【危険!】この先、dangerous! 命の保証なし【安価・コンマ】 (743)

「……おい、今どこ行くっつった?」
 
「正気かよ!? 看板の文字が読めねえのか!?」

「書いてあんだろ、『この先、ダンゲロス! 命の保証なし』ってよ!」

「あそこは訳わかんねえ能力持った魔人共の巣窟だぞ!」

「悪りいこと言わねえからやめとけって――おい、聞いてんのか!? おい!?」

「ああ……行っちまった……」
 

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【キャラクターシート】

【名前】
【性別】
【学年】
【服装・格好】
【性格】
【能力名】
【能力内容】
【その他】
 

自分の認識を現実に押し付ける能力者――魔人が存在する世界。

【学園自治法】によって公権力の介入が禁じられた【希望崎学園】では魔人の二大勢力が争い続けていた。

秩序を重んじる生徒会。
自由を愛する番長グループ。

両陣営の対立は日に日に激しさを増していき、とうとう武力抗争【ハルマゲドン】へと発展する! 
熾烈極まる戦いは多数の死傷者を生み出し、両陣営共に残る魔人はわずかに5人!

今、最後の戦いが始まる――!
 

どちらの陣営で戦いますか?

・生徒会
・番長グループ

なお、どちらを選んでもゲーム進行上はほぼ変わりありません。

↓1

番長グループ所属の魔人を作成します。
【キャラクターシート】にそって魔人を作成してください。
基本的にキャラクター作成に制限はありませんが、R18へ移行しないレベルでの作成をお願いします。

番長グループ所属の魔人
↓1~5

【名前】黒尽 咎(くろつき とが)
【性別】男
【学年】3年
【服装・格好】きっちりとした学ランに身を包んだ普通の青年、常に良い笑顔
【性格】常に相手が嫌がることを考える外道
【能力名】黒き制裁(オーバーキルブラック)
【能力内容】触れたら何もかも取り込む黒い球体を無数に生み出し操る能力
【その他】彼の中には願いも思いも誓いもなく、ただただ誰も幸せにならないバッドエンドを目指す絶対悪
利益とか勝利は眼中になく、どれだけ台無しにできるかを考え行動する

番長グループ所属の魔人を登録しました。

生徒会所属の魔人を【キャラクターシート】にしたがって作成してください。

生徒会所属の魔人
↓1~5

読者で参加しておりました。
忍殺スレみたいにダンゲロススレも増えればいいのに……

安価下

生徒会所属の魔人を登録しました。
少々お待ちください……。
 

【番長グループ】

【名前】黒崎朝姫
【体力】10
【精神】2
【能力名】切裂女王
【能力内容】攻撃成功時、もう一度攻撃判定を行う。体力を1消費。

【名】グラナダ光
【体力】7
【精神】4
【能力】フラッシュ・メタモルフォーゼ
【能力内容】ダメージ判定に+1の補正を得る。または魔人の能力をコピーする。4ターン経過でコピーした能力は消える。体力を1消費。

【名前】重藤梓
【体力】4
【精神】5
【能力名】W・当タール~三度目の正直~
【能力内容】相手に与えるダメージが0に固定される。同一の相手に三回攻撃した場合、代わりに相手の残体力分のダメージを与える。精神を2消費(三回目の攻撃時に消費する)。

【名前】黒月咎
【体力】5
【精神】6
【能力名】黒き制裁
【能力内容】攻撃後、+1の固定ダメージを与える。この効果は重複する。精神を1消費。

【名前】榊月久
【体力】4
【精神】10
【能力名】多重分身
【能力内容】分身を生成する。攻撃成功時、分身の数だけ+1の固定ダメージを与える。自身へのダメージを分身に肩代わりさせる。精神を2消費。

【名前】分身
【体力】1
【精神】1
 

【生徒会】

【名前】間中乖離
【体力】8
【精神】7
【能力名】天邪鬼
【能力内容】安価記述の通りの出来事が起こる。体力を3消費。

【名前】州崎楔
【体力】8
【精神】9
【能力名】猛毒大君
【能力内容】自身の攻撃時、または相手が自分に接触した時、毒を付与する。毒は行動ごとに1の固定ダメージを与える。この効果は戦闘終了後も継続する。精神を1消費。

【名前】亜鶴田律斗
【体力】6
【精神】3
【能力名】接触爆弾
【能力内容】1の固定ダメージを与える。この効果は相手の行動時でも使用でき、相手の行動前にダメージを与える。体力を1消費。

【名前】天ツバメ
【体力】9
【精神】4
【能力名】天翔煌剣
【能力内容】攻撃権を得る。体力を2消費。

【名前】東宮和泉
【体力】5
【精神】2
【能力名】サイコキネシス
【能力内容】攻撃判定時、相手に-1の補正を付与し、1の固定ダメージを与える。体力を1消費。
 

【ハルマゲドン】の開始から時間が経過し、【希望崎学園】は静けさを取り戻していた。

しかし、【ハルマゲドン】はまだ終結していない。どちらかの陣営が全滅するまでこの戦いは終わらない。

その証拠に、学園敷地内を移動する番長グループ所属の魔人が一人――

番長グループの魔人は?
↓1

パシャン、パシャン、と水音を響かせながら、水溜まりの上を歩いていたのは、セーラー服の女学生。

番長グループの魔人、黒崎朝姫である。

朝姫「静かになってきましたね。【ハルマゲドン】もそろそろ終わりでしょうか」

お淑やかな雰囲気のまま、小首を傾げる。
その様はまるで雨上がりの道を歩く女学生。文学作品のワンシーンのようでもある。

朝姫「ううん、困りますねえ。まだまだ戦い足りないんですけど」

問題はここが校舎内であり、水溜まりが真っ赤な液体であったことだったが。

遭遇判定
1 光
2 梓
3 咎
4 月久
5 乖離
6 楔
7 律斗
8 ツバメ
9 和泉
0 自由指定

↓1

朝姫「ん?」

ふと立ち止まる朝姫。その視線の先には一人の魔人がいた。
白い学ランに眼鏡をかけた真面目そうな男子生徒だ。見覚えはない。おそらく生徒会の一員だろう。
実は、滅茶苦茶影の薄い番長グループの魔人かもしれないが――

朝姫(まあ、それはそれで楽しそうですね)

深くは考えず、ナイフを片手に朝姫は背後から男子生徒に襲いかかった!


1~9 乖離の攻撃
0   朝姫の攻撃

コンマ判定
↓1

乖離の攻撃

1~3 「そのナイフはよく切れる」
4~6 「君は僕を認識できる」
7~9 「君は五体満足の健康体だ」
0   「君は生徒会の敵だ」

コンマ判定
↓1

乖離「『そのナイフはよく切れる』」

朝姫に気づいた男子生徒が何事か呟いた。
だが、構うことなく彼女はナイフを降り下ろし――

朝姫「!?」

朝姫は驚愕した。
確かに切りつけたはず。だが、全く切れていないのだ。まるでナイフが突然ナマクラになってしまったかのように――。

朝姫「まさか、さっきの言葉が!?」

だとすればまずい。朝姫の能力は刃物がなければ発動できない。

乖離「さて、どうするのかな。もうそれは、使い物にならないよ。君の価値と同じぐらいにね」


・朝姫の能力が使用不可になりました

朝姫 10/10 2/2

乖離 5/8 7/7


攻撃判定
1~9 乖離
0   朝姫

コンマ判定
↓1

【Warning!】

【転校生】襲来!


【キャラクターシート】にそって魔人を作成してください。

↓1

【名前】 平 等院(たいら とういん)
【性別】 男
【学年】 2年生
【服装・格好】 黒髪黒目でおかっぱ頭。対して特徴もなく、黒い学ランを来ている。
【性格】 平和主義でとても温厚
【能力名】 完全平等平和空間
【能力内容】 半径30m以内でのありとあらゆる「戦闘行動」を封じる。逆らおうとするものは即死する。
【その他】 自称「平和主義者」。彼自身はとても温厚なため、基本的には前に出て戦おうとはしない。しかし彼の「平和主義」は「争うものをすべて消せば平和になる」という歪んだ思想のもとに成り立っているため、人を殺害することに躊躇いがない。

時間は【ハルマゲドン】開始から少しの時間が経過した頃――

教師「クソッ、シェルターに入り損ねた……!」

【ハルマゲドン】の開催中、一般生徒はとっとと帰宅し、教師は安全の為にシェルターに避難するのが常である。
が、この教師は避難しそびれてしまっていた。

教師「まずい……まずいまずいまずいぞ! 魔人共に見つかったらどうなるか……!」

【ハルマゲドン】時の学園は完全なる無法地帯。最低限の校則も消え失せ、殺人ですら罪にならない。
一般人の教師が魔人の生徒に出くわせばどうなるか、考えることも恐ろしい。

教師「こ、こうなったら……!」

意を決し、教師はある番号に電話をかける。

派遣窓口『お電話ありがとうございます、転校生がご入り用ですね?』

異次元から召喚される魔人の変異種【転校生】。電話一本で呼び出され、掃除から国家転覆まで報酬次第で何でもこなす。その実力は折り紙つきであり、通常の魔人とは強さのロジックそのものが違うと言われている。
異次元の魔人たちに教師が依頼したこととは――

教師「希望崎学園で暴れる魔人を全員始末してくれ!」

派遣窓口『かしこまりました。ただちに転校生を派遣します――』
 

【転校生】

【名前】平 等院
【体力】10/10
【精神】10/10
【能力名】完全平等平和空間
【能力内容】戦闘を強制終了させる。相手はこの時、戦闘を継続してもよい。その場合、相手は攻撃権を取得する。その後、戦闘を継続した相手の体力を0にする。精神を2消費。



・コンマ判定時、00の場合、転校生が襲来します。

・転校生は【体力】10【精神】10で固定されます

・転校生は無限の攻撃力により防御を貫通します

・転校生は無限の防御力により普通の攻撃は一切通用しません
 

そして、時間は現在に戻る。

「あのう、ちょっといいですか」

にらみ会う朝姫と乖離に、横から声がかけられた。
声の主は、黒髪。黒目。おかっぱ頭に黒い学ラン。
擬人化した黒い影、とでも表現すべき魔人だった。

乖離「……誰だ?」

不可解そうな乖離に、朝姫は眉をひそめる。
自分も乖離も知らない人物? では、この人物はいったい――。

「あ、ぼくは平 等院という者です」

等院「皆さんに平和をお届けにきた、『転校生』です」



1~3 朝姫
4~6 乖離
8~9 等院
0   再判定

三つ巴の場合はコンマ判定はこうなります

↓1

朝姫の行動安価

1 通常攻撃
2 能力使用(現在使用出来ません)
3 逃走(体力、または精神を1消費し、戦闘から離脱)
4 乖離に共闘の申し込み(コンマ判定成功で戦闘方式が三つ巴から共闘になり、乖離が操作可能になります)

↓1

【Warning!】

【転校生】襲来!!

【キャラクターシート】にそって魔人を作成してください。

↓1



【転校生】

【名前】キラー
【体力】10/10
【精神】10/10
【能力名】キラー・ド・エンド
【能力内容】自身を除く戦闘をおこなっている全員に『キラーウイルス』を付与する。『キラーウイルス』を付与された人物は、
【体力】10【精神】10 このキャラクターは行動判定を3回おこなった後、死亡する。戦闘時、キラーウイルスは感染する
効果を得る。精神を1消費。

 

『平ァ、一人で始めるなよ』

戦場に新たに魔人が現れる。
全身を宇宙服に包んだその魔人の表情はうかがいしれない。
だが、

等院「キラーさん。あなたもここに?」

キラー『あァ、楽しそうじャねェか。俺も混ぜろよ』

転校生であり、自分たちを殺そうとしていることだけははっきりと分かった。



1~3 朝姫
4~6 乖離
7~8 等院
9~0 キラー

コンマ判定
↓1

等院の行動

通常攻撃選択 乖離を指定

ダメージ判定
1~3 -1
4~6 -2
7~9 -3
0   -5

コンマ判定
↓1

等院「そうれっ!」

無造作に振るわれた腕が、乖離の身体をかすった。その瞬間、彼の身体が吹き飛び勢いよく壁に叩きつけられる。

乖離「が……ッ!」

等院「争うことって悲しいですよね。早く楽になりましょうよ」

朝姫 10/10 2/2

乖離 4/8 7/7

等院 10/10 10/10

キラー 10/10 10/10


1~3 朝姫
4~6 乖離
7~8 等院
9~0 キラー

コンマ判定
↓1

キラーの行動

通常攻撃選択 乖離を指定

ダメージ判定
1~3 -1
4~6 -2
7~9 -3
0   -5

コンマ判定
↓1

キラー『寝てんなよォ!』

キラーが無造作に持ち上げた机を投げつけた。
唸りをあげて飛来する机を、乖離はすんでところで回避する。だが、砲弾並みの勢いを持った机は壁を撃ち抜き、破壊された壁の破片が彼の身体を打つ。

乖離「ガハ……ッ」

キラー『歯ごたえねェなァ、おい』


朝姫 10/10 2/2

乖離 2/8 7/7

等院 10/10 10/10

キラー 10/10 10/10

【行動判定】
1~3 朝姫
4~6 乖離
7~8 等院
9~0 キラー

コンマ判定
↓1

乖離の行動

逃走選択 体力1消費


乖離「ここは……逃げる……ッ!」

転校生の攻撃で空いた大穴。
乖離は身を翻すと、唯一の逃走経路に飛び込んだ。

等院「あれ、逃げられましたね」

キラー『あの怪我だ、ほッといても死ぬだろ』

キラー『もう一人、残ッているしなァ』


【行動判定】
1~3 朝姫
4~6 等院
7~9 キラー
0   再判定

コンマ判定
↓1

キラーの行動

通常攻撃選択 朝姫を指定

【ダメージ判定】
1~3 -1
4~6 -2
7~9 -3
0   -5

コンマ判定
↓1

キラー『次はてめェだ!』

振るわれたキラーの拳が、朝姫の腹に直撃する。
突き抜けるかと思われるほど、沈みこんだ拳の勢いのまま、朝姫は廊下を転がった。

朝姫「ウグ……ッ!」

キラー『今ので腹破けねェのか。意外と頑丈だなァ、お前。面白ェ』


朝姫 7/10 2/2

等院 10/10 10/10

キラー 10/10 10/10

【行動判定】
1~3 朝姫
4~6 等院
7~9 キラー
0   再判定

コンマ判定
↓1

コンマ判定
↓1

朝姫の行動安価

1 通常攻撃(対象を指定してください)

2 能力使用(現在使用出来ません)
3 逃走(体力か精神、消費する方を選択してください)


↓1

朝姫「今が逃げるチャンス……ッ!」

廊下を転がった勢いのまま、朝姫は立ち上がり駆け出した。
恵まれた身体能力を駆使し、あっという間に校舎の奥へと消えていく。

等院「転校生に殴られて動けるなんて、丈夫ですね。あの人」

キラー『しャあねェなァ……二手に別れッぞ』

等院「はい。ああ、それとキラーさん。あまりウイルスばら蒔かないでくださいね。それ、ぼくも危ないんですから」

キラー『感染しても、死ぬ前に仕事終えて帰りャ治療してもらえんだろ』

等院「やだなあ、そんな平和じゃない手段……」
 

生徒会のターン

1~2 乖離
3~4 楔
5~6 律斗
7~8 ツバメ
9~0 和泉


コンマ判定
↓1

楔「成る程成る程、転校生が」

乖離『ええ、気を付けてください。尋常じゃない力を持ってます』

楔「ほいほい、分かった。気を付けるー。じゃね、ありがとー」

軽い感じで礼を言うと、楔は電話を切った。

楔「転校生かー」

話には聞いたことがある、異次元の魔人。
全く別次元の強さを持っているらしいが、彼女とって気になるのは、

楔「毒とか効くのかな? 溶解毒に神経毒に――うわ、すっごい楽しみ!」

自分の好奇心を満たすかどうかだけだった。


遭遇判定
1 朝姫
2 光
3 梓
4 咎
5 月久
6 乖離
7 律斗
8 ツバメ
9 和泉
0 転校生
↓1

楔「あれ、和泉ちゃんじゃーん!」

和泉「楔か」

転校生を探して、適当に歩いていた楔が出会ったのは同じ生徒会の魔人。風紀委員の東宮和泉である。

楔「ねえねえ、乖離君から電話きた? きてない? きてないんなら教えるよ! すっごいニュースが――」

和泉「転校生か」

楔「なあんだ、知ってるんだ……」

和泉の反応にあからさまにトーンダウンする楔。
コロコロと表情が変わる娘であった。

楔「そだ。和泉ちゃんにもひとつ聞きたいことあるんだけど――」


奇数 共闘の提案
偶数 別々に

コンマ判定
↓1

楔「転校生、じゃなきゃ番長グループのやつでもいいや。実験台になりそうなやつ見てない?」

和泉「いや、あいにくと見ていな――」

楔「そかそか、ありがと。じゃねー!」

最後まで話を聞き終えずに、楔は駆け出した。
和泉は何か声をかけようとした時には、もう影も形もない。

和泉「相変わらずフットワーク軽いな、アイツ……」
 

転校生のターン

奇数 等院
偶数 キラー

コンマ判定
↓1

キラー『さァて、獲物はどこだァ……?』

宇宙服を着用した謎の人物が、物騒なことを呟きながら学内を闊歩する。
魔人殲滅の依頼を受けた転校生、キラーである。

はたから見れば見ている方の頭がどうかしてしまったかと思うような現実感のない光景だったが、残念ながらまごうことなき現実である。


遭遇判定
1 朝姫
2 光
3 梓
4 咎
5 月久
6 乖離
7 椿
8 律斗
9 ツバメ
0 和泉

↓1

カチッ

何らかの起動音が足元から聞こえた瞬間、キラーの身体は轟音と黒煙に包まれた。
発生した衝撃波が廊下を震わせ、窓ガラスが砕け散る。

律斗「ヒットォ~~」

物陰から、へらへらとした笑いを浮かべる魔人が姿を現した。
軽薄な印象を与えるこの生徒は、生徒会の一員、亜鶴田律斗である。

律斗「転校生っつっても大したことなかったな、直撃じゃん」

無論、今の爆発は律斗の能力によるものである。
魔人能力【接触爆弾】。
触れた物体を爆弾に変えるこの能力で、律斗は【ハルマゲドン】開始前に学園中に爆弾をセットしていた。仕掛けられた爆弾は、罠としての機能を存分に発揮し、番長グループの魔人たちを次々に吹っ飛ばしていった。
今や【希望崎学園】は地雷地帯と同義であり、いかなる魔人であっても致命傷を与えるだろう。
その魔人が【転校生】でさえなければ――!

