流子「今日の皐月」 (5)
※思いつき落ちなし不定期。ほのぼのキルラキル
皐月「生命戦維から解き放たれた今、流子もまた旅立ちの時」
流子「ん？あぁ、そーだな」
皐月「流子、今日はこんにゃくの日らしい」ｸﾞｯ
流子「何故にこんにゃく握りしめてんだと思ったらそーいう事か」
皐月「うむ。スーパーで特売だったのでな」
流子「そいつぁ庶民的な感覚をお持ちで……」
流子「でもこんにゃくって味しねぇからなー。栄養とかあんのかあれ」
皐月「ふっ……愚かなりだ。纏流子よ」
皐月「こんにゃくはな、お腹の調子を整えてくれるんだよ」ﾌｧｻ
流子「おもむろに割烹着着んのやめろ可愛いだろ」
皐月「今日の晩御飯はこんにゃくとたけのこの煮物にする」ｷﾘｯ
流子「あー……肉も入れてくれ。今日は肉の日でもあんだろ？」
皐月「ふっ……よかろう。この鬼龍院皐月に不可能は無い」
流子「えらく物分かりが良いじゃねぇか」
皐月「こんにゃくだけを食べ過ぎても良くはないからな。買い物の時点で抜かりは無い」ﾌﾌﾝ
流子「へいへい」
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皐月「おい流子。ごろごろしてないで起きろ」
流子「ん゛ー……」
皐月「掃除機をかけるのでどいてくれ」
流子「掃除機だぁ？」
皐月「うむ。今日はお掃除の日だ」
流子「あー……5/30でごみぜろってか」ｺﾞﾛﾝｺﾞﾛﾝ
皐月「そうだ。だからしっかり掃除しなくてはならない」
流子「あー……後でやるよ。だからごろごろさせてくれ」ｺﾞﾛﾝｺﾞﾛﾝ
皐月「駄目だ流子。それは絶対やらない愚か者の言い分だ」ｷﾘｯ
流子「くっ……おかんかお前は……」
皐月「私はそんな年齢ではない。さて、さっさと始末するぞ。起きろ、流子」
流子「はぁ……わーったよ。いっちょやるとすっかね」
流子「蕎麦食いてぇ」
皐月「ほう……では打つとしよう」
流子「はぁ……？ 」
皐月「蕎麦は打ってこそ蕎麦だ」ｷﾘｯ
流子「……いや、アタシは今すぐ適当に食えれば良いって言うかよ」
皐月「そうか……うむ……」ｼｮﾎﾞﾝ
流子「ぁぁ手打ち蕎麦が食いてぇなぁぁ！！！出来立てがベストだよなぁ！！！」
皐月「ふっ……まかせろ流子。この鬼龍院皐月！いざ、推して参る！」ｷﾘｯ
流子「頼むから麺棒は振り回さねぇでやってくれ」
流子「……」
流子「……す、少し手伝ってやろうか？」
皐月「む？やってみたいのなら素直に言えばよかろう」ｸﾞﾘｸﾞﾘ
流子「そ、そんなんじゃねぇ！///」
流子「あちー。信じらんねぇくらいあっちぃわ」
流子「団扇しかねぇのは困りもんだぜ全くよぉ」ﾊﾟﾀﾊﾟﾀ
皐月「スカジャンはどう考えても暑いだろう」ﾇｯ
流子「しゃーねぇだろ。これしかねぇんだから」
流子「と言うかお前は服を着ろ。肌着じゃねぇか」
皐月「衣替えだ」ｷﾘｯ
流子「衣を着ないことを衣替えとは言わねぇよ」
皐月「服を着ぬものたちもいたではないか」
流子「衣を脱ぎ捨てることも衣替えとは言わねぇ」
皐月「……ふむ。ならば夏服を買いに行くぞ流子」ｷﾘｯ
流子「へいへい」
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