真紅「JUMが股間にローザミスティカを隠し持っているのだわ」 (72)

真紅「本当よ」

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~桜田家~

翠星石「えええええ!?」

真紅「しっ、静かに。昼寝してる雛苺が起きちゃうのだわ。あまり知られたくないのよ」

翠星石「す、すまんですぅ。で、JUMが? 股間に?」

真紅「ええ。JUMがその股間にローザミスティカを隠し持っているの」

翠星石「真紅、いくらなんでもそれはないと思うですぅ」

真紅「あら、どうして?」

翠星石「いいですか真紅、ローザミスティカは翠星石たち薔薇乙女の中にしか存在しない超希少な鉱物ですぅ。だから、いくらJUMでもそれを持ってるなんてことは…」

真紅「でも、私は見たのだわ」

翠星石「なにをですぅ?」

真紅「JUMが夕べ夜遅く、一人で股間をいじっていたの。しかも、後ろからだとよく見えなかったけれど、股間の周囲がぼんやりと光っていたのだわ」

翠星石「ぼんやりと……、光る? それって……」

真紅「そう、ローザミスティカの特徴そのものよ」

翠星石「で、でも、それだけじゃあまだ」

真紅「いえ、証拠ならまだあるのだわ。極めつけは翌朝…、つまり今朝ね。私は気になって、寝ているJUMの股間をズボン越しに観察してみたの。そしたら…」

翠星石「そ、そしたら?」ゴクリ

真紅「こんもりと膨らんで、そして脈動していたのだわ」

翠星石「脈動して…、光る…? じゃあ、それって……!」

   「まさしくローザミスティカじゃないですか!!」

真紅「だから、最初からそう言っているのだわ」

翠星石「でも、JUMのやつ、なんだってそんなとこにそんなモノを……。不可解ですぅ」

真紅「そうね。確かに不可解。だけど、あれがローザミスティカであることがほぼ確実である以上、うかつにJUMにそのことを質問するわけにはいかないのだわ」

翠星石「ふぇ? どうしてですぅ?」

真紅「…わからないの? ローザミスティカは、わたしたちがジャンクになった時に体から出てくるの」

翠星石「……あ! つ、つまり、それってまさか……」ガクガクブルブル

真紅「そう…、考えたくないけど、結論は一つ」

「JUMは既に、薔薇乙女の誰かを屠っているのだわ」

翠星石「ひぃー!!!! JUMのやつ、怖いですぅ!! サイコパスですぅ!!!」

真紅「つまり、JUMの股間のローザミスティカに私たちが気づいていることを悟られると、私たちまでジャンクにされかねない…」

翠星石「ううう、チビ人間のやつ、いったいどうしちまったですか……」」

真紅「こうなると、あまり騒ぎを大きくするのは得策じゃないのだわ」

  「私たち二人で、外堀から埋めていきましょう」

~~~~~~~~~

~~~~~~~~~
~中学校~

JUM「はあ……」

JUM(昨日の柚木テ〇ナ、最高だったなあ……。また思い出したらなんだか変な気分になってきたぞ)モゾモゾ

モブ1「どうしたんだよ桜田、元気ないじゃんか」

JUM「あ、ああ…。ちょっと寝不足でさ」

モブ2「なにやってたんだよーww またデザインでもしてたのか?」

JUM「いや、ただのネットサーフィンだよ」

JUM(最近はスマホで手ごろに閲覧できるようになったからな。全く、ちょっと引きこもってる間に世の中は便利になったなあ)

モブ2「なーんだ。俺の服作ってもらおうと思ったのに」

JUM「ドレスならすぐにでも作ってやるぞ」

モブ1・2「いらねーよwwwwwwwwww」ドッ

巴「あら、じゃあ、私に作ってもらおうかな」

JUM「か、柏葉っ!? 聞いてたのか?」

巴「ええ。桜田くん、寝不足なんだって? ダメじゃないの」クスクス

JUM「あ、ああ……」

巴「ちゃんと寝て、ちゃんと勉強しなきゃ。せっかくまたこうして学校に来たんだから、ね?」

JUM「う、うん。わかったよ柏葉」

JUM(今日のおかずは! 柏葉、キミに決めた!!)