キラー『ずいぶんと、派手な花火じャねえか』

律斗「はぁ!?」

黒煙の中から傷一つない姿で現れた宇宙服の魔人。
多少、煤がついてはいるが全くの無傷であった。

【行動判定】
1~9 キラー
0   律斗

↓1

キラーの行動

通常攻撃選択

【ダメージ判定】
1~3 -1 
4~6 -2
7~9 -3
0   -5

コンマ判定
↓1

キラー『お返しだァ!』

爆発の余波で散乱した廊下から破片を拾い、投げつける。
たったそれだけの動作で、飛来した礫が律斗の腹を貫いた。

律斗「ゲフォッ!?」

キラー『花火、あんがとよ。だが、どッちかつうと、俺は汚ねェ花火のが好きなんだわ』


キラー 10/10 10/10

律斗 6/6 3/3


【行動判定】
1~9 キラー
0   律斗

↓1

ミス

6/6 →5/6

安価下

キラーの行動

通常攻撃選択

ダメージ判定
1~3 -1
4~6 -2
7~9 -3
0   -5

コンマ判定
↓1

キラー『そら、もう一丁ォ!』

腹に空いた穴を押さえてうずくまる律斗へ続けざまに礫が飛来する。

律斗「ち、ちくしょ……!」

転がって回避する律斗だったが、完全にはよけきれずに身体に礫がめり込んでいく。

キラー『どうした? もッぺん花火やッてろよ!』


キラー 10/10 10/10

律斗 4/6 3/3


【行動判定】
1~9 キラー
0   律斗


↓1

・転校生はミサイルが直撃しても無傷です

・ただし、不死身ではありません。生物なので呼吸が出来なくなれば死にます

・内臓や血管に損傷があっても死にます

・病死、衰弱死、凍死、毒殺、呪殺等々……

・また、転校生同士なら無限の防御を突破出来ます

・倒すのではなく、洗脳、同士討ちなども有効です

・イメージとしてはヌケニンのふしぎなまもりに近いかも?


キラーの行動

通常攻撃選択

ダメージ判定
1~3 -1
4~6 -2
7~9 -3
0   -5

コンマ判定
↓1

キラー『ほい、捕まえたァッと。どうした? 逃げねェの?』

礫の乱射を受け、転がっていた律斗の服の襟首を掴み、引き上げる。

律斗「は……放、せ……!」

キラー『オーケェーイ』

要望通りに、キラーは律斗を解放する。
腕を振りかぶり、勢い良く壁へと向けて。
叩きつけられた壁面にクレーター状のヒビが広がった。

律斗「ゲボァッ……!」


キラー 10/10 10/10

律斗 1/6 3/3


【行動判定】
1~9 キラー
0   律斗

↓1

キラーの行動

通常攻撃選択

ダメージ判定
1~3 -1
4~6 -2
7~9 -3
0   -5

コンマ判定
↓1

キラー『よォ、遺言あんなら聞くぜェ』

律斗「――――」

半ば壁にめり込んだ律斗が何事かを呟いた。

キラー『あァ? 聞こえねェ――』

律斗「……てめえも道連れだクソ野郎……!」

カチリ カチッ  カキン
  ガチャ  カチャン  キンッ

多種多様な爆弾の起動音と共に、律斗の身体が――正確には身に付けた学ランが、ボタンが、ベルトが、ダーツが、ケースが一斉に爆ぜた。

何でも爆弾に変えられるとは、こういうことだ。
死の瞬間にも一矢を報いることができる。

多数の爆弾が一斉起爆した破壊力は凄まじく、二人のいた一角を完全に破壊し尽くした。

キラー『リクエスト受け付けてくれるたァ、サービスいいじャねェか』

しかし、いかに物量を揃えようと、無限の前には1にも満たなかった。
 

番長グループのターン

操作する魔人を、番長グループの中から一人選択してください。


↓1

月久「マジっスか、転校生とか。しかも二人とか、ガチでマジっスか」

朝姫からの一斉送信されたメールの内容を確認していたのは、番長グループの魔人、榊月久である。

月久「勘弁して欲しいっスよ、んなヤバい奴らと会いたくねっス」

番長グループではよくパシリに使われる彼だが、役割に反して実力は高い。
しかし、舎弟気質が邪魔をして当の本人はそのことに気づいていない。

月久「いや、校舎は広いっス! そうそう出くわすことなんかないっスよ!」


遭遇判定
1 朝姫
2 光
3 梓
4 咎
5 乖離
6 楔
7 ツバメ
8 和泉
9 等院
0 キラー

↓1

「あれ、榊君?」

月久「うおっ!? あ、重藤の姉さん……驚かせないでほしいっス……」

月久に声をかけてきたのは、弓道着を身に纏い、弓と矢筒を装備した女性だった。番長グループの魔人、重藤梓である。
その装いは、どことなく擬人化した戦艦を思わせるが特に関係はない。

梓「驚きすぎでしょ、いくらなんでも」

月久「いやー、面目ないっス。姉さんはいつも通りっスね、マジリスペクトっスわ」


【行動安価】
1 共闘提案
2 別行動

↓1

月久「姉さんを見込んで一つ頼みが! 姉さんについてっても構わないでしょうか! もう一人は耐えられないっス!」

梓「え、別にいいけど」

月久「マジっスか! やった、頼んでみるもんっスね!」

あっさりと承諾する梓。
土下座から一転して、小躍りせんばかりに月久は飛び上がった。

梓「じゃ、いざという時は囮役お願いね」

月久「…………あれ?」
 

生徒会のターン

1~2 乖離
3~4 楔
5~6 ツバメ
7~8 和泉
9~0 再判定

コンマ判定
↓1

ツバメ「……何だ、今の音は」

突如として聞こえた轟音と衝撃に、ツバメは警戒心を強めながら、窓から身を乗りだし階下を確認する。
果たして彼女の目に写ったのは、辛うじて外観を保つも、破壊され尽くした廊下とそこから溢れ出す黒煙であった。

「あれは亜鶴田の爆弾か? しかし、罠にしては威力が……まさか、転校生と?」


遭遇判定
1 朝姫
2 光
3 梓&月久
4 咎
5 乖離
6 楔
7 和泉
8 等院
9 キラー
0 再判定

↓1

「どうやらただならぬ事態のようだ」

ツバメ「!? 何奴!」

何者かの気配と声に反応し、ツバメの腰の刀を構え直した。
すぐにでも抜刀できるように、体勢を整える。

ツバメ「隠れていないで姿を現したらどうだ!?」

「姿を現すも何も、君の目の前にいるよ」

ツバメ「何?」

言われて見回すが、目の前にあるのは電気スタンドだけ――

「そんなに見つめないで欲しいね」

電気スタンドがクネクネと自身を折り曲げ、お辞儀らしき仕草をした。
次いで、いったいどこから発声しているかわからない声が続く。

光「はじめまして、私はグラナダ 光。番長グループの魔人だ」


1~3 戦闘開始
4~6 共闘提案
7~9 一時休戦
0   再判定

コンマ判定
↓1

光「今、学園に転校生が来ていることは知っているだろう。このままでは我々は全滅しかねない。手を組むか、そうでなければ、一旦休戦を――と提案しようと思ったのだが。どうやら聞くだけ無駄そうだね」

ツバメは刀を抜き放ち、その切っ先を光に向けていた。

ツバメ「あいにくだが、それは私の一存で決められることではないし、私は殺しあっていた敵と肩を並べて戦えるほど器用でもない」

光「戦うしかないのか、残念だね」


【行動判定】
1~5 光
6~0 ツバメ

コンマ判定
↓1

ツバメの行動

通常攻撃選択

ダメージ判定
1~3 -1
4~6 -2
7~9 -3
0   -5

コンマ判定
↓1

ツバメ「ハァッ!!」

気合いの叫びと共に振られた刀が、電気スタンドに直撃する。
しかし、切れない。

光「残念ながら、そう簡単にはやられないよ。これでも鍛えているのでね」

くねくねと身体をねじ曲げて、健在をアピールする電気スタンド。
多少ボディがへこみはしていたが、切断には至らなかった。

ツバメ「ならば、切れるまで切り続けるだけだ!」


光 5/7 4/4

ツバメ 9/9 4/4


【行動判定】
1~5 光
6~0 ツバメ

↓1

ツバメの行動

通常攻撃選択

ダメージ判定
1~3 -1
4~6 -2
7~9 -3
0   -5

コンマ判定
↓1

ツバメ「――疾!」

返す刀で袈裟斬り、胴薙ぎ、兜割りと斬撃が連続して繰り出される。

光「ウッ、クッ……ガッ!」

身体をくねらせ、あるいは飛びはね、電気スタンドは斬撃を回避し続ける。
が、ついには手痛い一撃を喰らってしまい、苦悶の声が漏れた。

ツバメ「さぁ、往生しろ!」


光 3/7 4/4

ツバメ 9/9 4/4


【行動判定】
1~5 光
6~0 ツバメ

↓1

ツバメの行動

通常攻撃選択

ダメージ判定
1~3 -1
4~6 -2
7~9 -3
0   -5

コンマ判定
↓1

ツバメ「これで――終わりだ!」

閃光の軌跡を描いて、刀が電気スタンドを通過した。
一瞬遅れて、金属が断ち切れる音が響く。

光「」

電気スタンドは無言のまま崩れ落ち、重力に従って床に落下した。電球が砕ける耳障りな音が木霊する。

電気スタンドの表情など、ツバメには分かるはずもなかったが、バラバラになった彼はどこか満ち足りて死んでいるように感じられた。
 

転校生のターン

1~5 等院
6~0 キラー

コンマ判定
↓1

キラー『ああ、煤が落ちねェ……』

崩壊した廊下から歩み出た転校生、キラーはゴシゴシと宇宙服のヘルメットを擦る。
いくらダメージを受けないとはいえ、魔人を殺せば返り血は飛ぶし、相手の能力の影響で服が汚れる場合もある。
視界が狭まるのは何となく気分が悪いし、不意討ちを受ける可能性も高まる。

キラー『いッそ屋上からウイルスばら蒔くかァ? それなら反撃受けねェし』


【遭遇判定】
1 朝姫
2 梓&月久
3 咎
4 乖離
5 楔
6 ツバメ
7 和泉
8 等院
90 再判定

コンマ判定
↓1

等院「あれ、キラーさん? どうしたんです、その格好」

煤をはらうキラーに、窓からひょこっと顔を出した黒い影が話しかけた。

キラー『あァ? 等院か。自爆特攻、喰らッてな』

キラーはヘルメットを擦る手は止めずに、簡単に事情を説明する。

等院「っていうことは、もう一人目仕留めたんですね。すごいなあ、尊敬するなあ。ぼくなんかいまだ0人ですよ」

キラー『もうちョい、ペース上げてェとこだな。こんなんじャ、いつ【報酬】が手に入るか分かりャしねェ』

キラー『ああ、そうだ。等院、前が見えねェんだが、その辺に水場なかッたか?』

番長グループのターン

操作する魔人を、番長グループの中から一人選択してください。

↓1

咎「転校生か。この波乱、こいつは実に僕好みの状況だ」

学ランに身を包む、この生徒の名は黒尽 咎。一見、どこにでもいそうな普通の学生だが、【ハルマゲドン】時の学園を歩く彼は当然魔人であり、番長グループの一員である。
歩く彼の周囲にはいくつかの黒い球体が出現し、衛星のように回転しては消えていく。

咎「できれば、場をめちゃめちゃに荒らして欲しいね。その後、誰かと相討ちになってくれれば理想的だ」

人当たりのよさそうな、それでいてどこか不安を感じさせる笑顔が浮かぶ。
彼が求めるもの、それは誰も幸せにならないバッドエンドである。


【遭遇判定】
1 朝姫
2 梓&月久
3 乖離
4 楔
5 ツバメ
6  和泉
7 等院
8 キラー
90 再判定

コンマ判定
↓1

等院「争いが好きなんですか? ぼくには理解できないですね。平和ほど尊いものはないのになあ」

咎が振り向くと、そこに立っていたのは黒髪、黒目、黒い学ラン。
たった今、メールで確認したばかりの特徴を持つ魔人であった。

咎「君は、まさか……!」

等院「平 等院です。あなたは平和の邪魔ですね」


【行動判定】
1~9 等院
0   咎

↓1

等院の行動

通常攻撃選択

【ダメージ判定】
1~3 -1
4~6 -2
7~9 -3
0   -5

コンマ判定
↓1

等院「消えてください」

等院が、手に持っていた小さな瓦礫を投げつけた。
飛来物は回転する球体の隙間をぬって、咎の身体に直撃した。
礫に撃ち抜かれた勢いのままに、彼の身体が後退する。

咎「くっ……!」

咄嗟に、咎は自身を守らせるために浮遊させていた球体を全て消滅させた。身体に当たれば、自分であろうと削りとられてしまう。

等院「平和を邪魔する人間がいなくなれば、世界はもっとよくなる。そう思いません?」


等院 10/10 10/10

咎 4/5 6/6

【行動判定】
1~9 等院
0   咎

コンマ判定
↓1

等院の行動

通常攻撃選択

【ダメージ判定】
1~3 -1
4~6 -2
7~9 -3
0   -5

コンマ判定
↓1

咎「僕の求める平和は皆が平等に不幸な結末だ!」

叫び、咎は等院に殴りかかった。右の拳が転校生の顔にぶち当たる。
が――

咎「が……ッ!?」

殴りかかった咎の拳の方が砕けていた。反対に等院には何のダメージも見当たらない。
コンクリート程度であれば軽く砕く魔人の拳打も転校生には通用しない。

等院「そうですか。じゃあ、ぼくがあなたを不幸にしてあげましょう」


等院 10/10 10/10

咎 2/5 6/6

【行動判定】
1~9 等院
0   咎

コンマ判定
↓1

等院の行動

通常攻撃選択

【ダメージ判定】
1~3 -1
4~6 -2
7~9 -3
0   -5

コンマ判定
↓1

顔に当たった拳の手首を掴む転校生。
そのまま手首を握り潰しながら、もう一方の手で咎の首に手を添え、力をこめる。

咎「グ……ウグ……ッ!」

等院「良かったですね。もうすぐ、あなたに真の平和が訪れますよ」


等院 10/10 10/10

咎 1/5 6/6

【行動判定】
1~9 等院
0   咎

コンマ判定
↓1

――ゴキャ

咎「」

何かが折れる音と共に、咎の身体が脱力する。
その虚ろな瞳には、もう何の色も写ってはいなかった。

等院「これがあなたの望みですか。変わってますね」

生徒会のターン

1~2 乖離
3~4 楔
5~6 ツバメ
7~8 和泉
9~0 再判定

コンマ判定
↓1

楔「さーて、実験台はどーこっかな~」

白衣の裾をはためかせ、楔は校舎を走り出す。
気分が乗ってきたので、テンションのままに道中の窓ガラスを叩き割りながら駆けていく。バイクが放置してあれば、配線をいじってエンジンをかけていただろう。
生徒会の人間がそんなことしていいのか、などと思ってはいけない。
彼女が所属している理由は、ひとえに敵相手ならいくらでも実験していいからに他ならない。

楔「ふんふふふ~ん♪」


【遭遇判定】
1 朝姫 
2 梓&月久
3 乖離
4 ツバメ
5 和泉
6 等院
7 キラー
890再判定

コンマ判定
↓1

楔(おお、誰か見っけ)

楔が発見したのは、弓道着に身を包んだ女生徒と典型的な不良の格好をした男子生徒の二人組だ。

楔(転校生、じゃないっぽい。じゃ、番長グループの奴らはかな? じゃあ実験――あ、待てよ。転校生がいるなら協力した方がいいのかな)


1~3 戦闘開始
4~6 共闘提案
7~9 一時休戦
0   再判定

コンマ判定
↓1

失礼。ミスがありました。

1 巻き戻して乖離で
2 このまま続行

↓1~3

楔から共闘が申し込まれました。

梓&月久は――
1 共闘する
2 拒否する

【行動安価】
↓1

楔「じゃ、そういう訳でこれからよろしく!」

梓「いっておくけど、転校生を撃退するまでの一時的なものだからね。終わればまた、敵同士だから」

楔「だいじょぶだいじょぶ! 分かってる分かってる! あ、そうだ。名前何て言うの? 私は州崎 楔っていってね――」

マシンガンのように喋り続ける楔を横目に、月久は梓に耳打ちした。

月久「……いいんスか? 生徒会と手を組んで」

梓「今は手が多い方がいいわ。それに、以前見たことがあるけど、彼女の能力は強力だしね」

転校生のターン

1~5 等院
6~0 キラー

コンマ判定
↓1

キラー『おお、とれたとれた』

煤を洗い落とし、キラーは蛇口の栓を締めた。すでに、ヘルメットはピカピカになっている。
宇宙服は気密性が高いので、乱暴に水をかけても平気なのだ。

キラー『さァて、お仕事再開だ』


【遭遇判定】
12 朝姫
34 梓&月久&楔
56 乖離
78 ツバメ
90 和泉
ぞろ目 等院

コンマ判定
↓1

楔「顔を洗う転校生見れるなんて、なかなかのレアケースだよね」

月久「マジでやるんすか? もうちょい人数集めた方が……」

梓「……今なら、奴はこっちに気づいていない。奇襲をかけるなら、絶好のチャンスよ」


【行動判定】
1~7 三人組
6~0 キラー

コンマ判定
↓1

ミス

8~0 キラー

安価下

三人組の行動安価

1 通常攻撃
2 梓の能力使用(ダメージ0に固定。現在カウント0。精神を0消費)
3 月久の能力使用(生成する分身数を指定してください。最大5体まで生成可能。分身生成数一体につき精神を2消費)
4 楔の能力使用(精神を1消費)
5 複数能力使用(使用する能力を選択してください)
6 逃走(消費する体力か精神を選択)

↓1

月久「いくっスよ分身たち!」

号令と共に、月久そっくりの姿をした二体の分身が転校生に飛びかかる。

キラー『あァ!?』

キラーが面食らった瞬間を狙って、梓が矢を放った。狙い違わず、矢が宇宙服に命中する。
が、刺さらない!

梓(くっ、能力を使うべきだった!?)

