絵里「…んっんっ……」ｺﾞｸｺﾞｸ

希「ちょっ、エリチ？飲むの早過ぎない？」

絵里「ヘーキヘーキ…
私はロシアンクォーターよ、これくらいなら酔いも回らないって」

にこ「…ったく。 ホント気をつけなさいよね？
酒は飲んでも飲まれるなって言うし」

絵里「分かってるわよ」ｺﾞｸｯｺﾞｸｯ

ｶﾞﾗﾗｯ


真姫「…何、もう飲み始めてるの？
つれない人達ね」

希「おー、来た来た」

絵里「…よーし酒追加よ！ 領収書は南で！！」

ことり「か、勝手な事言わないでよぉ…」

真姫「これくらいならウチがもつけど」

海未「いけません、真姫。ここで甘やかしたら絵里がダメ人間になる一方です」



ﾜｲﾜｲ ｶﾞﾔｶﾞﾔ



にこ「……大丈夫なの？絵里は」

希「まぁ、年に一回くらい好きなだけ飲ませてあげよ？」

にこ「…うーん。 何も起こらなきゃ良いんだけど……」

───────


ﾁｭﾝﾁｭﾝ ﾁｭﾝﾁｭﾝ

絵里「……うーん」ﾑｸｯ

絵里「頭痛い…… 飲み過ぎたかな」

絵里「昨日は確か、μ＇sメンバーで忘年会行って………」

絵里「……駄目、そこからは覚えてない」


絵里「…というか、どこ？ ここ」

絵里「何で私、裸なの……？」


絵里「……？」ﾁﾗｯ



～?ホテル〇〇のご案内～



絵里「………は？」

布団の中「うーん…」ﾓｿﾞﾓｿﾞ

絵里「えっ…？ これってまさか……」


布団の中「……んむぅ…」

絵里「えっ、やっちゃったの！？ 私ついにやっちゃった！！？？」

絵里「誰なんだろう… 男？女？
…せめて身内だけは辞めてよね……！？」ﾋﾟﾗｯ





穂乃果「んー……」ﾑﾆｬﾑﾆｬ

絵里「」

────

絵里「……」

穂乃果「……」

絵里「…ね、ねぇ穂乃果」

穂乃果「……」

絵里「……ごめん、私何も覚えてないの……」

穂乃果「…そ、そっか…。 わ、私も…」

絵里(何で顔合わせてくれないの！？)

穂乃果「…で、でもさ！ 都合良いじゃん？
二人とも覚えてないだ、何も無かった。 それでいいじゃん！？
……お、お互い今朝のことは……… 忘れよう？」


絵里(こんな事忘れられるわけ無いでしょうが！？)

絵里「…な、何かごめんね？」

穂乃果「よしてよ、気持ち悪い。
……じ、実際本当に何も無かったのかもしれないし」

絵里「…そ、そうね。酔いつぶれて同じ場所で寝てただけよ、きっと」


穂乃果「……」

絵里「……」


穂乃果「…じゃ、帰るね」

絵里「え、ええ……」


ｶﾞﾁｬﾝｯ

絵里(うわあああああああああああ！！！！！
何やってんだ私はァァァ！！！」

絵里(どうすんのこれから…
穂乃果と気まずくて喋れないじゃないもう…！！)

絵里(あの時にこの忠告をしっかり聞いておけば良かった……)

絵里「…というかあの娘たち、昨日の事どこまで知ってるの！？
もし今回の不祥事知ってたらどうしよう…！！？」