妲己「久しぶりねぇん、ハンバーグ師匠」 (16)
ハンバーグ師匠「よう妲己!! この王宮も変わらねえな!!」
妲己「懐かしいわねん……数年前までわらわと一緒に王宮にいたわねん」
ハンバーグ師匠「懐かしいな!! 確かあの時は……」
紂王『ハンバーグ師匠……なんだこれは』
ハンバーグ師匠『熱々の鉄板だ!! これで処刑するぜ!!』
梅伯『……』
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ハンバーグ師匠『それでは熱々の鉄板ジョーク100g!!!』
ハンバーグ師匠『ハンバーグ、貧しい民にはお金を配るんだ。 金額は1129円』
ハンバーグ師匠『そう、1129(いい肉)だ!!』
デエエエエエエエエエエエエエエエエエエエン!!!
ハンバーグ師匠『バンバアアアアアアアアグ!!!!』
ジュウウウ!!!
梅伯『ぐわあああああああああ!!!』
妲己「それで……また王宮に戻って来た理由はなんなのかしらん」
ハンバーグ師匠「……ハンバーグ、母ちゃんに言われちまったのさ。 あんたもそろそろ仕事に就きなさいって」
ハンバーグ師匠「そう……定職(定食)にね」
デエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエン!!!
ハンバーグ師匠「バンバアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアグ!!」
妲己「……」
妲己「ハンバーグ師匠……あなたがここで働きたいのは分かったわん」
妲己「でも……本当の目的があるんじゃないのん?」
ハンバーグ師匠「……小沢さんを返してくれ」
妲己「……?」
小沢『妲己を見た人はおかしくなるって……?』
小沢『だったら小沢が妲己をおかしくしてやるよ』
ハンバーグ師匠「そう言って小沢さんは帰ってこなかった……」
ハンバーグ師匠「そこでだ妲己……俺がお前に貢ぎ物を三つやる」
妲己「貢ぎ物……?」
ハンバーグ師匠「ああ、それを気に入ったら小沢さんを返してくれ」
妲己「……分かったわん、じゃあその貢ぎ物を見せてん」
ハンバーグ師匠「じゃあ……」
ハンバーグ師匠「……アツアツの鉄板ジョーク100g!!!」
紂王「……は?」
ハンバーグ師匠「ハンバーグの友達、太公望の親が殺されちまった」
ハンバーグ師匠「慰めてあげようと思ったけど……かける言葉が見つからなかった」
ハンバーグ師匠「かけてやりなよ……デミグラス」
デエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエン!!!
ハンバーグ師匠「バンバアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアグ!!」
妲己「……」
ハンバーグ師匠「ん? どうした妲己。 クレソンって本当にあるんですかみたいな顔しやがって」
紂王「ふざけるな!! 妲己はそんな顔はしていない!! 帰れ!!」
妲己「待って紂王さま、まだ二つ目の貢ぎ物を見てないわん」
紂王「妲己……」
妲己「早く二つ目の貢ぎ物を見せてん」
ハンバーグ師匠「よーしいいだろう!! 二つ目の貢ぎ物……」
ハンバーグ師匠「アツアツ鉄板ジョーク200g!!!」
紂王「」
紂王「妲己!! こんな男の戯言など聞く必要はない!!」
妲己「ねぇハンバーグ師匠」
ハンバーグ師匠「なんだ妲己」
妲己「わらわも面白い熱々の鉄板ジョークを思いついたんだけど……聞いてくれるかしらん」
ハンバーグ師匠「え、でもまだネタの途中……」
妲己「妲己っ」
喜媚「喜媚のっ」
妲己・喜媚「昼食ばんざい!!」
妲己「さーて、今日はハンバーグをつくるわん。 まずは美味しそうな挽肉を用意します」
妲己「そしてなんだかんだで……」
妲己「ハンバーグができちゃった!!」
デエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエン!!!!
ハンバーグ師匠「俺がハンバアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアグ!!」
「昼メシだ、小沢」
小沢「えー……ハンバーグ嫌いなんだよなぁ」
小沢「でも今日は12月25日……イエスの日にノーとは言わせない」
小沢「……いただきます!!」
バクバク
小沢「……」
小沢「潤ちゃあん……」ポロッポロッ
その日、ハンバーグ師匠の魂魄が封神台へと流れたという。
小沢「潤ちゃんが死んだ? 勘違いしないでほしいね」
小沢「潤ちゃんは今でも生きてるよ……俺の腹の中でね」
ハンバーグ師匠「甘ーーーーーーーーーーーーくない!!!」
終わり
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