紗枝めし!【小早川紗枝とトンカツ編】 (56)

モバマスSSです

紗枝はんとモバPが飯食うだけです

何!?GWはとっくに終わっていたのか!?


言葉遣い間違ってても堪忍してや

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1495033334

早苗「ようこそ、プロデューサー君」

モバP「・・・」

早苗「会議室改め早苗お姉さんの取調べ室・・・。さぁ覚悟しなさい。きっちりシメてあげるから」

モバP「(何でこんなことに・・・)」

早苗「身に覚えがないなんて言ってられるのも今のうちよ!証人だっているんだから!美優ちゃんとか!」

モバP「(カツ丼うまそう・・・)」

早苗「カツ丼はいいから真面目に聞きなさい!というかそれ食品サンプルだから!」

モバP「最近のはよく出来てますね」

早苗「でしょー。ってそうじゃないの!」





紗枝「あれなんなん?」

ちひろ「あれですか?ただの痴話げんかですよ。もう少ししたら止めますから」

早苗「この間の温泉旅行の宴会の時、酔い潰れてそのまま寝ちゃったあたしを!ほったらかしにしたでしょ!プロデューサー君!!」

モバP「はて、なんのことやら?(あの時のことか)」

早苗「とぼけても無駄よ!あの時のせいでだらしなくグースカしてるトコ撮られちゃったのよ!」

早苗「そのせいで可憐な乙女がどれだけショックを受けたか!」

モバP「あの泥睡魔獣バグースカみたいな寝顔のどこが可憐な乙女だか」

早苗「そっ、そこは置いといてよ!ピチピチでセクシーなアイドルなんだからあたしも可憐な乙女でしょ!?」

モバP「俺は黙秘権を発動!」

早苗「ここで黙秘権!?どう見てもピチピチで可憐じゃない!」

モバP「(本当に可憐な人はピチピチとか言わないんだよなぁ)」

早苗「故郷の親御さんと事務所のちひろさんが泣いてるぞ!さぁ白状しなs」

ちひろ「・・・私は笑顔ですよ?」(ゴゴゴゴゴゴ)

モバP「ひぃ!ドン・サウザンド!」

ちひろ「攻撃力1万で消し飛びたいですか?」

早苗「すっすみません。すぐに片付けます」

ちひろ「はぁ・・・まったく」

やっぱしちひろはんが一番怖いなぁ・・・

早苗「と、というわけで許して欲しかったらまた今度飲みに付き合いなさい!そんで酔ったあたしをきっちりフォローすること。いい?」

モバP「俺は権力には屈しない!あのゼロリバースの悲劇を繰り返させない!」

早苗「い い ?」(ギリギリ)

モバP「ふぁい・・・(痛いけど柔らかい)」

早苗「はい、釈放」

紗枝「おしまい?」

モバP「あぁ。いてて・・・」

紗枝「早苗はん。あんまりやり過ぎはよろしぃあらへんで?」(ナデナデ)

モバP「紗枝の優しさが染みる」

早苗「ぶー。あたしの時と紗枝ちゃんの時と態度違わない?」

モバP「紗枝はピチピチ可憐な大和撫子だし」

紗枝「あら、そないなこと言うてもなんも出まへんよ?」

早苗「くっ、大和撫子は無理でもセクシーワガママボディなアイドルでいけるもん!」

キュ~・・・

モバP「・・・」

紗枝「・・・」

ちひろ「・・・」

早苗「・・・」

モバP「セクシーなワガママボディを維持するにはまずはご飯っと」

早苗「やめて!言わないで!!今あたしすっごく恥ずかしいから!!」

モバP「じゃあどっか食いに行くか」

早苗「どこの居酒屋?」

モバP「昼間から飲みませんよ!飯屋ですよ!」

ご飯・・・何がええやろ?

