよう」ペコリ


サトカ「優雅にティータイム中ですよ」


あから「貴族オーラ半端ないね」


いつみ「ごきげんようザマス」ペコリ


サトカ「ザマスときましたか」


あから「庶民オーラ半端ないね」


いつみ「実はかくかくしかじか…」


ノエル「はぁ…?わたくしの喋り方がこの国の西部訛りに似ている…ですか?」


いつみ「とりあえずVTR見てもらえれば分かるんで…」


ノエル「はぁ…?」

…ノエルVTR鑑賞中…


ノエル「…」


いつみ「…」


あから「凄い緊張感…」


サトカ「なんでお二人とも無言なんでしょうね」


ノエル「…」


いつみ「…」


あから「うわー…絶対怒ってるよ…」


ノエル「…」


ノエル「…ふふっ」クスッ


いつみ「!?」


あから「!?」


サトカ「!?」

ノエル「確かに、この殿方の喋り方…といいますか、西部訛りはわたくしの言葉使いに似ているようですね」


ノエル「面白いものを見せていただきありがとうございますわ」


あから「寛大だねぇ…」


サトカ「さすが貴族ですよ」


いつみ「…ではこのVTRを放送しても?」


ノエル「ええ、よろしくってよ」


ノエル「ただ…このまま放送したのではこの殿方だけが笑いものにされてしまいますので…」


サトカ「おっさん的には本望だと思いますよ」


ノエル「わたくしにも、この殿方と同じ訛りで話すVTRを撮らせてもらえませんこと?」


いつみ「えっ!?いいんですか!?」

ノエル「ええ、これもノブレス・オブリージュ…」


ノエル「貴族たるもの、庶民だけを笑いものにするわけにはいきませんので」ニコッ


あから「器がデカ過ぎる」


サトカ「好感度爆上げですよ」


いつみ「えぇ!もー!是非ともお願いします!」


ノエル「それで…どのように喋ればよろしいですの?」


いつみ「そうですね…では折角なんで…」ゴニョゴニョ


ノエル「…えっ!?そのような事を…!?」ゴニョゴニョ


……ノエル・いつみ打ち合わせ中……


あから「ノエル君に何言わせる気だよ!」


サトカ「絶っ対ロクな事、言わせないですよ」

…打ち合わせ終了…


いつみ「…はいっ、では打ち合わせ通りよろしくお願いします」


ノエル「かしこまりましたわ」


あから「不安だなぁ…」


サトカ「場合によってはベアール家に棗Dと沙島Pの首を献上しに行かないとですよ」


あから「それで済めば良いけどね」


ノエル「えー、コホン…」

ノエル「…あんな?ウチな…?」


ノエル「 …こんな経験、全然無くてなんて言ったらええか解らへんねんけど…」


ノエル「こんなに1人の事ばっか考えてまうの初めてやねん…」


ノエル「せやから…」


ノエル「 …好きになってもかまへん?///」


いつみ「」ドキッ


あから「」ドキッ


サトカ「」ドキッ


ノエル「…あのっ、こんな感じでよろしいですの?///」カァァ


いつみ「…ハッ!はいっ、ありがとうございます!」


ノエル「芝居とはいえ…なかなか照れくさいものですわね///」


ノエル「ではごきげんよう///」


─────VTR終了─────

あから「ブラボー!」パチパチパチ!


サトカ「素晴らしいですよ!」パチパチパチ!


あから「同性だけどさ、ドキッとしちゃったよね」


サトカ「隊長さんの気持ちが少しわかったですよ」


あから「いやぁ、こんな番組の為にあそこまでしてもらって申し訳ないね」


サトカ「本当そうですよ」


あから「ノエル君にはボク、後で個人的にお礼をしようと思う」


サトカ「お礼というと…これですか?」チャリーン


あから「これじゃないよ!」チャリーン


ターニャ「以上、 ノエルの喋りを文字に書き起こすと関西のおっさんと区別がつかない件でした」


ホーホー


ターニャ「それではおやすみなさい」


END

過去作で使おうと思っていたボツネタ供養SS、お目汚し失礼いたしました


VRゴーグル(1340円)買いました


ほたるちゃんの形も栞さんの包容力も捨てがたいですが、やっぱり伊緒ちんが凄いです


凄いです


以下 過去作


天音「1.5倍チャンネル?」


ティエラ「メンタル強化特訓期間」

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