モブ1「…ちぇー、あいつら仲いいよなー」ヒソヒソ

モブ2「俺だって桜田が好きなのに…」ヒソヒソ

~~~~~~~~~~~~~~~

~~~~~~~~~~~~~~~

~桜田家~

翠星石「でも真紅、外堀から埋めるって、いったい何をするんですぅ?」

真紅「とりあえず、聞き込みなのだわ。手始めに……」

ガチャ タダイマー!

真紅「のりに聞いてみるのだわ」

翠星石「なるほど、のりなら知ってるかもしれんですねぇ」

のり「ただいまー! あら、真紅ちゃんに翠星石ちゃん、ヒナちゃんはどうしたの?」

翠星石「チビ苺はお昼寝ですぅ、それよりのり、その……」

のり「どうしたの?」

真紅「JUMの股間のローザミスティカについて、知っていることを洗いざらい教えなさい」

のり「JUMくんの……股間の? ごめん、ローザ…、何かしら?」

真紅「ローザミスティカ。私たち薔薇乙女の生命の元。つまり私たちにとって、生命の宝玉とも呼ぶべき物体のことなのだわ」

のり「いのちの……、宝玉?」

のり(股間にある、生命の元、宝玉……)

(なあんだ! キンタマのことね!)

のり「ええ、よく知ってるわよ?」ニッコリ

真紅・翠星石「!!!!」

翠星石「真紅、これは」ヒソヒソ

真紅「ビンゴね。まさかこんなに早く行きつくなんて……」ヒソヒソ

のり「それが、どうかしたの?」

翠星石「あの、ええっと、翠星石達は、そのローザミスティカが気にかかってるんですぅ」

のり「まあ! あらあら、そうなの~」

のり(JUMくんったら、やるわねえ)

真紅「のり、確認させてもらうのだわ。JUMの持ってるローザミスティカっていうのはどんなものなの?」

のり「どんなもの、かあ。そうねぇ、丸くって、ごろっとしてて。大きさは私の親指ぐらいなんだけど、二つで一つの相棒って感じかしら?」

翠星石「二つで一つ……?」

真紅「待って、のり。JUMは、ローザミスティカを、一つのみならず二つも所持しているの?」

のり「そうよぅ。あれ? 真紅ちゃんたち、知らなかったの?」

真紅「初耳なのだわ…。JUMったら、一人では飽き足らず、私たちを二人も……」ブツブツ

のり「?」←聞いてない

翠星石「でも真紅ぅ、翠星石たちの知ってるローザミスティカとは、ちょっと違うような気がするですぅ」ヒソヒソ

真紅「え?」ヒソヒソ

翠星石「だって、翠星石達の知ってるローザミスティカは、ごつごつしてますし、とがってるです。あまり丸くてごろっとはしてないですぅ」ヒソヒソ

真紅「それもそうね…。ねえ、のり」

のり「今度はなぁに?」

真紅「確認をしたいのだわ。そのJUMのローザミスティカだけど、光ってたりすることはあるの?」

のり「光ってること、ねえ…。まあ、ある、かな」

真紅・翠星石「!!!!」

のり(JUMくんのキンタマ、立派すぎてたまに後光がさしてるもの)

真紅「そ、それはどんな光かしら?」

のり「そうねえ…。金色の光だったり、たまにピンクだったりするわねえ」

のり(神々しく見えることもあれば、エッチなものに見えちゃうときもあるわ。…だ、だってJUMくんも私も思春期ですもの!)

