【ミリマス】未来「個性って一体なんだろう？」

静香「い、いきなりどうしたのよ未来……」

未来「ねぇ静香ちゃん！個性って何だと思う？」

静香「そんなこと突然言われても……」

未来「私いま気づいちゃったんだけど、アイドルに個性って重要だよね！？」

静香「まぁそうだと思うけど……今更？」

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未来「どうしよう！私の個性って何！？」

静香「え……笑い方、とか？」

未来「でへへ～。そうかなぁ？」

未来「……って、これって個性なの？」

静香「そうじゃない？私その笑い方をしてる人って未来しか知らないもの」

未来「う～ん……あっ！じゃあ逆に静香ちゃんの個性って何？」

静香「それ、本人に聞くの……」

未来「頑固なところかな？」

静香「……」

未来「う、嘘っ！や、やっぱり綺麗な歌声とか、真面目なところとかかな！」

静香「め、面と向かって言わないでよ……」

未来「う～ん、そう考えるとやっぱり私の個性って弱い気がする……」

未来「……よし！静香ちゃん、私ちょっと調査してくるね！」

静香「えっちょっと未来！？」

静香「……行っちゃった」

…………

……

…

未来「あっ！まつりちゃーん！美也ちゃーん！」

まつり「ほ？未来ちゃんが走ってくるのです」

美也「そんなに急ぐと転んでしまいますよ～」

未来「私二人に聞きたいことがあるんです！」

美也「おや、なんでしょう～」

未来「私の個性ってなんだと思いますか？」

まつり「未来ちゃんは笑い方がかわいいと思うのです」

美也「そうですね～とっても素敵だと思いますよ～」

未来「でへへ～そうですか～！？」

未来「……って、それ静香ちゃんにも言われました！」

未来「もっとこう、そう！インパクトのある個性が欲しいんです！」

まつり「いんぱくと、なのです？」

未来「こう、ガツーン！！みたいな！」

美也「ガツーンですか～」

未来「まつりちゃんの姫キャラとか、美也ちゃんのおっとり系とか、そういうのです！」

まつり「未来ちゃん、姫はキャラじゃなくて素なのですよ？……ね？」

美也「私だって素早いときもありますよ～？」

未来「難しいなぁ～。……うん、もっと調査します！ありがとうございました～！」

まつり「み、未来ちゃん……？」

美也「あっという間に行ってしまいましたね～」

未来,おまえは濃い方だよ....
一旦乙です

>>1
春日未来(14)Vo
http://i.imgur.com/yiAsprq.jpg
http://i.imgur.com/mYK4J9g.jpg

最上静香(14)Vo
http://i.imgur.com/xwths3z.jpg
http://i.imgur.com/Czn3H0B.jpg

>>5
徳川まつり(19) Vi
http://i.imgur.com/nC8gxdQ.jpg
http://i.imgur.com/Wx2AUVz.jpg

宮尾美也(17) Vi
http://i.imgur.com/4igCYB6.jpg
http://i.imgur.com/aopijsM.jpg

…………

……

…

瑞希「個性、ですか」

未来「はい！瑞希ちゃんも麗花ちゃんも個性の塊！って感じがします！」

麗花「個性か～、あっ、確かに内臓には自信があるかも♪」

瑞希「自分で言うのもなんですが、最近はクロスワードを解くスピードに磨きがかかってきました」

未来「う～ん？なんか違うような……？」

未来「えっと、それで！私の個性ってなんだと思いますか？」

瑞希「……春日さんは、何事も楽しめるところが長所だと思います」

麗花「うんうん♪いっつもぶわーって感じなのが偉いと思うよ！」

未来「ぶわーって楽しむ……」

未来「分かるような分からないような……」

瑞希「春日さんは十分個性的だと思うのですが」

未来「そうですか～！？」

未来「……でも、春日未来と言えばこれ！みたいなのが欲しいんですよね～」

未来「とにかく！もっと個性について調べてきます！ありがとうございました！」

麗花「行ってらっしゃ～い♪」

…………

……

…

未来「……ということなんですけど！」

志保「……」

杏奈「……」

茜「おぉーっと！！よくぞその質問を茜ちゃんにぶつけてくれたね！」

茜「茜ちゃんと言えば個性！個性と言えば茜ちゃん！ニッポンが生んだクイーン・オブ・個性になんでも質問しちゃっていいよ！！」

未来「茜ちゃん師匠！個性ってなんなのか教えてください！」

茜「うむ！まずは茜ちゃんだけど茜ちゃんは茜ちゃんであること自体が個性だからな～」

茜「しほりんと杏奈ちゃんを例に挙げた方がわかりやすいかもね！」

茜「まずしほりんはズバリ『ツン系クールキャラ』！」

志保「……」

茜「おぉっとぉ……すごい冷たい視線を感じるけど茜ちゃん気にしないよ！」

茜「ストイックな性格と秘めたるパッションは男子のハートを鷲掴み！その一方で乙女チックな趣味……」

志保「茜さん」

茜「あ、杏奈ちゃんはやっぱり『ギャップ萌え』かな！」

茜「茜ちゃんたちが普段のオフモードを知ってるからだけど、ステージでのビビッドモードは落差がすごいよね！」

未来「ツン系クールキャラにギャップ萌え……ふむふむ」

杏奈「未来…………なんで………そんなこと調べてるの……？」