キラー『残念だったな、効かねェよ!』

後悔するが、もう遅い。
すでに混乱から立ち直ったキラーは、宇宙服を操作し、通気口を開いていた。そこから、わずかに黒いガスのような気体が漏れ出す。

楔「させるかあ! これでもくらえー!」

楔が通気口を目掛けて、薬品の入った試験管をむやみやたらに投げつけた。
その多くは狙いを外れたが、いくつかの試験管は通気口に直撃し、薬品が宇宙服の内部に入り込む。

キラー『なッてめェ何を!?』

キラーが確認した時には、何らかの反応を起こしたのか固体となった液体で通気口が塞がれてしまっていた。

キラー『通気口は一つじャねェ。潰したところで意味ねェぞ』

楔「ふふん、それはどうかなー? プレゼントはそれだけじゃないよー?」


・キラーに毒が付与されました


梓 4/4 5/5

月久 4/4 6/10

分身1 1/1 1/1

分身2 1/1 1/1

楔 8/8 8/9

キラー 10/10 10/10 【毒】


【行動判定】
1~8 三人組
9~0 キラー

コンマ判定
↓1

三人組の行動安価

1 通常攻撃
2 梓の能力使用(ダメージ0に固定。現在カウント0。精神を0消費)
3 月久の能力使用(生成する分身数を指定してください。最大3体まで生成可能。分身生成数1体につき、精神を2消費)
4 楔の能力使用(対象はすでに【毒】が付与されています。精神を1消費)
5 複数能力使用(使用する能力を選択してください)
6 逃走(消費する体力か精神を選択)

↓1

月久「これでもくらうっス!」

転校生の背後に回り込んだ月久が、後頭部に向けて鉄パイプを振り下ろす。
しかし――

キラー『効かねェ、ッつッてんだろ!』

鉄パイプは半ばから無惨にへし折れた。
振り返った転校生が、月久に殴りかかる。

梓「離れて!」

梓の放つ矢が、キラーと月久の間隙を貫く。
転校生には普通の攻撃が効かない。だが、突然の矢は、その動きを一瞬止めることはできた。
その隙に、月久は転校生と距離を取る。

月久「助かったっス! 姉さん!」

梓「気をつけて! あいつ、攻撃が効かない……!」

月久の鉄パイプ。梓の矢。そのどちらも、相手に何のダメージも与えていない。

月久「攻撃が効かない奴なんてどうすりゃいいんスか!?」

楔「そうかなー。普通の攻撃効かないなら、普通じゃない攻撃すればいいんじゃないかな?」


梓 4/4 5/5

月久 4/4 6/10

分身1 1/1 1/1

分身2 1/1 1/1

楔 8/8 8/9

キラー 9/10 10/10【毒】


【行動判定】
1~7 三人組
8~0 キラー

コンマ判定
↓1

三人組の行動8: 再開します ◆zEpUIq8bsU [saga]
三人組の行動安価

1 通常攻撃
2 梓の能力使用(ダメージ0に固定。現在カウント0。精神を0消費)
3 月久の能力使用(生成する分身数を指定してください。最大3体まで生成可能。分身生成数1体につき、精神を2消費)
4 楔の能力使用(対象はすでに【毒】が付与されています。精神を1消費)
5 複数能力使用(使用する能力を選択してください)
6 逃走(消費する体力か精神を選択)

↓1

ミス。


三人組の行動安価

1 通常攻撃
2 梓の能力使用(ダメージ0に固定。現在カウント0。精神を0消費)
3 月久の能力使用(生成する分身数を指定してください。最大3体まで生成可能。分身生成数1体につき、精神を2消費)
4 楔の能力使用(対象はすでに【毒】が付与されています。精神を1消費)
5 複数能力使用(使用する能力を選択してください)
6 逃走(消費する体力か精神を選択)

↓1


安価下

梓「……二人共、時間を稼いでくれる?」

転校生を見据えながら、梓が二人に小声で耳打ちする。
弓に新たな矢をつがえ、目標へと狙いを定めるが、相手はすでに梓を脅威と捉えていないのか、ゆっくりと歩み寄ってくる。

梓「……私の能力なら、多分、奴にも通用する。でも、少し発動まで時間がかかる……!」

月久「その時間を稼げってことっスね……!」

楔「あ、今すごい言いたい台詞見つけたよ! 時間稼ぐのはいいけど倒しちゃってもいいんだよね! 答えは聞いてない!」

梓「話は決まったわね……! 『食らいなさい、転校生』!」

宣言と共に放たれた矢は、まるで見当違いの方向に飛んでいった。


梓 4/4 5/5

月久 4/4 6/10

分身1 1/1 1/1

分身2 1/1 1/1

楔 8/8 8/9

キラー 8/10 10/10【毒】


【行動判定】
1~7 三人組
8~0 キラー

コンマ判定
↓1

キラーの行動

能力使用


キラー『パンデミックッて、知ッてッかァ?』

再び、キラーが宇宙服を操作した。
薬品によって塞がれた箇所とは別の通気口が開き、ガスが噴出する。

楔「パンデミック? って、まさかウイルス!?」

楔の言葉通り、ガスの正体はキラーの魔人能力によるウイルスである。

【キラー・ド・エン・ド】。
キラーの身体の一部ともいえる『キラーウイルス』を生成・拡散させる能力である。
空気中に撒き散らされたウイルスに感染したものは身体のリミッターが解除され、常に火事場の馬鹿力を発揮できる状態へと強制的に強化させる。
その効果は絶大であり、息をしてさえいれば瀕死の人間すら万全を越えた状態で甦らせることさえ可能である!

キラー『ただし、急激な強化に身体が耐えられねェだろうがなァ』


・梓、月久、分身1、分身2、楔に【キラーウイルス】が付与されました。


梓 10/10 10/10【キラーウイルス】

月久 10/10 10/10【キラーウイルス】

分身1 10/10 10/10【キラーウイルス】

分身2 10/10 10/10【キラーウイルス】

楔 10/10 10/10【キラーウイルス】

キラー 7/10 9/10【毒】


【行動判定】
1~9 三人組
0   キラー

コンマ判定
↓1


三人組の行動安価

1 通常攻撃
2 梓の能力使用(ダメージ0に固定。現在カウント1。精神を0消費)
3 月久の能力使用(生成する分身数を指定してください。最大3体まで生成可能。分身生成数1体につき、精神を2消費)
4 楔の能力使用(対象はすでに【毒】が付与されています。精神を1消費)
5 複数能力使用(使用する能力を選択してください)
6 逃走(消費する体力か精神を選択)


↓1

月久「身体から力が溢れて止まらねっス! 今ならもう何も怖くねぇっスよ!」

身体の奥底から溢れ出す力と衝動に身を任せ、月久は二体の分身と共に転校生の意識を梓から逸らすべく、その回りを跳ね、撹乱させる。

梓「……州崎さん、これって」

弓を構える梓もまた、自身の変化に困惑していた。弦を引く手にもう少し力を込めれば、引き絞った弦ごと弓その物を壊してしまいそうなのだ。しかも、時間の経過と共に身体の制御が効かなくなっていっている気さえする。

楔「うーん、多分さっきのウイルスかなあ。しかも、困ったことにこのまま身体がパワーアップし続けると――身体自体が耐えられないかも」

梓「なら、決着を急がないと! 『当たれ』ぇ!」

二射目の矢が、外れる。


梓 10/10 10/10【キラーウイルス】+1

月久 10/10 10/10【キラーウイルス】 +1

分身1 10/10 10/10【キラーウイルス】 +1

分身2 10/10 10/10【キラーウイルス】+1

楔 10/10 10/10【キラーウイルス】 +1

キラー 6/10 9/10【毒】


【行動判定】
1~9 三人組
0   キラー

コンマ判定
↓1

22:30頃に再開します

三人組の行動安価

1 通常攻撃
2 梓の能力使用(現在カウント2。精神を2消費)
3 月久の能力使用(生成する分身数を指定してください。最大5体まで生成可能。分身生成数1体につき、精神を2消費)
4 楔の能力使用(対象はすでに【毒】が付与されています。精神を1消費)
5 複数能力使用(使用する能力を選択してください)
6 逃走(消費する体力か精神を選択)


↓1

梓「これで、三回――あっ!」

つがえようとした矢が、手の中でへし折れた。
ウイルスによる強化の弊害だ。もはや時間はあまり残っていない。

楔「前見て前!」

楔の声に顔をあげれば、梓の前に転校生が迫っていた。

月久「姉さん離れて!」

三人の月久が転校生に飛びかかる。その隙に梓は距離を取った。
分身たちにまとわりつかれた転校生は、鬱陶しそうに彼らを振り払う。
しかし、ふと動きを止めて呟いた。

キラー『妙だ……身体がうまく動かねェ。まさか、さっきの薬かァ……?』


梓 10/10 10/10【キラーウイルス】+2

月久 10/10 10/10【キラーウイルス】 +2

分身1 10/10 10/10【キラーウイルス】 +2

分身2 10/10 10/10【キラーウイルス】+2

楔 10/10 10/10【キラーウイルス】 +2

キラー 5/10 9/10【毒】


【行動判定】
1~9 三人組
0   キラー

コンマ判定
↓1


三人組の行動安価

1 通常攻撃
2 梓の能力使用(現在カウント2。精神を2消費)
3 月久の能力使用(生成する分身数を指定してください。最大5体まで生成可能。分身生成数1体につき、精神を2消費)
4 楔の能力使用(対象はすでに【毒】が付与されています。精神を1消費)
5 複数能力使用(使用する能力を選択してください)
6 逃走(消費する体力か精神を選択)

↓1

月久「よくわかんねえけど、力がみなぎってる今なら――!」

月久が二体の分身と共に、転校生に襲いかかる。
蹴り、パンチ、鉄パイプ。手数を生かした連続攻撃、だが――

キラー『まだ理解してねェみたいだな。効かねェんだよ』

キラーは意にも留めなかった。歩みを止めることなく、弓を構える梓と白衣から取り出した試験管を構える楔の元のへ向かう。

梓「これならどう!? 『狙い撃――』」

瞬間、ボギッ、と音を立てて梓の構える弓が折れた。

梓「え……」

梓の腕が痙攣していた。いや、梓だけではない。楔も全身を小刻みに震わせ、月久とその分身たちも廊下に倒れ伏している。

キラー『あァ、タイムリミットだなァ』

まるでキラーのその言葉がきっかけになったように、梓の腕が落ちた。

梓「え……」

呆然とする梓に追い討ちをかけるかのごとく、次いで足が崩れる。
身体のあちこちが砂とも塵ともつかないものへと、あっという間に変わり変わっていく。
見れば、仲間たちもまた同様の運命を辿っていた。

梓「い、いや、死――」

最後まで言い切ることなく、全身が崩れ落ちた。
番長グループと生徒会の、奇跡のような連合はここで全滅した。


梓 10/10 10/10【キラーウイルス】+3

月久 10/10 10/10【キラーウイルス】 +3

分身1 10/10 10/10【キラーウイルス】 +3

分身2 10/10 10/10【キラーウイルス】+3

楔 10/10 10/10【キラーウイルス】 +3

キラー 4/10 9/10【毒】


・【キラーウイルス】により、梓、月久、分身1、分身2、楔が死亡しました
 

【information】

・【転校生】を打倒できる可能性のある魔人が全滅しました

・これにより、【転校生】陣営の勝利が確定しました

――【ハルマゲドン】は終結した。

生徒会と番長グループ、両陣営の闘争の結果は相討ちによる全滅。
ただの一人も生存者は残らず、この戦いの全容を知る者はいない。

【ハルマゲドン】後、一人の生徒が行方不明と
なったこと以外に、この戦いに異次元の魔人が関与した証拠は残らなかった――。
 

新たに【ハルマゲドン】を開始しますか?
 

【ハルマゲドン】勃発の理由を教えてください。
(なければ無しでも構いません)

↓1

進級試験用答案用紙争奪戦

進級試験!

学生にとって、決して逃れられないイベントが近づいていた。

留年を回避するため、番長グループは試験用の答案を盗み出すことを画策する。
一方、その情報を掴んだ生徒会もまた、不正行為を防ぐため、行動を開始した。

両陣営は互いに五人の魔人を選出し、片や盗み、片や警備に力をそそぐ。

今ここに、進級をかけての戦いが始まる――!
 

どちらの陣営で戦いますか?

・生徒会
・番長グループ

↓1

生徒会所属の魔人を作成します。

【キャラクターシート】にそって魔人を作成してください。

生徒会所属の魔人
↓1~5

【名前】音尾 元近(おとお もとちか)
【性別】男
【学年】3
【服装・格好】草臥れた制服を着た老け顔 130㎝位の洋風の少女人形(マリー)を連れている
【性格】普段は腰が低いがマリーを嘲られたり傷をつけられるとブチギレる
【能力名】ディアマイドーター
【能力内容】人形に意思を与え簡単な命令なら自律しなが行動させることができる(複数可能)
【その他】幼い頃父親のせいで妹を亡くした
自分が父親なら妹は不幸にならなかったという思い込みから魔人に目覚めた


【名前】 サブ間 林太郎
【性別】 男
【学年】 一年
【服装・格好】 潜水服
【性格】 基本的には忠実で誠実、普段は潜水服を着ていて喋れないので、筆談とボディランゲージで他者と会話する
【能力名】呑浮翌羅拠(どんぶらこ)
【能力内容】
自身と自身の着ているものと掴んでいるものを自在に地中や建物、など、生命体で無いものに潜らせることができる
手を離したり、体から離れたら効果は無くなるが、離れたものはそのまま残る
【その他】
生徒会側の偵察要員、かつて生徒会に所属していたある魔人に恩義があり、その人物がいなくなった今でも生徒会として活動している

>>229

能力名は呑浮羅拠でした

だいぶ時間が経ったから連取りするけど駄目な場合や新しくキャラが作成されたなら安価↓にしてください
ついでにあげときます

【名前】匣 小夜(はこ さよ)
【性別】女
【学年】2
【服装・格好】黒髪ショートボブで小柄な割に胸が大きいだぼついた制服をきた地味めな女子
【性格】基本真面目だがごく稀にチャラける
【能力名】絶対下校セレナーデ
【能力内容】声が届く範囲の目と目が合った相手を強制的に下校させる
下校した相手は24時間経たないと学園に近づけない
【その他】現在三股中

生徒会所属の魔人を登録しました。

番長グループ所属の魔人を【キャラクターシート】にそって作成してください。

ついでに、連取りの時間間隔の目安についてもご意見をお願いします。
(例)
・30分以上
・1時間以上
など

番長グループ所属の魔人
↓1~5


【名前】 互角 伊古流(ごかく・いこる)
【性別】 女性
【学年】 2年
【服装・格好】 学園の制服を規定道理に着用、三段警棒を隠し持つ
【性格】 常に相手と対等であろうとする、というのは嘘で相手を自分と同じレベルしないと気がすまない
【能力名】 対等の決闘(偽)
【能力内容】 一対一の場合、自分と同じ武器、自分と同じ身体能力を強要する
【その他】かなりの対人コンプレックスであり、少しでも自分より優れていると感じる相手にはまともに交流できない

>>233
個人的には一時間半位の間隔で良いと思う

番長グループ所属の魔人を登録しました。

>>239
ありがとうございます。では、最終レスから90分経過した場合、安価連取りありということで。

では、少々お待ちください……。
 

【生徒会】


【名前】音尾 元近
【体力】10
【精神】10
【能力名】ディアマイドーター
【能力内容】
・人形を戦闘に参加させる。精神を2消費。
・人形がいる時、自身の行動終了後、人形は行動権を得る。

【名前】人形
【体力】1
【精神】1

【名前】LIKA
【体力】6
【精神】7
【能力名】パーフェクト☆クラッキング
【能力内容】
・通常攻撃後、相手を【ハッキング】状態にする。精神を2消費。
・【ハッキング】状態の相手に、+1の固定ダメージを与える。連続して同じ相手に攻撃をおこなった時、固定ダメージは一回につき1ずつ増加する。

【名前】サブ間 林太郎
【体力】3
【精神】2
【能力名】呑浮羅拠刹
【能力内容】
・対象を一体指定する。次の行動判定時、相手が行動権を取得できなかった時、その対象は死亡する。対象の死亡時、体力を1消費。
・逃走時、体力と精神を消費せずに逃走できる。

【名前】鏡 言葉
【体力】5
【精神】5
【能力名】大公爵の仮面
【能力内容】
・コンマ判定により、効果が変わる。精神を2消費。
1~3 思考の察知
行動権を取得する。
4~6 変装 
対象を一体指定し、その人物に変装する。変装している間、指定した対象が所属する勢力から攻撃を受けない。自身が攻撃、または変装した対象と遭遇した時、変装は解除される。
7~9 幻覚
相手を強制的に逃走させる。
0  洗脳 
対象を一体指定する。指定した対象の所属を、自身が所属する勢力に変更する。

【名前】匣 小夜
【体力】3
【精神】5
【能力名】絶対下校セレナーデ
【能力内容】
・対象を1体指定し、このゲームから除外する。精神を2消費。
 

【番長グループ】


【名前】綺堂 光
【体力】3
【精神】8
【能力名】Ride on time!
【能力内容】
・バイクに変身する。バイク変身時、行動判定数値に+1する。精神を2消費。
・共闘相手がいる時、代わりに行動判定値に+2する。

【名前】互角 伊古流
【体力】6
【精神】3
【能力名】対等の決闘(偽)
【能力内容】
・相手の体力と精神の値を自身と同値にする。この効果は一対一の時しか使えない。体力を1消費。
・能力を使用した時、対象となった相手の能力が道具を使用する場合、相手は能力を使用出来ない。

【名前】主導院 絶覇
【体力】6
【精神】10
【能力名】絶対貫通
【能力内容】
・自身が行動権を取得した時、ダメージ判定数値に+2する。相手が行動権を取得した時、相手に2の固定ダメージを与える。精神を2消費。

【名前】茂場 昌義
【体力】7
【精神】7
【能力名】ブラッディアタック
【能力内容】
・【岩石】を戦闘に参加させる。【岩石】は共闘人数に含まない。精神を1消費。
・【岩石】が戦場にある時、通常攻撃後、もう一度行動判定をおこなう。この時、相手が行動権を取得しても行動出来ない。
・【岩石】が戦場にある時、自身は逃走出来ない。

【名前】岩石
【体力】2
【精神】2

【名前】朝霧 冷
【体力】8
【精神】8
【能力名】絶滅波動
【能力内容】
・自身を除く、戦闘をおこなっている全員に【被爆】を付与する。精神を2消費。
・【被爆】を付与された対象は3ターン経過後、死亡する。
 

勝利条件によるけどパッと見番長グループの方が有利そう

生存者を続投させる場合は、【ハルマゲドン】勃発時理由安価の際に付け加えてください。

勝利条件
・敵対勢力の全滅
・10ターン終了時点で、【答案用紙】を所持している
 

番長グループが進級試験の解答を盗み出そうとしている。

そんな情報を入手した生徒会は警備のために、五人の魔人を選抜した。
更に万全を期すため、金庫にしまいこむのではなく、試験の解答を一人の魔人に所持させる。
これで、力づくで奪われない限り答案は安全だ。

警備の要となる魔人、その名は――


託された生徒会の魔人は?
↓1

答案を託された魔人の名前は、音尾 元近。
彼を含めた五人の魔人が、番長グループと相対することになる。

学生の本分は勉学だ。
ならば、テストでいい点をとるために、命のやりとりをするのも致し方なし――。

今ここに、生徒会と番長グループの戦いが幕を開けた!
 