真紅「見なさい、翠星石。まさしくローザミスティカなのだわ」ヒソヒソ

翠星石「にわかには信じがたいですけど、そう認めざるを得ないですぅ」ヒソヒソ

のり「あの~、真紅ちゃん? 私、そろそろお夕飯の支度しなきゃいけないんだけど…」

真紅「ええ、ありがとう、のり」

のり「お役に立てた?」

真紅「素晴らしい情報源になったのだわ。やはりのりは素晴らしい家来ね」

のり「うふふ、ありがとう。さて、ハンバーグ、ハンバーグっと……」タタタタ

翠星石「……またはなまるハンバーグですか」

真紅「それは言わない約束よ。さ、行きましょう」

翠星石「どこにですぅ?」

真紅「決まってるじゃない。二人も姉妹が屠られたのよ。誰が無事か、安否確認に行くのだわ」

翠星石「おお! 合点ですぅ!!」

~~~~~~

~~~~~~

金糸雀「真紅に翠星石? カナに何か用かしら?」

真紅「生きてたのね」

金糸雀「え? それってどういう――――」

翠星石「生きてるカナはただのカナですぅ。真紅、次に行くですよ」

真紅「ええ、そうしましょう」

金糸雀「ち、ちょっと待って! ひょっとしてカナの出番これだけかしr―――――!!」

~~~~~~~

~~~~~~~

水銀燈「ふんふふーん、はーっやく芽を出しなさーい♪」ジョロロロロ

ニュルン
水銀燈「ひっ!? ……なぁんだ、真紅に翠星石じゃない。驚いて損しちゃったわぁ」

真紅「生きてたのね、水銀燈」

水銀燈「え? 私が死ぬわけ―――、ハッ! それとも何、私がジャンクとでも言いたいの!?」

翠星石「そんなこと一言も言ってねえですぅ」

水銀燈「じゃあどういうことなのよ」

真紅「あなたには関係ないことなのだわ。JUMのことだもの」

水銀燈「あら、あなたたちのマスターのこと? なら興味ないわぁ」

翠星石「ところで水銀燈、さっき何をしてたですぅ?」

水銀燈「ああ、これ? ガーデニングよぉ」

真紅「なんの植物を育てているの?」

水銀燈「これ? これはヤクルトの木よぉ」

翠星石「…は?」

水銀燈「ヤクルトの蓋と、ピルクルの蓋、それとミルミルを4:1:2で混ぜ合わせた種を植えたらヤクルトの木が生るんだって。めぐが教えてくれたのよぉ」

真紅「そ、そう…。頑張ってね、水銀燈」

水銀燈「ええ。あなたたち、ガーデニングの邪魔よ。ふんふふーん♪」ジョロロロ

翠星石「……強く生きるですよ、水銀燈」

~~~~~~~~~

~~~~~~~~~

蒼星石「はあ……。おじいさんめ、ついに本格的にボケて僕のことをかずきだと思い込んじゃったよ。早く保険金はいらないかなあ……」

ニュルン

蒼星石「ん? なんだ、真紅に翠星石か。いらっしゃい」

翠星石「蒼星石ぃ!!」ダキッ

蒼星石「あはは、どうしたのさ翠星石」

翠星石「翠星石は、翠星石はぁ…、蒼星石のことが心配だったですよ!」グスッ

蒼星石「心配…?」

真紅「こら、余計なことを言うんじゃないの、翠星石」

翠星石「だって、だってえ……」

蒼星石「真紅、どういうことか説明してくれるかい?」

真紅「あなたには関係のないことなのだわ」

蒼星石「でも、翠星石が泣いてる」

翠星石「蒼星石、蒼星石ぃ!!」ビエー

真紅「ええい、厄介な姉なのだわ!」

蒼星石「真紅、僕も手荒な真似はしたくない…。話して、くれるかな?」ジャキン

真紅「はあ…。わかったのだわ。あなたと戦ったら本末転倒だし」

蒼星石「??? どういうことだい?」

~~~説明中~~~

蒼星石「なんだって…? JUMくんがローザミスティカを?」

真紅「蒼星石、股間に、が抜けてるのだわ」

蒼星石「ああ、そうだったね。JUMくん、なんだって股間にローザミスティカを…」

翠星石「それは翠星石たちにもわからんですぅ。でも、股間にローザミスティカを隠し持っていることだけは確かですぅ」

