安部菜々「あ…危うく歳をとるところでした…」 (23)

千川ちひろ「大変ですプロデューサーさん!まゆちゃんが誘拐されました!」

モバP「…っ!…?」

ちひろ「喜ぶか悲しむか本気で悩まないでくださいよ!」

モバP「でもなんでまゆなんですか?」

ちひろ「16歳だからです」

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モバP「まゆって16歳だったんだ…」

ちひろ「そうですよ…」

モバP「まゆが16歳であることと今回の誘拐に関係は?」

ちひろ「今からおよそ300年ほど前からこの季節になると16歳の少女が神隠しに会うんです」

モバP「300年…神隠しにどう対抗しろってんですか」

ちひろ「いえ、犯人は誰かわかってるので急ぎましょう」

モバP「いえ、じゃないですよたぶん!誰かわかってるなら誘拐される前に対策してくださいよ!」

ちひろ「ちなみに犯人は菜々さんなので。行きますよ!」

モバP「ど…どこに…」

2017/5/14(日)00:00AM

ちひろ「とりあえずは関東周辺の空港をみましょう」

モバP「関東ってどれくらいあるんだろ」

ちひろ「羽田と成田を見ておけばなんとかなりますよ」

モバP「限定的すぎる…」

ちひろ「関東には12個くらい空港があるそうですね」

モバP「多いのか少ないのかわからん…」

空港

ちひろ「へぇーここが空港ですか…受付とか飛行機とか一杯ありますね」

モバP「ですね」

ちひろ「あっ!あれは!まゆちゃんと菜々さん!」

モバP「なんか世間話してるだけじゃないですか…誘拐なんて聞いて驚いて損しました」

ちひろ「いえ!だめですよ!手なんか握ってますよあの二人!だめですよ!そういうのは!」

モバP「駄目じゃないですか!なんでもっと厳しくいってなかったんですか!高校で付き合っても受験が忙しくてどうせ別れるんですから!」

ちひろ「それはプロデューサーさんの仕事ですよ!ってもう乗り込んでる!」

モバP「あっ俺も乗ります!」

ちひろ「そんなバスみたいなノリで…」

モバP「ちひろさんもはやく!」

ちひろ「乗れてる…」

ちひろ「ていうかプロデューサーさん…よく出国できましたね」

モバP「俺をなんだと思ってるんですか?」

機内

ちひろ「しかしどこにいくんでしょうか…」

モバP「この飛行機はハワイ行きらしいですよ」

モバP「急いで飛行機に乗ったからまゆを見失ってしまった…」

ちひろ「機内の乗客に迷惑をかけるわけにいきませんから降りるまで待ちますか…」

モバP「ですね」

ハワイ

モバP「捕まえたぞ!」

安部菜々(17.9)「な!何をするんですかプロデューサーさん!」

佐久間まゆ「そうですよプロデューサーさん…いきなりJKを羽交い締めにするなんて許されませんよ?」

ちひろ「そうですよプロデューサーさん!はやく菜々さんを離してあげてください!」

モバP「くっ…多勢に無勢とはこのことか…」

菜々(17.91)「ほら!行きますよ!まゆちゃん!」

ちひろ「なに逃がしてるんですか!追いますよ!」

モバP「悔しい…」

船内

モバP「どこの船内ですかここは」

ちひろ「日付変更線の近くの島にいくやつです」

モバP「日付変更線…?」

菜々(17.92)「ウサミン星人一生の不覚…」

モバP「菜々さんはなんで日付変更線の近くにいこうと…?」

まゆ「それはまゆが教えます」

まゆ「菜々さんは…最期の日をできるだけ長く過ごしたかったんです…」

まゆ「昨日突然『次の日が一番遅く来る日付変更線の近くにある島に一緒に来てください!』って…」

モバP「そんな理由があったなんて…」

ちひろ「そうですよね…17歳最期の日ですもんね…」

菜々(17.93)「はい…まゆちゃんには酷いことをしたと思ってます…」

まゆ「まゆはそれなりに楽しかったですよぉ?」

菜々(17.94)「まゆちゃん…」

モバP(ちひろさん…日付変更線のどっちがわにいればいいんですか…?)

ちひろ(多分東だと思いますけど…)

モバP「安部さん!プロデューサーとしてアイドルの願いは可能な限り手伝わせてもらいます!」

菜々(17.95)「プロデューサーさん…!」

モバP「ウサミンさんは17歳最期の日かもしれませんが…絶対忘れられない日にして見せます!」

ちひろ「さすがプロデューサーさんですね」

そんなこんなでモバP一行は日付変更線の近くにある島で日付変更線を越えて遊んだり、バーベキューしたり、原住民と遊んだりして忘れられない一日を過ごした

日付変更線の近く

菜々(17.96)「不思議ですね…」

モバP「アナベナさんでも不思議に思うことがあるんですね」

菜々(17.97)「それはちょっと期待しすぎですよ!」

モバP「でもそれくらい菜々さんを信用してるんです。で、不思議ってなにがですか?」

菜々(17.98)「この線の先はもう5月15日で菜々は18歳になってるんだなぁ…って思ったんです」

モバP「そうですね…」

菜々(17.99)「もう…こっちがわも15日になっちゃいますね…」

モバP「…」

菜々(17.999)「でも菜々はなんとしてでも17歳のままでいますよ!」ガバッ

まゆ「きゃぁ!プロデューサーさん…!助けてください!」

モバP「な…なにをする!」

菜々(17.9999)「今こそ復活の時!」ピカァァァァァァ

モバP「ま…眩しい!」

ちひろ「あ…あれは!」

モバP「あの二人に何が起こってるんですか!」

ちひろ「伝承によると17歳で居続けるために18歳になったかならないかのギリギリなところで16歳と合体する人がいるそうなんです!」

モバP「な…なんで!」

ちひろ「本人いわく足して2で割ってまた17歳だって…!」

モバP「くそっ…ウサミンめ…大事なことをひた隠しにしやがって…!」

ちひろ「あぁ!光と共に発生したくもが晴れていきます…!」

菜々「ふふふ…」シュウウウウ

モバP「まゆが…消えた…!」

ちひろ「遅かったみたいですね…惜しい人をなくしました…」

菜々「まゆちゃんには触媒になってもらいました…ナナの若さのために…!」

まゆ「あの…まだいるんですけれども…」

モバP「まゆ!生きていたのか!」

菜々「酵素は反応を促進させても変化前と変化後で変化がありませんからね…ククク…」

モバP「くっ…良心的なのかどうなのかわからねぇ…!」

菜々(34)「プロデューサーさん!今年も17歳のナナのプロデュース!お願いしますね!」

菜々(34)「って老けてる!」

終わり

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