生徒会のターン 【1】

操作する魔人を、生徒会の中から一人選択してください。

↓1

元近「面倒なことになったな、マリー」

草臥れた制服を着て、西洋風の人形を連れた魔人の名は音尾 元近。
試験の答案を託されたことからも分かる通り、生徒会の中でも屈指の実力を持つ魔人である。

マリー「……」カタカタ

彼の言葉に反応したのか、西洋人形が勝手に動き出す。

元近「そうだね。早く終わらせて帰ろうか」


遭遇判定
1 LIKA
2 林太郎
3 言葉
4 小夜
5 光
6 伊古流
7 絶覇
8 昌義
9 冷
0 再判定

コンマ判定
↓1

元近「ッ! 危ないマリー!」

西洋人形を抱き抱え、元近は飛び退いた。
次の瞬間、極太のレーザー光線が二人のいた場所を通過する!

絶覇「外したか。さすがは生徒会屈指の実力者だ。尊敬に値する」

レーザーの発射地点とおぼしき方向から歩いてきたのは、軍服を身につけた女生徒だ。

絶覇「私の名は主導院 絶――」

元近「お前、今……マリーを狙ったな?」

元近にとって、彼女の名前などどうでもよかった。
重要なのは、今、こいつがした行為だけだ。

元近「……殺す!」


【行動判定】
1~5 元近
6~0 絶覇

コンマ判定
↓1

絶覇の行動

通常攻撃選択

ダメージ判定
1~3 -1
4~6 -2
7~9 -3
0   -5

コンマ判定
↓1

元近「死ね!」

激昂した元近が、絶覇に飛びかかる。
転校生に匹敵すと言われる程の実力を持つ元近だ。その一撃は並の魔人ならば、反応する前に屠られただろう。
だが、あらかじめ攻撃が来ると知っていれば話は別だ!

絶覇「一つ、教授しておこう」

絶覇の右腕から光が噴出し、その手にビームサーベルを形成する!

絶覇「兵法にこうある、『怒らせてこれを乱せ』とな!」

光の剣によるカウンターが元近の身体を切り裂いた!


元近 8/10 10/10

絶覇 6/6 10/10


【行動判定】
1~5 元近
6~0 絶覇

コンマ判定
↓1

絶覇の行動

通常攻撃選択

ダメージ判定
1~3 -1
4~6 -2
7~9 -3
0   -5

コンマ判定
↓1

元近「グゥ……ッ!」

絶覇「戦において、情報の価値は黄金に匹敵する。生徒会の中でも、注意すべき魔人については調査済だ」

ビームサーベルの一撃を受けて転がった元近を、冷たい目で見下ろす絶覇。
その目には何の感情も浮かんでいない、冬の湖面のようであった。敵に対して全く容赦がない。

絶覇「その人形を大事にしているのは、分かっていたからな。狙えば平静を失うのは予測できた」

ビームサーベルの切っ先を転がった元近へ向ける
。射出された光の剣は、そのまま足を撃ち抜いた。


元近 7/10 10/10

絶覇 6/6 10/10

【行動判定】
1~5 元近
6~0 絶覇

コンマ判定
↓1

絶覇の行動

通常攻撃選択

ダメージ判定
1~3 -1
4~6 -2
7~9 -3
0   -5

コンマ判定
↓1

元近「ウガァ……ッ!」

足を撃ち抜かれた元近が呻く。灼き貫かれ空いた傷穴を抑えながらも、何とか立ち上がろうとする。
が、彼の体勢が整うまで軍服の魔人は待つつもりはない!

絶覇「『兵は拙速を尊ぶ』。迅速に決着をつけよう!」

宣言通りに、数条の光線が元近を襲う!


元近 5/10 10/10

絶覇 6/6 10/10

【行動判定】
1~5 元近
6~0 絶覇

コンマ判定
↓1

元近の行動安価

1 通常攻撃
2 能力使用(人形を戦闘に参加させます。最大五体まで参加可能。一体につき精神を2消費)
3 逃走(消費する体力か精神を選択)

↓1

体力か精神を選択してください。
指定された方を1消費して逃走します。

↓1

今回はここまで。
お疲れ様でした。
 

22時頃から再開します。

参加できる方はいますか?

――ドシュ! ドシュン! 

空気の灼ける音と匂いが連続し、閃光が壁を、そして廊下を貫通する。
必死に転がって回避する元近だったが、ついに一条の光がその身体を撃ち抜いた!

元近「がは……ぁっ!」

絶覇「終わりだな」

軍服の魔人のかざした手のひらに、再び光が収束していく。

元近「ああ、終わりだ――お前との戦闘がな!」

不敵に笑った元近は、振り上げた手を床に思い切り叩きつけた!
レーザー光線を幾度も受けて穴だらけになっていた廊下は、魔人の渾身の一撃で呆気なく崩落する!
階下に落下する瞬間、絶覇が顔を歪めるのが元近の目に映った。

元近「マリーを守るんだ……ここは退くんだ……!」

西洋人形を抱きしめながら、元近は逃げ出した。
全ては娘を守るために――。


元近 5/10 9/10

絶覇 6/6 10/10
 

番長グループのターン

1~2 光
3~4 伊古流
5~6 絶覇
7~8 昌義
9~0 冷

コンマ判定
↓1

学園の一室。
鎮座された重厚な金庫に耳を押し当てて、鍵を開けようとしている女生徒がいた。

名前は互角 伊古流。番長グループの魔人である。

伊古流「………………」ムムム

金庫破りに全神経を集中させる彼女。
あまりの集中ぶりに、その後ろに誰かが立ったことにすら気づかなかった。

遭遇判定
1 元近
2 LIKA
3 林太郎 
4 言葉
5 小夜
6 光
7 絶覇
8 昌義
9 冷
0 再判定

コンマ判定
↓1

トプンッ――。

伊古流「――」ハッ

水中に何かが沈みこむような物音が聞こえ、伊古流はすぐさま背後を振り向いた。
しかし――そこには誰もいない。

伊古流「気のせい……?」


【行動判定】
1~6 伊古流 
7~0 林太郎

コンマ判定
↓1

伊古流の行動安価

1 通常攻撃
2 能力使用(体力を1消費)
3 逃走

↓1

ミス。伊古流は番長グループ所属でした。

伊古流の行動 

通常攻撃選択

【ダメージ判定】
1~3 -1
4~6 -2
7~9 -3
0   -5

コンマ判定
↓1

背後には、何もなかった。
伊古流は胸を撫で下ろし、作業を再開しようと金庫に向き直り――

林太郎「――」シュコー シュコー

伊古流「ぎゃあああああ!?」

金庫から潜水夫の生首が生えていた。
あまりの驚きに、伊古流は女子にあるまじき悲鳴をあげ、特殊警棒をその顔面に叩きつけた!


伊古流 6/6 3/3
林太郎 2/3 2/2

【行動判定】
1~6 伊古流
7~0 林太郎

コンマ判定
↓1

林太郎の行動安価

1 通常攻撃
2 能力使用(能力発動後、体力を1消費)
3 逃走(消費なし)

↓1

30分ほど離席します

安価下

林太郎「…………」シュコー

がしり、と顔面にめり込んだ警棒を潜水夫が掴んだ。

伊古流「ははは離せぇっっ!?」

パニックになりながら、伊古流は謎の潜水夫と警棒の引っ張り合いを開始した。
存外に強い力で、潜水夫は警棒ごと伊古流を金庫に引きずりこもうとする。

伊古流「この……っ! は、な、せ……! どわっ!?」

突然手を離され、伊古流は勢い余って後ろに倒れこんだ。
反動のまま、身体が硬い床に打ち付けられる――ことはなかった。

トプンッ――。

伊古流「えっ!?」

服が引っ張られたと思った瞬間、彼女の身体が床に沈み込む。

潜水夫の魔人、林太郎の魔人能力【呑浮羅拠】。
壁、床、地中、あらゆる物体に水中のように潜り込む物質潜行能力である。
その対象は自分にとどまらず、触れてさえいれば他人も能力範囲内におさめることが可能となる!
手を離した瞬間、床を泳ぎ、ひっくり返った伊古流の服を掴み、そのまま床の中に沈めるといった芸当も可能である!
そして、途中で手を離せば――

伊古流(う、動けない……!? 息も出来ない……!!??)

能力の効果範囲外となった相手は生き埋めとなる!


伊古流 6/6 3/3
林太郎 2/3 3/3

【行動判定】
1~6 伊古流
7~0 林太郎

コンマ判定
↓1

伊古流(や、やだ……暗い、冷たい、苦しい……! 誰か、誰か助けて! 誰でもいいから助けて!)

伊古流は非力な魔人である。
その特異な能力は、格上の魔人でも弱体化できるが、いかんせん物理的な力は乏しい。
石の牢獄に閉じ込められれば、なすすべもない。

伊古流(誰……か……)

その声は、誰にも届かなかった。


・互角 伊古流が死亡しました
 

生徒会のターン【2】

操作する魔人を一人選択してください。
>>241

↓1

番長グループに対する警戒から、生徒会の魔人たちはそれぞれが独自の校舎内を巡回していた。

その内の一人が、匣 小夜である。
ショートボブに黒い髪の毛。多少、だぼついた制服を着用しているが、それ以外は特徴的な格好が多い魔人の中ではいたって地味だ。
なお、その胸は豊満であった。


遭遇判定
1 元近
2 LIKA
3 林太郎
4 言葉
5 光
6 絶覇
7 昌義
8 冷
90 再判定

コンマ判定
↓1

再判定

コンマ判定
↓1

昌義「悪りいな、こっから先は通行止めだ」

小夜の前に、ターバンのような布を巻き付けた一人の魔人が立ちふさがる。

小夜「番長グループ……!」

昌義「ちょっと聞きたいことがある、ツラ貸してもらおうか」


【行動判定】
1~3 小夜
4~0 昌義

コンマ判定
↓1

昌義の行動

能力を使用


昌義「答案用紙はどこにある? 知ってんだろ、お前ら」

小夜「し、知ってても教えません!」

昌義「そうか、じゃあいいわ」

あっさりと引き下がった昌義。
その背後に、巨大な岩が浮かび上がる。

昌義「思い出したら言えよ? こいつにすり潰される前になあ……!」


小夜 3/3 5/5
昌義 7/7 6/7
岩  2/2 2/2

【行動判定】
1~4 小夜
5~0 昌義

コンマ判定
↓1

小夜の行動安価

1 通常攻撃
2 能力使用(精神を2消費)
3 逃走(体力か精神を選択して1消費)

>>241 242

↓1

小夜「あのう、帰らなくていいんですか?」

昌義「あ? 何言って――」

そう言いかけた昌義の目から、光が失われた。
小夜の魔人能力【絶対下校セレナーデ】による影響である。

元々、小夜は【希望崎学園】入学当初は一般人の生徒であった。
彼女が魔人能力に目覚めたのは、ある日、彼氏と学校の廊下を歩いていたときのこと。
進行方向から、別の彼氏が歩いてきたのだ。そう、彼女は複数人の彼氏と付き合っていた!
間が悪いことに、鉢合わせそうになったのだ!

小夜(何か用事思い出して帰って! 急用が出来て下校して!)

彼女の脳内が下校を願う言葉で埋め尽くされる!
そして、彼氏と目が合ったその瞬間――

彼女は魔人に覚醒した!

小夜と目が合った瞬間、その人物の脳内には『蛍の光』や『新世界』など、下校や退館を促す音楽がリフレインし、「下校しなければならない」という強迫観念に襲われる!
例え、目の前で恋人が寝取られようが、学外がバイオハザードが蔓延するデンジャラスゾンビな世界観になっていようとも、とにかく下校を優先するのだ!

『学校でなければ発動しない』『目を合わせる』といった条件はあるが、無力化という一点において生徒会で彼女の右に出る魔人はそういない。

もちろん、彼女が能力を活用し、いまも三股を続けているのは言うまでもない!

昌義「そうだ、とっとと帰んなきゃな……」

小夜「さようなら~」


・昌義がゲームから除外されました
 

番長グループのターン

1~3 光
4~6 絶覇
7~9 冷
0   再判定

コンマ判定
↓1

元近の策略による廊下の崩落から、からくも逃れた絶覇。
移動しつつ、携帯電話を操作する。

絶覇(私たちが陽動をかけている間に答案を盗み出す、その手筈だったが……)

答案を入手した報告もなければ、いくら電話をかけても連絡がつかない。
まさか、最悪の事態に陥ったとは考えたくないが――

絶覇(くっ、時間をかければ生徒会の増援が駆けつける。そうなれば、撤退するほかないというのに……!)


【遭遇判定】
12 元近
34 LIKA
56 林太郎
78 言葉
9 光
0 冷

コンマ判定
↓1

光「主導院、無事だったか!」

絶覇「綺堂か。見ての通りだ」

絶覇に近寄った魔人の名は、綺堂 光。
ライダースーツを着用し、フルフェイスを被ったその姿は、見た目は峠を攻めるライダーそのものだ。しかし、肝心のバイクはない。

光「そうだ、主導院――」


1~5 共闘
6~0 別行動

コンマ判定
↓1

光「他の奴と連絡が取れないんだ。念のために、いっしょに行動した方が良くないか?」

絶覇「――いや、一網打尽になる危険を考えれば、リスクの分散には大きな意味がある。このまま別行動がベストだろう」

光「そっか、そうだよな。分かった、お互いに気を付けようぜ」

絶覇「ああ、油断だけはするなよ。堅牢な壁も蟻の一穴で崩れるものだ」
 

生徒会のターン【3】

操作する魔人を一人選択してください。
>>241

↓1

今回はここまで。

お疲れ様でした。

戦闘前に使用できそうな能力は任意で発動できないんですか?(変装や人形の参加など)

>>327
その辺は調整不足でしたので、次回以降気を付けます。
指摘通り、強化や補助・索敵といった能力等は戦闘前に使用できるように調整します。
 

再開します

参加できる方、いますか?

何かに取り憑かれた様子で、校舎から出ていく魔人がいた。【絶対下校セレナーデ】によって、下校中の昌義である。

言葉「あれは……匣の犠牲者かな?」

窓から、その光景を眺める魔人がいた。
名前は鏡 言葉。執事服に仮面を着けたその姿は、どこか道化師を思わせた。細身の身体と中性的な声もあいまって、いまいちその性別は分からない。

言葉「さて、戦況はどうなっているのやら」


【遭遇判定】
12 元近
34 LIKA
56 林太郎
78 小夜

9  光
0  冷

コンマ判定
↓1

言葉「なるほど、やはりキミの犠牲者だったか」

小夜「犠牲者って言い方、やめてください。彼は自主的に下校したんです」

小夜と合流した言葉は、下校する魔人について説明を受けていた。
といっても、ほぼ言葉の予想通りの結果だったが。

言葉「ああ、そうだ。一つ、提案なのだが――」


行動安価
1 共闘提案
2 別行動

↓1

小夜「いっしょに、ですか? もちろん構いませんけど」

言葉「それはよかった。では行こうか」

共闘は快諾され、二人は並んで歩き出す。
しかし、心の中では、

言葉(彼女の能力は強力だ。いざという時は盾にしよう)

小夜(この人、男? 女? どっちだろう)

こんなことを考えていた。


・言葉と小夜が共闘関係になりました
 

番長グループのターン

1~3 光
4~6 絶覇
7~9 冷
0   再判定

コンマ判定
↓1

冷「これは、互角さん……ですか? 無様ですわね」

金庫の前の床から伸びた腕。力なく、だらんと伸びた腕を一瞥すると、それきり興味をなくしたかのように、金庫へと視線を移す。

冷「これが誰であれ、撃退した誰かは狙われた金庫に馬鹿正直にしまっておくことはしないでしょう。探すなら、別の場所ですわね」

貴族を思わせる和服に身を包んだ魔人――朝霧 冷は部屋を後にする。
残ったのは、皮膚が黒く変色した床から生える腕だけだった。


【遭遇判定】
12 元近
34 LIKA
56 林太郎
78 言葉&小夜
9 光
0 冷

コンマ判定
↓1

ミス。

0 再判定

安価下

短いですが、ちょっと時間がないので今回はここまで。
お疲れ様でした。

22:30分頃から再開します

冷「見つけましたわ、生徒会の方ですわね?」

元近「新手か……!」

部屋を出た冷が遭遇したのは、人形を抱き抱えた一人の魔人だった。その草臥れた制服には、所々に焼け焦げた穴が空いているたが、抱き締める人形には傷一つついてない。

冷(どうやら、主導院さんと戦ったようですわね。けれど、返り討ちにあったのか逃げられたのかは分かりませんが、仕留めきれないとは彼女も大したことありませんわね)


【行動判定】
1~6 元近
7~0 冷

コンマ判定
↓1

冷の行動

能力使用を選択


魔人の姿を確認した瞬間、冷は自身の能力【絶滅波動】を発動していた!

冷の魔人能力【絶滅波動】は、放射線拡散能力である!
自分の身体を、生命に対して有害そのものといえる放射線に変え、辺り一面に無差別にばら蒔くという迷惑極まりない能力! さらに厄介なことに、彼女はこの能力の使用に躊躇・ためらいが一切ない! 例え、味方が巻き込まれる状況であろうとも気にも止めずに使用するのだ!

番長グループでは、彼女対策にガイガーカウンターを常時準備していたほどである!

その危険な能力を彼女は発動した! ただ、テストでいい点を取るという自分のしあわせのため、ただそれだけのために!

冷「答案のありか、知っていますか?」



・元近に【被爆】が付与されました

元近 5/10 9/10 【被爆】
冷  8/8 6/8

【行動判定】
1~8 元近
9~0 冷

コンマ判定
↓1

元近の行動安価

1 通常攻撃
2 能力使用(最大四体まで人形を戦闘に参加可能)
3 逃走(体力か精神を選択し、1消費)

>>241
 
↓1

冷「どうなんですの? 答案のありかは――」

元近「マリー、お友達の力を借りてもいいかい?」

冷の質問に答えることなく、元近は腕の人形に話しかける。
冷が眉をひそめたその時――

マリー「……」カタカタ

元近「そうかい、ありがとう」

人形が、ひとりでに動いた。
ゾッとした冷が後ずさった瞬間、足に何かが触れる。視線を向ければ、そこにいたのは――

人形1「……」カタカタ

人形2「……」カタカタ

人形3「……」カタカタ

足にまとわりつく三体の人形だった。


元近 5/10 3/10【被爆】
人形1 1/1 1/1
人形2 1/1 1/1
人形3 1/1 1/1
冷  8/8 6/8
 

人形の行動安価

1 通常攻撃
2 逃走(逃走する人物(複数選択可)と、体力か精神を選択し、1消費)

>>241 

↓1

【ダメージ判定】
1~3 -1
4~6 -2
7~9 -3
0   -5

コンマ判定
↓1

人形の手に握られたオモチャのようなナイフ。
だが、その鋭さは本物だった。ナイフが冷の足に突き立てられ、流された赤い血潮がそれを確かに証明している!