蒼星石「…でも、変だな」

真紅「何が変だというの?」

蒼星石「だって、君たちは今までに何人の姉妹の安否を確認してきたんだい?」

翠星石「何人って…、そりゃあ、チビカナと、水銀燈と、蒼星石と…」

真紅「私と、翠星石…」

蒼星石「そう、のりさんの話が確かなら、JUMくんが持っているローザミスティカはふたつ。そして、僕たちの姉妹のうち5人は無事。ということは…」

真紅・翠星石「…っ!!」






蒼星石「雛苺は昼寝だといったね。――それは本当に、昼寝かな?」

真紅「で、でも、今朝、雛苺は無事だったのだわ! JUMは昨夜からローザミスティカを―――」

蒼星石「確かに真紅がJUMくんの隠し持っているローザミスティカを、『少なくとも一つ』確認したのは昨夜だね。だけど、JUMくんのローザミスティカが、その後のりさんが返ってくるまでの間に、『二つ』に増えたんだとしたら……?」

真紅「―――ッ!!!」

翠星石「ち、チビ苺っ!!」

真紅「戻るわよ、翠星石!!」

蒼星石「待って、僕も行くよ。二つのローザミスティカの力を吸収したJUMくん……。仲間は、多い方がいい。違うかな?」

真紅「ええ、助かるのだわ」

翠星石「チビチビ!! 今行くですよ!!」

~~~~~~~

~桜田家~

雛苺「ふにゅ~……ふにゅ~……トゥモエー、うにゅ~なの……トゥモエには二つのうにゅ~がついてるの~……」スヨスヨ

ニュルン

真紅・翠星石・蒼星石「雛「雛「チビ苺!」苺!!」苺!!!」

雛苺「う、うにゅっ!?」

  「ど、どうしたの? みんな、怖い顔してるの……」

真紅「無事、だった……」ストン

雛苺「???」

翠星石「蒼星石! あんまり翠星石達を驚かすんじゃないです!!」

蒼星石「ごめんね、翠星石。……しかし、こうなると、雪華綺晶の方も無事な可能性が高いな……」

翠星石「どういうことですぅ? じゃあ、どうしてJUMはローザミスティカを」

雛苺「JUM? ローザミスティカ? どういうことなの?」

翠星石「きえええええっ!? す、スパイです!! 伏兵がいやがったですぅ!!!」

雛苺「翠星石はうるさいの。ねえ、真紅、蒼星石、どういうこと??」

真紅「はあ……。こうなってしまったら、話した方が静かに話が済みそうね……」

蒼星石「僕から話そう」

真紅「助かるのだわ」

~~説明中~~

雛苺「ほえ~……、JUMが、ローザミスティカを……」

翠星石「でも、姉妹はみんな無事ですぅ」

真紅「そうね。……一体、どういうことなのかしら」

蒼星石「勘違い、ってことはないよね」

真紅「ありえないのだわ。JUMの股間にある宝玉は、ローザミスティカそのものですもの」

翠星石「う~ん、難しくて頭痛くなってきたですぅ」

雛苺「……、ヒナ、わかっちゃったかもしれないの」

真紅「え?」

蒼星石「本当かい?」

雛苺「本当なの。そしてこれが正しければ、JUMは……」




  「世界を征服する気かも、しれないの」

翠星石「世界を征服ぅ? やいチビ苺! 適当言うんじゃないですぅ!!」

雛苺「適当じゃないの!! ほんとにほんとに大変なの!!」

蒼星石「まあまあ、翠星石。雛苺の話を聞いてみよう。それからでも遅くはないよ…。さ、雛苺。話してみてくれるかな?」

雛苺「うゆ…」

雛苺「あのね、この間、雪華綺晶と戦った後、真紅が動けなくなっちゃったことがあったと思うの」

真紅「ああ…、そんなこともあったわね」

翠星石「結局、中の薇が物理的にぶっちぎれてただけだったですぅ。槐に取り換えさせたら治ったですね」

雛苺「その時、アホのJUMは勝手にローザミスティカのせいだと思い込んで、ヒナと一緒に毎日毎日タンザニアあたりまで石を掘りに行ってたの。我ながらアホだったと思うの」

