モバP「喜多見柚との」柚「ゆず~いひと時♪」 (22)

のんびりと書いていきます

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テクテク...


P「はぁ~、やっと外回りが終わった...」

P「最近は気温が高くなってきてるから早いとこクールビズにならないかな...」


ガチャッ


P「ただいま戻りま...あれ?」


柚「くぅ...くぅ...」


P「柚...」


柚「くぅ...くぅ...」


P「こいつめ、俺のイスで寝やがって...」


柚「んっ...」

喜多見柚(15)
http://i.imgur.com/P9Hw27Q.jpg
http://i.imgur.com/3DT75NT.jpg

http://i.imgur.com/UAFpUst.jpg
http://i.imgur.com/fDVtSqm.jpg

P「こら柚、起きろ、こんなところで寝るな」ユサユサ

柚「ん~...」

P「柚、柚ってば」

柚「うーん、あとごふん...」

P「ダメだっての、ったく...よいしょっと」


ヒョイッ


柚「んっ...」

P「寝るならこっちのソファーで寝ろ、椅子じゃ寝にくいだろ」

柚「うわぁ~...Pサンに誘拐される~...たすけておまわりさ~ん...」

P「人聞きの悪いこと言うんじゃありません」

柚「えへへ...でもお姫様だっこは悪くないね、くるしゅうないぞよ~...」

P「へいへい、それじゃお姫様、しばらくここで寝ててくださいね」

柚「は~い...♪」

P「...やれやれ」

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P「......」カタカタ...


柚「ふわぁ~あ...」

P「おっ、起きたか」

柚「うん♪あー、よく寝た!」

P「うむ、それは結構」

柚「最近はあったかいから昼間から眠くってさー」

P「あー、わかるわかる、昼飯食べたあととかは特に眠いな」

柚「だよねー、だからついついPサンのイスで寝ちゃった♪」

P「なんで俺のイスなんだよ...」

柚「ん~、本当はPサンの膝で寝ようと思ったんだけどいなかったから...その代わり?」

P「なんだそりゃ」

柚「えへへ♪Pサンお仕事中?」

P「まあな」

柚「そっか、じゃあ静かにしてないとね」

P「......」カタカタ...

柚「......」ジー...


P「...柚」

柚「なに?」

P「...近い、そんなに真正面から見られると仕事がしにくい」

柚「えー?」

P「もう少し遠くへ行きなさい」

柚「ぶー!」

P「ぶーじゃない、ほら行った行った」

柚「ちぇー、けちー」

P「おいおい、そんなに拗ねることないだろ」

柚「だってさー...」

P「なんだ?」

柚「Pサンのお仕事してるとこさ、もっと見てたいんだもんっ」

P「俺の仕事してる所?」

柚「そーそー♪Pサンがカタカタやってたり、電話してるとこ!」

P「おもしろくないだろ、そんなの」

柚「そうかな?柚はね、結構好きだよ、Pサンのそういうとこ見るの」

P「へぇー、なんでだ?」

柚「うーんとね...ほら、Pサンが一生懸命お仕事してるのって、柚たちのためでしょ?」

P「まあな」

柚「ってことはさ、Pサンが頑張ってくれればアタシたちいろんなお仕事ができるっ!」

柚「穂乃果チャン、忍チャン、あずきチャン、それからもちろんアタシもいっしょに4人でいーっぱいいろんなことができる♪」

柚「つまり、トップアイドルへの道の始まりはPサンのカタカタとお電話から!それがわかってるから、アタシはPサンが頑張ってる姿を見るのが好きなんだよっ♪」

P「柚...お前そこまで...」ジーン...

柚「...っていうのが表向きの理由かな~?」

P「表向き!?なんだよ本音じゃないのかよ...」

柚「いやいや、そんなことないよ、少なくともアタシたちがお仕事できるのはPサンの頑張りがあるんだってのはちゃんとわかってるし」

P「へいへい、そりゃどーも」

柚「あっ、なんか返しが雑ーっ!」

P「だってせっかく柚がいい事言ってるなと思ったのに...」

柚「へーイ!柚は毎日いい事言ってるでしょー?」

P「...ヘレンさんのマネか?」

柚「えへへ、似てる?」

P「うーん、微妙だな」

柚「むぅ~...」

P「んで、俺の仕事を見るのが好きな本当の理由はなんなんだ?」

柚「ん~、それはねぇ...」



柚「...やっぱカッコいいなって思うからだよ、Pサンの一生懸命なとこ♪」ペロッ

------



P「おっと、もうお昼か」

柚「あー、お腹減ったー...」

P「俺もだよ、今日はどこにするかな...」

柚「Pサンはいつもどこでご飯食べてるの?」

P「日によって違うけど近所のお店だよ」

柚「ねえねえ、今日は柚もいっしょに付いて行っていい?」

P「高いお店とかじゃないぞ?」

柚「えへへ、いいよ別に」

P「...じゃあ、いっしょに行くか」

柚「やたー!柚が仲間にくわわったっ♪」ギュッ

P「こらこら、そんなに引っ付くなって」

柚「まあまあ、よいではないかよいではないか♪」

P「...まったく」

柚「んで、どこにするの?」

P「そうだな、定食屋にでもしようかなと思ってるんだけど...」

柚「おー、いいねいいね♪んじゃレッツゴー!」

------



ガラガラ...