早苗「じゃあカツ丼!」

モバP「うっし、じゃあ近くのトンカツ屋に行くか」

うちが何か言う前に決まってしもたなぁ

モバP「紗枝とちひろさんもそこでいいかな?」

紗枝「うちはかまへんよ」

ちひろ「私もいいんですか?」

モバP「たまにはね」

ちひろ「やった♪一食浮いちゃった♪」

モバP「ちひろさんは自分の分は自分でね」

ちひろ「うわ~。ずるい!贔屓です!」

モバP「なんとでも言うがよい」

ちひろ「・・・今度からドリンクの差し入れの量を少し考えないといけませんね(ボソッ)」

モバP「是非ご馳走させて頂きます」

プロデューサーはんも色々難儀やなぁ

ちひろ「で、ここから近いんですか?」

モバP「すぐそこですよ。ほらもう見えてる」

早苗「うわ、本当。気づかなかった」

紗枝「灯台下暗しっちゅう言葉があるくらいやし近くのことはわからへんもんやからなぁ」

紗枝「うちかてこっちに来るまで京の事なーんも分かっとらへんかったんやし」

モバP「身近過ぎて見えないものもあるからな」

ちひろ「皆がプロデューサーさんを頼りにしてるみたいですけど影で支えてる私の存在のように」

モバP「よーし、着いたぞー」

ちひろ「えっ?酷くない?」

紗枝「ちひろはんにもいつも感謝しとりますえ」

ちひろ「もーっ!紗枝ちゃん大好き!」(ギューッ)

紗枝「はいはい」

<イラッシャイマセー
<ワイワイガヤガヤ
<スミマセーン、ミズトチョウミリョウゼンブー

紗枝「人いっぱいやなぁ」

モバP「昼時だから当然っちゃあ当然か」

あぁええ香りやわぁ

ふわ~っと香ばしい油の匂いでうちもお腹鳴ってしまいそうやわぁ

早苗「いい香り~」

ちひろ「あ、席空きましたよ」

モバP「(本日のおすすめは・・・)」

紗枝「プロデューサーはん、行くえ?」

モバP「おっと、悪い悪い」

モバP「さぁて、どれ頼もう?」

一口にとんかつ言うても色々あんなぁ

そういえばうちとんかつ食べたことあったやろか?

思い出にあらへんなぁ

うーん・・・あっ!とんかつに大根おろし付けれるんや

ちょっと油っこいやろしうちはこれにしよ

紗枝「うち決まったで」

モバP「おっ、早いな。あとはちひろさんだけか?」

ちひろ「だって色々気になるんですもん」

ちひろ「カロリーとか」

ピシッ

・・・うちももう一度考え直そかなぁ?

モバP「そんなもん気にするような体型してないじゃないですか」

早苗「プロデューサー君、女の子にとってそれは重要なことなのよ。1kgが死活問題なんだから」

早苗「あたしだって最近お腹が・・・」(ズーン)

うちも最近帯が・・・(ズーン)

モバP「ビールばっかり飲むから・・・」

早苗「分かってるわよ!だって!だって仕事終わりのビールと油っこいおつまみ美味しいんだもん!!」

モバP「・・・一度トレーナーさん達と食事制限メニュー考えようか」

早苗「うぅ・・・この脂肪がもうちょっと上に付いてくれれば・・・」

紗枝「・・・随分贅沢な悩みどすなぁ?」

紗枝「早苗はんはもう充分やと思いますけどー?まだ大きいするつもりどす?」(ゴゴゴゴゴゴ)

モバP「(怖い)」

ちひろ「さ、紗枝ちゃんはこれから胸だって成長するし」

紗枝「うち胸の話なんて一言も言うてまへんけど?」(ゴゴゴゴゴゴ)

うぅ・・・うちかてもうちょいなんとかならへんやろか?

GWは延々とAPドリンク飲んでハラハラしてた

トンカツもパン粉使ってるから実質パンだよね?パンレベル上がるよね?