蒼星石「そんなにアホ連呼しなくても」

真紅「確かにアホなのだわ。――――ハッ!!」

翠星石「?? どうしたです? 真紅」

蒼星石「真紅……、僕も、わかったかもしれない」

真紅「雛苺、つまりあなたはこう言いたいのでしょう?『JUMはローザミスティカを独自に掘り当てた。それも二つ』…って」

雛苺「そうなの」

翠星石「でも、それがどうして世界征服につながるですぅ?」

蒼星石「翠星石、忘れたのかい? ローザミスティカを7つ集めると、集めた者は世界一の美少女―――アリスになれる。それが僕たちに課せられたアリスゲームの根幹だったはずだ」

真紅「そう。そして、世界一の美少女になるということはつまり、世界一の力を手にすることを意味する――――」

雛苺「そうなのよ。だから、JUMの狙いは―――――」

翠星石「???」




真紅「アリスの力を意のままに操り、世界を征服することなのだわ」

翠星石「うーん、いまいちピンとこないですけど……、なんだか恐ろしそうですぅ」

蒼星石「恐ろしいなんてものじゃないよ。世界はJUMくんの意のままになる。生かすも殺すもJUMくん次第さ」

翠星石「ひょええええ!! それは恐ろしすぎるですぅ!!」

真紅「そう、そんな世界、危険すぎる。せっかく平和になったというのに、そんなことを受け入れるわけにはいかない」

蒼星石「僕たちのすべきことは、決まったね」

真紅「ええ。私たちのすべきこと、それは―――」

「JUMの股間のローザミスティカを破壊する」

翠星石「そ、そんなの危険です! 無謀ですぅ!!」

蒼星石「でも、そうしないと、大変なことになるんだよ」

真紅「そうなのだわ。そのために、作戦会議をしないといけないわね…」

雛苺「ヒナも頑張るの!!」

~~~~~~~

~~~~~~~

蒼星石「…よし! その作戦で行こう!」

翠星石「チビ苺、しくじるんじゃないですよ?」

雛苺「合点なの!!」

ガチャ タダイマー

真紅「ちょうど帰ってきたわね。……それじゃあ」

真紅・翠星石・蒼星石・雛苺「「「「オペレーション・スタート(ですぅ)(なの)!!!!!」」」」

JUM「あー、今日も疲れたー……」

JUM(しかし今日は、いっぱい柏葉と話したな。…む、胸元をのぞき込んだら、ぶ、ブラも見えたし。フヒヒ)

JUM(あー、夜にしようと思ってたのに、元気になってきちゃったな)ビンビン

雛苺「JUM!」

JUM「!!」ビクゥ

  「な、なんだお前か。脅かすなよ」

真紅(偵察中)「JUMのあの怯えよう……」ヒソヒソ

蒼星石(偵察中)「ああ、間違いないね」ヒソヒソ




真紅・蒼星石(今、JUM(くん)の股間にはローザミスティカがある!!!!)

雛苺「JUM登りをするのー♪ JUM~」ヨジヨジ

JUM「な、なんだよくすぐったいな」

JUM(でも、僕も最近学校が忙しくてこいつらに構ってやれてなかったしな。まあ、勃起はしてるけど、前も勃起させたところにわざと登らせたこともあったし、まあ、ばれないだろ)

そんな風に考えながら、思春期真っただ中の中学二年生、桜田JUMは余裕の面持ちで雛苺のJUM登りを受け入れていた………。
そして雛苺は順調にJUMの足を登っていき、ついに禁断の部位――――股間までその歩を進めた。
無論、JUMに邪な思いはない。あろうはずもない。ただの微笑ましい光景、そのはずだった。






――――――刹那

JUMの背筋に一筋の悪寒が走った。
まるで、自らの愛息子が、危機に瀕しているかのような予感とともに。
JUMが急いで雛苺を振り払ったのと、雛苺がその握力200kgオーバーの右手をJUMの股間へと伸ばしたのは、まさに同時であった。


轟ッッッッ!!!!!!!