「いらっしゃーい」


P「おっ、ちょうどテーブル席が空いてるな」

柚「おー、これも柚の日頃の行いがいいからだねー」

P「まっ、そういうことにしとくか」

柚「そうそう、そうしとこっ♪」

P「んで何にする?」

柚「んー、Pサンのおすすめってある?」

P「そうだな、この店とこのミックスフライ定食が好きかな」

柚「じゃあアタシもそれにするっ」

P「了解、すみませんミックスフライ定食二つで」


「あいよ、ミックスフライふたつね!」


柚「Pサン、お水持ってきたげるよ」

P「おっ、サンキュー」

「おまちどうさま、ミックスフライ定食ね」


柚「おぉー、おいしそーっ」

「お嬢ちゃん可愛いから、コロッケおまけしといたよ」

柚「ホント?ありがとねおじさんっ♪」

P「よかったな柚」

柚「うん、早く食べよっ」

P「うむ、それじゃ...」


P・柚「いただきますっ」


柚「ではでは、まずはこのメンチカツをば...はむっ」

P「どうだ?」

柚「んん~♪おいしいっ!おいしいよおじさん!柚がこのミックスフライ定食に五つ星評価をあげちゃうっ」

「はっはっは、ありがとよお嬢ちゃん」

柚「Pサンいつもこんな美味しいとこでご飯食べてたの?ずるいなー」

P「ふふん、プロデューサー特権だ」

柚「むむむー!じゃあ柚はアイドル特権ね、今度からは時々でいいから柚も連れていくことっ♪」

P「おいおい、あんまり油物ばっかり食べてると太るぞ?」

柚「ちっちっちー♪アタシはちゃんと真面目にレッスンしてるから太らないのだ~」

P「それもそうか...まあ、スケジュールが合えばまた連れてきてやるよ」

柚「うん、それでいいよっ!はむっ♪」


P(本当に美味そうに食べるなぁ...あんなに美味しそうに食べてもらったんじゃお店の人も喜ぶだろうな)


柚「あれ、Pサン食べないの?食べないならそのヒレカツ柚にチョーダイ♪」

P「ダーメーだ!ヒレカツは一番楽しみにしてるんだから」

柚「ちぇ、おねだり失敗♪」

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ガラガラ...