ということで今日は久々に書いて眠いので寝ます お休みなさい

ちひろ「よしっ!私はこの特別なお塩で食べるのにしますね」

モバP「よし、じゃあ早速注文するぞ」

ポーン
ゴチュウモンオウカガイシマス

モバP「あ~お腹すいた~」

紗枝「プロデューサーはんはほんに食いしん坊どすなぁ。ふふっ」

モバP「男にとっちゃあ空腹は最大の敵だからな」

紗枝「そないなこと言いよるさかいこの間の野点で茶菓子ばっかしじーっと見てしまうんとちゃう?うちかて着物新しいの拵えて来たんやけど」

ちひろ「うわー・・・花より団子の典型。最低ですね」

早苗「あたしも野点ってのは分かんないけど新しい服着て来たらそりゃ褒めて欲しいわよね」

モバP「思わぬところで総攻撃を受けてる!?仕方ないじゃん!作法分かんねぇし!正座痛いし!練切や羊羹は美味そうだし!」

プロデューサーはんには野掛け(野点は茶が主体 野掛けは食事が主体)の方が良かったやろか?

まぁどちらにせよ茶菓子に負けへん花にならんとなぁ

早苗「というよりお花見してたんならあたしも連れて行ってよ!」

モバP「もう大体散ってるけど?」

早苗「そういうのは雰囲気よ!葉桜も酒のつまみになるって」

モバP「結局それかい!もう予約待ちでいっぱいなんだけど!?周子や薫やかな子やキャシーや美世やレナさんや泉や唯達も連れてけって言うし!」

ちひろ「あ、じゃあ私も予約で」

紗枝「うちとももう一回行こな♪」

モバP「花見の予約が繰り返される、まさに無限ループ!?」

早苗「お、来た来たって・・・あれ?プロデューサー君のは?」

モバP「俺の注文したのは時間かかるから先食べてて下さい」

ちひろ「・・・何注文したんですか」

モバP「マストレさんおすすめメニューってやつ?」

紗枝「トレーナーはん達もここ来よるん?」

モバP「姉妹揃って来るそうだ。本当に時間かかるみたいだから先どうぞ」

ちひろ「じゃあ食べちゃいましょうか」

早苗「冷めちゃうしね」

紗枝「ほな、いただきます♪」

早苗「(ちゃんと頂きますって言う辺り育ちの違いを見せつけられるわ)」

とんかつどないして食べよ・・・

まずそのまま・・・サクッモシュッ・・・あっやらかいなぁ

あぁ♪さっくさくの衣にやらかいお肉からじゅわぁぁって・・・

口の中の香ばしい香りがまたええ感じに食欲を掻き立ててくれはる・・・はふっ・・・ん、ご飯と食べると丁度ええ感じやなぁ

次はお塩とれもんやろか?

はむっ・・・サキュッ・・・お塩がお肉の甘みを引き立ててくれて最後にれもんがさっぱりと引き締めてくれはる

さっぱりしてるさかいとんかつだけで食べはるならこっちの方がええかもなぁ

最後は大根おろしとお醤油でいただきまひょ

もぐっんっ・・・

あら、お塩とれもんよりもあっさりしてはるわぁ

お醤油の塩気があるんやけど豚の脂も大根おろしがまろやか~にしてくれはる

ええ塩梅にお肉のくどさを吸って美味しいわぁ

ちひろ「2人共このお塩使ってみます?」

紗枝「ええのん?」

ちひろ「意外と多めにあるので」

早苗「あたしカツ丼だからねぇ」

紗枝「ほなうちの一枚いります?」

早苗「本当?じゃああたしのとんかつ一枚あげるわ」

結局3種類とも食べてしまうんやなぁ

モバP「(俺のはまだか・・・早く!何か食べないと!このままでは!飢え死にしてしまう!)」

特別なお塩・・・どないなんやろ?

サクッ!

苦み?酸味?色んな味のするお塩やなぁ

やらかいとんかつを噛んでいくとじわぁぁって塩味が広がって・・・

ふー・・・ふー・・・コクッ・・・はぁ、お味噌汁落ち着くわぁ

大根のお漬物とご飯で箸休め・・・ポリッ、甘めで美味しい♪

かつ丼のかつ・・・醤油出汁のあまーいええ香り

もにゅっ・・・ん!お出汁と豚の美味しさが衣とふんわりした卵に染みてる染みてる!

噛むと口いっぱいにお出汁が広がるんやけど卵がお醤油のお出汁をしっかりと包んどるなぁ

はふっはふっ・・・濃いめの味でご飯が美味しいってええなぁ♪

<オマタセシマシター

モバP「来たか!」

紗枝「あ、プロデューサーはん・・・の・・・」

ドンッ!