冷「う、ああああぁっ!」

叫び、冷は傷みと恐怖の命じるままに人形たちを蹴り飛ばした。
転がった人形は廊下をバウンドしたが、目に見えない糸で操られているかのように立ち上がる。

冷「薄気味悪い能力ですわね……!」

元近「口の悪いお姉さんだね。マリー、真似しちゃいけないよ?」

マリー「……」カタカタ


元近 5/10 3/10【被爆】
人形1 1/1 1/1
人形2 1/1 1/1
人形3 1/1 1/1
冷  7/8 6/8

【行動判定】
1~5 元近
6~0 冷

コンマ判定
↓1

冷の行動

通常攻撃選択 元近を選択

【ダメージ判定】
1~3 -1
4~6 -2
7~9 -3
0   -5

コンマ判定
↓1

冷「口が悪い、ですか。ならば、淑女の振る舞いを見せてあげますわ」

言いつつ、冷は足に突き刺さった数本のナイフを引き抜いていく。

冷「借りたものは――利子をつけて返しますわ!」

投擲されたナイフが狙うのは三体の人形、ではなく。
元近、でもなく。
その肩に座る西洋人形――!

元近「マリー!」

咄嗟に、元近は人形を庇った。
その背中にナイフが深々と突き刺さる!


元近  2/10 3/10【被爆】
人形1 1/1 1/1
人形2 1/1 1/1
人形3 1/1 1/1
冷   7/8 6/8

【行動判定】
1~5 元近
6~0 冷

コンマ判定
↓1

冷の行動

通常攻撃選択 元近を選択

【ダメージ判定】
1~3 -1
4~6 -2
7~9 -3
0   -5

コンマ判定
↓1

日付が変わったので、今回はここまで。
お疲れ様でした。

音尾 元近が魔人として目覚めたのは、妹の死がきっかけだった。

心無い父親によって、幼い妹の命が無残に奪われた時、彼は「自分が妹の親であったならこんな悲劇は起こさなかった」と夢想した。ただひたすらに、妹が大切にしていた人形を抱きしめて、後悔に身を焦がす。
本来なら、そこで悲劇は幕を閉じる。だが、幸か不幸か彼は魔人に覚醒した。
人形を妹の写し身のように『認識』して。

ゆえに、妹であり、娘である人形を庇うことに何の躊躇いも存在しなかった。

元近「良かった……マリー、無事だね……」

マリー「……」カタカタ

元近「はは……こんなの何でも……」

冷「……気持ち悪い」

吐き捨てるように呟くと、冷は元近の背中を蹴りつけた。
刺さったナイフが、更に深く身体の内側に潜りこむ。

元近「がふ……っ!」

冷「人形遊びなど、余所でやって頂けませんか? ああ全く、気持ち悪い」

グリグリと背中のナイフを押し込み続けたが、ふと相手のいつの間にか途絶えていたことに気づく。
足を引っかけて転がしてみれば、人形遣いの魔人はすでに事切れていた。

冷「全く……死ぬなら私の役に立ってから死ねばよろしいのに――ん?」

マリー「……」カタカタ

人形が冷を見つめている。
何となく不快感を覚えた冷は足を高く上げ――降り下ろす。

ガシャン!

冷「無駄骨は嫌いですのに……あら?」

人形の残骸から、彼女は小さな物体を拾い上げる。
それは、USBメモリだった。

・元近が死亡しました
・冷が『答案』を入手しました

人形1 1/1 1/1
人形2 1/1 1/1
人形3 1/1 1/1
冷   8/8 6/8

【行動判定】
1~3 人形たち
4~0 冷

コンマ判定
↓1

人形たちの行動安価

1 通常攻撃
2 逃走(精神を1消費)

↓1

※申し訳ない、説明不足でした。精神が0になっても死亡はしません。

精神は能力使用、または行動判定時に参照する値なので、0になっても死亡しません。
今回は体力・精神ともに1なので死亡しない精神が自動選択されました。
仮に体力1・精神0の場合は逃走出来ません

説明不足だったので再安価
↓1

【ダメージ判定】
1~3 -1
4~6 -2
7~9 -3
0   -5

コンマ判定
↓1

冷「ふふふ、ようやく手にいれましたわ。試験の答案を!」

手にしたUSBメモリを大事に懐へとしまいこむと、くるりと踵を返して立ち去ろうとする。
人形遣いの魔人のことなど、すでに意識の外だった。

冷「さあ、もうこんな所に用はありません。早く帰って――」

薔薇色の未来に思いを寄せる彼女は気づいていなかった。
USBメモリを隠していた、少女の人形。
その人形が自分を睨み、小さく震えていたのは人形遣いの魔人が死亡していたあとだということに!

グサッ
 グサグサッ

冷「え?」

人間、予想外のことが起きると傷みよりも驚きが優先されるらしい。
それも当然。人形が身体に張り付き、ナイフを突き立てるなどという悪夢のような光景が起こったのだから!


人形1 1/1 1/1
人形2 1/1 1/1
人形3 1/1 1/1
冷   5/8 6/8

【行動判定】
1~3 人形
4~0 冷

コンマ判定
↓1

冷の行動

通常攻撃選択 人形3を指定

【ダメージ判定】
1~3 -1
4~6 -2
7~9 -3
0   -5

コンマ判定
↓1

冷「――っこの!」

我に返った冷は、人形の一体を掴むと思いきり床に叩きつけた。
衝撃でバラバラに壊れる人形。だが――

冷「くっ、逃がしましたわ……」

残り二体の人形は姿を消していた。
逃げたか、あるいは隙を窺っているのかは分からない。
物陰に走り去るのは辛うじて確認出来たが、それだけだ。

冷「どちらにせよ、玩具を片付けてからでないと危なくて帰れませんわね……!」

決意を固める彼女を見つめる、二つの影。

人形1「……」カタカタ

人形2「……」カタカタ


人形1 1/1 1/1
人形2 1/1 1/1
冷   5/8 6/8

【行動判定】
1~2 人形
3~0 冷

コンマ判定
↓1

冷の行動

通常攻撃選択 人形2を指定

【ダメージ判定】
1~3 -1
4~6 -2
7~9 -3
0   -5

コンマ判定
↓1

人形2「……」カタカタ

冷の背後から人形が忍び寄る。
その無防備な背中に、再びナイフを突き立てようとし――

冷「そこっ!」

攻撃を予測していたのか、標的の腕にあっさりと捉えられてしまった。
人形は短い手足を振り回して暴れるが、無駄な努力だ。魔人の握力はそんな抵抗はものともしない。

冷「ガラクタが……!」

少し、力を強める。
それだけで、手の中のものは『人形』から、『人形の残骸』へと変わる。

冷「あと、一体」


人形1 1/1 1/1
冷   4/8 6/8

【行動判定】
1  人形
2~0 冷

コンマ判定
↓1

冷の行動

通常攻撃選択

【ダメージ判定】
1~3 -1
4~6 -2
7~9 -3
0   -5

コンマ判定
↓1

人形1「……」カタカタ

仲間が握り潰された瞬間、もう一体の人形はナイフを構えて物陰から飛び出した。
しかし、

人形1「……」ガクンッ

つんのめり、無様に転んでしまう。
その足は、真っ黒に変色していた。

冷「ああ、人形にも効くんですのね、これ」

果たして、魔人たる冷の能力による放射線だからか。それとも元近の能力による自立意志を持った人形という新生物だからかは分からない。
だが、「念のために」と冷が全身から放っていた放射線は確かに人形を蝕んでいた。

人形1「……」ガクガク

人形は懸命にもがくが、まさしく糸の切れた操り人形同然だった。
和装の魔人にすぐそばまで近づかれても、襲いかかることも逃げることもできない。

冷「持ち主のいない玩具がどうなるか知ってます?」

いっそ優しさを感じさせる笑みを浮かべる冷。
そっと人形の上に片足を乗せ、

冷「ゴミ箱行き、ですわ」

そのまま体重をかけ、念入りに踏み潰した。

生徒会のターン【4】

操作する魔人を一人選択してください。

>>241

↓1

遅い時間になったので、今回はここまで。
お疲れ様でした。

23:30頃に再開します
誰かいますか?

LIKA「~~~~♪」

教室の席に座りながら、鼻歌を唄いつつノートPCを操作するメイドがいた。
生徒会所属の魔人、LIKAである。

軽いキータッチで操作されるPCの画面には、学園内の映像が映し出されていた。
学内に設置された監視カメラに接続し、彼女は座りながらにして、多くの情報を得ていたのだ。


【遭遇判定】
12 林太郎
34 言葉&小夜
56 光
78 絶覇
90 冷

コンマ判定
↓1

LIKA「ふふん、ぼくにはみーんなお見通しってね☆」

事実、彼女はこの答案争奪戦においてもっとも情報アドバンテージを持っているといっても過言ではないだろう。

伊古流が生き埋めになったことも、昌義が下校したことも、元近が倒れたことも全て、彼女はPC画面で確認していた。

LIKA「答案はこの冷ってコが持ってるんだね☆ じゃあ早速誰かに連絡して――」

「それは良いことを聞いた」

背後から声が聞こえた瞬間、メイド姿の魔人は横に飛んでいた。
身体をかすめた光の奔流がPCを机ごと灼き貫く。

LIKA「この攻撃は……!?☆」

床を転がった、メイドの目に入ったのは、

絶覇「また外したか、今日は調子が悪い」

光の弾丸を従えた、軍服の魔人であった。
【行動判定】
1~2 LIKA
3~0 絶覇

コンマ判定
↓1

絶覇の行動

通常攻撃選択 

【ダメージ判定】
1~3 -1
4~6 -2
7~9 -3
0   -5

コンマ判定
↓1

LIKA「主導院、絶覇……☆」

絶覇「私もお前を知っているぞ。生徒会の腕利きハッカー、LIKA」

軍服の魔人、絶覇の周囲でいくつもの光が渦を巻いていく。
その光景は、まるで銃に弾丸が装填される様を連想させる。

絶覇「先程の話は本当か? 冷が答案を入手したというのは」

LIKA「さあ、どうだったかな☆」

絶覇「そうか、困ったな」

軍服の魔人は溜め息をつき、

絶覇「苦手なんだ、拷問は。加減が分からなくてな」

展開させていたレーザーを一斉に射出した!



LIKA 3/6 7/7
絶覇 6/6 10/10

【行動判定】
1~2 LIKA
3~0 絶覇

コンマ判定
↓1

絶覇の行動

通常攻撃選択

【ダメージ判定】
1~3 -1
4~6 -2
7~9 -3
0   -5

↓1

LIKA「くっ!☆」

咄嗟にLIKAは全身を縮こませ、距離を取った。絶覇から少しでも離れ、被弾面積を小さくするためだ。
だが、その策は「やらないよりはまし」程度の効果しか発揮しなかった。
絶覇から放たれた光の軌跡は、全方位に縦横無尽に走り抜ける。教室中が無差別に灼かれ、貫かれ、焼き切られる。
一通り暴虐の限りを尽くすと、光が収まった。
そして、

絶覇「危うく殺してしまうところだった。気をつけなければな」

自嘲する軍服の魔人の視線の先。
そこには、光線に蹂躙され尽くした室内とボロボロの格好で転がるメイドの姿があった。


LIKA 2/6 7/7
絶覇 6/6 10/10

・絶覇 能力使用を選択

【行動判定】
1~2 LIKA
3~0 絶覇

コンマ判定
↓1

絶覇の行動

通常攻撃選択

【ダメージ判定】(補整+2)
1~3 -1
4~6 -2
7~9 -3
0   -5

コンマ判定
↓1

絶覇「簡単な質問だ。イエスかノー、ただそれだけでいい。冷が答案を手に入れたというのは本当か?」

倒れ伏したメイドに問いかけるが、反応はない。
試しに急所を外してレーザーを撃ち込んでみるが――

LIkA「…………」

やはり、反応はない。

絶覇「やれやれ、面倒だな」

生死を確認すべく、ボロ雑巾のように転がる魔人に近づいたその時――!
バネ仕掛けの人形のごとき俊敏さでメイド服の魔人は飛び起きた!

魔人能力『パーフェクト・クラッキング』。
対象をデータと『認識』することで、電子情報と同様に人体をクラッキングする能力である!
彼女はこの能力を自身に使用し痛覚や反射神経を破壊していた! ようは極めて高度な死んだふり
である!
一瞬の隙さえつければ、相手の体内器官をぐちゃぐちゃにできる捨て身のカウンター!
いわば最期の奥の手であった!

絶覇「『兵は跪道なり』か。悪くない策だ、看破されている点にさえ目を瞑ればだが」

その言葉を聞いたLIKAが最期に目にしたのは、今まさに自分に向かって放たれようとする極大のレーザー光線だった。


絶覇 6/6 8/10

・LIKAが死亡しました
 

番長グループのターン

1~3 光
4~6 絶覇
7~9 冷
0   再判定

コンマ判定
↓1

時間も遅いので、今回はここまで。
お疲れ様でした。

22:30頃から再開します。
誰かいますか?

冷「ふふふ、ふふ。ふふふ」

まったくもって笑いが止まらない。
少々はしたないが、冷はこみ上げてくる笑いを抑えるつもりはなかった。
答案データが収められたUSBメモリを手にした以上、もはや進級試験の通過は確定事項なのだから。
彼女は幸せの絶頂にいた。

冷「ふふふ。これでわずらわしい勉強などとはおさらばですわ」


【遭遇判定】
12 林太郎
34 言葉&小夜
56 光
78 絶覇
90 再判定

コンマ判定
↓1


再判定

コンマ判定
↓1

笑みを浮かべながら歩く彼女の背後に、いつの間にかそれはいた。

表情の分からないヘルメット。背中に背負った空気ボンベ。
潜水夫の格好をした魔人、生徒会所属の林太郎である。

林太郎「――」シュコーシュコー

音もなく床から浮かび上がった彼は、冷の背中に手を伸ばす。



【行動判定】
1  林太郎
2~0 冷

コンマ判定
↓1

冷の行動

通常攻撃選択

【ダメージ判定】
1~3 -1
4~6 -2
7~9 -3
0   -5

コンマ判定
↓1

林太郎「――――?」ガクン

一歩を踏み出そうとした林太郎の足がもつれた。
「このままでは床に激突した音で相手に気づかれる」そう考えた林太郎は、咄嗟に自身の能力を用いて床の内部に潜航していた。

それが彼の最期になるとは誰も思わなかっただろう。
林太郎は知るよしもなかった。冷が番長グループの仲間に被害が及ぶことなど気にもとめずに、無差別に周囲に放射線をばらまいていたことなど。

能力の使用者である冷自身も知らぬまま、林太郎は放射線に侵され、床の内部で息絶えた。



・サブ間 林太郎が死亡しました

生徒会のターン【5】

・生存している魔人が一組だけなので、自動的に言葉&小夜が選択されます

【遭遇判定】
1~3 光
4~6 絶覇
7~9 冷
0   再判定

コンマ判定
↓1

小夜「LIKAさん、ちょっと――ってこれは!?」

言葉「……どうやら、襲撃を受けたようだ」

監視カメラを掌握した生徒会屈指のハッカーのもとを訪れた二人。
その目に入ったのは、戦場跡となった教室と――辛うじてメイド服が確認出来たボロボロの死体。

小夜「LIKAさん!?」

死体のそばに駆け寄る二人。
その背後で、ロッカーの扉が音を立てずにゆっくりと開いていた。


・言葉の能力が使用出来ます
 使用しますか?

↓1

【言葉能力判定】

1~3 思考の察知
4~6 変装
7~9 幻覚
0   洗脳

コンマ判定
↓1

二人の後ろから金切り声が響く。

小夜と言葉が振り向けば、そこには軍服を着こなした一人の魔人が立っていた。
身構える小夜だったが、ふと相手の様子がおかしいことに気づく。
顔面を蒼白にし、小さく震えているのだ。まるで何か、ひどく恐ろしいものでも見ているような――。

絶覇「――――ッ!」ダッ

軍服の魔人は突然背を向けて走り出した。止める間もなくその姿は消え失せた。

小夜「な、なんだったんでしょう、今の。番長グループの魔人……?」

言葉「さあ? 何かこの世のものとも思えない恐ろしい幻覚でも見たんじゃないかな?」

そう嘯く言葉の手には、禍々しい装飾が施された仮面が握られていた。
 

番長グループのターン

1~3 光
4~6 絶覇
7~9 冷
0   再判定

コンマ判定
↓1

冷「何です、今の声?」

女性の悲鳴のような物音を聞きつけ、冷は足を止めた。
答案を盗みに入った魔人の内、女性は自分と伊古流と絶覇だけだ。伊古流は死んでいるのを確認したし、絶覇が悲鳴を上げるというのは少々想像できない。
では、生徒会の魔人だろうか?
番長グループの魔人が勝ったのならいいが、そうでないなら。

冷「……露払いが必要ですわね」


【遭遇判定】
1~3 言葉&小夜
4~6 光
7~9 絶覇
0   再判定

コンマ判定
↓1

光「待たせたな朝霧!」

冷「ええ。お待ちしてましたわ、綺堂さん」

携帯電話で連絡をとり、冷は光を呼び出していた。
バイク変身能力を持つ彼ならば、機動力は抜群だ。囮にしてもいいし、脱出手段にしてもいい。

さて、どうするか――。


1~5 共闘
6~0 別行動 

コンマ判定
↓1

冷「ご覧の通り、答案は入手しましたわ」

光「おお、さすがは朝霧だ!」

冷「あとは生徒会の連中から逃げるだけ。力を貸して欲しいのですわ」

光「任せろ、乗り遅れるなよ!」


・光と冷が共闘関係になりました
 

生徒会のターン【6】

【遭遇判定】
1~5 光&冷
6~0 絶覇

コンマ判定
↓1

小夜「見てください、あそこ」

言葉「番長グループの魔人か」

逃げ出した軍服の魔人を追った二人。彼女は見失ったものの、別の二人を発見していた。
しかも、その手には――

小夜「答案が入ったメモリ……! 何で……!?」

言葉「元近から奪ったんだろう」

小夜「そんな、生徒会最強の魔人ですよ?」

言葉「あの人形を人質にでもされたら、あり得ない話じゃあないだろう」

真相は分からない。
だが、相手が答案を入手したならばやることは一つ。
――奪い返すだけだ。


・言葉の能力が使用出来ます
 使用しますか?

↓1

人もいないようなので、今回はここまで。
お疲れ様でした。

22:30頃に再開します
誰かいますか?