未来「なんでって、やっぱりアイドルにとって個性って大切かなって」

志保「……キャラクターなんかよりもパフォーマンスで勝負すべきだと思うけど」

未来「それもそうだけど……やっぱり春日未来！っていうものが欲しいんだよね～」

茜「うんうん！このアイドル戦国時代、よりファンを増やすにはまず知ってもらうことが重要だからね！」

志保「……」

茜「な……茜ちゃん今のは変なこと言ってないと思うんだけど……」

志保「……別に、なんでも」

杏奈「……茜さん、未来の個性は……？」

>>9 画像ありがとうございます～

茜「う～んやっぱり元気なところとか笑い方とか色々あるけど……」

茜「やっぱり『巻き込み力』じゃないかな！？」

未来「マキコミリョク？」

茜「分かりやすく言うと、周りを巻き込みながらどんどん進んで行く台風みたいってことだね！」

志保「単に自由奔放と言えないこともないけど……」

未来「なるほど～マキコミリョクですか～」

茜「まぁなにはともあれ茜ちゃんを見習うのが一番手っ取り早いんだけどね！」

志保「……」

杏奈「……」

茜「……」

…………

……

…

百合子「個性っていうのは設定だよ！」

未来「設定？」

千鶴「……！」

百合子「重厚な物語には深甚な設定がつきもの……アイドルだってそうだよ！」

未来「よくわかんないけど……そうなんですか千鶴さん？」

千鶴「そ、そうですわね！高貴なる人間には相応の背景が伴うものですわ！」

未来「なるほど～」

百合子「千鶴さんだっていいとこの令嬢だからこそキャラが立ってるでしょ？」

未来「そっか！千鶴さんと言えばザ・セレブですもんね～！」

千鶴「その通りですわ！おーっほっほ！！　おーーーっほっほっげほっゴホッ」

未来「じゃあ百合子は？」

百合子「私？私はやっぱり読書かな？」

千鶴「……百合子はたくさん本を読んでいるお蔭で知識や発想力が際立っていますわ」

百合子「ま、まぁ本ばっかり読んでたせいで人見知りが最近まで治らなかったんですけど……」

未来「……そうすると私は何だろう？」

未来「趣味と言っても髪留め集めたり歌ったりすることくらいだし、家庭環境も普通だし、設定らしい設定って……」

千鶴「これまでに色々聞き込みをしてきたのでしょう？」

未来「あ、はい。笑い方とか、何事も楽しむとか、マキコミリョクとか……」

千鶴「マキ……？」

千鶴「……でも、それだけたくさんの長所が挙がるのが未来の魅力だと思いますわ」

未来「魅力……？」

百合子「主人公が秘められた自分の力に気付かないなんて物語の王道ですからね！」

千鶴「そ、それはよくわかりませんが……」

千鶴「言ってしまえば、無意識にたくさんの魅力を振りまけるのが未来の個性ですわ」

未来「でへへ～そんな風に言われると照れちゃいます～」

千鶴「それに、色んな人に聞き込みをしているのは未来がそれだけ他の人を尊敬しているからでしょう」

千鶴「……素直であろうと意識をする必要はないけれど、それはきっと個性に繋がりますわ」

百合子「深いですね……さすが淑女……」

未来「うん、ちょっとだけ分かってきたかも！」

未来「千鶴さんありがとうございましたー！百合子もー！」

…………

……

…

未来「静香ちゃーん！」

静香「あ……未来、おかえり。調査はどうだった？」

未来「うん！色んな人に色々聴いてきたよ！」

静香「へぇ。それでなんだって？」

未来「えっとね……」

P「二人でなんの話してんだ？」

未来「あっ、おはようございまーすプロデューサーさん！」

静香「プロデューサー、お疲れ様です」

P「あぁ、お疲れ」

未来「私たち今、個性について話し合ってたんですよ～」

P「個性？」

静香「未来が急に個性って何って騒ぎだして、劇場の色んな人たちに聴いて回ってたらしいんです」

P「ははぁ、また唐突な……」

P「で、その結果は？」

未来「それがですね～……あ！その前にプロデューサーさんにも訊いておこうっと！」

未来「私の個性ってなんだと思いますか？」

P「そうだなぁ未来は……うん、へ……変わった笑い方がかわいいな」

静香「それはさっき私も……」

未来「でへへ～そうですかぁ？」

静香「！？」

P「で、どうだったんだ？」

未来「そうですね～皆に訊いて回ったんですけど～」

未来「やっぱり、私は私でいるのが一番かなって！」

静香「……それって答えなの？」

未来「う～ん、個性っていうのもいろいろ難しくて～」

未来「皆色々考えてたり考えてなかったり、意識してたり意識してなかったりするんですけど～」

未来「でも、皆が皆それぞれの『個性』を持ってるって思うと、このままでいいかなって思うんです！」

未来「だから私は、春日未来のままでいることに決めました！」

P「まぁ、楽観的なのも未来の個性かな」

静香「……個性ってなんなの……？」

End

じゃなかった、乙です

あんまなかったかな
もっと普通の女の子してる春香さんが初期からいるし、アホの子ネタもＲカードからあったし
こんなかんじで本人はたまに悩んでるかもしれないが、周りでそう思ってる人は少なかったのでは

【ミリマス】未来「個性って一体なんだろう？」

【ミリマス】未来「個性って一体なんだろう？」 (52)

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