・・・あらー?うちの目おかしいなったんやろか?

早苗「なぁにこれぇ?」

モバP「これがここの名物・・・」

モバP「特大ジャンボトンカツよ!!」

紗枝「うちの目おかしいなったん?」(ゴシゴシ)

ちひろ「大きさおかしいでしょ!何でご飯茶碗とお味噌汁のお椀とソース2種類の小皿にお漬物の小鉢の乗ったお盆よりもとんかつ1枚のお皿の方がおっきいの!?」

モバP「通常のとんかつの2倍の長さに分厚さは1.5倍という超巨大とんかつだ!」

紗枝「うちやったら1切れでお腹いっぱいになりそうやわぁ」

モバP「分厚いのは伊達ではないぞ。当然意味がある」

紗枝「どないな意味があるん?」

モバP「食べてみるか?端っこの小さな部分なら食えるだろう」

モバP「これにな、わさびを塗るんだよ」(ヌリヌリ)

わさびで食べるん?

モバP「(ヌリヌリヌリヌリヌリ)」

塗りすぎちゃう?幸子はんが食べる罰ゲームみたいやで?

ちひろ「紗枝ちゃんに何食べさせようとしてるんですか!」

モバP「違うって!本当にこれくらいわさび塗った方が美味いんだって!騙されたと思って」

早苗「・・・前にプロデューサー君に騙されてランドセル背負わされたことあるんだけど」

紗枝「・・・プロデューサーはん?」

ちひろ「うわぁ・・・」

モバP「止めて!あれ先方の指定だから!俺の趣味じゃねぇから!!」

ほんまに美味しいんやろか?

わさびたっぷり付けてしもて・・・

端っこ言うても一口でちょっとしか口に入らへん

サクッ・・・んんっ!

紗枝「ごっつぅ美味しい!」

早苗「嘘っ!?そんなにわさび付けてるのに?」

紗枝「全然辛くあらへん」

辛くあらへんのにわさびの風味はふわぁーって広がってくるなぁ

こんなに分厚いのにお肉もやらかくてさくさくの衣ともっちりしたお肉にわさびの風味で思ったほど油っこくあらへん

モバP「分厚い分当然肉汁も多いのだがわさびは肉の油を中和してくれるんだ」

モバP「そしてわさびのツーンとした成分も油分で中和されるからツーンとした辛味もなくなってわさびの風味だけ残るという寸法よ」

紗枝「はえー・・・」

まぐろのお刺身にわさびみたいなもんやろか?

ちひろ「でもそれ全部わさびで食べるんです?」

モバP「まさか!」

モバP「まずはそのまま、次に塩とレモンで。和風ドレッシングのサラダや漬物で箸休めしてウスターソースでご飯と一緒に」

モバP「サラダ食ってわさびで1切れ食べてとんかつソースを染みさせてご飯を頬張りつつ最後にからしをちょんと付けてターンエンド」

ちひろ「早っ!」

おそーす・・・これやろか?

ちょろっとだけ・・・はふっ・・・

お醤油よりちょっと酸っぱい?あ、せやけど美味しい!

からしを少しだけ・・・んっけほっ!

ちょっと付けすぎたやろか?せやけどこっちもわさびとはまたちゃう風味がしてて

ご飯と一緒に・・・はふぅ

紗枝「ご馳走様どす」

早苗「はーっお腹いっぱいだわ」

モバP「午後からもレッスンだからしっかり動いてもらいますよ」

ちひろ「プロデューサーさんも午後から営業ですよ。しっかり動いてもらいますね」

モバP「・・・もう今日は休みでいいんじゃあないかな?」

紗枝「はいはい、そないなこと言わんと午後からもお気張りやす」

モバP「へいへい。そいじゃま、お仕事頑張りますか」

ちひろ「(紗枝ちゃんの言うことは聞くのね)」(ヒソヒソ)

早苗「(しっかり手綱握られてるわね)」(ヒソヒソ)

モバP「そこぉ!聞こえてるんだよぉ!!」

紗枝「ふふっ」

うちも午後からのレッスンしっかりして・・・ちょっと食べ過ぎてしもたなぁ

こないお腹ぽんぽんで動けるやろか?