・言葉の能力を使用しますか?(精神を2消費)

言葉 5/5 3/5

↓1

【言葉能力判定】

1~3 思考の察知
4~6 変装
7~9 幻覚
0   洗脳

コンマ判定
↓1

「」
言葉「…これを使うか」

言葉が、どこからともなく仮面を取り出した。
言葉の魔人能力『大公爵の仮面』を発揮するための道具である。
所持、あるいは装着することでそれぞれの仮面の特殊能力を使用できるのだ。
四種存在する内、今回取り出したものは他人の思考を察知する仮面。

言葉「……いくぞ」


言葉&小夜の行動安価

1 通常攻撃(対象を選択)
2 小夜の能力使用(対象を選択。精神を2消費)
3 逃走(消費する体力か精神を指定。1消費)

↓1

冷の目の前で、光があっという間にその姿を変化させていく。瞬き一つ終える頃、ライダースーツの魔人が立っていた場所には大型のバイクが鎮座していた。
エンジンを吹かせながら、バイクが冷に話しかける。

バイク『さあ朝霧、乗ってくれ! フルスロットルでぶっ飛ばすぜ!』

冷「ええ、よろしくお願いしますわ」

懐の解答を確認し、ほくそ笑みながら冷がバイクに近寄った瞬間――

黒い影が彼女の目の前を横切った。突然の出来事に、一瞬彼女の身体が硬直する。
いったいこいつはどこから出てきた。まるで意識の隙間に滑り込まれたかのような――

言葉「させないよ――匣!」

黒い影――執事服の魔人、言葉が、引き連れた小夜を、バイクの前に押し出した。

小夜「はい! バイクさん、あなた帰らなくてもいいんですか!?」

冷「はっ、何を言って――」

バイク『――そうか、そうだな! 早く下校しないと! 今すぐに! とにかく急いで!』

冷「はい!? 綺堂さん、あなた何を――」

バイク『フルスロットルで下校するぞ! 乗り遅れるなよ!』

『絶対下校セレナーデ』は相手を必ず下校させる。
まだ冷が乗っていなくても、USBメモリが冷の手にあろうとも! とにかく下校が優先される!

エンジンを限界までふかし、タイヤを焼きつくほどに回転させバイクは走り去っていった。

二人の生徒会魔人と、一人の番長グループ魔人を残して――。

・綺堂 光がゲームから除外されました
 

言葉 5/5 1/5
小夜 3/3 1/5
冷  4/8 6/8


【行動判定】

1~2 言葉&小夜
3~0   冷

コンマ判定
↓1

ミス。書き直します。
少々お待ちください……。

【ダメージ判定】
1~3 -1
4~6 -2
7~9 -3
0   -5

コンマ判定
↓1

冷「さあ、早くバイクに変身を。生徒会の増援が到着する前におさらばですわ」

光「ああ。いくぜ、乗り遅れ――」

変身のフレーズを口にしようとした瞬間、光と冷の前に黒い影が割り込んだ。
まるでそよ風のように、感じても気にも止めないような、意識の外側に滑り込まれる感覚に虚をつかれる二人。

影はその隙を見過ごさなかった。
手に持った辞典のような分厚い書物を振りかぶり、ライダースーツの魔人に叩きつける!

光「ごふぉっ!?」

ご丁寧にカドをえぐりこませていた。


言葉 5/5 1/5
小夜 3/3 3/5
光  1/3 8/8
冷  4/8 6/8

【行動判定】
1   言葉&小夜
2~0  光&冷

コンマ判定
↓1

光&冷の行動

通常攻撃選択 小夜を指定

【ダメージ判定】
1~3 -1
4~6 -2
7~9 -3
0   -5

コンマ判定
↓1

よほど、いい一撃をもらったのだろう。
光はフラフラとよろめき、足元が覚束ない。ヘルメットの隙間からはポタポタと赤い液体が流れ出している。

言葉「とどめだ」

再び、紙製の鈍器を振り上げる言葉。
だが――

冷「お待ちなさい。この女がどうなってもいいのかしら」

小夜「ひっ……」

冷が小夜の首筋にナイフを突きつけていた。
ほんの少し、力を込めて横に引けば彼女の首は掻き切られるだろう。
言葉はそれを確認し、

言葉「……」フイッ

興味なさげに視線を逸らした。

小夜「え、な、何で……」

冷「よろしいんですの? 本当に殺しますわよ?」

言葉「殺せばいい。私には関係ないね」

冷「そう、では」ヒュッ

小夜「ぁ――」


ナイフが一閃され、真っ赤な液体が吹き上がった。


言葉 5/5 1/5
光  1/3 8/8
冷  4/8 6/8


【行動判定】
1   言葉
2~0 光&冷

コンマ判定
↓1

光&冷の行動

通常攻撃選択

【ダメージ判定】
1~3 -1
4~6 -2
7~9 -3
0   -5

コンマ判定
↓1


小夜はたやすく殺された。
どうされようが関係ないと言い放った言葉。その目の前で、何故、冷は処刑を実行したのか。人質の価値がなくなったから? それもある。敵の戦力を削るため? それもある。
だが、一番大きな理由は言葉の注意を引くためだ!


光「うおおおおっ!」

叫び声を上げて、光が言葉に突進する!
反応が遅れた言葉を力任せに押し倒した!


言葉 4/5 1/5
光  1/3 8/8
冷  4/8 6/8

【行動判定】
1   言葉
2~0 光&冷

コンマ判定
↓1

言葉の行動安価

1 通常攻撃(対象を選択)
2 逃走(体力か精神を選択。1消費して逃走)

↓1

【ダメージ判定】
1~3 -1
4~6 -2
7~9 -3
0   -5

コンマ判定
↓1

言葉「くうっ……!」

光に組み敷かれる言葉。その細身の身体から想像できる通り、言葉は身体能力では他の魔人に劣る。
抑えつけられれば振りほどくことは難しい。

しかも、視界の端には血濡れたナイフを手に近づく冷の姿が映った。

言葉「離……れろっ!」

言葉にとって幸運だったのは、重く分厚い辞典の一撃を光が喰らっていたことだろう。
必死の抵抗が光をはね除けた。はね飛ばされた勢いで、近づいていた冷に光のヘルメットが衝突する。

冷「がっ!?」



言葉 4/5 1/5
光  1/3 8/8
冷  3/8 6/8

【行動判定】
1   言葉
2~0 光&冷

コンマ判定
↓1

今回はここまで。次回辺り決着がつくかもしれません。
お疲れ様でした。
 

23:15頃に再開します
 

光&冷の行動

通常攻撃選択

【ダメージ判定】
1~3 -1
4~6 -2
7~9 -3
0   -5

コンマ判定
↓1

言葉「うっ……!」

突如感じた痛みに、言葉が苦悶の声を漏らした。
押し倒された際のものかと感じたが、違う。見れば、身体にナイフが刺さっている。
投擲されたナイフが命中したのだと、理解した瞬間、さらに痛みが増した。

冷「やってくれましたわね……!!」

ナイフを投げつけた張本人は鬼気迫る表情で言葉を睨み付ける。



言葉 2/5 1/5
光  1/3 8/8
冷  3/8 6/8

【行動判定】
1   言葉
2~0 光&冷

コンマ判定
↓1

光&冷の行動

通常攻撃選択

【ダメージ判定】
1~3 -1
4~6 -2
7~9 -3
0   -5

コンマ判定
↓1

人がいないようなので、今回はここまで。
次回も同じ位の時間帯に再開します。

再開します。
誰かいますか?


>>487

コンマ判定
↓1

冷「どいつもこいつも私の邪魔ばかり……!」

冷の苛立ちは頂点に達していた。
せっかく答案を手に入れたというのに、訳の分からない邪魔が入る。自分の幸せの邪魔をするな。役に立たないならとっととくたばれ。

冷の偽らざる本心である。
テスト問題を盗みに来た罪悪感など、微塵もない。
彼女にとっては自分の邪魔をするものはすべからく悪なのだ。
躊躇なく、追撃する。鋭い蹴撃は狙い違わず、執事服に突き刺さったナイフを押し込み、さらに深く身体の奥にえぐりこませる。

言葉「がは……っ!」

冷「消えてくださります?」



言葉 1/5 1/5
光  1/3 8/8
冷  3/8 6/8

【行動判定】
1   言葉
2~0 光&冷

コンマ判定
↓1

光&冷の行動

通常攻撃選択

【ダメージ判定】
1~3 -1
4~6 -2
7~9 -3
0   -5

コンマ判定
↓1

そして、終わりが訪れる。
ナイフの柄すら身体に埋もれ、刃が背を貫通した頃には、執事服の魔人は抵抗する力を失っていた。
目からは命の輝きは消え失せ、持ち主の後を追うかのように仮面がひび割れる。

冷「ようやく、死にましたか。生徒会の魔人は、煩わしさと死ににくさも害虫並ですわね」


そう吐き捨てると、近くに転がっていたヘルメットを光に投げつける。
存外に手荒いパスを光はフラフラの身体で何とか受け止めた。

冷「綺堂さん、早くバイクに変身を」

光「あ、ああ。いくぞ、乗り遅れ――」

冷「そういうのはいいので、早く」

光「……はいっ!」

光のいい返事は、腰に備えられたガイガーカウンターが警告音を発したこととはきっと関係なかった。
 

 
――番長グループ襲撃の連絡を受け、生徒会の増援が到着した際には全てが終わっていた。

警備にあたっていた生徒会役員は、その全てが無惨な死体で発見された。
番長グループ所属と思われる生徒の死体も発見されたものの、関係を裏付ける決定的な証拠はなく、番長グループの関与は否定されることとなった。

なお、進級試験において一部の生徒が異様な程の高成績を修めていたがことが取り上げられたものの、やはり犯行の立証は出来ずに終わったのである――。


・番長グループの勝利
 

新たに【ハルマゲドン】を開始しますか?
 

【ハルマゲドン】勃発の理由を教えてください。
(ない場合はなしとしても構いません)
 

見事に生徒会を出し抜き答案を奪い取った番長グループであったが、この結果に不服を唱える人物がいた。

番長グループ所属の魔人、茂場 昌義である。ろくに暴れることも出来ずに、敵の能力によって下校させられた彼はフラストレーションが溜まりまくっていた。
ついには番長グループの魔人を焚き付け、生徒会に宣戦布告をしてしまう!

生徒会と番長グループの新たな戦いが始まる――!
 

どちらの陣営で戦いますか?

・生徒会(魔人5人新規作成)
・番長グループ(昌義確定。残り4人を新規作成or生存者から選択)

↓1

番長グループの魔人残り4人を設定します。

1 4人新規作成
2 3人新規作成&生存者1人選択
3 2人新規作成&生存者2人選択
4 1人新規作成&生存者3人加入

↓1

番長グループ生存者から魔人を二人選択してください。

・綺堂 光

・主導院 絶覇

・朝霧 冷


>>242

↓1~2

・絶覇、昌義、冷が番長グループ所属の魔人として登録されました

番長グループ所属の魔人を2人作成します。

【キャラクターシート】にそって魔人を作成してください。
コンマの十の位が体力、一の位が精神となります。

↓1~2

番長グループ所属の魔人を登録しました。

生徒会所属の魔人を【キャラクターシート】にそって作成してください。
コンマの十の位が体力、一の位が精神となります。なお、0は10とします。

↓1~5

生徒会所属の魔人を登録しました。

少々お待ちください……。
 

前回・前々回時の戦闘にて、行動判定時のコンマ判定がキャラクターによっては一方的になってしまっていたので、多少修正します。
 


【基本ルール】
仲間グループと敵グループ(基本的に番長グループと生徒会)に分かれて、勝利条件を達成するように戦います。


【ゲームの基本的な流れ】
味方グループ(安価で選ばれた誰か一人または一組)のターン

敵グループ(コンマで選ばれた誰か一人または一組)のターン

転校生のターン(コンマで選ばれた誰か一人または一組) ※転校生が存在しない場合はスキップ

味方のターン

…………


【行動判定(コンマ判定)】
基本成功率を50%として、精神力の差によって成功率が変動します。


【行動判定(詳細)】
※基準(コンマ0=10)敵と精神力が同値 5:5 
1~5:味方側勝利
6~0:敵側勝利

※精神力が【味方>敵】且つ、その差が1~4 6:4
1~6:味方側勝利
7~0:敵側勝利

※精神力が【味方>敵】且つ、その差が5以上 7:3
1~7:味方側勝利
8~0:敵側勝利

※精神力が【敵>味方】且つ、その差が1~4 4:6
1~4:味方側勝利
5~0:敵側勝利

※精神力が【敵>味方】且つ、その差が5以上 3:7
1~3:味方側勝利
4~0:敵側勝利


【共闘について】
共闘して闘う場合、最も精神の高い魔人の数値が行動判定に参照され、さらに数的優位から二人なら+1、三人なら+2の補正が判定に加算されます。
ただし、魔人の能力には敵味方全体を巻き込むものもあるので共闘はよく気を付けておこないましょう。
 


【三つ巴の戦闘について】
共闘していない状態で三人以上が同時に闘う場合(生徒会と番長グループの戦闘中に転校生が襲来するなど)、コンマを人数分で割り振ります。
精神力に差がある場合でも運勝負に持ち込めるので、諦めずに頑張りましょう。


【逃走】
行動判定成功時、体力または精神力をどちらか1消費することで戦闘を強制終了させます。
仮に、体力1精神0の場合は逃走出来ません。腹を決めて戦いましょう。



【ダメージ判定:コンマの一の位】
1~3:-1
4~6:-2
7~9:-3
  0:-5


【死亡について】
体力が0になった時、そのキャラクターは死亡します。


【転校生について】
00が出た場合、第三勢力「転校生」が最大三体まで襲来します。
彼らは圧倒的な精神力と無限の防御力を持ち、物理的攻撃・物理的能力(殴る・銃で撃つ・ビームを発射する・爆破するetc)で死亡させることはおろかダメージさえ与えられません。 逆に言えば彼らの強みはそれだけです。特殊な攻撃・能力で死亡させることができます。(餓死・溺死・凍 死・窒息死・衰弱死・カウンターetc)
転校生襲来に備えて、対転校生魔人を配置するのも良いでしょう(ただし必ずしも襲来するとは限りません)。
 

【名前】主導院 絶覇
【体力】6
【精神】10
【能力名】絶対貫通
【能力内容】
・自身が行動権を取得した時、ダメージ判定数値に+2する。相手が行動権を取得した時、相手に2の固定ダメージを与える。精神を2消費。

【名前】茂場 昌義
【体力】7
【精神】7
【能力名】ブラッディアタック
【能力内容】
・【岩石】を戦闘に参加させる。【岩石】は共闘人数に含まない。精神を1消費。
・【岩石】が戦場にある時、通常攻撃後、もう一度行動判定をおこなう。この時、相手が行動権を取得しても行動出来ない。
・【岩石】が戦場にある時、自身は逃走出来ない。

【名前】岩石
【体力】2
【精神】2

【名前】朝霧 冷
【体力】8
【精神】8
【能力名】絶滅波動
【能力内容】
・自身を除く、戦闘をおこなっている全員に【被爆】を付与する。精神を2消費。
・【被爆】を付与された対象は3ターン経過後、死亡する。

【名前】エレナ・ゴールドマン
【体力】9
【精神】4
【能力名】絶対安全圏
【能力内容】
・自身を【無敵】状態にする。【無敵】状態中はこの能力以外の一切の影響を受けない。【無敵】状態中、行動終了ごとに体力を2消費する。さらに、【無敵】状態中、ターン経過ごとに体力を1消費する。
・【無敵】状態中、通常攻撃で指定した相手を死亡させる。
・【無敵】状態中、自身を通常攻撃の対象に指定した相手と、接触する能力の対象に指定した相手を死亡させる。
 
【名前】岸田 烈
【体力】4
【精神】9
【能力名】ミスティック・ミステリィ
【能力内容】
・戦闘時、自身の行動判定に+2する。精神を2消費。
・能力を使用した戦闘で、相手の攻撃か能力が自身を対象とする時、行動判定補正を-2することで一度だけ無効化できる。
 

【名前】朝霧 暖
【体力】9
【精神】6
【能力名】日輪創成
【能力内容】
・通常攻撃後、+2の固定ダメージを与える。この効果は相手の防御を無視する。
・自身に攻撃した相手に1の固定ダメージを与える。この効果は通常攻撃、または接触する能力の対象になった時、発動する。
 
【名前】黒崎 善継
【体力】5
【精神】7
【能力名】死者蘇生
【能力内容】
・死亡した魔人を一体指定する。その魔人を自身と同じ所属の魔人として参戦させる。精神を2消費。
・自身が死亡した時、体力を最大値まで回復する。この効果は自身が死亡した時に使用できる。精神を3消費。

【名前】汚楢 薫
【体力】7
【精神】4
【能力名】サイレントヘル
【能力内容】
・この戦闘時、自身を除いた戦闘に参加している魔人全ての精神を-2する。体力を2消費。
・対象を一体指定する。指定した対象は【行動判定】を二回おこなうまで、行動権を取得しても行動できない。体力を2消費。

【名前】蛸焼
【体力】1
【精神】7
【能力名】コナモノ・ジャイアニズム
【能力内容】
・自身の精神と同値、または低い精神の魔人を【たこ焼き】に変える。精神を1消費。
・【たこ焼き】は対象を一体指定して任意で使用できる。指定した対象は体力を2増加する。
・この能力は5回しか使用できない。

【名前】田中 夏美
【体力】9
【精神】5
【能力名】バルバロイサンダー
【能力内容】
・対象を一体指定し、+2の固定ダメージを与える。さらに、コンマ判定をおこない1~3が出た時、その対象は死亡する。
 

勝利条件

・敵対勢力の全滅


敗北条件
・味方の全滅
 

勝利条件

・敵対勢力の全滅


敗北条件

・味方の全滅


シークレット条件

・経過ターンが?で、?が生存している
・残り人数が?人で、?と?が生存している
 

進級試験答案盗難事件!

番長グループが生徒会に殴り込みをかけて答案を強奪したらしい……。
しかも、証拠不十分で無罪放免になったとか……。

【希望崎学園】中はこの噂でもちきりだった。
噂も何も事実その通りなのだが、意外にも当代の番長は頭を抱えていた。
番長グループにも被害者が出たのが痛かった。証拠不十分とはいえ、限りなく黒に近いグレー。生徒会に粛清の大義名分を与えるには十分過ぎる。

一方、生徒会長も苦悩していた。
いくら怪しくても確たる証拠もないまま強硬手段に走れば、生徒会の横暴と見なされかねない。だからと言って、静観すれば番長グループに屈したとして信頼が失墜するのは明らかだ。

両陣営のトップが似たり寄ったりの悩みを抱える中、一部の番長グループ魔人たちが生徒会に宣戦布告をしてしまう。

皮肉なことに、この行動が膠着状態を打ち破った。
両陣営のトップは秘密裏に会談をおこない、一つの約束を取りつける。

代表5人を選出し、小規模なハルマゲドンを開催。敗北した方が全ての責を負うと――。

こうして両陣営の命運をかけた闘争が幕を開けた――。
 

誰かいますか?