「ありがとうございましたー」


柚「ふぃー、満腹満腹♪」

P「美味しかったろ?」

柚「うん!ねえ約束だよ?また連れていってね?」

P「わかってるって」

柚「えへへ、じゃあ指切り♪」

P「おいおい、そこまでしなくてもちゃんと連れて行くぞ?」

柚「まあいいじゃん、しようよ、ほーら♪」

P「はいはい」

柚「ゆーびきーりげーんまん!はい約束っ♪」

P「うむ、約束したぞ」

柚「えへへ、ねえPサン、この後ってやっぱり忙しい?」

P「この後か?まあ仕事はあるけど急ぎのは午前中に終わらせたからそこまで忙しいってわけでは...」

柚「じゃあさ、ちょっと寄り道してから帰ろうよ」

P「寄り道?どこにだ?」

柚「えへへ、まあまあいいから♪」


------



柚「とーちゃーくっ♪」

P「なーんだ、どこに行くのかと思ったら公園か」

柚「えへへ、ここアタシのお気に入りなんだ、よく来るんだよ」

P「へぇー、そうなのか?」

柚「そーそー、休みの日にはフリスクのみんなを連れてきてバドミントンやったりね」

P「なるほどな」

柚「あとはね、あれあれ!あのベンチ!」

P「あのベンチがどうした?」

柚「ちょうどこのくらい時間になるといい感じで暖かいんだよー、お日様が気持ち良くて眠くなっちゃうんだー♪」

P「おいおい、仮にもアイドルなんだから公園のベンチで居眠りなんかしたら...」

柚「だいじょーぶだって、さすがにそこまで気を抜いたりしないから」

P「本当か?」

柚「ホントホント、それよりさPサンもいっしょに座ろうよ、絶対気に入ると思うからサ♪」


------



P「あー...」

柚「どう?」

P「うん、これは...ヤバイな...」

柚「ヤバイっしょ?」

P「昼飯を食べたあとだから余計にかな...まったりする...」

柚「だよねー...」

P「なんかもう...仕事したくなくなってきた...」

柚「わかるわかる、ずーっとこのままのんびりしたくなってくるよねー...」

P「だな...あー、何もかも忘れてこのままここでひなたぼっこをしてようかな...」

柚「うん...名案...」


P「はぁ...」

柚「はぁ~...」


------



P「......」ボケー

柚「......」ボケー




P「...はっ!いかん、ついついのんびりしすぎた...」

P「急ぎの仕事はないってのは本当だけど、仕事がないってわけじゃないんだ...」

P「柚、そろそろ...」


柚「......」コテン


P「柚?」


柚「くぅ...くぅ...」


P「こいつめ、また寝てるのか...」


柚「んにゅ...」


P「まったく...さっきも人の椅子で勝手に寝てると思ったら...今度は人の肩を枕にして...」


柚「んっ...」


P「...まっ、もうちょっとだけのんびりしてくか」

P「あふっ...しかし...眠い...」

柚「んっ...」パチッ

柚「あれ...?寝ちゃってた...?」

柚「Pサン、今何時...」


P「すぅ...すぅ...」


柚「ありゃりゃ、Pサン寝ちゃってる...」


P「すぅ...すぅ...」


柚「...Pサンの寝てるところって初めて見たかも」

柚「...えへへ♪」

柚「もう~、しょうがないなぁPサンは♪」

柚「アタシには寝るなって言ってたくせに自分が居眠りしちゃうなんて~」


P「んんっ...」


柚「......」ジーッ


チュッ


柚「へへ♪」ピトッ

柚「おやすみ~...」


------


Prrrrrrr♪


P「ん~...」


Prrrrrrr♪


P「んっ...?」パチッ


Prrrrrrr♪


P「電話...?」

P「って、あれ!?寝てたのか!?」

P「しかももう3時じゃないか!ゆっくりしすぎた!」


Prrrrrrr♪


P「げっ、ちひろさんからだ...しかも結構着信があったっぽい...」

P「は、はいもしもし...Pですが...」

P「あー、ちょっと昼飯を食べに外出してたところで...」

柚「んん~...」パチッ

柚「...Pサン?」


P「いえ、違うんですちひろさん...事情があって連絡が遅れてしまって...」


柚「...あらら?ちょっと寝すぎたかな?」


P「い、いえ!サボりだなんてそんな...」


柚「...ふふーん♪」キラーン


P「すみません、すみません、とにかくすぐに戻りま...」

柚「ちひろさーん、あんまりPサンのこと怒らないであげてっ」

P「ゆ、柚?お前いつの間に起きて...」

柚「Pサンはね、柚といっしょにいてくれたんだよ、日頃がんばってるから柚がゴホービにデートしてあげてたんだ♪」

P「ゆ、柚!」

柚「今回はちょっとのんびりしすぎちゃっただけだからさー、まあ許してあげてっ♪」

P「ち、ちひろさん!い、今のはですね...ち、違います!い、いっしょにいたことは本当ですけど...」

------


テクテク...


P「はぁ...」

柚「大丈夫?」

P「大丈夫じゃないかも...」

柚「ちひろさん怒ってた?」

P「そりゃな...」

柚「大変だねぇ」

P「半分くらいはお前のせいだ!この~!」ワシャワシャ...

柚「うひゃあ~!髪の毛はダメだってば~!」

P「なんて言えばいいんだ...」

柚「まあまあ、元気出してよ、柚もいっしょに謝ってあげるからサ♪」

P「...よし、こうなったら!」

柚「こうなったら?」

P「営業で培った俺の謝罪を見せてやる!」

柚「おー、その意気その意気!なんとかなるよっ♪」

P「柚にも協力してもらうからな、覚悟しろよ?」

柚「はーい、えへへへ♪」

P「さて、早いとこ事務所に帰るか」


ギュッ


P「んっ?」

柚「えへへ、どうせなら手を繋いでゆっくり行こうよ」

P「でも早く帰らないと...」

柚「まあまあ、焦ったってしょうがないし、柚もいっしょに怒られてあげる♪」

P「柚...」

柚「ねっ?」

P「...ったく」ギュッ

柚「えへへへ♪」



P「...のんびり行くか」

柚「うん!ゆる~く、ね♪」



おわり

駄文失礼しました~
タイトルに違わずゆる~くゆず~くしてるだけの話になりました
柚は前から書いてみたい子だったので書けてよかったです
にしてもタイプ別で5位に入ってるのはとても驚きました
はたしてどうなることやら
ではまた~

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