モバP「今日のレッスンは確か2人ともマストレさんだな」

早苗「マジ?」

モバP「マジです」

・・・花より団子、うちもプロデューサーはんのこと言えまへんなぁ




おわり?

とんかつアイドル 小早川

平日は副業疲れであんまり書けないなぁ
おまけ2つはまた明日にでもゆっくり書くとします

お休みなさいませ

おまけ1 紗枝めし!箸休め【原田美世とハムカツ編】




楓 比奈「「わーはっはっはー!」」

チンッ!ごっきゅ!ごっきゅっ・・・ドン!

楓 比奈「「麦茶だこれー!!あーっはっはー!!」」

美世「・・・」

あぁどうしてこんなことに・・・

あたしはシンデレラガール受賞のお祝いにたまには~って思って付き合ってみただけなのに・・・

亜里沙「オラオラ、もっと飲めウサー」(グイグイ)

みーんなお酒でブレーキ壊れちゃってる上に・・・

亜里沙「ほらほら飲めウサー!」(グイグイ)

時子「・・・」

まさか時子さんの家に連れていかれるとは思わなかった・・・

というか亜里沙さん止めて!怒ってるから!絶対怒ってるから!!火にガソリン注いでるみたいなもんだから!!

楓「シンデレラガールのお祝い、楽しんでれら?ふふふ~」

比奈「いやぁ~、アタシがまさか上位に食い込むとは思わなかったッス」

楓「比奈ちゃんは元々可愛いんだから~。もっとおめかしするべきなのよ~♪雛人形みたいに・・・んふっ」

比奈「それ子供の頃から言われてるッスよ~」

亜里沙「ウフフフフフ~んんんふふふふ~」

のあ「(グビッ)」

時子「・・・」

一部の温度差!凄い!運転する前と後のエンジンくらいの温度差があるよ!

美世「のあさん大丈夫ですか?さっきから全く無表情ですけど?」

のあ「問題ないわ。楽しんでる。ただ・・・」

美世「ただ?」

のあ「今宵の宴にきょーじるにはあなたには速度が足りゅいない。駆け上がる峠の坂道を唸りゅような咆哮をあげることも下るぅ峠を無心に走る無謀さも感じられない」

何言ってるのかまるで意味が分からない!何となくあたしに合わせようとしてくれてるのは分かるけど呂律が回ってないのかちょっと音程とかおかしいし!

誰か!誰かブレーキ役来て!!

時子「・・・」

いつ暴走するか分かんない面子に時子さんの怒りメーター降り切れないようにしないと・・・

楓「あら~?おつまみがないです~」

比奈「何か買って来るッスか?何がいいッスか?ヒック」

楓「う~ん・・・ハムカツ~♪」

比奈「この時間だとコンビニにも多分もう無いッスよ?」

楓「えぇ~やだやだ~!ハムカツ食べたーい!!」

比奈「いやぁ~誰か作ってくれない限り無いッスって・・・」

楓 比奈「「(チラッ)」」

わざとらしい!!

時子「あ?」

亜里沙「ほら、もっと飲むウサー。ウサコのお酒が飲めないウサー?」

亜里沙さんそろそろ止めないと鞭飛んでくるから!

楓「時子ちゃ~んおねが~い。ハムカツ作ってー」

時子「は?調子に乗るんじゃないわよ。自分の感情も制御出来ないのはゴミだと教わらなかったかしら?」

楓「ぶーぶー!時子ちゃんが歯向かって来るー。ハムカツだけに・・・ふふっ」

のあ「楓、そんなんじゃダメよ」

楓「じゃあこの気持ちをどうすれば・・・」

のあ「もっとこう媚びるように・・・」

のあ「作ってにゃん☆彡」

のあさぁぁぁぁん!!!いつものクールビューティーっぷりはどうしたの!?

楓「にゃん?」

のあ「にゃん」

楓 のあ「「にゃん♪」」

時子「・・・」

絶対怒ってるこれ!何の感情も読み取れないのが逆に怖い!ウィンカー出さない前の車以上に怖いって!