参加できる方がいれば、0:10頃から再開します。
 

番長グループのターン【1】

操作する魔人を一人、選択してください。

>>526

↓1

【ハルマゲドン】の戦場となった学園を、血生臭さとは無縁の可憐な乙女が歩いていた。

名前は岸田 烈。
見た目に反して、妙に男らしい名前である。
それも当然。彼は彼女ではない、その性別は男性である。

睫毛の長いぱっちりとした目は、同年代の少年なら目があっただけで気恥ずかしさを覚えるだろう。
だが、男だ。

後ろ姿からうかがえるうなじは年齢に似合ぬ色香を振り撒いている。
けれど、男だ。

その女性らしさは、いっそ男でもいいや、と道を踏み外しかねないほどに魅力的だった。
それでも、男なのだ。

周囲の人間を惑わすも、彼が女装をやめることはない。
烈にとって、女装は単なる趣味だが譲れない趣味である。それは戦時であっても同様だった。


【遭遇判定】
1 絶覇
2 昌義
3 冷
4 エレナ
5 暖
6 善継
7 薫
8 蛸焼
9 夏美
0 再判定

コンマ判定
↓1


薫「そこの君、ちょっと待ってくれるかな?」

烈の前に立ちはだかったのは、西部のガンマンよろしくガンベルトを腰に装着した魔人だった。しかし、何故か銃が収まるべき場所には消臭スプレーが装填されている。よく見れば、ベルトの回りに備えられているのも弾倉ではなく、消臭剤だ。

少し不思議に思いつつも、烈は愛用のステッキを握りしめる。


【行動判定】
1~6 烈
7~0 薫

コンマ判定
↓1

烈の行動

1 通常攻撃
2 能力使用(精神を2消費)
3 逃走(体力か精神を選択して消費)

↓1

【ダメージ判定】
1~3 -1
4~6 -2
7~9 -3
0   -5

コンマ判定
↓1

薫「君は番長グループの魔人だろう? 悪いことは言わない、投降してくれれば身の安全は――」

烈「はぁっ!」

相手の言葉を最後まで聞くことなく、烈はステッキを手に飛びかかっていた。

全ての勝負は先手必勝。
選択を間違えた者から敗北するのである!
説得という選択をした薫はその代償を支払うこととなった!


烈 4/4 9/9
薫 5/7 4/4

【行動判定】
1~7 烈
8~0 薫

コンマ判定
↓1

能力で判定増えてるなら精神減るんじゃないの?

烈の行動安価

1 通常攻撃
2 能力使用(精神を2消費)
3 逃走(体力か精神を選択して1消費)

>>526

↓1

>>549

現在、烈は能力を使用しておりません。
能力使用による消費は、能力が発動してから該当の数値が消費されます。

安価下

【ダメージ判定】
1~3 -1
4~6 -2
7~9 -3
0   -5

コンマ判定
↓1

薫「くっ、卑怯な……!」

殴られた頭から血を流しつつ、薫は目の前の女装男子から距離を取っていた。

薫「交渉は決裂か……! ならば、私も本気で――」

烈「本気で? どうするんです?」

薫「えっ?」

薫が振り返ると、何故かそこにもう一人、烈がいた。
超スピード? 瞬間移動?
可能性が頭を巡り、硬直する薫の身体に再び物理的な衝撃が走る!


烈 4/4 9/9
薫 4/7 4/4

【行動判定】
1~7 烈
8~0 薫

コンマ判定
↓1

烈の行動

1 通常攻撃
2 能力使用(精神を2消費)
3 逃走(体力か精神を選択して1消費)

>>526

↓1

【ダメージ判定】
1~3 -1
4~6 -2
7~9 -3
0   -5

コンマ判定
↓1

薫「うう……っ!」

薫が呻く。その脇腹には小さな、だが深い穴が空いていた。彼女は負傷箇所を手で抑えるものの、指の隙間からは赤い液体が溢れ出す。

薫(狙撃……された……!?)

痛みに耐えながら顔を上げれば、目の前には二人の人物。
鏡写しの双子のように、揃って同じ笑顔を浮かべ、同じようにステッキの外装を取り外した銃を構えている。
その銃口は、見ているだけで吸い込まれてしまいそうに暗かった。

烈「さあ、覚悟はいいですか?」


烈 4/4 9/9
薫 3/7 4/4

【行動判定】
1~7 烈
8~0 薫

コンマ判定
↓1

薫の行動

能力使用を選択

 
二体の幻影を薫の目の前に立たせた烈は、こっそり彼女の背後に忍びよっていた。
相手が目の前の幻に気を取られている隙に背後から撃ち抜く。それで終わりだ。
烈は幻影とそっくり同じ姿勢で銃を構える。

烈「さあ、覚悟はいいですか?」

目の前の敵からではなく、背後から声がかかる。
驚き、隙だらけのターゲットを狙い撃つ――!

はずだったが、薫は予想外の反応をした。
陸上部のようなクラウチングスタートの姿勢を取ったのである。
面食らった烈が一瞬躊躇したその瞬間、彼は何者かに殴られた!
いや、実際には違うが少なくとも気を失う瞬間にそう思った! 何か訳の分からない衝撃が一瞬で頭の情報キャパシティをパンクさせ、意識をシャットダウンさせたのだと!


・【行動判定】が二回終了するまで烈が行動不能になりました

烈 4/4 9/9
薫 1/7 4/4

【行動判定】
1~7 烈
8~0 薫

コンマ判定
↓1


今回はここまで。
お疲れ様でした。
 

誰かいますか?

参加する方がいれば、0:00頃から再開します。
 


>>563

コンマ判定
↓1

・現在、烈は能力により行動不能


烈「さあ、覚悟はいいですか?」

その声が背後から聞こえた瞬間――反射的に薫はクラウチングスタートの姿勢を取っていた! この体勢は、彼女の本気の攻撃体勢である!
そのまま後方へ向けて自身の能力を解放する!

魔人能力『サイレントヘル』。
体内ガス生成放出能力である!

能力によって生成されたこのガスは生物の嗅覚に働きかけ、本能的な危険を感じさせる!
また凝縮したガスを吸引したものは一瞬にして意識を失い、下手をすれば吸引直後の記憶すら吹っ飛ぶこととなる!

たかがガスと侮るなかれ。スカンクのガスですら直撃すれば熊を昏倒させると言われている。
ただの動物ですらそうなのだ。魔人の能力で生成されたガスを喰らえばどうなるか、想像もしたくない。

なお、生成されたガスがどこから放出されるのかは彼女の名誉のために伏せるが――年頃の乙女にとっては投身自殺ものの不名誉であることは保証しよう。

ともあれ、背後で女装姿の魔人がノびているのを確認した薫は、

薫「……」プシュー

念入りに消臭スプレーを噴霧した。


烈 4/4 9/9
薫 1/7 4/4

【行動判定】
1~7 烈
8~0 薫

コンマ判定
↓1

・現在、烈は能力により行動不能


念入りに消臭作業を終えた薫は、改めて気絶した魔人に向き直る。

見た感じ、完全に意識を失っている。そもそも薫の能力が直撃して意識を保っていた者などいないのだ。

薫「恨みはないが、これも戦いだ」


烈 4/4 9/9
薫 1/7 4/4

【行動判定】
1~7 烈
8~0 薫

コンマ判定
↓1

薫の行動

通常攻撃選択

【ダメージ判定】
1~3 -1
4~6 -2
7~9 -3
0   -5

コンマ判定
↓1

薫「……これを、借りるよ」

かたわらに落ちていた仕込み銃を手に取る薫。
ガンベルトと合わさり、非常に様になっている。

薫「私も立っているのがやっとだからね……」

傷口を抑え、痛みをこらえつつ銃口を向ける。
仕込み銃は本来の持ち主に向けて銃弾を射出した!


烈 2/4 9/9
薫 1/7 4/4

【行動判定】
1~7 烈
8~0 薫

コンマ判定
↓1

今回はここまで。

お疲れ様でした。

誰かいますか?
参加者がいれば23:20頃さ再開します。


>>576

↓1

薫の行動

通常攻撃選択

【ダメージ判定】
1~3 -1
4~6 -2
7~9 -3
0   -5

コンマ判定
↓1

仕込み銃から撃ち出される弾丸!
だが、その衝撃は射手である薫にも少なくない衝撃を与えた! 一瞬にして傷口から痛みが全身に伝播し銃口が僅かにブレてしまう!

薫「しまった!」

胸の中心を狙った銃撃は、薫の思惑を外れ肩口へと命中する。
しかも、

烈「うぐっ! ……はっ!?」

攻撃を受けた烈は目を覚ました!


烈 1/4 9/9
薫 1/7 4/4

【行動判定】
1~7 烈
8~0 薫

コンマ判定
↓1

烈の行動安価

1 通常攻撃
2 能力使用(精神を2消費)
3 逃走(精神を1消費して戦闘から離脱)

>>526

↓1

【ダメージ判定】
1~3 -1
4~6 -2
7~9 -3
0   -5

コンマ判定
↓1

薫「くっ!」

烈が飛び起きたのを見て取った薫は、咄嗟に銃を構え直した。
飛びかかる烈に向け、銃をブッ放す!
至近距離で発射された弾丸は見事に烈の額を撃ち抜いた!

薫「やっ――え?」

烈「……」スーッ

撃たれた烈の姿が薄れ、消えていく。幻影の背後が透けて見えた時には、薫はいつの間にか床に引き倒され、奪い取られた銃を烈に突き付けられていた。

烈「もう一度、言わせてもらいますね。覚悟はいいですか?」

それが言いたかっただけなのか、返事を待たずに引き金を引いた。
二度、三度と念入りに銃弾を撃ち込んでいく。

薫(あ、はは……鉄が錆びたような臭いがするね……)

最期に彼女の鼻腔を満たしたのは、己の血の臭いであった。


・汚楢 薫が死亡しました。
 

生徒会のターン

12 暖
34 善継
56 蛸焼
78 夏美
90 再判定

コンマ判定
↓1

生徒会の魔人、朝霧 暖。
彼女が【ハルマゲドン】に参戦した理由は姉だった。朝霧の姓が差す通り、彼女は番長グループ所属の魔人、朝霧 冷の妹である。

彼女は生徒会長に掛け合って、一つの約束を取り付けていた。
曰く『降伏した相手の身の安全は保証する』というもの。
これにより、たとえ戦うことになっても姉を守ろうとしたのである。

あの姉と本当に姉妹なのかと疑われる位に、良い子であった。
もっとも、当の姉からはその性格が気に入らないのか、あまり好かれていなかったが。

暖「姉さんを止めないと!」


【遭遇判定】
1 絶覇
2 昌義
3 冷
4 エレナ
5 烈
6 善継
7 蛸焼
8 夏美
90 再判定

コンマ判定
↓1

再判定

コンマ判定
↓1

再々判定

コンマ判定
↓1

「もし、朝霧氏。すこし、いいか?」

暖「蛸焼さん。どうしました?」

彼女は手に持ったプラスチックトレーに鎮座するたこ焼に話しかけた。
別に、普段から姉に邪険にされて心が不安定になった訳ではない。

このプラスチックトレーに、まるで互いが遠慮しあった結果、一つだけ残されたたこ焼こそ生徒会の魔人、蛸焼であった。

なぜ、たこ焼が生きている? そもそもどっから声出してんだよ? などという無粋な質問は受け付けない。
魔人に常識を求める方が間違いだ。


1~5 共闘
6~0 別行動

コンマ判定
↓1

蛸焼「……いや、つまようじの位置が少し気になった。直してくれないか」

暖「はい。えーっと、こう、ですか」

蛸焼「ああ、それでいい」

暖「ああ、それでいい。礼を言う」

暖「えへへ。いつでも言ってもらって大丈夫ですよ」

にこにこ、という擬音がぴったりな笑顔を見て、蛸焼は思案する。

蛸焼(君の姉は、君の気持ちなど平気で踏みにじりそうな気がするが……まあ、その時は小生が手を貸そうか)


・暖と蛸焼が共闘関係になりました
 

番長グループのターン【2】

>>526

↓1

 
蛸焼「……いや、つまようじの位置が少し気になった。直してくれないか」

暖「はい。えーっと、こう、ですか」

蛸焼「ああ、それでいい。礼を言う」

暖「えへへ。いつでも言ってもらって大丈夫ですよ」

にこにこ、という擬音がぴったりな笑顔を見て、蛸焼は思案する。

蛸焼(君の姉は、君の気持ちなど平気で踏みにじりそうな気がするが……まあ、その時は小生が手を貸そうか)


・暖と蛸焼が共闘関係になりました


安価下

エレナ「うーん、誰とも会いませんねー」

派手な赤ドレスの美女がぼやく。
出るところが出て、引っ込むところが引っ込んでいるモデル体型の金髪美女の名前はエレナ・ゴールドマン。
留学生である彼女は魔人でもあり、現在は番長グループの一員として【ハルマゲドン】に参戦している。
その外見に反して、日本語は流暢であった。

エレナ「敵でもいいから出てきて欲しいですねー」


【遭遇判定】
1 絶覇
2 昌義
3 冷
4 烈
5 暖&蛸焼
6 善継
7 夏美
890再判定

コンマ判定
↓1

再判定

コンマ判定
↓1

【information】

・能力の種類によっては【遭遇判定】で仲間が選択された際に、仲間と出会わないことで代わりに能力を発動させることが出来ます。

>>526


1 昌義と出会う
2 能力を使用する

↓1

エレナ「そーですねー、どーせ誰もいないなら今のうちに……」

エレナは目を閉じて精神を集中した。
と、彼女の身体を星屑のような光の粒子が発生し、彼女を守るかのように舞い踊る。

エレナの魔人能力『絶対安全圏』!
その実態は完全無敵防御能力である!

能力を発動した瞬間、彼女にはあらゆる攻撃が効かなくなる! 誇張でも何でもなく、斬撃だろうが打撃だろうが銃撃だろうが、およそあらゆる攻撃が効かなくなる! いや、正確にいえば防ぐのは攻撃に限らない! 彼女を害するものであれば呪いだろうと時間停止だろうと全くの無意味と化す!

欠点といえば、発動に集中が必要なことと体力の消耗が激しいことくらいだが、一度発動してしまえば、彼女を止められるものはほぼ存在しないと言ってもいい!

エレナ「さー、これで私はハイパームテキですよー!」


・エレナが【無敵】状態になりました。
・なお、このターンでは体力の消費はありません。次ターン、または次の行動終了時から消費します。
 

今回はここまで。

お疲れ様でした。
 

誰かいますか?

参加者がいれば、 23:30頃から再開します。
 

生徒会のターン

123 暖&蛸焼
456 善継
789 夏美
0  再判定

コンマ判定
↓1

今回の【ハルマゲドン】、不利なのは生徒会の方であった。
番長グループが必勝を期して前回の戦いを制した魔人たちを投入したのに対して、生徒会には前回の戦いを生き残った者はない。戦闘経験が足りないのだ。

次善の策として、強力な能力を持った魔人を召集した。
田中 夏美もその一人である。



【遭遇判定】
1 絶覇
2 昌義
3 冷
4 エレナ
5 烈
6 暖&蛸焼
7 善継
890再判定

コンマ判定
↓1

ただし、いくら強力な能力を持った魔人といえども敵の能力との相性によっては何も出来ずに封殺されることも珍しくない。
魔人同士の戦闘は言ってしまえば相性と時の運が全てを占める。
端的に言うと、彼女はとても運が悪かった。

エレナ「おおう、同じお国の人ですかー?」


【行動判定】
1~4 エレナ
5~0 夏美

コンマ判定
↓1

夏美の行動

逃走選択 体力を指定

彼女はとても運が悪かった。
この彼女とは、エレナ・ゴールドマンの方である。

エレナ「さあ、いざ尋常に勝負を――えぇっ!?」

思わずエレナは驚きの声を上げる。
夏美は、エレナの姿を確認するやいなや脱兎のごとく逃げ出したのだ。

エレナ「ち、ちょっと! 戦わないんですかー!?」

慌てたのはエレナである。彼女の能力『絶対安全圏』は強力だが極めて消耗が激しい。長時間状態を保つだけで、疲労困憊になる代物だ。
奇しくも、『燃費は悪い、扱いづらい、取り柄は頑丈なだけ』というアメ車のような能力である。
ゆえに、時間稼ぎや持久戦には滅法弱い。

エレナ「ほら、戦わないんですかー!? 逃げるんですかー!?」

夏美「そんなピカピカ光ってるいかにも怪しい奴と戦う訳ないでしょ!」

全くもって正論であった。


エレナ 6/9 4/4
夏美  8/9 5/5
 

エレナの能力を解除しますか?
(一度解除すると、再び発動するには遭遇判定で仲間と遭遇、または戦闘時に行動判定で行動権を取得する必要があります)
(能力の解除タイミングが発生するのは、行動終了時、またはターン終了時の体力減少後になります)

↓1

エレナ「くっ、逃げ足の早い……」

エレナは完全に敵を見失っていた。
運動神経は悪くないはずなのだが、いかんせん初動が遅すぎた。
『絶対安全圏』は星を得たゲームキャラクターよろしく無敵の力を与えるが、ゲームと違って足が早くなる訳ではない。
完全に逃げに徹した者と出遅れた者では見失うのも道理だった。

エレナ「けれどまさか、無敵と思われた『絶対安全圏』にこんな攻略手段があったとは。不覚! ですねー」

冷静に考えれば、明らかに能力を発動している魔人に馬鹿正直に攻撃するものなどいない。当然だった。

エレナ「解除、しておきますかねー……」

・エレナの【無敵】状態が解除されました。
 

番長グループのターン【3】

操作する魔人を一人、選択してください。

>>526

↓1

茂場「………………」

今回の戦いの発端となった宣戦布告。
それをおこなった魔人こそ、番長グループの茂場 昌義であった。
能力で暴れることを楽しむ不良でありながら、彼は前回の戦いでろくに戦うこともできなかった。
その不満を晴らすかのように生徒会に果たし状を叩きつけたのだ。
しかし、念願叶って戦いが起きたというのに彼の目は以前と同じ、いや、それにも増して憎悪に燃えていた。


【遭遇判定】
1 絶覇
2 冷
3 エレナ
4 烈
5 暖&蛸焼
6 善継
7 夏美
890再判定

コンマ判定
↓1

【行動安価】

>>526

1 仲間と出会う
2 能力を使用する

↓1

ふと、昌義は立ち止まる。

昌義「……使うか」

ぼそり、と呟くと目を閉じて集中する。
少しの揺れののち、彼の背後からコンクリートを圧縮して形成された岩石が浮遊した。
この岩石こそ彼の武器にして盾。能力名の由来となった、彼の代名詞である。

昌義「……誰でもいい、ブッ潰してやる……!」


昌義 7/7 6/7
岩石 2/2 2/2
 

生徒会のターン

123 暖&蛸焼
456 善継
789 夏美
0  再判定

コンマ判定
↓1

時間も遅いので今回はここまで。

お疲れ様でした。

誰かいますか?