そんな衝撃波が生じると同時に、雛苺の右手は……




雛苺「う、うにゅっ…?」




空を、切っていた。

JUM「お、お前えええええええええっ!!!!!!!」ブンッ

雛苺「きゃあ!!!」ドシン

JUM「ぼ、僕に何をしようとしたあああああっ!!!!!!」

雛苺「た、助けてなのー! 真紅―!! 蒼星石―!!!!」

真紅「大丈夫、雛苺!?」スタッ

蒼星石「ケガはないかい!?」サッ

翠星石「ちょ、翠星石のことも頼るですぅ!!」バタバタ

雛苺「ひ、ヒナは大丈夫なの。それよりもJUMの股間が……」

JUM「股間!? 僕の股間がどうしたっていうんだ!?」

真紅「あら、とぼけたって無駄よJUM」

翠星石「とうにネタは割れてるですぅ!! 神妙にお縄につきやがれですぅ!!!」

JUM「は?」

蒼星石「JUMくんが股間にローザミスティカを隠し持ってるってことは、もはや周知の事実だということさ」

JUM「……」

   「いやいやいやいやいや」

翠星石「JUM…?」

JUM「いやいや、これローザミスティカじゃないから」

真紅「え?」

JUM「お前たちの勘違いだから」

蒼星石「じゃあ、なんだっていうんだい!?」

JUM「それは…。言えないけどさ。とにかくローザミスティカじゃないから」

真紅「わかんないのだわ、そんなの」

JUM「JUMだから(笑) わかるから(笑)」

「とにかく僕は部屋に帰る!! 夕飯まで入ってくるな!!」
バタン!!

真紅「…行っちゃったのだわ」

翠星石「うーん、結局よくわかんなかったですねえ」

蒼星石「のりさんに聞いてみようか」

雛苺「それがいいの」

~~~~~~~

~~~~~~~

のり「え? JUMくんが?」

真紅「そう、あれはローザミスティカじゃないって言い張ったの」

のり「そう……」

のり(まあ、そうよねえ…。あれはキンタマだもの)

のり(あれ? でも……)

『JUMくんのキンタマ≠JUMくんのローザミスティカと仮定する

このとき、真紅ちゃんのローザミスティカ=真紅ちゃんの大事なものが成り立つので、これを整理すると、ローザミスティカ=大事なものとなる。これを右辺に代入すると、

JUMくんのキンタマ≠JUMくんの大事なもの

が成立する。

よって、JUMくんのキンタマはJUMくんの大事なものではない

                                Q.E.D.』






のり(J U M く ん は キ ン タ マ が 大 事 じ ゃ な い ?)





のり(Σ( ̄ロ ̄lll)ガーン!!!!!!!)

のり「うっ、うっ、うう……」ドサッ

真紅「の、のり?」

翠星石「しっかりするです!!」

のり「あ、で、でも…」

のり(この間、テレビで、性転換した元男性が――――)

~~~

元男性『んっふ、なんといっても、周りの理解が得られないのが一番辛かったですねえ』

のり「ふーん」バリボリ

~~~

のり(!!!!!! そうよ!! 私がJUMくんを理解してあげないと! JUMくんがかわいそうだわ!!)

真紅「それでのり、私たちはJUMのローザミスティカをつぶそうと思ってたのだわ」

のり「!!!!」

のり(どうして気づかなかったんだろう! やはり真紅ちゃんたちは腐っても洋物のダッチ…、そういうのには理解があるんだわ。…愚かなお姉ちゃんを、許してね、JUMくん)ホロリ

のり「ええ、真紅ちゃん、それを続けてちょうだい」

真紅「え?」



のり(JUMくんが大事じゃないって言うなら、キンタマなんていらないっていうなら―――)