時子「・・・チッ」(スタッ)

美世「えっ?時子さんどこに?」

時子「キッチンよ。戻るまでそこの相手してなさい」

そこの・・・相手?

楓「にゃん」

のあ「にゃんぱすー」

比奈「あーっひゃひゃひゃー」

亜里沙「全然飲んでないうさ!もっとグイグイ行くウサー!」

美世「・・・」

えっ、無理・・・

~数十分後~

美世「うぅ・・・」

楓さんとのあさんは何言ってるか分かんないし、比奈ちゃんには色んなとこスケッチされるし、亜里沙さんはグイグイ慣れないお酒飲まされるし・・・

車で送迎係で飲めない理由作って来た方が良かった・・・

時子「出来たわよ」

楓「わ~♪」

あ、いい匂い・・・

ハムカツと・・・豚の角煮?あとお吸い物?

のあ「(もぐっ)」

早い・・・

あたしも・・・サクッ!

揚げたてサクサク~♪中の塩味と胡椒の香りがするぷりっぷりした分厚ーいハム!

プチッってする脂身がまたいい食感のアクセントになっててあ~、これお酒に合う!

ソースとからしを付けるとまたくぅ~!美味しい!メンテ終わった後にビールと一緒に食べたい!

美世「すっごく美味しい!」

時子「黙って食べなさい」

角煮は・・・はふっはふっ・・・

うわっ!これも美味しい!ギュッと噛めるのにその噛んだ一瞬でとろっとろに溶けちゃう!

甘辛い醤油味がじゅわぁぁぁって口の中いっぱいに広がってコクッ・・・ぷはぁ!

うぅ・・・ちょっと飲み過ぎたかも?

このお吸い物何だろ?

ふー・・・ふー・・・ズズッ

はぁ、しじみとわかめのお吸い物だぁ!

しかも卵でとじてあるからふんわりしてて美味しい!

確かしじみって二日酔い防止に良いんだっけ?

あれ?時子さんって意外と家庭的で優しい?

楓「はぁ~♪幸せ~♪」

のあ「(モグモグモグモグモグモグケホッモグ)」

比奈「時子さんうちの嫁に来ないッスか?」

時子「品の無い奴はお断りよ」

亜里沙「これでまだまだいけるウサ」

な、なんとか落ち着いたかな?

時子さんも怒ってないみたいだし、やっぱり運転も飲み会も安全が一番!!

~翌日~


時子「時子の部屋のお時間よ。今日も可愛らしい数名が私の暇つぶしに付き合ってくれるわ」

楓「や、やめ・・・うっぷ」(グルングルン)

比奈「許し・・・うっぷ」(グルングルン)

亜里沙「ヴざー・・・」(グルングルン)

のあ「・・・」(グルングルン)

美世「・・・」

あぁそうだった。今日時子の部屋の収録だったっけ?

不正解だと座ってる椅子が360度回転するんだけど正解かどうかは全部時子さんが判断するという時子さん絶対君主制のクイズバラエティ・・・

時子「昨日散々私の部屋で暴れ散らかした豚共にお仕置きするのは気分がいいわ(ニヤァ)」

滅茶苦茶怒ってた!今日この時の為に我慢してただけだったよ!

時子「開幕だけど今日は気分がいいから全員回転」

美世「えっ?」

時子「(ポチッ)」

美世「いやぁぁぁぁぁ!!」(グルングルン)

ってあれ?峠攻めてる時より全然楽だ

あ、そう思ってるとちょっと楽しいかも!