人がいれば、23:10頃から再開します。
 

善継「生徒会も番長グループも相討ちで大打撃を受けてくれるといいけどな」

物騒なことを呟く一人の男子生徒。その服装は黒と白の色彩で構成されており、学生服というよりは喪服を思わせる。
どことなく不吉な印象の魔人だった。

善継「出来れば全滅してくれるのが理想的だ。俺の夢の為に」

黒崎 善継。善良そうな仮面の裏で、彼は密かな野望を隠し持つ――。

【遭遇判定】
1 絶覇
2 昌義
3 冷
4 エレナ
5 烈
6 暖&蛸焼
7 夏美
890再判定

コンマ判定
↓1

己の野望に思いを巡らせる善継は、彼を陰から見つめる視線に気づいていなかった。
自身の能力によって生成した岩石を従えた魔人、昌義である。
岩石を操作している間、彼は制御に手一杯で動けなくなる。そのため、敵を待ち伏せしていたのだが、程なく獲物を発見できた。

昌義「……隙だらけだぜ、アホが」

昌義は喪服の魔人後頭部目掛けて岩石を飛翔させた!


【行動判定】
1~4 昌義
5~0 善継

コンマ判定
↓1

善継の行動

通常攻撃選択

【ダメージ判定】
1~3 -1
4~6 -2
7~9 -3
0   -5

コンマ判定
↓1

ゴシャリ!

岩石が頭蓋にめり込む音がした。
そのまま、突然床から表れ、善継をかばった潜水服姿の魔人は倒れ伏す。

善継「ああ、お前か」

振り返った善継は、驚いて硬直した昌義に近づき、腹部を強く蹴りつけた。

昌義「げほっ!?」

不意をつかれ転がる昌義を善継が見下ろす。
その目は冷たく、虫けらや石ころを見るほどの温度も感じられない。


善継「ああ、折角の盾がなくなっちまった」



昌義 6/7 6/6
岩石 2/2 2/2
善継 5/5 7/7

【行動判定】
1~4 昌義
5~0 善継

コンマ判定
↓1

昌義の行動安価

1 通常攻撃
2 能力使用(精神を2消費)

>>526

↓1

【ダメージ判定】
1~3 -1
4~6 -2
7~9 -3
0   -5

コンマ判定
↓1

善継「死人生き返らせるのも楽じゃないんだ。あの盾は使い勝手がよさそうだったのに――」

昌義「知るかクソ野郎!」

相手の言葉が終わらぬ内に、昌義は殴りかかっていた。
彼の能力は岩石を操作することだが、この距離ならば自分の拳の方が何よりも頼もしい武器となる!
お返しとばかりに右拳を腹にめり込ませ、相手が苦痛に身体を折ったところで、追撃をたたみかける!
だが、左の拳は惜しくも受け止められた!

善継「あまり調子に乗るなよ……!」

昌義「うるせぇ……、黙れよ……!」


昌義 6/7 6/7
岩石 2/2 2/2
善継 4/5 7/7

【行動判定】
1~4 昌義
5~0 善継

コンマ判定
↓1

・能力により善継は行動できません


拳を受け止められ、拮抗する二人。
だが、これこそが昌義の狙った状況だった。

昌義(互いに動けねぇ……だが!)

善継の背後で岩石が浮かび上がり、再び死角から襲い来る!

善継「お見通しだよ、間抜け」

やはり先程と同じく魔人らしき人影がどこからともなく現れ身を挺して善継をかばった!
血を撒き散らしながら転がる死人を気にも止めず、二人は組み合い続ける。


【行動判定】
1~4 昌義
5~0 善継

コンマ判定
↓1

善継の行動

能力を使用 精神を2消費


善継「背後から不意打ちできるのはお前だけじゃないぞ?」

昌義「……っまさか! てめえ!」

昌義がとっさに相手を振りほどき横に跳ねる。
見れば、つい先程まで彼がいた場所目掛けて一人の魔人が貫手を放っていた。動くのがもう少し遅ければ昌義の身体はその手に貫かれていたであろう。

人形を肩に乗せ、草臥れた服を着たその人物は。

昌義「音尾 元近……!」

善継「元生徒会最強の魔人だ、使わない手はないだろ?」


昌義 6/7 6/7
岩石 2/2 2/2
善継 4/5 7/7
元近 10/10 10/10

【行動判定】
1~3 昌義
4~0 善継&元近

コンマ判定
↓1

善継 4/5 5/7

安価下

善継&元近の行動

通常攻撃選択 岩石を指定

【ダメージ判定】
1~3 -1
4~6 -2
7~9 -3
0   -5

コンマ判定
↓1

昌義「クソがっ!」

叫びと共に、昌義は岩石を二人の魔人に向けて突撃させる。重量と密度をあわせ持った大質量の物体は唸りをあげて接近するが、

元近「…………」ブンッ

元近の振るった腕によって粉微塵に粉砕された。
生徒会最強の魔人。その強さは死人になろともいささかの衰えもない。


昌義 6/7 6/7
善継 4/5 5/7
元近 10/10 10/10

【行動判定】
1~3 昌義
4~0 善継&元近

コンマ判定
↓1

善継&元近の行動

通常攻撃選択

【ダメージ判定】
1~3 -1
4~6 -2
7~9 -3
0   -5

コンマ判定
↓1

今回はここまで。

お疲れ様でした。
 


>>668

コンマ判定
↓1

粉砕された岩石。その破片のいくつかが鋭い礫となって昌義に襲いかかる!
腕を交差して防いだものの鋭利な先端が腕にてめり込む!

昌義「ぐっ……!」

元近「…………」

善継「自我がないタイプで蘇生してみたけれど、こっちの方が使い勝手がいいかな?」


昌義 3/7 6/7
善継 4/5 5/7
元近 10/10 10/10

【行動判定】
1~3 昌義
4~0 善継&元近

コンマ判定
↓1

善継&元近の行動

通常攻撃選択

【ダメージ判定】
1~3 -1
4~6 -2
7~9 -3
0   -5

コンマ判定
↓1

善継「俺はお前に感謝してるんだ、茂場」

にこやかに、邪悪な笑みを浮かべて善継は感謝の気持ちを述べた。

善継「だから、お前にチャンスをやろうか。番長グループを裏切って俺につけ。断ったらどうなるか――言わなくても分かるだろ?」

元近に叩きのめされ、地面にうつ伏せで倒れこむ
昌義に最後通帳を突きつける。

昌義「こと、わ――」

善継「よし、やれ音尾」

ゴキャリ。
元近の手が昌義の頭部を掴み、180度回転させる。人体の構造限界を越えた頸椎はあっさりと折れ、戦いの発端となった魔人はあっけなく絶命した。

善継「聞くだけ無駄か。殺して生き返らせた方が早いな」


・茂場 昌義が死亡しました
 

番長グループのターン【4】

操作する魔人を一人、選択してください。

>>526

↓1

エレナ「うむむむむ……難しい問題ですねー」

先程、敵に鮮やかな逃走を決められてしまったエレナは悩んでいた。
自分の能力が強力なことは分かっている。だが、先程のように逃げられてしまっては文字通り手も足も出ない。

エレナ「光サンがいれば良かったですねー」


【遭遇判定】
12 絶覇
34 冷
56 烈
78 暖&蛸焼
90 夏美

コンマ判定
↓1

エレナの行動安価

1 仲間と出会う
2 能力を使用(このターンでは消費はありません)

>>526

>>616

↓1

絶覇「生憎だが、綺堂はここにはいないがな」

エレナの横でついさっき合流出来た軍服の麗人、主導院 絶覇が続ける。

絶覇「奴の機動力の高さは一定の評価に値するが、いないものはしょうがないだろう」

エレナ「おぅ、そうでしたね。惜しい人を亡くしましたー……」

絶覇「勝手に殺すな、まだ死んでない。確かに朝霧の能力の影響で予断は許さない状況らしいがな」


行動安価
1 共闘
2 別行動

↓1

エレナ「確か、前回の戦いで放射線を振り撒きながらバイクで脱出した時の影響だとか。改めて聞いても、破天荒というか型破りというか、前例のないことをする方ですねー、冷さんは」

絶覇「素直にこう言っていいぞ、クレイジーだとな」

彼女曰く、敵の追撃を警戒してのことらしい。
それ自体は問題ないだろう。問題だったのは、バイクが魔人が変身したものであり、放射線を至近距離でもろに食らったことだ。おかげで番長グループ本拠地にたどり着く頃には光の身体はボロボロになっていた。

絶覇「気を付けることだ、ゴールドマン。朝霧は味方であっても容赦はしない」

エレナ「でも、私はハイパームテキになれば平気ですよー」

絶覇「……だからこそ気を付けろ。奴は自分の益にならないものや、害をなすものは排除する傾向がある」


・絶覇とエレナが共闘関係になりました。
 

生徒会のターン

1~3 暖&蛸焼
4~6 善継&元近
7~9 夏美
0   再判定

コンマ判定
↓1

【ハルマゲドン】の開始から数十分が経過していた。
現在、番長グループの死者は一人。生徒会側も同じく一人。だが死者蘇生能力を持つ魔人の手により一人甦ったので差し引きゼロ。人数差でいえば生徒会に分がある形となった。

次の犠牲者になるのはあるいはこの二人かもしれなかった。
二人、いや一人と一個は学園を探索する。


【遭遇判定】
12絶覇&エレナ
34冷
56烈
78善継&元近
90夏美

コンマ判定
↓1

善継「あれ、暖ちゃん?」

暖「あ、黒崎先輩……」

善継「他人行儀だなあ。善継でいいって言ってるのに」

彼女の前に現れたのは敵ではなく味方だった。黒崎 善継。生徒会長からの信頼も厚い生徒会役員だ。
黒系統の服を好んで着る以外は極めて常識的な人間あり、暖も生徒会の仕事を何度か助けられたことがある。

善継「でも、君が参戦するとは思わなかった。やっぱりお姉さんのことかな?」

暖「はい……、そうだ黒崎先輩! 出来れば私と――」


1~5 共闘
6~0 別行動

コンマ判定
↓1

暖「私といっしょに戦ってもらえませんか!?」

暖は思わずそう頼んでいた。
認めたくはないが、暖は姉の冷に疎まれている。姉と言葉を交わしても説得出来ないかもしれない。最悪、暴力に訴えることになるかもしれないのだ。そんな状況に陥れば、姉を助けられない。

だが、明らかな数的優位があればどうだ?
いくら姉が妹を嫌っていようとも無駄な戦いは止めてくれるかもしれない。

気がつけば、目の前の頼り甲斐のある先輩にお願いしていた。

善継「もちろん手伝うよ。生徒会同士、助け合わないと」

暖「ありがとうございます!」

深々と頭を下げる暖は気づかなかった。
目の前の男の、眼の奥に潜む闇に――。


・暖&蛸焼と善継&元近が共闘関係になりました。
 

今回はここまで。

お疲れ様でした。
 

番長グループのターン【5】

操作する魔人を一人、選択してください。

>>526

↓1

からくも生徒会役員の一人を下したものの、烈は満身創痍の状態だった。
銃創からはドクドクと血が溢れだし、応急処置は施したが身体のあちこちから温度が失われていくのが感覚で分かった。
もしも今、敵に見つかればどうなるか分からない。

烈「くっ……」


【遭遇判定】
12 絶覇&エレナ
34 冷
56 暖&蛸焼&善継&元近
78 夏美
90 再判定

コンマ判定
↓1

烈の行動安価

1 仲間と出会う

2 能力を使用

>>526

↓1

冷「あら、ずいぶんと無様な姿に成り果てましたのね」

烈「朝霧、さん……」

嘲笑を含んだ目で烈を見下したのは、同じ番長グループ所属の仲間であった。
もっとも、仲間といっても人間性に大きな欠陥を抱えているという枕詞が付け加えられるが。


冷「女装にとどまらず、被虐趣味もあったんですの? まあ、お似合いですこと」

明らかに馬鹿にした口調だが、彼女にはその不遜が許されるだけの実力がある。


【行動安価】
1 共闘
2 別行動

↓1

大方、自分は見捨てられるのだろう。
冷の性格から考えれば、どう見ても烈は足手まといだ。だが彼の予想は裏切られることになる。

冷「お一人で動けます? 手を貸さないと立てないお荷物を背負うなど、こちらからお断りですけれど」

烈「えっ……」

冷「何ですの、その顔」

冷が人助けをするなどあり得ない。まさか天変地異の前触れか。
などと、相手にバレたらそれこそ放射線をまんべんなく被爆させられかねない失礼なことを思ってしまった烈をいったい誰が責められようか。

いや、あるいは手頃なガードベントとしてつもりかもしれない、と烈は思い直す。
そんな理由で納得するくらいには、冷が誰かと肩を並べて戦うなど衝撃的な出来事であった。


・冷と烈が共闘関係になりました。
 

短いですが、今回はここまで。

お疲れ様でした。

再開します。

誰かいますか?
 

生徒会のターン

1~5 暖&蛸焼&善継&元近
6~0 夏美

コンマ判定
↓1

生徒会の一員である暖と善継が、渡り廊下を並んで進む。
この集団、四人という大所帯だが蛸焼はパックに詰められ暖の手にあり、元近は善継の命令で姿を消しているので、はた目には二人にしか見えない。
彼らは暖の希望により、彼女の姉を探している。ところだった。


【遭遇判定】
1~3 絶覇&エレナ
4~6 冷&烈
7~9 夏美
0   再判定

コンマ判定
↓1

果たして、目的の人物は見つかった。
ボロボロの身体をステッキで必死に支える可憐な
女子生徒と、貴族を思わせる和装の魔人の二人組。
そのうちの一方、冷たい目をした和装の魔人こそ、暖の姉、朝霧 冷である。

暖「姉さん!」

思わず、暖は姉に呼びかけていた。


【行動判定】
1~2 番長グループ
3~0 生徒会

コンマ判定
↓1

冷&烈の行動

1 通常攻撃(対象を一人選択)
2 冷の能力を使用(精神を2消費)
3 烈の能力を使用(精神を2消費)
4 二人の能力を使用
5 逃走(体力か精神を指定、1消費。なお体力を選択した場合、烈は場に取り残されます)

>>526

↓1

暖は一つ、致命的なまでのミスを冒した。
真に姉を止めたいのなら、言葉による説得ではなく、むしろ問答無用の力づくこそが正解だった。

自分の声に反応した姉の背中がピクリと動く。
次の瞬間、姉の横にいた魔人が手に持っていたトランシーバーのような機械からけたたましい警告音が鳴り響く。

冷「誰かと思えば、愚妹でしたのね」

その目は、虫けらを見ている時の方がまだ暖かみを感じさせるぐらいに冷えきっていた。


冷 8/8 6/8
烈 1/4 9/9【被爆】
暖 9/9 6/6【被爆】
蛸焼 1/1 7/7【被爆】
善継 4/5 7/7【被爆】
元近 10/10 10/10【被爆】

【行動判定】
1~2 番長グループ
3~0 生徒会

コンマ判定
↓1

生徒会の行動

通常攻撃選択 烈を指定

【ダメージ判定】
1~3 -1
4~6 -2
7~9 -3
0   -5

コンマ判定
↓1

烈「あ、朝霧さん! あなたまさか――!」

善継「……! 元近! 狙え!」

手元の機械を見て、血の気の失せた顔をさらに青ざめさせた烈が悲鳴を上げる。
注意が外れた隙に善継が命令を下した。ほぼ同時に窓から飛び込んだ元近が瀕死の魔人を殴り倒す!

烈「ガヒュッ――」

空気漏れした風船のような音を立て、烈が床を転がった。勢いが止まると、身体はわずかに痙攣し、すぐに動かなくなった。
元近は烈が取り落とした機械を善継に向けて放り投げる。

暖「え、音尾先輩? なんで? 死んだはずじゃあ……」

冷「あの魔人は、私が殺したはずですのに……?」

くしくも似たような反応を見せる姉妹をよそに、善継は機械を調べ、それが放射線を測定する機械であると理解する。
同時に、自分たちが何をされたのかということも。


・岸田 烈が死亡しました

冷  8/8 6/8
暖  9/9 6/6【被爆】
蛸焼 1/1 7/7【被爆】
善継 4/5 5/7【被爆】
元近 10/10 10/10【被爆】

【行動判定】
1   冷
2~0 生徒会

コンマ判定
↓1

生徒会の行動

通常攻撃選択

【ダメージ判定】
1~3 -1
4~6 -2
7~9 -3
0   -5

コンマ判定
↓1

状況を把握した善継は瞬時に考えを巡らせる。

逃げる? 否。こんな危険な魔人はここで始末せねばならない。
それに自分は死んでも生き返られる。
ならば動かせる駒が多い内に、安全に死ねる内にこいつは殺しておいた方がいい――!

一瞬でそう判断した善継は和装の魔人に容赦なく殴りかかる!

冷「はっ――がっ!?」

自分が殺したはずの魔人が生きていることに驚いていたのだろうか。
善継の拳は冷の腹を抉りこむように打ちこまれた!


冷  6/8 6/8
暖  9/9 6/6【被爆】
蛸焼 1/1 7/7【被爆】
善継 4/5 5/7【被爆】
元近 10/10 10/10【被爆】


【行動判定】
1  冷
2~0 生徒会

コンマ判定
↓1

生徒会の行動

通常攻撃選択

1~3 -1
4~6 -2
7~9 -3
0   -5

コンマ判定
↓1

【Warning!】

【転校生】襲来!

【キャラクターシート】にそって魔人を作製してください。

>>525

↓1

時刻は【ハルマゲドン】が開始する前に巻き戻る――

派遣窓口『お電話ありがとうございます。転校生をご入り用ですね?』

転校生を召喚する電話番号に連絡する人物がいた。
その人物とは――

女教師「ええ、そうよ。校内で暴れる無法者の魔人たちを全部始末してほしいの。とびっきり強力なのをお願いするわ」

派遣窓口『かしこまりました。直ちに派遣致しますので、少々お待ちください――』

通話を終えて、女教師は口元に笑みを浮かべる。

女教師「これで間違いは正される……。試験問題を盗んでお咎めなし、なんておかしいじゃない。罪には罰を。不良どもに思い知らせてやらないと……!」

彼女の目は決意に燃えていた。
証拠がないだけで番長グループが盗みに入ったことは明らかだ。罪に問えない手段で盗まれたのなら、同じように罪に問えない手段で罰すればいい――!

女子教師は知らなかった。この後、生徒会と番長グループが密約を交わし新たな【ハルマゲドン】が開催されることを。
そして、彼女が指定した『校内で暴れる魔人』に番長グループのみならず、生徒会まで含まれてしまったことを……。
 

転校生倒せる可能性あるの冷とエレナだけか

【転校生】

【名前】高井奈 椎木
【体力】10
【精神】10
【能力名】グローバルイニシアティブセルフブランディング
【能力内容】
・通常攻撃後、相手の精神値と自身の精神値の差分が1~3の時、ダメージ値に+1する。4~6の時、+2する。7~9の時、+3する。10の時、+5する。効果発揮後、精神を2消費。
 

今回はここまで。

お疲れ様でした。

>>740
番長グループで有効な能力を持つ魔人はその二人です。
 

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