アライグマ「ロッジには……逆さ女がでるのだ~」「逆さ女?」 (11)



タイリクオオカミ「黒い影……きになるねぇ」

アミメキリン「原作の参考になりそうですか!? せんせ~!!」

アリツカゲラ「それってその時生まれたフレンズじゃ~……」


タイリクオオカミ「……それにしても君たちも怖いもの知らずだね。ここは怪奇現象で有名なロッジなんだよ……」

アリツカゲラ「オオカミさん~、風評被害はやめてくださいよぉ」

アライグマ「知ってるのだ! アライさんも聞いたことがあるのだ!」

フェネック「へ~、それ初耳かも~、アライさんどんな話しなの~?」

タイリクオオカミ「ほう、私にも聞かせて欲しいな、どんな話なんだい?」

アライグマ「フッフッフそれは、逆さ女なのだ!」

一同「逆さ女……?」

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アライグマ「逆さ女なのだ~、ベッドで寝ている人を覗き込むフレンズがでるのだぁ~」

アリツカゲラ「このロッジにそんなフレンズさんいませんよー」

アミメキリン「そ、そうよ。大体なにが目的でそんなことするのよ」

アライグマ「はっはっはー、逆さ女はなぁ、頭を下にして、長い髪を垂らしながらベッドで寝ているフレン
ズにある質問をするんだぞ~」

フェネック「へ~……どんな質問をするんだろー」

アライグマ「それは、おいおい話していくことにするのだ!」

アミメキリン「えー、話を引き伸ばして本当はネタが無いんでしょ」

アライグマ「……あれは、去年の夏のことなのだ」

一同 「まじであるのか……」



アライグマ「アライさんの友達がうどんを打ちにこのロッジで合宿を行ったのだ、名前は釜揚げ君っていうのだ。うどんを打つのは大変キツかったけど、釜揚げ君とお互いにはげましあいながら、辛いうどんを打ちに耐えてきたのだ」

一同 (まさかの体験談……)

フェネック(釜揚げ君ってだれだろ……)

アライグマ「それで、釜揚げ君、合宿中に逆さ女にあったのだ、アライさんもこの事件があってから初めて逆さ女の事を知ったのだ。うどんも蒸した熱い夜だったのだ」

アライグマ「うどん打ちに疲れた身体を横たえて釜揚げ君は夜中に寝苦しくて目を覚ましたのだ」

アライグマ「すると……」

アライグマ「逆さ女が現れたのだ」

一同「ひえっ……」

フェネック(去年の話しだったらアライさん私とサバンナちほーにいたような……)




アライグマ「逆さ女は、釜揚げ君をベッドの上から、覗き込むようにして見たのだ」

アライグマ「そして、こんなことをいったのだ」

アライグマ「「起こしてしまったんだねぇ。私と会ったことは、誰にも言うんじゃないよ。これはお前と私の二人だけの秘密なんだからね。」」

アライグマ「「おまえはいい子だろ?」」

アライグマ「「いい子だったら、約束を守れるねぇ?」」

アミメキリン「か、釜揚げ君はどうしたの……?」

アライグマ「誰にも言わないと約束したのだ」

アライグマ「約束したら、逆さ女は「そうかい、誰にも言わないんだね……約束だよ」と言ってスルスルと上に登るように消えていったのだ」

アライグマ「アライさんはそれまで、あんな不気味な声を聞いたこと無かったから、驚いたのだ。その声は、カエルのように潰れていたのだ」



アライグマ「次の日、アライさんは釜揚げ君の後をずっと付け回したのだ」

アライグマ「釜揚げ君が、逆さ女との約束を破らないかどうかが心配だったのだ」

アライグマ「釜揚げ君は、誰にも言わなかったのだ。そうして、一日は無事に終わったのだが……」

タイリクオオカミ「……何かあったんだな」

アライグマ「次の日……、再び逆さ女が現れたのだ」

アライグマ「そして、こういったのだ」

アライグマ「「おまえは誰にも言わなかったね。ほうびとして、いいことを教えてやろう。誰か、信頼できる人に私と会ったことを話してみるといい。そして、私の正体を訪ねてみるといい……」」

アライグマ「逆さ女はこれだけ言い終わると、又もスルスルと消えていったのだ」




アライグマ「次の日、釜揚げ君は、うどん打ちにの合間にアライさんを呼び出し、逆さ女の話をしたのだ」

アライさん「アライさんは、釜揚げ君のもとに逆さ女が現れたことを知っていたから、釜揚げ君の相談を嬉しく思ったのだ」

アライさん「釜揚げ君にとって、アライさんは信頼できる人だってことなのだ、だから嬉しかったのだ」

フェネック(…………)

アライグマ「けど……悲劇はその時起きてしまったのだ……。釜揚げ君がアライさんに逆さ女の話をし終えた途端……!!」



逆さ女「おまえは、約束を破ったね……」

アライグマ「逆さ女が、釜揚げ君の背後に現れたのだ……。そして、釜揚げ君の背中から……」

アライグマ「だし汁が飛び散ったのだ……」

アライグマ「逆さ女の顔や手も、だし汁まみれ」

「やめ……ぐわあ……っ!!」

アライグマ「逆さ女は、釜揚げ君の身体をどんどん切り刻んだのだ」

アライグマ「アライさんは、釜揚げ君のだし汁を顔いっぱいに浴びて、何が起きたのか良くわからない状態になっていたのだ」

アライグマ「だし汁が目に染みて、何が起きたのか確かめるすべがなかったのだ」




アライグマ「しかし……」

アライグマ「足元に何かが、ゴロリと当たった感触を覚えているのだ」

アライグマ「それは、ツルツルコシがありまるで、極上の麺のようなものが」

アライグマ「アライさんは思い出したのだ……、これは、もしや、釜揚げ君の……茹でた麺では……とね」

アライグマ「それから、アライさんは気を失ってしまったのだ」

アライグマ「気がつくと、アライさんは釜の前に倒れていたのだ」

アライグマ「周りを見回し、立ち上がろうとすると……」



アライグマ「釜の炎の中に、手のようなものが燃えているのが見えたのだ。あれは、きっと釜揚げ君なのだ」

アライグマ「逆さ女に切り刻まれて、うどんにされてしまったのだ」

アライグマ「アライさんはそれから、逆さ女について調べたのだ」

アライグマ「ロッジの奥の壁に、昔逆さ女にあってしまったフレンズが書いたもの」

アライグマ「そこには、恐ろしい事実が、逆さ女はニコニコ動画のうp主だったのだ」

アライグマ「彼女はどんなものでもうどんを打つシリーズにしてしまうのだ」

アライグマ「このSSもうどんを打つアライさんシリーズなのだ」

アライグマ「アライさんの話はこれで終わりなのだ!」


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