楓 比奈 亜里沙「「「(チーン)」」」

二日酔いの身体にはきついかもね・・・

のあ「・・・」(グルングルン)

のあ「・・・」(グルングルン)



おまけ1おわり

おまけ2 紗枝めし!箸休め【榊原里美とカツサンド】


お腹減ったなぁ・・・

今日は朝から収録やったのにお米炊いとらへんかったさかいお煎餅少し齧っただけやったさかいなぁ

里美「ほわぁ~」

紗枝「里美はんどないしはったん?」

里美「甘い物不足です~。今日は朝から忙しくて~」

モバP「いや、お前確か朝いっつもシロップたっぷりパンケーキ食ってるとか言ってなかったっけ?」

里美「そうだったんですけど~、たまには私もお米を食べようと思ったんですけど~。お米とシロップは合いませんでした~」

モバP「何にでもシロップかけるのやめんか!」

ちょっと想像してしもうたなぁ・・・あきまへんわ

モバP「ん~・・・んじゃあ少し早いが昼にするか。近くに珈琲店があるからそこなら甘い物もあるし食事もある程度出来る。確か芳乃とゆかりもそこで一日仕事体験だったから様子も見れるし」

紗枝「ほなそないしまひょか」

里美「わ~い」

モバP「その代わり次の収録があるから食べ過ぎないようにな」

里美「は~い」

紗枝「はいな」

うちらは知るやろう

ほんまの絶望っちゅうんは希望の中から生まれるっちゅうことを

この時まだうちらは知る由も無かった

~店内~

<イラッシャイマセー
<ワイワイガヤガヤ
<プックス!

芳乃「いらっしゃいませー」

紗枝「あら、可愛らしいメイドはん」

芳乃「紗枝さんに里美さんとそなたー。いらっしゃいませでしてー」

モバP「おう、様子見に来たけどどうだ?」

芳乃「ゆかりさんがー・・・」

モバP「ゆかりが?」

芳乃「どうやら注文を覚える時に鼻歌で覚えていたようなのですがー」







ゆかり『ふんふふふーふんふふーふんふふふーん♪・・・あれ?この後のメロディ何でしたっけ?』






芳乃「という具合にー」

モバP「何やってんのあの子!?」

紗枝「ゆかりはんらしいなぁ。ふふっ」

里美「ほわぁ~甘い匂いがしますぅ~」

芳乃「そうでしたー。それではこちらの席にー」

モバP「そいじゃま、俺は・・・」

<チーリユクトモニミレンナドー

モバP「んあ?緊急用のエマージェンシーコール?」(ピッ)

モバP「もしもし?・・・は?森久保がロッカーから出られなくなった?」

乃々はん何してはるん?

モバP「・・・ちょ、ちょっと待ってて」

モバP「紗枝、俺の分このカツサンドとこいつとたっぷりブレンドコーヒーで頼む。あとカツサンドにからしは入れてくれ。ちょっと外で話してくるわ」

紗枝「はいな」

タッタッタッタ・・・

さて、うちはどれに・・・こういうお店も中々来ぉへんさかいなぁ

里美「~♪」

紗枝「里美はんは決めはったん?」

里美「はい~。これがおすすめですよぉ~」

今ごっつお腹減っとるさかい足らへんかもなぁ

せや、プロデューサーはんかつさんど頼んではったしうちもそれにしよ♪

紗枝「うちも決まったさかい店員はん呼びまひょか」

里美「はい~」

ポーン

モバP「ふぅ、やれやれ」

里美「お帰りなさ~い」

モバP「あぁ。ところでお前ら何頼んだんだ?」

里美「私はこれです~」

モバP「まぁ里美ならこれ頼むだろうな」

紗枝「うちはプロデューサーはんとお揃い♪」

モバP「は?え?」

紗枝「?」

うち何かまずいこと言うたやろか?

モバP「紗枝って此処来たことなかったっけ?」

紗枝「うちは初めてやけど?」

モバP「(あれ?前に一緒に来たの誰だっけ?未央か?周子だったか?みちるだったかも?)」

紗枝「?」

ゆかり「お待たせしました。あれ?紗枝ちゃん?里美ちゃん?プロデューサーさん?」

モバP「様子見に来たけど苦戦してるみたいだな」

ゆかり「暗記は少し苦手で・・・」

紗枝「ゆかりはんもメイドはん似おうとるえ」

里美「フリフリで可愛いです~」

ゆかり「紗枝ちゃんも着てみます?」

紗枝「うちはもう着たことあるさかいなぁ」

モバP「もう一度着てみるか?機会があれば」

紗枝「ふふっ、機会があらはったらね」

ゆかり「あ、忘れてました!ご注文のブレンドコーヒーとミルクティーです」

モバP「注文忘れちゃ駄目だろ」

ゆかり「あとは豆菓子です」

紗枝「・・・豆?」

ゆかり「はい!豆です」

・・・ほんまに豆や

それも節分なんかで食べるような・・・

紗枝「この豆なんなん?」

モバP「知らん、何か付いてくるからポリポリ食ってる」(ポリポリ)