のり「すっぱり、切り落としてあげて。それがきっとJUMくんのためなの…。う、うう、ううう……」

翠星石「のり! しっかりするです!!」

真紅「のり、つまり、JUMのローザミスティカはローザミスティカじゃないけれど、切り落とさなきゃいけないものなのね!?」

のり「ええ、そうよ。JUMくんを……、JUMくんを、救ってあげてちょうだい」

雛苺「……のり」

真紅「翠星石、雛苺、のりを任せたのだわ」

雛苺「うい!」

翠星石「合点承知の助でい、ですぅ!!」

真紅「その間に…、蒼星石」

蒼星石「……ああ」ジャキン



   「この庭師の鋏で、JUMくんの股間のローザミスティカじゃないものを、ぶった切る!」

~JUMの部屋~

JUM「柏葉っ!! 柏葉っっ!!!」シコシコ

コンコン

JUM「わわっ、な、なんだよ! 夕飯まで開けるなって言ったろ!!」

真紅『違うのよJUM、開けてちょうだい。私たちは、あなたに謝りに来たの』

JUM「僕に…?」

蒼星石『ああ。僕たちの勘違いでJUMくんには迷惑をかけたからね。だから、お詫びをしようと思って』

JUM「それは今じゃなきゃダメなのか?」

JUM(今いいところなんだよなあ)ギンギン

真紅『早いうちじゃないとだめなの。新鮮なうちじゃないと……』

JUM(新鮮? 寿司でも取ってくれたのかな。まあ、あのはなまるハンバーグ以外ならなんでもいいや)

JUM「わかったよ、開けてやる」



ガチャ

真紅「ありがとう、JUM……」

JUM「ああ。それで、お詫びってなんだ?」

蒼星石「僕のお詫び……、それは」

ジャキン ザクッ チョキン

JUM「……え?」

蒼星石「―――キミの股間にあるものを、断ち切る!!」

ボト   ボト

JUM「あ、ああ……」









「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!」



バオッ!!!!!!!!!!




真紅「きゃあ!!」ドサッ

蒼星石「うわっ!!」ドサッ

ドタドタドタ

翠星石「な、何事ですぅ!? 家が、丸ごと揺れて……、って、JUM!!!!」

JUM「ぐがああああああああああああ!!!!!!!!!」ボタボタボタボタ

蒼星石「なんて、ことだ……」

雛苺「JUMからすさまじいパワーを感じるの……、ローザミスティカなんて、比じゃないくらいの……」

真紅「くっ……、のりは、この事態をも予見してたというの!?」

JUM「ああああああああああああああおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!」ボタボタボタボタ!!

翠星石「ひっ!! こ、こっちに来るですぅ!!」

蒼星石(これまでか……っ!!)



おやめなさい……



JUM「ぐがぁ……?」

真紅「な、なんなの? この声……」




おやめなさい、JUM。私の……父よ



蒼星石「こ、これは……?」



私の声が聞こえるはずです。……JUM!!!



雛苺「う、うゆ……、切り落とした股間が、しゃべって……!!」

???「そう、私はあなたの大事な息子……」



右のキンタマ「右のキンタマです」

真紅・翠星石・蒼星石・雛苺「!!!!!!!!!!!」

左のキンタマ「そして私が、左のキンタマ……、JUMよ、よく聞きなさい……」

JUM「が、があ…………」

右のキンタマ「この子たちは」

左のキンタマ「この子たちは」

右のキンタマ「あなたのためを想ってやったのです」

JUM「デ……デモ………デモ!! ボクハキンタマヲウシナッタ…………ウシナッタンダアアアアアアア」

左右のキンタマ「「よく聞きなさい、JUM」」

右のキンタマ「私たちは失われてなどいない」

左のキンタマ「解放されたのです」

JUM「カイ……ホウ……?」

右のキンタマ「はい。そうです」

JUM「だけド……、お前らハ、モウ僕とはつながっていなイ……。それなら、解放されたッテ……」

左のキンタマ「つながっていないから、なんなのです」

右のキンタマ「あのiPhoneだって、イヤホンジャックを廃止しました」

左のキンタマ「つながっていなければ、無線で飛ばせばいい」

右のキンタマ「つながっていなければならない道理なんて、ない」

左右のキンタマ「「Bluetoothにできて、私たちにできないことなんて、ない」」

JUM「………クク」

   「ククク……ははは………、あははっはははははは!!」

JUM「なんだよそれ…、全く意味が分かんねえよ……」

右のキンタマ「私たちは」

左のキンタマ「冷やされていれば大丈夫」

右のキンタマ「冷蔵庫に、入れておいてください」

左のキンタマ「そうすれば、私たちはいつでもどこでもつながれる」

左右のキンタマ「「いつでも一緒ですよ、JUM」」

JUM「……そっか、そうだよな」

  「いつでも一緒……、か」



JUM「なあ、お前ら」クルリ

ドールズ「!!!!!」ビクゥ!!