ポリッ・・・

ん~、どこまで行っても豆の味やなぁ

芳乃「ご注文のーカツサンド2つでしてー」

ドンッ

紗枝「・・・」

モバP「この店はメニュー表よりも意外とデカいんだよ。言ってなかった俺も悪かったが」

いや・・・それにしても大きいあらへん?

モバP「食えなくなったら俺が食うからいいよ」

紗枝「すんまへんなぁ」

あ~・・・ん~・・・大きいさかいちょっとしか齧れへんなぁ

ザクッ・・・

あら美味しい!あむっ、あふっ・・・むぐむぐ

ふわっふわのぱんに熱々の揚げたてのじゅーしーなとんかつ

しゃきしゃきした千切りのお野菜と合わさってぼりゅーみーやわぁ

またあむっ・・・このおそーすとからしがまったりしてて・・・はむっ・・・

・・・全然減らへん

芳乃「こちらシロノワール3つでしてー」

ドンッ

紗枝「むぐっ!?」

里美「わ~い来ました~♪」

モバP「ミニの方もあったのに。そんなにお腹減ってたのか?」

紗枝「まさかこない大きいとは・・・」

ぱんにそふとくりーむにさくらんぼとしろっぷ・・・

これってはよ食べなあかんやつとちゃうん?

里美「シロップねろねろ~」

紗枝「ああやって食べるん?」

モバP「別にああやってもいいし切れてるから一切れずつ垂らしてもいいし付けなくてもうまいぞ」(モグモグ)

まずはそのまま・・・あむっ

ん、ほのかーに甘いぱんやなぁ

お外はさっくり中はふんわりした

あいすを付けて・・・はむっ・・・

んっ、冷やこい!

せやけどあいすのとろ~っとした甘さが絡まって美味しい♪

最後にしろっぷをとろ~り

あ、甘い・・・

すっきりした甘さやのうてほんまにどろどろの甘さやわ

あ、せやけどこーひー飲んだら丁度ええ感じやろか?

こくっ・・・ふぅ・・・

あ、こういう時の為の豆なんやろか?ポリッ

むぐむぐ・・・

はむっ・・・

もぐもぐ・・・

あ、あいすが溶けた時用のすぷーんなんやな・・・あむっ

紗枝「・・・全然減らへん」

モバP「多分普通の人でも多いと思うぞ。あとは食うから」

紗枝「ほなお願い・・・」

・・・!?

これうちの食べかけっちゅうことは・・・

紗枝「やっぱりうちが食べます!」

モバP「お、おい無茶するなって」

紗枝「無茶ちゃいます(///)」

里美「あ、紗枝ちゃんそのシロップ貰っていいですかぁ?」

紗枝「かめへんよ」

里美「わ~い!ねろねろ~」

紗枝「うぅ・・・」

里美「大丈夫ですか~?」

モバP「無茶しやがって・・・」

紗枝「へ、平気どす・・・」

モバP「今は、な」

モバP「この後の収録忘れてないだろうな?」

紗枝「あ・・・」












時子「今日も時子の部屋のお時間よ」

紗枝「」

~一方その頃~


未央「本日の放送!パーソナリティは本田未央と!」

李衣菜「多田李衣菜と!」

ロッカー「も、森久保乃々でお送りしますけど~」

未央「・・・何でロッカーなの?」

李衣菜「何か出れなくなったからラジオだしそのまま出そうって。正にロッカーだね!」

ロッくぼ「ロッくぼですけどー」




おわり

月末の楓さんからドリフの紗枝はんの次にとときんガチャとかこれが人間のすることかよぉぉぉ!!

というわけで見てくださった方々 楽しみにしてくださってる方々ありがとうございます

次回は・・・きのこの天敵?

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