JUM「――――ありがとな」




翠星石「……へ?」

JUM「僕のためを想ってやってくれたんだろ?」

真紅「……ええ。そのとおりよ」

JUM「解放してくれて、ありがとう。僕を……、この、息子(キンタマ)たちを――――」

蒼星石「JUMくん……」

雛苺「うゆ……すごいの……」

左右のキンタマ「「さあ、参りましょう」」

JUM「…ああ」



右のキンタマ「ときは きたれり」


左のキンタマ「いまこそ つながるとき」


左右のキンタマ「「スペルマは おまえのもの」」


左右のキンタマ「「ふきあがれ そらたかく!」」

~~~~~~~~~~~~
JUM「いやー、一時はどうなることかと思ったよ」

真紅「ごめんなさい、JUM。私、完全に誤解していたわ」

JUM「いいっていいって。冷蔵庫に入れとけば、半永久的に大丈夫らしいしさ」

   「それに、この生活にも慣れてきたんだ。別に、無線でつながってるから、出ないわけじゃないしね」

蒼星石「そうみたいだね」

雛苺「この間の噴水、すっごかったのー!!」

翠星石「虹がかかっていたですぅ!!」

JUM「ははは、まあ、もし股間を蹴られてもキンタマがないから痛くないし、今のとこいいことばかりかな」

のり「ほんとうにごめんねえ」

JUM「お前はもっと反省しろ」

のり「そんなぁ~」

雛苺「そ、それよりJUM、早く行こ!!」

JUM「そうだな、そろそろ行くか。おい、お前が全額出せよ、ネズミーランドまでの金も、中での飲食代も」

のり「わ、わかってるわよぅ……」

翠星石「さっさと出発ですぅ!!」

雛苺「おー!!」

蒼星石「ふふ、僕も楽しみだな」

真紅「全く、騒がしい家来ね」

JUM「真紅、もうネズミミつけてるのお前だけだぞ」

真紅「―――――っ!!」ゲシッ!!

JUM「あいて! こいつ、蹴ったな!!」

のり「ほらほら、ケンカしないの! さっさといきましょう!」

~~~~~~~~~~

~~~~~~~~~~
~桜田家(全員留守)~

バサッ

水銀燈「めぇぇぇぇぐぅぅぅぅ、よぐもだまじでぐれだわねぇ…………」グスッ

水銀燈「あなたたちもわかってて黙ってたわねぇ……、許さない!!!」

パリーン!!!

水銀燈「おらあ!! 真紅!! 翠星石!! 出てきなさいよぉ!!」

シーン

水銀燈「……ふん、なによぉ、留守?」

グーキュルキュル

水銀燈「……お腹減った。なにかないかしらぁ」

水銀燈「……あれ? これって冷蔵庫よねぇ。開けちゃえ」パカ

   「なにこれ……、ラッキョウ……?」

水銀燈「…………ふーん」

ヒョイッ

水銀燈「これは私が後でじっくり噛んで食べてあげるわぁ」

水銀燈「ふふっ……」

水銀燈「貰っちゃった、貰っちゃったぁ。ラッキョウ、貰っちゃったぁ♪」

以上です。

きらきーがいるなら結菱世界線じゃね?とかそういう細かいことは言わないでね
設定は適当なので適当に読んでください。

それにしても、生まれて初めてネタが天から降りてくる経験をしました。
降りてきたのが薔薇乙女とキンタマという素晴らしいネタでよかったです

みなさんも、勢いあまって切り落とさないようにしましょう

それでは、また

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